JPS6054247B2 - 光学ガラス - Google Patents
光学ガラスInfo
- Publication number
- JPS6054247B2 JPS6054247B2 JP12204978A JP12204978A JPS6054247B2 JP S6054247 B2 JPS6054247 B2 JP S6054247B2 JP 12204978 A JP12204978 A JP 12204978A JP 12204978 A JP12204978 A JP 12204978A JP S6054247 B2 JPS6054247 B2 JP S6054247B2
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- JP
- Japan
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- glass
- devitrification
- tendency
- optical glass
- refractive index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/062—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
- C03C3/064—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
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- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、屈折率ndが1.68乃至1.84と大きく
、且つアツベ数νdが22乃至32と小さい、高屈折率
高分散の光学性能範囲にある光学ガラスに関する。
、且つアツベ数νdが22乃至32と小さい、高屈折率
高分散の光学性能範囲にある光学ガラスに関する。
従来上記した如き光学性能を具備する光学ガラスは、T
iO2を多量に含有する珪酸塩ガラスで作成されて来た
。
iO2を多量に含有する珪酸塩ガラスで作成されて来た
。
しかしながら、多量のTIO。を含有するガラスは、失
透傾向が極めて大きく、これを量産するには不適である
。上記の欠点を改善するために、TiO2の増量に伴つ
て、アルカリ金属酸化物を増量せしめることが知られて
いるが、アルカリ金属酸化物を上記失透性が改善される
まで増量すると、本発明が得んとする高屈折率高分散の
光学的性能範囲は得られなくなり、その上ガラJスの化
学的耐久性、機械的強度が劣化し、加えて熱膨張係数が
大きくなる。また同様の目的でNb2O5とかTa。O
、等を導入せしめたガラスも公知である。即ち例えば、
特開昭48−34913号公報に示されるものは、Nb
。05あるいはTa、qを導入し7て、屈折率の低下及
び失透を改善せんとしている。
透傾向が極めて大きく、これを量産するには不適である
。上記の欠点を改善するために、TiO2の増量に伴つ
て、アルカリ金属酸化物を増量せしめることが知られて
いるが、アルカリ金属酸化物を上記失透性が改善される
まで増量すると、本発明が得んとする高屈折率高分散の
光学的性能範囲は得られなくなり、その上ガラJスの化
学的耐久性、機械的強度が劣化し、加えて熱膨張係数が
大きくなる。また同様の目的でNb2O5とかTa。O
、等を導入せしめたガラスも公知である。即ち例えば、
特開昭48−34913号公報に示されるものは、Nb
。05あるいはTa、qを導入し7て、屈折率の低下及
び失透を改善せんとしている。
このようにNb2O5あるいはTa2O5を導入すると
、失透傾向を大きくすることなく、高屈折率となすこと
はできるが、これを高分散とするためには多量のTiO
2あるいはHoを含有せしめねばなりらず、しかも失透
傾向は量産に適する程度迄には改善されず、加えてPb
Oを含有せしめた場合には、失透析出温度が低温側へ拡
大し、プレス加工時における加熱程度でも失透を生じる
し、加えて熔融時には強い黄色の着色を呈することが判
つ5た。また、特公昭51−27450号公報に示され
るものは、Nb2O5を含有する硼珪酸塩ガラスとする
ことによつて失透傾向を改善せんとしているが、この内
本発明が得んとする光学性能範囲に属するガラスは、N
b7O5と多量のTiO2とを含有するもので、ブレス
加工時に極めて失透し易い欠点を有するものであること
が判つた。本発明は、これら従来の欠点を除去し、前記
した光学的性能範囲の高屈折率高分散で、量産可能な光
学ガラスを得んとすることを目的とするものである。
、失透傾向を大きくすることなく、高屈折率となすこと
はできるが、これを高分散とするためには多量のTiO
2あるいはHoを含有せしめねばなりらず、しかも失透
傾向は量産に適する程度迄には改善されず、加えてPb
Oを含有せしめた場合には、失透析出温度が低温側へ拡
大し、プレス加工時における加熱程度でも失透を生じる
し、加えて熔融時には強い黄色の着色を呈することが判
つ5た。また、特公昭51−27450号公報に示され
るものは、Nb2O5を含有する硼珪酸塩ガラスとする
ことによつて失透傾向を改善せんとしているが、この内
本発明が得んとする光学性能範囲に属するガラスは、N
b7O5と多量のTiO2とを含有するもので、ブレス
加工時に極めて失透し易い欠点を有するものであること
が判つた。本発明は、これら従来の欠点を除去し、前記
した光学的性能範囲の高屈折率高分散で、量産可能な光
学ガラスを得んとすることを目的とするものである。
本発明に係る光学ガラスは、SiO2−TjO2一Nb
2O5−Na2O及びまたはK2O系のガラスを基礎と
して、これにBPO4及びまたはAl(PO3)3をそ
の範囲を限定して導入することにより、高屈折率高分散
で、しかも失透傾向が極めて小さく、化学的耐久性及び
機械的強度に優れ、しかも好適な熱膨張係数を有し、更
に着色のない、量産可能なものである。
2O5−Na2O及びまたはK2O系のガラスを基礎と
して、これにBPO4及びまたはAl(PO3)3をそ
の範囲を限定して導入することにより、高屈折率高分散
で、しかも失透傾向が極めて小さく、化学的耐久性及び
機械的強度に優れ、しかも好適な熱膨張係数を有し、更
に着色のない、量産可能なものである。
本発明に係る光学ガラスは、重量%において、下記の組
成より成る。
成より成る。
即ち、である。
次に、各成分並びにその重量%を上記範囲に限定した理
由を詳述する。
由を詳述する。
SiO2は、化学的耐久性を増し、機械的強度を増強し
、加えて熱膨張係数を良好にするためのものであるが、
その含有量を10%より少なくすると、上記性質を示す
効果は著しく低下する上に、失透傾向が増大し、またこ
れを35%より多くすると、本発明が目的とする光学的
性能に達し得なくなるので不適当である。
、加えて熱膨張係数を良好にするためのものであるが、
その含有量を10%より少なくすると、上記性質を示す
効果は著しく低下する上に、失透傾向が増大し、またこ
れを35%より多くすると、本発明が目的とする光学的
性能に達し得なくなるので不適当である。
TiO2は、その含有量を15%より少なくすると、上
記本発明が目的とする光学的性能範囲に達することが不
能となり、不適当となり、また45%より多くすると、
急激に失透傾向が増大すると共に、着色が著しくなるの
で、不適当である。
記本発明が目的とする光学的性能範囲に達することが不
能となり、不適当となり、また45%より多くすると、
急激に失透傾向が増大すると共に、着色が著しくなるの
で、不適当である。
Na2O及びK2Oは、上記光学的性能範囲を得る上に
おいて、またガラス融液の粘度を調整する上において、
両者を同時に、あるいは単独で加えることを要するもの
であつて、Na2O+K2Oの範囲をその調整上20〜
30%とすることを要するものである。BPO4とAl
(PO3),は、TiQ,及びNb2O5の含有量が多
く、SiO2及びアルカリ金属酸化物の含有7量が比較
的少ないガラスにおいて、失透防止剤として著しく有効
に作用するものであるが、これらの単独成分あるいは、
合量が1%より少ないと、その効果は殆ど得られず、こ
れが30%より多くなると失透傾向が逆に増大するので
、不適当であ)る。
おいて、またガラス融液の粘度を調整する上において、
両者を同時に、あるいは単独で加えることを要するもの
であつて、Na2O+K2Oの範囲をその調整上20〜
30%とすることを要するものである。BPO4とAl
(PO3),は、TiQ,及びNb2O5の含有量が多
く、SiO2及びアルカリ金属酸化物の含有7量が比較
的少ないガラスにおいて、失透防止剤として著しく有効
に作用するものであるが、これらの単独成分あるいは、
合量が1%より少ないと、その効果は殆ど得られず、こ
れが30%より多くなると失透傾向が逆に増大するので
、不適当であ)る。
このとき、BPO4及びAl(PO3)3は、夫々最高
30%及び11%まで導入することができる。Nb2O
5は、TiO2を多量に含有するガラスにおいて、その
失透傾向を抑制しつ)、上記ガラスを高屈折率高分散と
することができるものであるが、これを11%より少な
くすると、その効果は極めて薄くなり、これを40%よ
り多くすると、失透傾向が増大する上に、低分散となる
ため不適当である。またTa2O5、ZrO2及びWO
3は、上記N■05と置換して夫々15%、5%及び5
%まで導入することができ、これによつて光学的性能を
調整することができる。AS2O3は、消色剤および清
澄剤として有効に作用するものであるため、TiO2の
含有量が多く着色し易いガラスにおいては、必須の成分
であるが、これが0.1%より少なくなると、その作用
が急激に弱化し、またこれを1%より多くすると、失透
傾向が増大するので不適当である。
30%及び11%まで導入することができる。Nb2O
5は、TiO2を多量に含有するガラスにおいて、その
失透傾向を抑制しつ)、上記ガラスを高屈折率高分散と
することができるものであるが、これを11%より少な
くすると、その効果は極めて薄くなり、これを40%よ
り多くすると、失透傾向が増大する上に、低分散となる
ため不適当である。またTa2O5、ZrO2及びWO
3は、上記N■05と置換して夫々15%、5%及び5
%まで導入することができ、これによつて光学的性能を
調整することができる。AS2O3は、消色剤および清
澄剤として有効に作用するものであるため、TiO2の
含有量が多く着色し易いガラスにおいては、必須の成分
であるが、これが0.1%より少なくなると、その作用
が急激に弱化し、またこれを1%より多くすると、失透
傾向が増大するので不適当である。
B2O3,GeO2及びAl2qは、前記したSiO2
と置換して光学性能及びガラス融液の粘度調整のために
、これらを使用することができるが、これらが夫々10
%、10%及び5%より多くなると、失透析出温度が低
温側へ拡大され、ブレス加工時に失透するため不適当で
ある。
と置換して光学性能及びガラス融液の粘度調整のために
、これらを使用することができるが、これらが夫々10
%、10%及び5%より多くなると、失透析出温度が低
温側へ拡大され、ブレス加工時に失透するため不適当で
ある。
上記本発明に係る光学ガラスの成分となる原料は、Sl
O2,TlO2,Nb2O5,Ta2O5,zrO2,
WO3,GeQ,,Al2O3及びAS2O3にあつて
は、夫々の金属の酸化物を使用し、Na2O,K2Oは
、夫々の炭酸塩または硝酸塩を、B2O3は硼酸を、B
PO4,Al(PO3)3は硼リン酸、メタリン酸アル
bミを使用し、これらの混合物を通例のような白金容器
に入れ、1200℃乃至1300℃で熔解、清澄、攪拌
を行ない、適当な温度に予熱された鋳型に注入*して徐
冷することによつて製造できる。
O2,TlO2,Nb2O5,Ta2O5,zrO2,
WO3,GeQ,,Al2O3及びAS2O3にあつて
は、夫々の金属の酸化物を使用し、Na2O,K2Oは
、夫々の炭酸塩または硝酸塩を、B2O3は硼酸を、B
PO4,Al(PO3)3は硼リン酸、メタリン酸アル
bミを使用し、これらの混合物を通例のような白金容器
に入れ、1200℃乃至1300℃で熔解、清澄、攪拌
を行ない、適当な温度に予熱された鋳型に注入*して徐
冷することによつて製造できる。
このようにして製造されたガラスは、殆ど無色で透明度
が高く、しかも化学的耐久性と機械的強度に優れ、膨張
係数が好適のものである。
が高く、しかも化学的耐久性と機械的強度に優れ、膨張
係数が好適のものである。
上記本発明に係る光学ガラスの実施例を、その屈折率N
d並びにアツベ数νdと共に次表に示す。
d並びにアツベ数νdと共に次表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%において、下記の組成よりなる光学ガラス、
SiO_2:10〜35%TiO_2:15〜45% Na_2O:0〜30%,K_2O:0〜30%但し、
Na_2O+K_2O:20〜30%BpO_4:0〜
30%,Al(pO_3)_3:0〜11%但し、Bp
O_4+Al(pO_3)_3:1〜30%Nb_2O
_5:11〜40%,Ta_2O_5:0〜15%,Z
rO_2:0〜5%,WO_3:0〜5%但し、Nb_
2O_5+Ta_2O_5+ZrO_2+WO_3:1
1〜40%AS_2O_3:0.1〜1%B_2O_3
:0〜10% GeO_2:0〜10% Al_2O_3:0〜5%
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12204978A JPS6054247B2 (ja) | 1978-10-05 | 1978-10-05 | 光学ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12204978A JPS6054247B2 (ja) | 1978-10-05 | 1978-10-05 | 光学ガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5551732A JPS5551732A (en) | 1980-04-15 |
JPS6054247B2 true JPS6054247B2 (ja) | 1985-11-29 |
Family
ID=14826334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12204978A Expired JPS6054247B2 (ja) | 1978-10-05 | 1978-10-05 | 光学ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054247B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6234350A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-14 | ブラウプンクト−ヴエルケ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | テ−プレコ−ダ用の制動装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148726A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-12 | Sumita Kogaku Glass Seizosho:Kk | 光学ガラス |
US6605834B1 (en) * | 1999-02-08 | 2003-08-12 | Lg Electronics Inc. | Dielectric for plasma display panel and composition thereof |
EP1236693A1 (en) * | 2001-02-21 | 2002-09-04 | Gemmindustria Gaia Ferrando S.p.A. | A material, particularly for artificial stones of ornamental articles, a process for the preparation of this material and artificial stone made using this process |
DE10133763C1 (de) * | 2001-07-11 | 2002-08-14 | Schott Glas | Bleifreie optische Schwerflint-Gläser |
JP4990805B2 (ja) * | 2001-10-15 | 2012-08-01 | Hoya株式会社 | プレス成形用ガラス素材の製造方法、ガラスプレス成形品の製造方法、ならびに光学素子の製造方法 |
TWI250135B (en) | 2001-10-15 | 2006-03-01 | Hoya Corp | Optical glass, glass material for press molding, optical element, and method of manufacturing same |
JP4904590B2 (ja) * | 2007-06-22 | 2012-03-28 | 清水建設株式会社 | オープンケーソン施工方法 |
JP5545917B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2014-07-09 | 株式会社オハラ | 光学ガラス |
-
1978
- 1978-10-05 JP JP12204978A patent/JPS6054247B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6234350A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-14 | ブラウプンクト−ヴエルケ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | テ−プレコ−ダ用の制動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5551732A (en) | 1980-04-15 |
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