JPS6046189B2 - ジアセトン‐2‐ケトグロン酸の製造方法 - Google Patents
ジアセトン‐2‐ケトグロン酸の製造方法Info
- Publication number
- JPS6046189B2 JPS6046189B2 JP51015360A JP1536076A JPS6046189B2 JP S6046189 B2 JPS6046189 B2 JP S6046189B2 JP 51015360 A JP51015360 A JP 51015360A JP 1536076 A JP1536076 A JP 1536076A JP S6046189 B2 JPS6046189 B2 JP S6046189B2
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- Japan
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- diacetone
- acid
- ketogulonic acid
- sorbose
- tenside
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H9/00—Compounds containing a hetero ring sharing at least two hetero atoms with a saccharide radical
- C07H9/02—Compounds containing a hetero ring sharing at least two hetero atoms with a saccharide radical the hetero ring containing only oxygen as ring hetero atoms
- C07H9/04—Cyclic acetals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25B—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
- C25B3/00—Electrolytic production of organic compounds
- C25B3/20—Processes
- C25B3/23—Oxidation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はジアセトン−2−ケトグロン酸の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
ジアセトンソルボースを含むアルカリ性水溶液中に電
流を通してジアセトンソルボースを電気化学的に酸化す
ることによつてジアセトン−2−ケトグロン酸を製造す
ることは知られている。
流を通してジアセトンソルボースを電気化学的に酸化す
ることによつてジアセトン−2−ケトグロン酸を製造す
ることは知られている。
この方法によつて、アスコルビン酸の製造に当つての価
値ある中間体であるジアセトン−2−ケトグカンが比較
的高収量で得られる。 しカルながら、この既知の方法
には尚いくつかの不利益がある。
値ある中間体であるジアセトン−2−ケトグカンが比較
的高収量で得られる。 しカルながら、この既知の方法
には尚いくつかの不利益がある。
即ち、比較的長期間の操作をする場合には、電流値と物
質量の減少をきたしそして所望の最終生成物の収量を反
復生産的には維持できなくなる。 この既知方法の別の
不利益は、使用したジアセトンソルボースが操作技術的
にかつ経済的に許容される条件下で定量的に酸化されず
そしてある場合には理論値の僅か約20%しか変換され
ないことに見られる。
質量の減少をきたしそして所望の最終生成物の収量を反
復生産的には維持できなくなる。 この既知方法の別の
不利益は、使用したジアセトンソルボースが操作技術的
にかつ経済的に許容される条件下で定量的に酸化されず
そしてある場合には理論値の僅か約20%しか変換され
ないことに見られる。
電解液にニッケル塩を添加することによつて実に良い
結果が得られることは認められるが、この方法の場合に
は、一方では、その陽極の寿命に制限があり、酸化ニッ
ケルの蓄積によつて非常に高張つたものになり、他方で
は、その電解液中に残存している毒性のあるニッケル塩
が排水中に流入するのを防止するのに特別な注意をしな
ければならない。
結果が得られることは認められるが、この方法の場合に
は、一方では、その陽極の寿命に制限があり、酸化ニッ
ケルの蓄積によつて非常に高張つたものになり、他方で
は、その電解液中に残存している毒性のあるニッケル塩
が排水中に流入するのを防止するのに特別な注意をしな
ければならない。
水溶性の共溶媒を添加すると、陰極上の被毒過程を予
防又は遅延しうることは知られている。
防又は遅延しうることは知られている。
へζ一ーインゲニールーテヒニーク(Chemie一I
n朋nieur−Technik:第46巻(1974
)、第569一59頂)には、この目的のために使用で
きる種々の有機溶媒が記載されている。しカルながら、
これらの溶媒を用いて、この発明の方法の範囲に含まれ
るジアセトンソルボースの陽極での酸化をしても、一方
では実質的な改善はなされないし、他方では、高濃度で
添加した溶媒は補足的な工程で、例えば後処理しそして
方法に戻すというふうにして分離せねばならないであろ
う。 この発明は既知方法を改良すべくなされたもので
ある。
n朋nieur−Technik:第46巻(1974
)、第569一59頂)には、この目的のために使用で
きる種々の有機溶媒が記載されている。しカルながら、
これらの溶媒を用いて、この発明の方法の範囲に含まれ
るジアセトンソルボースの陽極での酸化をしても、一方
では実質的な改善はなされないし、他方では、高濃度で
添加した溶媒は補足的な工程で、例えば後処理しそして
方法に戻すというふうにして分離せねばならないであろ
う。 この発明は既知方法を改良すべくなされたもので
ある。
少量のチッサイド(tenside:界面活性剤又はデ
ターゼント)を添加するだけでジアセトンソルボースの
電気化学的酸化の方法が相当に改善されることが見出さ
れた。添加したテンサイドによつて、電極を被毒させる
電解副生物が電極から溶離して、実質的に定常な電流お
よび物質量が得られることは明らかである。更に、驚ろ
くべきことには、その最終生成物がジアセトンソルボー
スを含んでいないということも判明した。また、著しい
量のジアセトンソルボースが存在している場合に必要な
この煩雑な電解溶液の抽出もかくして省略できる。この
ことは操作技術上相当な利益をもたらす。すでに非常に
頻繁に改良された方法が更にこのような簡易な方式をも
つて決定的に改良されようとは予測しえないとであつた
。当初はこのテンサイドを添加しても電解を混乱させな
いということは明確にはされていなかつたが、驚ろくべ
きことには、添加されたテンサイドは明らかに電解副生
物を溶解するか乳化するように作用し、それでジアセト
ンケトグロン酸が水溶液中から殊に純粋な形で沈殿して
くる。即ち、この発明の対象は、0.001乃至1%の
テンサイドの存在下で電解を行なうことからなるジアセ
トンソルボースの水性アルカリ媒体での電気化学的酸化
によるジアセトンー2−ケトグロン酸の製造方法である
。
ターゼント)を添加するだけでジアセトンソルボースの
電気化学的酸化の方法が相当に改善されることが見出さ
れた。添加したテンサイドによつて、電極を被毒させる
電解副生物が電極から溶離して、実質的に定常な電流お
よび物質量が得られることは明らかである。更に、驚ろ
くべきことには、その最終生成物がジアセトンソルボー
スを含んでいないということも判明した。また、著しい
量のジアセトンソルボースが存在している場合に必要な
この煩雑な電解溶液の抽出もかくして省略できる。この
ことは操作技術上相当な利益をもたらす。すでに非常に
頻繁に改良された方法が更にこのような簡易な方式をも
つて決定的に改良されようとは予測しえないとであつた
。当初はこのテンサイドを添加しても電解を混乱させな
いということは明確にはされていなかつたが、驚ろくべ
きことには、添加されたテンサイドは明らかに電解副生
物を溶解するか乳化するように作用し、それでジアセト
ンケトグロン酸が水溶液中から殊に純粋な形で沈殿して
くる。即ち、この発明の対象は、0.001乃至1%の
テンサイドの存在下で電解を行なうことからなるジアセ
トンソルボースの水性アルカリ媒体での電気化学的酸化
によるジアセトンー2−ケトグロン酸の製造方法である
。
好ましくは、テンサイドを0.005乃至0.1%(全
電解溶液に対する重量パーセント)加える。従来までの
通常の方法に比べて、この発明に係る方法は一連の利点
を有する。
電解溶液に対する重量パーセント)加える。従来までの
通常の方法に比べて、この発明に係る方法は一連の利点
を有する。
つまり、ほとんど純粋な水溶液中で操作されるので、電
解セルの組立てに当つて、何ら作業材料の問題も起らな
いし、爆発性の溶媒蒸気の発生を予防する方策も施す必
要もない。他方、生成物は純粋な形で沈殿するので後処
理は考えられる一番簡単な方法で行なうことができて、
毒性のある物質は何ら排水中に残留していないし、これ
らを溶媒の再生のために.後処理する必要もない。この
発明に係る方法に用いられるテンサイドは中性又は両性
であるはかりてなく、陰イオン活性又は陽イオン活性て
あることがてきる。
解セルの組立てに当つて、何ら作業材料の問題も起らな
いし、爆発性の溶媒蒸気の発生を予防する方策も施す必
要もない。他方、生成物は純粋な形で沈殿するので後処
理は考えられる一番簡単な方法で行なうことができて、
毒性のある物質は何ら排水中に残留していないし、これ
らを溶媒の再生のために.後処理する必要もない。この
発明に係る方法に用いられるテンサイドは中性又は両性
であるはかりてなく、陰イオン活性又は陽イオン活性て
あることがてきる。
原則としては、通常のテンサイド全てが使用できる。そ
れ・らはアルカリに対し適当に安定でありそして電気化
学的酸化に不利な影響を及ぼさなけれは望ましい。即ち
、それらは使用条件下でできるだけけ安定でかつ不活性
であるべきである。しかしながら、非常に低濃度のテン
サイドしか必要でないので、その反応進行中である程度
不安定であつても原則として実質的には問題ではない。
当該技術分野の通常の知識を有するものであれば、入手
し得る数々のテンサイドのうちから、単純な日常的な実
験によつて、各場合に最適なテンサイドを見出すことが
できる。反応進行が使用するテンサイドの性質に依存す
る度合が低いので、排水中でのテンサイドの完全かつ迅
速な分解について最適化す”ることは困難なく行なうこ
とができる。中性のテンサイドとしては、例えば、市販
品全て、例えば、脂肪酸ポリグリコールエーテル類、ア
ルキルフェノールポリグリコールエーテル類及び他の非
イオン性若しくは両性のテンサイドが使用される。
れ・らはアルカリに対し適当に安定でありそして電気化
学的酸化に不利な影響を及ぼさなけれは望ましい。即ち
、それらは使用条件下でできるだけけ安定でかつ不活性
であるべきである。しかしながら、非常に低濃度のテン
サイドしか必要でないので、その反応進行中である程度
不安定であつても原則として実質的には問題ではない。
当該技術分野の通常の知識を有するものであれば、入手
し得る数々のテンサイドのうちから、単純な日常的な実
験によつて、各場合に最適なテンサイドを見出すことが
できる。反応進行が使用するテンサイドの性質に依存す
る度合が低いので、排水中でのテンサイドの完全かつ迅
速な分解について最適化す”ることは困難なく行なうこ
とができる。中性のテンサイドとしては、例えば、市販
品全て、例えば、脂肪酸ポリグリコールエーテル類、ア
ルキルフェノールポリグリコールエーテル類及び他の非
イオン性若しくは両性のテンサイドが使用される。
アニオン活性のテンサイドとしては、ソーブ、変性ソー
ブ、アルキルスルホネート類、アルキルアリールスルホ
ネート類並びに別種のアニオン性テンサイドが使用され
る。カチオン活性テンサイドとしては、アミン塩、第四
級アミン塩、フオスフオニウム塩及びスルホニウム塩が
顧慮される。種々のテンサイドの混合物もまた使用され
る。この発明に係る方法は、従来知られている方法同様
、陰極、陽極そしてできれば隔膜を取付けた電解槽中で
行なわれる。
ブ、アルキルスルホネート類、アルキルアリールスルホ
ネート類並びに別種のアニオン性テンサイドが使用され
る。カチオン活性テンサイドとしては、アミン塩、第四
級アミン塩、フオスフオニウム塩及びスルホニウム塩が
顧慮される。種々のテンサイドの混合物もまた使用され
る。この発明に係る方法は、従来知られている方法同様
、陰極、陽極そしてできれば隔膜を取付けた電解槽中で
行なわれる。
電極物質はまた従来使用されている物質であつてよい。
陰極には、ステンレススチール又はモネル(MOnel
)金属が従来から好ましいとされていて、また銀、プラ
チナ及びパラジウムが例示される。同じ物質がまた陽極
として用いられる。しかしながら、この発明の方法にお
いては、他の物質もまた使用でき、その例としては、グ
ラファイト、カーボン、ニッケル、鉄又は焼結した金属
、殊に焼結ニッケルが挙げられ、この発明に係る方法に
てそれらを用いると特に良い結果が得られる。更に、電
解槽は隔膜を含んでいてもよく、これはジアセトンソル
ボース又はジアセトンー2−ケトグ殆ン酸が陰極での反
応に導入されることを防止するためである。
)金属が従来から好ましいとされていて、また銀、プラ
チナ及びパラジウムが例示される。同じ物質がまた陽極
として用いられる。しかしながら、この発明の方法にお
いては、他の物質もまた使用でき、その例としては、グ
ラファイト、カーボン、ニッケル、鉄又は焼結した金属
、殊に焼結ニッケルが挙げられ、この発明に係る方法に
てそれらを用いると特に良い結果が得られる。更に、電
解槽は隔膜を含んでいてもよく、これはジアセトンソル
ボース又はジアセトンー2−ケトグ殆ン酸が陰極での反
応に導入されることを防止するためである。
隔膜としては、電気化学において従来この目的のために
使用されていて、反応液の成分に対して不活性である物
質全でが顕慮される。アルカリに対して安定な合成樹脂
、例えばポリテトラフルオロエチレンの隔膜はよく適合
することが判明している。しかしながら、この発明に係
る方法は、電解槽中で隔膜なしで行なうこともまた好ま
しい。
使用されていて、反応液の成分に対して不活性である物
質全でが顕慮される。アルカリに対して安定な合成樹脂
、例えばポリテトラフルオロエチレンの隔膜はよく適合
することが判明している。しかしながら、この発明に係
る方法は、電解槽中で隔膜なしで行なうこともまた好ま
しい。
この発明に係る方法は連続的に行なうこともできるが、
断続的に行なうのが好ましい。更に、電解液は更に別の
付加物、例えばニッケル若しくは鉄塩を含むこともでき
る。かかる物質の添加は、例えば下イソ連邦共和国公開
公報第1668203号及び同公告公報第241003
4号に記載されている。ジアセトンソルボースは通常水
溶液の形で添加され、反応後の濃度がジアセトンソルボ
ース1e当り約0.05乃至0.8モル、好ましくは0
.1乃至0.5モルに達するようにする。ジアセトンソ
ルボースとアルカリ(通常水酸化ナトリウム)との比は
一般には1対1より少なくないが、反応後がジアセトン
ソルボース1モルに対して水酸化アルカリ金属を1.5
乃至3、好ましくは1.5乃至2モル常に含んでいるよ
うにその濃度を適当に選択する。例えば攪拌又は振動さ
せたりしてよく混合して、反応液中を20乃至70℃、
好ましくは30乃至55℃の温度で、電極表面積Dd当
り0.2乃至101好ましくは0.5乃至5アンペアー
の直流が流れるようにする。
断続的に行なうのが好ましい。更に、電解液は更に別の
付加物、例えばニッケル若しくは鉄塩を含むこともでき
る。かかる物質の添加は、例えば下イソ連邦共和国公開
公報第1668203号及び同公告公報第241003
4号に記載されている。ジアセトンソルボースは通常水
溶液の形で添加され、反応後の濃度がジアセトンソルボ
ース1e当り約0.05乃至0.8モル、好ましくは0
.1乃至0.5モルに達するようにする。ジアセトンソ
ルボースとアルカリ(通常水酸化ナトリウム)との比は
一般には1対1より少なくないが、反応後がジアセトン
ソルボース1モルに対して水酸化アルカリ金属を1.5
乃至3、好ましくは1.5乃至2モル常に含んでいるよ
うにその濃度を適当に選択する。例えば攪拌又は振動さ
せたりしてよく混合して、反応液中を20乃至70℃、
好ましくは30乃至55℃の温度で、電極表面積Dd当
り0.2乃至101好ましくは0.5乃至5アンペアー
の直流が流れるようにする。
そして、電極端電圧が1.8乃至3.へ好ましくは2.
0乃至2.7ボルトに達するようにする。電解の時間は
電流の強さ及び反応させるジアセトンソルボース量によ
つて左右される。理論値百パーセントの推定電流量の場
合には、1モルのジアセトンソルボースの酸化のために
は107.2アンペアー時(A)1)が必要である。原
則として、この発明に係る方法においては、150乃至
300Ahが1モルのジアセトンソルボースの酸化のた
めに使用される。この発明によると、方法条件を最適化
することによつて、高い電流量を得ることができる。電
解した反応液の後処理はそれ自体既知の方法によつて行
なう。
0乃至2.7ボルトに達するようにする。電解の時間は
電流の強さ及び反応させるジアセトンソルボース量によ
つて左右される。理論値百パーセントの推定電流量の場
合には、1モルのジアセトンソルボースの酸化のために
は107.2アンペアー時(A)1)が必要である。原
則として、この発明に係る方法においては、150乃至
300Ahが1モルのジアセトンソルボースの酸化のた
めに使用される。この発明によると、方法条件を最適化
することによつて、高い電流量を得ることができる。電
解した反応液の後処理はそれ自体既知の方法によつて行
なう。
その溶液は、場合によつては予じめ沖過した後および場
合によつては予じめ濃縮した後に5たC乃至−5℃の間
の温度に冷却しそして酸性にした。酸性化のためには、
強い鉱酸、好ましくは濃塩酸を使用しその溶液量を余り
多量に増やさないようにするのが適当である。その溶液
をPH2にするのが適当であり、次いでそれによつて沈
殿するジアセトンー2−ケトグロン酸を沖過又は遠心分
離によつて分離する。このようにして得た生成物は非常
に純度が高いことで特徴ずけられ、それによつてアスコ
ルビン酸合成の殊に価値ある中間体となる。以下この発
明を実施例にて説明する。
合によつては予じめ濃縮した後に5たC乃至−5℃の間
の温度に冷却しそして酸性にした。酸性化のためには、
強い鉱酸、好ましくは濃塩酸を使用しその溶液量を余り
多量に増やさないようにするのが適当である。その溶液
をPH2にするのが適当であり、次いでそれによつて沈
殿するジアセトンー2−ケトグロン酸を沖過又は遠心分
離によつて分離する。このようにして得た生成物は非常
に純度が高いことで特徴ずけられ、それによつてアスコ
ルビン酸合成の殊に価値ある中間体となる。以下この発
明を実施例にて説明する。
実施例1
攪拌装置付のシリンダー状容器(直径12C77!、高
さ19cm)に、シリンダー状ステンレススチールネッ
トを陰極として取付け、その周囲に7悶離して焼結ニッ
ケルプレート(表面積0.05イ)の陽極を取付けた。
さ19cm)に、シリンダー状ステンレススチールネッ
トを陰極として取付け、その周囲に7悶離して焼結ニッ
ケルプレート(表面積0.05イ)の陽極を取付けた。
この容器に130q(0.5モル)のジアセトンソルボ
ースと60y(1.5モル)の水酸化ナトリウムの水溶
液1500m1を供給した。40℃の温度及び電極端電
圧2.4ボルトで、80Ahが反応液中を流れるまで電
解をした。
ースと60y(1.5モル)の水酸化ナトリウムの水溶
液1500m1を供給した。40℃の温度及び電極端電
圧2.4ボルトで、80Ahが反応液中を流れるまで電
解をした。
その後、その反応液をO℃に冷却し、32%塩酸140
−145m1と混合しそして吸引しながら分離した沈殿
物を?別した。氷水200m1で洗浄し室温で乾燥後、
ジアセトンー2−ケトグロン酸124yを得た。これは
使用したジアセトンソルボース量に対し理論値の84.
8%の収率である。実施例2 実施例1と同様の反応バッチによつて、テトラプロピレ
ンベンゼンスルホン酸0.5mtを添加した場合には、
収量132q(理論値の90.4%)であつた。
−145m1と混合しそして吸引しながら分離した沈殿
物を?別した。氷水200m1で洗浄し室温で乾燥後、
ジアセトンー2−ケトグロン酸124yを得た。これは
使用したジアセトンソルボース量に対し理論値の84.
8%の収率である。実施例2 実施例1と同様の反応バッチによつて、テトラプロピレ
ンベンゼンスルホン酸0.5mtを添加した場合には、
収量132q(理論値の90.4%)であつた。
実施例3
実施例1と同様の反応バッチによつて、脂肪酸ポリグリ
コールエーテル1m1を添加した場合には、ジアセトン
ー2−ケトグロン酸収量131.5q(理論値の90.
0%)であつた。
コールエーテル1m1を添加した場合には、ジアセトン
ー2−ケトグロン酸収量131.5q(理論値の90.
0%)であつた。
実施例4
実施例1と同様の反応バッチによつて、ノニルフェノー
ルポリグリコールエーテル0.1qを添加した場合には
、ジアセトンー2−ケトグロン酸収量134.2f(理
論値の92.0%)であつた。
ルポリグリコールエーテル0.1qを添加した場合には
、ジアセトンー2−ケトグロン酸収量134.2f(理
論値の92.0%)であつた。
実施例5実施例1と同様の反応バッチによつて、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.7qを添加した場
合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の収)量は13
0y(理論値の89.0%)であつた。
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.7qを添加した場
合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の収)量は13
0y(理論値の89.0%)であつた。
実施例6実施例1と同様の反応バッチによつて、ナトリ
ウムオレイルメチルタウリド(Tauride)0.3
4yを添加した場合には、ジアセトンー2−ケトグロン
酸の収量は131J(理論値の89.7%)であつた。
ウムオレイルメチルタウリド(Tauride)0.3
4yを添加した場合には、ジアセトンー2−ケトグロン
酸の収量は131J(理論値の89.7%)であつた。
実施例7
実施例1と同様の反応バッチによつて、ジオクチルナト
リウムスルホサクシネート1yを添加した場合には、ジ
アセトンー2−ケトグロン酸の収量は130y(理論値
の89.0%)であつた。
リウムスルホサクシネート1yを添加した場合には、ジ
アセトンー2−ケトグロン酸の収量は130y(理論値
の89.0%)であつた。
実施例8実施例1と同様の反応バッチによつて、パラフ
ィンスルホン酸類のナトリウム塩の混合物1Vを添加し
た場合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の収量は1
29.5y(理論値の88.7%)であつた。
ィンスルホン酸類のナトリウム塩の混合物1Vを添加し
た場合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の収量は1
29.5y(理論値の88.7%)であつた。
実施例9
実施例1と同様の反応バッチによつて、N−セチルーN
,N,N−トリメチルアンモニウムブロマイド0.5y
を添加した場合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の
収量は131.5ダ(理論値の90.0%)であつた。
,N,N−トリメチルアンモニウムブロマイド0.5y
を添加した場合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の
収量は131.5ダ(理論値の90.0%)であつた。
実施例10実施例1と同様な反応バッチによつて、ノニ
ルフェノールポリグリコールエーテル0.02fを添加
した場合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の収量は
138.5g(理論値の95.0%)であつた。
ルフェノールポリグリコールエーテル0.02fを添加
した場合には、ジアセトンー2−ケトグロン酸の収量は
138.5g(理論値の95.0%)であつた。
Claims (1)
- 1 0.001%乃至1%のテンサイドの存在下で電解
を行なうことを特徴とする水性アルカリ媒体中でのジア
セトンソルボースの電気化学的酸化によるジアセトン−
2−ケトグロン酸の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE2505911.4 | 1975-02-13 | ||
DE2505911A DE2505911C2 (de) | 1975-02-13 | 1975-02-13 | Verfahren zur Herstellung von Diaceton- 2-ketogulonsäure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51105097A JPS51105097A (ja) | 1976-09-17 |
JPS6046189B2 true JPS6046189B2 (ja) | 1985-10-15 |
Family
ID=5938715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51015360A Expired JPS6046189B2 (ja) | 1975-02-13 | 1976-02-13 | ジアセトン‐2‐ケトグロン酸の製造方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4008132A (ja) |
JP (1) | JPS6046189B2 (ja) |
BR (1) | BR7600862A (ja) |
CH (1) | CH602783A5 (ja) |
DE (1) | DE2505911C2 (ja) |
DK (1) | DK148886C (ja) |
FR (1) | FR2300824A1 (ja) |
GB (1) | GB1507252A (ja) |
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