JPS6045263A - 合成像複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、強磁性体キャリア占、キャリアとの接触によ
り一定極性に摩擦帯電される第１トナーと、第１トナー
との接触により第１トナーの前記摩擦帯電極性と逆極性
に摩擦帯電されるものの、キャリアとの接触Ｇこよって
は実質同に摩擦帯電されることのｆ、Ｌ　１７′１４２
　トナーとの少なくとも３者の混合物からｆＳる新規ｆ
Ｓ磁性現像剤を用い、２色あるいは単色合成画像を容易
に形成することのできる合成像複写方法に関するもので
ある。

従来技術 近年、情報処理の多様化に応え、合成像複写を可能とす
る複写機、即ち、静電潜像担体表面」二に第１潜像、及
び第１潜像と逆極性の、あるいは同極性ではあるが異ｆ
ｌる電位の第２潜像を逐次、場合によっては同時に形成
し、この様にして合成像として形成された第１、第２潜
像を現像してトナー像化すると共に、トナー像を転写刊
表面へと転写して複写画像を得る形態の複写機が開髭さ
れるに至っている。

そして、前記形態の複写機の１つとして、本発明者らに
より既に、均一帯電された電子写真感光体表面にポジ像
を露光して第１潜像を形成し、引続きネガ像を露光して
第２潜像を形成し、その結果として合成像を形成する方
式の電子写真複写機が発明されている。この本発明者ら
の発明に係る電子写真複写機によれば、特殊感光体、あ
るいはピン電極等を使用せずに合成像の形成が１１能で
あり、しかも、合成像の形成自体も容易に行われるため
、その実用化に関しては極めて有利である。

ところで、前記形態の複写機に関しては、編集、識別等
の目的に応し、第１、第２潜像を各々色調の異なるトナ
ーでトナー像化する必要が往々にして生するか、この場
合、通常２つの現像装置が必要とされることとｔＳす、
その分複写機の大型化が避けられない。このため、この
様な不都合を解消す　、：１す る目的で、即ち、１つの現像装置によって前記茅１、第
２潜像を各々色調の異なるトナーでトナー像化すること
を可能とするために、磁性キャリアと、磁性キャリアと
の接触により各々逆極性に摩擦帯電される、色」Ａ１の
異ｆ、ｆ＞る２種のトナーとの混合物からなる新規な現
像剤を用いることが提案されてはいるか、前記形態の複
写機においてこの現像剤を用いた場合、複写画像中にカ
ブリを生じたり、複写機内に現像剤の粉煙か生じたりす
る弊害が発生することとｆＳす、この現像剤の使用に関
しては、実用−１−大きｔＳ障害かある。

発明の目的 本発明の目的は、前記の如き複写イ幾の大型化を強いる
ことすく、加えて、ｆｆ１ｉ］記の如き弊害を発生させ
ることＩＳ＜、前記形態の複写］幾において第１、茅２
潜像を各々色調の異ｆ、ｆるトナーてトナー像化させ得
る合成像複写方法を提供することにある。

発明の要旨 本発明の要旨は、本発明に係る合成像複写方法′におい
て、第１、郵２潜像の現像の際に、抵抗値ｌＯ７Ωａｎ
以」二、平均粒径２５〜９０μＩｌｌの強磁性体キャリ
アと、キャリアとの接触により一定極性に摩擦帯電され
る抵抗値１０−２Ω６＃７、平均粒径５〜２０　／７１
１１の第１トナーと、ｆＩＳ１トナーとの接触により第
１トナーの前記摩擦帯電極性と逆極性に摩擦帯電さ第１
るものの、キャリアとの接触によっては実質的に摩擦帯
電されることのｆＳい抵抗値１０１２Ｑα以」−１平均
粒径５〜２０μＩＴＩの第２トナーとの少ｔｊくとも３
者の混合物からなると共に、第１．２トナーの少なくと
もいす第１か一方が磁性を有する磁性現像剤が使用され
ることにある。ｆ、（お、本発明者らが解析したところ
によると、既に提案されている前記現像剤を使用した際
に生ずる弊害の発生原因は、削記現像剤中におけるキャ
リア、及びトナーの摩擦帯電自体の不安定性にあること
か確認さ２１ており、本発明はこの解析結果に基づいて
なされたものである。そして、本発明は現像剤中におけ
るキャリア、及びトナーの摩擦帯電を安定化させること
により前記弊害の発生を阻止することを基本とするもの
である。

実施例 第１図は本発明に係る合成像複写方法を実施するだめに
用いられる複写機の一例を示す図面であり、図中矢印（
ａ１方向に回転駆動される電子写真感光体ドラム（１）
は、先ず、第１スコロトロンチヤージヤ（２）により所
定の極性に均一帯電され、続いて、ポジ原稿（３）に対
応する光像、即ちポジ像が光学系（４）を介して逐次露
光される。そしてその結果、感光体ドラム（１）の表面
上に第１潜像が形成される。

この露光の際、前記原稿（３）は感光体ドラム（１）の
回転駆動に同期して矢印ｆｂ１方向へと移動される。

前記チャージャ（２）は、直流高圧電源（２ｂ）に接続
されているコロナ電極（２ａ）と、直流バイアス電源（
２Ｃ）に接続されていると共にコロナ電極（２ａ）と感
光体ドラム（１）との間に設けられているグリッド電極
（２ｄ）とを有しており、感光体ドラム（１）の表面を
グリッド電極（２ｄ）に印加されるバイアス電位と略等
しい電位に均一帯電する。なお、前記第１潜像を形成す
る際に感光体ドラム（１）の表面を均一帯電するチャー
ジャとしては、前記チャージャ（２）の如きスコロトロ
ンタイプのものに限らγしることなく、コロトロンタイ
プのものが使用されても良い。

第２スコロトロンチヤージヤ（５）は、ｉｎｌｎｌ中−
ジャ（２）と同様、直流高圧電源（５ｂ）に接続されて
いるコロナ電極（５ａ）と、直流バイアス電１（５ｃ）
に接続されていると共にコロナ電極（５ａ）と感光体ド
ラム（１）との間に設けられているグリッド電極（５ｄ
）とを有しており、前記の如く形成された第１潜像の背
景部の電位をグリッド電極（５ｄ）に印加されるバイア
ス電位と略等しい電位とする。なお、前記バイアス電源
（５Ｃ）は定電圧ダイオード、放電管、ＺｎＲ等の定電
圧受動素子に置換されても良い。

発光ダイオード（６）は、前記の如く表面に第１潜像の
形成された感光体ドラム（１）の表面にネガ像を逐次露
光して第２潜像を形成するものであり、図示されぬ画像
処理装置より入力される電気信号に応じたネガ像が前設
表面に対して露光される。なお、第２潜像の形成に関し
ては、発光ダイオード（６）に代え、レーザスキャナ、
ＯＦＴ、液晶アレイ等が適宜使用され得るものである。

一方、磁気刷子現像ローラ（７）は、磁性現像剤（Ｄり
を用いて前記第１、第２潜像を磁気刷子現像方式に基つ
き現像するためのものであり、矢印＋ＣＩ方向に低速で
回転駆動される現像スリーブ（７ａ）と、現像剤（Ｄｅ
）を矢印ｆｃ１方向へと搬送すべく矢印（ｄ１方向に高
速で回転駆動される磁気ローラ（７ｂ）とからなる。そ
して、現像スリーブ（７ａ）現像電極として機能するも
のであり、直流バイアス電源（７Ｃ）が接続されており
、現像スリーブ（７ａ）に印加されるバイアス電位に応
じて、第１、第２潜像の各々に対して前記現像剤（Ｄｅ
）中の２種の異なるトナーが選択的に付着される様にな
っている。なお、前記現像剤（Ｄｅ）は、強磁性体キャ
リアと、各々逆極性に摩擦帯電される２種の異なるトナ
ーとの混合物からなるものである。

また、重荷電用コロナチャージャ（８）は感光体ドラム
（１）の表面に付着されたトナーの極性を転写に先立ち
同一極性に揃えるものであり、転写用コロナチャージャ
（９）は、現像の結果得られたトナー像を転写紙表面へ
と転写するものである。そして、このチャージ（９）に
対しては、表面にトナー像の転写された転写紙を感光体
ドラム（１）の表面より分離するための分離用コロナチ
ャージャ（１０）が一体的に取付られている。一方、ク
リーニングブレード（１１）は感光体ドラム（１）の表
面に残留する現像剤をその表面から除去するものであり
、イレーザランプ（１２）は前記表面に残留する電荷を
消去するものである。

ところで、本発明に係る合成像複写方法は、次の各工程
、即ち、 ３．５静電潜像担体表面上に第１潜像を形成する＠１の
工程、 ｂ、静電潜像担体表面上に、第１潜像と逆極性の、ある
いは、同極性ではあるが異なる電位の第２潜像を形成す
る第２の工程、 Ｃ０抵抗値１０７Ωい以上、平均粒径２５〜５０μｍの
強磁性体キャリアと、キャリアとの接触により一定極性
に摩擦帯電される抵抗値１０１２Ωα以上、平均粒径５
〜２０μｍの第１トナーと、第１トナーとの接触により
第１トナーの前記摩擦帯電極性と逆極性に摩擦帯電され
るものの、キャリアとの接触によっては実質的＋ｃ摩擦
帯電されることのない抵抗値１０１２ΩＣＩｎ以上、平
均粒径５〜２０μｉｎの第２トナーとの少なくとも３者
の混合物からなると共に、第１．２トナーの少なくとも
いずれか一方が磁性を有する磁性現像剤を用いて第１、
第２潜像を現像し、各潜像に対して第１、第２トナーを
選択曲にイ」着させてトナー像化する第３の工程、ｄ、
）ナー像を静電潜像担体表面」二から転写材表面・＼と
転写する第４の工程、 を含むものである。そして、このことにより第１、第２
トナーの色調を異ならせるのみで、合成複写町。

能な複写機の大型化を強いることｆ、Ｚ　＜、第１、第
２潜像を各々色調の異なるトナーでトナー像化すること
かできる。またその際、複写画像中にカブリを生じたり
、複写機内に現像剤の粉煙か生じたりする弊害も発生す
ることがｆＳい。

ｆＳおここで、第２トナーがキャリアとの接触によって
実質的に摩擦帯電されぬということは、いわゆるフィル
ム現像帯電量測定方法、即ち、トナナーの帯電極性（キ
ャリアに対する＠２トナーの摩擦帯電極性）とは逆極性
に帯電された絶縁性フィルムの表面を、十分に混合攪拌
された後の酊２トナーとキャリアとの混合物によって現
像し、その際に生ずる絶縁性フィルムの表面電位の低下
Ｊｄと、絶縁性フィルム表面・＼のトナーの付着量とか
らトナーの帯電量を測定する方法によって測定されるト
ナーの帯電量の絶対値か２．０μｃ／ｇ、好ましくけ１
．５匹／ｇ以下であることをもって定義され得る。但し
、トナーの帯電量が極微量である場合には、前記絶縁性
フィルム表面へのトナーの付着は生ぜず、トナーの帯電
量自体の測定は不可能となるのであるが、前記付着か生
じぬことはトナーが帯電されていｆよいことを意味する
ことに他ｆ、ｆらｆｓい。

一方、前記強磁性体キャリアは１ｏ７Ωｃｒｎ以」二の
抵抗値ヲ、また２５〜９０岬の平均粒径を有することが
必要である。ここで、強磁性体キャリアとしては強磁性
粒子単体からなるものを使用すれば良く、必要に応じて
は強磁性粒子の表面を樹脂等の絶縁　、）１、材料で薄
く被覆したものを使用しても良い。

また、第１．２トナーは１ｏ１２Ωα以上の抵抗値を、
また、５〜２０μｍの平均粒径を有すること、更には、
少ｆＳくともいずれか一方が磁性を有していることが必
要である。なお、磁性を有するトナーは、例えば樹脂中
に１０〜７０ω（％の割合の磁性微粉末を分散させるべ
く、樹脂と磁性微粉末とを溶融混合した後に冷却粉砕し
、これを粒径選別して製造され得る。前記樹脂としては
、ポリエチレン、ポリアクリル酸エステル、ポリメチル
メタクリレート、ポリスチレン、スチレンアクリル重合
体、エポキシ樹脂、クマロン樹脂、マレイン酸樹脂、石
炭酸樹脂、フッ素酸樹脂等が使用でき、前記磁性微粉末
としてはＦｅｚＯｚ、Ｆｅ３Ｏ４、フェライト等、平均
粒径０．１〜５μｍのものか使用できる。

但瞥、第２トナーは強磁性体キャリアとの接触によって
実質的に摩擦帯電されぬことが重要であり、このために
は、強磁性体キャリアの摩擦帯電系列上の位置を考腫し
たうえでその成分を選定することが望まれる。また、第
１潜像に対して第２トナーを静電的に付着させるために
は、第１トナーに対する第２トナーの摩擦帯電極性が、
第１潜像の極性と逆極性であることが必要である。

以下、本発明者らによって行われた数多くの実験のうち
、代表的なものを実験例古して示し、本発明に係る合成
像複写方法の具体的態様を明らかにする。

〔実験例１〕 第１図に示される複写機において、チャージャ（２）に
より感光体ドラム（１）の表面を（−１−＋　６００　
Ｖに均一帯電した後、光学系（４）を介してポジ像を露
光し、画像部電位Ｈ−１６００Ｖの第１潜像を形成した
。その後、チャージャ（５）により感光体トラム（１）
の非画像部の電位が（利３５０　Ｖまて上昇する杵に前
記非画像部を帯電すると共に、発光ダイオード（６）に
より不が像を露光し、画像部電位（刊ｔｏｏ　ｖの第２
潜像を形成した。

引き続き、この様にして形成された第１、第２潜像を、
後記の現像剤（現像剤Ｉと称す）を用い、現像ローラ（
７）によって現像し、トナー像化すると共に、転写紙表
面・＼と転写して複写画像を得た。

なお、前記現像の際、直流バイアス電源（７ｃ）の電圧
値は（＋）４００Ｖこ設定されており、現像スリーブ（
７ａ）には（＋）４００Ｖの現像バイアスが印加されて
いた。この現像バイアスの値は、感光体ドラム（１）の
非画像部の電位が（＋）３５０Ｖであることに呼応して
、それよりも若干高目に、即ち、第１潜像の電位側に若
干偏寄されたものである。

ここで現像剤Ｉとは、 酸化第２鉄（平均粒径０．５μｍ）　１００重量部酸化
亜鉛（平均粒径０．１μｍ）　４０重量部酸化ニッケル
（平均粒径１３μｍ）　１７重量部の混合物３０００ｇ
と水１１９５ｇとを混合してスラリー化し、これにポリ
メタクリル酸ナトリウム塩（アール・ティ・パンプルピ
ルト社製ダーバン７）の２５ωｔ％水溶液９８ｇを加え
て混合した後、アトマイザ−で噴霧乾燥し、次いで、空
気中１１９０℃で２時間焼成して、フェライト〔組成：
（ＮｉＯ）０．３（ＺｎＯ）０．７（Ｆｅ２Ｏ３）０．
８５）を生成し、これを分級して得られた平均粒径３３
μｍ、抵抗値１０８Ωｃｍの強磁性体キャリア７０ωｔ
％と、 スチレンアクリル重合体　１００重量部（グッドイヤー
社製：プラオライトＡＣ）磁性微粉末　２０重量部 （チタン工業社製：マグネタイトＲＢ−ＢＬ）カーボン
ブラック　８重量部 （三菱化成製：ＭＡ＃１００） 荷電制御用染料　２重量部 （オリエント化学者製：ニグロシン） を溶融混合した後に冷却粉砕、分級して得られた平均粒
径１２μｍ、抵抗値１０１４Ωｃｍの磁性トナー（トナ
ーＡと称す）１７ωｔ％と、 スチレンアクリル重合体（プラオライトＡＣ）　１００
重量部カーボンブラック（ＭＡ＃１００）　８重量部か
ら同様にして得られた、平均粒径１３μｍ、抵抗値１０
１５Ωｃｍの磁性トナー（トナーＢと称す）１３ωｔ％
との混合物からなる磁性現像剤であり、トナーＡ、Ｂの
色調は両者共に黒色である。なお、因に前記磁性強磁性
体キャリアに対するトナーＡ、Ｂの帯電量（前述のフィ
ルム現像帯電量測定方法によって測定）は、各々（＋）
−１２μｃ／ｇ、（−）１．０μｃ／ｇである。

この実験の結果得られた複写画像は、十分な画像濃度を
示すと共に、カブリのない良好な画質のものであり、前
記第１、第２潜像を忠実に顕像として再現しているもの
であった。また、実験中に確認したところによると、現
像ローラ（７）の周辺における現像剤の粉煙発生もほと
んど認められず、複写機内での前記粉煙発生もなかった
。

ところで、この実験の際静電潜像現像時において生ずる
現象につき詳細に説明すると、次の通りである。先ず、
第１潜像が現像される場合、前記現像剤１中において強
磁性体キャリアと第２トナーに該当するトナーＢは第１
トナーに該当するトナーＡとの接触により（−）極性に
摩擦帯電されている関係上、（＋）６００Ｖの電位を有
する第１潜像の画像部へと両者共に付着しよつとする。

しかしながら、強磁性キャリアの粒径がトナーＢと比較
して大きいこと、加えて、磁気ローラ（７ｂ）側へと磁
気的に強く吸着されることから、実際には、強磁性体キ
ャリアは前記画像部へと一切付着せず、トナーＢのみが
前記画像部へと付着することとなる。

一方、第２潜像が現像される場合、前記現像剤Ｉ中にお
いて第１トナーに該当するトナーＡは強磁性体キャリア
と第２トナーに該当するトナーＢの各々との接触により
（＋）極性に帯電されている関係上、（＋）４００Ｖの
現像バイアスに対して（−）極性側に偏寄している（＋
）１００Ｖの電位を有する第２潜像の画像部へと静電的
に吸着されて付着することとなる。なお、現像バイアス
（＋）４００Ｖに対して、非画像部の電位が（＋）３５
０Ｖと、第２潜像側へと偏寄されており、トナーＡが前
記非画像部へと付着される方向の静電力が働くが、トナ
ーＡが磁性トナーであるため、この静電力と反対方向の
磁気力が働き、その力の方が強い関係上、トナーＡは前
記非画像部へは付着しない。

なお、前記現像剤Ｉに関して本発明者らが確認したとこ
ろによると、現像剤の成分が、摩擦帯電特性の面から観
て、（−）極性に帯電されるキャリアとトナーＢとから
なる第１のグループと、（＋）極性に帯電されるトナー
Ａからなる第２のグループとの２つに分類され、各グル
ープ内での摩擦帯電が実質的に生ぜぬため、各成分の摩
擦帯電が安定して行われることか判っている。このこと
は、複写画像中でのカブリ発生、あるいは、複写機内に
おける現像剤の粉煙発生を防止するうえて特に重要ｆｊ
ことでもある。

〔実験例２〕 後記の現像剤（現像剤１１と称す）を用いる以外は実験
例１と同様の実験を行ったところ、実験例１と同様、良
好ｆｓ結果が確認さゎた。ここで、現像剤１１とは、ｉ
２Ｑ記強磁性体キャリア７ｏω【％と、から得られた、
平均粒径１１μｍ、抵抗値１ｏ１４Ω鑞の磁性トナー（
トナーＣと称す）　２０ω［％と、から得られた、平均
粒径１１．ｕｍ、抵抗値］ｏ１５Ωｃｍの非磁性赤色ト
ナー（トナーＲと称す）　１０ω［％との混合物からｒ
ｌる現像剤てあり、トナーＲが第１トナーに、また、ト
ナーＣが第２トナーに該当する。

ｆＳお、この現像剤Ｈにおいては、前記現像剤ｌの場合
と異なり、強磁性体キャリアとトナーＣとは電極性に、
トナーＲは（電極性に摩擦帯電される様になっており、
第１トナーｌこ対応するトナーＲは第１潜像の画像部−
＼と付着されるこ巴となる。

加えて、トナーＣの色調が黒色であるのに対して、トナ
ーＲの色調が赤色とさ２′シている関係］−１前記実験
において第１潜像は赤色の顕像として、一方、第２潜像
は黒色の顕像として各々異る色調て再現さオｔていた。

因に、前記現像剤Ｈに関しては、強磁性体キャリアに対
するトナーＣ、トナーＲの帯電量は（１１，５μｃ／ｇ
、１−１１５μ（７ｇであった。　２．（１この実験か
ら明らかな様に、本発明に係る合成像複写方法において
使用される現像剤中の第１トナーの摩擦帯電極性か第１
潜像の一極性と逆極性である場合には、第１．第２潜像
に対するトナーの付着の状況が実験例１の場合と逆の関
係になるものの、結果的には前記実験例と同様に良好な
実験結果が得られることが判る。

〔比較実験例１〕 前記現像剤Ｈ中のトナーＣに代え、キャリアとの接触に
より（電極性に摩擦帯電されるトナーＡを混入した現像
剤として、強磁性体キャリア７０ω【％と、トナーＡ　
１８ω（％と、更にトナーＲ１２ω【％との混合物から
なる現像剤１１を用いる以外は実験例２と同様の実験を
行った。その結果は、実験例２の場合と同様の色調で第
１、第２潜像が再現されるものの、得られる複写画像の
画質は不良であり、画像カブリ、特に赤色カブリの多い
実用に耐え得ｆＳいものであった。しかも、複写時にお
いて複写機内での現像剤の粉煙発生、あるいは現像剤飛
散も著しく、機内の現像剤による汚染が目出った。

この様な結果に関して本発明者らが確認したところによ
ると、現像剤ＩＩＩ中のキャリアはトナー八との接触に
より（電極性に、一方、トナーＲとの接触により＋＋１
極性に摩擦帯電されるため、キャリア自体の保持し得る
電荷が絶えず不安定で、しかもその電荷量も微量にすぎ
ないので、トナーＲを静電的？こ保持し得す、特にトナ
ーＲが現像剤ｉｌｌ中より分離され易い結果となること
か主原因と判っている。

この実験から明らかｆＳ様に、本発明に係る合成像複写
方法において使用さ乙る現像剤中の第２トナーに該当す
る現像剤１１中のトナーＣかキャリアとの接触により摩
擦帯電されるトナーとされた場合には、最早、前記実験
例１．２の如き良好な実験結果が得られｆｉ　＜　ｆｌ
ることか判る。

ところで、実験例１に関連し、現像剤１中より強磁性体
キャリア、あるいはトナーＡを取り除いて実験例１と同
様の実験を行ったところによると、前者の場合、現像ス
リーブ（７ａ）上における現像剤の搬送性の著しい低下
、加えて、磁気刷子形成能力の著しい低下に伴い、ムラ
のある、しかも低画像濃度の複写画像しか得られｆＳか
った。また後者の場合、ｆｆ１ｌａ像は良好に現像され
るものの、第２潜像は一切現像されなかった。

発明の効果 本発明に係る合成像複写方法においては、第１、第２潜
像の現像が抵抗値１０７Ω儂以上、平均粒径５〜９０μ
ｍの強磁性体キャリアと、キャリアとの接触により一定
極性に摩擦帯電される抵抗値１０”ＯＣＲ以」二、平均
粒径５〜２０μｍの第１トナーと、第１トナーとの接触
により第１トナーの前記摩擦帯電極性と逆極性に摩擦帯
電さ、れるものの、キャリアとの接触によっては実質的
に摩擦帯電されることのない抵抗値１０１２Ω儂以上、
平均粒径５〜２０μｎ１の第２トナーとの少なくとも３
者の混合物からなると共に、第１．２トナーの少ｆＳく
ともいずれか一方か磁性を有する磁性現像剤を使用して
行われるので、第１、第２トナーの色調を異ならせるの
みで、合成複写可能な複写機の大型化を強いることなく
、第１、第２潜像を各々色調の異なるトナーでトナー像
化することかできる。

また、前記磁性現像剤に関しては、摩擦帯電特性から観
ると、その成分か、キャリアと第２トナーとからなる第
１のグループと第１トナーからｆＳる第２のグループと
の２つに分類さオ′シるため、現像剤中におけるキャリ
ア、トナーの摩擦帯電は安定しており、本発明に係る合
成像複写方法においでは、既に提案されている現像剤を
使用した際に生ずる弊害は発生し得ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る合成像複写方法を実施するために
用いられる複写機の一例を示す図面である。 Ｄｅ・・・磁性現像剤　１・・・電子写真感光体ドラム
２・・・第ｌスコロトロンチャージャ　３・・・原稿台
６　・発光ダイオードアレイ　７・現像ローラ７ａ・−
・現像スリーブ　７ｂ・・・磁気ローラ　７Ｃ・現像バ
イアス電源　８・・前荷電用コロナチャージャ９・・転
写用コロナチャージャ 出願人　ミ７・・タカメラ株式会社　、　ｊ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、静電潜像担体表面上に第１潜像を形成する第１の工
   程と昼前記表面上に、第１潜像と逆極性の、あるいは、
   同極性ではあるが異なる電位の第２潜像を形成する第２
   の工程と、抵抗値１０７Ωｃｍ以上、平均粒径２５〜９
   ０μｍの強磁性体キャリアと、キャリアとの接触により
   一定極性に摩擦帯電される抵抗値１ｇ１２（６以上、平
   均粒径５〜２０μｍの第１トナーと、第１トナーとの接
   触により第１トナーの前記摩擦帯′電極性と逆極性に摩
   擦帯電さｒＬるものの、キャリアとの接触によっては実
   質的に摩擦帯電されることのない抵抗値１０１２Ωα以
   上、平均粒径５〜２０μｍの第２トナーとの少なくとも
   ３者の混合物からｒｊると共に、第１．２トナーの少な
   くともいずれか一方が磁性を有する磁性現像剤を用いて
   前記潜像を現像し、第１、第２潜像の各々に対して第１
   １第２トナーを選択的に付着させてトナー像化する第３
   の工程と一前記トナー像を静電潜像担体表面上から転写
   材表面へと転写する第４の工程とを含むことを特徴とす
   る合成像複写方法。 ２　静電潜像担体として電子写真感光体が用いられると
   共に、第１、第２の工程において、均一帯電された感光
   体表面にポジ像か露光されて第１潜像が形成さ゛れ、引
   き続き不が像が露光されて第２ａ像が形成されることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の合成像複写方法
   。 ３、　第１潜像の極性と第２トナーの摩擦帯電極性とが
   逆極性であることを特徴とする特許請求の範囲第２項記
   載の合成像複写方法。 ４　第３の工程において、感光体表面の非画像部分の電
   位より幾分高い現像バイアスの印加された現像電極を用
   いつつ、第１、弗２潜像が磁気刷子現鍼方式に基づき現
   像されることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
   合成像複写方法。 ５゜強磁性体キャリアが強磁性粒子単体からなることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の合成像複写方法
   。