JPS604570B2 - 耐熱性絶縁コイル - Google Patents
耐熱性絶縁コイルInfo
- Publication number
- JPS604570B2 JPS604570B2 JP54039307A JP3930779A JPS604570B2 JP S604570 B2 JPS604570 B2 JP S604570B2 JP 54039307 A JP54039307 A JP 54039307A JP 3930779 A JP3930779 A JP 3930779A JP S604570 B2 JPS604570 B2 JP S604570B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- heat
- tube
- insulated coil
- resistant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/06—Insulation of windings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は300〜600午0の高温状態で使用される回
転電機や変圧器用コイルに関する。
転電機や変圧器用コイルに関する。
現在実用されているマグネットワイヤおよびこれを成形
、絶縁してなるコイルはその絶縁物の制約から最高使用
温度はせし、ぜし、250℃どまりである。
、絶縁してなるコイルはその絶縁物の制約から最高使用
温度はせし、ぜし、250℃どまりである。
これ以上の高温に耐え得る無機絶縁物は、その加工性、
作業性および機械的強度の面より制約を受け、マグネッ
トワイヤとしてはこの様な純無機質の絶縁物は実現して
いない。我々の実験結果では有機絶縁物は、300qo
以上の高温に耐える物は見当らなかった。材料単体加熱
テストの結果得られた答は、マィカ単体とか、ガラス等
の無機絶縁物以外は30000以上の温度に耐え得ない
ことであるが、これら無機絶縁材料でマグネットワイヤ
の絶縁を構成することは加工上きわめて困難であり実用
できない。かかる問題の解決策として、金属チューブ内
に導体を配置し、これに高温に耐える絶縁性粉体または
流動物体を充填硬化させることにより高温コィルを形成
する方法がある。この考え方の一例としてシース線があ
る。シース線は外被チューブはステンレス、絶縁粉体と
して酸化マグネシウムを使用したもので100000以
上の高温に耐え且可とう性をも有する。第1図は回転電
機用チェンワィンディングコイルの外観を示すもので、
上記説明のとおりシース線方式のコイルではコイル形状
を複雑化することは構造上不利となるのでチェンワィン
ディング方式となる。1はコイルの口出し線(渡り線)
2がコイルである。
作業性および機械的強度の面より制約を受け、マグネッ
トワイヤとしてはこの様な純無機質の絶縁物は実現して
いない。我々の実験結果では有機絶縁物は、300qo
以上の高温に耐える物は見当らなかった。材料単体加熱
テストの結果得られた答は、マィカ単体とか、ガラス等
の無機絶縁物以外は30000以上の温度に耐え得ない
ことであるが、これら無機絶縁材料でマグネットワイヤ
の絶縁を構成することは加工上きわめて困難であり実用
できない。かかる問題の解決策として、金属チューブ内
に導体を配置し、これに高温に耐える絶縁性粉体または
流動物体を充填硬化させることにより高温コィルを形成
する方法がある。この考え方の一例としてシース線があ
る。シース線は外被チューブはステンレス、絶縁粉体と
して酸化マグネシウムを使用したもので100000以
上の高温に耐え且可とう性をも有する。第1図は回転電
機用チェンワィンディングコイルの外観を示すもので、
上記説明のとおりシース線方式のコイルではコイル形状
を複雑化することは構造上不利となるのでチェンワィン
ディング方式となる。1はコイルの口出し線(渡り線)
2がコイルである。
このシース線で、コイルを作る場合、耐熱性、絶縁性、
可とう性はいずれも満足できるが、外被の金属性チュー
ブが電気的に短絡回路を形成するため電磁誘導作用を目
的としたコイルには使用できない。本発明は上記欠点を
除くためになされたもので、金属外被チューブの1ケ所
または数ケ所を切断し、セラミック等の高温絶縁物でこ
の部分を接合、固化することにより外被チューブが電気
的に短絡回路を形成することなく、コイルとしての機能
を満足し、且コイルおさめ作業に必要な可とう性をも有
する超高温用コイルを提供することを目的とする。
可とう性はいずれも満足できるが、外被の金属性チュー
ブが電気的に短絡回路を形成するため電磁誘導作用を目
的としたコイルには使用できない。本発明は上記欠点を
除くためになされたもので、金属外被チューブの1ケ所
または数ケ所を切断し、セラミック等の高温絶縁物でこ
の部分を接合、固化することにより外被チューブが電気
的に短絡回路を形成することなく、コイルとしての機能
を満足し、且コイルおさめ作業に必要な可とう性をも有
する超高温用コイルを提供することを目的とする。
以下、本発明を第2図および第3図に示す一実施例につ
き説明する。
き説明する。
第2図は本発明によるチェンワィンディング式の1つの
コイルを示すもので、チェンワィンディングの場合、こ
のように単純な形状のコイルを2種類または3種類用意
することで回転電機の電機子を作り得る。第2図におい
て、コイルの両端部3,3aの金属外被を切断し、耐熱
絶縁物例えば無機接着剤、セラミック等にて固化モール
ドする。この様にすることにより外被チューブの電気的
短絡回路はなくなり、コイルとして使用できる。第3図
は第2図に示すコイルのA−A断面図である。金属性被
覆チューブ4内に導体5を配置し、これらを互に適当な
間隔にし、この間に耐熱絶縁粉体、例えば酸化マグネシ
ウム粉など6を充填してコイルを形成している。この様
に金属外被チューブの1ケ所以上を切断し、その部分を
絶縁モールドすることにより短絡回路はなくなり、且チ
ューブ内の充填物の流出が防止できる。ここで外被とし
て金属性チューブを使用する理由は、コイルとして可と
う性を有し、且高温に耐え、機械的強度を有し、加工性
が良いためである。以上は回転電機用マグネットワイヤ
およびコイルの一例につき示したが、変圧器の場合にも
同様に円形または角形コイルを作り、金属チューブの1
ケ所以上を切断、絶縁モールドすることにより容易に高
温コイルを作り得る。以上説明したとおり、本発明によ
れば、ステンレス等の耐熱性金属チューブ内に導体を配
列し、これらを互に酸化マグネシウムの様な耐熱性絶縁
粉体を用いて充填、固定することにより超高温絶縁コイ
ルを作ることができる。
コイルを示すもので、チェンワィンディングの場合、こ
のように単純な形状のコイルを2種類または3種類用意
することで回転電機の電機子を作り得る。第2図におい
て、コイルの両端部3,3aの金属外被を切断し、耐熱
絶縁物例えば無機接着剤、セラミック等にて固化モール
ドする。この様にすることにより外被チューブの電気的
短絡回路はなくなり、コイルとして使用できる。第3図
は第2図に示すコイルのA−A断面図である。金属性被
覆チューブ4内に導体5を配置し、これらを互に適当な
間隔にし、この間に耐熱絶縁粉体、例えば酸化マグネシ
ウム粉など6を充填してコイルを形成している。この様
に金属外被チューブの1ケ所以上を切断し、その部分を
絶縁モールドすることにより短絡回路はなくなり、且チ
ューブ内の充填物の流出が防止できる。ここで外被とし
て金属性チューブを使用する理由は、コイルとして可と
う性を有し、且高温に耐え、機械的強度を有し、加工性
が良いためである。以上は回転電機用マグネットワイヤ
およびコイルの一例につき示したが、変圧器の場合にも
同様に円形または角形コイルを作り、金属チューブの1
ケ所以上を切断、絶縁モールドすることにより容易に高
温コイルを作り得る。以上説明したとおり、本発明によ
れば、ステンレス等の耐熱性金属チューブ内に導体を配
列し、これらを互に酸化マグネシウムの様な耐熱性絶縁
粉体を用いて充填、固定することにより超高温絶縁コイ
ルを作ることができる。
そして外被チュ−ブの電気的短絡については、外被チュ
ーブを1ケ所以上切断し絶縁モールドすることにより解
決する。この様な超高温コイルは従来の有機絶縁物では
決して作り得ないこと、およびチューブ内の充填物は粉
体でなくとも、流動体を充填後固化させる場合も本発明
の範囲に入ることは勿論である。
ーブを1ケ所以上切断し絶縁モールドすることにより解
決する。この様な超高温コイルは従来の有機絶縁物では
決して作り得ないこと、およびチューブ内の充填物は粉
体でなくとも、流動体を充填後固化させる場合も本発明
の範囲に入ることは勿論である。
第1図は通常回転電機のチヱンワィンディングと呼ばれ
るコイルの外観を示す平面図、第2図は本発明の一実施
例の耐熱性絶縁コイルの平面図、第3図は第2図のA−
A断面図である。 1・・・・・・コイル口出し線、(わたり線)、2…・
・・コイル、3,3a…・・・コイルチューブの絶縁接
合部、4…・・・コイル外被金属チューブ、5・・・・
・・導体(マグネットワイヤ)、6・・・…耐熱性絶縁
粉体充填物。 第1図 第2図 第3図
るコイルの外観を示す平面図、第2図は本発明の一実施
例の耐熱性絶縁コイルの平面図、第3図は第2図のA−
A断面図である。 1・・・・・・コイル口出し線、(わたり線)、2…・
・・コイル、3,3a…・・・コイルチューブの絶縁接
合部、4…・・・コイル外被金属チューブ、5・・・・
・・導体(マグネットワイヤ)、6・・・…耐熱性絶縁
粉体充填物。 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1 マグネツトワイヤ用導体と、酸化マグネシウム等の
高温に耐える絶縁粉体または充填物と、これらを格納す
る金属性チユーブとよりなる耐熱性絶縁コイルにおいて
、前記金属性チユーブを一ケ所以上切断し、この部分を
耐熱性絶縁物にて固化することにより電気的に絶縁接合
したことを特徴とする耐熱性絶縁コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54039307A JPS604570B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 耐熱性絶縁コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54039307A JPS604570B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 耐熱性絶縁コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55132008A JPS55132008A (en) | 1980-10-14 |
JPS604570B2 true JPS604570B2 (ja) | 1985-02-05 |
Family
ID=12549453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54039307A Expired JPS604570B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 耐熱性絶縁コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604570B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019111576A1 (ja) | 2017-12-07 | 2019-06-13 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
-
1979
- 1979-04-03 JP JP54039307A patent/JPS604570B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019111576A1 (ja) | 2017-12-07 | 2019-06-13 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55132008A (en) | 1980-10-14 |
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