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JPS6043117B2 - 連続発酵による揮発性有機化合物、とくにエタノ−ルの製造方法 - Google Patents

連続発酵による揮発性有機化合物、とくにエタノ−ルの製造方法

Info

Publication number
JPS6043117B2
JPS6043117B2 JP54008803A JP880379A JPS6043117B2 JP S6043117 B2 JPS6043117 B2 JP S6043117B2 JP 54008803 A JP54008803 A JP 54008803A JP 880379 A JP880379 A JP 880379A JP S6043117 B2 JPS6043117 B2 JP S6043117B2
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JP
Japan
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stream
ethanol
yeast
fermenter
concentration
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Expired
Application number
JP54008803A
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JPS54110387A (en
Inventor
ラ−ス・ケ−・ジエイ・エインストロム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alfa Laval AB
Original Assignee
Alfa Laval AB
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Filing date
Publication date
Application filed by Alfa Laval AB filed Critical Alfa Laval AB
Publication of JPS54110387A publication Critical patent/JPS54110387A/ja
Publication of JPS6043117B2 publication Critical patent/JPS6043117B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/02Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group
    • C12P7/04Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a hydroxy group acyclic
    • C12P7/06Ethanol, i.e. non-beverage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発酵器内での炭水化物を含む基質の連続発酵
によるエタノールの製造方法に関する。
本文で称する発酵器とは好ましくは1ケの単体発酵器を
意味する。技術的な面からエタノールを考察すれば、こ
れは主としてエチレンからの、もつぱ・ら合成方法によ
り製造され、このエチレンは石油あるいは天然ガスから
得られる。化石質原料の供給に限度があるため、然料お
よび化学製品が再生可能な資源すなわち植物性のものか
ら得ることの可能性を見積る調査が始められた。
その結果、広く定義された炭水化物からのエタノール製
造の旧い方式は更新された実用性を得た。第2次大戦後
発達したスエーデン有機化学工業がエチレンおよびさら
にエチレン酸化物などに変換される亜硫酸塩一アルコー
ルに基礎をおいていたということは注目されるべきであ
る。変動する原材料の状況は、このようにしてそのよう
な合成方法を興味あるものにした。もし20%までの無
水エタノールがガソリンの中に混合されると、オクタン
価は改善されかつ内燃機関においてこれらをこのような
混合燃料で運転するために、わずかな変更のみを実施す
ればよい。安価な砂糖あるいは利用可能な澱粉を基にし
た原料を多量にもつ多くの国々では、ぼう大な開発作業
がこのような線に沿つて進行中である。最近の調査結果
によれば、セルローズを発酵可能な糖分に変換すること
が経済的に成り立つということを信じさせるようになつ
た。セルローズは世界中、見たところ無制限の量が利用
できかつエタノール製造に充当する見込みとして理想的
な原材料である。
現在のところ発酵によるエタノール製造用のほとんどの
現在する設備は簡単な1群の作業に基礎をおいて、比較
的希薄になつた原材料が利用されている。
このようにして多量の無駄な水すなわちスロツプが得ら
れもしこれらが未処理のまま容器に残されると、容器に
対する極めて高い生物学上一の負担を意味する。発酵に
よる大規模なエタノールの製造は、もし無駄な水が環境
の悪化なしに経済的に合理性のある方法で処理されるな
らばその時に限つて成り立つ。今まで発酵によるエタノ
ール製造用に使用されζてきた方法の穴点は、希釈され
た基質に、主として関係をもち、これは大容量の稀釈廃
水に関連した困難な問題を投げかけている。
通常のエタノール発酵において、基質濃度は発酵後エタ
ノール濃度が発酵液中で約7%(重量)になるようなも
の1である。もし糖密が基質として使用されるならば、
その初期の濃度は約27/Brjxであり、糖密は完全
にエタノールに発酵される。糖密の高濃度のものは、エ
タノールが発酵に阻画するから完全には発酵しない。発
酵器中に蓄積された阻害エタノールによる欠点を除去す
るために、常温でエタノールを沸騰蒸発させるように減
圧状態に発酵器を保持し、その温度を発酵を悪化させな
い十分低い程度に保持すべきであると提案されている。
この方法に特有の1つの重要な欠点は、発酵中に生成さ
れる二酸化炭素化合物がすべて、減圧するのに用いられ
る装置によつて除去されるべきであつてこれにより漠)
大なエネルギの消費を招来することである。生成される
エタノールは共沸点混合物生成剤の助けをかりて基質か
ら発酵中に除去されるべきであることを提案されている
。この場合、エタノールは水および溶媒とともに、所謂
共沸点混合物を・生成し、これに対応するエタノール・
水混合液よりも低い沸点を有する。そののち、エタノー
ルは共沸点混合物から分離される。このような方法には
多くの特有な欠点がある。就中、好ましくない影響を酵
母の活性度に与えない共沸点混合物生成・溶剤を発見す
ることは極めて困難である。本発明の目的は、高い炭水
化物濃度の基質を供給しうる、および無害でありもしく
は効果的、経済的方法で利用できる濃縮廃流を生じ得る
上述の方法を提供するにある。本発明は発酵性及び非発
酵性物質よりなる炭水化物を含有する基質を連続工程回
路中に含まれる発酵器中で、一定のエタノール生産性を
達成するための活性酵母細胞の一定量を酵母の連続的再
巡環により発酵器中で維持しつつ連続的に発酵させてエ
タノールを製造する方法において、該回路中に該基質の
供給流れを連続的に導入することにより発酵器中での安
定条件が維持されており、該供給流れは、発酵器中に発
酵性物質の安定な濃度を維持するために該エタノールの
生産性に調和させて発酵性物質の供給についの量きめが
されており、該発酵器から発酵液の排出流が、その中に
含まれるエタノール濃度を発酵作用を阻害しない濃度に
維持するような流速で連続的に排出されており、該排出
流は少なくとも1つの連続的な酵母濃縮流と連続的な本
質的に酵母を含まない流れとに連続的に分離されており
、該酵母濃縮流は発酵器に循環されており、該酵母を含
まない流れは、エタノール分離ステップに於いて、エタ
ノール濃縮流と残余流とに連続的に分離されており、該
エタノール濃縮流は連続的に排出されており、該残余流
の一部は連続的に排出されており、又残りの残余流は連
続的に発酵器に循環されており、更に又エタノール分離
ステップから発酵器へ循環される物質の60−100′
Cの温度範囲での低温殺菌操作を工程中に含んでいるこ
とを特徴とするものである。
遠心分離作用は分離機によるものが多い。
酵母の濃縮液を発酵器に再循環することによつて、酵母
はエタノールを分離する際の劣質化から保護される。酵
母の再循環はまた、一層高い酵母の濃縮が維持されるこ
とを意味し、これによりさらに多くの発酵量を意味する
こととなる。発酵液の排出量は3つの流れ、すなわち連
続的な酵母濃縮流、連続的な酵母を含まない流れおよび
不純物を含む1つの残滓流とに最終的には分離すること
も出来る。これは遠心分離機によつて実施され、発酵液
の流入流を、1部は1つの連続した酵母濃縮流と連続し
た酵母を含まない流れに、また1部は1つの間欠的な残
滓流に分離する。このことは残滓が遠心分離機のロータ
の円周方向部分に蓄積され、そこから間欠的に排出され
ることを意味する。この方法によつて不純物がシステム
内に蓄積されるのを防止する。このような遠心分離機の
好適な1実施例において酵母濃縮液流は1対のバイブを
用い、および酵母を含まない流れは1対の板を用いて排
出される。従来のエタノール発酵技術において、エタノ
ール濃度が発酵終了後約7%(重量)であるような基質
濃度が用いられた。
もし糖密が基質として使用されれば、最初の糖密の濃度
は約22とBrixである。このような基質は完全に発
酵される。さらに高い糖密の濃度はこれらが7%(重量
)以上の高いエタノール濃度を生じさせこれが発酵作用
に対し阻害効果を呈するから、完全には発酵されない。
本発明によれば、もしエタノールが発酵液の循環回路か
らエタノールを連続的に除去して約5%(重量)を超え
て増加するのを防ぐならば、50〜60量Brixの高
い濃度をもつた糖密が発酵されるであろう。本発明によ
る方法の1実施例によれば、遠心分離機により得られた
酵母を含まない基質流が蒸留によりエタノールに富む1
つの流れと、少なくともその1部が発酵器に再循環され
、一方その1部の流れがスロツプの形で循環回路から排
出されるような1つの残余流とに分離される。
本発明によれば、このスロツプは、従来エタノール発酵
とともに実施されてきた蒸溜方法において得られるスロ
ツプよりもはるかに濃度が大きい。
本発明の他の大きな利点は、供給液が高濃度であること
及び高再循環であることに起因して得られることである
が、蒸留ステップ中の流れの中の可溶性の非発酵性物質
が高濃度になるときにはエタノールのための蒸留曲線が
かなり改善されることである。
非発酵性物質の濃度が発酵液中において一層高い場合に
は、或るエタノール濃度をもつ発酵液と平衡状態にある
蒸気中のエタノール濃度はこれによつてさらに高くなる
。エタノールを循環発酵液から分離する蒸留方法の代案
として抽出方法が用いられ、すなわちエタノールは当該
化合物に対しては大きい親和力をもつが水に対してその
親和力は僅かであるような如何なる適当な循環溶媒によ
つても抽出される。
このような溶媒の1例としてはオクタノール溶液がある
。後者は発酵によつてオクタノール溶液から得られる。
この抽出方法は良好な熱経済性をもつている。エタノー
ルの蒸留あるいは抽出分離は、ほぼ大気圧力で、適切に
行なわれる。
事実、真空における熱分離は一層低い温度が保持される
という利点をもつが真空を保持するための運転費用は欠
点を意味する。本発明方法の好ましい実施態様の1つに
於いては、蒸留あるいは抽出分離によつて得られる残余
流は、それが発酵器へ循環される以前に、60℃乃至1
000Cの温度で低温殺菌される。
本発明方法の一つの大きな利点は、エタノールを得る手
段に無関係に、物質濃度の高い廃液流が得られることで
あり、該廃液は適当な経済的手段で処分することが出来
る。
かくて、従来のエタノール蒸留に関連して得られるスロ
ツてよりも4乃至6倍以上の濃縮されたスロツプが得ら
れ、且つそのスロツプは燃焼熱の正値を持つており、こ
れは本発明方法の良好な運転経済性に寄与する。有機物
の高濃度を考慮すると、たとえばフルフロールのような
製品の製造原料として使用することもできる。以下本発
明を図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図において、Fは発酵器、Cは遠心分離機、RUは
エタノールを除去するためのユニット、Mは混合器を示
す。
これらのユニットはライン1,2,3,4を経由して、
循環回路に接続されている。さらに、遠心分離機Cは、
ライン5を経由して直接混合器Mに接続されている。循
環回路に対する入口ライン6は混合器Mに接続されてい
る。さらに、発酵器Fにはガス出口7が、遠心分離機C
には残滓出口8が、ユニットRUにはエタノールに富ん
だ流れ用の出口9が設けられ、一方ライン3には循環回
路からの排出用分岐10が設けられている。遠心分離機
Cは流入する流れを2つの連続液体流と1つの間欠的残
滓流とに分離する型式のものである。第2図には製造方
法の1実施例が示され、エタノールのような揮発性有機
化合物が1つの簡単な液体成分除去作業あるいは分溜の
いずれかの型式で、蒸溜によつて循環回路から分離され
る。
第2図において、対応する装置ユニットおよびラインに
は第1図と同一の参照記号を使用する。第1図における
ユニットRUが、蒸溜ユニットDで置換されている。蒸
溜ユニットへのライン2、および蒸溜ユニットから熱交
換部位へのライン3は熱交換器11EIで置換されてお
り、ライン3は混合器Mに接続する前に冷却器匪■を通
過する。第2図に示す型式の設備においてエタノールを
製造する場合に、濃縮浄化された基質がライン6および
混合器Mを経て、発酵器Fに供給される。
これにより、供給された流れは1部には遠心分離機から
到来する酵母懸濁液と、また1部には所謂スロツプと様
される蒸溜ユニットからの酵母を含まない流れと混合さ
れる。遠心分離機Cの内部で、不純物てある残滓は間欠
的に分離される。さもなければ、この残滓は、設備内に
蓄積されるであろう。エタノールは所要の熱が提供され
た場合に、間欠的な加熱あるいは生蒸気の供給によつて
、蒸溜ユニットD内で酵母を含まない流れから分離され
る。後者の場合、希釈は供給される基質の集中化の増加
によつて補償される。生蒸気の利点は、熱伝達面の沈澱
物が除去されることである。エタノールは出口9を通つ
て排出され、スロップは熱交換器HEIを経由して蒸溜
ユニットに流入する流れにほとんどそのすべての利用可
能な熱量を放出する。スロツプ流のわずかな部分は、出
口10を経由して、循環回路から排出され、経済的な方
法で処理される程度に濃縮される。スロツプ流の残余部
分は熱交換器運■によつて冷却され混合器Mを経て発酵
器Fへ供給される。発酵中、主として二酸化炭素のガス
が生成され、該ガスは出口7を通つて排出される。この
方法は、発酵器内のエタノール濃度を低レベル、即ちそ
れが発酵作用を阻害しない程度の濃度に維持し、したが
つて基質が選択された作業諸因子によつてほとんど10
0%発酵されるように実施される。蒸溜ユニットから排
出されたスロツプ中のエタノールの濃度は極めて低い。
循環回路からエタノールを蒸溜分離することに対する代
案として、抽出技法が用いらる。
第3図において、このような設備の概要が示されている
。該設備は第2図から既知であるユニットに加−えて、
たとえば逆流抽出筒の形状をもつた抽出ユニットE1お
よびたとえば分離筒の蒸溜ユニットFRを含む。遠心分
離機からのライン2は抽出ユニットEに接続され、これ
に対し溶媒流が入口15を通つて供給される。この溶媒
流は抽出ユニットEを通つて流れ、エタノールのような
揮発性化合物を吸収しかつライン16を通つて蒸溜ユニ
ットFRに流れ、そこからエタノールが出口17から排
出される。蒸溜ユニットFRからのスロツプの底流はラ
イン18を経て入口15に流れこの入口へ溶媒が入口1
9から供給される。エタノール中に排出され抽出ユニッ
トEから排出される流れの部分は設備から排出され、一
方残余は混合器Mを経由して発酵器Fに供給される。
蒸溜ユニットは間接加熱21により適切に加熱される。
実施例1 本発明による方法の実施例として、第2図に示す形式の
設備における糖密の連続蒸溜を述べる。
設備を発動するために、100kgのパン用酵母が攪拌
器を具備する発酵タンク内に入れられた浄化された20
備Brixの100eの糖密中に供給された。冷却器が
循環回路内に設けられている。発酵温度は3′!f′C
に制御され、発酵糖分は3時間以内に90%がエタノー
ルに変換した。発酵過程の後方部分の間、エタノールは
約4%(重量)のエタノール濃度を同一に保持するため
に、基質から連続的に除去される必要があつた。ゆえに
、発酵液は遠心分離機Cを通つて循環するように搬送さ
れ、酵母濃縮流は発酵器に再循環され、一方酵母を含ま
ない流れは簡単な蒸溜ユニットDに供給されここにおい
てエタノールは大気圧で分離された。初期の供給による
発酵過程が完了すると、7〜13k91hrの浄化され
た400糖密が発酵器に連続的に供給された。発酵器内
には100eの液体容積が保持されている。発酵は1週
間続けられその間中に25〜35%(重量)のエタノー
ル濃度をもつたエタノール流が排出され、一方発酵器の
エタノールの濃度は約4%(重量)に保持された。乾燥
スロツプの25〜30%(重量)をもつわずかのスロツ
プ流が循環回路から排出された。運転データは両方の供
給量に対し以下に表に示すとおりである。
F3/F6は第2図におけるライン3と6内の容積流の
間の関係を意味する。
エタノールの生産性は供給量の増加とともに増すが、後
者の場合には後者の一層多くの割合が利用されずに残る
ため、供給された糖分の利用価格とともに増大すること
が、この表から瞭らかである。供給量の最適値は、原材
料価格と投資運転費用との間の関係によつて決められる
ことが瞭らかである。原材料は上記の発酵中には殺菌さ
れないことに注目すべきである。
この事実にも拘らず、システム内にはいささかのバクテ
リアの生成もなく、これは恐らく流れが蒸溜ユニット内
で殺菌されることによると思われる。実施例2 第2図に示す工程回路によつて安定な操業条件が維持さ
れている発酵器中でしよ糖糖密の連続発酵が行なわれた
発酵器は常圧下に保たれており、発酵液のPHと温度と
は4.5及び32′Cに維持された。酵母の生長は空気
の注入によつて制御された。使用酵母はスキツオサツカ
ロマイセス ボンベ(SchizOsaccharOm
ycespOmpe)であつた。工程回路中にライン6
から下記のものが供給された。分離器Cから蒸留塔Dへ
と供給される本質的に酵母を含まない流れ(ライン2)
は580k91hrで発酵器Fへ循環される残余流(ラ
イン3の量からライン10の量を差引いたもの)は36
3k91hrであ゛り、そのエタノール含量は約0%で
あつた。
蒸留塔Dからは38%のエタノールを含有する蒸気65
kg1hrがライン9として得られ、゛又発酵器からは
二酸化炭素26kgIhrが放出された。発酵器F中で
は、下記の安定条件が維持された。
ライン10からは乾燥固形分濃度1踵量%の残余流が1
52k91hrの割合で連続的に排出された。
実施例3連続的エタノール発酵のための原料として小麦
(乾燥固形分87%)が使用された。この例では第2図
に示す工程回路に更に図示されていない糖化ステップが
加わるが、このステップを経た供給流れ(ライン6)が
ミキサーMの前に導入される。発酵器は常圧下に保たれ
ており、発酵液のPHと温度とは4.5及び32′Cに
維持された。発酵器から分離器Cへと流れる発酵液流れ
(ライン1)中の大きな粒子を除くため、篩目の大きさ
200pmの遠心篩が分離機の上流側に挿入されており
、ここで除去された物質は酵母を含まない流れ(ライン
2)中に、それが蒸留塔Dに導入される前に再合流され
た。同様の篩が蒸留塔から排出される残余流(ライン3
)中にも挿入されており、ここで除去された大きな粒子
は、系外に排出される残余流(ライン10)と共に系外
に排出された。使用酵母はサツカロマイセスセレベシア
エ(SaccharOmycescerevisiae
)であつた。
糖化ステップを経由した供給流れ(ライン6)として下
記の量の小麦原料が供給された。分離器Cに於いて分離
され、且ライン1中での篩分操作をうけた後の、蒸留塔
Dへと供給される酵母を含まない流れ(ライン2)は5
30kg1hrで、発酵器Fへ循環される残余流(ライ
ン3の量からライン10の量を差引いたもの)は360
k91hr(そのエタノール含量は約0%)であつた。
蒸留塔Dからは4踵量%のエタノールを含む蒸気69k
g1hrがライン9として得られ、又発酵器からは二酸
化炭素33kgIhrが放出された。発酵器F中では、
下記の安定条件が維持された。
ライン3中に設けられた篩分装置で除去された大きな粒
子を含むライン10から排出される残余流は101k9
1hrであり、その乾燥固形分濃度は2鍾量%であつた
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法の主要流れ線図、第2図はエ
タノールの蒸留分離を含む1段階において実施される方
法に対する流れ線図、第3図はエタノールの抽出分離を
含む1段階において実施される方法に対する流れ線図で
ある。 1〜6・・・ライン、7・・・ガス出口、8・・・残滓
出口、9・・・出口、10・・・排出分岐、11・・・
加熱器、12,13・・・ライン、14・・・スロツプ
出口、15・・・入口、16・・・ライン、17・・・
出口、18・・・ライン、21・・・間接加熱器、C・
・・遠心分離機、D・・・蒸溜ユニット、F・・・発酵
器、HE・・・熱交換器、M・・・混合器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発酵性及び非発酵性物質よりなる炭水化物を含有す
    る基質を連続工程回路中に含まれる発酵器中で、一定の
    エタノール生産性を達成するための活性酵母細胞の一定
    量を酵母の連続的再巡還により発酵器中で維持しつつ連
    続的に発酵させてエタノールを製造する方法において、
    該回路中に該基質の供給流れを連続的に導入することに
    より発酵器中での安定条件が維持されており、該供給流
    れは、発酵器中に発酵性物質の安定な濃度を維持するた
    めに該エタノールの生産性に調和させて発酵性物質の供
    給についての量きめがされており、該発酵器から発酵液
    の排出流が、その中に含まれるエタノール濃度を発酵作
    用を阻害しない濃度に維持するような流速で連続的に排
    出されており、該排出流は少なくとも1つの連続的な酵
    母濃縮流と連続的な本質的に酵母を含まない流れとに連
    続的に分離されており、該酵母濃縮流は発酵器に循環さ
    れており、該酵母を含まない流れは、エタノール分離ス
    テップに於いて、エタノール濃縮流と残余流とに連続的
    に分離されており、該エタノール濃縮流は連続的に排出
    されており、該残余流の一部は連続的に排出されており
    、又残りの残余流は連続的に発酵器に循環されており、
    更に又該エタノール分離ステップから発酵器へ循環され
    る物質の60−100℃の温度範囲での低温殺菌操作を
    工程中に含んでいることを特徴とするエタノールの製造
    法。 2 該酵母を含まない流れのエタノール分離ステップが
    蒸留によつて行なわれることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3 該酵母を含まない流れが該エタノール濃縮流と該残
    余流とに蒸留ステップに於いて分離されており、同時に
    該残余流は60乃至100℃の温度範囲に於いて低温殺
    菌されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の方法。 4 発酵液の該排出流が該酵母濃縮液と該酵母を含まな
    い流れとに遠心分離ステップにおいて分離されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 該供給流れ中の発酵性物質の濃度が22°Brix
    の糖密に於ける発酵性物質濃度よりも高濃度であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP54008803A 1978-01-31 1979-01-30 連続発酵による揮発性有機化合物、とくにエタノ−ルの製造方法 Expired JPS6043117B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE7801133A SE430171B (sv) 1978-01-31 1978-01-31 Kontinuerligt forfarande for framstellning av etanol i en fermentor som tillfors ett substrat me hog kolhydratkoncentration, varvid avford fermenteringsvetska efter aterforening av ett franseparat jestflode och avski...
SE7801133-5 1978-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54110387A JPS54110387A (en) 1979-08-29
JPS6043117B2 true JPS6043117B2 (ja) 1985-09-26

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ID=20333821

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JP54008803A Expired JPS6043117B2 (ja) 1978-01-31 1979-01-30 連続発酵による揮発性有機化合物、とくにエタノ−ルの製造方法

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Country Link
JP (1) JPS6043117B2 (ja)
AR (1) AR222649A1 (ja)
AU (1) AU511754B2 (ja)
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