JPS6040954A - 網赤血球自動算定装置 - Google Patents
網赤血球自動算定装置Info
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- JPS6040954A JPS6040954A JP59065734A JP6573484A JPS6040954A JP S6040954 A JPS6040954 A JP S6040954A JP 59065734 A JP59065734 A JP 59065734A JP 6573484 A JP6573484 A JP 6573484A JP S6040954 A JPS6040954 A JP S6040954A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N15/00—Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
- G01N15/10—Investigating individual particles
- G01N15/14—Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
- G01N15/1468—Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry with spatial resolution of the texture or inner structure of the particle
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野J
本発明は、染色された血液標本の色情報を用いて、赤血
球および網赤血球を識別し、その結果を用いて網赤血球
を自動算定する装置に関するものである。
球および網赤血球を識別し、その結果を用いて網赤血球
を自動算定する装置に関するものである。
ニューメチレンブルー (New methylene
blue)等による超生体染色を施した新鮮血液標本
において、帯緑黄色の赤血球中に紫青色の顆粒状物質お
よび紐状物質がもつれあって存在する幼若な赤血球が網
赤血球である。核を有する赤芽球は骨髄内で脱核して末
梢血へと出てくるが、その過程で必らず網赤血球の時期
をへてくる。末梢血における網赤血球比率の増減は、幼
若赤血球の増減、すなわち赤血球生成能の昂進減退をあ
られす。したがって、網赤血球の算定は、赤血球生成を
知る重要なパラメータである。
blue)等による超生体染色を施した新鮮血液標本
において、帯緑黄色の赤血球中に紫青色の顆粒状物質お
よび紐状物質がもつれあって存在する幼若な赤血球が網
赤血球である。核を有する赤芽球は骨髄内で脱核して末
梢血へと出てくるが、その過程で必らず網赤血球の時期
をへてくる。末梢血における網赤血球比率の増減は、幼
若赤血球の増減、すなわち赤血球生成能の昂進減退をあ
られす。したがって、網赤血球の算定は、赤血球生成を
知る重要なパラメータである。
この網赤血球算定検査は、採血した血液に超生体染色を
施こし、スライドガラス上に塗抹、乾燥したのち顕微鏡
下で、赤血球1000個当りの網赤血球の個数をカウン
トする検査である。この検査は白血球分類検査と同様、
検査技師が顕微鏡下で目視によって行なっており1作業
が煩雑で、目の疲労が大なため、検査の自動化が強く望
まれている。
施こし、スライドガラス上に塗抹、乾燥したのち顕微鏡
下で、赤血球1000個当りの網赤血球の個数をカウン
トする検査である。この検査は白血球分類検査と同様、
検査技師が顕微鏡下で目視によって行なっており1作業
が煩雑で、目の疲労が大なため、検査の自動化が強く望
まれている。
本発明は、上記の事実に基ずき、網赤血球算定検査を自
動化する装置の提供を目的とするものである。
動化する装置の提供を目的とするものである。
本発明の網赤血球自動算定装置は、染色を施こした血液
標本の透過光を複数個の単色に色分離し。
標本の透過光を複数個の単色に色分離し。
この分離された情報を利用して抽出された赤血球および
網赤血球をめる装置において、上記の各血球の濃度ヒス
トグラムをめる手段と、このヒストグラムの最大値の所
定・く−セントの頻度値を有する高濃度部の濃度値をめ
る手段と、この濃度以上の頻度の総和をめる手段と、上
記血球の最高濃度値と上記の高濃度部の濃度値の差をめ
る手段と、上記の頻度値の総オロと上記の濃度値の差と
を対数変換する手段とからなることを特徴とする。
網赤血球をめる装置において、上記の各血球の濃度ヒス
トグラムをめる手段と、このヒストグラムの最大値の所
定・く−セントの頻度値を有する高濃度部の濃度値をめ
る手段と、この濃度以上の頻度の総和をめる手段と、上
記血球の最高濃度値と上記の高濃度部の濃度値の差をめ
る手段と、上記の頻度値の総オロと上記の濃度値の差と
を対数変換する手段とからなることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に示す実施例の説明(ごて明
らかにされる。
らかにされる。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図である。光源
1の光を顕微鏡2のステージ上に置かれた血液標本3に
導き、血液標本3からの透過光をカラーテレビカメラ4
に導き赤(R)、緑(G)、青(B)成分に色分解する
。これらの色信号iA/D変換器5によりディジタル信
号に変換し。
1の光を顕微鏡2のステージ上に置かれた血液標本3に
導き、血液標本3からの透過光をカラーテレビカメラ4
に導き赤(R)、緑(G)、青(B)成分に色分解する
。これらの色信号iA/D変換器5によりディジタル信
号に変換し。
ICメモリ6に格納する。例えば、比信号ヲICメモリ
6aに、B信号%IOメモリ6bに、G信号を10メモ
IJ6cに格納する。
6aに、B信号%IOメモリ6bに、G信号を10メモ
IJ6cに格納する。
一般に、テレビカメラから得られる画像中には。
数個ないし10数個の赤血球が存在するから1個個の赤
血球を別々に処理するため1こ1個々の赤血球にラベル
付けをする必要がある。ラベル付けされたマスク画像の
作成を次に説明する。
血球を別々に処理するため1こ1個々の赤血球にラベル
付けをする必要がある。ラベル付けされたマスク画像の
作成を次に説明する。
Bu!m(I!成分BIOメモリ6bより読み出しヒス
トグラム作成回路8で、第2図のような濃度ヒストグラ
ムを作成する。この図から分かるように各血球成分BL
は高濃度部に、背景成分HGは低濃度部にそれぞれ分布
するため1両者の境界値、すなわち上記濃度ヒストグラ
ムの谷部分Vに相当する濃度値S(g)’<、血球部分
と背景部分を分離するためのしきい値とする。9はこの
濃度しきい値8 (g )’<検出するしきい値検出回
路である。
トグラム作成回路8で、第2図のような濃度ヒストグラ
ムを作成する。この図から分かるように各血球成分BL
は高濃度部に、背景成分HGは低濃度部にそれぞれ分布
するため1両者の境界値、すなわち上記濃度ヒストグラ
ムの谷部分Vに相当する濃度値S(g)’<、血球部分
と背景部分を分離するためのしきい値とする。9はこの
濃度しきい値8 (g )’<検出するしきい値検出回
路である。
次に、上記のB画像成分をIOメモリ6bより読み出し
、比較回路10において、上記の濃度値S(g)’くし
きい値レベルとして二値化画像を作る。
、比較回路10において、上記の濃度値S(g)’くし
きい値レベルとして二値化画像を作る。
例えば、血球部分を1 m、その他の部分を“0″とす
る二値化パターンを作成し、ICメモリ6dに格納する
。再びこの二値化パターンをIOメモ176dより読み
出し、ラベリング回路11を用いて、各血球像にラベル
付けをして、ICメモリ6dに再度、格納する。かくし
て、ラベル付はすしたマスク画像がICメモリ6dに格
納される0各面球像にラベル付けされると、各ラベルご
とに以下に述べる処理をくり返えす。そして、その処理
された血球数の合計が、最初設定した個数になるまで1
例えば1000個になるまで、顕微鏡2のステージの視
野を変え1画像入力をくり返えす0顕微鏡ステージは、
ステージ制御回路24によって、ステージ移動および自
動焦点調節が行なわれる。
る二値化パターンを作成し、ICメモリ6dに格納する
。再びこの二値化パターンをIOメモ176dより読み
出し、ラベリング回路11を用いて、各血球像にラベル
付けをして、ICメモリ6dに再度、格納する。かくし
て、ラベル付はすしたマスク画像がICメモリ6dに格
納される0各面球像にラベル付けされると、各ラベルご
とに以下に述べる処理をくり返えす。そして、その処理
された血球数の合計が、最初設定した個数になるまで1
例えば1000個になるまで、顕微鏡2のステージの視
野を変え1画像入力をくり返えす0顕微鏡ステージは、
ステージ制御回路24によって、ステージ移動および自
動焦点調節が行なわれる。
次に、赤血球及び網赤血球の識別処理について説明する
。まず、赤血球および網赤血球を識別するために必要な
特徴パラメータの抽出についで説明する。
。まず、赤血球および網赤血球を識別するために必要な
特徴パラメータの抽出についで説明する。
この特徴パラメータの抽出はICメモリー6に格納され
たマスク画像、0画像及び几画像を用いて行なう。即ち
、ラベル付けされたマスク画像をIOメモ176 dか
ら読み出し、面積計算回路7a。
たマスク画像、0画像及び几画像を用いて行なう。即ち
、ラベル付けされたマスク画像をIOメモ176 dか
ら読み出し、面積計算回路7a。
および周囲長針算回路7blこより、各血球の面積S1
周囲長りをめる。次に、上記のマスク画像とIOメモリ
6Cに格納されている0画像から。
周囲長りをめる。次に、上記のマスク画像とIOメモリ
6Cに格納されている0画像から。
その画面内にある全血球像の濃度ヒストグラムをヒスト
グラム作成回路8により作成する。この濃JJjヒX)
グラムの一例を第3図に示す。この濃度ヒストグラムか
ら初めに、濃度ヒストグラムの最大値HI3求め、続い
て最大値HTのαパーセントの頻度値に相当する高濃度
側の濃度値fK、Lきい値濃度検出回路12でめる。
グラム作成回路8により作成する。この濃JJjヒX)
グラムの一例を第3図に示す。この濃度ヒストグラムか
ら初めに、濃度ヒストグラムの最大値HI3求め、続い
て最大値HTのαパーセントの頻度値に相当する高濃度
側の濃度値fK、Lきい値濃度検出回路12でめる。
次に、マスク画像を10メモリ6dから、G画像410
メモリ6cから読み出し、ヒストグラム作成回路8を用
いて、第4図(A)及び第4図(B)のような0画像に
おける各血球単位での濃度ヒストグラムをめる。第4図
(A)は赤血球の濃度ヒストグラム、第4図(B)は網
赤血球の濃度ヒストグラムを示す。両図から分るように
、両者の高濃度部のヒストグラムは明らかに異なってお
り、この性質を利用すると1両者を識別することが可納
となるのである。この濃度ヒストグラムを用いてしきい
値濃度検出回路13により、濃度ヒストグラムの最大値
Ho%求め、続いて最大値HOのαパーセントの頻度値
に相当する高濃度側の濃度値d、および最高濃度値eを
める。ここで、上記αの値は統計的にめる値であり、血
液標本の染色条件によって変わるが、20〜30俤の値
が良い結果を得ている。同様に、l七画像をICメモリ
6aより読み出し、R画像における血球像単位での濃度
ヒストグラムを作成し、最大ヒスグラムのαパーセント
に相当する濃度値および最高濃度値をめる。GIIfi
I像からめた上記の濃度値dより濃度が濃い部分は、実
際の血球像では網赤血球の網状体部に相当する。よって
、この濃度値diしきい値レベルにして、10メモリ6
Cの0画像を用いて、比較回路14により、網状体を検
出し、濃#dより濃い部分を網状体部と見なし、この部
分を”1”、その他の部分を0′に置き、ICメモリ6
bに格納する。次に、こうして得られた網状体向*V再
び■0メモIJ 6 bより読み出し5周囲長計算回路
7bで、網状体周囲長LRをめる。
メモリ6cから読み出し、ヒストグラム作成回路8を用
いて、第4図(A)及び第4図(B)のような0画像に
おける各血球単位での濃度ヒストグラムをめる。第4図
(A)は赤血球の濃度ヒストグラム、第4図(B)は網
赤血球の濃度ヒストグラムを示す。両図から分るように
、両者の高濃度部のヒストグラムは明らかに異なってお
り、この性質を利用すると1両者を識別することが可納
となるのである。この濃度ヒストグラムを用いてしきい
値濃度検出回路13により、濃度ヒストグラムの最大値
Ho%求め、続いて最大値HOのαパーセントの頻度値
に相当する高濃度側の濃度値d、および最高濃度値eを
める。ここで、上記αの値は統計的にめる値であり、血
液標本の染色条件によって変わるが、20〜30俤の値
が良い結果を得ている。同様に、l七画像をICメモリ
6aより読み出し、R画像における血球像単位での濃度
ヒストグラムを作成し、最大ヒスグラムのαパーセント
に相当する濃度値および最高濃度値をめる。GIIfi
I像からめた上記の濃度値dより濃度が濃い部分は、実
際の血球像では網赤血球の網状体部に相当する。よって
、この濃度値diしきい値レベルにして、10メモリ6
Cの0画像を用いて、比較回路14により、網状体を検
出し、濃#dより濃い部分を網状体部と見なし、この部
分を”1”、その他の部分を0′に置き、ICメモリ6
bに格納する。次に、こうして得られた網状体向*V再
び■0メモIJ 6 bより読み出し5周囲長計算回路
7bで、網状体周囲長LRをめる。
上記以外の特徴パラメータは、パラメータ抽出回路15
でめる。このパラメータ抽出回路15の詳細な説明図を
第5図に示す0各面球像単位ごとのG画像成分又はR画
像成分の濃度ヒストグラムH(g)と、先にめた濃度値
dおよびf、最高濃度値eを用いて、特徴パラメータを
める030は加算器で、濃度ヒストグラムH(g)’i
=。
でめる。このパラメータ抽出回路15の詳細な説明図を
第5図に示す0各面球像単位ごとのG画像成分又はR画
像成分の濃度ヒストグラムH(g)と、先にめた濃度値
dおよびf、最高濃度値eを用いて、特徴パラメータを
める030は加算器で、濃度ヒストグラムH(g)’i
=。
濃度値dから最高濃度値eまで加算し 請求めるもので
ある。一方、31は減 算器で、J)ae=e−dをめる。32および33は対
数変換器で、各々10g8deおよび請求める。8de
は第4図(A迎及び第4図(B)に示す血球像単位の濃
度ヒストグラムの濃度値dから最高濃度値eまでの面積
、すなわち網状体の面積(斜線部分の面積)に相当し
pdnは最高濃度値eと濃度値dとの濃度差である。
ある。一方、31は減 算器で、J)ae=e−dをめる。32および33は対
数変換器で、各々10g8deおよび請求める。8de
は第4図(A迎及び第4図(B)に示す血球像単位の濃
度ヒストグラムの濃度値dから最高濃度値eまでの面積
、すなわち網状体の面積(斜線部分の面積)に相当し
pdnは最高濃度値eと濃度値dとの濃度差である。
同様に、34は加算器で、濃度ヒストグラムH(g)を
、濃度値fから最高濃度値eまで加算し。
、濃度値fから最高濃度値eまで加算し。
8te=ΣH(g)をめるものである〇一方。
35は減算器で、D(e=e fをめる036および3
7は対数変換器で、各々jog S te およびjo
gDr@をめる。
7は対数変換器で、各々jog S te およびjo
gDr@をめる。
38はS deとDd俄の2乗和の平方根、すなわち
D・・−/Tコ]]=7
を計算する演算回路である。このパラメータは。
網赤血球のハイルマイアの分類を行なう場合に。
重要なパラメータである0
上記のハイルマイアの分類は、網赤血球を線状顆粒の疎
密の差によって5型に区別するもので。
密の差によって5型に区別するもので。
網状体の疎なものから4型、3型、2型、1型。
0型で表わす(小宮正文著「図説 血球の見方」南山堂
)。
)。
なお、上記のパラメータ抽出回路15で、/<ラメータ
Sde、Dde、8fa及びDte’2対数変換する目
的は次のとおりである。ここでは、ノ<ラメータlog
S de及びlog l) dei例にとって説明す
る。変換前のパラメータ8 ds及びDdεの赤血球に
関する分布は、原点近傍に集中するため分布の中心が原
点に近い場所をしめ、網赤血球領域に向かって長い子そ
そ示す。この状態で上記の・(ラメ−タSde及び1)
daの大小関係を用いて赤血球と網赤血球を識別すると
、赤血球と網赤血球の混在する境界領域にある赤血球を
網赤血球と判定することがある。そこで、上記のパラメ
ータ8 de及びDdsを対数変換したパラメータjo
g8a*及びlog D de と赤血球及び網赤血球
の関係をめると、第6図のようになる。第6図は、横軸
に上記パラメータjog D da f定め、縦軸に上
記パラメータjOgsda%定めており、これらパラメ
ータ1ogJ)ds及びjogsaa で定まる直線L
R(識別関数)の上側が網赤血球の存在領域であり、直
線L Rの下側が赤血球の存在領域となる。したがって
、R別回路16は上記直線LRよりも大きい値をもつ血
球像は網赤血球であり、小さい値をもつ血球像は赤血球
であることが識別される。このようにパラメータ5de
I及びDdeを対数変換すると。
Sde、Dde、8fa及びDte’2対数変換する目
的は次のとおりである。ここでは、ノ<ラメータlog
S de及びlog l) dei例にとって説明す
る。変換前のパラメータ8 ds及びDdεの赤血球に
関する分布は、原点近傍に集中するため分布の中心が原
点に近い場所をしめ、網赤血球領域に向かって長い子そ
そ示す。この状態で上記の・(ラメ−タSde及び1)
daの大小関係を用いて赤血球と網赤血球を識別すると
、赤血球と網赤血球の混在する境界領域にある赤血球を
網赤血球と判定することがある。そこで、上記のパラメ
ータ8 de及びDdsを対数変換したパラメータjo
g8a*及びlog D de と赤血球及び網赤血球
の関係をめると、第6図のようになる。第6図は、横軸
に上記パラメータjog D da f定め、縦軸に上
記パラメータjOgsda%定めており、これらパラメ
ータ1ogJ)ds及びjogsaa で定まる直線L
R(識別関数)の上側が網赤血球の存在領域であり、直
線L Rの下側が赤血球の存在領域となる。したがって
、R別回路16は上記直線LRよりも大きい値をもつ血
球像は網赤血球であり、小さい値をもつ血球像は赤血球
であることが識別される。このようにパラメータ5de
I及びDdeを対数変換すると。
赤血球の分布中心が、原点から離れ正規分布の形に近づ
く、赤血球の生起する確率が網赤血球に比較し100倍
大きいため、赤血球と網赤血球が混在する境界領域にあ
る赤血球は、すべて赤血球に識別される。したがって赤
血球の識別精度は99゜9%以上にできる。網赤血球に
対しては識別精度が90%程鵬になる。
く、赤血球の生起する確率が網赤血球に比較し100倍
大きいため、赤血球と網赤血球が混在する境界領域にあ
る赤血球は、すべて赤血球に識別される。したがって赤
血球の識別精度は99゜9%以上にできる。網赤血球に
対しては識別精度が90%程鵬になる。
また、1画面内にある全血球像のmiヒストグラムから
、αパーセント点の濃度値f4求めて。
、αパーセント点の濃度値f4求めて。
特徴パラメータlog 8 te及びlog D te
請求めている理由は次のとおりである。上記のハイル
マイア分類の3〜4型では、製置ヒストグラムH(g)
は、第7図(A)のようになる。一方、ハイルマイアの
分類の0〜2型のように、網赤血球の網状体の濃度が濃
く、かつ面積が大きくなると、1[ヒストグラムH(g
)は第6図(B)のようになる。このため、血球像単位
での濃度ヒストグラムI−i (g )からめたαパー
セント点の濃度値は。
請求めている理由は次のとおりである。上記のハイル
マイア分類の3〜4型では、製置ヒストグラムH(g)
は、第7図(A)のようになる。一方、ハイルマイアの
分類の0〜2型のように、網赤血球の網状体の濃度が濃
く、かつ面積が大きくなると、1[ヒストグラムH(g
)は第6図(B)のようになる。このため、血球像単位
での濃度ヒストグラムI−i (g )からめたαパー
セント点の濃度値は。
第6図(A)及び(B)のd点に設定される。このため
、上述したパラメータlog S dg及びjogDd
eでは、網赤血球の特徴を抽出できない可能性がある。
、上述したパラメータlog S dg及びjogDd
eでは、網赤血球の特徴を抽出できない可能性がある。
つまり、上記のパラメータ10g S da 及びDd
eK用いて、赤血球及び網赤血球を識別すると、赤血球
と判定したものの中には、ハイルマイア分類θ〜2型の
網赤血球が含まれている可能性があり、赤血球と網赤血
球の識別が正確に行なえないことがある。この問題を解
決するために。
eK用いて、赤血球及び網赤血球を識別すると、赤血球
と判定したものの中には、ハイルマイア分類θ〜2型の
網赤血球が含まれている可能性があり、赤血球と網赤血
球の識別が正確に行なえないことがある。この問題を解
決するために。
1画面内にある全血球像での濃度ヒストグラムからαパ
ーセント点の濃度値f%−求め、1画面で平均化した濃
度値を用いることにより、上記の問題を解決するのであ
る。つまり、赤血球の濃度ヒストグラムを示す第4図(
A)と、ハイルマイア分類0〜2型の網赤血球の濃度ヒ
ストグラムを示す第7図(B)から分るように、上記の
濃度値fより高い濃度部のヒストグラムは明らかに異な
っており、パラメータjog S cm及びlog D
t@を利用すると両者を識別することが可能となるの
である。
ーセント点の濃度値f%−求め、1画面で平均化した濃
度値を用いることにより、上記の問題を解決するのであ
る。つまり、赤血球の濃度ヒストグラムを示す第4図(
A)と、ハイルマイア分類0〜2型の網赤血球の濃度ヒ
ストグラムを示す第7図(B)から分るように、上記の
濃度値fより高い濃度部のヒストグラムは明らかに異な
っており、パラメータjog S cm及びlog D
t@を利用すると両者を識別することが可能となるの
である。
上記のパラメータlog S to及びlog D r
eと赤血球及び・・イルマイア分類θ〜2型の網赤血球
の関係をめると第8図のようになる。ここに、第8図は
、横軸に上記パラメータjog S te を定め。
eと赤血球及び・・イルマイア分類θ〜2型の網赤血球
の関係をめると第8図のようになる。ここに、第8図は
、横軸に上記パラメータjog S te を定め。
縦軸に上記パラメータjogDte を定めており。
これらパラメータjog S re値とlog D t
e値とで定まる直、WLR’(判別関数)の上側が網赤
血球の存在領域であり、直線LkL’の下側が赤球球の
存在領域となる。したがって、上記直線Lル′よりも大
きい値をもつ血球は網赤血球であり、小さい値をもつ血
球は赤血球であることが識別される。
e値とで定まる直、WLR’(判別関数)の上側が網赤
血球の存在領域であり、直線LkL’の下側が赤球球の
存在領域となる。したがって、上記直線Lル′よりも大
きい値をもつ血球は網赤血球であり、小さい値をもつ血
球は赤血球であることが識別される。
8画像に対しても、同様にパラメータ抽出回路15を用
い、特徴パラメータを抽出するが、8画像からめられる
特徴パラメータ量は、0画像のそれとほとんど同じであ
るから、種々のパラメータは必要でなく、パラメータ8
aa及びDaeのみをめればよい。
い、特徴パラメータを抽出するが、8画像からめられる
特徴パラメータ量は、0画像のそれとほとんど同じであ
るから、種々のパラメータは必要でなく、パラメータ8
aa及びDaeのみをめればよい。
次に、上記の糧々の特徴パラメータを用いて。
第1図の識別回路16において赤血球、網赤血球及びそ
の他に分類し、それぞわカウンタ18゜19.20にて
計数する。この操作は、赤血球と網赤血球の合計個数が
所定個数になるまで繰返し実行する。次に、識別回路1
6で網赤血球と判定されたものに関しても、ハイルマイ
ア分類識別回路17で再分類し、その結果を所定のカウ
ンタ21.22.23にて計数する。
の他に分類し、それぞわカウンタ18゜19.20にて
計数する。この操作は、赤血球と網赤血球の合計個数が
所定個数になるまで繰返し実行する。次に、識別回路1
6で網赤血球と判定されたものに関しても、ハイルマイ
ア分類識別回路17で再分類し、その結果を所定のカウ
ンタ21.22.23にて計数する。
25は1本発明における網赤血球自動算定装置全体を制
御する制御回路である。
御する制御回路である。
識別回路16での網赤血球識別は、多段階識別枝分れ論
理によって行なっている0まず、第1段階では、各血球
像の面積Sおよび周囲長しのパラメータを用いて、連結
した赤血球、大小のゴミ等を取り除く。次に第2段階で
は、0画像からのjog8d@およびlogDaeの特
徴パラメータを用いた2次識別関数により、赤血球と網
赤血球を識別する。すなわち、第6図に示したように、
2次識別関数L)Lをめ、パラメータlog8ae及び
jogl)ds が上記関数り几よりも大きい値をもつ
血球を網赤血球とし、小さい値をもつ血球を赤血球と判
定する。第′2段階で赤血球と判定したものの中には1
M7図(B)で示したような、ノ・イルマイア分類O〜
2型の網赤血球が含まれている可能性があるため、第3
段階で、jogsra およびlogDte の特徴パ
ラメータを用いて、上記の網赤血球を検出し、これらヲ
I・イルマイアの分類のO〜2型に計数する。一方、第
2段階で網赤血球と判定されたものについては、網状体
の面積Sde、周囲長LR及び、fa度差pdeなど、
0画像およびR画像からの特徴パラメータを用いて、網
赤血球と、赤血球に塔状にしわが入っている擬似網赤血
球とを区別する。上記の擬似網赤血球の特徴は、網赤血
球として見えるものの、網状体の面積は比較的小さく、
形状が簡単、すなわち周囲長が短かく、かつ濃度が網赤
血球に比較して犬なる特徴を有する。こわらの特徴は、
すべて、上記の特徴パラメータSdg、LR及びDde
に表現されているものであり、これらのパラメータを用
いて網赤血球及び擬似網赤血球を識別するのが第4段階
である。網赤血球以外の血球はその他とし、処理対象か
ら除く。
理によって行なっている0まず、第1段階では、各血球
像の面積Sおよび周囲長しのパラメータを用いて、連結
した赤血球、大小のゴミ等を取り除く。次に第2段階で
は、0画像からのjog8d@およびlogDaeの特
徴パラメータを用いた2次識別関数により、赤血球と網
赤血球を識別する。すなわち、第6図に示したように、
2次識別関数L)Lをめ、パラメータlog8ae及び
jogl)ds が上記関数り几よりも大きい値をもつ
血球を網赤血球とし、小さい値をもつ血球を赤血球と判
定する。第′2段階で赤血球と判定したものの中には1
M7図(B)で示したような、ノ・イルマイア分類O〜
2型の網赤血球が含まれている可能性があるため、第3
段階で、jogsra およびlogDte の特徴パ
ラメータを用いて、上記の網赤血球を検出し、これらヲ
I・イルマイアの分類のO〜2型に計数する。一方、第
2段階で網赤血球と判定されたものについては、網状体
の面積Sde、周囲長LR及び、fa度差pdeなど、
0画像およびR画像からの特徴パラメータを用いて、網
赤血球と、赤血球に塔状にしわが入っている擬似網赤血
球とを区別する。上記の擬似網赤血球の特徴は、網赤血
球として見えるものの、網状体の面積は比較的小さく、
形状が簡単、すなわち周囲長が短かく、かつ濃度が網赤
血球に比較して犬なる特徴を有する。こわらの特徴は、
すべて、上記の特徴パラメータSdg、LR及びDde
に表現されているものであり、これらのパラメータを用
いて網赤血球及び擬似網赤血球を識別するのが第4段階
である。網赤血球以外の血球はその他とし、処理対象か
ら除く。
第4段階で網赤血球と判定されたものは1次に。
ハイルマイア分類識別回路17で/・イルマイアの分類
を行なう。すなわち、0画像から得られたパラメータS
dg及びDda とノ・イルマイア分類別の網赤血球の
関係をめると第9図のようになる。
を行なう。すなわち、0画像から得られたパラメータS
dg及びDda とノ・イルマイア分類別の網赤血球の
関係をめると第9図のようになる。
ここに、第9図は、横軸に上記パラメータS daを定
め、縦軸に上記パラ(メータDaeを定めている0図か
ら明らかなように、/・イルマイア分類4型の網赤血球
H4は原点に近く、ハイルマイア分類O〜2型の網赤血
球HO〜2は原点から遠く離n、・・イルマイア分類3
型の網赤血球H3は、上記のH4とHo〜2の中間に位
置する。したがって。
め、縦軸に上記パラ(メータDaeを定めている0図か
ら明らかなように、/・イルマイア分類4型の網赤血球
H4は原点に近く、ハイルマイア分類O〜2型の網赤血
球HO〜2は原点から遠く離n、・・イルマイア分類3
型の網赤血球H3は、上記のH4とHo〜2の中間に位
置する。したがって。
原点からの距離に対応する特徴パラメータp1@−8d
a2+ D da2 を利用すると、この)くラメータ
DIIの大小関係でI・イルマイアの分類が可能となる
のである。つまり、上記のパラメータDlの値で定まる
原点からの距離L1及びL2に対し。
a2+ D da2 を利用すると、この)くラメータ
DIIの大小関係でI・イルマイアの分類が可能となる
のである。つまり、上記のパラメータDlの値で定まる
原点からの距離L1及びL2に対し。
1)+a≦Llである網赤血球はハイルマイア分類4型
(H4)であり、Ll(DI−≦L2である網赤血球は
・・イルマイア分類3型(Hりであり、DI−’:>L
2 である網赤血球は〕・イルマイア分類0〜2型(H
a〜2)であることが判定される。この結果は。
(H4)であり、Ll(DI−≦L2である網赤血球は
・・イルマイア分類3型(Hりであり、DI−’:>L
2 である網赤血球は〕・イルマイア分類0〜2型(H
a〜2)であることが判定される。この結果は。
それぞれカウンタ21,22.23でカウントされる。
なお1本実施例ではハイルマイア分類O〜2型の網赤血
球は、正常人の場合合計0.1%以下と非常に少ないの
で、θ〜2型の細分類を行なわない。
球は、正常人の場合合計0.1%以下と非常に少ないの
で、θ〜2型の細分類を行なわない。
上記の識別回路16及びハイルマイア分類識別回路17
は、公知の回路部品を用いて簡単に構成することができ
るが、コンピュータを用いて識別することも可能である
。
は、公知の回路部品を用いて簡単に構成することができ
るが、コンピュータを用いて識別することも可能である
。
以上、本発明に係る網赤血球自動算定装置について説明
したが、以下に述べる前処理を施した血液標本を用いる
ことによって、網赤血球算定処理で問題となった擬似網
赤血球を減少させることができ、更に精度よく網赤血球
算定が行なえる0才ず、擬似網赤血球について詳細に説
明する。
したが、以下に述べる前処理を施した血液標本を用いる
ことによって、網赤血球算定処理で問題となった擬似網
赤血球を減少させることができ、更に精度よく網赤血球
算定が行なえる0才ず、擬似網赤血球について詳細に説
明する。
網赤血球算定は、ニューメチレンブルー(Newmet
hylene blue)等による超生体染色を施した
新鮮血液標本を、油浸対物レンズを用いた高倍率の光学
顕微鏡で検鏡して行なわれる0この場合。
hylene blue)等による超生体染色を施した
新鮮血液標本を、油浸対物レンズを用いた高倍率の光学
顕微鏡で検鏡して行なわれる0この場合。
上記の血液標本の乾燥条件および、検鋭才での経過した
時間の長短により1個々の赤血球中央付近に、しわ状の
変形が発生することがある0このように油浸対物レンズ
で検鏡する場合、赤血球の上記しわ状変形が起こってい
る部分に油が浸透できず、赤血球の顕微鏡像は網赤血球
像と非常に似かよったものになってしまう。(このよう
な赤血球を擬似網赤血球という。)この擬似網赤血球を
上述した網赤血球自動算定装置蚤こおいて、網状体の面
積8 da1周囲長La及び濃度差Ddll等の特徴パ
ラメータを用いて網赤血球と擬似網赤血球を識別してい
るが、上記擬似網赤血球の発生頻度は、少ない場合で赤
血球1000個に対し数個、多い場合に100個以上に
達するのに対し、網赤血球の正常人の発生@度は、赤血
球1000個に対し3〜11個と非常に少なく、擬似網
赤血球の存在は算定結果に大きな影響を与えることは明
らかである0 ここで説明する血液前処理方法は、超生体染色された血
液標本を有機溶剤中に所定時間浸たし。
時間の長短により1個々の赤血球中央付近に、しわ状の
変形が発生することがある0このように油浸対物レンズ
で検鏡する場合、赤血球の上記しわ状変形が起こってい
る部分に油が浸透できず、赤血球の顕微鏡像は網赤血球
像と非常に似かよったものになってしまう。(このよう
な赤血球を擬似網赤血球という。)この擬似網赤血球を
上述した網赤血球自動算定装置蚤こおいて、網状体の面
積8 da1周囲長La及び濃度差Ddll等の特徴パ
ラメータを用いて網赤血球と擬似網赤血球を識別してい
るが、上記擬似網赤血球の発生頻度は、少ない場合で赤
血球1000個に対し数個、多い場合に100個以上に
達するのに対し、網赤血球の正常人の発生@度は、赤血
球1000個に対し3〜11個と非常に少なく、擬似網
赤血球の存在は算定結果に大きな影響を与えることは明
らかである0 ここで説明する血液前処理方法は、超生体染色された血
液標本を有機溶剤中に所定時間浸たし。
上記血液標本に顕微鏡油浸レンズ用油を塗抹することに
より、赤血球に生じたしわ状変形を除去するものである
。
より、赤血球に生じたしわ状変形を除去するものである
。
この血液標本前処理装置の一実施例を第10図に示す。
第10図において、101は血液標本102を収納する
カセットケースであり、102は超生体染色されている
。103は有機溶剤キシレン、104は顕微鏡油浸レン
ズ用油、(例えば米L!ilR,1’、0ARGILF
i LABORATORIE8゜INO,社31のTY
PlaA)、105は上記前104を血液標本102に
導くチューブ、106は血液標本102を油の滴下位ま
で移動させるレバー、107は上記レバー106の駆動
部、10Bは、油滴下後に血ii標本102をカセット
位置までおしもどす機構部である。カセット101に収
納された血液標本102は、最初キシレン溶液103に
1分ないし10分間浸たす。この浸たす時間は、染色後
の乾燥条件および経過時間によって調節する。ただし、
10分間以上浸たすと染色された赤血球尋が脱色し始め
るため、長ずきるのは望ましくない。次に、血液標本を
キシレン溶液から引上げる段階において、レバー106
で血液標本を1枚ごとに、カセツl−101から押し出
し、この血液標本の表面に油104を、チューブ105
から適当量滴下させて、血液標本の表面に一様に油浸レ
ンズ用油を塗抹する0なお、塗抹についではスリット状
の穴から油を押出す方法又は刷子で油を塗抹する方法で
も良いことは勿論である。このとき、上記のキシレン1
03が血液標本の表面から完全に蒸発しでしまわない前
lこ、できるだけ早く油を滴下することが望ましい。滴
下後、その血液標本をカセツ)101に再セットする。
カセットケースであり、102は超生体染色されている
。103は有機溶剤キシレン、104は顕微鏡油浸レン
ズ用油、(例えば米L!ilR,1’、0ARGILF
i LABORATORIE8゜INO,社31のTY
PlaA)、105は上記前104を血液標本102に
導くチューブ、106は血液標本102を油の滴下位ま
で移動させるレバー、107は上記レバー106の駆動
部、10Bは、油滴下後に血ii標本102をカセット
位置までおしもどす機構部である。カセット101に収
納された血液標本102は、最初キシレン溶液103に
1分ないし10分間浸たす。この浸たす時間は、染色後
の乾燥条件および経過時間によって調節する。ただし、
10分間以上浸たすと染色された赤血球尋が脱色し始め
るため、長ずきるのは望ましくない。次に、血液標本を
キシレン溶液から引上げる段階において、レバー106
で血液標本を1枚ごとに、カセツl−101から押し出
し、この血液標本の表面に油104を、チューブ105
から適当量滴下させて、血液標本の表面に一様に油浸レ
ンズ用油を塗抹する0なお、塗抹についではスリット状
の穴から油を押出す方法又は刷子で油を塗抹する方法で
も良いことは勿論である。このとき、上記のキシレン1
03が血液標本の表面から完全に蒸発しでしまわない前
lこ、できるだけ早く油を滴下することが望ましい。滴
下後、その血液標本をカセツ)101に再セットする。
次に、カセツ) 101 re血液標本1枚分だけ上方
向に移動させ、上記の操作を繰り返す。力、セラ)10
1の最下位の血液標本102は、キシレン溶液103に
一番長く浸していることになるから、この時間が10分
間を越えないようにすることが望ましい。
向に移動させ、上記の操作を繰り返す。力、セラ)10
1の最下位の血液標本102は、キシレン溶液103に
一番長く浸していることになるから、この時間が10分
間を越えないようにすることが望ましい。
以上の操作を行なうと、!初擬似網赤血球であったもの
は、そのしわ状の変形部にキ/レンカ浸透するとともに
、油等による血液標本のよごれが除去され、油浸レンズ
用油¥:滴下した際、この油が上記しわ状の変形部に十
分浸透し、擬似網赤血球を大部分消失することができる
。もし、まだ擬似網赤血球が残っている血液標本に対し
ては上記の操作をもう1友くり返えし行なうことにより
完全に擬似網赤血球を取除くことができる。2度目の操
作では1度目で行った油浸レンズ用油が塗抹されたまま
の状態で、上記の操作をくり返してよい0 このようにして油浸レンズ用油が塗抹された血液標本は
、ただちに顕微鏡にて検鏡してもよいし。
は、そのしわ状の変形部にキ/レンカ浸透するとともに
、油等による血液標本のよごれが除去され、油浸レンズ
用油¥:滴下した際、この油が上記しわ状の変形部に十
分浸透し、擬似網赤血球を大部分消失することができる
。もし、まだ擬似網赤血球が残っている血液標本に対し
ては上記の操作をもう1友くり返えし行なうことにより
完全に擬似網赤血球を取除くことができる。2度目の操
作では1度目で行った油浸レンズ用油が塗抹されたまま
の状態で、上記の操作をくり返してよい0 このようにして油浸レンズ用油が塗抹された血液標本は
、ただちに顕微鏡にて検鏡してもよいし。
油自体は蒸発しないため、以後長時間放置してもしわ状
変形は解消された状態で保たれるので1時間をおいて検
鏡してもよい。
変形は解消された状態で保たれるので1時間をおいて検
鏡してもよい。
以上の説明では、有機溶剤としてキシレンを用いた場合
について説明したが、■油浸レンズ用油を溶解すること
、■化学的に安定であり、金属。
について説明したが、■油浸レンズ用油を溶解すること
、■化学的に安定であり、金属。
ガラス、生物資料及び染色色素等と反応し、変性。
溶解及び腐触等を起こさないこと、■揮発生があり、容
易に除去し得ること等のキシレンと同様の効果を有する
有機溶剤を用いることができる。
易に除去し得ること等のキシレンと同様の効果を有する
有機溶剤を用いることができる。
以上、説明した如く本前処理方法iこよれば、擬似網赤
血球の発生頻度が赤血球1000個iこ対し100個以
上であるような血液標本に対しても。
血球の発生頻度が赤血球1000個iこ対し100個以
上であるような血液標本に対しても。
擬似網赤血球の発生頻度を赤血球1000個に対し1個
以下と極めて減少させることができ、網赤血球算定処理
において、極めて大きな効果が期待できる。
以下と極めて減少させることができ、網赤血球算定処理
において、極めて大きな効果が期待できる。
抜た。第10図に示した血液標本前処理装置を。
第1図に示した網赤血球自動算定装置に組込み。
しわ状変形のある赤血球対策がなされた血液標本を自動
的に顕微鏡下にセットする機能をもつオート・ローダを
付加して、全自動網赤血球算定装置を構成することも可
能である。
的に顕微鏡下にセットする機能をもつオート・ローダを
付加して、全自動網赤血球算定装置を構成することも可
能である。
以上1本発明について、一実施例を用いて説明した。以
下1本発明の効果について述べる。
下1本発明の効果について述べる。
1、網赤血球算定において、新しい特徴パラメータを導
入したこと1こより、赤血球、網赤血球。
入したこと1こより、赤血球、網赤血球。
擬似網赤血球の識別率が向上した。特にlog8 do
、 log D da、およびjog S re 、
log D raの導入は、網赤血球の識別率の増大
、および。
、 log D da、およびjog S re 、
log D raの導入は、網赤血球の識別率の増大
、および。
赤血球を網赤血球に誤判定する割合を減少させるのに効
果がある。
果がある。
2、本発明の第2の特徴は、網赤血球を更に細分類する
ハイルマイアの分類を可能にする特徴パラメータD I
−f導入し、ハイルマイアの分類を行なっていることで
ある。
ハイルマイアの分類を可能にする特徴パラメータD I
−f導入し、ハイルマイアの分類を行なっていることで
ある。
3、本発明により、網赤血球算定の自動化、高精度化、
高速化を容易にし、さらに従来、検査技師による顕微鏡
下の検査作業を大巾に省力化できる。
高速化を容易にし、さらに従来、検査技師による顕微鏡
下の検査作業を大巾に省力化できる。
4、本発明は従来の血液像自動分析装置1%に白血球形
態検査、赤血球形態検査装置に容易に組みこむことがで
き、網赤血球算定装置を加えた総合的な血液像自動分析
装置を提供することができる。
態検査、赤血球形態検査装置に容易に組みこむことがで
き、網赤血球算定装置を加えた総合的な血液像自動分析
装置を提供することができる。
第1図は1本発明に係る網赤血球自動算定装置の一実施
例の構成を示すブロック図、第2図、第3図、第4図(
A)、第4図(B)、第6図、第7図(A)、第7部(
B)、第8図及び第9図は。 第1図に示した構成の動作を説明するための図。 第5図は第1図に示した要部の一実施例の構成を示す図
、第10図は、血液標本前処理装置の一実施例を示す図
である。 第2図 葛5図 θ 障gs〆e 第5図 第7図 (Aン (3) ¥″J 8 図 高 q 図 第1頁の続き 0発 明 者 橋 詰 明 英 国分寺市東恋う央研究
所内 0発 明 者 山 本 真 司 国分寺市東恋う央研究
所内 ・窪1丁目28幡地 株式会社日立製作所中・窪1丁目
28幡地 株式会社日立製作所中手続補正書(方式) %式% 発明の名称 網赤血球自動算定装置 補正をする者 III’lとの1助 特許出願人 に 称 ′5101抹式会目 ]1 立 装 f乍 所
代 理 人 補正の対象 明細省の一面の簡単な説明」の欄hli
jlE n 内容 明細書第24頁第16行「第7部U
月を「第7図β月に訂正する。
例の構成を示すブロック図、第2図、第3図、第4図(
A)、第4図(B)、第6図、第7図(A)、第7部(
B)、第8図及び第9図は。 第1図に示した構成の動作を説明するための図。 第5図は第1図に示した要部の一実施例の構成を示す図
、第10図は、血液標本前処理装置の一実施例を示す図
である。 第2図 葛5図 θ 障gs〆e 第5図 第7図 (Aン (3) ¥″J 8 図 高 q 図 第1頁の続き 0発 明 者 橋 詰 明 英 国分寺市東恋う央研究
所内 0発 明 者 山 本 真 司 国分寺市東恋う央研究
所内 ・窪1丁目28幡地 株式会社日立製作所中・窪1丁目
28幡地 株式会社日立製作所中手続補正書(方式) %式% 発明の名称 網赤血球自動算定装置 補正をする者 III’lとの1助 特許出願人 に 称 ′5101抹式会目 ]1 立 装 f乍 所
代 理 人 補正の対象 明細省の一面の簡単な説明」の欄hli
jlE n 内容 明細書第24頁第16行「第7部U
月を「第7図β月に訂正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■、染色を施こした血液標本の透過光を複数個の単色に
色分離し、この分離された情報を利用して抽出された赤
血球および網赤血球をめる装置において、上記の各血球
の濃度ヒストグラムをめる手段と、このヒストグラムの
最大値の所定パーセントの頻度値を有する高濃度部の濃
度値をめる手段と、この濃度以上の頻度の総和をめる手
段と、上記血球の最高濃度値と上記の高濃度部の濃度値
の差をめる手段と、上記の頻度値の総和と上記の濃度値
の差とを対数変換する手段とからなる赤血球と網赤血球
を識別することヲ特徴とする網赤血球自動算定装置02
、第1項記載の網赤血球自動算定装置において。 上記の高濃度部の濃度値をめる手段が、1画面内にある
全血球の濃度ヒストグラムをめる手段と、このaiヒス
トグラムの最大値の所定パーセントの頻度値を有する高
濃度部の濃度値をめる手段とからなることを特徴とする
網赤血球自動算定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59065734A JPS6040954A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 網赤血球自動算定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59065734A JPS6040954A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 網赤血球自動算定装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60267116A Division JPS61172062A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 網赤血球自動分類装置 |
JP26711585A Division JPS61165635A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 血液前処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6040954A true JPS6040954A (ja) | 1985-03-04 |
JPS6348020B2 JPS6348020B2 (ja) | 1988-09-27 |
Family
ID=13295542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59065734A Granted JPS6040954A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 網赤血球自動算定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040954A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01128984U (ja) * | 1988-02-25 | 1989-09-01 | ||
EP0534948A1 (en) * | 1989-02-24 | 1993-04-07 | Cell Analysis Systems Inc | TWO-COLOR CAMERA MICROSCOPE AND CELL COLORING AND ANALYSIS METHODOLOGY. |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2734828B1 (en) * | 2011-07-22 | 2019-12-18 | Roche Diagnostics Hematology, Inc. | Identifying and measuring reticulocytes |
-
1984
- 1984-04-04 JP JP59065734A patent/JPS6040954A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01128984U (ja) * | 1988-02-25 | 1989-09-01 | ||
EP0534948A1 (en) * | 1989-02-24 | 1993-04-07 | Cell Analysis Systems Inc | TWO-COLOR CAMERA MICROSCOPE AND CELL COLORING AND ANALYSIS METHODOLOGY. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6348020B2 (ja) | 1988-09-27 |
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