JPS6036300Y2 - ゴルフバッグ用スタンド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフバッグを立て掛けるスタンドに関するも
のである。

通常ゴルフバッグ（以下バッグという）を置く場合、特
にゴルフ場又はゴルフ練習場の場合は、所定個所にバッ
グ置場が用意されており、その置場に立て掛けることが
できる。

しかし、これら置場が閉がっていたり、移動した際、バ
ッグ置場が無いときには壁に立て掛けたり、横にして置
く場合が多く、立て掛けたバッグが倒れたり、汚れたり
した。

更にはバッグを持ってコースを回る場合にも、プレー中
はバッグを寝かせて置くため、クラブ交換の際の出し入
れが不便であると共にバッグが汚れやすい等の多くの欠
点があった。

本考案は上述の如きかかる欠点を除去し、いつでも、ど
こでも使用することのできる軽量で持ち運びが便利、且
つ開脚が簡単なスタンドを提供するものである。

以下、本考案の実施例を図面により説明すると、上端に
保護キャップ１４を被せた長尺の支柱２の上部前面に交
差させて固着させた係止片３の略両端に保持ベルト９を
挿通するベルト孔５，５を設け、且つ両端を前側に折曲
げである。

６は支柱２の下端前面に取付ける保持片で、上部に左右
方向に延長させて設けた係止部７の略両端に、他の保持
ベルト１８を挿通するベルト孔１７．１７を設け、その
上、両端を前側に折曲げである。

この係止部７の下方はやや幅狭く形成すると共に下部を
前方に直角に折曲げて折曲片８を形成しである。

更にこの係止部７の中間部には、平行に一対の切込を設
け、この切込部を後方に打ち出して上下方向に設けた挿
通孔１９の中心に前記支柱２の下端を固着させることに
より、該支柱２の左右にガイド孔２０，２０を形成しで
ある。

１０は略■型に折曲げて形成した支持筒で、この支持筒
の中央部分を該支柱２の略中間位置に角度を付して固着
し、該支持筒１０の両端に、路上部をそれぞれ略直角に
折曲げて形成した枢動軸１１．１１のそれぞれ一端を回
転可能に嵌合させる。

又、この枢動軸の他端に、路上端を折曲部２１．２１を
介して略くの字型に折曲げた支持脚１２．１２の上端を
連結し、下端に滑り止用のゴムキャップ１５゜１５をそ
れぞれ取付け、更にこの折曲部２１，２１にそれぞれ直
角方向に軸承筒２２．２２を固着しである。

１３は中央部をＵ字型に折曲げて中央折曲部２５を設け
た支持バネで、該支持バネの上端はそれぞれ前記ガイド
孔２０．２０内に下方から上方へ挿通腰且つこの支持バ
ネの上端はそれぞれ直角に折曲げて前記軸承筒２２．２
２に軸承させスタンド′１を形成しである。

本考案は上述の如きものにして、スタンドを使用するに
は、先ずゴルフバッグ１６を保持片６の下部に設けた折
曲片８に係止し、次いで係止片３及び保持片６の前面に
係合した後、保持ベルト９及び１８を締付けてこのゴル
フバック１６をスタンドに取付ける。

通常の場合、支持バネ１３の中央折曲部２５は支柱２の
下方に突出している。

スタンド１を立てる場合には、支柱２の上端を第３図矢
印下方に押下げると、この開閉バネ１３の中央折曲部２
５は地面に当接しているので支点となり、支柱２の下端
に固着した保持片の折曲片８が地面に着地するまで該支
柱２は押し下げられる。

すると結果的に支持バネ１３の上端は押上げられたと同
じ状態になり、枢動軸１１，１１を軸心として支持脚１
２．１２の下端は大さく外方へ押し拡けられ、その状態
で該支柱２を傾むけて、支持脚１２．１２の下端を地面
に着地させれば（第３図一点鎖線で小す如し）、第１図
に示す如くスタンドとしてゴルフバック１６を立てかけ
ておくことが出来るものである。

このスタンド１を折畳む場合は、支柱２を持ち上げるだ
けで、支持バネ１３の弾発力により支持脚１２．１２の
下部は互いに引き寄せられる（第２図）。

又、このスタンド１は非常に軽量であることから、バッ
グ１６に取付けたまま移動しても、スタンド１の重さが
負担にならず持ち運べ、且つバッグを地面に置くだけで
該バッグの自重によりスタンドの脚は自動的に開き、又
、バッグを持上げれば支持バネ１３の弾発力により自動
的に閉じるので、どこでも簡単にバッグを置くことがで
きるものである。

以上の如く本考案は、支柱２に取付けた支持脚１２．１
２の下部を支持バネ１３により開閉可能に形成しただけ
の簡単な構造であるため、コストも安く、且つ軽量であ
るため、持ち運びに便利であると共に、単にバッグの持
上げ又はバッグのおろしのワンタッチ操作で脚部の開閉
ができるので極めて便利である等の有益なる効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示したものにして第１図は使用
状態を示す側面図、第２図は一部省略したスタンドの正
面図、第３図は一部省略した同側面図、第４図は一部断
面した平面図、第５図は保持片の背面図である。 １はスタンド、２は支柱、３は係止片、４はガイド孔、
５，１７はベルト孔、６は保持片、７は係止部、８は折
曲片、９，１８は保持ベルト、１０は支持片、１１．１
１は枢動軸、１２，１２は支持脚、１３は支持バネ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略両端にベルト孔５，５を設け、両端をそれぞれ一側に
   折曲げた係止片３を長尺の支柱２の路上部に固着し、上
   部に設けた係止部７の略両端にベルト孔１７，１７を設
   け、且つ下部を前方に直角に折曲げた折曲片８を有した
   保持片６を支持２の下端に固着し、該支柱２の略中夫に
   水平に固着した支持片１０のそれぞれ両端に略直角に折
   曲げた枢動軸１１．１１の一端を回転可能に取付け、路
   上部をくの字型に折曲げた支持脚１２．１２の上端を該
   枢動軸の他端にそれぞれ連結し、更に中央を略Ｕ字型に
   折曲げた支持バネ１３の両端を、前記保持片６に設けた
   ガイド孔４，４内に下方から挿通して前記支持脚１２，
   １２の路上部に枢動可能に枢着させ、該支持脚の下部を
   開閉可能にしたことを特徴とするゴルフバック用スタン
   ド。