JPS6024326Y2 - 内視鏡等の插入補助具 - Google Patents
内視鏡等の插入補助具Info
- Publication number
- JPS6024326Y2 JPS6024326Y2 JP16555877U JP16555877U JPS6024326Y2 JP S6024326 Y2 JPS6024326 Y2 JP S6024326Y2 JP 16555877 U JP16555877 U JP 16555877U JP 16555877 U JP16555877 U JP 16555877U JP S6024326 Y2 JPS6024326 Y2 JP S6024326Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- small intestine
- balloon
- scope
- fixing means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、たとえば小腸スコープなどを挿入する際使用
する内視鏡等の挿入補助具の改良に関する。
する内視鏡等の挿入補助具の改良に関する。
一般に、小腸スコープをそのまま経口的に直接、施術者
が手で押し入れる方式は、小腸の始まりであるトライツ
靭帯かられずか50cm程度まで挿入するのが、限界で
あった。
が手で押し入れる方式は、小腸の始まりであるトライツ
靭帯かられずか50cm程度まで挿入するのが、限界で
あった。
これは小腸への挿入において第1図で示すように胃内で
小腸スコープが撓み胃を下垂させ、それ以上小腸スコー
プを押し込んでも撓みが増すだけで、先端は少しも動か
ない現象を起すためである。
小腸スコープが撓み胃を下垂させ、それ以上小腸スコー
プを押し込んでも撓みが増すだけで、先端は少しも動か
ない現象を起すためである。
そこで、従来は、可撓性の筒体からなる挿入補助具をあ
らかじめ小腸スコープの挿入部に被せておき、胃内まで
一緒に挿入し、それ以後はその挿入補助具に対して小腸
スコープの挿入部をスライドさせて、さらに深部まで挿
入するという手段が考えられている。
らかじめ小腸スコープの挿入部に被せておき、胃内まで
一緒に挿入し、それ以後はその挿入補助具に対して小腸
スコープの挿入部をスライドさせて、さらに深部まで挿
入するという手段が考えられている。
すなわち、挿入補助具を被せることにより、全体として
小腸スコープ単体の場合よりも可撓性を低くし、これに
より胃内での撓みを少なくするというものであるが、そ
の補助具の先端は広い胃の中で自由にぶらぶら動き得る
ので、その効果はさほど期待できない。
小腸スコープ単体の場合よりも可撓性を低くし、これに
より胃内での撓みを少なくするというものであるが、そ
の補助具の先端は広い胃の中で自由にぶらぶら動き得る
ので、その効果はさほど期待できない。
第2図は胃内での撓みがない場合の理想的な挿入状態を
示すが、便宜上挿入補助具は省略して描いである。
示すが、便宜上挿入補助具は省略して描いである。
しかして、最近上記補助具の挿入側先端の外周にバルー
ンを設け、このバルーンを十二指腸球部に挿入して膨ら
ませることによってその十二指腸球部に引掛け、口から
十二指腸までの案内路をつくるようにした方法が考え出
された。
ンを設け、このバルーンを十二指腸球部に挿入して膨ら
ませることによってその十二指腸球部に引掛け、口から
十二指腸までの案内路をつくるようにした方法が考え出
された。
しかしながら、この方法は、小腸スコープをまず挿入し
てそれらから小腸スコープを案内として補助具を手元側
から押し込めるものであるから、その補助具は押込み圧
縮に耐え得るだけのしつかりしたものでなければならな
い。
てそれらから小腸スコープを案内として補助具を手元側
から押し込めるものであるから、その補助具は押込み圧
縮に耐え得るだけのしつかりしたものでなければならな
い。
このため、補助具自体の剛性を高くせざるを得す、患者
の、特にのど部に与える負担が大きくなり、激しい苦痛
を与える重大な欠点があった。
の、特にのど部に与える負担が大きくなり、激しい苦痛
を与える重大な欠点があった。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、患者に与える苦痛を軽減することがで
きるとともに、先端を固定部位に短時間で導き入れるこ
とができる内視鏡等の挿入補助具を提供することにある
。
とするところは、患者に与える苦痛を軽減することがで
きるとともに、先端を固定部位に短時間で導き入れるこ
とができる内視鏡等の挿入補助具を提供することにある
。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第3図は小腸スコープの挿入に使用する挿入補助具を示
す。
す。
同図中1は可撓性の筒状部材からなる挿入部本体であり
、この挿入部本体1の基端には操作部2が形威されてい
る。
、この挿入部本体1の基端には操作部2が形威されてい
る。
上記挿入部本体1は、第5図で示すようにその内部に被
挿入部材たる小腸スコープ3を挿通可能な通路4を形威
している。
挿入部材たる小腸スコープ3を挿通可能な通路4を形威
している。
また、挿入部本体1の先端部外周には、バルーン5が設
けられており、このバルーン5は挿入部本体1の肉厚内
に形威した流体通路6を介して操作部2におけるパイプ
7に連結されている。
けられており、このバルーン5は挿入部本体1の肉厚内
に形威した流体通路6を介して操作部2におけるパイプ
7に連結されている。
すなわち、パイプ7および流体通路6を介して圧力流体
をバルーン5内に導き入れ、そのバルーン5を膨張させ
ることができるようになっている。
をバルーン5内に導き入れ、そのバルーン5を膨張させ
ることができるようになっている。
しかして、バルーン5は操作部2において遠隔的に操作
することができる。
することができる。
さらに、挿入部本体1の先端部内周にも、第4図で示す
ように、バルーン8が設けられている。
ように、バルーン8が設けられている。
そして、このバルーン8は、上記流体通路6とは別の流
体通路9を介して操作部2におけるパイプ10に連結さ
れていて、流体通路9およびパイプ10を介して圧力流
体を給排し、操作部2において遠隔的にバルーン8を膨
張収縮させることができるようになっている。
体通路9を介して操作部2におけるパイプ10に連結さ
れていて、流体通路9およびパイプ10を介して圧力流
体を給排し、操作部2において遠隔的にバルーン8を膨
張収縮させることができるようになっている。
つまり、バルーン8は膨張することにより、挿入部本体
1内に挿入した小腸スコープ3の外周を締め付けて係止
する着脱自在な仮止め手段を構成している。
1内に挿入した小腸スコープ3の外周を締め付けて係止
する着脱自在な仮止め手段を構成している。
なお、挿入部本体1の先端は、他よりも肉薄にして柔軟
なヒレ11を形威しである。
なヒレ11を形威しである。
また、操作部2において操入部本体1の基端には大径の
目体12が取り付けられている。
目体12が取り付けられている。
次に、上記挿入補助具の使用方法を説明する。
まず、体腔内に挿入する前において、その挿入補助具内
に小腸スコープ3を挿入し、内側のバルーン8を膨張さ
せる。
に小腸スコープ3を挿入し、内側のバルーン8を膨張さ
せる。
これにより、挿入部本体1の先端はその小腸スコープ3
に係止し、仮止めされる。
に係止し、仮止めされる。
しかして、挿入部本体1の先端は小腸スコープ3の先端
に固定され、一体的となる。
に固定され、一体的となる。
この状態において第5図で示すように小腸スコープ3を
体内に挿入腰外側のバルーン5が十二指腸球部13に入
るまで導き入れる。
体内に挿入腰外側のバルーン5が十二指腸球部13に入
るまで導き入れる。
そして、外側のバルーン5が十二指腸球部13内に位置
したところで、外側のバルーン5を膨張させ、その十二
指腸球部13に固定する。
したところで、外側のバルーン5を膨張させ、その十二
指腸球部13に固定する。
また、この状態において、内側のバルーン8を縮めると
ともに、挿入部本体1を体外の方へ引張り気味に保持す
ると、第5図で示すように口14と十二指腸球部13を
結ぶほぼ直線状の小腸スコープ3の通路4を形成する。
ともに、挿入部本体1を体外の方へ引張り気味に保持す
ると、第5図で示すように口14と十二指腸球部13を
結ぶほぼ直線状の小腸スコープ3の通路4を形成する。
したがって、小腸スコープ3を前方へ押してやれば、容
易に深部小腸まで挿入させることができる。
易に深部小腸まで挿入させることができる。
しかして、上記構成によれば、挿入部本体1の先端を小
腸スコープ3の先端に係止腰板止めさせることができる
。
腸スコープ3の先端に係止腰板止めさせることができる
。
したがって、小腸スコープ3とともに挿入部本体1の先
端を導き入れることができる。
端を導き入れることができる。
また、挿入部本体1の先端を体腔内に固定できるので、
体外に引っ張り気味とすれば、その挿入部本体1をほぼ
真直ぐにすることができる。
体外に引っ張り気味とすれば、その挿入部本体1をほぼ
真直ぐにすることができる。
また、挿入部本体1が相当に柔かくても、直線的な案内
する通路を形成することができる。
する通路を形成することができる。
したがって、上記挿入部本体1を体腔内に導入する際、
のど部などに負担をかけることなく、導入することがで
きる。
のど部などに負担をかけることなく、導入することがで
きる。
なお、上記実施例での仮止め手段はバルーン8を用いて
いるが、本考案はそれに限定されるものではなく、たと
えば第6図で示すように挿入部本体1の先端内周に突起
15を形成することにより、小腸スコープ3のフード1
6に形成した凹部17に嵌合させるようにしてもよい。
いるが、本考案はそれに限定されるものではなく、たと
えば第6図で示すように挿入部本体1の先端内周に突起
15を形成することにより、小腸スコープ3のフード1
6に形成した凹部17に嵌合させるようにしてもよい。
この仮止め手段では、小腸スコープ3を比較的強く押し
込めば弾性により外れるようにしである。
込めば弾性により外れるようにしである。
また、突起と凹部を第7図で示すように逆に設けてもよ
い。
い。
なお、第7図において突起18は小腸スコープの外径に
対して適当な径をもてば、必ずしも凹陥部19をもたな
くともよいし、また、摩擦力のみで仮止めするようにし
てもよい。
対して適当な径をもてば、必ずしも凹陥部19をもたな
くともよいし、また、摩擦力のみで仮止めするようにし
てもよい。
以上説明したように本考案によれば、挿入補助具の挿入
部本体を相当に柔かくすることができ、従来のもののよ
うに押込み圧縮に耐え得るだけの比較的しつかりした剛
性をもつものでなくともよいので、患者の体腔に与える
負担をきわめて小さくでき、苦痛を与えない。
部本体を相当に柔かくすることができ、従来のもののよ
うに押込み圧縮に耐え得るだけの比較的しつかりした剛
性をもつものでなくともよいので、患者の体腔に与える
負担をきわめて小さくでき、苦痛を与えない。
また、体腔内において挿入部本体を極力真直ぐにするこ
とができるので、内視鏡の被挿入部を容易に挿入するこ
とが可能となるなどすぐれた作用効果を奏するものであ
る。
とができるので、内視鏡の被挿入部を容易に挿入するこ
とが可能となるなどすぐれた作用効果を奏するものであ
る。
第1図および第2図はそれぞれ小腸スコープの挿入状態
を示す説明図、第3図は本考案の一実施例を示す斜視図
、第4図は同じくその実施例の挿入部本体の先端部の断
面図、第5図は同じくその実施例の使用状態の説明図、
第6図および第7図はそれぞれ異なる実施例を示す挿入
部本体の先端部の断面図である。 1・・・・・・挿入部本体、2・・・・・・操作部、3
・・・・・・小腸スコープ、4・・−通路、5・・間バ
ルーン、6・・曲流体通路、7・・・・・・パイプ、8
・・・・・・バルーン、9・・・・・・パイプ。
を示す説明図、第3図は本考案の一実施例を示す斜視図
、第4図は同じくその実施例の挿入部本体の先端部の断
面図、第5図は同じくその実施例の使用状態の説明図、
第6図および第7図はそれぞれ異なる実施例を示す挿入
部本体の先端部の断面図である。 1・・・・・・挿入部本体、2・・・・・・操作部、3
・・・・・・小腸スコープ、4・・−通路、5・・間バ
ルーン、6・・曲流体通路、7・・・・・・パイプ、8
・・・・・・バルーン、9・・・・・・パイプ。
Claims (3)
- (1)内部に被挿入部材を挿通可能な筒状の被挿入部材
より柔軟な可撓性挿入本体と、この挿入部本体の基端に
設けられた操作部と、上記挿入部本体の先端外周に設け
られ操作部において膨張収縮操作可能なバルーンと、上
記挿入部本体の先端部内周に設けられ上記被挿通部材に
係止する着脱自在な仮止め手段とを具備してなることを
特徴とする内視鏡等の挿入補助具。 - (2)仮止め手段が操作部において膨張収縮操作可能な
バルーンであることを特徴として実用新案登録請求の範
囲第1項の内視鏡等の挿入補助道具。 - (3)仮止め手段が被挿入部材の周面に嵌合して係合さ
せるようにした実用新案登録請求の範囲第1項の内視鏡
等の挿入補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16555877U JPS6024326Y2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | 内視鏡等の插入補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16555877U JPS6024326Y2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | 内視鏡等の插入補助具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5490086U JPS5490086U (ja) | 1979-06-26 |
JPS6024326Y2 true JPS6024326Y2 (ja) | 1985-07-20 |
Family
ID=29164052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16555877U Expired JPS6024326Y2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | 内視鏡等の插入補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024326Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1232764A4 (en) | 1999-11-25 | 2004-10-20 | Sumitomo Bakelite Co | GUIDE TUBE AND APPLICATION PROCEDURE THEREFOR |
JP2001327460A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-27 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP4499479B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-07-07 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用オーバーチューブおよび小腸内視鏡システム |
JP2006223895A (ja) * | 2006-05-19 | 2006-08-31 | Olympus Corp | 腸挿入機器 |
JP5499927B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2014-05-21 | 住友ベークライト株式会社 | オーバーチューブ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528275Y2 (ja) * | 1974-12-27 | 1980-07-05 | ||
JPS555155Y2 (ja) * | 1975-01-10 | 1980-02-06 |
-
1977
- 1977-12-09 JP JP16555877U patent/JPS6024326Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5490086U (ja) | 1979-06-26 |
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