JPS60217071A - 係止片取付方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は頭部と、この頭部の中央部より一方に延長され
たフィラメント部と、このフィラメント部の端部にその
中央を固定した横棒部よりなり、これらの各部をナイロ
ン等の合成樹脂に一体的に成形した係止片（別名ビンあ
るいはタグビン）の取付装置である。

〔従来技術〕

係止片取付装置には各種のものが提案されており、それ
らの中で代表的なものとしては、米国特許第３，１０３
，６６６号、米国特許第３，９２４，７８８号、米国特
許第３，６５０，４５１号がある。

これらの係止片取付装置は、係止片が連結棒に対して一
定の間隔を置いて櫛状に固定されているもの＼取付用と
して開発されたものであり、その送り機構として歯車機
構が採用されており、そしてこの係止片群を１本ずつ送
って打ち込むる際には横棒部と連結棒とを結ぶ連結片に
歯車を噛合させて行なっている。

通常の係止片の寸法は、頭部の厚さが約１．０韮９頭部
の長さが約ＩＱｉｍ、頭部の巾が約３　、５　＋ｎ　。

横棒部の直径が約１．０ｍｍ、横棒部の長さが約１０１
ｍである。そしてフィラメント部の長さは用途によって
異なるが、７．（ｈｓ　”　１２５ｍｍのものが使用さ
れている。この係止片は約２〜１．２ａｍ間隔で３５本
〜１００本が連結片を介して連結棒に櫛状の連結されて
係止片群を構成し、しかもこの係止片群は比較的高張っ
ていると共に連結棒上に多数の係止片の頭部がぐらつく
状態で固定きれている。

従って、係止片同志の絡み合い生じ易い上に係止片群全
体として嵩張ることになり、輸送上、梱包上および使用
上不便な点を避けることが困難であった。

係止片群が嵩張ることは、前記のように使用上に問題が
ある上に、これを成形するための金型が大型となり、成
形に際して合成樹脂の吐出圧力が増加し、また、金型全
体としての温度のばらつきを生ずるので成形機の操作条
件を厳密なものにする必要がある。

このような欠点を解消するために係止片同志を密間隔な
いし密着させた状態で配列したいわゆる密間隔係止片群
あるいは密接係止片群が開発されている。〔米国特許第
４，４１７，６５６号（密着ピン）を参照〕 前記米国特許第４，４１７，６５６号の第３図、第４図
、第１０図、第１１図および第１２図等を参照すると分
かるように、密着係止片群を例にとれば従来の線間隔配
列の係止片群に比較して非常にコンパクトに纏まってお
り同一本数の係止片群において従来の係止片群の２／３
あるいは１／２の長さとなっている。

この係止片群は前記のように係止片同志の間隔が非常に
短縮あるいは密着状態に配置されている関係上、連結片
あるいはフィラメント部の間隔が非常に狭くなっている
ので、従来の係止片取付機における歯車機構の歯の間隔
よりも連結片の間隔が狭くなっており、この取付機によ
って送ることが困難であり、また、場合によって送るこ
とができたとしても円滑な送り作用を行うことは困難で
ある。

なお、この米国特許明細書の記載における頭部、横棒部
、フィラメント部、連結片及び連結棒は、前記米国特許
第４，４１７，６５６号の第３図及び第４図において、
頭部は符号１．横棒部は符号２．フィラメント部は符号
３．連結片は符号４、連結棒は符号５でそれぞれ示され
た部材を意味するものである。

また、この種の係止片群は、横棒部２０間を連結片によ
って連結して連結棒５と連結片４とを省略した構造のも
のが使用されるようになっている。本発明の係止片取付
装置は、後者の係止片群の打ち込みに主として使用され
るものを例に取って説明する。

［発明の目的〕 本発明は、米国特許第３，１０３，６６６号の図面に記
載されているような線間隔に配置された係止片群しか打
ち込むことができなかった従来の係止片取付機の欠点を
解消し、前記密間隔係止片群あるいは密接係止片群、特
に米国特許第４，４１７．６５６号に記載されている横
棒部の間に若干の間隙を有する密接係止片群、更には連
結片４と連結棒５とを省略した横棒部の間に実質的に間
隙を有しない密着係止片群を円滑に１個１々分離して中
空針の軸線上にある通路内に送り込み、打ち込むことが
できる取付装置を提供するものである。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するための本発明の構成は、（１１頭部
と、この頭部の中央部より一方に延長されたフィラメン
ト部と、このフィラメント部の端部にその中央部を固定
された横棒よりなる係止片であって、複数の係止片の横
棒部は簡単に引き千切ることができる連結片によって連
結された係止片群を取付ける方法において、中空針の軸
線上に一部が開口されている案内溝と、この案内溝に連
続した整列通路とに横棒部群を整列させ、これの内の１
本を前記中空針の軸線上に移動させ、これを中空針中に
押し込むことを特徴とする係止片の取付方法。

（２）　頭部と、この頭部の中央部より一方に延長され
たフィラメント部と、このフィラメント部の端部にその
中央部を固定された横棒よりなる係止片であって、複数
の係止片の横棒部は簡単に引き千切ることができる連結
片によって連結された係止片群を取付ける装置において
、横棒部の端部を押圧するピストン棒の通路が端部に形
成され、１本の横棒部のみが挿入される案内溝と、この
案内溝に連通して前記１本の横棒部に連結された複数の
横棒部を案内するための配列通路を有し、前記配列通路
内の横棒部を案内溝内に移送し、この移送された１本の
横棒部を前記ピストン棒の通路である案内溝の端部に押
上げる動作によって１本の係止片を中空針中に押し込む
ように構成してなる係止片取付装置である。

〔実　施　例〕

次に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は主要部品を示す分解図、第２図は左側の本体の
要部を示す斜視図、第３図は装置の内部機構の要部を示
す側面図、第４図は第３ＭにおけるＡ−Ａ矢視断面図、
第５図、第６図及び第７図は第４図におけるＢ−Ｂ、Ｃ
−Ｃ，Ｄ−Ｄ断面をそれぞれ示すものである。

ピストル状の本体１は左右の本体部材を組合わせたもの
で、この本体１の握−り部１ａには開口部１ｂより出入
するようにレバー２が設けられ、このレバー２によって
中間レバー２ａが駆動されるようになっている。この中
間レバー２ａと本体１との間にはスプリング３が設けら
れて前記レバー２を握り部１ａより外方に突出するよう
に弾性力が作用されている。

本体１の握り部１ａの上方には送り機構装填部１ｃと分
離機構収容部１ｄが形成されており、そして分離機構収
容部ｌｄ内には送り刃４と受台５とが装填され、そして
送り機構装填部１ｃ内には送り刃駆動棒７、押上棒８、
送り刃変位棒９とピストン６等が装填されている。

前記受台５には送り刃４の刃部４ａを収容するための開
口部５ａがあり、この開口部５ａの端部に１本の係止片
Ｐを押出すためのピストン６に設けたピストン棒６ａと
係止片Ｐの横棒部Ｂを案内するための案内溝５ｂが設り
られている。そしてこの受台５の上面にはた多数の横棒
部Ｂを整列させるための整列通路の１面を形成する案内
面５ｃが設けられている。

左側の本体１は第２図に示すようにピストン６の案内通
路６ｂが前後方向に設けられ、その案内通路６ｂの前部
中央にピストン棒案内通路６Ｃと、これに続いて横棒部
案内通路６ｄが形成されている。この横棒部案内通路６
ｄに直交してフィラメント部挿入路６ｆが設けられ、こ
の挿入路６ｆの両側に横棒部を挿入する整列通路１４を
形成するための案内面６ｅが設けられている。

そして、前記横棒部案内通路６ｄの前方には穴１５ａに
横溝付中空針１５が挿入され、穴１５ｂに挿入したスト
ッパ（図示されていない）によって着脱自在に固定され
ている。

次に本発明にがかる係止片取付装置の送り機構と分離機
構を構成する各部材の詳細な構造を説明する。

（係止片の充填状り 第４図及び第８図は、係止片Ｐの横棒部Ｂを本体１の先
端部に設けた中空針１５の軸線上に案内する前の状態を
示すものであり、第４図は第３図のＡ−Ａ矢視を、第８
図は第１図のＥ−Ｅ矢視図を示している。

この第４図、第８図の状態においては、第１図及び第２
図に示すレバー２が本体１の開口部１ｂより最も突出し
た状態を示しており、レバー２によって駆動される中間
レバー２ａに係合する切欠部６ｂを有するピストン６は
、本体１の最後部に位置している。また、この切欠部６
ｂの後面には押圧部６ｋが形成され、この部分が押上棒
８の後端に形成されている反り部８ａと係合している。

本体１の内部には爪１ｇが設けられ、この爪１ｇの先端
部が送り刃駆動部７の後端部に形成されている案内面７
ａに係合してこの送り刃駆動部７を第４図のように反ら
せている。また、この送り刃駆動部７の先端部には送り
刃駆動部”１ｂとストッパー７０とが形成されている。

この係止片群Ｐａの打ち込み前の状態においては第４図
に示す如く、送り刃駆動部７ｂは送り刃４に接近してい
るが接触していない。

押上棒８は第１図、第８図に示すように二股状に分岐さ
れ、その後端部に反り部８ａが形成され、この反り部８
ａは前記ピストン６に形成された押圧部６ｋに係合して
ピストン６によって押されて移動する状態となっている
。また、この押上棒８の前端部には立上り部８ｂを介し
て横棒係合部８Ｃが形成され、この横棒係合部８Ｃには
係止片Ｐを構成する横棒Ｂを案内するための半円形の溝
８ｄが形成されている。

送り刃変位棒９の後端部にはピストン６に設けた突起６
】に係合する突起９ａが設けられ、前端部には板部９ｂ
を介して作動部９Ｃが形成されている。

押上棒８が前進する際にはこれの立上り部８ｂの前部で
送り刃変位棒９の板部９ｂに係合し、この立上り部８ｂ
の下部において送り刃駆動部７の段部７ｄと係合するよ
うに構成されている。

そして第８図に示すように、この押上棒８の二股になっ
た部分の間に送り刃駆動部７を挟んだ状態となっている
。

第９図は第４図に対応して描かれた係止片群ｐ　’ａを
分離機構収容部１ｄ内に収容した状態を示すものである
。

最前部の横棒部ＢＩは、案内ａ５ｂ内に挿入され、後続
の横棒部Ｂｚ、Ｂｓ　・・は本体１の横棒挿入路６ｅと
受台５の整列通路形成用案内面５ｃで形成された整列通
路１４内に収容されている。

第９図に示す如く、係止片群Ｐａの横棒Ｂ部分は隣接の
横棒部分同志が切断され易く形成された連結片Ｃによっ
て連結され、整列通路１４内に装填され、最左端の横棒
部ＢＩは受台５の案内１５ｂの上方の部分（中空針１５
の軸線上の部分）に位置してい北。

（係止片の打込み） 第４図、第８図及び第９図のように整列通路１４内に係
止片群Ｐａの内の１本が装填されている係止片取付装置
の中空針１５をラベルの穴と商品に挿入し、レバー２を
握ることによって横棒部Ｂの連結片Ｃが切断し、横棒部
Ｂは中空針１５の開口端に移動して商品に打ち込まれる
のである。

第１０図、第１１図、第１２図及び第１３図は１本の係
止片Ｐを送り出す状態を示すもので、ピストン６が第４
図の状態より第１０図の位置に若干前進すると、このピ
ストン６の押圧部６ｋに反り部８ａが係合している押上
棒８も前進する。この押上棒８の立上り部８ｂは送り刃
駆動部７の段部７ｄに係合しているために送り刃駆動部
７は押上棒８と共に前進する。そしてこの押上棒７の前
部に設けられている送り刃駆動部７ｂが送り刃４の受座
４ｂと、受台５との間に挿入され（第９図〜第１２図）
、ばね部４Ｃを第８図の矢印Ｅの方向に押圧して（第１
２図）このばね部４Ｃと一体に形成されている刃部４ａ
を矢印Ｆの方向に下降させてこの刃部４ａを横棒部Ｂよ
り遠ざける。

前記動作と共に、押上棒８の前端部に設けられている横
棒係合部８ｃが第１２図のように受台５に形成されてい
る案内溝５ｂ内に押入るので、この横棒保合部８ｃによ
って１本の係止片Ｐの横棒部Ｂ、が本体１に形成されて
いるピストン棒通路１６に押圧される。なお、この状態
にある第１の係止片Ｐの横棒部Ｂ１は第１Ｏ図に示すよ
うに中空針１５の開口端に位置している。（第４図及び
第９図の位置から第１０図及び第１２図の位置に移動す
る） また、前記押上棒８の立上り部８ｂと係合している送り
刃変位棒９が押上棒８の前進と同時に前進し、その前端
部に形成されている作動部９Ｃが第９図の如く受台５と
、刃部４ａを端部に有するばね板部４ｄとの間に挿入さ
れてこのばね板部４ｄを受台５から離反させる。（刃部
４　ａ　ハ、第１２図の段階で下がっているのでこれを
横に変位させても係止片Ｐの横棒部Ｂに引っ掛かるおそ
れはない） このようにばね板部４ｄが送り刃変位棒９の先端に設け
た作動部９ｃの挿入によって反らされることによってそ
の先端に設けである刃部４ａは第２と第３の係止片の横
棒ＢＩＢ、との間に位置することになる。（第１３図） 前記各部の作動と関連してピストン６の前進に伴なって
ピストン棒６ａが押上棒８の横棒保合部８ｃの上端部の
溝８ｄ、すなわちピストン棒通路１６内を摺動して前進
し、第１の係止片Ｐの横棒部Ｂ、を中空針１５内に送り
込み、これを商品に打ち込むのである。

なお、第１０図及び第１１図の状態においては、押上棒
８の反り部８ａが本体１に形成された壁１ｈの端部を外
れた状態で押上棒８の反り部８ａが自由になると共に、
送り刃駆動部７゜押上棒８及び送り刃変位棒９が最先端
部まで移動して停止された状態にある。

前記状態で第１４図のように更にピストン６が前進する
と、第１１図の矢印に示すようにピストン６に形成され
ている押圧部６にと押上棒８の反り部８ａとの係合が解
除されてこの押上棒８の前進は中止され、更にピストン
６は最前部に移動して第１４図の状態となる。

第９図のように受台５の案内溝５ｂの位置に第１の係止
片Ｐの横棒部Ｂ、が位置し、第１２図のように押上棒８
の横棒係合部８ｃによって“−前記横棒部Ｂ１がピスト
ン棒通路１６内に上昇される時に、横棒部Ｂ１とＢ２と
の間を連結していた連結片Ｃが自動的に切断（引き千切
る）され（第９図−第１２図）、第１の係止片Ｐの横棒
部Ｂ１がピストン棒６ａによって中空針１５より押出さ
れて商品に打ち込まれることになる。この第１の係止片
Ｐを商品に取付けた直後の状態を第１３図、第１４図及
び第１５図にそれぞれ示している。

第１０図及び第１１図の位置にあったピストン６が更に
前進すると、押上棒８の二股部が第１１図の矢印の如く
側方に変位してピストン６の押圧部６にと押上棒８との
保合が解除され、次の段階で第１４図及び第１５図のよ
うに押圧部６にの後部と送り刃駆動部７の段部７ｅとが
係合することになる。

この状態においては第１３図に示すように受台５の案内
溝５ｂ内に横棒係合部８ｃが挿入され、更に受台５と、
送り刃４を構成するばね板部４ｄとの間に送り刃駆動部
７ｂが挿入されてばね部４ｃと共に刃部４ａを押し下げ
、と同時に受台５とばね板部４ｄとの間に送り刃変位棒
９の作動部９ｃが位置して前記刃部４ａを横に反らせて
おり、次の係止片Ｐの送り動作の準備をしている。

（ピストンの戻り行程） レバー２の把握力を緩めてこれを復帰させると、第１６
図及び第１７図に示すようにピストン６が矢印のように
右方向に後退するが、この時このピストン６の押圧部６
ｋに段部７ｅで係合している送り刃駆動部７も共に後退
する。

さて、この送り刃駆動部７の傾斜した案内面７ａが本体
１に形成された爪１ｇに接触すると、両者に形成された
傾斜面の作用によって送り刃駆動部７と前記ピストン６
の押圧部６にとの保合が解除される。なお、この状態に
おいては送り刃駆動部７の変位に伴なって押上棒８も同
時に後退することになる。

このようＬこしてピストン６と送り刃駆動部７との係合
が解除された状態でピストン６が更に後退すると、この
ピストン６に形成されている突起６１と送り刃変位棒９
に形成されている突起９ａとが係合してこの送り刃変位
棒９を後退させてこれの作動部９ｃとばね板部４ｄとの
保合を解除する。

第１８図は、第１６図と第１７図に対応する状態を示す
ものであって、受台５と送り刃４のばね部４ｃとの間に
介在していた送り刃駆動部７ｂが抜き取られると、この
ばね部４ｃば第１８図の矢印のように上昇してばね板部
４ｄの先端に形成されている刃部４ａは送り刃変位棒９
の作動部９ｃで右側に反った状態において第２の係止片
の横棒部Ｂ２と、第３の係止片の横棒部Ｂ３との間に上
昇する。

前記のように刃部４ａが上昇した状態においてピストン
６が後退してこのピストン６に形成されている突起６１
と送り刃変位棒９の突起９ａとが係合してこの送り刃変
位棒９を後退させて第１８図の状態にある作動部９ｃが
抜き取られると第１９図のようにばね板部４ｄは矢印の
ように瞬間的に移動して元の状態に復元する。

このばね板部４ｄの復元の際にばね板部４ｄの先端の刃
部４ａの作用で係止片群Ｐａが図面において左側に移動
して第２の横棒部Ｂ２が次に打ち込まれるために案内溝
５ｂ内に移動することになる。

なお、前記係止片群Ｐａの送り機構と、係止片群Ｐａよ
り１本の係止片Ｐを分離する機構を構成する各部材の動
作の順序を簡単に説明すれば次の通りである。

＋１１　本体１の整列通路１４内への係止片群の装填−
中空針１５へのラヘル通し一部品へノ中空針１５の刺入
・・　（係止片の打込みの準備段階） （２）　レバー２の把握＝（係止片の打込み）（３）　
ピストン６の前進→（第４図、第８図）（４）押上棒８
の前進−（第１０図、第１１図）（５）送り刃駆動部７
と送り刃変位棒９の前進−（第１０図、第１１図） （６）　案内溝５ｂ中への横棒保合部８ｃの進入と係止
片Ｐの横棒部Ｂの商品への打込み （第９図、第１２図、第１３図、第１４図、第１５図） ☆横棒部Ｂをピストン棒通路１６内へ送りこむ。

☆第９図−第１２図のように、案内溝５ｂ内に横棒係合
部８ｃが進入して横棒部Ｂをピストン通路１６側に押上
げることによって横棒部Ｂを連結していた連結片Ｃを切
断する。

☆送り刃駆動部７の先端の送り刃駆動部７ｂによるばね
部４Ｃの下方への移動とそれによる刃部４ａの移動（第
１２図） ☆ピストン棒６ａによって横棒部Ｂを横溝月中空針１５
の穴中へ押込む。（第１３図）（７）送り刃変位棒９の
先端の作動部９ｃによるばね板部４ｄの横方向移動（第
１３図）（８）　中空針１５の商品よりの引き抜き。

（９）　レバー２の把握の解除 （１０）　ピストン６の後退−（第１６図、第１７図） （１１）送り刃駆動部７の後退、押上棒８の後退−（第
１６図、第１７図） （１２）　ピストン６の押圧部６にと送り刃駆動部７の
段部７ｅとの係合の解除−（第１６図、第１７図） （１３）ピストン６の突起６１と送り刃駆動部９の突起
９ａとの係合→ （１４）送り刃駆動部９の後退→ （１５）送り刃駆動部９の先端部の作動部９ｃの引き抜
き−（第１８図、第１９図） （１６）ばね板部４ｄの復帰と送り刃４の刃部４ａによ
る横棒部Ｂ（係止片群Ｐａも同時に）の送り一（１３〜
（１６）の動作の継続。

（係止片群の抜取り） 係止片群Ｐａを全部打込むことなく取付装置より抜取る
必要がしばしば生ずるが、このために本発明においては
次の構成がなされている。

第１図、第４図に示すように本体ｌには長穴１１が設け
られ、この長穴１１中に解除板１ｍを前後に移動可能に
設け、この解除板１ｍに設は突起１ｎによって送り本発
明駆動棒７を前進させてこれの送り刃駆動部７ｂをばね
板部４Ｃに作用させてこのばね板部４Ｃを第９図より第
１２図のように後退させることによってこのばね板部４
Ｃの先端部に設けである刃部４ａが横棒部Ｂに接触しな
いようにする。この状態において一連の係止具群Ｐａを
整列通路１４より引抜くことができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明に係る係止片取付機は、第４図、第
９図）のように案内溝５ｂ内に横棒部Ｂを挿入し、この
横棒部Ｂに連続した横棒部Ｂを案内溝５ｂに連続した整
列通路１４内に位置させた状態でこの案内溝５ｂ内に第
１２図のように押上棒８の横棒保合部８Ｃを押し込むこ
とによって横棒部Ｂを連結していた連結片Ｃを切断する
ので、横棒部Ｂ同志が密着あるいは密接した係止片群Ｐ
ａ（集合体）を確実に中空針１５中に送り込むことがで
きるのである。

また、第９図の状態より分かるように、次に打ち込まれ
る係止片Ｐと、その次に打ち込まれる係止片Ｐとの間に
は送り刃４の刃部４ａが位置し、これが一種のストッパ
ーを形成しているので案内１５ｂ内に２本の係止片Ｐが
送入されることはない。

本発明に係る係止片取付装置は、主要部品が棒状体によ
って構成され、従来の取付装置のような歯車や、これを
駆動する複雑な機構を採用していないので簡単な構造で
あり、全ての部品を合成樹脂によって成形することが可
能である。

また、構造が極めて簡単であるために組立て分解の作業
が極めて容易となる。

なお、送り刃４と送り刃変位棒９とを交換することによ
って横棒部Ｂの間隔が若干量いた係止片群でも打ち込む
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものである。 第１図は右側の片方と主要部品とを分解して示す斜視図
である。 第２図は左側の本体の一部を示す斜視図である。 第３図は同部品の組立状態を示す正面図である。 第４図は第３図におけるＡ−Ａ矢視図である。 第５図は第４図におけるＢ−Ｂ断面図である。 第６図は第４図におけるＣ−Ｃ断面図である。 第７図は第４図におけるＤ−Ｄ断面図である。 第８図は第４図に対応して描いた要部の正面図である。 第９図は第４図に対応して描いたＢ−Ｂ断面における拡
大正面図である。 第１０図、第１１図、第１４図、第１５図、第１６図及
び第１７図は、それぞれ第４図と第８図に対応して描い
た第３図におけるＡ−Ａ矢視図と正面図である。 第１２図、第１３図、第１８図及び第１９図は第９図と
同様な部材の運動状態を示す図である。 １・・・本体、１ａ・・・握り部、１ｂ・・・開口部、
ｌｃ・・・送り機構装填部、１ｄ・・・分１ｇ機構収容
部、１ｇ・・・爪、１ｈ・・・壁、１１・・・長穴、１
ｍ・・・解除板、ｉｎ・・・突起、 ２・・・レバー、２ａ・・・中間レバー、３・・・スプ
リング、 ４・・・送り刃、４ａ・・・刃部、４ｂ・・・受座、４
ｃ・・・ばね部、４ｄ・・・ばね板部、５・・・受台、
５ａ・・・開口部、５ｂ・・・案内溝、５ｃ・・・案内
溝、 ６・・・ピストン、６ａ・・・ピストン棒、６ｂ・・・
案内通路、６ｃ・・・ピストン棒ｆｉ路、６ｄ・・・横
棒部案内通路、６ｅ・・・横棒部挿入路、６ｆ・・・フ
イラメンＩ・部挿入路、６ｈ・・・切欠部、６ｋ・・・
押圧部、６■・・・突起、 ７・・・送り刃駆動部、７ａ・・・案内面、７ｂ・・・
送り刃駆動部、７ｃ・・・ストッパ、７ｄ・・・段部、
７ｅ・・・段部、７ｆ・・・板状部、８・・・押上棒、
８ａ・・・反り部、８ｂ・・・立上り部、８ｃ・・・横
棒保合部、８ｄ・・・溝、９・・・送り刃変位棒、９ａ
・・・突起、９ｂ・・・板部、９ｃ・・・作動部、 １４・・・整列通路、１５・・・横溝付中空針、１５ａ
・・・穴、１５ｂ・・・穴、１６・・・ピストン通路。 代理人　弁理士　小　川　信　− 弁理士　野　口　賢　照 弁理士斎下和彦 第１８図 ■ ７ｖＹ１丙■− 第１９図 Ｘ■遍ΣＮｙＳ■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１１　頭部と、この頭部の中央部より一方に延長され
   たフィラメント部と、このフィラメント部の端部にその
   中央部を固定された横棒よりなる係止片であって、複数
   の係止片の横棒部は簡単に引き千切ることができる連結
   片によって連結された係止片群を取付ける方法において
   、中空針の軸線上に一部が開口されている案内溝と、こ
   の案内溝に連続した整列通路とに横棒部群を整列させ、
   これの内の１木を前記中空針の軸線上に移動させ、これ
   を中空針中に押し込むことを特徴とする係止片の取付方
   法。 （２）　！、ｉ部と、この頭部の中央部より一方に延長
   されたフィラメント部と、このフィラメント部の端部に
   その中央部を固定された横棒よりなる係止片であって、
   複数の係止片の２横棒部は簡単に引き千切ることができ
   る連結片によって連結された係止片群を取付ける装置に
   おいて、横棒部の端部を押圧するピストン棒の通路が端
   部に形成され、１本の横棒部のみが挿入される案内溝と
   、この案内溝に連通して前記１本の横棒部に連結された
   複数の横棒部を案内するための配列通路を有し、前記配
   列通路内の横棒部を案内溝内に移送し、この移送された
   １本の横棒部を前記ピストン棒の通路である案内溝の端
   部に押上げる動作によって１本の係止片を中空針中に押
   し込むように構成してなる係止片取付装置。