JPS601903B2 - 接着方法 - Google Patents
接着方法Info
- Publication number
- JPS601903B2 JPS601903B2 JP8578179A JP8578179A JPS601903B2 JP S601903 B2 JPS601903 B2 JP S601903B2 JP 8578179 A JP8578179 A JP 8578179A JP 8578179 A JP8578179 A JP 8578179A JP S601903 B2 JPS601903 B2 JP S601903B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- bonding
- strength
- adhesive surface
- moisture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、接着剤により2部材を接着する方法に関する
ものである。
ものである。
接着剤による高強度の接着に際しては、その後着面を高
度に清浄化する必要があり、接着面に酸化被膜があった
り油性分または水分が付着している場合には、接着後に
その接着剤と部村の接着面との間の界面において簡単に
剥離する。
度に清浄化する必要があり、接着面に酸化被膜があった
り油性分または水分が付着している場合には、接着後に
その接着剤と部村の接着面との間の界面において簡単に
剥離する。
このような界面剥離を防止するためには、通常、サンド
ブラスト等によって酸化被膜を除去するとか、有機溶剤
中で超音波洗浄することにより油性分及び水分を除去す
るなどの方法を用い、接着面を高度に清浄化された処女
面としてから接着を行っているが、このように清浄化さ
れた接着面でも、空気中においてそれに接着剤を塗布す
る場合には、その塗布を行うまでの準備時間中に空気中
の塵、油性分、水分等が付着し、界面における接着強度
を低下させる。そのため、接着剤が多用されしかも信頼
性のある接着を行う必要がある航空機等におし、ては、
真空中においてきびしい品質管理のもとに接着を行って
いる。本発明は、このような高強度の接着を簡易に行う
方法を提供するものであり、特に、空気中において接着
を行うにもかかわらず、上記接着面に付着する塵、油成
分、水分等を除去し、界面においてすぐれた強度で接着
できるようにしたことを特徴とするものである。
ブラスト等によって酸化被膜を除去するとか、有機溶剤
中で超音波洗浄することにより油性分及び水分を除去す
るなどの方法を用い、接着面を高度に清浄化された処女
面としてから接着を行っているが、このように清浄化さ
れた接着面でも、空気中においてそれに接着剤を塗布す
る場合には、その塗布を行うまでの準備時間中に空気中
の塵、油性分、水分等が付着し、界面における接着強度
を低下させる。そのため、接着剤が多用されしかも信頼
性のある接着を行う必要がある航空機等におし、ては、
真空中においてきびしい品質管理のもとに接着を行って
いる。本発明は、このような高強度の接着を簡易に行う
方法を提供するものであり、特に、空気中において接着
を行うにもかかわらず、上記接着面に付着する塵、油成
分、水分等を除去し、界面においてすぐれた強度で接着
できるようにしたことを特徴とするものである。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
まず、接着すべき2部材の接着面は、サンドブラストや
有機溶剤中における超音波洗浄、その他の任意の手段に
よって酸化膜を除去すると共に油性分や水分を除去し、
清浄化する。
有機溶剤中における超音波洗浄、その他の任意の手段に
よって酸化膜を除去すると共に油性分や水分を除去し、
清浄化する。
このようにして清浄化した被着部材の接着面には、空気
中において接着剤を塗着するが、ここで使用する接着剤
としては、数秒程度の極めて短時間に硬化するものを除
いて、即ち以下に説明する接着作業中に硬化するもので
なければ、ェポキシ系、ゴム系、ポリウレタン系、その
他あらゆる種類の接着剤を用いることができる。
中において接着剤を塗着するが、ここで使用する接着剤
としては、数秒程度の極めて短時間に硬化するものを除
いて、即ち以下に説明する接着作業中に硬化するもので
なければ、ェポキシ系、ゴム系、ポリウレタン系、その
他あらゆる種類の接着剤を用いることができる。
この接着剤の塗布は、接着面を清浄化した後に可及的速
やかに行うが、空気中で取扱うために接着面にわずかで
はあっても塵、油成分、水分等の異物が付着するのを避
けることはできず、それらの異物上に接着剤を塗布する
ことになる。
やかに行うが、空気中で取扱うために接着面にわずかで
はあっても塵、油成分、水分等の異物が付着するのを避
けることはできず、それらの異物上に接着剤を塗布する
ことになる。
そこで、接着剤の未硬イQ伏態において、その接着剤を
通して接着面を超音波研摩機、ささげ等により研摩また
はきさげ加工し、塵、油性分、水分、酸化被膜等の異物
を接着面上から除去すると共に、接着面目体を或る程度
研摩または平滑化する。
通して接着面を超音波研摩機、ささげ等により研摩また
はきさげ加工し、塵、油性分、水分、酸化被膜等の異物
を接着面上から除去すると共に、接着面目体を或る程度
研摩または平滑化する。
これによって接着面は十分に清浄化され、接着剤によっ
て被覆された状態で処女面が生成されるため、改めて酸
化被膜が形成されたり水分が付着するようなことはなく
、同様な方法によって得た他の被着部材の接着面と接合
して接着剤を硬化させれば、界面で剥離するようなこと
のないすぐれた強度をもつ接着を行うことができる。こ
の場合に問題となるのは、超音波研摩機やきさげによっ
て接着面を加工したときに生ずる加工粉等の異物が接着
剤中に混入し、これが応力集中の原因となって接着剤自
体の破壊強度を低下させることである。
て被覆された状態で処女面が生成されるため、改めて酸
化被膜が形成されたり水分が付着するようなことはなく
、同様な方法によって得た他の被着部材の接着面と接合
して接着剤を硬化させれば、界面で剥離するようなこと
のないすぐれた強度をもつ接着を行うことができる。こ
の場合に問題となるのは、超音波研摩機やきさげによっ
て接着面を加工したときに生ずる加工粉等の異物が接着
剤中に混入し、これが応力集中の原因となって接着剤自
体の破壊強度を低下させることである。
しかしながら、接着を安定化するための最も重要な問題
は、上記界面における極端な強度低下による破壊を防止
することにあり、従って異物の混入による接着剤自体の
破壊強度の低下があったとしても、全体としての強度の
安定性が保たれることは極めて有効である。そして、上
記の如く接着面に接着剤を塗布する際に、その接着剤を
本来の接着に必要な量よりも十分に多量に塗布し、接着
時にその過多量をそれに混入した異物と共に除去すれば
、接着に有効利用される接着剤中の異物の密度を十分に
低下させ、接着剤自体の強度を高めることができる。
は、上記界面における極端な強度低下による破壊を防止
することにあり、従って異物の混入による接着剤自体の
破壊強度の低下があったとしても、全体としての強度の
安定性が保たれることは極めて有効である。そして、上
記の如く接着面に接着剤を塗布する際に、その接着剤を
本来の接着に必要な量よりも十分に多量に塗布し、接着
時にその過多量をそれに混入した異物と共に除去すれば
、接着に有効利用される接着剤中の異物の密度を十分に
低下させ、接着剤自体の強度を高めることができる。
また、一般に接着面はその表面あらさが小さくなる程接
着強度が大きくなり、従って上述したように接着剤を塗
着した状態において接着面を加工することは、接着強度
を高めるためにも極めて有効に作用することになる。以
上に詳述したように、本発明の接着方法によれば、真空
中で接着を行う場合のように特別の装置を必要とせず、
単に超音波研摩機やきさげ等を用いるだけで高強度の接
着を簡単に行うことができ、特に超音波の研摩作用また
はきさげによる平滑化作用等により接着面を十分に清浄
化すると共にその接着面目体を加工するため、界面にお
ける接着強度が著しく高められて、全体としての接着強
度が極めて安定化し、接着剤の能力を最大限に発揮させ
ることができる。
着強度が大きくなり、従って上述したように接着剤を塗
着した状態において接着面を加工することは、接着強度
を高めるためにも極めて有効に作用することになる。以
上に詳述したように、本発明の接着方法によれば、真空
中で接着を行う場合のように特別の装置を必要とせず、
単に超音波研摩機やきさげ等を用いるだけで高強度の接
着を簡単に行うことができ、特に超音波の研摩作用また
はきさげによる平滑化作用等により接着面を十分に清浄
化すると共にその接着面目体を加工するため、界面にお
ける接着強度が著しく高められて、全体としての接着強
度が極めて安定化し、接着剤の能力を最大限に発揮させ
ることができる。
Claims (1)
- 1 被着部材の接着面に空気中において接着剤を塗布し
、その接着剤の未硬化状態において、接着剤を通して上
記接着剤を研摩またはささげ加工することにより、接着
面上から異物を除去して、接着剤によって被覆された状
態で処女面を生成させた後、それを同様にして処女面を
生成させた他の接着面と接合して接着することを特徴と
する接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8578179A JPS601903B2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8578179A JPS601903B2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 接着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610577A JPS5610577A (en) | 1981-02-03 |
JPS601903B2 true JPS601903B2 (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=13868420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8578179A Expired JPS601903B2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601903B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH023001U (ja) * | 1988-06-20 | 1990-01-10 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514201U (ja) * | 1991-08-05 | 1993-02-23 | 積水化学工業株式会社 | 鉄道用枕木 |
KR20030041655A (ko) * | 2001-11-21 | 2003-05-27 | 주동욱 | 반도체 패키지용 방열판의 산화처리표면 스머트 제거방법 |
-
1979
- 1979-07-06 JP JP8578179A patent/JPS601903B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH023001U (ja) * | 1988-06-20 | 1990-01-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610577A (en) | 1981-02-03 |
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