JPS6019666A - 定張力バネを用いた線の張力調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 この発明は細線、例えば銅細線、光フアイバー心線等の
ように抗張力の小さく且つ伸び易い線を撚り合わせる時
に線の性能を低下することすく一定の張力でボビンから
繰り出すための張力調整装置、特に該装置をプラネタリ
−型撚線機のように回転体の中にもうける場合に適した
張力調整装置に関するものである。

口、従来技術 光フアイバー心線の撚線機においては光フアイバー心線
が弱いためにボビンから繰り出す心線の張力は精密に制
御されなければならない。このための張力調整装置とし
て例えば第１図に平面図、第２図に正面図を示す装置が
用いられてｒる。すなわちボビン（２）に巻き付けられ
た細線（１）は固定側ダンサ−ローラー（３）と移動側
ダンサ−ローラー（４）全通って図面の矢印の方向に繰
り出される。移動側ダンサ−ローラー（３）はガイドレ
ール（５）に沿って自由にスライドでき、常に引張バネ
（６）によって固定側ダンサ−ローラーと反対方向に引
き張られており、これによって線に張力が与えられる。

移動側ダンサ−ローラー（３）にはラック（７）が固定
され、ラック（７）は変位検出器ａつの軸に取りつけら
れたピニオン（８）全回転して移動側ダンサ−ローラー
の変位を検出する。

一方変位検出器からの電気信号は制御装置を介して繰ｖ
出しボビン（２）の駆動用モーター（９）に伝達され、
チェーン（１１によって駆動されるボビン（２）の回転
速度全コントロールして線の繰り出し速度を制御し、移
動側ダンサ−ローラーの位置を一定にすることによって
線の張力を制御する。

しかしこの装置では線に張力を与える移動側ダンサ−ロ
ーラー（３）を引張る引張バネ（６）はその伸びの量に
比例して引張力が増減する几め移動側のダンサ−ローラ
ーの位置が変わると緑の張力も変化し定張力が維持でき
ない。又移動側ダンサ−ローラーの動きはラックとピニ
オン（あるいはチェーン等の場合もあるが）を介して変
位検出器に伝達されるため、摩擦による伝達損失が生じ
、これが移動側ダンサ−ローラーの移動駒抵抗となり、
線の張力の変動の原因となる欠点がある。

第３図、第４図は他の従来より使用されているより一般
的な張力制御装置を示す正面図である。

第３図の装置では固定側ダンサ−ローラー（４）の直下
に移動側ダンサ−ローラー（３）ヲもうけ、移動側ダン
サ−ローラーの変位を重錘０のヲ取りつけたレバー０４
）の回転とし、その回転全変位検出器αので検出する。

第４図の装置では固定側ダンサ−ローラー（４）の直下
の移動側ダンサ−ローラー（４）の変位全ガイドレール
（５）に沿ってスライドする捧ＯＱ全通して、重錘０Ｉ
」９つけたベルトａ７）に伝え、該ベルト０７）の移動
をベルト車の回転として変位検出器θ■によって検出す
る。これらの装置は構造が簡単で且つ精度も良いので、
よく使用されている。しかしながらこれらの装置は重錘
音用いて緑に張力を与える方式であるため、プラネタリ
−型撚線機のように装置全体を大きく回転し遠心力が働
く回転体内にもうけるには不適当である。

ハ、発明の目的 この発明は」二記従来の張力調整装置の欠点を解消し、
緑の張力を一定に保持し且つ特に回転体内にもうけるこ
とができる張力の調整装置を提供する半音目的とする。

二１発明の開示 この発明は線をボビンからダンサ−ローラーの組即ち固
定側ダンサ−ローラーと移動側ダンサ−ローラーを通し
て繰り出し、移動側ダンサ−ローラーの変位全検出して
緑の張力全コントロールする張力調整装置において、変
位検出器の軸に直接定張力バネを取りつけ、該定張力バ
ネの先端全移動側ダンサ−ローラーの軸に連結して張力
制御用の電気信号を発信させるようにしたものである。

以下図面に従って本発明を説明する。

第５図、第６図は本発明の実施例を示す、平面図、正面
図である。ホビン（２）に巻つけられた細線（１）は固
定側ダンサ−ローラー（４）と移動かほわダンサ−ロー
ラー（４）ヲ通って図面の矢印の方向に繰り出される。

移動側ダンサ−ローラー（３）はガイドレール（５）に
沿って自由にスライドできるようになっている。一方変
位検出器（２）の軸には定張力バネ（イ）が巻付けられ
ている。この定張力バネ（イ）の先端は移動側ダンサ−
ローラー（３）の軸に連結されており、常に移動側ダン
サ−ローラー（３）全固定側ダンサ−ローラー（４）と
反対の方向に引き張って、線に張力金縛えている。定張
力バネ（イ）は第７図に示すように、コイル状にプリフ
ォームされた板バネであり、コイル状の部分を軸■◇に
固定して、一方の先端全直線状に引き伸ばして、その先
端の戻り労金バネとして利用するものである。図面に示
すようにこの定張力バネの先端を△したけ引き伸ばすと
コイル部分の板バネは△θだけ直線にほどかれる。直線
にする時コイル部分の板バネの単位長さ当た。りに蓄積
されるエネルギーｆ：Ｅとすると、定張力バネの先端全
直線状ばすとコイル部分はｒ（曲率半径）×△θだけ直
線に伸ばされるので△Ｅｏｏｒ△θ■△Ｌであり、△Ｅ
＝ＦＸ△Ｌ（但しＦ−比例定数、力）となり、従ってＦ
（力）−一定となる。そのコイル状の部分全変位検出器
（１埠の軸（２１）に固定して直線部（イ）の先端全移
動側ダンザーローラー（３）の軸に固定する。このよう
にすれば移動側ダンサ−ローラー（３）は常に定張力で
固定側ダンサ−ローラー（４）の反対方向に引き張られ
、即ち繰り出される。惺の張力は移動側ダンサ−ローラ
ー（３）の位置に関係なく一定となる。また移動側ダン
サ−ローラー（３）の変位は定張力バネ（イ）のコイル
部によって直接変位検出器の軸の回転として伝達される
。即ち定張力バネ（イ）そのものにより変位検出器に変
位が伝達されその間に摩擦抵抗等の抵抗因子が存在せず
、張力に影響を与えない。

ホ１発明の効果 以上に詳しく説明したように本発明の張力調整装置は線
の張力全調整するための移動側ダンサ−ローラーを定張
力バネを用いて固定側ダンサ−ローラーと反対の方向に
引張り、且り該定張力バネに工って直接変位検出器の軸
を回転させるようにし、変位検出器からのダンサ−ロー
ラー変位信号を繰り出しボビンの回転駆動用モーター全
コントロールして？どの張力全調整するもので、これに
よって移動側ダンサ−ローラーの位置にかかわらず常に
緑の張力を一定に保持することができ、１だ定張力バネ
に、Ｊ：９直接に変位検出器を動かすので伝達損失がな
く、ざらに重錘等を用いないのでこの調整装置全プチネ
タリー型撚線機のように回転体の内部にもうけても遠心
力により性能を害されない等多くの特徴を有する有効な
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ従来の細線をボビンから繰り
出すための張力調整装置の平面図、正面図である。第３
図、第４図は重錘を用いた張力調整装置の正面図である
。第５図、第６図は本発明の実施例の張力調整装置を示
す平面図、正面図であり、第７図は定張力バネの構造を
示す正面図である。 （１）・・・細線１．光フアイバー心線、（２）・・繰
り出しボビン、 （３）・・・固定側ダンサ−ローラー、（４）・・・移
動側ダンサ−ローラー・（５）・・・ガイドレール、（
６）・・・引張バネ、（７）・・・ラック、（８）・・
・ピニオン、（９）・・・駆動用モーター、 ０１．０１）・°°チェーンホイール、（６）・・・変
位検出器、　０３・・・チェーン、Ｑ４）・・・レバー
、　００・・・重錘、ａｉ・・・棒、　Ｑ７）゛°゛ベ
ルト、（イ）・・・定張力バネ、　＠１）−°°軸、（
イ）・・・定張力バネの直線部。 弁理士　１）中　理　犬 （ｇ）　−４８７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、繰り出しボビンから繰り出された線全固定側ダンサ
   −ローラーと移動側ダンサ−ローラーをとおして繰り出
   し、移動側ダンサ−ローラーの変位を検出して、その電
   気信号によって繰り出しボビンの回転を調整して線の張
   力をコントロールする細線の張力調整装置において、変
   位検出器の軸に直接に定張力バネを取りつけ、該定張力
   バネの先端を移動側ダンサ−ローラーの位置と同じに移
   動するように取りつけて移動側ダンサ−ローラーの位置
   を検出するようにしたことを特徴とする線の張力調整装
   置 ２、撚線機に用いることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の緑の張力調整装置 ３、回転体と共に回転するように、回転体の内部に取り
   つけることを特徴とする特許請求の範囲第１項もしくは
   ＠２項記載の線の張力調整装置４、密着して巻いたコイ
   ル状にプリフォームした板バネの先端を引き伸ばした定
   張力バネを、用いることを特徴とする特許請求の範囲＠
   １項乃至第３項いずれかに記載の線の張力調整装置