JPS6017039A - 耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金 - Google Patents
耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金Info
- Publication number
- JPS6017039A JPS6017039A JP12274383A JP12274383A JPS6017039A JP S6017039 A JPS6017039 A JP S6017039A JP 12274383 A JP12274383 A JP 12274383A JP 12274383 A JP12274383 A JP 12274383A JP S6017039 A JPS6017039 A JP S6017039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat resistance
- workability
- electric conductivity
- weight
- copper alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱性、機械的強度、加工性及び導電性に優
れた安価な銅合金に関する。本発明の銅合金は、例えば
、電子部品のリード線及びリードフレーム、ノ1ネ材、
フジエータ−用フィン材等トして有用である。
れた安価な銅合金に関する。本発明の銅合金は、例えば
、電子部品のリード線及びリードフレーム、ノ1ネ材、
フジエータ−用フィン材等トして有用である。
銅合金は、過去数千年来使用されて来ており、夫々の用
途に応じて多種多様のものが実用化されているう近年電
子及び電気技術の発達に伴って、各種の特性を更に改善
した新たな銅合金の出現がめられている。例えば、電子
部品の小型化とともにリード線も著るしく小径化してお
り、従って、使用される銅合金に対しても、より高度の
耐熱1・t。
途に応じて多種多様のものが実用化されているう近年電
子及び電気技術の発達に伴って、各種の特性を更に改善
した新たな銅合金の出現がめられている。例えば、電子
部品の小型化とともにリード線も著るしく小径化してお
り、従って、使用される銅合金に対しても、より高度の
耐熱1・t。
機械的強度、加工性、導電性等がめられる様になって来
た。しかしながら、公知の銅合金は、この様な要求に十
分応えるにいたっていない。
た。しかしながら、公知の銅合金は、この様な要求に十
分応えるにいたっていない。
本発明者は、電子部品材料にめられる高度の性能を具備
する銅合金を得るべく種々研究を重ねた結果、インジウ
ムの添加及び酸素含量の抑制により、その目的を達成し
得ることを見出し、本発明を完成するにいたった。即ち
、本発明は、インジウム含量0.01〜1重量%及び酸
素含量0.01重量%以下であり、残部が不可避不純物
を含む銅からなる耐熱性、機械的特性、加工!生及び導
電性に優れた銅合金に係るものである。
する銅合金を得るべく種々研究を重ねた結果、インジウ
ムの添加及び酸素含量の抑制により、その目的を達成し
得ることを見出し、本発明を完成するにいたった。即ち
、本発明は、インジウム含量0.01〜1重量%及び酸
素含量0.01重量%以下であり、残部が不可避不純物
を含む銅からなる耐熱性、機械的特性、加工!生及び導
電性に優れた銅合金に係るものである。
本発明においては、鋼中の酸素含有量を0.01重量%
以下に抑えるとともにインジウム含有量を0.01〜1
重量%とすることを必須とする。インジウム含有量と酸
素含有量とは、相互に密接に関連しつつ銅合金の物性に
影響するので、夫々の限定理由を個別に論することは必
ずしも妥当ではないが、一応の限定理由を示せば、以下
の通りである。即ち、インジウムの含有量が0401重
量%未満では、主として耐熱性及び機械的特性の改善が
十分でなく、一方1重量%を一ヒ回ると主として導電性
が急化し、実用性が次第に失われる。従って、耐熱性、
機械的強度、加工性、導電性等の諸物性を総合的に勘案
して、インジウム含有値は、0.01〜1重量%の範囲
内とする。酸素の含有量が0.01重量%を上回る場合
には、導電性が低下するとともに銅合金としての冷間加
工性が特に低下する。
以下に抑えるとともにインジウム含有量を0.01〜1
重量%とすることを必須とする。インジウム含有量と酸
素含有量とは、相互に密接に関連しつつ銅合金の物性に
影響するので、夫々の限定理由を個別に論することは必
ずしも妥当ではないが、一応の限定理由を示せば、以下
の通りである。即ち、インジウムの含有量が0401重
量%未満では、主として耐熱性及び機械的特性の改善が
十分でなく、一方1重量%を一ヒ回ると主として導電性
が急化し、実用性が次第に失われる。従って、耐熱性、
機械的強度、加工性、導電性等の諸物性を総合的に勘案
して、インジウム含有値は、0.01〜1重量%の範囲
内とする。酸素の含有量が0.01重量%を上回る場合
には、導電性が低下するとともに銅合金としての冷間加
工性が特に低下する。
即ち、電子部品の小型化に伴って、電子部品用リード線
(以下単にリード線という)はより細くなり、電子部品
の取付は作業も自動化されている。
(以下単にリード線という)はより細くなり、電子部品
の取付は作業も自動化されている。
従って、リード線は、作業中に曲らない様に硬材を使用
する必要がある。しかるに、インジウムとの共存下にお
いて、酸素含有量が0.01ii%を越える場合には、
合金の冷間加工性、特に衝撃的条件下に行なわれる冷間
加工性が低下して、例えば、リード線を抵抗器、コンデ
ンサー等の電子部品に取付ける際に行なわれるリード線
の1ヘッダー打ち”作画工程で、リード線の被加工部で
割れを生じやすくなり、実用に供し難くなる。
する必要がある。しかるに、インジウムとの共存下にお
いて、酸素含有量が0.01ii%を越える場合には、
合金の冷間加工性、特に衝撃的条件下に行なわれる冷間
加工性が低下して、例えば、リード線を抵抗器、コンデ
ンサー等の電子部品に取付ける際に行なわれるリード線
の1ヘッダー打ち”作画工程で、リード線の被加工部で
割れを生じやすくなり、実用に供し難くなる。
本発明銅合金は、前記性能に優れているのみならず、製
造容易にして安価なので、電子部品材料以外にも、バネ
、フジエータ−フィン等の構造材用としても有用である
。
造容易にして安価なので、電子部品材料以外にも、バネ
、フジエータ−フィン等の構造材用としても有用である
。
以T1宍施例を示し、本発明の特徴とするところをより
一層明確にする。
一層明確にする。
実施例1
高周波溶解炉において電気銅を木炭で被覆しつつ溶解し
た後、所定量のインジウムを投入し、均一な溶湯を得た
。次いで、溶湯をカーボン鋳型に鋳込んで、直径180
mmX長さ’roommのインゴットを得た。この際、
合金の酸化を防止する為に、アルゴンを出湯口及び湯受
けに吹きつけながら作業を行なった。鋳造したインゴッ
トを切断し、表面仕上げし、熱間押出することにより、
直径11m1nの荒引線を得六後、直径が夫々1mm、
1.2mm、1.4 mm%i、e mm、 1.s
mm、2.□ mm。
た後、所定量のインジウムを投入し、均一な溶湯を得た
。次いで、溶湯をカーボン鋳型に鋳込んで、直径180
mmX長さ’roommのインゴットを得た。この際、
合金の酸化を防止する為に、アルゴンを出湯口及び湯受
けに吹きつけながら作業を行なった。鋳造したインゴッ
トを切断し、表面仕上げし、熱間押出することにより、
直径11m1nの荒引線を得六後、直径が夫々1mm、
1.2mm、1.4 mm%i、e mm、 1.s
mm、2.□ mm。
2.2 mm、 2.4 mm及び2.6mmとなるま
で伸線した。次いで、各直径に引き落した合金線を40
0℃で1時間真空軟化処理した後、直径6.Bmmまで
冷間伸線し、冷間加工率86%乃至90%のインジウム
人銅合金を得た。これ等の各種鋼合金線を使用して、以
下の各試験を行なった。
で伸線した。次いで、各直径に引き落した合金線を40
0℃で1時間真空軟化処理した後、直径6.Bmmまで
冷間伸線し、冷間加工率86%乃至90%のインジウム
人銅合金を得た。これ等の各種鋼合金線を使用して、以
下の各試験を行なった。
(a) 耐熱性試験
インジウム含有量の異なる冷間加工率76%の銅合金線
(酸素含有量0.01重量%未満)を所定温度で1時間
保持した場合の引張り強さの変化を第1図に示す。曲線
(1)〜(V)は、以下のインジウム含有量の銅合金線
についての結果を夫々示す。
(酸素含有量0.01重量%未満)を所定温度で1時間
保持した場合の引張り強さの変化を第1図に示す。曲線
(1)〜(V)は、以下のインジウム含有量の銅合金線
についての結果を夫々示す。
(1)・・・含有せず、(1)・・・0.01重量%、
(II)・・・0.05重量%、(■)・・・0.1重
量%、(V)・・・0.5重量% インジウム添加による機械的強度及び耐熱性の向上並び
にインジウム添加量を0.01重量%以上とすべきこと
が明らかである。
(II)・・・0.05重量%、(■)・・・0.1重
量%、(V)・・・0.5重量% インジウム添加による機械的強度及び耐熱性の向上並び
にインジウム添加量を0.01重量%以上とすべきこと
が明らかである。
(b) 導電性試験
インジウム含有量の異なる冷間加工率50%の銅合金線
(酸素含有量0.01重量%未満)の導電率の変化につ
いての測定結果を第2図に示す、尚、加工条件及び熱処
理条件による導電率の変動は、±8%程度の範囲内にと
どまること及び酸素含有量0.01重量%未満のものは
、0.01重量%以上のものに比して導電率が約2%高
いことが判明した。
(酸素含有量0.01重量%未満)の導電率の変化につ
いての測定結果を第2図に示す、尚、加工条件及び熱処
理条件による導電率の変動は、±8%程度の範囲内にと
どまること及び酸素含有量0.01重量%未満のものは
、0.01重量%以上のものに比して導電率が約2%高
いことが判明した。
第2図から、リード線として使用する為には、インジウ
ム含有量を1重量%程度以下とすべきことが明らかであ
る。
ム含有量を1重量%程度以下とすべきことが明らかであ
る。
(C) 衝撃冷間加工性試験
インジウム含有量及び酸素含有量の異なる冷間加工率5
0%の銅合金線に対し、電子部品のリード線に対し通常
行なわれている各種条件でのヘッダー打ちを行ない、割
れの発生により衝撃冷間加工性を判定した。第1表に結
果を示す。第1表中110″は実用上差支えないことを
示し、@1×”は実用上問題点があるか又は実用に供し
得ないことを示す。
0%の銅合金線に対し、電子部品のリード線に対し通常
行なわれている各種条件でのヘッダー打ちを行ない、割
れの発生により衝撃冷間加工性を判定した。第1表に結
果を示す。第1表中110″は実用上差支えないことを
示し、@1×”は実用上問題点があるか又は実用に供し
得ないことを示す。
第 1 表
(d) 機械的特性試験
冷間加工率の種々異なる銅合金の引張り強さ及び伸びを
調べた結果は、第8図に示す通りである。
調べた結果は、第8図に示す通りである。
曲線(VI)及び(■)は、夫々インジウム含有量0.
01重量%及び1重量%の銅合金(酸素含有量0.01
重量%未満)の伸びを示し、曲線(Vl)及び(Vl)
は、夫々インジウム含有410.01重量%及び1重量
%の銅合金(酸素含有量0.01重量%未満)の引張シ
強さを示す。
01重量%及び1重量%の銅合金(酸素含有量0.01
重量%未満)の伸びを示し、曲線(Vl)及び(Vl)
は、夫々インジウム含有410.01重量%及び1重量
%の銅合金(酸素含有量0.01重量%未満)の引張シ
強さを示す。
本発明合金においては、用途に応じた機械的特性に対応
するインジウム含有量と冷間加工率とを選択し得ること
が明らかでるる。
するインジウム含有量と冷間加工率とを選択し得ること
が明らかでるる。
第1図乃至第8図は、本発明銅合金の耐熱性、導電性及
び機械的特性を示すグフフである。 (以上)
び機械的特性を示すグフフである。 (以上)
Claims (1)
- ■ インジウム含量0.01〜1重量%及び酸素含量0
.01重量%以下であり、残部が実質的に銅からなるこ
とを特徴とする耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性
に優れた銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12274383A JPS6017039A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12274383A JPS6017039A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP607588A Division JPS63266032A (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金からなる薄板材料乃至箔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6017039A true JPS6017039A (ja) | 1985-01-28 |
JPS6210288B2 JPS6210288B2 (ja) | 1987-03-05 |
Family
ID=14843495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12274383A Granted JPS6017039A (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017039A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04267388A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-22 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | フレキシブルプリント板 |
JPH04290289A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電磁波遮蔽付きフレキシブルプリント板 |
KR100854590B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2008-08-27 | 엘지디스플레이 주식회사 | 금속 배선용 구리 합금과 이를 포함하는 액정표시장치용 어레이기판 및 그 제조방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0388378A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-12 | Toshiba Corp | ガスレーザ装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4927243A (ja) * | 1972-07-01 | 1974-03-11 | ||
JPS504179A (ja) * | 1973-03-13 | 1975-01-17 | ||
JPS5027715A (ja) * | 1973-07-13 | 1975-03-22 |
-
1983
- 1983-07-05 JP JP12274383A patent/JPS6017039A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4927243A (ja) * | 1972-07-01 | 1974-03-11 | ||
JPS504179A (ja) * | 1973-03-13 | 1975-01-17 | ||
JPS5027715A (ja) * | 1973-07-13 | 1975-03-22 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04267388A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-22 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | フレキシブルプリント板 |
JPH04290289A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電磁波遮蔽付きフレキシブルプリント板 |
KR100854590B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2008-08-27 | 엘지디스플레이 주식회사 | 금속 배선용 구리 합금과 이를 포함하는 액정표시장치용 어레이기판 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6210288B2 (ja) | 1987-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4418028B2 (ja) | 電子材料用Cu−Ni−Si系合金 | |
US4486250A (en) | Copper-based alloy and method for producing the same | |
JP4166196B2 (ja) | 曲げ加工性が優れたCu−Ni−Si系銅合金条 | |
JPS63307232A (ja) | 銅合金 | |
JP2007126739A (ja) | 電子材料用銅合金 | |
JPS6017039A (ja) | 耐熱性、機械的特性、加工性及び導電性に優れた銅合金 | |
JPS6164834A (ja) | 耐熱高力高導電性銅合金 | |
JP2000129377A (ja) | 端子用銅基合金 | |
US4704253A (en) | Copper alloy for a radiator fin | |
JPS6142772B2 (ja) | ||
JPS6212295B2 (ja) | ||
JPS6017815B2 (ja) | 管材用銅合金 | |
JP5623960B2 (ja) | 電子材料用Cu−Ni−Si系銅合金条及びその製造方法 | |
US3107998A (en) | Copper-zirconium-arsenic alloys | |
JPS5952943B2 (ja) | 高耐熱性および高導電性を有するCu合金 | |
JP3519863B2 (ja) | 表面割れ感受性の低いりん青銅及びその製造方法 | |
JPS6043905B2 (ja) | 高導電性耐熱銅合金材の製造方法 | |
JPS6242976B2 (ja) | ||
JP2539478B2 (ja) | テルル含有銅合金の製造法 | |
JP2991319B2 (ja) | 高強度・高導電性銅合金及び製造方法(2) | |
JPS63161134A (ja) | 電気部品用銅合金 | |
JPS5821015B2 (ja) | 導電用銅合金 | |
JPS6043904B2 (ja) | 高導電性耐熱銅合金材の製造方法 | |
JPS6146535B2 (ja) | ||
CN116287846A (zh) | 一种高强高导铜银合金及其制备方法 |