JPS646861Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動ローラースケートに関するもの
である。

現在使用されているローラースケートは人力に
依つて走行するもので、多大の労力を必要とし、
長時間の使用には耐え難い欠点があつたのであ
る。

この考案は従来のローラースケートに於ける上
述の欠点を除くことを目的として、背負いのエン
ジン、又は電池に依つて回転する電動機等小型原
動機に依つてローラースケートを駆動進行させる
様にしたものである。

この考案の構成を図面に付いて説明すると、第
１図、第２図、に示す様に、従来から使用された
ローラースケートと同形のローラースケート１の
後部足受台１１下面の後輪取付台１３に嵌合する
形状の駆動ローラー取付台２の先端部を、後輪取
付台１３に嵌合させ、ボールト１４で後部足受台
１１の下面に締着して取付け、駆動ローラー取付
台２の後部に駆動ローラー軸３１を横に両側２個
所でベヤリングを介して回転自在に保持させて取
付け、駆動ローラー軸３１の両端に、ゴム製駆動
ローラー３を固定して取付けて、第６図に示す様
に、発条２１でか、又はその他の方法で後輪ロー
ラー１２に圧着させて、後輪ローラー１２を駆動
ローラー３で駆動回転させる様にし、左右両足の
駆動ローラー軸３１の中央部の外側又は内側に、
第４図、第５図に示す様に傘歯車３２を固定して
取付け、傘歯車３２と噛み合う駆動傘歯車４を、
第６図に示す様に、駆動傘歯車４の駆動歯車軸４
１を駆動ローラー取付台２の後端部中央をベヤリ
ングを介して回転自在に貫通させて取付け、駆動
傘歯車４の駆動傘歯車軸４１の外端にフレキシブ
ルシヤフト５を連結し、両足２本のフレツキシブ
ルシヤフト５の他端を、第７図に示す背負いの小
型のエンジン、又は電動機等の小型原動機６に取
付けた伝動板７に相互に噛み合せて回転自在に取
付けた２個の同径の伝動歯車７１及び７２（第８
図）の回転軸７３及び７４の外端に連結し、２個
の伝動歯車７１，７２の回転軸７３，７４の内一
方の回転軸７３の内端を背負いの小型原動機６の
出力軸に直接又はフレツキシブルシヤフト６１
（第７図）を用いて連結して、伝動歯車７１及び
７２を相互に反対方向に回転させて、両足のロー
ラースケート１の駆動ローラー３の駆動ローラー
軸３１の各外側に、第４図、第５図に示す様に取
付けた傘歯車３２と噛み合う両足の駆動傘歯車４
を反対方向へ回転させて、両足の駆動ローラー軸
３１を同一方向へ、即ち、両足の駆動ローラー３
がローラースケート１の後輪ローラー１２を同一
方向へ回転させる様になつているのである。

又、この考案は駆動ローラー３を使用しないで
背負いの原動機６で直接後輪ローラー１２を駆動
回転させて実施することも出来るのであつて、そ
の構成は第９図、第１０図に示す様に、後輪ロー
ラー１２の後輪ローラー軸１６を、両側２個のベ
ヤリング１８を介して後輪取付台１３に回転自在
に取付け、後輪ローラー軸１６の両端に後輪ロー
ラー１２を固定して取付け、中央部の外側又は内
側に傘歯車１５を固定して取付け、駆動傘歯車取
付台２３を、前端部を後輪取付台１３に嵌入さ
せ、ボールト１７で後部足受台１１下面に締着固
定して取付け、駆動傘歯車取付台２３の後端部下
面に傘歯車１５と噛み合つて、後輪ローラー軸１
６を駆動回転させる駆動傘歯車４２を、駆動傘歯
車４２の駆動傘歯車軸４３をベヤリングを介して
回転自在に駆動傘歯車取付台２３を貫通させて取
付け、駆動傘歯車軸４３の外端にフレツキシブル
シヤフト５の前端を固定連結し、両足２本のフレ
ツキシブルシヤフト５の各他端を背負いの小型エ
ンジン、又は電動機等小型原動機６に取付けた伝
動板７に相互に噛み合せて回転自在に取付けた２
個の同径の伝動歯車７１及び７２の回転軸７３及
び７４の外端に連結し、回転軸７３，７４の内１
個の回転軸７３の内端を、小型原動機６の出力軸
と直接ギヤー又はチエン等で連結するか、或はフ
レツキシブルシヤフト６１で連結して両足のロー
ラースケート１の後輪ローラー１２を同じ方向へ
直接小型原動機６で駆動回転させる様にするので
ある。

この考案の自動ローラースケートは、上述の様
に、農機具等で一般に使用されている小型の背負
い原動機６で、ローラースケート１の後輪ローラ
ー１２を駆動回転させる様になつているので、小
型原動機６のクラツチレバー及びアクセルレバー
を各一方の手で操作して、ローラースケート１を
人の労力に依らないで、小型原動機６の動力で自
動的に駆動させることが出来る効果があるのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はローラースケートの平面図。第２図は
第１図後端面を示す側面図。第３図は駆動ローラ
ー取付台の平面図。第４図、第５図は両足の駆動
ローラー取付台の底面図。第６図は駆動ローラー
取付台の側面図。第７図はこの考案を使用する状
態を示す側面図。第８図は伝動板の平面図で、点
線で歯車を示す。第９図は別の実施例のローラー
スケートの後端を示す側面図で、駆動傘歯車取付
台後部を切除して後輪ローラー軸を示す。第１０
図は第９図のAA′断面図である。 図中、１……ローラースケート、１１……後部
足受台、１２……後輪ローラー、１３……後輪取
付台、１４，１７……ボールト、１５……傘歯
車、１６……後輪ローラー軸、２……駆動ローラ
ー取付台、２３……駆動傘歯車取付台、３……駆
動ローラー、３１……駆動ローラー軸、３２……
傘歯車、４，４２……駆動傘歯車、４１，４３…
…駆動傘歯車軸、５……フレツキシブルシヤフ
ト、６……背負いの小型原動機、７……伝動板、
７１，７２……同径の伝動歯車、７３，７４……
伝動歯車の回転軸。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ローラースケート１の後部足受台１１下面の
   後輪取付台１３に後側から嵌合させ、ボールト
   １４で後部足受台１１に締着固定して取付け
   る、駆動ローラー取付台２の後端部下面に横に
   駆動ローラー軸３１を回転自在に取付け、駆動
   ローラー軸３１の両端に、ローラースケート１
   の、後輪ローラー１２に圧着して後輪ローラー
   １２を駆動回転させるゴム製の駆動ローラー３
   を固定して取付け、駆動ローラー軸３１の中央
   部外側又は内側に傘歯車３２を固定して取付
   け、傘歯車３２と噛み合つて、傘歯車３２を駆
   動する駆動傘歯車４を、駆動傘歯車軸４１を駆
   動ローラー取付台２の後端部中央を回転自在に
   貫通させて取付け、駆動歯車軸４１の外端にフ
   レツキシブルシヤフト５を連結し、左右両足の
   ２本のフレツキシブルシヤフト５の他端を、背
   負いの小型原動機６に取付けた伝動板７に相互
   に噛み合せて、回転自在に取付けた２個の同径
   の伝動歯車７１及び７２の回転軸７３及び７４
   の各外端に連結し、回転軸７３及び７４の内１
   個の回転軸７３の内端を小型原動機６の出力軸
   と連結した自動ローラースケート。 ローラースケート１の後輪取付台１３に、後
   輪ローラー軸１６を回転自在に取付け、後輪ロ
   ーラー軸１６の両端に後輪ローラー１２を固定
   して取付け後輪ローラー軸１６の中央部、外側
   又は内側に、傘歯車１５を固定して取付け、傘
   歯車１５と噛み合つて後輪ローラー軸１６を回
   転させる駆動傘歯車４２を、後輪取付台１３に
   嵌め込んで、ボールト１７で後部足受台１１下
   面に固定して取付けた、駆動傘歯車取付台２３
   に、駆動傘歯車軸４３を回転自在に貫通させて
   取付け、駆動傘歯車軸４３の後端にフレツキシ
   ブルシヤフト５を連結し、両足２本のフレツキ
   シブルシヤフト５の各他端を、背負いの小型原
   動機６に取付けた、伝動板７に相互に噛み合せ
   て回転自在に取付けた２個の同径の伝動歯車７
   １及び７２の回転軸７３及び７４の外端に連結
   し、回転軸７３，７４の内、１個の回転軸７３
   の内端を小型原動機６の出力軸と連結した、実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の自動ローラ
   ースケート。