JPS643920B2 - - Google Patents
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- JPS643920B2 JPS643920B2 JP15814082A JP15814082A JPS643920B2 JP S643920 B2 JPS643920 B2 JP S643920B2 JP 15814082 A JP15814082 A JP 15814082A JP 15814082 A JP15814082 A JP 15814082A JP S643920 B2 JPS643920 B2 JP S643920B2
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Landscapes
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Description
(発明の技術分野)
本発明は多元硫化物赤色発光螢光体に関する。
(発明の技術的背景およびその問題点)
希土類元素で付活された硫化カルシウム螢光体
(以下CaSと表す)は、電子線あるいは紫外線励
起により高効率で発光する螢光体である。ユーロ
ピウムまたはユーロピウムとセリウムで付活され
たCaSは、653nmに主発光波長を持つ赤色発光螢
光体であり、特公昭47−38747号公報等に示され
ているようにカラー陰極線管用赤色発光成分の螢
光体としての応用が期待されている。しかしなが
ら、このCaSを母体とした螢光体による赤色発光
は、カラー陰極線管用赤色発光成分としては幾分
長波長側へ寄りすぎている。すなわち、通常赤色
成分として用いられているユーロピウム付活酸硫
化イツトリウム螢光体(Y2O2S:Eu)あるいは
ユーロピウム付活酸化イツトリウム螢光体
(Y2O3:Eu)に比べ上記CaS系螢光体はより深い
赤色発光を呈する。電子線励起(加速電圧
10KV、電流密度1μA/cm3)での発光色をCIE表
示系のxy色度で表せば、Y2O2S:Eu(x=0.652、
y=0.346)、Y2O3:Eu(x=0.642、y=0.352)
およびCaS:Eu、Ce(x=0.690、y=0.309)で
ある。このため視感輝度が現用カラー陰極線管用
Y2O2S:Eu赤色螢光体の約50%と低く、現状で
はCaS:Eu、Ce螢光体の応用は困難視されてい
る。 (発明の目的) 本発明は、ユーロピウムまたはユーロピウムと
セリウム付活CaS赤色発光螢光体を母体とした、
色度および視感輝度の改善された新規な多元硫化
物赤色発光螢光体を提供することを目的とする。 (発明の概要) 本発明は 一般式(Ca1-xKx/2M〓x/2)S:aEu、bCeで表わ
されることを特徴とするユーロピウムまたはユー
ロピウムとセリウムで付活した多元硫化物赤色発
光螢光体である。ただしM〓はYあるいはGdの少
くとも1種の元素である。 付活剤濃度は発光効率の観点から、それぞれ
10-4a10-2および0b10-3が望ましい。
また混晶比xは色度および発光効率の観点から
0.15x0.6が望ましい。すなわち、この量未
満では色度の改善が見られず、またこの量を越え
ると視感輝度の低下が著しくなり、又色度も理想
的な赤色からずれてくる。 発明者らは、ユーロピウムまたはユーロピウム
とセリウム付活CaS螢光体への共付活剤導入実験
の過程において、ある種の族元素および族元
素を同時に添加することにより発光スペクトルの
変化することを見い出した。すなわち族元素と
してイツトリウム(Y)あるいはガドリニウム
(Gd)の少くとも1種の元素と族元素のカリウ
ム(K)とを同時にCaS母体に導入することによ
り、ある添加量の範囲においては発光効率の低下
を凌ぐ視感輝度の向上が見られることを見出し本
発明を完成した。 尚CaSにイツトリウムあるいはガドリニウムを
添加した報告がレーマン(W.Lehmann)により
ジヤーナルオブルミネツセンス(J.of
Luminescence、5/87、1972)に示されており、
イツトリウム、ガドリニウムそのいずれの場合も
近紫外域に主発光波長を有する発光スペクトルで
ある。従つて族元素と族元素を同時添加する
ことにより、ユーロピウムに起因する発光スペク
トルを短波長側に移動させ視感輝度を向上しうる
という本発明にかかる螢光体とは本質点に異なる
ものである。 第1図は本発明に係る螢光体の混晶比xを横軸
にし、xに対する螢光体の主発光波長(曲線a)
を左側の縦軸の尺度で、相対視感輝度(曲線b)
を右側の縦軸の尺度で示す図である。第1図に示
す様に、CaS母体に導入された族と族元素の
添加量がある範囲内であれば、発光効率の低下を
凌ぐ視感輝度の向上が見られる。このことから、
カラー陰極線管の赤色再現域の許容範囲において
上記螢光体の主発光波長を所望量変化させること
により、視感輝度の改善された螢光体を得ること
が可能となつた。 (発明の実施例) 以下本発明を実施例に基いて説明する。 実施例 1 ユーロピウムおよびセリウムをそれぞれ1.4×
10-3モルおよび7.1×10-5モル含む蓚酸カルシウ
ムを硫化水素中で1200℃で、2時間焼成する。得
られた硫化物0.7モル、酸化イツトリウム0.075モ
ル、硫酸カリウム0.075モルおよび融剤として塩
化アンモニウム0.05モルを加え充分に混合する。
混合物を水素および硫化水素1:1の混合ガス中
において1100℃、3時間焼成し、Ca0.7K0.15Y0.15
S:Eu、Ce螢光体を得る。この螢光体の相対視
感輝度特性及びxy色度特性を表1に示す。 実施例 2および3 実施例2および3においても蓚酸カルシウムに
ユーロピウムおよびセリウムを最終の螢光体中の
濃度がCaS換算で10-3モルおよび5×10-3モルと
なるように添加している。上記実施例1と同様の
焼成方法で得た硫化物0.6モルおよび0.5モルに対
して、酸イツトリウムおよび硫酸カリウムをそれ
ぞれ0.2モルおよび0.25モルとして上記と同様の
焼成を行ない、それぞれCa0.6K0.2Y0.2S:Eu、
Ce(実施例2)およびCa0.5K0.25Y0.25S:Eu、Ce
(実施例3)なる螢光体を得る。これらの螢光体
を加速電圧10KV、電流密度1μA/cm2の電子線励
起し際の、CaS:Eu、Ce(ユーロピウム10-3モ
ル、セリウム5×10-5モル)に対する相対視感輝
度およびxy色度を表1に示す。
(以下CaSと表す)は、電子線あるいは紫外線励
起により高効率で発光する螢光体である。ユーロ
ピウムまたはユーロピウムとセリウムで付活され
たCaSは、653nmに主発光波長を持つ赤色発光螢
光体であり、特公昭47−38747号公報等に示され
ているようにカラー陰極線管用赤色発光成分の螢
光体としての応用が期待されている。しかしなが
ら、このCaSを母体とした螢光体による赤色発光
は、カラー陰極線管用赤色発光成分としては幾分
長波長側へ寄りすぎている。すなわち、通常赤色
成分として用いられているユーロピウム付活酸硫
化イツトリウム螢光体(Y2O2S:Eu)あるいは
ユーロピウム付活酸化イツトリウム螢光体
(Y2O3:Eu)に比べ上記CaS系螢光体はより深い
赤色発光を呈する。電子線励起(加速電圧
10KV、電流密度1μA/cm3)での発光色をCIE表
示系のxy色度で表せば、Y2O2S:Eu(x=0.652、
y=0.346)、Y2O3:Eu(x=0.642、y=0.352)
およびCaS:Eu、Ce(x=0.690、y=0.309)で
ある。このため視感輝度が現用カラー陰極線管用
Y2O2S:Eu赤色螢光体の約50%と低く、現状で
はCaS:Eu、Ce螢光体の応用は困難視されてい
る。 (発明の目的) 本発明は、ユーロピウムまたはユーロピウムと
セリウム付活CaS赤色発光螢光体を母体とした、
色度および視感輝度の改善された新規な多元硫化
物赤色発光螢光体を提供することを目的とする。 (発明の概要) 本発明は 一般式(Ca1-xKx/2M〓x/2)S:aEu、bCeで表わ
されることを特徴とするユーロピウムまたはユー
ロピウムとセリウムで付活した多元硫化物赤色発
光螢光体である。ただしM〓はYあるいはGdの少
くとも1種の元素である。 付活剤濃度は発光効率の観点から、それぞれ
10-4a10-2および0b10-3が望ましい。
また混晶比xは色度および発光効率の観点から
0.15x0.6が望ましい。すなわち、この量未
満では色度の改善が見られず、またこの量を越え
ると視感輝度の低下が著しくなり、又色度も理想
的な赤色からずれてくる。 発明者らは、ユーロピウムまたはユーロピウム
とセリウム付活CaS螢光体への共付活剤導入実験
の過程において、ある種の族元素および族元
素を同時に添加することにより発光スペクトルの
変化することを見い出した。すなわち族元素と
してイツトリウム(Y)あるいはガドリニウム
(Gd)の少くとも1種の元素と族元素のカリウ
ム(K)とを同時にCaS母体に導入することによ
り、ある添加量の範囲においては発光効率の低下
を凌ぐ視感輝度の向上が見られることを見出し本
発明を完成した。 尚CaSにイツトリウムあるいはガドリニウムを
添加した報告がレーマン(W.Lehmann)により
ジヤーナルオブルミネツセンス(J.of
Luminescence、5/87、1972)に示されており、
イツトリウム、ガドリニウムそのいずれの場合も
近紫外域に主発光波長を有する発光スペクトルで
ある。従つて族元素と族元素を同時添加する
ことにより、ユーロピウムに起因する発光スペク
トルを短波長側に移動させ視感輝度を向上しうる
という本発明にかかる螢光体とは本質点に異なる
ものである。 第1図は本発明に係る螢光体の混晶比xを横軸
にし、xに対する螢光体の主発光波長(曲線a)
を左側の縦軸の尺度で、相対視感輝度(曲線b)
を右側の縦軸の尺度で示す図である。第1図に示
す様に、CaS母体に導入された族と族元素の
添加量がある範囲内であれば、発光効率の低下を
凌ぐ視感輝度の向上が見られる。このことから、
カラー陰極線管の赤色再現域の許容範囲において
上記螢光体の主発光波長を所望量変化させること
により、視感輝度の改善された螢光体を得ること
が可能となつた。 (発明の実施例) 以下本発明を実施例に基いて説明する。 実施例 1 ユーロピウムおよびセリウムをそれぞれ1.4×
10-3モルおよび7.1×10-5モル含む蓚酸カルシウ
ムを硫化水素中で1200℃で、2時間焼成する。得
られた硫化物0.7モル、酸化イツトリウム0.075モ
ル、硫酸カリウム0.075モルおよび融剤として塩
化アンモニウム0.05モルを加え充分に混合する。
混合物を水素および硫化水素1:1の混合ガス中
において1100℃、3時間焼成し、Ca0.7K0.15Y0.15
S:Eu、Ce螢光体を得る。この螢光体の相対視
感輝度特性及びxy色度特性を表1に示す。 実施例 2および3 実施例2および3においても蓚酸カルシウムに
ユーロピウムおよびセリウムを最終の螢光体中の
濃度がCaS換算で10-3モルおよび5×10-3モルと
なるように添加している。上記実施例1と同様の
焼成方法で得た硫化物0.6モルおよび0.5モルに対
して、酸イツトリウムおよび硫酸カリウムをそれ
ぞれ0.2モルおよび0.25モルとして上記と同様の
焼成を行ない、それぞれCa0.6K0.2Y0.2S:Eu、
Ce(実施例2)およびCa0.5K0.25Y0.25S:Eu、Ce
(実施例3)なる螢光体を得る。これらの螢光体
を加速電圧10KV、電流密度1μA/cm2の電子線励
起し際の、CaS:Eu、Ce(ユーロピウム10-3モ
ル、セリウム5×10-5モル)に対する相対視感輝
度およびxy色度を表1に示す。
【表】
実施例 4〜6
上記実施例1〜3における酸化イツトリウムを
酸化ガドリニウムとして同様の焼成法により
Ca0.7K0.15Gd0.15S:Eu、Ce(実施例4)、Ca0.6
K0.2Gd0.2S:Eu、Ce(実施例5)、およびCa0.5
K0.25Gd0.25S:Eu、Ce(実施例6)なる螢光体を
得た。これら螢光体の電子線励起下の輝度および
xy色度を表1に示す。 (発明の効果) 上述したように、本発明にかかるユーロピウム
またはユーロピウムおよびセリウムで付活した多
元硫化物螢光体は、表1に示すように視感輝度の
向上した赤色発光螢光体である。さらにこの螢光
体は付活剤の光吸収により母体が赤色に着色して
おり赤色顔料を特別に付着させる必要がない。す
なわち、近年カラーテレビジヨン用赤色発光螢光
体にはコントラスト向上を目的として赤色顔料を
付着させているが、その結果、非発光物質である
付着顔料のために、あるいは顔料付着処理にとも
なう輝度の低下が著しい。従つて本発明にかかる
螢光体ではそのような処理を行なわなくても同様
なコントラストが得られる点からも良好な螢光体
である。また、この螢光体は温度上昇による輝度
低下の少ないことを見い出した。この良好な温度
特性は、例えば高品位テレビジヨンや投射型テレ
ビジヨンの様に、励起電流密度の高い条件で使用
される螢光体にとつて好ましい特性である。
酸化ガドリニウムとして同様の焼成法により
Ca0.7K0.15Gd0.15S:Eu、Ce(実施例4)、Ca0.6
K0.2Gd0.2S:Eu、Ce(実施例5)、およびCa0.5
K0.25Gd0.25S:Eu、Ce(実施例6)なる螢光体を
得た。これら螢光体の電子線励起下の輝度および
xy色度を表1に示す。 (発明の効果) 上述したように、本発明にかかるユーロピウム
またはユーロピウムおよびセリウムで付活した多
元硫化物螢光体は、表1に示すように視感輝度の
向上した赤色発光螢光体である。さらにこの螢光
体は付活剤の光吸収により母体が赤色に着色して
おり赤色顔料を特別に付着させる必要がない。す
なわち、近年カラーテレビジヨン用赤色発光螢光
体にはコントラスト向上を目的として赤色顔料を
付着させているが、その結果、非発光物質である
付着顔料のために、あるいは顔料付着処理にとも
なう輝度の低下が著しい。従つて本発明にかかる
螢光体ではそのような処理を行なわなくても同様
なコントラストが得られる点からも良好な螢光体
である。また、この螢光体は温度上昇による輝度
低下の少ないことを見い出した。この良好な温度
特性は、例えば高品位テレビジヨンや投射型テレ
ビジヨンの様に、励起電流密度の高い条件で使用
される螢光体にとつて好ましい特性である。
第1図は本発明の多元硫化物螢光体において混
晶比xを変化させた場合の、主発光波長および相
対視感輝度の変化を表わす図である。
晶比xを変化させた場合の、主発光波長および相
対視感輝度の変化を表わす図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (Ca1-xKx/2M〓x/2)S:aEu、bCe で表わされることを特徴とするユーロピウムまた
はユーロピウムとセリウムで付活した多元硫化物
赤色発光螢光体。 ただし、M〓はYあるいはGdの少くとも1種の
元素であり、x、aおよびbはそれぞれ0.15x
0.6、10-4a10-2、および0b10-3を満
足する値である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15814082A JPS5947291A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 多元硫化物赤色発光螢光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15814082A JPS5947291A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 多元硫化物赤色発光螢光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5947291A JPS5947291A (ja) | 1984-03-16 |
JPS643920B2 true JPS643920B2 (ja) | 1989-01-24 |
Family
ID=15665136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15814082A Granted JPS5947291A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 多元硫化物赤色発光螢光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947291A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11345036B2 (en) | 2018-12-19 | 2022-05-31 | Fanuc Corporation | Robot control device, robot control system, and robot control method |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041250A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Noritake Itron Corp | 蛍光体 |
JP5405156B2 (ja) * | 2009-03-10 | 2014-02-05 | 株式会社東芝 | 赤色発光蛍光体およびそれを用いた発光装置 |
US10459455B2 (en) | 2016-07-28 | 2019-10-29 | Lg Electronics Inc. | Vehicle control apparatus and vehicle including the same |
-
1982
- 1982-09-13 JP JP15814082A patent/JPS5947291A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11345036B2 (en) | 2018-12-19 | 2022-05-31 | Fanuc Corporation | Robot control device, robot control system, and robot control method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5947291A (ja) | 1984-03-16 |
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