JPS643774B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固形粒状物質を配分する装置に関し、
更に詳しくは、ガスの流れで清掃される容器の特
に内側に固形粒状物質を配分するための装置に関
する。

一般に回転式又は振動式である固形粒状物質を
配分する装置は周知である。

これ等の装置は、その応用が限定され、そして
高温ガス流で清浄されるような容器の中で高温で
操作することは一般に出来ない。

本発明の装置は高温で作動でき、且つ在来の装
置よりも一層実際的な、粒状物質の配分装置用の
装置である。

此の目的の為に、本発明の固形粒状物質を配分
する装置は、粒状物質を供給するための固定され
た部材があり、その下方部分の処には、粒状物質
を配分するための回転部材が配置されてなり、そ
の配分用の回転部材には、中央タンクの下方部分
の処に配置されて流動化グリツド板の下の位置に
開口したガス供給用の軸方向ダクトがあり、中央
タンクの上方外周部分には半径方向の配分ダクト
が同じ高さの位置で中央タンクに連結された構造
である。

中央タンクは供給ダクトの下方部分の処に配置
されるとよいが、しかし、環状に粒状物質の配分
を行うような応用の場合には、タンクの下に供給
タンクを配置することも考えられる。

本発明の好ましい実施態様では、粒状物質を供
給するための固定の部材は配分用の半径方向のダ
クトの連結された高さより低い高さの処であつて
且つ流動化グリツド板の上において、下方の部分
が中央タンクの中に開口して居る円筒形ダクトを
含む。

更に粒状物質の供給用の固定部材が、ガスを供
給するための軸方向ダクト又は回転する配分部材
の外側で同芯的であるとよい。

半径方向の配分用ダクトはチユーブ又は開方チ
ヤンネルであつてもよい。

本発明の好ましい実施態様では、配分用の多数
のダクトは長さの違つたダクトで、中央タンクの
外周に配分されていて、一様に下方に傾斜したチ
ユーブであり、固形粒状物質が装置の下に一様に
配分されるようにする。これ等の多数のチユーブ
は同径のチユーブで同じ傾斜であるとよい。

特に、装置の軸の下に配分出来るように、この
装置は少くとも１個の配分ダクトが含まれ、その
ダクトは曲がつていて、その自由端は中央タンク
の下で装置の軸の方向に向いているとよい。

他の配分ダクトはその端に頂部がある直線のチ
ユーブであり、その頂部はチユーブに沿つて通過
する粒状物質を偏向させるための垂直壁を有する
とよい。

更に、粒状物質に対して反対の方向に流れるガ
ス状流れの上昇的運動をし易くするために、配分
用ダクトはフアンのような工合にガス状流れを上
方に吸い込む役目をするような傾斜したブレード
を含んでいてもよい。

以下図面に従つて本発明を詳述する。

第１図に示したた装置が、耐火れんがの壁２よ
りなる円形柱状の容器１の上に配置されている。
この円形柱には、円形柱状の容器１を通過するガ
スの流れを除去するための煙突４を含む円錐形の
カバー３がある。

配分装置はフレームワーク５によつて支えられ
ている。その装置はチヤンネル７から固体状小片
が供給されるような円筒形貯蔵所６よりなる。円
筒形貯蔵所６の下の部分は、貯蔵所の直径よりは
小さい直径の垂直の円筒形チユーブ９が連らなつ
て延長されてなるフアンネル８よりなる。

貯蔵所６、フアンネル８及びチユーブ９によつ
て構成された装置の中心にはチユーブ９の直径よ
りは可成り小さい直径の同軸チユーブ１０が垂直
が配置されている。フレームワーク５の上に載置
されたクロス部材１２上に固定されてなる機械的
な駆動装置１１によつてチユーブ１０は回動され
る。

チユーブ１０は図示してない回転式結合装置に
よつて同軸チユーブ１３に連結されている。

チユーブ１０は第３図に示したように120゜おき
に配置された３個のアーム１５を使つてチユーブ
９に熔接された芯出しカラー１４によつて、チユ
ーブ９の中心に維持される。

チユーブ１０の下方部分の処には中央円筒タン
ク１６が固定され、チユーブ９の下方端がそのタ
ンク１６の中に達している。

第３図に示したように、このタンクは２つの部
分よりなる。即ち下方円筒形部分１７は底１８を
有する通風箱を形成して、上部円筒形部分１９は
流動化グリツド板２０によつて下方部分と分離さ
れている。

下方部分１７はその中心の処に垂直チユーブ２
１があり、そのチユーブ２１はチユーブ１０の下
方端に取り付き、そしてキー２２によつてチユー
ブ１０に対して回転方向に剛性的に結合されてい
る。チユーブ１０の下方のねじの切られた部分の
上に固定されたナツト２３でタンクは軸的にチユ
ーブに固定されている。チユーブ１０の下方端
は、ナツト２３に熔接されたカバー２５で保護さ
れている処のストツパー２４によつて閉塞されて
いる。

タンク１６の下方部分１７の上方部分の上にカ
ラー２６がある。そのカラーと同じ高さの処でチ
ユーブ２１上には、その外周の処で熔接されたリ
ング２７がある。上記と対応した工合にタンクの
上方部分１９には下方カラー２８がある。グリツ
ド板２０は８本のボルト２９と環状継手３０によ
つてカラー２６，２８の間に固定される。そして
捻子３１及びアスベストの環状継手３２によつて
リング２７の上に固定される。

グリツド板２０の下の位置に90゜間隔で配置さ
れた４個の孔３３がチユーブ１０にあり、その孔
は流動化のためにガスの流れを導入するためのも
のである。

タンクの上方部分１９はチユーブ９の下方端よ
りは極く高い位置にオリフイス３４′を有して20
個の配分チユーブ３４があり、そのチユーブ３４
は30゜の角度で下方に向つて傾斜してなる同じ直
径のチユーブであり、そして上方部分１９の外周
に対して均等に配分されている。

第２図に示したように、配分チユーブ３４は各
種の違つた長さのチユーブであつて、それは円形
柱１の内側で固体粒子が出来るだけ一様な工合に
配分されるようにするためである。

長い配分チユーブはチユーブ３４の中央の位置
に対して、そしてタンク１６の底１８の上にボル
ト締めされたアーム３５で支えられている。

第４図に示すように、配分チユーブ３４ａの内
の１つは30゜だけ下方に傾斜しているが、それか
らは曲つていて、中央タンクの底１８より下にそ
の端は開口し、そして装置の軸の方向を向いてい
る。

第５図及び第６図に示したように、他のチユー
ブの端の処には頂部３６がある。この頂部は各チ
ユーブに対し横に熔接して作られ、その端は第２
図及び第６図に示したように90゜だけ時計方向に
曲つていて、そしてチユーブを通つて下方に粒子
の流れを偏向する垂直壁３７を構成している。

以下本発明の作動を説明する。

固形粒子はチヤンネル７を通つて導入され、且
つチユーブ１３によつて流動化空気が導入され
る。タンク１６の中で流動化グリツド板２０の上
の処に流動化ベツドが形成され、そのベツドをオ
ーバーフローした粒子はチユーブ３４を通過して
放出される。駆動装置１１は第２図で矢印Ｆに示
したように反時計方向にチユーブ１０、タンク１
６、チユーブ３４を回動し、従つて一様なそして
正規な工合で円形柱内に固形粒子を再配分する。

流動式ベツドが固形粒子の正規流れを可能とす
るばかりでなく、流体的なガードを形成し、その
ガードは、固形粒子を供給するための装置によつ
て、円形柱を通つてガスの流れが逃げないように
している。

例えば、本発明の装置では156cmの内径の円形
柱の中で使用される。チユーブ９は150mmの内径
を有し、そしてチユーブ１０は20mmの内径であ
る。タンク１６は292mmの内径である。配分チユ
ーブ３４は20mmの内径である。

これ等のチユーブの１つは第４図に示したよう
に曲つたチユーブであり、そして回転の軸から
115mmの処にその端が位置している。

他の配分チユーブの端は回転軸からそれぞれ、
683mm，622mm，503mm，416mm，200mm，702mm，
600mm，529mm，383mm，258mm，721mm，577mm，
554mm，346mm，305mm，663mm，643，476mm，447
mmの距離の処にあり、曲つたチユーブから時計方
向にと位置している。

次のような粒状性を有する砂が導入された。

１％＜100μm 18％＜160μm 45％＜200μm 80％＜250μm 99％＜400μm 流動化のためのガス圧力は水柱で150mmに調節
された。（50ｍの水柱ゲージがグリツド板を満た
すために失われ、100mmの柱ゲージが流動化ベツ
ドの中で失われた）。ベツドの中におけるガスの
表面速度は10cm／ｓの程度である。

流動化ベツドの高さは80mm乃至90mmである。配
分チユーブの回転数は47R.P.Mである。従つて円
形柱の頂部の処において砂は正規で一様に配置さ
れ、砂の送り量は１乃至４噸／時の間に変化して
もよかつた。

そのような装置は固体粒子の供給及び配分用の
サーキツトをロツクすることができる。

本発明は、流動化された固形粒状物が分配ダク
トを通つて容器内に均等に分配されるとともに、
固形粒状物を分配すべきこの容器と固形粒状物の
供給部との間に気密性流体圧式サイフオンが形成
され、これによつて容器と固形粒状物供給部とが
隔離密封されるので、この固形粒状物供給部が容
器内の高温の大気にさらされることがなくなり、
そのため同供給部の回転シヤフト、駆動モータ、
ベアリング、回転連結部等が比較的低温に保た
れ、したがつて分配装置を高温度の場所で作動す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の配分装置が円形柱の頂部の上
に配置された時の断面図、第２図は第１図の２―
２線上の断面図、第３図は第１図のタンクの拡大
図、第４図は第２図の４―４線上の拡大断面図、
第５図は頂部の側面図、第６図は第５図の頂部の
平面図をそれぞれ示す。 尚、１は円形柱、２は壁、３は円錐カバー、４
は煙突、５はフレームワーク、６は円筒形貯蔵
所、７はチヤンネル、８はフアンネル、９はチユ
ーブ、１０，１３は同軸チユーブ、１１は駆動装
置、１２はクロス部材、１４は芯出しカラー、１
５，３５はアーム、１６は中央円筒タンク、１７
は下方円筒形部分、１８は底、１９は上方円筒形
部分、２０は流動化グリツド板、２１は垂直チユ
ーブ、２４はストツパー、２５はカバー、２６，
２８はカラー、２７はリング、３０，３２は環状
継手、３３は穴、３４は配分チユーブ、３４′は
オリフイス、３６は頂部、３７は垂直壁、をそれ
ぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 固形粒状物に適合された流動化グリツド２０
   と、このグリツド２０の上方の同一の高さに位置
   するオリフイス３４′によつて分配ダクト３４，
   ３４ａに連結された円形壁１９とを有するタンク
   １６であつて、グリツド２０の下方でこのタンク
   １６の内部に通じるオリフイス３３が設けられた
   回転駆動用の中空シヤフト１０の下方部分から吊
   り下げられ、流動化ガスがその中に流入するよう
   にしているタンク１６からなる回転組立体と、ダ
   クト３４，３４ａのオリフイス３４′の高さより
   下方の高さで連通し中空シヤフト１０と同中心で
   その外側に位置するチユーブ状ダクト９を通つ
   て、前記固形粒状物をグリツド２０の上方に供給
   する固定供給装置６，７，８，９とを具備してな
   る固形粒状物の分配装置。 ２ 分配ダクト３４が、下方に傾斜し、異なつた
   長さを有し、固形粒状物がこの装置の下方で均等
   に分配されるように配設されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ 分配ダクト３４が同一直径で同じ傾斜である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の装
   置。 ４ その中を流れる固形粒状物を下方に方向転換
   させるような垂直壁３７を有する端片３６がその
   端部に設けられている分配ダクト３４を具備する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項から第３
   項のうちの１項に記載の装置。 ５ その自由端がタンク１６の下方の回転分配部
   材の回転軸線に向けられている少なくとも１つの
   屈曲分配ダクト３４ａを具備することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項から第３項のうちの１項
   に記載の装置。 ６ 分配ダクト３４が約30゜の傾斜を有している
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項から第３
   項のうちの１項に記載の装置。