JPS6410170B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6410170B2 JPS6410170B2 JP10418583A JP10418583A JPS6410170B2 JP S6410170 B2 JPS6410170 B2 JP S6410170B2 JP 10418583 A JP10418583 A JP 10418583A JP 10418583 A JP10418583 A JP 10418583A JP S6410170 B2 JPS6410170 B2 JP S6410170B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- base material
- lid
- container
- injection molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 47
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 47
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 45
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 claims description 27
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 14
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- -1 sheet Substances 0.000 claims description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 20
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 14
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 11
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 10
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 8
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 3
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 3
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 229920001328 Polyvinylidene chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004840 adhesive resin Substances 0.000 description 1
- 229920006223 adhesive resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001400 block copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000008157 edible vegetable oil Substances 0.000 description 1
- 229920005676 ethylene-propylene block copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 235000011194 food seasoning agent Nutrition 0.000 description 1
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 1
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 1
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 1
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 239000005033 polyvinylidene chloride Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 235000014347 soups Nutrition 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2705/00—Use of metals, their alloys or their compounds, for preformed parts, e.g. for inserts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packages (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は缶様容器蓋の射出成形方法に関し、特
に易開封性缶様容器蓋を得るに好適な射出成形方
法に関する。 詳しくは、胴部と底部と蓋部とから成り、各種
飲料缶等として使用できる缶様容器の当該蓋部易
開封性を目的とした射出成形方法に関する。従
来、この蓋は、両面に熱融着性樹脂層を有するア
ルミニウム箔と、予じめ射出成形により作られた
樹脂シートとを、接着剤を用いて後接着すること
により作られていたが、この方法では工程数が
増え、コストアツプになること、レトルト処理
等熱履歴により成形品が剥離を起こすこと、作
られた製品の落下強度が劣ること、接着剤を使
用するので食品衛生上問導があること等各種の難
点があつた。 本発明は、従来法の如く後接着ということでは
なく、射出成形機の金型内に上記したようなアル
ミ箔等のインサート材を挿入固定しておき、これ
に樹脂を射出して、同時成形(一体成形)により
缶様容器蓋を得る射出成形方法に係り、これによ
り工程数が短縮され、成形品は密着強度が高
いのでレトルト処理等において剥離を起こすこと
がなく、製品落下強度が高く、又食品衛生性
にも優れた缶様容器の蓋を得ることに成功した。 ところで、このような缶様容器の蓋を射出成形
(インサート成形)により同時成形(一体成形)
する場合、インサート材と射出樹脂により形成さ
れる樹脂層とのインサート精度が問題となり、金
型内に挿入したインサート材が成形工程中に動き
位置ずれを生じることは好ましくない。本出願人
は、先に、金型内に、インサート材を位置ずれを
生じることなく固定し、インサート精度の高い成
形品を得る方法として、射出成形機の金型装置に
おけるストリツパープレート等のガイド部材内に
インサート材を挿入固定する方法を見い出し、別
途特許出願をした(特開昭59−215842号公報)。 ところで、このような缶様容器の蓋において、
いかに容易に開封が可能な開口部を設置できるか
は重要な問題である。 従来、このような開口部の開封性向上のため
に、一般に蓋部に開口し得る切込みを設けること
が行われている。 しかし、一方でこの切欠みの設置のために成形
性が不足することをまぬがれ得ない。そこで、従
来、先に述べた後接着の方法による場合、予じめ
射出成形する樹脂シートにおいて、射出成形材料
の流れを容易にするために上記込欠みを1箇所以
上で中断し、部分的に切込み箇所を連結し成形性
を補うという方法がとられていた(特開昭52−
39489号公報)。 しかし、この方法では確かに成形性という点で
は改良されるが、易開封性という観点からは連結
部が妨げとなることは明白である。 本発明は、前記した一体射出成形において、成
形性がよく、しかも易開封性の容器蓋を得ること
を目的としたもので、酸素、水等不透過性の金属
箔、シート、フイルム等の基材の両面若しくは片
面に熱溶融可能な第1の樹脂層が形成された多層
基材表面に切欠部を介して完全に分離した把手部
を備えた開封部と当該開封部以外の外周部より成
る第2の樹脂層を、射出成形により、当該開封部
及び当該外周部を各々1点以上のゲートで形成す
ることにより、成形性がよく、易開封性等の様々
の利点を具備した容器蓋を得ることに成功した。
以下本発明について詳述する。 本発明に使用される基材の例としては、金属
箔、シート、フイルム等が挙げられる。これら基
材は、酸素、水等不透過性(以下ガスバリヤー性
という)であることが必要である。金属箔の代表
例としてはアルミニウム箔(以下単にアルミ箔と
いう)が挙げられる。その他ガスバリヤー性基材
の例としては、エチレン酢酸ビニル共重合体のケ
ン化物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリ
アクリロニトリル等のシート、フイルム等が挙げ
られる。 本発明に使用される多層基材は上記ガスバリヤ
ー性基材の両面若しくは片面に第1の樹脂層、即
ち熱溶融可能な樹脂層が形成されたものである。 第1の樹脂層はガスバリヤー性基材の両面に形
成すればよいが、第2の樹脂層と溶着される側の
第1の樹脂層(外層)を省略することもできる。
ガスバリヤー性基材両面に第1の樹脂層が形成さ
れた場合の第1の樹脂層は、その外層が第2の樹
脂層と熱融着し、密着性の高い蓋を形成し、他方
の第1の樹脂層(内層)が容器の胴部と熱融着
し、蓋を胴部に冠着する。 一方、片面(内側)にのみ第1の樹脂層が形成
されたガスバリヤー性基材の場合は、当該基材上
(外面)に直接第2の樹脂層が積層され、下面
(内面)に第1の樹脂層が熱溶着され、蓋が胴部
に冠着される。 上記第1の樹脂層を構成する樹脂としては、熱
により溶融する樹脂、代表的には熱可塑性合成樹
脂が使用される。第1の樹脂層をガスバリヤー基
材に形成(積層)する場合、接着剤あるいはフイ
ルム状のホツトメルト接着剤等の接着樹脂層を介
して又は介さずに積層することができる。 本発明における缶様容器蓋は、上記多層基材を
使用し、当該多層基材の缶様容器胴部取付側とは
反対側表面に射出成形により樹脂を積層すること
により得られる。射出成形の好ましい一例として
は、基材インサート用ロボツトを用い、予じめ金
型内に基材(インサート材)を固定し、射出成形
を行えばよく、先に挙げた本出願人に係る特開昭
59−215842号公報に記載された方法を用いること
はより一層好ましい。 次に、本発明に係る缶様容器及び易開封性容器
蓋の二、三の例を実施例を示す図面により説明
し、併せて本発明の成形法の実施例を詳述する。 第1図は本発明易開封性角缶容器蓋を胴部に冠
着して成る缶様容器全体の斜視図を示す。又第2
図は本発明易開封性丸缶容器蓋を胴部に冠着して
成る缶様容器全体の斜視図を示す。 第1図にて、1は胴部、2は底部、3は蓋であ
り、又第2図にて、4は胴部、5は底部、6は蓋
である。第3図には第1図に示す角缶蓋の拡大平
面図を示し、又第4図は第3図X−X′線拡大断
面図を示す。 第3図及び第4図にて、7は蓋、8は第2の樹
脂層により形成された開封部、9は同じく第2の
樹脂層により形成された外周部、10は切欠部で
あり、この切欠部10は第3図に示すように完全
に連続しており中断していない。従つて、開封部
8と外周部9とは切欠部10により完全に分離し
ている。又第3図及び第4図にて11は開封部8
に設けられた把手部(ブルトツプ部)、12は切
断開封部であり、これら把手部11と切断開封部
12とは溝13により区画されている。 第4図にて、14は多層基材であり、第4図に
示す実施例では、ガスバリヤー性基材15の両面
に第1の樹脂層16,17を積層して成る多層基
材を使用した例を示す。 本発明缶様容器蓋7は第4図に図示のように、
缶様容器の胴部18に冠着される。この角缶蓋の
開封について説明するに、溝13に指先を挿入
し、把手部11を持上げると当該把手部11は多
層基材14から剥離し、第3図及び第4図に示す
符号19の位置で把手部11の先端が多層基材1
4の内側にくい込み、多層基材14を切断し、把
手部11をそのまま引張ると、切欠部10に沿つ
て多層基材14は切断され、以つて当該容器蓋の
開封部8が開封される。 本発明の容器蓋は把手部11を備えた開封部8
と外周部9とが切欠部10を介して完全に分離し
ており、開封部8と外周部9とを連結するような
ブリツジ部を有しないので、上記開封が極めて容
易である。かかる易開封性容器蓋は本発明の成形
方法により得られる。これを実施例を示す第3図
及び第4図に基づいて説明するに、上記開封部8
と外周部9とを各々一点以上のゲートで成形す
る。即ち、開封部8については独自のゲートによ
り独立して成形し、他方外周部9についても独自
のゲートにより独立して成形する。切欠部10は
金型上押切りとなつている。上記各ゲートについ
ては少なくとも一点あればよい。第3図にこのよ
うなゲート位置の例について符号20,G1,2
1,G2で示した。即ち、第3図により上記方法
を例示するに、開封部8はゲート20,G1によ
り成形し、外周部9はゲート21,G2により
各々成形する。 本発明のこのような多点ゲートによる射出成形
方法によれば、成形性がよく射出成形が容易であ
る。そのため、比較的成形性が劣る材料例えば溶
融指数(MFR)の小さい材料や充填剤入りの樹
脂でも良好に成形できる。この点、先に述べた従
来法では成形性を考慮するため特に流動性の良い
材料を選択することが必要であり、充填剤入りの
樹脂の使用は困難であつたが、本発明ではこれら
問題点を解消することができた。 又本発明の成形方法によれば成形温度、射出圧
力も著しく低く成形でき、生産性(成形サイク
ル)も高い。更に本発明においては金型部押切り
切欠部を形成するため、型締圧は低い方がよい。
これは型耐久性の問題の他、アルミ箔等の基材の
切断を防止し、かつ切欠部の切断を防止するため
には、型締圧は低い方がよいからである。本発明
によれば型締圧を比較的低くすることができる。
更には成形条件により金型内で射出成形時製品コ
ーナー部基材例えばアルミ箔が切断することがあ
るが、射出圧を低くできることにより、この切断
を防止することができる。 更に、本発明成形法によれば前述の如く、密着
強度の高い缶様容器蓋が得られる。特に両面に熱
溶融可能な第1の樹脂層を有する多層基材を使用
する時には、第1の樹脂層及び第2の樹脂層これ
らが融けた状態で成形され融着されるため、密着
強度が高く、従つて製品落下強度の高い成形品が
得られる。 しかし、一方で蓋の把手部(プルトツプ部)ま
で密着し、当該把手部が蓋本体から剥離しないと
いう問題がある。かかる場合に把手部底面と多層
基材表面とが接する部分に易剥離性を目的とした
処理を施すとよい。かかる処理の例としては印刷
インキを使用して処理層を形成することが挙げら
れる。 第4図において、符号22は把手部11の多層
基材14からの易剥離性を目的として施された処
理層であり、これにより蓋開封に際し、把手部1
1の多層基材14からの剥離を容易にし、切欠部
10を介して開封部8と外周部9とを完全に分離
することと相俟つて蓋の開封をより一層容易にす
ることができる。 上記易剥離性を目的とした処理については、本
出願人が別途出願した特開昭59−221256号公報に
詳述してある。 次に、第5図は第2図に示む丸缶蓋の拡大平面
図、第6図は第5図Y−Y′線拡大断面図である。 第5図及び第6図において、第3図と第4図と
同一符号を付した部分は同じ機能を示し、説明を
省略するが、第3図及び第4図に示す角缶蓋と同
様にして製造され、易開封性である。第5図にお
いて符号23,G3は開封部8のゲート位置を示
し、又符号24,G4は外周部9のゲート位置を
示し、各ゲートG3,G4によりそれぞれ独立し
て開封部、外周部が形成される。 次に、本発明を実施例及び比較例に基づいて説
明する。 実施例 1 東芝製IS−50A(30Z)射出成形機を用い、第3
図に示す角缶容器蓋を成形した。 多層基材はアルミニウム箔にエチレンプロピレ
ンブロツク共重合体〔MFR1.1、エチレン含量
9wt%〕を両面に積層して成る多層基材を用い
た。この多層基材をロボツトにより金型内に予じ
め固定し、射出成形を行つた。ゲートについて
は、第3図に示すゲートG1とゲートG2の2点
より成形し、切欠部は金型上押切りとした。シリ
ンダー温度240℃、射出圧60Kg/cm2で第2の樹脂
としてシヨウアロマーMK411C〔(昭和電工(株))
製)、MFR10.0g/10minのプロピレン・エチレ
ンブロツクコポリマー〕を用い射出を行つた。 尚上記において、アルミニウム箔とその両面の
第1の樹脂層の厚みは樹脂(外層)/アルミニウ
ム箔/樹脂(内層)=30μ/15μ/70μであり、こ
の外層に積層する第2の樹脂層の厚味は0.7mmで
あつた。得られた角缶蓋の易開封性の評価結果を
第1表に、又射出成形性の評価結果を第2表に示
す。又第3表に後述する比較例1との成形条件の
詳細比較結果を示す。 実施例 2 シヨウアロマーMK411Cに代えて、当該樹脂に
炭カル40%を添加して成る樹脂を使用し、かつシ
リンダー温度を260℃、射出圧を80Kg/cm2とした
以外は実施例1と同様にして射出成形を行い、実
施例1と同様にして角缶蓋の易開封性及び射出成
形性の評価を行つた。結果を各々第1表及び第2
表に示す。 比較例 1 第3図においてゲートG1の1点ゲートで射出
成形を行つた。この場合、切欠部10に間隔をお
いて4ケ所ブリツジ(連結部)〔各ブリツジ0.5mm
巾〕を設け、このブリツジを通して、実施例1と
同様にして射出成形を行つた。結果を第1表及び
第2表に示すが、ブリツジ部で開封が困難であ
り、又シリンダー温度を280℃とし、かつ射出圧
を110Kg/cm2としたが、成形性は実施例1及び2
に比して良くなかつた。更に第3表にこの比較例
1と前記実施例1の成形条件の詳細比較結果を示
す。 比較例 2 第3図、ゲートG1に代えてゲートG2の1点
ゲートで射出成形した以外は比較例1と同様にし
て成形を行つた。その結果を第1表及び第2表に
示すが、比較例1と同様開封困難で、成形性も良
くなかつた。 実施例 3 第5図に示す丸缶蓋を成形した。実施例1と同
様にして、但し第5図においてゲート23,G3
とゲート24,G4の2点で、かつシリンダー温
度240℃、射出圧55Kg/cm2として丸缶蓋を成形し
た。結果を第1表及び第2表に示す。 比較例 3 第5図において1点ゲート(ゲート23)で、
切欠部10に各ブリツジ巾0.6mmのブリツジを4
ケ所設け、かつ射出圧100Kg/cm2とした以外は比
較例1と同様にして成形を行つた。結果を第1表
及び第2表に示す。
に易開封性缶様容器蓋を得るに好適な射出成形方
法に関する。 詳しくは、胴部と底部と蓋部とから成り、各種
飲料缶等として使用できる缶様容器の当該蓋部易
開封性を目的とした射出成形方法に関する。従
来、この蓋は、両面に熱融着性樹脂層を有するア
ルミニウム箔と、予じめ射出成形により作られた
樹脂シートとを、接着剤を用いて後接着すること
により作られていたが、この方法では工程数が
増え、コストアツプになること、レトルト処理
等熱履歴により成形品が剥離を起こすこと、作
られた製品の落下強度が劣ること、接着剤を使
用するので食品衛生上問導があること等各種の難
点があつた。 本発明は、従来法の如く後接着ということでは
なく、射出成形機の金型内に上記したようなアル
ミ箔等のインサート材を挿入固定しておき、これ
に樹脂を射出して、同時成形(一体成形)により
缶様容器蓋を得る射出成形方法に係り、これによ
り工程数が短縮され、成形品は密着強度が高
いのでレトルト処理等において剥離を起こすこと
がなく、製品落下強度が高く、又食品衛生性
にも優れた缶様容器の蓋を得ることに成功した。 ところで、このような缶様容器の蓋を射出成形
(インサート成形)により同時成形(一体成形)
する場合、インサート材と射出樹脂により形成さ
れる樹脂層とのインサート精度が問題となり、金
型内に挿入したインサート材が成形工程中に動き
位置ずれを生じることは好ましくない。本出願人
は、先に、金型内に、インサート材を位置ずれを
生じることなく固定し、インサート精度の高い成
形品を得る方法として、射出成形機の金型装置に
おけるストリツパープレート等のガイド部材内に
インサート材を挿入固定する方法を見い出し、別
途特許出願をした(特開昭59−215842号公報)。 ところで、このような缶様容器の蓋において、
いかに容易に開封が可能な開口部を設置できるか
は重要な問題である。 従来、このような開口部の開封性向上のため
に、一般に蓋部に開口し得る切込みを設けること
が行われている。 しかし、一方でこの切欠みの設置のために成形
性が不足することをまぬがれ得ない。そこで、従
来、先に述べた後接着の方法による場合、予じめ
射出成形する樹脂シートにおいて、射出成形材料
の流れを容易にするために上記込欠みを1箇所以
上で中断し、部分的に切込み箇所を連結し成形性
を補うという方法がとられていた(特開昭52−
39489号公報)。 しかし、この方法では確かに成形性という点で
は改良されるが、易開封性という観点からは連結
部が妨げとなることは明白である。 本発明は、前記した一体射出成形において、成
形性がよく、しかも易開封性の容器蓋を得ること
を目的としたもので、酸素、水等不透過性の金属
箔、シート、フイルム等の基材の両面若しくは片
面に熱溶融可能な第1の樹脂層が形成された多層
基材表面に切欠部を介して完全に分離した把手部
を備えた開封部と当該開封部以外の外周部より成
る第2の樹脂層を、射出成形により、当該開封部
及び当該外周部を各々1点以上のゲートで形成す
ることにより、成形性がよく、易開封性等の様々
の利点を具備した容器蓋を得ることに成功した。
以下本発明について詳述する。 本発明に使用される基材の例としては、金属
箔、シート、フイルム等が挙げられる。これら基
材は、酸素、水等不透過性(以下ガスバリヤー性
という)であることが必要である。金属箔の代表
例としてはアルミニウム箔(以下単にアルミ箔と
いう)が挙げられる。その他ガスバリヤー性基材
の例としては、エチレン酢酸ビニル共重合体のケ
ン化物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリ
アクリロニトリル等のシート、フイルム等が挙げ
られる。 本発明に使用される多層基材は上記ガスバリヤ
ー性基材の両面若しくは片面に第1の樹脂層、即
ち熱溶融可能な樹脂層が形成されたものである。 第1の樹脂層はガスバリヤー性基材の両面に形
成すればよいが、第2の樹脂層と溶着される側の
第1の樹脂層(外層)を省略することもできる。
ガスバリヤー性基材両面に第1の樹脂層が形成さ
れた場合の第1の樹脂層は、その外層が第2の樹
脂層と熱融着し、密着性の高い蓋を形成し、他方
の第1の樹脂層(内層)が容器の胴部と熱融着
し、蓋を胴部に冠着する。 一方、片面(内側)にのみ第1の樹脂層が形成
されたガスバリヤー性基材の場合は、当該基材上
(外面)に直接第2の樹脂層が積層され、下面
(内面)に第1の樹脂層が熱溶着され、蓋が胴部
に冠着される。 上記第1の樹脂層を構成する樹脂としては、熱
により溶融する樹脂、代表的には熱可塑性合成樹
脂が使用される。第1の樹脂層をガスバリヤー基
材に形成(積層)する場合、接着剤あるいはフイ
ルム状のホツトメルト接着剤等の接着樹脂層を介
して又は介さずに積層することができる。 本発明における缶様容器蓋は、上記多層基材を
使用し、当該多層基材の缶様容器胴部取付側とは
反対側表面に射出成形により樹脂を積層すること
により得られる。射出成形の好ましい一例として
は、基材インサート用ロボツトを用い、予じめ金
型内に基材(インサート材)を固定し、射出成形
を行えばよく、先に挙げた本出願人に係る特開昭
59−215842号公報に記載された方法を用いること
はより一層好ましい。 次に、本発明に係る缶様容器及び易開封性容器
蓋の二、三の例を実施例を示す図面により説明
し、併せて本発明の成形法の実施例を詳述する。 第1図は本発明易開封性角缶容器蓋を胴部に冠
着して成る缶様容器全体の斜視図を示す。又第2
図は本発明易開封性丸缶容器蓋を胴部に冠着して
成る缶様容器全体の斜視図を示す。 第1図にて、1は胴部、2は底部、3は蓋であ
り、又第2図にて、4は胴部、5は底部、6は蓋
である。第3図には第1図に示す角缶蓋の拡大平
面図を示し、又第4図は第3図X−X′線拡大断
面図を示す。 第3図及び第4図にて、7は蓋、8は第2の樹
脂層により形成された開封部、9は同じく第2の
樹脂層により形成された外周部、10は切欠部で
あり、この切欠部10は第3図に示すように完全
に連続しており中断していない。従つて、開封部
8と外周部9とは切欠部10により完全に分離し
ている。又第3図及び第4図にて11は開封部8
に設けられた把手部(ブルトツプ部)、12は切
断開封部であり、これら把手部11と切断開封部
12とは溝13により区画されている。 第4図にて、14は多層基材であり、第4図に
示す実施例では、ガスバリヤー性基材15の両面
に第1の樹脂層16,17を積層して成る多層基
材を使用した例を示す。 本発明缶様容器蓋7は第4図に図示のように、
缶様容器の胴部18に冠着される。この角缶蓋の
開封について説明するに、溝13に指先を挿入
し、把手部11を持上げると当該把手部11は多
層基材14から剥離し、第3図及び第4図に示す
符号19の位置で把手部11の先端が多層基材1
4の内側にくい込み、多層基材14を切断し、把
手部11をそのまま引張ると、切欠部10に沿つ
て多層基材14は切断され、以つて当該容器蓋の
開封部8が開封される。 本発明の容器蓋は把手部11を備えた開封部8
と外周部9とが切欠部10を介して完全に分離し
ており、開封部8と外周部9とを連結するような
ブリツジ部を有しないので、上記開封が極めて容
易である。かかる易開封性容器蓋は本発明の成形
方法により得られる。これを実施例を示す第3図
及び第4図に基づいて説明するに、上記開封部8
と外周部9とを各々一点以上のゲートで成形す
る。即ち、開封部8については独自のゲートによ
り独立して成形し、他方外周部9についても独自
のゲートにより独立して成形する。切欠部10は
金型上押切りとなつている。上記各ゲートについ
ては少なくとも一点あればよい。第3図にこのよ
うなゲート位置の例について符号20,G1,2
1,G2で示した。即ち、第3図により上記方法
を例示するに、開封部8はゲート20,G1によ
り成形し、外周部9はゲート21,G2により
各々成形する。 本発明のこのような多点ゲートによる射出成形
方法によれば、成形性がよく射出成形が容易であ
る。そのため、比較的成形性が劣る材料例えば溶
融指数(MFR)の小さい材料や充填剤入りの樹
脂でも良好に成形できる。この点、先に述べた従
来法では成形性を考慮するため特に流動性の良い
材料を選択することが必要であり、充填剤入りの
樹脂の使用は困難であつたが、本発明ではこれら
問題点を解消することができた。 又本発明の成形方法によれば成形温度、射出圧
力も著しく低く成形でき、生産性(成形サイク
ル)も高い。更に本発明においては金型部押切り
切欠部を形成するため、型締圧は低い方がよい。
これは型耐久性の問題の他、アルミ箔等の基材の
切断を防止し、かつ切欠部の切断を防止するため
には、型締圧は低い方がよいからである。本発明
によれば型締圧を比較的低くすることができる。
更には成形条件により金型内で射出成形時製品コ
ーナー部基材例えばアルミ箔が切断することがあ
るが、射出圧を低くできることにより、この切断
を防止することができる。 更に、本発明成形法によれば前述の如く、密着
強度の高い缶様容器蓋が得られる。特に両面に熱
溶融可能な第1の樹脂層を有する多層基材を使用
する時には、第1の樹脂層及び第2の樹脂層これ
らが融けた状態で成形され融着されるため、密着
強度が高く、従つて製品落下強度の高い成形品が
得られる。 しかし、一方で蓋の把手部(プルトツプ部)ま
で密着し、当該把手部が蓋本体から剥離しないと
いう問題がある。かかる場合に把手部底面と多層
基材表面とが接する部分に易剥離性を目的とした
処理を施すとよい。かかる処理の例としては印刷
インキを使用して処理層を形成することが挙げら
れる。 第4図において、符号22は把手部11の多層
基材14からの易剥離性を目的として施された処
理層であり、これにより蓋開封に際し、把手部1
1の多層基材14からの剥離を容易にし、切欠部
10を介して開封部8と外周部9とを完全に分離
することと相俟つて蓋の開封をより一層容易にす
ることができる。 上記易剥離性を目的とした処理については、本
出願人が別途出願した特開昭59−221256号公報に
詳述してある。 次に、第5図は第2図に示む丸缶蓋の拡大平面
図、第6図は第5図Y−Y′線拡大断面図である。 第5図及び第6図において、第3図と第4図と
同一符号を付した部分は同じ機能を示し、説明を
省略するが、第3図及び第4図に示す角缶蓋と同
様にして製造され、易開封性である。第5図にお
いて符号23,G3は開封部8のゲート位置を示
し、又符号24,G4は外周部9のゲート位置を
示し、各ゲートG3,G4によりそれぞれ独立し
て開封部、外周部が形成される。 次に、本発明を実施例及び比較例に基づいて説
明する。 実施例 1 東芝製IS−50A(30Z)射出成形機を用い、第3
図に示す角缶容器蓋を成形した。 多層基材はアルミニウム箔にエチレンプロピレ
ンブロツク共重合体〔MFR1.1、エチレン含量
9wt%〕を両面に積層して成る多層基材を用い
た。この多層基材をロボツトにより金型内に予じ
め固定し、射出成形を行つた。ゲートについて
は、第3図に示すゲートG1とゲートG2の2点
より成形し、切欠部は金型上押切りとした。シリ
ンダー温度240℃、射出圧60Kg/cm2で第2の樹脂
としてシヨウアロマーMK411C〔(昭和電工(株))
製)、MFR10.0g/10minのプロピレン・エチレ
ンブロツクコポリマー〕を用い射出を行つた。 尚上記において、アルミニウム箔とその両面の
第1の樹脂層の厚みは樹脂(外層)/アルミニウ
ム箔/樹脂(内層)=30μ/15μ/70μであり、こ
の外層に積層する第2の樹脂層の厚味は0.7mmで
あつた。得られた角缶蓋の易開封性の評価結果を
第1表に、又射出成形性の評価結果を第2表に示
す。又第3表に後述する比較例1との成形条件の
詳細比較結果を示す。 実施例 2 シヨウアロマーMK411Cに代えて、当該樹脂に
炭カル40%を添加して成る樹脂を使用し、かつシ
リンダー温度を260℃、射出圧を80Kg/cm2とした
以外は実施例1と同様にして射出成形を行い、実
施例1と同様にして角缶蓋の易開封性及び射出成
形性の評価を行つた。結果を各々第1表及び第2
表に示す。 比較例 1 第3図においてゲートG1の1点ゲートで射出
成形を行つた。この場合、切欠部10に間隔をお
いて4ケ所ブリツジ(連結部)〔各ブリツジ0.5mm
巾〕を設け、このブリツジを通して、実施例1と
同様にして射出成形を行つた。結果を第1表及び
第2表に示すが、ブリツジ部で開封が困難であ
り、又シリンダー温度を280℃とし、かつ射出圧
を110Kg/cm2としたが、成形性は実施例1及び2
に比して良くなかつた。更に第3表にこの比較例
1と前記実施例1の成形条件の詳細比較結果を示
す。 比較例 2 第3図、ゲートG1に代えてゲートG2の1点
ゲートで射出成形した以外は比較例1と同様にし
て成形を行つた。その結果を第1表及び第2表に
示すが、比較例1と同様開封困難で、成形性も良
くなかつた。 実施例 3 第5図に示す丸缶蓋を成形した。実施例1と同
様にして、但し第5図においてゲート23,G3
とゲート24,G4の2点で、かつシリンダー温
度240℃、射出圧55Kg/cm2として丸缶蓋を成形し
た。結果を第1表及び第2表に示す。 比較例 3 第5図において1点ゲート(ゲート23)で、
切欠部10に各ブリツジ巾0.6mmのブリツジを4
ケ所設け、かつ射出圧100Kg/cm2とした以外は比
較例1と同様にして成形を行つた。結果を第1表
及び第2表に示す。
【表】
【表】
【表】
以上本発明は実施例1〜3に示すように、容易
に開封できかつ開口部がなめらかであつた。又、
成形性においても、成形温度、射出圧力も著しく
低く成形でき、生産性(成形サイクル)も高く、
かつ充填剤を入れたような成形性の劣る材料でも
成形でき比較例1〜3と明確な差が生じた。 更に本発明においては金型部押切りにより、切
欠部を成形するため型締圧は低い方が良い(型耐
久性、多層基材切欠部切断防止)が、比較例に比
べ著しく低くすることができた。 更には成形条件により金型内で射出成形時、製
品コーナー部アルミ箔が切断することがあるが、
射出圧を低くできることにより切断を防止するこ
とができた。 以上本発明成形法によれば比較的低コストで缶
様容器蓋が製造することができるばかりでなく、
下記の如く優れた諸特性を有する。 切欠部を隔して開封部(把手部)、外周部
各々一点以上のゲートで成形するため射出成形
が容易であり、インサート多層基材の金型内で
のシワ、破損が防げる。 成形性良好のため成形性の劣る材料でも良好
に成形できた。 完全に連続した切欠部をはさみ開封部(把手
部)、外周部が各々独立に存在しており、開封
時多層基材のみを切断するため著しく開封性に
優れる。 剥離を目的とした処理層を設けることによ
り、把手部の剥離が良好であり、一層易開封性
とすることができた。 レトルト特性及び食品衛生性に優れた蓋が得
られ、本発明に係る蓋を用いることにより長期
保存可能な容器が得られる。 本発明は以上の如き良好な特徴を有しているた
め多方面にわたつて利用されることが期待される
が、代表的な用途を下に示す。 飲料コーヒー缶、スープ缶 食用油、調味料缶 各種缶詰容器 モーターオイル缶
に開封できかつ開口部がなめらかであつた。又、
成形性においても、成形温度、射出圧力も著しく
低く成形でき、生産性(成形サイクル)も高く、
かつ充填剤を入れたような成形性の劣る材料でも
成形でき比較例1〜3と明確な差が生じた。 更に本発明においては金型部押切りにより、切
欠部を成形するため型締圧は低い方が良い(型耐
久性、多層基材切欠部切断防止)が、比較例に比
べ著しく低くすることができた。 更には成形条件により金型内で射出成形時、製
品コーナー部アルミ箔が切断することがあるが、
射出圧を低くできることにより切断を防止するこ
とができた。 以上本発明成形法によれば比較的低コストで缶
様容器蓋が製造することができるばかりでなく、
下記の如く優れた諸特性を有する。 切欠部を隔して開封部(把手部)、外周部
各々一点以上のゲートで成形するため射出成形
が容易であり、インサート多層基材の金型内で
のシワ、破損が防げる。 成形性良好のため成形性の劣る材料でも良好
に成形できた。 完全に連続した切欠部をはさみ開封部(把手
部)、外周部が各々独立に存在しており、開封
時多層基材のみを切断するため著しく開封性に
優れる。 剥離を目的とした処理層を設けることによ
り、把手部の剥離が良好であり、一層易開封性
とすることができた。 レトルト特性及び食品衛生性に優れた蓋が得
られ、本発明に係る蓋を用いることにより長期
保存可能な容器が得られる。 本発明は以上の如き良好な特徴を有しているた
め多方面にわたつて利用されることが期待される
が、代表的な用途を下に示す。 飲料コーヒー缶、スープ缶 食用油、調味料缶 各種缶詰容器 モーターオイル缶
第1図は本発明に係る缶様容器の一例を示す斜
視図、第2図は本発明に係る他の缶様容器の一例
を示す斜視図、第3図は第1図に示す蓋の拡大平
面図、第4図は第3図X−X′線に沿う拡大断面
図、第5図は本発明の他の実施例を示す拡大平面
図、第6図は第5図Y−Y′線に沿う拡大断面図
である。 7……蓋、8……開封部(第2の樹脂層)、9
……外周部(第2の樹脂層)、10……切欠部、
11……把手部、14……基材(多層基材)、1
5……ガスバリヤー性基材、16,17……第1
の樹脂層、20,21……ゲート(位置)、22
……易剥離性処理層、23,24……ゲート(位
置)。
視図、第2図は本発明に係る他の缶様容器の一例
を示す斜視図、第3図は第1図に示す蓋の拡大平
面図、第4図は第3図X−X′線に沿う拡大断面
図、第5図は本発明の他の実施例を示す拡大平面
図、第6図は第5図Y−Y′線に沿う拡大断面図
である。 7……蓋、8……開封部(第2の樹脂層)、9
……外周部(第2の樹脂層)、10……切欠部、
11……把手部、14……基材(多層基材)、1
5……ガスバリヤー性基材、16,17……第1
の樹脂層、20,21……ゲート(位置)、22
……易剥離性処理層、23,24……ゲート(位
置)。
Claims (1)
- 1 酸素、水等不透過性の金属箔、シート、フイ
ルム等の基材の両面若しくは片面に熱溶融可能な
樹脂層(以下第1の樹脂層という)が形成された
基材(以下多層基材という)の缶様容器胴部取付
側とは反対側表面に、切欠部を介して完全に分離
した、把手部を備えた部分(以下開封部という)
と当該開封部以外の部分(以下外周部という)よ
り成る樹脂層(以下第2の樹脂層という)を、射
出成形により、当該開封部及び当該外周部を各々
1点以上のゲートで形成することを特徴とする易
開封性缶様容器蓋の射出成形方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10418583A JPS59229329A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 容器蓋の射出成形方法 |
EP88109539A EP0303788B1 (en) | 1983-05-25 | 1984-05-25 | Injection molding method of manufacturing container covers |
DE8888109539T DE3486012T2 (de) | 1983-05-25 | 1984-05-25 | Spritzgiessverfahren zur herstellung von behaelterdeckeln. |
US06/614,095 US5013516A (en) | 1983-05-25 | 1984-05-25 | Method of manufacturing container covers |
EP84105990A EP0127159B1 (en) | 1983-05-25 | 1984-05-25 | Method of manufacturing container covers |
DE8484105990T DE3484995D1 (de) | 1983-05-25 | 1984-05-25 | Verfahren zur herstellung von behaelterdeckeln. |
US06/933,519 US4865793A (en) | 1983-05-25 | 1986-11-21 | Method of insert injection molding |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10418583A JPS59229329A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 容器蓋の射出成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59229329A JPS59229329A (ja) | 1984-12-22 |
JPS6410170B2 true JPS6410170B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=14373933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10418583A Granted JPS59229329A (ja) | 1983-05-25 | 1983-06-13 | 容器蓋の射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59229329A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63179716A (ja) * | 1987-01-22 | 1988-07-23 | Showa Denko Kk | 缶様容器蓋体の製造方法 |
JPH0631102B2 (ja) * | 1987-06-30 | 1994-04-27 | 白馬プラスチックス工業株式会社 | 振出容器の蓋 |
JPH03161316A (ja) * | 1989-11-21 | 1991-07-11 | Mikasa Sangyo Kk | キャップ製造方法 |
US6682686B1 (en) | 1999-02-16 | 2004-01-27 | Ishida Co., Ltd. | Method of making a container closure |
JP2000302147A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-10-31 | Ishida Co Ltd | 容器蓋 |
-
1983
- 1983-06-13 JP JP10418583A patent/JPS59229329A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59229329A (ja) | 1984-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR910002152B1 (ko) | 용이 개봉성 포장용기 및 그의 리드 | |
EP0305976B1 (en) | Easily openable sealed container | |
EP0256477B1 (en) | Cover for a can-shaped container | |
JPS6023154A (ja) | 易開封性容器蓋 | |
JPS6410170B2 (ja) | ||
JP2698486B2 (ja) | 密閉容器 | |
JP2872738B2 (ja) | 易開封性容器及びその製造方法 | |
JPS6326025B2 (ja) | ||
JPH11171247A (ja) | 易開封性密封容器及びそれに使用される容器本体の製造方法 | |
JPH0637224B2 (ja) | 易開封性容器 | |
JPS6396063A (ja) | 易開封性容器 | |
JPS6133943A (ja) | 容器蓋 | |
JP2872737B2 (ja) | 易開封性容器及びその製造方法 | |
JPH08164973A (ja) | ピーラブルシール容器 | |
JPS63218058A (ja) | 容器用落し蓋およびこれを用いた易開封性密封容器 | |
JPS6367251A (ja) | 缶様容器蓋 | |
JP2751936B2 (ja) | 易開封性密封容器 | |
JPS60110658A (ja) | イ−ジ−オ−プン成形容器 | |
JPS59221256A (ja) | 易開封性缶様容器蓋及びその製法 | |
JPH0641304B2 (ja) | 缶様容器蓋体およびその製法 | |
JPS61287540A (ja) | 缶様容器の蓋 | |
JPH0575636B2 (ja) | ||
JP2002225943A (ja) | 易開封性密封容器、該容器用容器本体並びに容器本体の製造方法 | |
JPH0360734B2 (ja) | ||
JPS61287539A (ja) | 缶様容器蓋 |