JPS59501913A - アレルギ−症状を起こさない金属製品の製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

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Description

【発明の詳細な説明】 アレルギー症状を起こさない貴金属 製品の製造方法及び装置 本発明は、アレルギー症状を起とでない貴金属製品の製造方法及び装置に関する 。貴金属製品とは、完全にか又は部分的に貴金属又は貴金属合金からできている 全ての形式の物品ないしは製品を意味するものとし、本発明は特に人体の皮膚と 接触すると考えられるかがる物品ないしは製品、例えば指環、腕環、宝石の鎖、 ブローチ、護符、耳環、時計、眼鏡、サングラスその他を対象としている。貴金 属は、金、銀、白金、ロジウム、パラジウムその他の、前記製品の製造に適した 貴金属であってもよい。貴金属は、無垢でも、ダブルないしはより卑な金属例え ば銅、亜鉛、アルミニウム、すす、クロム又はニッケル、又はこれらの合金の表 面を被覆するものであってもよい。本発明によれば、前記製品は全体として、か かる非貴金属から出来ていてもよい。

多くの人が、宝石、時計、眼鏡その他の前記金属製の物品と接触する皮膚部分に 各種の病的状態を経験することが知られている。特に高透過能力をもった薄い皮 膚部分と接触する前記物品特に耳たぶに適用される耳環のようナリングの場合は 不具合である。これらの病的状態は、一般に、かゆみ、スコーテング、紅斑、皮 疹、水腫又は化膿でるる。これらの皮膚疾患のほかに、より広汎な疾病状態が起 こり得る。

一般にアレルギー症状と呼ばれるこれらの病的状態は、人の皮膚と接触する物品 が最適の純粋で清浄な金、銀、白金、ロジウム、パラジウムなどからできている 場合には起きないし、また該金属が最適の純粋で清浄な伽、亜鉛、すす、更には アルミニウム、ニッケル又ハクロムで合金でれている場合にも起きない。アレル ギー症状が金属又は合金中の不純物に依存すると信ずべきいくつかの理由が存在 する。成る合金物質例えばカドミウム、鉛、水銀、ビスマス、アンチモン、コバ ルトその他のような合金された重金属は、重大なアレルギー症状を起こし得ると 考えられている。不純な銅、亜鉛、すず又は他の不純合金属を用いた場合にも、 アレルギー症状が起きることがある。不純物は、貴金属又は貴金属合金自身を製 造する際にも、金属又は合金の加工及び後処理の間にも発生し得る。例えば貴金 属、合金金属１＋未合金をその製造又は後処理の間に酸処理する間に貴金属に不 純物が添加でれることがある。銅は多くの異なる形式の不純物を同化する強い傾 向をもっている。）最適の純粋で清浄な銅、最適の純粋な亜鉛、最適の純粋なす す、並びに最適の純粋ｆｚ　７　ルミニウム、クロム、ニッケル又は他の金属を 合金金属として、アレルギー症状の問題を起こさずに使用することができる。そ の反対に、大部分の重金属及びそれに関連した金属又は同種の金属、例えばカド ミウム、鉛、水銀、ビスマス、アンチモン、コバルトナどは、合金から完全に除 外てれる。

貴金属を被覆した物品、いわゆるダブル製品又は他の仕方で被覆でれた物品のベ ース金属においても、不純物及び他の金属又は他のアレルギーを起こす物質を除 くことが重要である。全部の金属は多少とも「漏れ」を示し、金属の一時的な運 動において、ダブル物品又は他の仕方で被覆された物品のベースに含まれる重金 属、不純物及び他のアレルギーを起こす物質が、ベースから放出され、貴金属層 を通り、物品の表面被覆として定着する。例えばカドミウムがこのような金属の 一時的な運動をする強い傾向を示すことも、本発明によって示てれた。従ってカ ドミウム合金製の物品は、一般に、アレルギーを起こすカドミウム重金属の多少 とも薄い表面被覆をもつことになる。

合金でれない貴金属又は銅、亜鉛、すず又はクロムもしくにニッケルのような最 適の純合金金属により合金きれた貴金属の物品を製造する場合、技術的な製造上 の問題が屡々起こる。

一例とし、て、銀と銅との組合せは、いわゆる形状記憶を有しているため、冷間 圧延された銀製品を熱処理する場合、銀製品は、冷間加工前の形状を回復する傾 向をもっている。この形状記憶は、製品を加熱する際に継目が開放し、半田付は 不良の危険かめるという、例えば製品の半田付けに際しての大きな問題を惹起舌 せる。銀の形れた。銀にカドミウムを添加した場合、得られる半田継手が脆くな る。しかし銀合金にカドミウムを添加す゛る場合、重大なアレルギー症状の問題 が起きる。金、白金、パラジウム、ロジウム又は他の貴金属製物品或いは銅、亜 鉛、アルミニウム、すす、σらにニッケルもしくはクロム、又は黄銅もしくはオ ランダ黄銅のような合金製の物品を製造する場合にも、同種の問題が起きる。

ひずみ取り焼鈍の場合には、塩、いわゆる硬化性塩が一般に用いられる。塩は高 温でも低温でもよい。ひずみ取り焼鈍に関連した金属冷却の目的のためには、成 る種の塩を混合させた水が、窯元温度を高くするために屡々用いられる。これら の塩も、アレルギー症状を起こすことがるり、金属物品がこれらの塩と接触しな いようにすることもたいせつである。

従って本発明の目的は、純金属特に貴金属合金又は純貴金属と最適な純合金金属 （例えば銅、亜鉛、アルミニウム、すす、クロム、ニッケルその他）とからでき ている物品を製造する方法及び装置を提供することにめる。

従来は、このような純金属及び純金属合金製物品を製造することは、前述した製 造上の問題のため、可能とは考えられていなかった。しかし、驚くべきことに、 そうした純金属を使用し得るのみならず、金属の特別の加工と、金属及び金属製 品の特別の加工装置の使用とによって、大きな形状記憶がすく、既知金属又はカ ドミウムもしくは他の重金属との既知合金（不純な貴金属又は合金金属を含有す る）よりも破断強度の高い物品が得られることも示でれた。本発明の方法及び装 置によれば、カドミウム含有金属製の物品において得られたものよりも強じんで 破断強度の高い半田継手が形成される。

本発明の方法及び装置は、最適な純金属を使用することを前提としており、これ らの金属は、周囲空気と接触することなく、加熱状態の下に混合され、合金され 、加工される。

本発明の方法によれば、最適の純金属、例えば金、銀。

白金、パラジウム、ロジウムのような貴金属と、合金金属例えば最適な純粋な銅 、亜鉛、アルミニウム、すす、ニッケル及びクロムとが、溶融され、合金される 。金属が実際に最適な純金属であるように、不純物を吸収するための適宜の還元 剤を添加することができる。還元剤は溶融金属面上のスラグ層となり、とのスラ グ層は、空気が金属と接触することを阻止する。また金属は、好ましくは、酸化 を防止するために、保護ガス下に、また前記還元スラグ層の下に成形される。取 得したブランクは、同様に空気と接触しないように、冷間圧延され、ひずみ取り 焼鈍される。いわゆる硬化性塩を冷却の目的に使用する代りに、最適の精製水（ 軟水）、最適の精製アルコール及び精製水と精製アルコールとの混合物のうち任 意のものを使用することができる。純度値は、どんな混合物を使用するにしても 、少くとも０．１μｓ　／　ｃｒｒｉに等しくすべきである。

ひずみ取り焼鈍は、保護ガス下に、又はいずれにしても、空気が近付かないよう に行なうべきである。、半田付は及び他の後処理も空気を近付けずに行ない、純 金属特に純貴金属及び純合金金属からできている物品が最終製　品として得られ る、この物品は完全にアレルギーを起こさないと見ることができる。

以下に、本発明の方法及び装置を、添付図面を参照して、多くの方法工程に関連 して説明する。

しかし、本発明による方法及び装置は、以下の説明に限定されず、図面に示した 本発明の実施例は、単に例示的な性質を有し、本発明の範囲内において、いろい ろの変更を行なうことができる。

図において第１図は、本発明による金属溶融装置である。第２図は、金属の溶融 と成形及び成形された金属棒の冷却を行なうだめの組合せ装置を示す。第６図は 本発明に従う溶融金属の成形装置を示す。第４図は金属棒のひずみ取り焼鈍装置 を示す。第５図はアレルギーを起こさない金属ワイヤ焼鈍装置を示す。第６図は 金属製ワイヤリングの別のひずみ取り焼鈍装置を示す。第７図は本発明による金 属製鎖の半田付は装置を示す。第８図は第７図のｖｍ−ｖｍ線に宿った断面図で ある。

１、　溶融工程 本発明の最も重要な特徴は、最適な純金属が使用でれることと、加工中に不純物 が添加てれないように金属又は合金の全部の加工が行なわれることにある。宝石 金属は、第１に、金、銀、白金、パラジウム、ロジウム又は他の貴金属と考えて よく、これらの金属は相互にか又は合金金属、例えば銅、亜鉛、すす、さらにア ルミニウムニッケル及びクロムと合金されていてもよい。全部の合金金属は最適 に純粋とするべきでるる。どんな仕方でも表面処理されているべきではない。従 来は、適宜の重金属又は同種の材料例えばカドミウム、鉛、水銀、ビスマス、ア ンモテン又はコバルトを添加することが望ま゛しいか又は必要と考えられていた 。しかし本発明によれば、かかる重金属は、金属の溶融中も、その連続処理中も 、金属又は合金に添加されるべきではない。不純物が溶融金属中に残留せず、又 は溶融中に添加てれないようにするために、少量の適当な還元剤を添加する。こ の還元剤は、存在していることのるる不純物を吸収し、溶融金属面上に保持され るスラグ層を形成する。溶融金属から不純物を追出す良好な性質を備えた溶融粉 末の形の適当な還元剤は、炭酸カリ１部と水分を含まない炭酸ナトリウム１５部 との混合物でるる。このようにして得られたスラグ層は、金属の連続した溶融及 び冷即の間に空気が近付くことを阻止するという重要な目的をもっている。金属 の共溶融は、金属面上に保護ガスを連続的に吹付け、又は全表面を覆って空気が 近付くことを阻止する炎を用いて溶融することにより、空気が近付かないように 行なわれる。保護ガスと覆い用の炎との両方を用いてもよい。

第１図に示したるつぼ特に黒鉛製るっぽ１は、電流の正極に接続されたふた２と 、電流の負極に接続された底体６とを備えている。るつぼの加熱はこれと逆の電 流極性において行なってもよい。ふた２は栓４により閉鎖されている。ふた２、 又はるつぼ１の任意の高い位置に。

保護ガス人口５と、保護ガス出口６とがある。ふた２には、更に、噴射口栓８に よって閉鎖された噴射ロアがめる。るつぼ１内には、溶融金属９があり、この金 属は、正極側のふた２から負極側の底体３に黒鉛製るっぽ１を経て通電すること により電気的に加熱σれる。

空気を近付けずに金属を溶融することがたいせつでろシ、図示した実施例によれ ば、これは、空気を追出し。

保護ガスにより代替づせることによって行なわれる。保護ガスは、ガス人口５か ら入り、溶融金属９の表面上の全スペースを満たし、ガス出口６から排出てれる 。

適当な保護ガスは、水分を含まないアセチレンガス又はメタンガスを、制御でれ た量の、水分を含せない純酸素と共に、燃涜室１０内において燃焼でせることに よって生５ｙ、でせる。純酸素の代りに水分を含１ない圧縮空気を用いてもよい 。この場合は純度が多少低下し、窒素ガス成分の冷却作用のだめ、加熱速度はお そくなる。燃焼は酸素不足下に行なわれ、ガス出口６からの排出ガスが未燃焼ガ ス（軽量になり得る）を含有するように、酸素量が制御され、淡青色の炎１１を 生ずる。この方法によって燃焼室内に、またそれにより溶融金属９０表面上のガ ス容積１２内に、成る雰囲気が形成でれる。ガス容積１２には、酸素、水素又は 窒素ガスは全く含まれない。

前記の形式の保護ガスは、金属物品の熱処理の開音条件下に使用することができ る。第１図に示すように大気圧下に金属を溶融でせる場合に、るつぼ１の全部の ガス容積１２に、燃焼室１０からの可燃性排出ガスが循環され、溶融金属９の表 面は、この可燃性排出ガスによって常時スプレー洗浄される。反対に、溶融及び 成形を真空下に行なう場合には、全部のガス容積に可燃性燃焼ガス又は保護ガス を最初に循環させることか必要であり、全部のガス容積にこのように循環がてれ るまでは、こね、らの容積は、真空にでれない。

２、成形工程 溶融させた金属又は金属合金は、空気を近付けずに、好ましくは保護ガス下に、 まだ酸化を防止するために還元性スラグ層の下方において、ブランク（素材）と なるように成形する。溶融金属の成形は、好ましくは油をこすりつけた管のよう な型内において行なうことができる。

１０　”＝−一 管全体は、空気が近付くことを防止する炎又は保護ガスに包みこまれる。溶融金 属は、管壁上の油を気化させ、得られた油ガスも、空気が近付かないように金属 を保護することに寄与する保護ガスとして作用する。型となる管の油として、従 来は、ラードなどの動物性油脂が使用てれだ。ひまし油は腐敗が早く、アスファ ルトをベースとした油は、有害な効果を示す。本発明により、保護力のすぐれた 不活性保護ガス層を与え、金属の連続処理に有害な効果を示さない。パラフィン をベースとした油を使用することが示唆てれる。パラフィンをベーストシタ油の 排出ガス下に成形でれたブランクは、連続処理の間非常にすぐれた半田付は接合 を与える。

第２図は、金属を真空下に融解させ成形する組合せ装置を示している。この装置 は、子ヤリャ１６を有し、このキャリヤは、前述した形式の冷却液１４を底部に 収容していると共に、冷却液１４の液位の上方に、型、例えば管状型１５を有し 、型１５は、保護ガスの入口１６を上部に、また成形金属を排出するだめのドロ ップシャッター１７を下部に、それぞれ備えている。型１５の上端に、第１図に 示したものと同様のるつぼ１′が配置されている。るつぼ１′は、溶融金属９′ をその内部において加熱するもので、ガス人口５′と、排出保護ガスのガス出口 ６′とを備えている。型１５の上端は、栓４′によって閉鎖きれる。るつぼ１は 底部に巡回噴射口を有し、この噴射口は、噴射口栓１８により閉鎖される。キャ リヤ１３は全部の装置を空気封止ユニットとして囲んでいる。冷却液１４の液位 と型１５との間に、燃焼ガス及び酸素の人口１９があり、これらはキャリヤ１ろ 内において燃焼し、保護ガスを形成する。保護ガスは、型１５とキャリヤ壁部と の間の、キャリヤ１３全体を通って循環でれ、保護ガスも、るつぼ１′のガス人 口１５中に入り、そしてガス出口６′から排出されるので、ガスは軽くなり、淡 青色の炎によって、装置内の保護ガスの不足が示される。

第２図の装置を使用する場合、噴射口栓１８′によって、るつぼ１′を閉鎖し、 るつぼ１内に金属を、そしておそらくは還元剤をるつぼ１に満たす。ガス人口１ ９を経て燃焼ガス及び酸素を供給し、保護ガスによって空気を装置外に追出す。

るつぼ１′のふた２′と底体ろ′を電源に接続し、金属及び還元剤を融解妊せる 。この段階で、ドロップシャッター１７を開放に保ち、保護ガス（支管２０から 保護ガス室２１に供給することができる）を、ガス人口から管状型１５に吹込む ことにより、保護ガスによって空気を型１５から追出す１、管状型１５０通路に 、慣用てれるようにし、型１５から型ブランクを離型し易くするために、下向き に円錐状に広がった形状とする。

ろ　成形工程 金属９′を融解させた時、ドロップシャッター１７を閉ざし、ガス人口１６を真 空ポンプに連結し、この真空ポンプによって管状型１５の成形室２２から保護ガ スを排出する。るつぼ１′の噴射口栓１８をもち上げ、溶融金属９′を型室２２ に流下でせ、そこですみやかに固化てせる。

金属が固化したら、ドロップシャッター１７を再び開放し、管状型１５と型ブラ ンクとを、破線の矢印Ａによって示すように落下させる。成る落下距離の後に、 型１５は、第２図に示すように、止め材に衝突する。型１５ばそｆ′Ｌによって 衝撃を受けるため、ブランク２６は離型し、冷却！１４中に落下する。成形され た棒材は、冷却後に、後加工のために、いつでも取出すことができる。

第６図に示した別の金属成形装置は、好捷しくけ、第１図に示したるつぼと組合 せることができる。この場合、゛キャリヤ１６の上部は、開口２４を有し、保護 ガスはこの間口２４を通って、保護ガス室２１から、管状型１５とキャリヤ１６ ′との間の環状通路を通って流出する。開口２４を出°た保護ガスは、軽くなり 、前述した淡青色の炎１１′を与え、この炎は、キャリヤ１６′内の保護ガスの 酸素不足を指示する。金属棒材の成形のために、第１図に示１〜たるつ（・皇を 傾斜σせて、噴射ロアを噴射口栓８と共に、ガス炎１１′の範囲内にもって来る ことにより、空気か溶融金属と接触しないようにする。その他の点では、成形及 び冷却操作は、第２図について説明したように行なわれる。

４　ひすみ取り焼鈍工程 棒材又はワイヤのような成形体が得られたら、この成形体は、ひずみ取り焼鈍に かけられる。

第４回には、第ろ図の装置と大体同様の装置を用いてバー２５をひずみ取り焼鈍 する装置が示てれている。棒　、材２５は、垂直方向に往復運動可能なフック２ ６に吊下され、棒材２５の形状及び太きでに非常によく近似した形状及び犬きて の、閉鎖式耐火炉２８の開口２７を通って下行きれる。炉２８はそのほぼ中心部 に、可燃性ガス及びｅ累の１以上の人口１９を有し、炉２８の下部には、排出保 護ガスの出口ないし煙道２９がろる。耐火炉２８の底部には冷却液１４がるり、 この冷却液１４は、好ましくは支管ろＯ及び熱交換器６１を経て冷却され、再循 環される。高温の冷却液は冷却液室の上部に取出はれ、冷却きれた液はこの室の 下部に導かれる。棒材２５は。

ひずみ取り焼鈍てれた後に、継続的に冷却液１４に下行する。

第５図に、空気を近付けずにワイヤをひずみ取り焼鈍する装置を示す。ワイヤ３ ろは、供給ロール３２から、プーリーヲ通り、軟水浴３４に入り、この浴内にお いて。

銅、黒鉛、炭素又は同種材料の走行接触式の遊びロールろ５に、少くとも２回掛 回される。ワイヤ６３は、保護ガス通路６９の上部に配役でれて同期的に駆動て れる案内ロール３７と遊びロール６８との領域に、水浴から、駆動ロール５６に よって送られる。保護ガス通路ろ９の下部には、可燃性ガス及び酸素の人口４０ があり、保護ガス通路３９の下部には、水浴６４の水と同様に純度０１μＳ／　 Ｃａの別の軟水浴４１がある。必要ならば水浴ろ４゜４１にはスパーク吹消しな いしブローアウトのために・何らかのアレルギー症状を起こびない導電性塩を含 有σせてもよい。ワイヤ３３は、下部水浴４１内において、２個の案内ロールの 間に案内され、銅、黒鉛、炭素又は同種の代替材料製の駆動−調速ロール４２の 回りに、少くとも２回巻回てれる。ワイヤ３６は、接触ロール４２から、プーリ ー４６を経て、巻取ロール４４に導かれる。

２個の接触ロール６５．４２０間に（は電流が通てれている。この電流は、適当 なひずみ取り温度にワイヤ３３を加熱し、ワイヤ６６が保護ガス通路ろ９を通る 間に焼鈍が行なわれる。ガス通路３９内において、ガス人口４０から入る保護ガ スが空気が入ることを阻止する。

ガス通路３９内の保護ガスに水蒸気が混入することを阻止するには、冷却浴の表 面にか又はその近くに主要ガス出口Ｂを設け、排出ガスのわずかな部分のみがガ ス通路６９を通って上部の出口Ａから排出てれるようにする。

第６図には、巻回したワイヤのリング４５をひずみ取り焼鈍する場合の変形実施 例が図示でれている。この場合には、焼鈍は、保護ガスの人口４８を備えた環状 の管４７を上部に有する耐火材製の開放容器４６内において行なわれる。円形管 ４７は、下向きに延びる環状壁４９を一体に有し、この環状壁は、容器４６に入 る保護ガスの、下方に向けられたカーテンを形成する。容器４６は、ガス封止状 態の下に外部容器５０内に取付けられている。

外部容器５０の底部には、冷却浴があり、冷却浴の浴面の上方には、保護ガスの 入口５２がるる。内部容器４６は、ドロップジャツタ−５乙を一体に有し、ワイ ヤリング４５は、このドロップシャッターにより支持てれている。ワイヤリング ４５をひずみ取り焼鈍温度に加熱することは、容器４６の底部及びワイヤリング ４５に指向した１手動によるか又は機械的に制御はれるバーナー５４によって行 なう。保護ガスは、水浴５１の上方の保護ガス室５５から、外部容器５Ｏの頂部 のガス出口５６を経て排出でね１、保護ガスは、内部容器４６の内部からの可燃 性ガスと共に、開放容器を通って上方（Ｃ排出てれ、空気が容器に入ることを阻 止する。出口５６からの排出ガスは、入口４８に導き、環状管４７のだめの保護 ガスカーテンのために使用される。ワイヤリング４６のひずみ取り焼鈍後に、ド ロップシャッタ−５３を開放し、ワイヤリング５１を冷却【谷５１内（Ｃ下行さ せる。

５、冷間加工 本発明によるブランクは、棒材、ワイヤその他のどんな被処理物でもよく、どん な所望の形状にも加工でれる。

冷間加工は、どんな特別の操作も必要とせずに、空中で、ふつうの仕方で行なわ れる。

、６．　半田付は工程 連続処理ＶＣｉ−１：、多くの場合、ブランクの半田付けが含まれる。連続操作 を容易にし　半田付けの加熱を受けた時に接手が開放しないようにするために、 前述のよう“にブランクのひずみ取り焼鈍を行なう。ひずみ取り焼鈍は。

前述したように、空気を近付けずに、壕だいかなる外部の部分とも接触ゴせずに 行なう。なお、従来のひずみ取り焼鈍は、加熱塩浴内において行なわれたが、本 発明によれば、ひすみ取り焼鈍は、かかる塩と接触σせずに行なう点が重要であ る。

冷間加工きれひずみ取り焼鈍σれた物品、例えば鎖、を半田付けする場合、半田 を鎖の継目に適用し、半田が融解して継目の両端を連結する才で、鎖を加熱する 。第６図に示した装置を用いて半田付けを行ない、ワイヤリング４５を半田付け てれる物品と取替える。半田付は温度に到達し、継目のところの半田が融解した ら、ドロップシャッタ−５３を開放し、半田付けされた物品を冷却浴５１甲に落 下てせる。また、半田付けに関連して、高温の物品に空気が接触しないようにす ることがたいせつであり、この接触は、第１図に示した装置において、有効に防 止てれる。この装置においては、長い鎖を不連続に半田付けし、ガスカーテン４ ９及びバーナー５４の下方の加熱室内Ｋ　８ｍを次々にステップ式に送り、；ｆ ：れに対応して、冷却浴５１内に鎖をステップ式に下行させることができる。

連続半田付けに適した装置は、第７図に図示σれでいる。この装置は、可動テー ブル、例えば軸６２の回りに制御された速度で回動自在な円形テーブル６１を備 えている。テーブル６１の外周に、又はこれに近接して、加熱通路ないし加熱チ ャンネル６３がるり、このチャンネルはテーブル６１に対し実質的に封止σれて いる。加熱ｆ−ｒ７ネル６６は、ひずみ取り焼鈍又は半田付けするべき物品例え ば鎖６６を入れるだめの小さな人口６５を備えている。鎖６６はプーリー６７を 経て連続的にテーブル６１に供給される。加熱チャンネル６６の排出端は、冷却 通路ないし冷却チャンネル６８に直結されており、冷却チャンネル６８の寸法は 、好ましくは、加熱チャンネル６３よりも小さくする。加熱チャンネル６６の排 出端の図示しない出口は、以下に説明する理由により、入口６５と同様に、わず かな寸法とする。冷却チャンネル６８の長さは、冷却チャンネル６８を出る時の 物品例えば鎖６６の温度が酸化温度よりも実質的に低くなるように定める。冷却 チャンネル６８の出口６９け大きくする。

加熱チャンネル６３は、鎖６６を加熱するために２つの管連結部分、即ち可燃性 ガスと少量の酸素とを供給するだめの、加熱チャンネル６８の排出端にある連結 部分７０と、排出ガスを除去するだめの、加熱チャンネル６３の人口端［６る第 ２の連結部分７１とを備えている。排出ガス連結部分７１は、ダクト７２を経て 、冷却チャンネル６８の人口端において連結部分７３に直結されている。

そのため、排出ガス連結部分７１からの排出ガスは、冷却チャンネルの排出ガス 入口に直接に供給され、その間に連続的に冷却きれる。排出ガスは冷却チャンネ ル６８を通過し、犬＠な出口６９を経て排出σれる。加熱チャンネル６３は、小 ざな人口６９及び不埒な出口を有するため、排出ガスの大部分は、加熱チャンネ ル６３からの連結部分７１から冷却チャンネル６８のガス冷却連結部分７３に伝 達でれる。

排出ガス連結部分７１からガス冷却連結部分７３まで移動する間に排出ガスを冷 却することが必要になると考えられるので、第７図に略示した冷却装置を、連結 部分７１．７３の間に連結することができる。

明らかなように、燃焼ガスは、鎖６６の移動方向に対する向流として流れ４鎖６ ６はそれにより人口端６４から排出端まで移動する１間に、連続的に加熱される 。半田を完全に融解させる＜含排出端の近傍において、最高の加熱が得られる。

鎖６６が伸びるとリングが開放することかめるので。

鎖６６のそうした伸びを防止するために、冷却チャンネル６８の人口端にプツシ ゴーロール７４が配設されている。）７　シー？−ロール７４は、冷却チャンネ ル６８の壁部を通って延長し、鎖６６と大体接触するように配置されている。プ ッシャーロール７４は、テーブル６１上の鎖６６の移動速度よりも少しおそい周 囲速度で回動し、ロール７４はそれによってリングを互に対し入りこむように押 動する。これによって、後に不良な半田付けのリスクをもたらす半田付はスペー スの開放とリングの伸びとが防止されると共に、２つのリングが互に半田付けさ れること（いわゆるステフソルダリング）も防止される。

好ましくはブツシャ−ロール７４を例えばファン７５によって冷却し、プッシャ ーロール７４が鎖６６のすみやかな冷却にも寄与するようにする。

可燃性ガス及び酸素の人ロア０からの排出ガスは、加熱チャンネル６６、連結ダ クト７２及び冷却チャンネル６８を通る間に、連続的に冷却され、鎖６６は、冷 却チャンネル６８を通る間に、これらのガスによって連続的に冷却でれる。排出 ガスは、加熱チャンネル６６及ヒ冷却チヤンネル６８に空気が近付くことを防止 する有効な保護ガスを形成する。前述した装置によれば、ひずみ取り焼鈍と半田 付けとは空気を近付けることなく行なわれる。

フラツクスは、半田付けを助けるために、保護ガス又は加熱ガスと共に、半田付 は室に供給することができる。

半田用けはもちろん鎖６６が保護ガス雰囲気内において移動でれることと、鎖６ ６が半田付は炎の内部を通る間に半田付は炎が鎖６６に向けられることによって 行なわれる。鎖６６の半″田付けするべき部分が半田付は炎を通過した後直ちに 、その郡分け、保護ガスによって囲まれ、その保護ガスは空気が鎖と接触するこ とを防止することにより、金属が酸化されることと、後にアレルギー性の症状を もたらし得２る不純物を同化することとを防止する。

被処理物の製造後Ｅ研磨が必要になると、とがめる。本発明によれば、この研磨 の間に金属がワックス等の異物と接触することは適当ではない。表面の清掃及び 研磨は、製造された製品の機械的な清掃及び研磨を得るために、むしろ小さな鋼 片を充填したゴム容器を振動でせることによって行なうことができる。粗研磨の ためには、軟水、純アルコール又はそれらの混合物を使用することができる。両 方の液の純度は少くとも０．１μＳ／ｃｒＪｌとすべきであり、粉末状の最適純 度のチョーク又は同種の物質を用いてもよい。

粗研磨の後に、同一の振動装置及び軟水を使用し、またアレルギーを起とでない 微細な研磨添加物を使用して、微研磨を行なう必要がるる。

シアン化カリを用いる技術のみに依存した電気めっきにより、最終的な表面被覆 を形成することができる。

シアン化カリ浴の薬剤は、最適の純金属塩から出来ていて、カーボンフィルター 又は対応する浄化手段によって、連続的に瀘過てれ、浄化されるべきであり、ま た浴は、密封でれることにより、異物の侵入に対し保護σれているべきである。

いかなる形式の塩化カリも浴に添加すべきでなく、またいかなる酸もしくは酸処 理された生成物も添加すべきではない。−！、た電流量を過大としてめっき過程 を加速することは絶対に避けるべきでろる。また透析が開始され、それにより酸 素及び窒素の生成が開始でれる場合は、これも避けるべきである。

めっき過程に従って製品に被覆が形成された後、前述したように振動装置を用い て、製品を再び微研磨する。

いかなる表面の研磨も、空気が入ることを防止する浴内において行なうべきであ る。全ての表面研磨には、異物を同化する金属の能力を高くする摩擦加熱がある 。純粋な浴は不純物のそうした同化を防止する。

めっき浴には、最適の純シアン化カリ又は最適な純シアン化カリをペースとした 金属塩を加えるべきではない。

シアン化カリ及びシアン化カリ金属塩の濃度は最低可能なレベルとすべきである 。

なお、金浴のアノードとして使用し得るのは、純炭素又は黒鉛のみでろる。金浴 は毎日か又は実質的に消費された時に交換すべきでるる。錫浴のアノードには、 前述したように製造した純銀のみを使用することができる。

銀は銀含量のバランスを保つうえに必要な以上の長い時間浴中に保持すべきでは ない。前述した方法及び装置に従って製造された製品は、完全に純粋な金属のみ を含有し、不純物又は他のアレルギーを起こす物質を添加せずに製造てれている 。前述した方法及び装置に従って製造でれた製品は、いかなる場合にもユーザー にアレルギー症状その他の皮膚の疾患をどんな場合にも起こてないことが、数年 間の実験によって確かめられている６″Ｆｉｇ、８ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　アレルギー症状を起とでない金属製品特に人の皮膚と接触して使用する製品 例えば宝石、時計、眼鏡等の製造方法において、 カドミウム、鉛、水銀、ビスマス、アンチモン、コバルト又は他の重金属又は同 種の金属の通常の供給を行なわずに、最適な純金属特に貴金属例えば金、銀、白 金。 パラジウム、ロジウムその他を最適の純粋な亜鉛、銅、すす、アルミニウム、ニ ッケル、クロム又は同種の非貴金属と混合し合金にすることと。 前記金属の共溶融と、ひずみ取り焼鈍や冷却及び半田付けのような全ての後処理 とを、空気を近付けずに行なうどとと を特徴とする製造方法つ ２　合金金属を共溶融する際に少量の還元剤を添加することにより、還元剤が残 留していることのめる不純物を吸収し、溶融金属の表面上にスラグ層を生成テせ 、このスラグ層が合金金属の溶融及び冷却の間中、空気が近付くことを阻止する うえの寄与をすることを特徴とする請求の範囲第１項記載の製造方法。 ３　ひすみ取り焼鈍及び他の全ての熱処理を、保護ガス下に、そして塩及び酸の ような外部的物質と接触することなく行なうことを特徴とする請求の範囲第１項 又は第２項記載の製造方法。 ガスが付加された純酸素の不足下に燃焼でれる可燃性ガスと酸素とから成るガス 加熱炎からの排出ガスである請５　空気を近付けることなく１つのチャンネル内 において加熱用ガス及び（又は）保護ガスに対する向流として製品を移動てせる ことによってひずみ取り焼鈍及び（又は）半田付は加熱を行なうことと、前記１ 以上のガスと同じガス流中において空気を近付けずに、焼鈍又は加熱後の冷却を 行なうこととを特徴とする前記各項のいずれかに記載の製造方法。 ６、半田付けを行なう前記チャンネルにフラックスを添加することにより、フラ ックスを保護ガス又は加熱ガスと共に添加することを特徴とする請求の範囲第５ 項記載の製造方法。 Ｚ　パラフィンをベースとする油をこすりつけた管内にて、しかも、該パラフィ ンをベースとする油を燃焼でせることで得られ且つ該管内の空気を費消をせて所 望の保護ガスの少くとも一部分を生成させる炎のもとで、溶融した金属又は金属 合金を成形してブランクとすることを特徴とする前記各項のいずれかに記載の製 造方法。 ８、別の金属の表面被覆を有するアレルギー症状を起こさない金属製品を製造す るだめの、前記各項のいずれかに記載の製造方法において、水素又は酸素ガスを 生成させないほどの低い電流密度の電流を使用して、塩化カリ、酸、又は酸処理 した生成物を添加せずに、最適な純金属の塩からつくられだンアン化カリ浴中に おいてメッキ操作を適用することにより、前記表面被覆を形成することを特徴と する製造方法。 ９　既製の又は処理きれた金属又は生成物を１以上の工程により最終研磨にかけ ることによって軟水、精製アルコール又はその適当な混合物の浴中において空気 を近付けずに研磨を行なうことを特徴とする前記各項のいずれかに記載の製造方 法。 １０、前記各項のいずれかに記載の方法特に製造きれた製品の成形、ひずみ取り 焼鈍又は半田付けを行なうための装置でろって、製造された製品（２５：３３； ６６）を、加熱用ガス又は保護ガスに対する向流として加熱チャンネルを経て給 送する手段（２８：３９：６１）を装置が有することと、焼鈍又は加熱された製 品を冷却するために冷却手段が該加熱チャンネルに直結されたことを特徴とする 装置。 １１、加熱チャンネル（６３）からの加熱用ガスの出口（７１）が冷却チャンネ ル（６８）の冷却用ガスの入口（７６）に直結されることにより、順次冷却され る加熱用ガス又は保護ガスは対する並流として冷却がなされることを特徴とする 請求の範囲第１０項記載の装置。 １２、加熱チャンネル（６３）の人口（６５）と出口とを小ゴなサイズとし、冷 却チャンネル（６８）から出口（６９）を大きくしたことを特徴とする請求の範 囲第１０項又は第１１項記載の装置。 １６、加熱チャンネル及び冷却チャンネル（６，８＞を経て製品を給送する手段 が、可動テーブル、好ましくは円形のターンテーブル（６１）でるることと、給 送σれる製品（６６）を該製品がその最高温度に到達する個所に近い個所におい てターンテーブル（６１）の中心（６２）Ｋ向って移動σせる手段（７４）が設 けられたこととを特徴とする請求の範囲第１０〜１２項のいずれかに記載の装置 。 １４　溶融るつぼ（１）及び型（１５）を有する請求の範囲第１０〜１６項のい ずれかに記載の装置でろって、溶融るつぼ（１）と型（１５）とを、保護ガスが それを通９貫流するように配置したことと、空気を近付けずに型（１５）中に溶 融金属（９）を注入するようにしたこととを特徴とする装置。 １５、前記型が、ドロップシャッター（１７）を底部に封止状に有する管状型（ １５）でるることと、核型の型室（２２）が、保護ガスがそれを流れるように、 また真空下におかれるように配置でれたことを特徴とする請求の範囲第１４項記 載の装置。 １６、ワイヤ（６３）をひずみ取り焼鈍するための請求の範囲第１０項記載の装 置でろって、導電性の接触ロール（３５，４２）を各々有する２つの軟水浴（３ ４，４１）と、これらの軟水浴（３４，４１）の間の保護ガス通路（３９）とを 有し、ワイヤ（３５）は第１の軟水浴（６４）から第２の軟水浴（４１）まで２ つの接触ロール（３４，４２）の間において加熱でれつつ保護ガス道路（３９） 内の保護ガス雰囲気を通ることを特徴とする装置（第５図）。 １Ｚ　ワイヤリング（４５）又は同種の製品をひずみ取り焼鈍する装置でろって 、ワイヤリング（４５）を底部に支持する耐火物製の開放容器＜４６）を装置が 有し、該開放容器（４６）は、容器底部に向って下方に保護ガスのカーテンを吹 込む手段（４７）を上端に備えており、更にワイヤリング（４５）を加熱するた めに手動によるか又は機械的に操作される手段（５４）を装置が有することを特 徴とする請求の範囲第１０項記載の装置。 １８、メッキ操作の適用によって製品に最終的な表面被覆を形成する手段を有し 、該手段は、シアン化カリ浴内に、最適の純金属塩のみをベースとした電解浴と 、水氷又は酸素が生成しないように電流供給を制御する手段とを備えたことを特 徴とする請求の範囲第１０〜１７項のいずれかに記載の装置。 １９　ひとつの工程又はいくつかの連続した工程において製造てれた製品を研磨 する手段と、好壕しくにゴム被覆を有する振動ドラムとを、装置が有し、該ドラ ムは、軟水、精製アルコール又はその混合物の浴によって満だでれ、該浴ば、機 械的な清掃及び研磨に適した形状及び大＠さの鋼小片を含有することを特徴とす る請求の範囲第１０〜１８項のいずれかに記載の装置。