JPS5950033A - 改良されたガラス板の強化方法 - Google Patents
改良されたガラス板の強化方法Info
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- JPS5950033A JPS5950033A JP15885282A JP15885282A JPS5950033A JP S5950033 A JPS5950033 A JP S5950033A JP 15885282 A JP15885282 A JP 15885282A JP 15885282 A JP15885282 A JP 15885282A JP S5950033 A JPS5950033 A JP S5950033A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B27/00—Tempering or quenching glass products
- C03B27/04—Tempering or quenching glass products using gas
- C03B27/0413—Stresses, e.g. patterns, values or formulae for flat or bent glass sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B27/00—Tempering or quenching glass products
- C03B27/04—Tempering or quenching glass products using gas
- C03B27/044—Tempering or quenching glass products using gas for flat or bent glass sheets being in a horizontal position
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B29/00—Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins
- C03B29/04—Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way
- C03B29/06—Reheating glass products for softening or fusing their surfaces; Fire-polishing; Fusing of margins in a continuous way with horizontal displacement of the products
- C03B29/08—Glass sheets
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車等の交通車幅用の窓ガラスとして適用
しうる強化ガラスの製造方法の改良に関するものである
。
しうる強化ガラスの製造方法の改良に関するものである
。
自動車の前面窓以外の窓、例えば側面窓、後面窓などに
使用される安全ガラスとしては、板ガラスを熱処理して
、ガラス表面に強い圧縮応力層を作り外力の作用及び温
度変化に対する強さを増加させ、かつ破損したとき細か
い破砕片になる様にした強化ガラスが一般的である。こ
の自動車用強化ガラスに関しては、J工5−R−321
1の日本工業規格によ勺板厚5箭及び6■の強化ガラス
を定められた破砕試験を行なった時の5cm X 5
cm平方形内の破片数の個数が40〜400個の範囲に
入り、かつ破片の中で長さ60mmという細長い細片の
数が5個以下でなければならないという規格が制定され
ている。又、自動車用強化ガラスに関するヨーロッパの
標準規格ECE −R−43では、強化ガラスを定めら
れた破砕試験を行なった時のガラス板の5 cm X
5 eIR平方形内の破片数は、板厚3.5 tan以
上では40〜350個、板厚が3.5mを越えない場合
には4゜〜400個の範囲に入ら々ければならす、又先
端が尖がっており、かつ長さが7.5cInを越える細
長い細片は全く含有してはならず、又面積が31:rn
”を越える破砕片があってはならないと定められている
。
使用される安全ガラスとしては、板ガラスを熱処理して
、ガラス表面に強い圧縮応力層を作り外力の作用及び温
度変化に対する強さを増加させ、かつ破損したとき細か
い破砕片になる様にした強化ガラスが一般的である。こ
の自動車用強化ガラスに関しては、J工5−R−321
1の日本工業規格によ勺板厚5箭及び6■の強化ガラス
を定められた破砕試験を行なった時の5cm X 5
cm平方形内の破片数の個数が40〜400個の範囲に
入り、かつ破片の中で長さ60mmという細長い細片の
数が5個以下でなければならないという規格が制定され
ている。又、自動車用強化ガラスに関するヨーロッパの
標準規格ECE −R−43では、強化ガラスを定めら
れた破砕試験を行なった時のガラス板の5 cm X
5 eIR平方形内の破片数は、板厚3.5 tan以
上では40〜350個、板厚が3.5mを越えない場合
には4゜〜400個の範囲に入ら々ければならす、又先
端が尖がっており、かつ長さが7.5cInを越える細
長い細片は全く含有してはならず、又面積が31:rn
”を越える破砕片があってはならないと定められている
。
かかる強化ガラスは、従来においてはガラス板を加熱炉
へ入れて、ガラス板の歪点以上、軟化点以下の所定温度
に加熱し、必要に応じ所望の形状に成形した後、ガラス
板面に冷却空気を吹き付けて強化する際にミ冷却空気を
吹き付ける空気噴射ノズルの配列やノズルの径、相対す
るノズル間の距離、空気噴射圧力々どを適当に調節して
、各種規格を満足する様な所定の破砕数と所定面積以下
の破砕片が得られる様に、かつ好ましくない細片が発生
しない様に製造されている。しかしながら、ガラス板の
形状によっては、細片が発生しやすい場合がある。例え
ば、第1.2図の様な先長部1を有する形状のガラス板
2を、特にガス炉法やローラーハース炉内を水平に移動
させながら加熱し、水平に取出して水平方向に移動させ
ながら、あるいは停止させて風冷強化する場合には、ガ
ラス板2の先長部1の中央部分3に細片が発生する危険
性かあ、り好ましくない。特に、板厚が4m以下のガラ
ス板例えば5.5m、、3■の板厚のガラス板を強化し
た場合には、この傾向が著るしい。かかる細片が発生し
やすくなる理由は、ガラス板を急冷した時にかかる先長
部1の中央部分3の少くとも周辺部分に細片の発生を防
ぐ所定の平面応力が発生していないことによると考えら
れる。
へ入れて、ガラス板の歪点以上、軟化点以下の所定温度
に加熱し、必要に応じ所望の形状に成形した後、ガラス
板面に冷却空気を吹き付けて強化する際にミ冷却空気を
吹き付ける空気噴射ノズルの配列やノズルの径、相対す
るノズル間の距離、空気噴射圧力々どを適当に調節して
、各種規格を満足する様な所定の破砕数と所定面積以下
の破砕片が得られる様に、かつ好ましくない細片が発生
しない様に製造されている。しかしながら、ガラス板の
形状によっては、細片が発生しやすい場合がある。例え
ば、第1.2図の様な先長部1を有する形状のガラス板
2を、特にガス炉法やローラーハース炉内を水平に移動
させながら加熱し、水平に取出して水平方向に移動させ
ながら、あるいは停止させて風冷強化する場合には、ガ
ラス板2の先長部1の中央部分3に細片が発生する危険
性かあ、り好ましくない。特に、板厚が4m以下のガラ
ス板例えば5.5m、、3■の板厚のガラス板を強化し
た場合には、この傾向が著るしい。かかる細片が発生し
やすくなる理由は、ガラス板を急冷した時にかかる先長
部1の中央部分3の少くとも周辺部分に細片の発生を防
ぐ所定の平面応力が発生していないことによると考えら
れる。
本発明は、かかる細片の発生しやすい形状のガラス板で
あっても細片の発生を防ぐことができるガラス板の強化
方法について検討の結果、強化ガラス板を破砕テストし
た時に細片が発生しやすいガラス板の領域内に平面主応
力差を部分的に発生せしめるととKよシ細片の発生の防
止が得られることを見出し、本発明として提案するに到
ったものである。
あっても細片の発生を防ぐことができるガラス板の強化
方法について検討の結果、強化ガラス板を破砕テストし
た時に細片が発生しやすいガラス板の領域内に平面主応
力差を部分的に発生せしめるととKよシ細片の発生の防
止が得られることを見出し、本発明として提案するに到
ったものである。
即ち、本発明の要旨は、加熱炉内でガラス板をその歪点
以上軟化点以下の温度に加熱した後、加熱炉内からガラ
ス板を取出して強化吹口間に移動し、空気を吹き付けて
ガラス板の歪点以下の温度まで冷却i−ガラス板を風冷
強化する方法において、風冷強化直後、強化されたガラ
ス板を破砕テストした時に細片が発生しやすい領域を部
分的に歪点温度以上まで再加熱し、次いで放冷ないし急
冷し、上記領域に平面主応力差を部分的に発生せしめる
ととを特徴とする改良されたガラス板の強化方法に関す
るものである。
以上軟化点以下の温度に加熱した後、加熱炉内からガラ
ス板を取出して強化吹口間に移動し、空気を吹き付けて
ガラス板の歪点以下の温度まで冷却i−ガラス板を風冷
強化する方法において、風冷強化直後、強化されたガラ
ス板を破砕テストした時に細片が発生しやすい領域を部
分的に歪点温度以上まで再加熱し、次いで放冷ないし急
冷し、上記領域に平面主応力差を部分的に発生せしめる
ととを特徴とする改良されたガラス板の強化方法に関す
るものである。
本発明によれば、細片が発生しゃすいガラス板の領域を
風冷強化後直ちに部分的にガラス板の歪点以上の温度、
例えば480℃〜570℃の温度に再加熱して、この領
域とこの領域周辺部との間に温度差を与えてその後放冷
、ないし急冷させることによりこの領域に、例えば第1
゜2図のガラス板2の先長部1の中央部分3内に平面主
応力差を部分的に発生させることができ、細片の発生を
防止することができる。この細片が発生しやすいガラス
板の領域に発生させる平面主応力差は40〜1 、 O
OK171m2、又主応力差が最大値を示す隣接区域の
中心間距離は10〜30調となる様にするのが細片の発
生を防ぐ上で特に好ましい。
風冷強化後直ちに部分的にガラス板の歪点以上の温度、
例えば480℃〜570℃の温度に再加熱して、この領
域とこの領域周辺部との間に温度差を与えてその後放冷
、ないし急冷させることによりこの領域に、例えば第1
゜2図のガラス板2の先長部1の中央部分3内に平面主
応力差を部分的に発生させることができ、細片の発生を
防止することができる。この細片が発生しやすいガラス
板の領域に発生させる平面主応力差は40〜1 、 O
OK171m2、又主応力差が最大値を示す隣接区域の
中心間距離は10〜30調となる様にするのが細片の発
生を防ぐ上で特に好ましい。
以下、図面を参照しながら、本発明を更に詳細に説明す
る。第1.2図はガラス板10を加熱炉11内を水平に
搬送しながらガラス板の歪点以上軟化点温度以下の温度
1で、例えば600〜700℃程度捷で加熱し、次いで
強化吹口12間に移動し、該吹口からガラス板10の両
面に空気を吹き付けて風冷強化するという水平式強化装
置13であり、この第1図は、ガスベッド14面上に熱
風ガスによシ浮揚させながら水平に搬送して加熱すると
いう加熱炉11を用いたガスハース式強化装置の例であ
り、第2図は、ローラー15上を水平に搬送しながら加
熱するという加熱炉11を用いたローラーノ・−ス式強
化装置16である。
る。第1.2図はガラス板10を加熱炉11内を水平に
搬送しながらガラス板の歪点以上軟化点温度以下の温度
1で、例えば600〜700℃程度捷で加熱し、次いで
強化吹口12間に移動し、該吹口からガラス板10の両
面に空気を吹き付けて風冷強化するという水平式強化装
置13であり、この第1図は、ガスベッド14面上に熱
風ガスによシ浮揚させながら水平に搬送して加熱すると
いう加熱炉11を用いたガスハース式強化装置の例であ
り、第2図は、ローラー15上を水平に搬送しながら加
熱するという加熱炉11を用いたローラーノ・−ス式強
化装置16である。
本発明の強化装置にあっては、強化吹口12間でガラス
板10に空気を吹き付け、ガラス板の歪点温度以下まで
急冷して風冷強化した直後に強化されたガラス板を破砕
テストした後に細片が発生しやすいガラス板の領域のみ
をガラス板の歪点温度以上に、好凍しくけ480〜57
0℃の温度まで再加熱する熱源、好壕しくけ再加熱用ガ
スバーナー17が設けられており、かかる再加熱用ガス
バーナー17から熱ガスが吹き出される様に外っている
。かかる再加熱用ガスバーナー17は、強化処理される
ガラス板の形状、サイズ等により細片が発生しやすい領
域が異なるので、強化処理するガラス板に応じてその細
片が発生しやすい領域のみが再加熱される様に、再加熱
用ガスバーナー17の配置位置。
板10に空気を吹き付け、ガラス板の歪点温度以下まで
急冷して風冷強化した直後に強化されたガラス板を破砕
テストした後に細片が発生しやすいガラス板の領域のみ
をガラス板の歪点温度以上に、好凍しくけ480〜57
0℃の温度まで再加熱する熱源、好壕しくけ再加熱用ガ
スバーナー17が設けられており、かかる再加熱用ガス
バーナー17から熱ガスが吹き出される様に外っている
。かかる再加熱用ガスバーナー17は、強化処理される
ガラス板の形状、サイズ等により細片が発生しやすい領
域が異なるので、強化処理するガラス板に応じてその細
片が発生しやすい領域のみが再加熱される様に、再加熱
用ガスバーナー17の配置位置。
ノズル数、ノズル間隔、ノズルとガラス板間の距離、ノ
ズル径、ノズル形状、吹き出させる熱ガスの圧力が適宜
調整される。例えば、再加熱用ガスバーナーのノズル間
の距離は主応力差が最大値を示す隣接区域の中心間距離
が10〜30閣と々る様に、10〜30mmとするのが
好ましい0 かかる再加熱用ガスバーナー17は、第3.4図の様に
強化吹口12の出口付近のガラス板搬送路上に、かつガ
ラス板の細片が発生しやすい領域のみを予備加熱できる
様な位置に再加熱用ガスバーナー17を配し、このガス
バーナー17から熱ガスを吹き付けて再加熱する様にさ
れる。
ズル径、ノズル形状、吹き出させる熱ガスの圧力が適宜
調整される。例えば、再加熱用ガスバーナーのノズル間
の距離は主応力差が最大値を示す隣接区域の中心間距離
が10〜30閣と々る様に、10〜30mmとするのが
好ましい0 かかる再加熱用ガスバーナー17は、第3.4図の様に
強化吹口12の出口付近のガラス板搬送路上に、かつガ
ラス板の細片が発生しやすい領域のみを予備加熱できる
様な位置に再加熱用ガスバーナー17を配し、このガス
バーナー17から熱ガスを吹き付けて再加熱する様にさ
れる。
この時、ガラス板を停止させてガラス板の所定領域のみ
が予備加熱される様にしてもよいし、又再加熱用ガスバ
ーナー17をガラス板と同速度で所定距離間に渡って移
動する様にして所定時間再加熱が施とされる様にしても
よい。この再加熱は、大気雰囲気中で行なわれる様にし
てもよいし、又包囲された芽囲気で行なわれる様にして
もよい。
が予備加熱される様にしてもよいし、又再加熱用ガスバ
ーナー17をガラス板と同速度で所定距離間に渡って移
動する様にして所定時間再加熱が施とされる様にしても
よい。この再加熱は、大気雰囲気中で行なわれる様にし
てもよいし、又包囲された芽囲気で行なわれる様にして
もよい。
かかる予備加熱用ガスバーナー17は、強化されるガラ
ス板の両側に設けてもよいが、片側だけでも強化される
ガラス板の細片の発生しやすい領域に平面応力を発生さ
せることができるので充分である。
ス板の両側に設けてもよいが、片側だけでも強化される
ガラス板の細片の発生しやすい領域に平面応力を発生さ
せることができるので充分である。
本発明の方法は、第3,4図の様に加熱炉内でガラス板
を水平に移動させながら加熱した後加熱炉から水平方向
に取出して強化吹口間に移動させ風冷強化するというガ
スハース式強化装置やローラー・ハース式強化装置に対
し好ましく適用できるが、ガラス板を吊り具によシ垂直
に吊り下げながら加熱炉内で加熱し5、次いで加熱炉内
から取出して強化吹口間に移動させ、風冷強化するとい
う垂直式強化装置、あるいはガラス板を型枠に載置して
加熱炉内へ入パて加熱し、次いで加熱炉内から取出して
強化吹口間に移動させて風冷強化するという強化装置に
対しても適用できる。
を水平に移動させながら加熱した後加熱炉から水平方向
に取出して強化吹口間に移動させ風冷強化するというガ
スハース式強化装置やローラー・ハース式強化装置に対
し好ましく適用できるが、ガラス板を吊り具によシ垂直
に吊り下げながら加熱炉内で加熱し5、次いで加熱炉内
から取出して強化吹口間に移動させ、風冷強化するとい
う垂直式強化装置、あるいはガラス板を型枠に載置して
加熱炉内へ入パて加熱し、次いで加熱炉内から取出して
強化吹口間に移動させて風冷強化するという強化装置に
対しても適用できる。
なお、本発明においては、風冷強化する前処強化するガ
ラス板を加熱炉内において、あるいは加熱炉から出た直
後において、所望の形状にプレス曲げ1重力曲げ、ロー
ラー曲げ、ガスハース曲げ、慣性曲げ、エアフオーム曲
げ等の方法により曲げ加工を行なってもよいことは勿論
である。
ラス板を加熱炉内において、あるいは加熱炉から出た直
後において、所望の形状にプレス曲げ1重力曲げ、ロー
ラー曲げ、ガスハース曲げ、慣性曲げ、エアフオーム曲
げ等の方法により曲げ加工を行なってもよいことは勿論
である。
本発明の方法の様に、強化されたガラス板の細片の発生
しやすい領域の再加熱にガスバーナ−を用いこのガスバ
ーナーよル所定風圧の熱ガスを吹き付ける方法を用いる
ことによ−リ、ガラス板の上記領域のみの再加熱を容易
に、しかもコントロールよく行うことができ、所定範囲
の平面応力と平面主応力差を得ることが容易である0 実施例 板厚3.5mの第2図に示した様な形状のソーダ・ライ
ム・ガラス板を加熱炉のガス・ハース・ベッド上を水平
に移動させながら650℃に加熱した後、ガラス板を加
熱炉から取出し、強化吹口間に移動させ、上下の強化吹
口から風圧1500 wmAq の空気を10秒間吹
き付けて風冷強化した。次いで、強化吹口から取出した
後、再加熱用ガスバーナー(隣接ノズル間距離30ta
n ) Kよシ第2図のガラス板2の先長部1の中央部
3に熱ガス(火焔温度1200’C)゛を3秒間吹き付
けて約540℃まで再加熱し、次いで放冷した。この再
加熱の際、ガスバーナーはガラス板面から上方に20m
離して配し、このガスバーナーはガラス板の水平方向の
移動と同速度で、かつ平行に移動された。
しやすい領域の再加熱にガスバーナ−を用いこのガスバ
ーナーよル所定風圧の熱ガスを吹き付ける方法を用いる
ことによ−リ、ガラス板の上記領域のみの再加熱を容易
に、しかもコントロールよく行うことができ、所定範囲
の平面応力と平面主応力差を得ることが容易である0 実施例 板厚3.5mの第2図に示した様な形状のソーダ・ライ
ム・ガラス板を加熱炉のガス・ハース・ベッド上を水平
に移動させながら650℃に加熱した後、ガラス板を加
熱炉から取出し、強化吹口間に移動させ、上下の強化吹
口から風圧1500 wmAq の空気を10秒間吹
き付けて風冷強化した。次いで、強化吹口から取出した
後、再加熱用ガスバーナー(隣接ノズル間距離30ta
n ) Kよシ第2図のガラス板2の先長部1の中央部
3に熱ガス(火焔温度1200’C)゛を3秒間吹き付
けて約540℃まで再加熱し、次いで放冷した。この再
加熱の際、ガスバーナーはガラス板面から上方に20m
離して配し、このガスバーナーはガラス板の水平方向の
移動と同速度で、かつ平行に移動された。
この様に強化加工されたガラス板2の先長部1の中央部
3には平面応力が発生しておシ、その主応力差は40〜
100 K17cm”であり、主応力差が最大値を示す
隣接区域の中心間距離は10〜30箇であった。
3には平面応力が発生しておシ、その主応力差は40〜
100 K17cm”であり、主応力差が最大値を示す
隣接区域の中心間距離は10〜30箇であった。
この強化ガラス板について破砕テストを行なった結果、
最小粒子数は68個、最大粒子数は320個、ポイン)
Iにおける最小粒子数は80個であり、細片及び300
van” 以上の面積を有する破砕片はなかった。
最小粒子数は68個、最大粒子数は320個、ポイン)
Iにおける最小粒子数は80個であり、細片及び300
van” 以上の面積を有する破砕片はなかった。
これに対し、同上の方法により風冷強化した後、再加熱
を行々わなかったガラス板について破砕テストを行なっ
た結果、最小粒子数は56個、最大粒子数は310個、
ポイン)IIにおける最小粒子数は63個、先の尖った
長さ7.5cmを越える細長の細片は4個、300日2
以上の面積を有する破砕片はなかった。
を行々わなかったガラス板について破砕テストを行なっ
た結果、最小粒子数は56個、最大粒子数は310個、
ポイン)IIにおける最小粒子数は63個、先の尖った
長さ7.5cmを越える細長の細片は4個、300日2
以上の面積を有する破砕片はなかった。
0破砕テスト
裏面にテスト後破片が飛散しない様に粘着シートを張っ
た強化ガラスサンプルを水平に支持された同形状のあて
ガラス板上に紫外線感光紙を全面に挾んでおき、尖端部
の曲率半径が0.2±0.05mのハンマー(重さ75
f)によシ指定の衝撃点から破砕し、破砕後、10秒〜
3分間の間で露光し、破砕数を計数した。
た強化ガラスサンプルを水平に支持された同形状のあて
ガラス板上に紫外線感光紙を全面に挾んでおき、尖端部
の曲率半径が0.2±0.05mのハンマー(重さ75
f)によシ指定の衝撃点から破砕し、破砕後、10秒〜
3分間の間で露光し、破砕数を計数した。
なお衝撃点は第5図の様に4点を選び、各々の衝撃点に
ついて各−回行なった。
ついて各−回行なった。
ポイント■:サンプルの強化ガラス板の輪郭の内で曲率
半径が最も小さな部分で、ガラス板のエッヂから30w
K内側。
半径が最も小さな部分で、ガラス板のエッヂから30w
K内側。
ポイント■:サンプル強化ガラス板の辺の二分線の1つ
の上でエッヂから100■の点。
の上でエッヂから100■の点。
ポイント■:サンプルの強化ガラス板の幾度学的中心
上記各破砕テストを行なった後、ガラス板の任意の50
w角の正方形内での破片の数及び長さが6011II以
上であってその端部がナイフの刃状の細片の有無を測定
した。なお、サンプルのガラス板の周辺に沿った20m
+以内の帯状部及び衝撃点よυ半径75日以内は除いた
。
w角の正方形内での破片の数及び長さが6011II以
上であってその端部がナイフの刃状の細片の有無を測定
した。なお、サンプルのガラス板の周辺に沿った20m
+以内の帯状部及び衝撃点よυ半径75日以内は除いた
。
以上の様に、本発明によれば、破砕テストした時に細片
が発生しやすい領域を、風冷強化直後に熱ガスを吹き付
けて再加熱することにより該領域に平面応力を発生する
ことができ、この平面応力により破砕時の細片を防止す
ることができる。又、ガラス板の形状、サイズが異なっ
ても、それに対応した細片が発生しやすい領域の再加熱
の調整も、再加熱用ガスバーナーによる熱風ガスの吹付
けなので、ノズル配置、ノズル本数、ノズルとガラス板
の間隔、風圧の調整等により容易に、しかも細片が発生
しやすい領域のみの再加熱を正確に行なうことができる
。
が発生しやすい領域を、風冷強化直後に熱ガスを吹き付
けて再加熱することにより該領域に平面応力を発生する
ことができ、この平面応力により破砕時の細片を防止す
ることができる。又、ガラス板の形状、サイズが異なっ
ても、それに対応した細片が発生しやすい領域の再加熱
の調整も、再加熱用ガスバーナーによる熱風ガスの吹付
けなので、ノズル配置、ノズル本数、ノズルとガラス板
の間隔、風圧の調整等により容易に、しかも細片が発生
しやすい領域のみの再加熱を正確に行なうことができる
。
第1,2図は、本発明が適用されるガラス板の平面図、
第3.4図は本発明を実施するための装置の概略図、第
5図は破砕テスト方法を示す説明図である。 1:先長部、 2ニガラス板、 3;先長部の中央
部、 10ニガラス板、 11:加熱炉、 12:強化
吹口、13;強化装置、14;ガスベッド、 15;ロ
ーラー、 17;再加熱用ガスバーナー 才4閾
第3.4図は本発明を実施するための装置の概略図、第
5図は破砕テスト方法を示す説明図である。 1:先長部、 2ニガラス板、 3;先長部の中央
部、 10ニガラス板、 11:加熱炉、 12:強化
吹口、13;強化装置、14;ガスベッド、 15;ロ
ーラー、 17;再加熱用ガスバーナー 才4閾
Claims (4)
- (1)加熱炉内でガラス板をその歪点以上軟化点以下の
温度に加熱した後、加熱炉内からガラス板を取出して強
化吹口間に移動し、空気を吹き付けてガラス板の歪点以
下の温度まで冷却しガラス板を風冷強化する方法におい
て、風冷強化直後、強化されたガラス板を破砕テストし
た時に細片が発生しやすい領域を部分的に歪点温度以上
まで゛再加熱し、次いで冷却し、上記領域に平面主応力
差を部分的に発生せしめることを特徴とする改良された
ガラス板の強化方法。 - (2)風冷強化直後、強化されたガラス板を破砕テスト
した時に細片が発生じやすい領域をガスバーナーよ)熱
ガスを吹き出させ部分的に歪点温度以上まで再加熱する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の改良され
たガラス板の強化方法。 - (3)風冷強化直後、強化されたガラス板を破砕テスト
した時に細片が発生し、やすい領域を部分的に480〜
570℃まで再加熱することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の改良されたガラス板の強化方法。 - (4)加熱炉内でガラス板を水平方向に移動させながら
その歪点以上軟化点以下の温度に加熱した後、加熱炉内
からガラス板を水平方向に取出して強化吹口間に移動し
、空気を吹き付けてガラス板の歪点以下の温度まで冷却
しガラス板を風冷強化する方法において、風冷強化直後
、強化されたガラス板を破砕テストした時に細片が発生
しやすい領域をガスバーナーよ秒熱ガスを吹き出させ部
分的に480〜570℃まで再加熱することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の改良されたガラス板の強
化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15885282A JPS5950033A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 改良されたガラス板の強化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15885282A JPS5950033A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 改良されたガラス板の強化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5950033A true JPS5950033A (ja) | 1984-03-22 |
Family
ID=15680816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15885282A Pending JPS5950033A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | 改良されたガラス板の強化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5950033A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004058653A1 (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-15 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 曲げ強化ガラス板の製造方法 |
JP2014511822A (ja) * | 2011-04-18 | 2014-05-19 | リゼツク・オーストリア・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ガラスを焼き戻すための方法と装置 |
WO2019186052A1 (fr) * | 2018-03-27 | 2019-10-03 | Saint-Gobain Glass France | Verre durci thermiquement isotrope |
-
1982
- 1982-09-14 JP JP15885282A patent/JPS5950033A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004058653A1 (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-15 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 曲げ強化ガラス板の製造方法 |
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US9221708B2 (en) | 2011-04-18 | 2015-12-29 | Lisec Austria Gmbh | Method and device for tempering glass |
WO2019186052A1 (fr) * | 2018-03-27 | 2019-10-03 | Saint-Gobain Glass France | Verre durci thermiquement isotrope |
FR3079513A1 (fr) * | 2018-03-27 | 2019-10-04 | Saint-Gobain Glass France | Verre durci thermiquement isotrope |
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