JPS5941692B2 - 一部脱カフエイン化した可溶性コ−ヒ−の製造方法 - Google Patents
一部脱カフエイン化した可溶性コ−ヒ−の製造方法Info
- Publication number
- JPS5941692B2 JPS5941692B2 JP52041936A JP4193677A JPS5941692B2 JP S5941692 B2 JPS5941692 B2 JP S5941692B2 JP 52041936 A JP52041936 A JP 52041936A JP 4193677 A JP4193677 A JP 4193677A JP S5941692 B2 JPS5941692 B2 JP S5941692B2
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- caffeine
- decaffeinated
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23F—COFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
- A23F5/00—Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
- A23F5/20—Reducing or removing alkaloid content; Preparations produced thereby; Extracts or infusions thereof
- A23F5/208—Reducing or removing alkaloid content; Preparations produced thereby; Extracts or infusions thereof by extraction of the beans with water, aqueous solutions without organic or inorganic solvents, or aqueous coffee extract
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A23F—COFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
- A23F5/00—Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
- A23F5/24—Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
- A23F5/26—Extraction of water-soluble constituents
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Tea And Coffee (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
多くのコーヒー愛飲家が彼等自身のカフェイン摂取量に
ついて感心を持っておりかつ彼の多くが現在入手できる
完全に脱カフェインされたコーヒーの香りおよび/また
は風味が不満足であることも知っている。
ついて感心を持っておりかつ彼の多くが現在入手できる
完全に脱カフェインされたコーヒーの香りおよび/また
は風味が不満足であることも知っている。
それ故、彼らはカフェイン化コーヒー飲料の摂取量をで
きるだけ少くしても、カフェイン含有飲料を飲みたがっ
ている。
きるだけ少くしても、カフェイン含有飲料を飲みたがっ
ている。
完全にカフェインを含有しているコーヒー飲料の風味お
よび香りに近すいている部分的に脱カフェイン化したコ
ーヒー飲料(例えば40ないし60%脱カフェイン)に
より前記消費者にカフェイン摂取量を増すことなくコー
ヒー消費量を増すことができるであろう。
よび香りに近すいている部分的に脱カフェイン化したコ
ーヒー飲料(例えば40ないし60%脱カフェイン)に
より前記消費者にカフェイン摂取量を増すことなくコー
ヒー消費量を増すことができるであろう。
現在までの脱カフエイン可溶性コーヒー製品よりも風味
および香りが改善されている一部脱カフェイン可溶性コ
ーヒーを製造する方法は当業界において有益な進歩であ
ろう。
および香りが改善されている一部脱カフェイン可溶性コ
ーヒーを製造する方法は当業界において有益な進歩であ
ろう。
特に、もしこの方法が有機溶剤を使用することなく、か
つ別途にコーヒー脱カフエイン用の設備を建造しまたは
操作する必要なしに行うことができる場合には有益であ
る。
つ別途にコーヒー脱カフエイン用の設備を建造しまたは
操作する必要なしに行うことができる場合には有益であ
る。
公知の脱カフェインカ法により実施できる単なる脱カフ
エイン百分率を単に減じることによって部分的脱カフエ
イン化コーヒーを製造する試みは完全に(97%または
それ以上)脱カフェイン化された対照物よりも風味およ
び香りが相当に改善されているコーヒー製品を与えない
ことが判った。
エイン百分率を単に減じることによって部分的脱カフエ
イン化コーヒーを製造する試みは完全に(97%または
それ以上)脱カフェイン化された対照物よりも風味およ
び香りが相当に改善されているコーヒー製品を与えない
ことが判った。
f3erry等の米国特許2,309,092に記載さ
れているような生コーヒー豆の水による脱カフェイン*
Pate1等の米国特許3,671,263に記載され
ているような生コーヒー豆の溶剤による脱カフェイン;
またはAd l e r等の米国特許2.933,39
5に記載されているような焙炒コーヒーの水抽出による
脱カフェイン等の種々の脱カフエイン法はコーヒーの風
味および香りに十分に有害である。
れているような生コーヒー豆の水による脱カフェイン*
Pate1等の米国特許3,671,263に記載され
ているような生コーヒー豆の溶剤による脱カフェイン;
またはAd l e r等の米国特許2.933,39
5に記載されているような焙炒コーヒーの水抽出による
脱カフェイン等の種々の脱カフエイン法はコーヒーの風
味および香りに十分に有害である。
何故ならば、どのような有意な脱カフェインを行うため
のこれらの方法の使用は容易に検知でさるからである。
のこれらの方法の使用は容易に検知でさるからである。
更に、これらの全ての方法は炭素化炭化水素のような有
機溶剤の使用を含んでおり、これら溶剤は法律上規制さ
れるものが多い。
機溶剤の使用を含んでおり、これら溶剤は法律上規制さ
れるものが多い。
勿論、慣用の脱カフエイン法の1つを用いて脱カフエイ
ンコーヒーを作り、これを完全カフェイン含有コーヒー
と組合せることも考えることができる。
ンコーヒーを作り、これを完全カフェイン含有コーヒー
と組合せることも考えることができる。
この製品における完全カフェインコーヒー製品部分は最
終コーヒー製品および飲料に対する所望の香りおよび風
味の指標を与えることができる。
終コーヒー製品および飲料に対する所望の香りおよび風
味の指標を与えることができる。
しかしながら、この方法は塩素化溶剤またはその他の溶
剤の使用を避ることかできない。
剤の使用を避ることかできない。
更に、この方法を実施するためには、コーヒー加工業者
は脱カフエイン用装置を建設および操作するかまたは他
の業者から脱カフエイン生コーヒー豆を購入しなければ
ならないであろう。
は脱カフエイン用装置を建設および操作するかまたは他
の業者から脱カフエイン生コーヒー豆を購入しなければ
ならないであろう。
もし、有機溶剤を使用せず、かつ別途に脱カフエイン用
装置を建設する必要なしに可溶性コーヒー加工装置によ
り部分的脱カフエイン可溶性コーヒーを製造できるなら
ば好しいであろう。
装置を建設する必要なしに可溶性コーヒー加工装置によ
り部分的脱カフエイン可溶性コーヒーを製造できるなら
ば好しいであろう。
公開された西独特許出願2,150,729号には慣用
の浸出装置による脱カフエイン可溶性コーヒー製品の製
造方法が記載されている。
の浸出装置による脱カフエイン可溶性コーヒー製品の製
造方法が記載されている。
しかしながら、記載されたこの方法は経済的に魅力に欠
けており、それによって製造された製品はカフェイン含
有可溶性コーヒー愛飲者によって望しいとは評価されな
いであろう。
けており、それによって製造された製品はカフェイン含
有可溶性コーヒー愛飲者によって望しいとは評価されな
いであろう。
本発明は部分的に脱カフェイン化した可溶性コーヒーの
製造方法を記載するものであり、このコーヒーは望しい
風味および香りを持ち、かつ慣用の可溶性コーヒー加工
装置によりこの方法を実施できる。
製造方法を記載するものであり、このコーヒーは望しい
風味および香りを持ち、かつ慣用の可溶性コーヒー加工
装置によりこの方法を実施できる。
本発明によれば、濃度の低い水性抽出液を焙炒し磨砕し
たコーヒーから得ることができる。
たコーヒーから得ることができる。
この抽出液は約10重量係以下、好しくけ7%以下の可
溶性固型分含量を持ち、かつ乾燥基準で焙焙コーヒーに
対し約12係以下、典型的には約15ないし20重量係
の可溶性固型分の収率を与える。
溶性固型分含量を持ち、かつ乾燥基準で焙焙コーヒーに
対し約12係以下、典型的には約15ないし20重量係
の可溶性固型分の収率を与える。
焙炒コーヒー中に存在するカフェインの少くとも75重
量係、好しくけ約90重量係を含有しなければならない
。
量係、好しくけ約90重量係を含有しなければならない
。
この第一抽出液は真空および水蒸気ストリッピング操作
に付される。
に付される。
ここで、水の一部および揮発性コーヒー成分の全てまた
は大部分が蒸発される。
は大部分が蒸発される。
この蒸気は実質上カフェインを含有しない風味に富んだ
水分画として凝集域中に回収される。
水分画として凝集域中に回収される。
この第−抽出工程後、残った焙炒および磨砕コーヒーは
カフェインが多量に減少されるが、当業界では周知であ
る慣用の多段向流浸出方法により抽出できる多量の可溶
性固型分を依然として保持している。
カフェインが多量に減少されるが、当業界では周知であ
る慣用の多段向流浸出方法により抽出できる多量の可溶
性固型分を依然として保持している。
この第二抽出液、これは未抽出の焙炒、磨砕コーヒー中
に最初に存在するカフェインの10係程度の少量含むこ
とがあるが、は少くとも20%、好しくけ約25ないし
30係以下の可溶性固型分の収率な与えなければならな
い。
に最初に存在するカフェインの10係程度の少量含むこ
とがあるが、は少くとも20%、好しくけ約25ないし
30係以下の可溶性固型分の収率な与えなければならな
い。
第二の抽出液を、好しくけ例えば蒸発または凍結による
濃縮により可溶性固型分を35ないし50係に濃縮した
後、別の非脱カフエイン焙炒および磨砕コーヒーを抽出
することによって得た他の抽出液といっしょにして、少
くとも30係、典型的には約35ないし40係の収率と
する。
濃縮により可溶性固型分を35ないし50係に濃縮した
後、別の非脱カフエイン焙炒および磨砕コーヒーを抽出
することによって得た他の抽出液といっしょにして、少
くとも30係、典型的には約35ないし40係の収率と
する。
得られた複合コーヒー抽出液は比較的低いカフェイン含
量を持ち、可溶性コーヒー粉末に転化するのに適してい
る。
量を持ち、可溶性コーヒー粉末に転化するのに適してい
る。
この低カフェイン含量は、本発明における量と匹敵する
第一および第二の末脱カフェイン焙炒および磨砕コーヒ
ーを慣用の可溶性コーヒー抽出法により得られる抽出液
中に存在するカフェイン含量の約40ないし60係を越
えないことが好しいであろう。
第一および第二の末脱カフェイン焙炒および磨砕コーヒ
ーを慣用の可溶性コーヒー抽出法により得られる抽出液
中に存在するカフェイン含量の約40ないし60係を越
えないことが好しいであろう。
当業者には明らかなように、第二の低カフェイン抽出液
は乾燥工程前または後のいずれかに完全カフェイン抽出
液といっしょにすることができる。
は乾燥工程前または後のいずれかに完全カフェイン抽出
液といっしょにすることができる。
乾燥した抽出液をいっしょにした場合、低カフェイン抽
出液を噴霧乾燥し、完全カフェイン抽出液を凍結乾燥す
ることにより得た乾燥粉末とを混合することが好しい。
出液を噴霧乾燥し、完全カフェイン抽出液を凍結乾燥す
ることにより得た乾燥粉末とを混合することが好しい。
また、この第二の抽出液を完全カフェイン可溶性固型分
と他の種々の方法、例えばこの抽出液を完全カフェイン
焙炒および磨砕コーヒーのバッチを抽出するための抽出
用液として使用し次いで得られた抽出液を乾燥する方法
である。
と他の種々の方法、例えばこの抽出液を完全カフェイン
焙炒および磨砕コーヒーのバッチを抽出するための抽出
用液として使用し次いで得られた抽出液を乾燥する方法
である。
前述の抽出液ストリッピング操作で得た水濃縮液を前記
処理中に再添加し、濃縮液に含まれる香りおよび風味化
合物を部分的に脱カフェイン化した可溶性粉末に配合す
ることが好しい。
処理中に再添加し、濃縮液に含まれる香りおよび風味化
合物を部分的に脱カフェイン化した可溶性粉末に配合す
ることが好しい。
この濃縮液の少くとも一部を第二の低カフェイン抽出液
に、乾燥前しかしながら濃縮工程が存在する場合にはそ
の後に添加することが好しい。
に、乾燥前しかしながら濃縮工程が存在する場合にはそ
の後に添加することが好しい。
しかしながら、濃縮液は完全カフェイン抽出液にまたは
別々のまたは混合した抽出液から得た可溶性粉末に添加
することもできる。
別々のまたは混合した抽出液から得た可溶性粉末に添加
することもできる。
好しくけ低級品コーヒーに富んだ焙炒、磨砕、完全カフ
ェインコーヒーは、それに含有されるカフェインの少く
とも75係を除去し、反面、そこに含まれる可溶性固型
分総量の僅かな量しか除かないために、熱水により部分
抽出される。
ェインコーヒーは、それに含有されるカフェインの少く
とも75係を除去し、反面、そこに含まれる可溶性固型
分総量の僅かな量しか除かないために、熱水により部分
抽出される。
コーヒーに供給される熱水の温度は180〜300T:
でなければならず、約230〜2700Fであることが
好しい。
でなければならず、約230〜2700Fであることが
好しい。
次いでこの抽出液を真空ストリッピングし、ストリッピ
ング留分な例えば英国特許1.265,206号に記載
されているような公知の方法で凝集する。
ング留分な例えば英国特許1.265,206号に記載
されているような公知の方法で凝集する。
凝集液を集め、部分脱カフエイン可溶性コーヒー生成物
への添加のために保存する。
への添加のために保存する。
カフェインに富んだ水抽出可溶性固型分は他の未脱カフ
エイン化可溶性固型分に液体抽出液としてまたは乾燥粉
末として添加できる。
エイン化可溶性固型分に液体抽出液としてまたは乾燥粉
末として添加できる。
脱カフエイン可溶性生成物を非脱カフエイン可溶性生成
物よりも非常に低比率で製造する普通の工業規模の製造
において、カフェインに富んだ固型分を非脱カフエイン
生成物中に顕著な影響を与えることなしに混合すること
も可能である。
物よりも非常に低比率で製造する普通の工業規模の製造
において、カフェインに富んだ固型分を非脱カフエイン
生成物中に顕著な影響を与えることなしに混合すること
も可能である。
部分抽出されかつ好しくは低級品であるコーヒーは次い
で、第二の抽出工程において、水性抽出用液により通常
消耗するまで更に抽出される。
で、第二の抽出工程において、水性抽出用液により通常
消耗するまで更に抽出される。
この抽出は当業者には公知である多段向流浸出機におい
て行われることが好しい。
て行われることが好しい。
得られた水性抽出液は実質的にカフェインを含まない焙
炒コーヒー可溶成分の熱水溶液である第二工程抽出液で
ある。
炒コーヒー可溶成分の熱水溶液である第二工程抽出液で
ある。
比較的カフェイン含量の低いこの第二抽出液は高固型分
濃度に蒸発により濃縮することが好しい。
濃度に蒸発により濃縮することが好しい。
別の抽出工程において、焙炒、磨砕され、好しくけ高級
品に富んだコーヒーを多段向流浸出機のような慣用の方
法で約35ないし40重量係の焙炒収率でしかも約20
ないし30チの可溶性固型分濃度を持つ水性抽出液を作
るまで抽出する。
品に富んだコーヒーを多段向流浸出機のような慣用の方
法で約35ないし40重量係の焙炒収率でしかも約20
ないし30チの可溶性固型分濃度を持つ水性抽出液を作
るまで抽出する。
この抽出液を好しくは低級品コーヒーブレンドの濃線像
カフェイン第二抽出液および真空ストリッピングの凝集
液の少くとも一部といっしょにし、次いで噴霧乾燥、低
温噴霧乾燥または凍結乾燥のような慣用法で乾燥する。
カフェイン第二抽出液および真空ストリッピングの凝集
液の少くとも一部といっしょにし、次いで噴霧乾燥、低
温噴霧乾燥または凍結乾燥のような慣用法で乾燥する。
本発明で使用される、 「高級品」コーヒーとはアラビ
カ品種であるサントスおよびマイルドのようなより高価
なコーヒーを意味する。
カ品種であるサントスおよびマイルドのようなより高価
なコーヒーを意味する。
サントスコーヒーは比較的香りがなく、コーヒー品種中
の中間の風味を持つ。
の中間の風味を持つ。
−力、マイルドは成育度が高い場合極めて香りおよび酸
度が高い。
度が高い。
また成育度が低い場合、若干香りが少ない。
また「低級品」コーヒーとは植物学上カネホラ(can
eplrora )種と分類できるロブスタコーヒーの
ようなより安価であり、一般に風味に乏しいと考えられ
るコーヒーを意味する。
eplrora )種と分類できるロブスタコーヒーの
ようなより安価であり、一般に風味に乏しいと考えられ
るコーヒーを意味する。
前述のように、濃線像カフェイン抽出液製造のために全
部ではないにしても、大部分低級品コーヒーを使用し、
また慣用のカフェイン含有抽出液を作るために全部でな
いにしても大部分高級品コーヒーを用いることが好しい
。
部ではないにしても、大部分低級品コーヒーを使用し、
また慣用のカフェイン含有抽出液を作るために全部でな
いにしても大部分高級品コーヒーを用いることが好しい
。
この方法により、高級品コーヒーの可溶性成分およびこ
れに含まれる揮発性芳香成分は、香りを失う恐れのある
蒸発工程を経ることがない。
れに含まれる揮発性芳香成分は、香りを失う恐れのある
蒸発工程を経ることがない。
勿論、完全カフェイン固型分といっしょにされる低カフ
ェイン固型分の量を調節することにより最終製品の脱カ
フェイン度を制御することが可能である。
ェイン固型分の量を調節することにより最終製品の脱カ
フェイン度を制御することが可能である。
一般に約40ないし60係の脱カフェイン化が望しい。
高い脱カフェイン度を達成するために、コーヒー原料と
して比較的高いカフェイン含量(例えば、2重量係以上
)を持つ焙炒および磨砕コーヒーをカフェインに富んだ
水抽出液を得るために使用し、また比較的低いカフェイ
ン含量(例えば、1.5重量係以下)を持つコーヒーを
完全カフェイン抽出液を得るために使用することが好都
合である。
して比較的高いカフェイン含量(例えば、2重量係以上
)を持つ焙炒および磨砕コーヒーをカフェインに富んだ
水抽出液を得るために使用し、また比較的低いカフェイ
ン含量(例えば、1.5重量係以下)を持つコーヒーを
完全カフェイン抽出液を得るために使用することが好都
合である。
一般に、ロブスタ種のような低級品コーヒーはサントス
およびマイルドのような高級品コーヒーに比較して高い
カフェイン含量を持つことが知られている。
およびマイルドのような高級品コーヒーに比較して高い
カフェイン含量を持つことが知られている。
本発明の好しい態様を以下の実施例により説明する。
実施例
カフェイン含量が2.4重量係である新しい焙炒、磨砕
したロブスタコーヒーのカラムに250下の水を供給し
て、17.5%の収率および5.1%の可溶性固型分濃
度であるカフェインに富んだ抽出液を得た。
したロブスタコーヒーのカラムに250下の水を供給し
て、17.5%の収率および5.1%の可溶性固型分濃
度であるカフェインに富んだ抽出液を得た。
その後、このカラムを4本カラム向流浸出機の初期段階
として接続し、第二工程抽出を行(z)29.4%収率
で11゜8係の可溶性固型分濃縮液を持つ低カフェイン
抽出液を得た。
として接続し、第二工程抽出を行(z)29.4%収率
で11゜8係の可溶性固型分濃縮液を持つ低カフェイン
抽出液を得た。
その後、カラムを浸出機を通じて移動させ、ここでカラ
ム供給液の温度を持続的に最高350下にまだ上昇させ
た。
ム供給液の温度を持続的に最高350下にまだ上昇させ
た。
カフェインに富む抽出液は抽出されたカフェインの約9
0係を含み、−力、第二抽出液は抽出されたカフェイン
の約10係を含有することが判った。
0係を含み、−力、第二抽出液は抽出されたカフェイン
の約10係を含有することが判った。
カフェインに富んだ抽出液の約10重量係は真空ストリ
ッピングされ、得られた揮発物質含有水蒸気を凝集した
。
ッピングされ、得られた揮発物質含有水蒸気を凝集した
。
低カフェイン抽出液を蒸発によって濃縮し、50%の可
溶性固型分濃度とし、更に加工するために2等分した。
溶性固型分濃度とし、更に加工するために2等分した。
その−力に、上記濃縮液の半分を添加した。
他力には濃縮液は添加しなかった。3重量部のコロンビ
アマイルドタイプのコーヒーと2重量部のサントスコー
ヒーとからなり、約1.2重量係のカフェイン含量を持
つ完全カフェイン焙炒、磨砕コーヒーブレンドを5段向
流浸出機を用い、最高350’Fまでの供給液温度によ
り37.8%の焙炒収率まで抽出を行った。
アマイルドタイプのコーヒーと2重量部のサントスコー
ヒーとからなり、約1.2重量係のカフェイン含量を持
つ完全カフェイン焙炒、磨砕コーヒーブレンドを5段向
流浸出機を用い、最高350’Fまでの供給液温度によ
り37.8%の焙炒収率まで抽出を行った。
366重量係固型分を含有するこの抽出液の一部を50
0重量係可溶性固型分濃度の2つの低カフェイン抽出液
のそれぞれに加えた。
0重量係可溶性固型分濃度の2つの低カフェイン抽出液
のそれぞれに加えた。
これら混合抽出液の一部を噴霧乾燥し、各抽出液の一部
を凍結乾燥した。
を凍結乾燥した。
比較例
対照サンプルの製造
30部のマイルド、20部のサントスおよび50部のロ
ブスタスから成り、約1.8重量係のカフェインを含有
する焙炒、磨砕コーヒーブレンドを250°Fの水で収
率16.4%まで抽出し、6.6係の可溶性コーヒー固
型分含量を持つカフェインに富んだ抽出液を作ることに
より対照の凍結乾燥または噴霧乾燥粉末を得た。
ブスタスから成り、約1.8重量係のカフェインを含有
する焙炒、磨砕コーヒーブレンドを250°Fの水で収
率16.4%まで抽出し、6.6係の可溶性コーヒー固
型分含量を持つカフェインに富んだ抽出液を作ることに
より対照の凍結乾燥または噴霧乾燥粉末を得た。
実施例と同様に100重量係量の真空ストリッピングを
抽出液から除去した。
抽出液から除去した。
次いで、部分抽出コーヒーブレンドを更に実施例と同様
に4段浸出機中で収率29.2%まで抽出し、11.7
%の可溶性固型分を含有する低カフェイン抽出液を作り
これを44係固型分まで濃縮し、凝集した前記のストリ
ッピングと混合した。
に4段浸出機中で収率29.2%まで抽出し、11.7
%の可溶性固型分を含有する低カフェイン抽出液を作り
これを44係固型分まで濃縮し、凝集した前記のストリ
ッピングと混合した。
この風味保持抽出液の分画を実施例1と同様に噴霧乾燥
しまたは凍結乾燥した。
しまたは凍結乾燥した。
比較実験
実施例および比較例で製造した噴霧乾燥または凍結乾燥
した粉末の相対品質を6種の乾燥粉末についてガスクロ
マトグラフィー分析で測定した。
した粉末の相対品質を6種の乾燥粉末についてガスクロ
マトグラフィー分析で測定した。
結果は次表の通りである。
(単位は曲線の下部分の面積で表わしである。
)上記の例から明らかなように、部分脱カフエイン可溶
性コーヒー製品は慣用の浸出装置を用いかつ有機溶剤を
容いることなく製造できる。
性コーヒー製品は慣用の浸出装置を用いかつ有機溶剤を
容いることなく製造できる。
また、ガスクロマトグラフィー分析から判るように、凝
集液を加えることにより特に凍結乾燥製品が製造される
場合更に顕著な香りの増加がみられるが、本発明の可溶
性製品はそれにもかかわらず、凝集液を添加しまたはせ
ずに相当に高い水準の香りを持っている。
集液を加えることにより特に凍結乾燥製品が製造される
場合更に顕著な香りの増加がみられるが、本発明の可溶
性製品はそれにもかかわらず、凝集液を添加しまたはせ
ずに相当に高い水準の香りを持っている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一部脱カフェイン化可溶性コーヒー製品の製造におい
て、 (イ)第一の非脱カフエイン焙炒、磨砕コーヒーを 。 焙炒収率が約12重量係以上であり、得られた水抽出物
が該コーヒーに含まれるカフェインの少くとも75%を
含有するように熱水で抽出し、(ロ)その後この第一の
コーヒーを更に焙炒収率が少くとも20重量係となるよ
うに水性抽出媒体により抽出を行い、 (ハ)工程(へ))の抽出液に含まれる可溶性固型分を
、第二の非脱カフエイン化焙炒、磨砕コーヒーを焙炒収
率が少くとも30重量係となるまで水性抽出媒体で抽出
して得た可溶性固型分と混合することからなる、製造方
法。 2 工程(イ)の抽出液から揮発性成分をストリッピン
グし、この揮発性成分を工程(ロ)の抽出液中に得られ
た可溶性固型分混合することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の方法。 3 濃縮した揮発成分を、工程(0)の抽出液を少くと
も35重量係の濃度に濃縮した後にこの抽出液に添加す
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 第一のコーヒー中に存在するカフェインの約90係
を工程(イ)の抽出液が含有し、約10係を工程(0)
の抽出液が含有することを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載の方法。 5 第二の非脱カフエイン化焙炒、磨砕コーヒーを水で
抽出し、この抽出液を工程(ロ)の抽出液と混合し、得
られた混合液を乾燥することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の方法。 8 揮発成分工程(イ)の抽出液からストリッピングし
、この揮発成分を濃縮し、工程(0)の抽出液に含まれ
る可溶性固型分と混合する特許請求の範囲第5項記載の
方法。 7 混合物を凍結乾燥することを特徴とする特許請求の
範囲第6項記載の方法。 8 第二の非脱カフエイン化焙炒、磨砕コーヒーを水で
抽出し、得られた抽出液を乾燥して、工程(0)の抽出
液を乾燥することによって得られる可溶性固型分と混合
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
。 9 揮発成分を工程(イ)の抽出液からストリッピング
し、濃縮し、工程(へ))の抽出液と混合することを特
徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 10第一のコーヒーは低級品コーヒーに富みかつ少くと
も2重量係のカフェインを含有し、第二のコーヒーは高
級品コーヒーに富みかつ1.5重量係以下のカフェイン
を含有する、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の方法。 11第一のコーヒーはロブスタコーヒーからなることを
特徴とする特許請求の範囲第10項記載の方法。 12可溶性コ一ヒー製品が40ないし60係脱カフエイ
ン化されることを特徴とする特許請求の範囲第11項記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/676,458 US4081561A (en) | 1976-04-13 | 1976-04-13 | Partially decaffeinated soluble coffee product and method therefor |
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