JPS593994B2 - メチルピリジノン類の製造方法 - Google Patents
メチルピリジノン類の製造方法Info
- Publication number
- JPS593994B2 JPS593994B2 JP9026076A JP9026076A JPS593994B2 JP S593994 B2 JPS593994 B2 JP S593994B2 JP 9026076 A JP9026076 A JP 9026076A JP 9026076 A JP9026076 A JP 9026076A JP S593994 B2 JPS593994 B2 JP S593994B2
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- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- reaction
- acid amide
- methylpyridinones
- producing
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、5−オキソーヘキサン酸アミド類を出発物質
とするメチルピリジノン類の新規な製造方法に関する。
とするメチルピリジノン類の新規な製造方法に関する。
さらに詳しくは、5−オキソーヘキサン酸アミド類を脱
水−脱水素二元機能触媒に接触させ、脱水と脱水素反応
とを同時に起こさせて、メチルピリジノン類を製造する
方法に関するものである。従来、メチルピリジノンの製
造法としては、ピリジンを酸化しピリジノンとした後ア
ルキル化する方法が知られている。
水−脱水素二元機能触媒に接触させ、脱水と脱水素反応
とを同時に起こさせて、メチルピリジノン類を製造する
方法に関するものである。従来、メチルピリジノンの製
造法としては、ピリジンを酸化しピリジノンとした後ア
ルキル化する方法が知られている。
しかし、この従来法は、選択率が低く副生物が多い、し
たがつて、収率が低い欠点がある。本発明者らは、前記
した従来法の欠点を解消したメチルピリジノン類の新規
製造方法を提供することを目的として、5−オキソーヘ
キサン酸アミドの反応を詳細に研究した結果、5−オキ
ソーヘキサン酸アミドを脱水−脱水素二元機能触媒に接
触させると一段の反応でメチルピリジノンがえられるこ
とを見出し、本発明を完成した。
たがつて、収率が低い欠点がある。本発明者らは、前記
した従来法の欠点を解消したメチルピリジノン類の新規
製造方法を提供することを目的として、5−オキソーヘ
キサン酸アミドの反応を詳細に研究した結果、5−オキ
ソーヘキサン酸アミドを脱水−脱水素二元機能触媒に接
触させると一段の反応でメチルピリジノンがえられるこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の方法は、5−オキソーヘキサン酸ア
ミド類を脱水−脱水素二元触媒と接触させることにより
メチルピリジノン類を製造する方法である。
ミド類を脱水−脱水素二元触媒と接触させることにより
メチルピリジノン類を製造する方法である。
本発明の方法によれば、一段の反応操作で目的物を選択
率よく、製造することが出来る。
率よく、製造することが出来る。
本発明の方法で用いる原料は、5−オキソーヘキサン酸
アミド類で、一般式CH3−Co−CHRI−CH2−
CHR2−C0NH2(式中、R1およびR2は、水素
原子またはメチル基を表わす)で示されるものである。
アミド類で、一般式CH3−Co−CHRI−CH2−
CHR2−C0NH2(式中、R1およびR2は、水素
原子またはメチル基を表わす)で示されるものである。
生成物として、一般式
RIC’゛CR2
H3C凸 b■o
NN’
(式中、R1およびR2は、前記と同一の意味を表わす
)で示される化合物、すなわちメチルピリジノン類がえ
られる。
)で示される化合物、すなわちメチルピリジノン類がえ
られる。
前記の原料、すなわち5−オキソーヘキサン酸アミド類
は、工業的に安価に入手できるアセトンもしくはメチル
エチル゛ケトンとアクリル酸アミドもしくはメタアクリ
ル酸アミドを、塩基性触媒の存在下に、反応させて製造
することができる。
は、工業的に安価に入手できるアセトンもしくはメチル
エチル゛ケトンとアクリル酸アミドもしくはメタアクリ
ル酸アミドを、塩基性触媒の存在下に、反応させて製造
することができる。
本発明の方法は、液相もしくは気相、好ましくは気相で
実施する。気相での反応は、触媒と反応生成物との分離
が容易であるという利点がある。気相で反応を実施する
際には、反応温度、すなわち触媒床の温度は、100〜
400℃の範囲、望ましくは200〜350℃の範囲で
ある。本発明の方法で用いられる触媒は、固体酸性を示
す物質、すなわち、シリカ−アルミナ、γ−アルミナ、
シリカーチノニア、アルミナーチノニア、チメニアージ
ルコニア、アルミナーポリアなどに、白金、パラジウム
、ニツケル、銅などを担持させたもの、とくに、シリカ
−アルミナ−パラジウム、シリカ−アルミナ−パラジウ
ム一白金、シリカーチメニアーパラジウム、チタニアー
ジルコニアパラジウムなどが好ましい。
実施する。気相での反応は、触媒と反応生成物との分離
が容易であるという利点がある。気相で反応を実施する
際には、反応温度、すなわち触媒床の温度は、100〜
400℃の範囲、望ましくは200〜350℃の範囲で
ある。本発明の方法で用いられる触媒は、固体酸性を示
す物質、すなわち、シリカ−アルミナ、γ−アルミナ、
シリカーチノニア、アルミナーチノニア、チメニアージ
ルコニア、アルミナーポリアなどに、白金、パラジウム
、ニツケル、銅などを担持させたもの、とくに、シリカ
−アルミナ−パラジウム、シリカ−アルミナ−パラジウ
ム一白金、シリカーチメニアーパラジウム、チタニアー
ジルコニアパラジウムなどが好ましい。
本発明の方法は、ガス状の出発物質を他の不活性有機化
合物、たとえば、ベンゼン、ヘキサンなど、または無機
化合物、たとえば、窒素、炭酸ガスなどで希釈し、この
希釈したガス状反応原料を、加熱した固定床もしくは流
動床の触媒と接触させることにより実施する。
合物、たとえば、ベンゼン、ヘキサンなど、または無機
化合物、たとえば、窒素、炭酸ガスなどで希釈し、この
希釈したガス状反応原料を、加熱した固定床もしくは流
動床の触媒と接触させることにより実施する。
前記、反応原料中に水素ガスを混合して反応させること
もできる。
もできる。
水素ガスの混合量は、出発物質である5−オキソーヘキ
サン酸アミド類の1モルに対して、0.2〜2モルの範
囲が適しており、この範囲の水素ガスを添加することに
よつて、触媒の活性低下を防止することができる。使用
する触媒に対して、反応原料5−オキソーヘキサン酸ア
ミド類の供給量は、触媒1m1当り、毎時0.1〜5t
の範囲である。
サン酸アミド類の1モルに対して、0.2〜2モルの範
囲が適しており、この範囲の水素ガスを添加することに
よつて、触媒の活性低下を防止することができる。使用
する触媒に対して、反応原料5−オキソーヘキサン酸ア
ミド類の供給量は、触媒1m1当り、毎時0.1〜5t
の範囲である。
反応圧力は、常圧ないし101<9/Cri.の範囲が
適している。
適している。
触媒床を通過した反応混合物は、冷却すると凝縮物を与
える。
える。
この凝縮物から、目的物を常法により分離し、未反応物
は回収して、反応系に循環使用する。
は回収して、反応系に循環使用する。
本発明の方法は、以上のように気相で実施するのが有利
であるが、また、不活性溶媒中で行なうこともできる。
不活性溶媒として、トルエン、キシレン、ジフエニルエ
ーテル、ハロゲン化芳香族化合物、またはパラフイン類
などが用いられる。以下、実施例によつて本発明を説明
する。実施例 1 5−オキソーヘキサン酸アミド、窒素および水素のガス
状混合物を内径18〜、長さ500〜のガラス製反応管
に4時間通過させた。
であるが、また、不活性溶媒中で行なうこともできる。
不活性溶媒として、トルエン、キシレン、ジフエニルエ
ーテル、ハロゲン化芳香族化合物、またはパラフイン類
などが用いられる。以下、実施例によつて本発明を説明
する。実施例 1 5−オキソーヘキサン酸アミド、窒素および水素のガス
状混合物を内径18〜、長さ500〜のガラス製反応管
に4時間通過させた。
反応器内には、パラジウムを担持したシリカ−アルミナ
触媒が30m1充填してある。触媒の組成は、パラジウ
ム0.5重量%、アルミナ15重量%、シリカ84,5
重量%であり、大きさは、直径2〜、長さ3〜の錠剤に
成型してあるものを使用した。反応器は外部より電気炉
で加熱し、触媒層の温度を、300〜310℃に保つて
いる。反応開始に先立つて、300℃で1時間、水素と
窒素の混合ガス(H2含有量20%)を流し、触媒を活
性化した。
触媒が30m1充填してある。触媒の組成は、パラジウ
ム0.5重量%、アルミナ15重量%、シリカ84,5
重量%であり、大きさは、直径2〜、長さ3〜の錠剤に
成型してあるものを使用した。反応器は外部より電気炉
で加熱し、触媒層の温度を、300〜310℃に保つて
いる。反応開始に先立つて、300℃で1時間、水素と
窒素の混合ガス(H2含有量20%)を流し、触媒を活
性化した。
反応ガス状混合物は、5−オキソーヘキサン酸アミド1
モルに対し、水素1モル、窒素6モルの組成であり、5
−オキソーヘキサン酸アミドは、触媒の1m1当たり、
毎時0.4yである。2時間反応させ、反応が定常的に
なつてから、生成ガス混合物を2時間、−6℃に冷却し
たトラツプに通して、補集した。
モルに対し、水素1モル、窒素6モルの組成であり、5
−オキソーヘキサン酸アミドは、触媒の1m1当たり、
毎時0.4yである。2時間反応させ、反応が定常的に
なつてから、生成ガス混合物を2時間、−6℃に冷却し
たトラツプに通して、補集した。
生成物の分析結果は、未反応5−オキソーヘキサン酸ア
ミド50重量%、2−メチルーピリジノン一640重量
%、2メチルーピペラジノン一68重量%、であり、微
量のレゾルシンが副生した。実施例 2 実施例1と同様の反応器と方法により、2・4−ジメチ
ル−5−オキソーヘキサン酸アミド1モル、窒素5モル
、ベンゼン5モル、水素1.5モルから成る混合物を反
応させた。
ミド50重量%、2−メチルーピリジノン一640重量
%、2メチルーピペラジノン一68重量%、であり、微
量のレゾルシンが副生した。実施例 2 実施例1と同様の反応器と方法により、2・4−ジメチ
ル−5−オキソーヘキサン酸アミド1モル、窒素5モル
、ベンゼン5モル、水素1.5モルから成る混合物を反
応させた。
反応器中には、シリカーチメニアーパラジウム一白金(
SiO2:TlO2−60:40、パラジウム1.5重
量%、白金0.5重量%)から成る20メツシユの粒状
触媒が20m1充填されている。触媒床の温度は300
℃、5−オキソーヘキサン酸アミドの供給量は、触媒の
1m1当たり0.25tである。反応を開始し2時間経
過した後、3時間を要して生成物を補集した。生成物の
分析結果は、未反応5−オキソーヘキサン酸アミド45
重量%、2・$・5−トリメチルピリジノン一640重
量%、2・3・5−トリメチルピペラジノン一64重量
%であつた。
SiO2:TlO2−60:40、パラジウム1.5重
量%、白金0.5重量%)から成る20メツシユの粒状
触媒が20m1充填されている。触媒床の温度は300
℃、5−オキソーヘキサン酸アミドの供給量は、触媒の
1m1当たり0.25tである。反応を開始し2時間経
過した後、3時間を要して生成物を補集した。生成物の
分析結果は、未反応5−オキソーヘキサン酸アミド45
重量%、2・$・5−トリメチルピリジノン一640重
量%、2・3・5−トリメチルピペラジノン一64重量
%であつた。
実施例 3実施例1と同様の反応器と方法により、5−
オキソーヘキサン酸アミド1モル、水素2モル、窒素7
モルから成る反応混合物を反応させた。
オキソーヘキサン酸アミド1モル、水素2モル、窒素7
モルから成る反応混合物を反応させた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 CH_3−CO−CHR_1−CH_2−CHR_2−
CONH_2(式中、R_1およびR_2は、水素原子
またはメチル基を表わす)で示される5−オキソ−ヘキ
サン酸アミド類を、脱水−脱水素二元機能触媒に接触さ
せることを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等が
あります▼ (式中、R_1およびR_2は、前記と同一の意味を表
わす)で示される、メチルピリジノン類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9026076A JPS593994B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | メチルピリジノン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9026076A JPS593994B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | メチルピリジノン類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5318580A JPS5318580A (en) | 1978-02-20 |
JPS593994B2 true JPS593994B2 (ja) | 1984-01-27 |
Family
ID=13993519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9026076A Expired JPS593994B2 (ja) | 1976-07-30 | 1976-07-30 | メチルピリジノン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593994B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01134192U (ja) * | 1988-03-09 | 1989-09-13 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8301416A (nl) * | 1983-04-22 | 1984-11-16 | Stamicarbon | Werkwijze voor de bereiding van een pyridon-2. |
NL8304065A (nl) * | 1983-11-28 | 1985-06-17 | Stamicarbon | Werkwijze voor de bereiding van pyridon-2. |
-
1976
- 1976-07-30 JP JP9026076A patent/JPS593994B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01134192U (ja) * | 1988-03-09 | 1989-09-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5318580A (en) | 1978-02-20 |
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