JPS5937474B2 - 時計ガラスの固定構造 - Google Patents
時計ガラスの固定構造Info
- Publication number
- JPS5937474B2 JPS5937474B2 JP4823277A JP4823277A JPS5937474B2 JP S5937474 B2 JPS5937474 B2 JP S5937474B2 JP 4823277 A JP4823277 A JP 4823277A JP 4823277 A JP4823277 A JP 4823277A JP S5937474 B2 JPS5937474 B2 JP S5937474B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- packing
- fixed structure
- outer periphery
- watch glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B39/00—Watch crystals; Fastening or sealing of crystals; Clock glasses
- G04B39/02—Sealing crystals or glasses
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は腕時計ケースのガラス固定構造に関するもので
ある。
ある。
ガラス外周をパツキンで径方向に圧縮して固定する構造
の公知例の縦断面図を第1図に示す。
の公知例の縦断面図を第1図に示す。
第1図に於て、1はガラス、2はL型パツキン、3は胴
である。
である。
胴3の内周には環状溝3aが設けられてお〃圧縮された
L型パツキン2はこの溝3aに喰い込み、これによりパ
ツキン2と胴3.!:の間に発生した軸方向の固定力が
増加する。
L型パツキン2はこの溝3aに喰い込み、これによりパ
ツキン2と胴3.!:の間に発生した軸方向の固定力が
増加する。
これに対して、ガラス1とL型パツキン2との間の軸方
向の固定力は溝3aが設けられていないため、主として
、ガラス1゛とL型パツキン2の摩擦力だけによシ決定
されている。
向の固定力は溝3aが設けられていないため、主として
、ガラス1゛とL型パツキン2の摩擦力だけによシ決定
されている。
周知の如く、摩擦力は、接触する物質相互の摩擦係数と
接触圧力によって決定され、それ故に摩擦係数に係わる
ガラス1の外周面の精粗、及び接触圧力に係わるパツキ
ン2の応力緩和特性の2つの要印に強く左右される。
接触圧力によって決定され、それ故に摩擦係数に係わる
ガラス1の外周面の精粗、及び接触圧力に係わるパツキ
ン2の応力緩和特性の2つの要印に強く左右される。
従来は、摩擦係数を増加させる為に、ガラス1の外周面
を粗面に加工する方法が用いられていたが、その反面、
粗面によシ水密性が低下してしまう欠点があった。
を粗面に加工する方法が用いられていたが、その反面、
粗面によシ水密性が低下してしまう欠点があった。
又、一方、従来より広くパツキン材に用いられている合
成樹脂は時計携帯時の長期に亘る厳しい環境変化に暴さ
れて、多かれ少なかれ初期の圧縮応力の緩和を起すこと
は周知であシ、従って、ガラス1とL型パツキン2の間
の径方向の接触圧力も当然低下することになる。
成樹脂は時計携帯時の長期に亘る厳しい環境変化に暴さ
れて、多かれ少なかれ初期の圧縮応力の緩和を起すこと
は周知であシ、従って、ガラス1とL型パツキン2の間
の径方向の接触圧力も当然低下することになる。
上に述べた様な理由で、この従来の公知例に於ては、特
にガラス1とL型パツキン2の間の長期に亘る安定した
固定力及び水密性を得ることが困難であった。
にガラス1とL型パツキン2の間の長期に亘る安定した
固定力及び水密性を得ることが困難であった。
本発明は上記の従来技術の欠点を除くためのものであ仄
ガラス外周に環状突起を設けると共に、L型パツキンの
材質に熱可塑性エラストマーを用いることによシ、上方
への固定力及び水密性の向上を計ったものである。
ガラス外周に環状突起を設けると共に、L型パツキンの
材質に熱可塑性エラストマーを用いることによシ、上方
への固定力及び水密性の向上を計ったものである。
本発明の実施例を以下図面に基いて説明する。
第2図に本発明の実施例の縦断面図を示す。
4は無機又は有機のガラス、4aはガラス外周立上シ部
に設けられた環状突起、5は熱可塑性ニジストマー製の
L型パツキン、6は胴を示す。
に設けられた環状突起、5は熱可塑性ニジストマー製の
L型パツキン、6は胴を示す。
6aは胴の内側に設けられた環状溝である。
ガラス4の外周にL型パツキン5を装着したのち、一定
の圧縮代を持って胴6の内周大径6b押込む。
の圧縮代を持って胴6の内周大径6b押込む。
これによシ、ガラス外周に設けられた環状突起4aの上
面及び胴6の内周大径6bの環状溝6aの内部にL型パ
ツキン5が喰込む。
面及び胴6の内周大径6bの環状溝6aの内部にL型パ
ツキン5が喰込む。
パツキン材としては、弾性と塑性の中間的性質を有する
。
。
例えば(商品名)ペルプレン等、永久歪30〜70係の
熱可塑性ニジストマーが適しておシ、そのパツキン材の
一部はガラス外周の環状突起4a及び胴6の内周大径6
bの環状溝6aに喰込みある程度の塑性変形をして軸方
向の固定を増大せしむると同時に塑性変形後も弾性反撥
力を保持して、ガラス4を径方向に圧縮し水密シールの
機構を果す。
熱可塑性ニジストマーが適しておシ、そのパツキン材の
一部はガラス外周の環状突起4a及び胴6の内周大径6
bの環状溝6aに喰込みある程度の塑性変形をして軸方
向の固定を増大せしむると同時に塑性変形後も弾性反撥
力を保持して、ガラス4を径方向に圧縮し水密シールの
機構を果す。
パツキン材として合成ゴム等の弾性材料を用いる場合、
環状突起4a及び環状溝6aに喰込んだパツキン材はほ
とんど塑性変形せず、軸方向の固定力の大巾な増加が望
めない。
環状突起4a及び環状溝6aに喰込んだパツキン材はほ
とんど塑性変形せず、軸方向の固定力の大巾な増加が望
めない。
又パツキン材にナイロン又はテフロン等の塑性材に近い
樹脂を用いる場合、パツキン材が環状突起4a及び環状
溝6a部に塑性変形して喰込み、ガラス4の固定力が著
しく増加するが、塑性変形部の弾性発撥量が少なく水密
シールの機能を果すことがむずかしい。
樹脂を用いる場合、パツキン材が環状突起4a及び環状
溝6a部に塑性変形して喰込み、ガラス4の固定力が著
しく増加するが、塑性変形部の弾性発撥量が少なく水密
シールの機能を果すことがむずかしい。
第3図、第4図、第5図に本発明のガラス外周に設けら
れた環状突起の他の実施汐りを示す。
れた環状突起の他の実施汐りを示す。
本発明は上記の如くであシ、従来技術では実現出来なか
ったガラス固定力の大巾な増加とその長期安定性を実現
すると共に、水密性の向上とその長期安定性をも同時に
実現することを可能とした画期的なものである。
ったガラス固定力の大巾な増加とその長期安定性を実現
すると共に、水密性の向上とその長期安定性をも同時に
実現することを可能とした画期的なものである。
一般に、有機ガラスは、低温により著しい寸法収縮が生
じる性質を有しておシ、第1図に示すよぅな構造に用い
られた場合ガラスに対するパツキンの径方向の圧縮力が
極端に低下し、ガラスの軸方向固定力と水密性が著しく
損なわれる力ζ本発明の実施例では、ガラスを有機ガラ
スにしてもガラス外周の環状突起部に塑性変形し且つガ
ラスを径方向に弾圧している熱可塑性エラストマー製の
パツキンが有機ガラスの寸法収縮に追従し、固定力と水
密性を充分に維持することができ、その効果は非常だ太
きい。
じる性質を有しておシ、第1図に示すよぅな構造に用い
られた場合ガラスに対するパツキンの径方向の圧縮力が
極端に低下し、ガラスの軸方向固定力と水密性が著しく
損なわれる力ζ本発明の実施例では、ガラスを有機ガラ
スにしてもガラス外周の環状突起部に塑性変形し且つガ
ラスを径方向に弾圧している熱可塑性エラストマー製の
パツキンが有機ガラスの寸法収縮に追従し、固定力と水
密性を充分に維持することができ、その効果は非常だ太
きい。
また、有機ガラスは射出成形; により容易に成型する
ことができ、この点でも本発明の実用効果は太きい。
ことができ、この点でも本発明の実用効果は太きい。
以上述べた如く、本発明は多大の効果を有しておち、胴
に直接ガラスを固定する構造だけでなく、ガラス縁を用
いた構、造に適用してもその効果を発揮するものである
。
に直接ガラスを固定する構造だけでなく、ガラス縁を用
いた構、造に適用してもその効果を発揮するものである
。
第1図は従来の時計ガラスの固定構造を示す縦断面図、
第2図は不発明の実施例を示す縦断面図、第3図、第4
図、第5図はそれぞれガラス外周の環状突起の他の実施
例を示す縦断面図である。 1.4・・・・・・ガラス、2.5・・・・・・L型パ
ツキン、3.6・・・・・・胴。
第2図は不発明の実施例を示す縦断面図、第3図、第4
図、第5図はそれぞれガラス外周の環状突起の他の実施
例を示す縦断面図である。 1.4・・・・・・ガラス、2.5・・・・・・L型パ
ツキン、3.6・・・・・・胴。
Claims (1)
- 1 外周立上)部に突起を有するガラスと内周大径に溝
を有するガラス固定部材との間に、熱可塑性エラストマ
ーよシなるL型パツキンを絞代をもって装着して構成し
、ガラスの固定力と防水性を得ることを特徴とする時計
ガラスの固定構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4823277A JPS5937474B2 (ja) | 1977-04-26 | 1977-04-26 | 時計ガラスの固定構造 |
GB1516778A GB1566543A (en) | 1977-04-26 | 1978-04-18 | Arrangement for holding a watch glass on a watch case |
DE19782817770 DE2817770A1 (de) | 1977-04-26 | 1978-04-22 | Anordnung zum halten eines schutzglases |
HK54381A HK54381A (en) | 1977-04-26 | 1981-11-05 | Arrangement for holding a watch glass on a watch case |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4823277A JPS5937474B2 (ja) | 1977-04-26 | 1977-04-26 | 時計ガラスの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53133061A JPS53133061A (en) | 1978-11-20 |
JPS5937474B2 true JPS5937474B2 (ja) | 1984-09-10 |
Family
ID=12797685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4823277A Expired JPS5937474B2 (ja) | 1977-04-26 | 1977-04-26 | 時計ガラスの固定構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937474B2 (ja) |
DE (1) | DE2817770A1 (ja) |
GB (1) | GB1566543A (ja) |
HK (1) | HK54381A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS609742Y2 (ja) * | 1979-01-27 | 1985-04-05 | シチズン時計株式会社 | 時計ケ−スの固定構造 |
WO1984002203A1 (fr) * | 1982-12-02 | 1984-06-07 | Poux Jean Yves | Montre a quartz a boitier monobloc sans poussoir ni couronne a l'exterieur |
FR2537297B1 (fr) * | 1982-12-02 | 1985-10-11 | Poux Jean Yves | Systeme permettant le reglage des montres a quartz " sans poussoirs exterieurs au boitier " |
EP1033633B1 (fr) | 1999-03-03 | 2003-10-08 | Rolex Sa | Dispositif de fixation étanche d'une glace sur une boite de montre |
KR101225838B1 (ko) * | 2007-07-12 | 2013-01-23 | 애플 인크. | 금속 베젤에 유리 인서트를 일체형으로 트랩하기 위한 방법 및 제조된 전자 디바이스 |
JP5369145B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2013-12-18 | マルミ光機株式会社 | デジタルカメラにおけるフィルター枠の防水機構 |
US10131022B2 (en) | 2012-04-23 | 2018-11-20 | Apple Inc. | Methods and systems for forming a glass insert in an amorphous metal alloy bezel |
-
1977
- 1977-04-26 JP JP4823277A patent/JPS5937474B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-04-18 GB GB1516778A patent/GB1566543A/en not_active Expired
- 1978-04-22 DE DE19782817770 patent/DE2817770A1/de not_active Ceased
-
1981
- 1981-11-05 HK HK54381A patent/HK54381A/xx unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE2817770A1 (de) | 1978-11-02 |
JPS53133061A (en) | 1978-11-20 |
GB1566543A (en) | 1980-05-08 |
HK54381A (en) | 1981-11-13 |
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