JPS5933445Y2 - フイルタプレスの洗浄装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フィルタプレスｔこおける流布の洗浄装置の
改良ｔこ関するものである。

従来より、フィルタプレスｌこおいて、水平方向ｔこ並
設された多数のｐ板を所定間隔を保持して開枠できる一
方、各ｐ板間ｔこ介装される流布を上下方向ｔこ走行自
在としたものは公知である。

ところで、この種の流布走行式のフィルタプレスでは、
Ｆ布を走行させるためのＦ布走行装置をフィルタプレス
の上部ｆこ設けるため、Ｆ板ごとｆこＦ布洗浄用ノズル
管をその下部ｔこ支持し、洗浄水を各流布洗浄用ノズル
管Ｆこ共通の洗浄水供給管からホースを介して供給して
流布の洗浄を行なうようｔこしでいた。

しかしながら、上記構造のものでは、ｐ板の下部ｔこ流
布のガイドローラ等とともｔｒｉ戸布洗浄用ノズル管を
支持しているのでＦ板の下部構造が複雑となり、メンテ
ナンス等の際の取換作業が困難であるといった欠点があ
った。

また、Ｆ布ｔこゆるみが生じたときなどｌこはＦ布洗浄
用ノズル管の噴射の調節がほとんどできず、流布の走行
を反復させる等の作業を行わねばならないうえ１こ、流
布洗浄時１こ、沢布Ｉこ付着したケークが洗浄水供給管
の管面上１こ堆積して上記沖布洗浄用ノズル管を塞いだ
りするといった欠点があった。

本考案はかかる従来の問題１こ鑑みてなされたものであ
って、構造が簡単でメンテナンス等の際１こは簡単１こ
取換えることができ、かつ流布洗浄用ノズルの洗浄水の
噴射調節及び洗浄水供給管の管面上のケークの除去が容
易ｔこ行えるフィルタプレスの洗浄装置を提供すること
を目的としている。

このため、本考案ｔこ係るフィルタプレスの洗浄装置は
、Ｐ板とは別体ｔこ構成し、さら１こ詳しくは、ｐ板の
下方ｆこフィルタプレスの前後方向沿いｌこ主管を軸心
回りｆこ回転自在ｆこ配置するとともｆこ各済板ｌこ対
応しかつ管面１こ多数の流布洗浄用ノズルを有する各分
岐管の一端を上記主管１こ接続してなる洗浄水供給管と
、該洗浄水供給管を回転駆動させる駆動装置と、該駆動
装置ｔこよる主管の回転を制御する例えばリミットスイ
ッチ等の制御機構とを備え、上記駆動装置と上記制御機
構ｆこより上記洗浄水供給管の分岐管を、はぼ水平な流
布洗浄位置と垂下したケーク回収位置と１こ回転制御す
るようｔこしたことを特徴としている。

以下１こ、図示の実施例ｆこ基づいて本考案を具体的ｌ
こ説明する。

第１図１こおいて、１はｐ板、２は沖布、３は洗浄装置
、４は液受皿、５はケーク回収ピットであり、上記ｐ板
１の下部１こは、ブラケット６１こより戸布巻取ローラ
７とガイドローラ８とを取付けている。

上記ｐ板１は水平方向ｔこ多数並設するとともｔこ済過
終了後、所定間隔を保持して一斉ｔこ開枠し、ｐ板間の
ケークを、その自重で自然落下させてフィルタプレスの
設置床面９より下方１こ設けたピット５内１こ回収する
ようｌこしている。

一方、各ｐ板間１こ介装される上記流布２は、上下方向
１こ走行自在とし、上記ガイドローラ８で１８０°方向
転換させた後、Ｐ布巻取ローラ７で巻取るようｆこして
いる。

また、上記液受皿４は、ピット５の上方を濾過中及びｐ
布洗浄時ｔこレール２０上を移動して全面的１こ覆い、
Ｐ布２の巻取り時、上記洗浄装置３で洗浄水を噴射し、
沖布２ｔこ付着したケーク等を取除いて回収するよう１
こしている。

上記洗浄装置３は、第２図及び第３図１こ示すよう１こ
、複数の分岐管１０ａを主管１０ｂ１こ接続した洗浄水
供給管１０と、該洗浄水供給管１０を回転駆動させる駆
動装置、例えば減速機１１を有するモータ１２と、上記
洗浄水供給管１０を回転制御する制御機構、例えばリミ
ットスイッチ１３とを備え、該各部材は、フィルタプレ
スの下部１こ支持される洗浄装置設置台１４上１こ取付
けられている。

上記洗浄水供給管１０の主管１０ｂは、戸板１の下方ｆ
こフィルタプレスの前後方向ｆこ沿って１対設けられ、
かつその各端部を軸受１５．・・・、１５１こ軸心回り
ｆこ回転自在１こ支持している。

各主管１０ｂの管内は軸方向中央部で２つの内室ｆこ分
離されでおり、夫々ｔこ洗浄水供給用ホース１６を接続
して、各分割された内室ごと１こ洗浄水を供給するよう
ｔこしている。

また、主管１０ｂの管面１こは、所定間隔を保持して開
枠された戸板１１こ対応するよう１こ、各分岐管１０ａ
の一端を接続・固定している。

該各分岐管１０ａは、その管面ｆこ多数の流布洗浄用ノ
ズル１１、・・・、１７を有し、ホース１６ｆこより供
給される洗浄水を、主管１０ｂから分岐管１０ａを通り
各分岐管１０ａの各ノズル１７より沖布２ｔこ向けて噴
射し、ケークの付着した戸布２の洗浄を行つ０ 一方、上記各主管１０ｂの一端１こは鎖車１８゜１８を
設けるととも１こ上記減速機１１とチェーン１９で連結
して、モータ１２ｔこより減速機１１を介して両主管ｉ
０ ｂ ｔ ｉ Ｏｂを同期回転駆動させ、両主管１
０ｂ、１０ｂの各分岐管１０ａ、１０ａが、常ｆこ同位
置をとるようｌこしている。

また、上記一方の主管１０ｂの一端ｔこは、リミットス
イッチ１３を設け、モータ１２と連動して各主管１０ｂ
の分岐管１０ａを、はぼ水平なｐ布洗浄位置（第１図中
実線で示すＣ）と垂下したケーク回収位置（第１図中点
線で示すＤ）と１こ回転制御するよう１こしている。

次ｔこ、上記洗浄装置３の作動１こついて、再び第１図
を参照しながら説明する。

戸板１を締付けで済過を行っている間は、各主管１０ｂ
の分岐管１０ａ及び液受皿４が、第１図中実線で示すＣ
及びＡの位置１こあり、Ｐ液が図中断面Ｈ型の排液溝２
１から送出し、また戸板間から洩れるＰ液等を上記液受
皿４内ｆこ受ける。

沢過終了後、液受皿４を図中点線で示す退避位置Ｂまで
移動させるとともｆこ、モータ１２を駆動して両生管１
０ｂｊｌＯｂを同期回転させ、各型ｆｆ１Ｏｂの分岐管
１０ａを図中点線で示すよう１こケーク回収位置りまで
垂下させる。

その後、戸板１を開枠して、Ｐ板間のケークをその自重
ｔこより落下させピット５内１こ回収する。

回収後、モータ１２を再び駆動して両生管１０ｂ、１０
ｂを同期回転させ、各主管１０ｂの分岐管１０ａを図中
実線で示すよう１こほぼ水平なＰ布洗浄位置Ｃ１こ位置
せしめるととも１こ、液受皿４を図中実線で示す受は位
置Ａまで移動させる。

そして、各分岐管１０ａの各ノズル１７から洗浄水を、
ガイドローラ８１こその背面が接しでいるｐ布２１こ向
けて噴射させるとともｔこ、上記Ｐ布２を上下方向１こ
走行させてＰ布２全体の洗浄を行い、洗浄済液等を液受
皿４内１こ受ける。

Ｐ布２の洗浄が終了すると、分岐管１０ａ及び液受皿４
はそのままの状態で、戸板１を締付けて、次の沖過１こ
備える。

なお、這布２の洗浄中１こ分岐管１０ａの管面上１こケ
ーク等が堆積したときは、沖布２の洗浄が終了した後、
液受皿４を退避位置Ｂまで移動させ、モータ１２１こよ
り主管１０ｂを回転させて分岐管１０ａをケーク回収位
置Ｄ１こ位置せしめること１こより、堆積したケークを
ピット５内１こその自重で落下させノズル１７が詰まら
ないようｔこする。

また、他よりも汚れのひどいＰ布２を洗浄する分岐管１
０ａｔこは、該分岐管１０ａ１こ連通する主管１０ｂの
内室ｔこホース１６で洗浄水を必要なだけ余分１こ供給
することができる。

すなわち、「布２の汚れ具合１こ応じて、回転継手で接
続した主管１０ｂの各内室ごとｔこ適量の洗浄水を供給
することができる。

また、ブロック開枠する場合１こは、ブロック開枠毎１
こ開枠された戸板１こ対応させて分岐管を配置するよう
１こすることが好ましい。

さらｔこ、主管を戸板の下方ｔこフィルタプレスの前後
方向沿いｆこ一対配置し、かつ各主管の分岐管で戸板の
横巾方向半分のＰ布を洗浄するようｆこしたので、分岐
管の回転所要空間が最小となる。

本考案は本実施例１こ限定されるものではなく、その他
種々の態様で実施できる。

例えば、分岐管１０ａを回転可能な主管１０ｂ１こ対し
て回転可能ｔこ接続することｆこより、該分岐管１０ａ
Ｉこ有するノズル１７のＦ布２１こ対する角度を変える
ことができ、洗浄水の噴射角度を調節することができる
。

また、上記洗浄装置３を取付けた洗浄装置設置台１４を
設置床面９とその間１こ介装する油圧装置等で上下動さ
せる昇降装置を設けて、Ｆ布２とノズル１７の間隔を調
節して、耐布２１こ対する洗浄水の噴射力を調節するよ
う１こしてもよい。

さら１こ、分岐管１０ａを主管１０ｂ１こ対して容易１
こ差し換えうるよう１こすれば、差し換えた分岐管１０
ａｆこよる戸布２ｔこ対する洗浄水の噴射力や噴射角度
を簡単１こ調節することができる。

また、上記洗浄水供給管の主管を１本のみｆこし、該主
管１こ流布全面洗浄用分岐管を接続すれば、より簡素な
ものとすることができる。

上記実施例１こ詳記したようｔこ、本考案は、戸板とは
別体ｌこ、該戸板の下方１こフィルタプレスの前後方向
沿い１こ主管を軸心回り１こ回転自在１こ配置するとと
も１こ各戸板ｔこ対応しかつ管面１こ多数の原布洗浄用
ノズルを有する各分岐管の一端を上記主管ｆこ接続して
なる洗浄水供給管と、該洗浄水供給管を回転駆動させる
駆動装置と、該駆動装置１こよる主管の回転を制御する
制御機構とを備えるよう１こしたので、構造及び洗浄水
供給管配管特Ｆこ、各分岐管の駆動機構が簡素なものと
なり、取付けやメンテナンスの際ｆこ簡単１こ取付けも
しくは取外しができるといった効果がある。

また、洗浄水供給管を戸板下方空間１こ設けたので、特
別の設置空間及び退避空間を設ける必要がなく、フィル
タプレスの大型化を防止できる。

また、本考案は、上記駆動装置と上記制御機構１こより
上記洗浄水供給管の分岐管を、はぼ水平す流布洗浄位置
と垂下したケーク回収位置とｆこ回転制御するようｔこ
したので、洗浄水供給管の管面上へのケークの堆積を防
Ｈ二するとともｔこ該ケークの除去が容易ｆこ行える。

また、上記分岐管を取換えることｆこよりρ布洗浄用ノ
ズルの洗浄水の噴射調節も容易ｆこ行える。

さらｆこ、上記洗浄水供給管の主管の管内室を軸心方向
沿い１こ複数個の内室１こ仕切り、かつ各内室ごと１こ
他とは独立して洗浄水を供給すれば、各原布の汚れ１こ
応じて洗浄が行える。

なお、さら１こ各分岐管を回転可能な主管ｔこ対して回
転可能１こ接続すれば、沖布ｔこ対する上記原布洗浄用
ノズルのｐ布１こ対する角度を変えて洗浄水の噴射角度
を調節することができる。

また、上記洗浄水供給管を戸板の下方１こフィルタプレ
スの前後方向沿いｌこ一対配置するとともｆこ、各洗浄
水供給管の主管１こ接続された各分岐管が相互１こ対向
し、かつ各分岐管が夫々原布の横巾方向半分の済布を各
分岐管の沖布洗浄用ノズルで洗浄するよう１こすれば
分岐管 回転所要空間が最小となる。

さらｔこ、呈記洗浄買供給管を上下方向１こ昇降自在と
すれば、各分岐管の各済布洗浄用ノズルと済布との間隔
を調節して、原布１こ対する洗浄水の噴射力を調節する
ことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の一実施例１こ係るフィルタプレスの洗
浄装置を取付けたｐ板を示す一部正面図、第２，３図は
夫々上記フィルタプレスの洗浄装置を示す平面図及び側
面図である。 １・・・・・・Ｐ板、２・・・・・・済布、３・・・・
・・洗浄装置、１０・・・・・・洗浄水供給管、１０ａ
・・・・・・分岐管、１０ｂ・・・・・・主管、１２・
・・・・・モータ、１３・・・・・・リミットスイッチ
、１７・・・・・・流布洗浄用ノズル。

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）水平方向ｔこ並設された多数の済板を所定間隔を
   保持して開枠できる一方、各戸板間ｔこ介装される流布
   を上下方向ｔこ走行自在としたフィルタプレスｔこおい
   て、 上記ρ板の下方ｌこフィルタプレスの前後方向沿いｔこ
   主管を軸心回り１こ回転自在ｆこ配置するとともｌこ各
   Ｆ板１こ対応しかつ管面ｔこ多数の流布洗浄用ノズルを
   有する各分岐管の一端を上記主管１こ接続してなる洗浄
   水供給管と、該洗浄水供給管を回転駆動させる駆動装置
   と、該駆動装置ｔこよる主管の回転を制御する制御機構
   とを備え、上記駆動装置と上記制御機構ｔこより上記洗
   浄水供給管の分岐管を、はぼ水平な流布洗浄位置と垂下
   したケーク回収位置とｌこ回転制御するようｔこしたこ
   とを特徴とするフィルタプレスの洗浄装置。
2. （２）上記洗浄水供給管の主管の管内室は、軸心方向沿
   いｔこ複数個の内室を形成するようｔこ仕切られ、かつ
   各内室ごとｔこ他とは独立して洗浄水を供給するよう１
   こした実用新案登録請求の範囲第１項ｆこ記載のフィル
   タプレスの洗浄装置。
3. （３）上記洗浄水供給管の各分岐管が主管１こ対して回
   転可能ｔこ接続された実用新案登録請求の範囲第１項又
   は第２項１こ記載のフィルタプレスの洗浄装置。
4. （４）上記洗浄水供給管を済板の下方ｔこフィルタプレ
   スの前後方向沿いｆこ一対配置するとともｌこ、各洗浄
   水供給管の主管ｉこ接続された各分岐管が相互ｆこ対向
   し、かつ各分岐管が夫々流布の横巾方向半分の流布を各
   分岐管の流布洗浄用ノズルで洗浄するようｆこした実用
   新案登録請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１こ
   記載のフィルタプレスの洗浄装置。
5. （５）上記洗浄水供給管が上下方向ｔこ昇降自在で、洗
   浄水供給管の各分岐管の各流布洗浄用ノズルと流布との
   間隔を調節しうるようｌこした実用新案登録請求の範囲
   第１項ないし第４項のいずれかＥこ記載のフィルタプレ
   スの洗浄装置。