JPS5927799B2 - 皮膜型洗浄剤組成物 - Google Patents
皮膜型洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPS5927799B2 JPS5927799B2 JP7033581A JP7033581A JPS5927799B2 JP S5927799 B2 JPS5927799 B2 JP S5927799B2 JP 7033581 A JP7033581 A JP 7033581A JP 7033581 A JP7033581 A JP 7033581A JP S5927799 B2 JPS5927799 B2 JP S5927799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- formulas
- cleaning composition
- polyoxyethylene
- type cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は皮膜型洗浄剤組成物に関する。
更に詳しくは、変性油汚れや炭化汚れに対し優れた洗浄
力を有し、且つ取り扱いが簡便で危険性の無いという優
れた特徴を有する皮膜形成タイプの洗浄剤組成物に関す
る。食器類に付着した植物油、動物油等の油汚れの洗浄
には例えば特公昭52−38506号公報に示されるよ
うな中性の台所用洗剤が使われるが、台所の換気扇やガ
スレンジなどに付着する植物油、動物油の熱変性、光変
性あるいは酸化変性したペタペタ油汚れや焼付き油汚れ
のような変性油汚れに対しては、中性台所用洗剤では十
分な洗浄効果をうることができない。
力を有し、且つ取り扱いが簡便で危険性の無いという優
れた特徴を有する皮膜形成タイプの洗浄剤組成物に関す
る。食器類に付着した植物油、動物油等の油汚れの洗浄
には例えば特公昭52−38506号公報に示されるよ
うな中性の台所用洗剤が使われるが、台所の換気扇やガ
スレンジなどに付着する植物油、動物油の熱変性、光変
性あるいは酸化変性したペタペタ油汚れや焼付き油汚れ
のような変性油汚れに対しては、中性台所用洗剤では十
分な洗浄効果をうることができない。
このような変性油汚れに対しては、特公昭53−116
88号公報に示されるようなアルカリ性強力型住居用洗
剤が使われる。即ち、アンモニア、モノエタノールアミ
ン、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤、セロソルブ、カ
ルピトール等の水溶性溶剤及び界面活性剤からなる洗浄
剤組成物を用いることにより、ベタベタ油汚れや焼付き
油汚れを十分に洗浄することができる。又、熱変性、光
変性、酸化変性した油汚れが更に加熱により変性すると
炭化汚れとなる。
88号公報に示されるようなアルカリ性強力型住居用洗
剤が使われる。即ち、アンモニア、モノエタノールアミ
ン、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤、セロソルブ、カ
ルピトール等の水溶性溶剤及び界面活性剤からなる洗浄
剤組成物を用いることにより、ベタベタ油汚れや焼付き
油汚れを十分に洗浄することができる。又、熱変性、光
変性、酸化変性した油汚れが更に加熱により変性すると
炭化汚れとなる。
この炭化汚れは動植物油だけでなく、調理中の吹きこぼ
れやタレなどによる蛋白質、炭水化物系の食品が炭化し
たものも含まれており、ガスレンジ周辺、グリル内、オ
ーブンとオープンパン等にみられ、美観を損ねたり調理
品の仕上りを悪くする。このような炭化汚れの洗浄には
クレンザ一、ソープパッド、スチールウール、ナイロン
タワシ、金属タワシ等の研磨剤(材)及びオーブンクリ
ーナ一と総称される強アルカリ性の洗浄剤が使われてい
る。しかしながら、研磨剤(材)の場合には物理的作用
を主体としているため、炭化汚れに対して十分な洗浄効
果を得るためには多大の労力を必要とする。他方、オー
ブンクリーナ一は強アルカリ性でエアゾールでエアゾー
ル型又は液体型であるため、皮膚や眼など人体と接触し
た場合の危険性、あるいは衣類、塗装面又は金属、プラ
スチツク等の器物に付着した場合の損傷性など、その使
用にあたつて十分な注意を払わなければならない。更に
、アルカリ性強力型住居用洗剤、研磨剤(材)又はオー
ブンクリーナ一を使つて変性油汚れや炭化汚れを洗浄し
た場合には、洗浄後、使用した洗剤分と洗浄された汚れ
の拭取り及びすすぎという厄介な仕事が残つている。そ
こで、本発明者らは変性油汚れ、炭化汚れに対する十分
な洗浄力を有し、且つ洗浄した汚れの拭取り、すすぎ作
業等の厄介な後始末及び人体、衣類、器物に対する危険
性、損傷性等の問題点を解決した洗浄剤組成物を開発す
べく鋭意研究し、皮膜形成性のエマルシヨン又は皮膜形
成性高分子溶液とアルカリ剤とを含有することを特徴と
する皮膜型洗浄剤組成物を開発し、既に出願済みである
(特願昭55−115421号特開昭5740600号
公報参照)。
れやタレなどによる蛋白質、炭水化物系の食品が炭化し
たものも含まれており、ガスレンジ周辺、グリル内、オ
ーブンとオープンパン等にみられ、美観を損ねたり調理
品の仕上りを悪くする。このような炭化汚れの洗浄には
クレンザ一、ソープパッド、スチールウール、ナイロン
タワシ、金属タワシ等の研磨剤(材)及びオーブンクリ
ーナ一と総称される強アルカリ性の洗浄剤が使われてい
る。しかしながら、研磨剤(材)の場合には物理的作用
を主体としているため、炭化汚れに対して十分な洗浄効
果を得るためには多大の労力を必要とする。他方、オー
ブンクリーナ一は強アルカリ性でエアゾールでエアゾー
ル型又は液体型であるため、皮膚や眼など人体と接触し
た場合の危険性、あるいは衣類、塗装面又は金属、プラ
スチツク等の器物に付着した場合の損傷性など、その使
用にあたつて十分な注意を払わなければならない。更に
、アルカリ性強力型住居用洗剤、研磨剤(材)又はオー
ブンクリーナ一を使つて変性油汚れや炭化汚れを洗浄し
た場合には、洗浄後、使用した洗剤分と洗浄された汚れ
の拭取り及びすすぎという厄介な仕事が残つている。そ
こで、本発明者らは変性油汚れ、炭化汚れに対する十分
な洗浄力を有し、且つ洗浄した汚れの拭取り、すすぎ作
業等の厄介な後始末及び人体、衣類、器物に対する危険
性、損傷性等の問題点を解決した洗浄剤組成物を開発す
べく鋭意研究し、皮膜形成性のエマルシヨン又は皮膜形
成性高分子溶液とアルカリ剤とを含有することを特徴と
する皮膜型洗浄剤組成物を開発し、既に出願済みである
(特願昭55−115421号特開昭5740600号
公報参照)。
しかしながら、上記の皮膜型洗浄剤組成物により洗浄性
及び作業性の問題点は解決されたが、洗浄剤組成物自体
の保存安定性は必ずしも満足しうるものではなかつた。
即ち、皮膜形成性のエマルシヨンがアルカリの存在によ
り分散破壊作用を受け、凝集するという欠点を有してい
たそこで、本発明者らはこの欠点を解消すべく更に研究
を続けた結果、特定の非イオン性界面活性剤を加えるこ
とにより、上記欠点が除かれることを見出し本発明を完
成した。
及び作業性の問題点は解決されたが、洗浄剤組成物自体
の保存安定性は必ずしも満足しうるものではなかつた。
即ち、皮膜形成性のエマルシヨンがアルカリの存在によ
り分散破壊作用を受け、凝集するという欠点を有してい
たそこで、本発明者らはこの欠点を解消すべく更に研究
を続けた結果、特定の非イオン性界面活性剤を加えるこ
とにより、上記欠点が除かれることを見出し本発明を完
成した。
即ち、本発明は、下記の(a)〜(c)を主成分とする
皮膜型洗浄剤組成物を提供するものである。
皮膜型洗浄剤組成物を提供するものである。
(a)皮膜形成性のエマルシヨン(b)アルカリ剤
(c)次の一般式(1)及び(11)で表わされる化合
物からなる群から選ばれる1種又は2種以上のポリエー
テル型非イオン性界面活性剤〔式(1)中、R1は炭素
数6〜12のアルキル基であり、pは平均で30〜10
0である。
物からなる群から選ばれる1種又は2種以上のポリエー
テル型非イオン性界面活性剤〔式(1)中、R1は炭素
数6〜12のアルキル基であり、pは平均で30〜10
0である。
〕CH3)、R3は炭素数1〜4のアルキル基、mは1
〜3の整数、nはO〜2の整数、lは平均で20〜10
0である。〕本発明に用いられる皮膜形成性のエマルシ
ヨンは特に限定されるものではないが、アルカリ剤の存
在下で皮膜形成性能を失なわないものである必要がある
。
〜3の整数、nはO〜2の整数、lは平均で20〜10
0である。〕本発明に用いられる皮膜形成性のエマルシ
ヨンは特に限定されるものではないが、アルカリ剤の存
在下で皮膜形成性能を失なわないものである必要がある
。
皮膜形成性エマルシヨンとしては、例えばエチレン、プ
ロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン、ス
チレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、ビニルプチラート、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルビ
ニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のモノマ一から
成るホモポリマーエマルシヨン、これらのモノマー同志
あるいは他のモノマーとから成るコポリマーエマルシヨ
ンを挙げることができる。就中、スチレン/ブタジエン
コポリマーエマルシヨン、ポリ塩化ビニルエマルシヨン
及びメチルメタクリレートポリマーエマルシヨンが特に
好ましいエマルシヨンの粘度は特に限定されないが、垂
直面への塗布性を考慮すれば200cp(20℃)以上
が望ましく、又上限についても特に限定はないが、作業
性を考慮すれば20000cp以下、好ましくは100
00cP以下である。
ロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン、ス
チレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、ビニルプチラート、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルビ
ニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のモノマ一から
成るホモポリマーエマルシヨン、これらのモノマー同志
あるいは他のモノマーとから成るコポリマーエマルシヨ
ンを挙げることができる。就中、スチレン/ブタジエン
コポリマーエマルシヨン、ポリ塩化ビニルエマルシヨン
及びメチルメタクリレートポリマーエマルシヨンが特に
好ましいエマルシヨンの粘度は特に限定されないが、垂
直面への塗布性を考慮すれば200cp(20℃)以上
が望ましく、又上限についても特に限定はないが、作業
性を考慮すれば20000cp以下、好ましくは100
00cP以下である。
通常、エマルシヨンの固形分量30〜60重量%のもの
が使われる。又、エマルシヨンは造膜温度の低いものが
望ましい。
が使われる。又、エマルシヨンは造膜温度の低いものが
望ましい。
使用される条件により異なるが、最低造膜温度が25℃
以下、好ましくは15℃以下が望ましい。更に、生成し
た膜はある程度の強度一膜形成後、引き剥しやすいこと
が望まれる一を持つことが望まれる。エマルシヨンの量
は特に限定されず、他の成分との兼ね合いで決められる
が、通常は50〜98.5重量%であり、好ましくは6
0〜95重量%である。
以下、好ましくは15℃以下が望ましい。更に、生成し
た膜はある程度の強度一膜形成後、引き剥しやすいこと
が望まれる一を持つことが望まれる。エマルシヨンの量
は特に限定されず、他の成分との兼ね合いで決められる
が、通常は50〜98.5重量%であり、好ましくは6
0〜95重量%である。
本発明に用いることのできるアルカリ剤は特に限定され
るものではなく、洗剤に用いられるものであれば何でも
使用し得る。
るものではなく、洗剤に用いられるものであれば何でも
使用し得る。
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、オルソ珪酸
ナトリウム(又はカリウム)、メタ珪酸ナトリウム(又
はカリウム)、リン酸ナトリウム(又はカリウム)、メ
タ硼酸ナトリウム(又はカリウム)、炭酸ナトリウム(
又はカリウム)等の無機系アルカリ剤、あるいは下記の
式(1)〜(3)で表わされるアンモニア及びアミン類
を挙げることができる。(式(1)〜(3)中、R,、
R4、R6、R8、R,O.Rl2はそれぞれH.CH
3、C2H,、C3H7、C4H9のいずれかを表わし
、R2、R3、R5、R7、R9、RllはそれぞれH
.CH3、C2H5、C3H7、C4H9、C2H4O
H,.C3H6OHのいずれかを表わす。
ナトリウム(又はカリウム)、メタ珪酸ナトリウム(又
はカリウム)、リン酸ナトリウム(又はカリウム)、メ
タ硼酸ナトリウム(又はカリウム)、炭酸ナトリウム(
又はカリウム)等の無機系アルカリ剤、あるいは下記の
式(1)〜(3)で表わされるアンモニア及びアミン類
を挙げることができる。(式(1)〜(3)中、R,、
R4、R6、R8、R,O.Rl2はそれぞれH.CH
3、C2H,、C3H7、C4H9のいずれかを表わし
、R2、R3、R5、R7、R9、RllはそれぞれH
.CH3、C2H5、C3H7、C4H9、C2H4O
H,.C3H6OHのいずれかを表わす。
)アルカリ剤の量は特に限定されるものでなく、又アル
カリ剤の種類によつても異なるが、通常0.5〜15重
量%、好ましくは1〜10重量%である。
カリ剤の種類によつても異なるが、通常0.5〜15重
量%、好ましくは1〜10重量%である。
特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましい。ア
ルカリ剤は直接エマルシヨンに溶かしても、少量の水に
溶解したものと混合してもよい〜 本発明に用いられる非イオン性界面活性剤は特徴的であ
つて、次の一般式(1)又は(11)で表わされる化合
物であることが必要である。
ルカリ剤は直接エマルシヨンに溶かしても、少量の水に
溶解したものと混合してもよい〜 本発明に用いられる非イオン性界面活性剤は特徴的であ
つて、次の一般式(1)又は(11)で表わされる化合
物であることが必要である。
これら以外の界面活性剤を用いても、本発明のようなエ
マルシヨンラテツクスの安定性が得られない。〔式(1
)中、R1は炭素数6〜12のアルキル基であり、pは
平均で30〜100である。
マルシヨンラテツクスの安定性が得られない。〔式(1
)中、R1は炭素数6〜12のアルキル基であり、pは
平均で30〜100である。
〕〔式(n)中、
又は
(R4はH又は
CH3)、R3は炭素数1〜4のアルキル基、mは1〜
3の整数、nはO〜2の整数、lは平均で20〜100
である。
3の整数、nはO〜2の整数、lは平均で20〜100
である。
〕一般に、エマルシヨンラテツクスは、ラテツクス粒子
の安定化のため、乳化重合の際あるいは重合後、適当な
界面活性剤が添加されている。
の安定化のため、乳化重合の際あるいは重合後、適当な
界面活性剤が添加されている。
この種の乳化安定剤として、陰イオン性界面活性剤では
脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、硫酸化油、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物、リン酸エステル塩、脂肪族アミン硫酸塩等が、非
イオン性界面活性剤ではポリオキシエチレン(5〜15
モル)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜1
5モル)アルキルフエノールエーテル、オキシエチレン
オキシプロピレンプロツクポリマ一等が、両性活性剤で
はベタイン、スルホベタイン等が用いられている。しか
しながら、従来用いられている界面活性剤は中性附近に
おけるエマルシヨンの安定性に寄与するが、本発明のよ
うな強アルカリにおいては全く効果を示さず、乳化系が
破壊され凝集を起してしまう。これに反し、本発明に係
る(c)成分である一般式(1)又は(11)で表わさ
れる非イオン性界面活性剤は、強アルカリにおいてもな
お優れた安定化効果を有する。
脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、硫酸化油、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物、リン酸エステル塩、脂肪族アミン硫酸塩等が、非
イオン性界面活性剤ではポリオキシエチレン(5〜15
モル)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜1
5モル)アルキルフエノールエーテル、オキシエチレン
オキシプロピレンプロツクポリマ一等が、両性活性剤で
はベタイン、スルホベタイン等が用いられている。しか
しながら、従来用いられている界面活性剤は中性附近に
おけるエマルシヨンの安定性に寄与するが、本発明のよ
うな強アルカリにおいては全く効果を示さず、乳化系が
破壊され凝集を起してしまう。これに反し、本発明に係
る(c)成分である一般式(1)又は(11)で表わさ
れる非イオン性界面活性剤は、強アルカリにおいてもな
お優れた安定化効果を有する。
本発明に係る(c)成分である一般式(1)又は(10
で表わされる非イオン性界面活性剤が如何にして優れた
安定化効果を有するかの機作は必ずしも明らかではない
が、恐らく次のようなものであると考えられる。即ち、
一般式(1)又は(11)で表わされる化合物は、ベン
ゼン環を含む親油基と長いポリオキシエチレン鎖を有し
ており、このベンゼン環を含む親油基がラテツクス粒子
と親和性を強め、ポリオキシエチレン鎖により形成され
る吸着保護層により電解質添加からくる凝集等の現象を
生ぜず、立体保護効果が顕著に向上するものと考えられ
る。
で表わされる非イオン性界面活性剤が如何にして優れた
安定化効果を有するかの機作は必ずしも明らかではない
が、恐らく次のようなものであると考えられる。即ち、
一般式(1)又は(11)で表わされる化合物は、ベン
ゼン環を含む親油基と長いポリオキシエチレン鎖を有し
ており、このベンゼン環を含む親油基がラテツクス粒子
と親和性を強め、ポリオキシエチレン鎖により形成され
る吸着保護層により電解質添加からくる凝集等の現象を
生ぜず、立体保護効果が顕著に向上するものと考えられ
る。
いずれにせよ、そのベンゼン環を含む親油基と長いポリ
オキシエチレン鎖による相乗作用といえよう。従つて、
一般式()及び(n)において示す如く、エチレンオキ
サイド鎖(付加モル数)が極めて重要である。一般式(
1)の化合物では30〜100モル好ましくは60〜9
0モルであり、一般式(11)の化合物では20〜10
0モルであり、好ましくは30〜80モルである。一般
式()て俵わされる非イオン性界面活性剤の具体例とし
ては、ポリオキシエチレン(60モル付加)ノニルフエ
ノールエーテル{以下POE(60)ノニルフエノール
という表現法を用いる}、POE(45)ノニルフエノ
ール、POE(75)ドデシルフエノール等が、一般式
(I[)で表わされる非イオン性界面活性剤の具体例と
しては、POE(50)スチレン化フエノール、POE
(80)スチレン化フエノール、POE(50)ジベン
ジルフエノール、POE(60)トリベンジルフエノー
ル等を挙げることができる。
オキシエチレン鎖による相乗作用といえよう。従つて、
一般式()及び(n)において示す如く、エチレンオキ
サイド鎖(付加モル数)が極めて重要である。一般式(
1)の化合物では30〜100モル好ましくは60〜9
0モルであり、一般式(11)の化合物では20〜10
0モルであり、好ましくは30〜80モルである。一般
式()て俵わされる非イオン性界面活性剤の具体例とし
ては、ポリオキシエチレン(60モル付加)ノニルフエ
ノールエーテル{以下POE(60)ノニルフエノール
という表現法を用いる}、POE(45)ノニルフエノ
ール、POE(75)ドデシルフエノール等が、一般式
(I[)で表わされる非イオン性界面活性剤の具体例と
しては、POE(50)スチレン化フエノール、POE
(80)スチレン化フエノール、POE(50)ジベン
ジルフエノール、POE(60)トリベンジルフエノー
ル等を挙げることができる。
上記の非イオン性界面活性剤はその製法は限定されない
が、例えば対応するアルキルフエノールスチレン化フエ
ノール、ベンジルフエノール等を通常の方法、例えばア
ルカリ触媒の存在下で、エチレンオキサイドを付加する
ことによつても容易に得られる。
が、例えば対応するアルキルフエノールスチレン化フエ
ノール、ベンジルフエノール等を通常の方法、例えばア
ルカリ触媒の存在下で、エチレンオキサイドを付加する
ことによつても容易に得られる。
非イオン性界面活性剤の量は、その種類や組成物の用途
等により異なるが、通常0.5〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%の範囲で用いられる。
等により異なるが、通常0.5〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%の範囲で用いられる。
尚本発明に用いられる(a)成分の皮膜形成性のエマル
シヨン自身の含有している界面活性剤と本発明に係る上
記(c)成分の非イオン性界面活性剤とは相互に無関係
である。即ち(a)成分のエマルシヨン製造の際には上
記の如き種々の界面活性剤が使用されるが、本発明にお
ける上記(c)成分の非イオン界面活性剤の効果はこれ
らの界面活性剤の影響を受けるものではない。又本発明
の(c)成分の非イオン界面活性剤はエマルシヨンポリ
マ一との親和性が悪いため、(a)成分のエマルシヨン
の乳化重合には用いられない。本発明の皮膜型洗浄剤組
成物は上記の組成からなるため、洗浄力及び作業性に優
れ、且つ化学的物理的安定性に優れた効果を有する。
シヨン自身の含有している界面活性剤と本発明に係る上
記(c)成分の非イオン性界面活性剤とは相互に無関係
である。即ち(a)成分のエマルシヨン製造の際には上
記の如き種々の界面活性剤が使用されるが、本発明にお
ける上記(c)成分の非イオン界面活性剤の効果はこれ
らの界面活性剤の影響を受けるものではない。又本発明
の(c)成分の非イオン界面活性剤はエマルシヨンポリ
マ一との親和性が悪いため、(a)成分のエマルシヨン
の乳化重合には用いられない。本発明の皮膜型洗浄剤組
成物は上記の組成からなるため、洗浄力及び作業性に優
れ、且つ化学的物理的安定性に優れた効果を有する。
本発明の実施にあたつて、洗浄力を一層高める為に、陰
イオン性界面活性剤、前記(c)成分以外の非イオン性
界面活性剤及び両性界面活性剤を、本発明の効果を損な
わない範囲で任意に配合しうる。
イオン性界面活性剤、前記(c)成分以外の非イオン性
界面活性剤及び両性界面活性剤を、本発明の効果を損な
わない範囲で任意に配合しうる。
配合量は通常1〜10重量%である。これらのものとし
ては、陰イオン性界面活性剤ではアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエトキシ
硫酸エステル塩、オレフインスルホン酸塩、アルカンス
ルホン酸塩、脂肪酸塩、アルキルエトキシカルボン酸塩
、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、
アルケニルコ・・ク酸塩、リン酸エステル塩などを、非
イオン性界面活性剤ではエチレンオキサイド・プロピレ
ンオキサイドプロツクコポリマ一、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエニ
ルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、シヨ糖脂肪酸エステル
などを、両性界面活性剤としては3級アミンオキサイド
、ベタイン、スルホベタインなどを挙げることができる
。特にポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい
。更に、本発明の実施にあたつて、変性油汚れ、炭化汚
れに対する洗浄力を増強するために、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール
、イソブタノール、ターシヤリーブタノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、メチルセロソルブ
、エチルセロソルブ、プロピルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プ
ロピルカルビトール、ブチルカルビトール、エチレング
リコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ポリオキシプロピレン(2.5)モノメ
チルエーテルなどの水溶性溶剤を本発明の効果を損なわ
ない範囲で任意に配合しうる。配合量は通常1〜10重
量%である。このほか更に任意成分として、ポリアクリ
ル酸等の粘着剤を配合して、分解汚れの吸着、除去を一
層効果的に行なわしめ得る。
ては、陰イオン性界面活性剤ではアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエトキシ
硫酸エステル塩、オレフインスルホン酸塩、アルカンス
ルホン酸塩、脂肪酸塩、アルキルエトキシカルボン酸塩
、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、
アルケニルコ・・ク酸塩、リン酸エステル塩などを、非
イオン性界面活性剤ではエチレンオキサイド・プロピレ
ンオキサイドプロツクコポリマ一、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエニ
ルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、シヨ糖脂肪酸エステル
などを、両性界面活性剤としては3級アミンオキサイド
、ベタイン、スルホベタインなどを挙げることができる
。特にポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい
。更に、本発明の実施にあたつて、変性油汚れ、炭化汚
れに対する洗浄力を増強するために、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール
、イソブタノール、ターシヤリーブタノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、メチルセロソルブ
、エチルセロソルブ、プロピルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プ
ロピルカルビトール、ブチルカルビトール、エチレング
リコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ポリオキシプロピレン(2.5)モノメ
チルエーテルなどの水溶性溶剤を本発明の効果を損なわ
ない範囲で任意に配合しうる。配合量は通常1〜10重
量%である。このほか更に任意成分として、ポリアクリ
ル酸等の粘着剤を配合して、分解汚れの吸着、除去を一
層効果的に行なわしめ得る。
更に縮合リン酸塩、珪酸塩、硫酸塩、硼酸塩、ニトリロ
三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、カルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸
塩、アルギン酸塩等のビルダ一成分、増粘剤、顔料、着
色剤、香料、殺菌剤、防腐剤、酵素、可塑剤などを本発
明の効果を損なわない範囲で任意に配合しうる。本発明
の洗浄剤組成物を用いれば、変性油汚れや炭化汚れを極
めて簡単に取り除くことができる。
三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、カルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸
塩、アルギン酸塩等のビルダ一成分、増粘剤、顔料、着
色剤、香料、殺菌剤、防腐剤、酵素、可塑剤などを本発
明の効果を損なわない範囲で任意に配合しうる。本発明
の洗浄剤組成物を用いれば、変性油汚れや炭化汚れを極
めて簡単に取り除くことができる。
即ち、本発明の洗浄剤組成物を変性油汚れや炭化汚れの
ある面に塗布し、しばらく放置ののち形成した皮膜を剥
ぎ取るだけでよく、使用時の危険性、衣類等への損傷性
もなく、洗浄後の拭取りやすすぎの手間もなく極めて少
ない労力で強固な汚れを除去することが可能となつた。
更に本発明の洗浄剤組成物は適度の粘度を有している為
、垂直面に塗布してもほとんどタレることがない為、換
気扇などの垂直面を有するものに対しても取り外すこと
なくそのまま洗浄できるという利点もある。以下実施例
により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。実施例 1表1に示す組成物に
ついて、モデル炭化汚れに対する洗浄力、作業性及び安
定性を調べた。
ある面に塗布し、しばらく放置ののち形成した皮膜を剥
ぎ取るだけでよく、使用時の危険性、衣類等への損傷性
もなく、洗浄後の拭取りやすすぎの手間もなく極めて少
ない労力で強固な汚れを除去することが可能となつた。
更に本発明の洗浄剤組成物は適度の粘度を有している為
、垂直面に塗布してもほとんどタレることがない為、換
気扇などの垂直面を有するものに対しても取り外すこと
なくそのまま洗浄できるという利点もある。以下実施例
により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。実施例 1表1に示す組成物に
ついて、モデル炭化汚れに対する洗浄力、作業性及び安
定性を調べた。
結果を表1に示す。(モデル炭化汚れ)
卵黄2個(357)、破糖107及び醤油107をよく
かきまぜ、鉄板上に塗布し、塗布物が炭化するまで加熱
して得られたものである。
かきまぜ、鉄板上に塗布し、塗布物が炭化するまで加熱
して得られたものである。
(洗浄力試験)
モデル炭化汚れ板に表1に示す洗浄剤組成物を塗布し、
10時間放置後、洗浄剤組成物を除き汚れ落ちを判定し
た。
10時間放置後、洗浄剤組成物を除き汚れ落ちを判定し
た。
○:完全な汚れ落ち
△:50%程度の汚れ落ち
x:全然落ちない
(作業性)
放置後の洗浄剤組成物の除去(皮膜剥離、拭き取り及び
すすぎ)での作業性を判定した。
すすぎ)での作業性を判定した。
○:極めて簡単
△:少し手間がかかる
×:厄介である。
(安定性)
プラスチツク製透明ボトルに入れ、恒温室内(50℃)
20日間保存し、保存後の状態を観察し判定した。
20日間保存し、保存後の状態を観察し判定した。
実施例 2
表2の組成物について実施例1と同様に安定性*ブ調べ
た。
た。
結果を表2に示す。実施例 3
表3に示す組成物について実施例1と同様に定性を調べ
た。
た。
結果を表3に示す。実施例 4
表4に示す組成物について実施例1と同様に定性を調べ
た。
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の(a)〜(c)を主成分とする皮膜型洗浄剤
組成物。 (a)皮膜形成性のエマルジョン50〜98.5重量%
(b)アルカリ剤0.5〜15重量% (c)次の一般式( I )及び(II)で表わされる化合
物からなる群から選ばれる1種又は2種以上のポリエー
テル型非イオン性界面活性剤0.5〜10重量%▲数式
、化学式、表等があります▼( I )〔式( I )中、R
^1は炭素数6〜12のアルキル基であり、pは平均で
30〜100である。 〕▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式(II)
中、R^2は▲数式、化学式、表等があります▼又は▲
数式、化学式、表等があります▼(R^4はH又はCH
_3)、R^3は炭素数1〜4のアルキル基、mは1〜
3の整数、nは0〜2の整数、lは平均で20〜100
である。 〕。2 式( I )及び(II)で表わされる非イオン性
界面活性剤が、ポリオキシエチレンノニルフェノールエ
ーテル、ポリオキシエチレンスチレン化フェノールエー
テル、ポリオキシエチレンジベンジルフェノールエーテ
ル又はポリオキシエチレントリベンジルフェノールエー
テルである特許請求の範囲第1項記載の皮膜型洗浄剤組
成物。 3 アルカリ剤が水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム
である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の皮膜型洗
浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7033581A JPS5927799B2 (ja) | 1981-05-11 | 1981-05-11 | 皮膜型洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7033581A JPS5927799B2 (ja) | 1981-05-11 | 1981-05-11 | 皮膜型洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57185396A JPS57185396A (en) | 1982-11-15 |
JPS5927799B2 true JPS5927799B2 (ja) | 1984-07-07 |
Family
ID=13428442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7033581A Expired JPS5927799B2 (ja) | 1981-05-11 | 1981-05-11 | 皮膜型洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927799B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59189200A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-26 | 株式会社日本触媒 | 物体表面の清浄化法 |
JPH05279694A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-26 | Pentel Kk | クリーナー液 |
JP2005232241A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Toyo Aluminium Foil Products Kk | 油汚れ除去用コート剤 |
-
1981
- 1981-05-11 JP JP7033581A patent/JPS5927799B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57185396A (en) | 1982-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5031309B2 (ja) | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
TW318864B (ja) | ||
JP4907327B2 (ja) | 食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
WO1997044427A1 (en) | Alkaline aqueous hard surface cleaning compositions | |
EP0467472A2 (en) | Hard surface liquid cleaning composition with anti-soiling polymer | |
CA2163892A1 (en) | Foam surface cleaner | |
CN104334703B (zh) | 中性地板清洁剂 | |
JPH02289697A (ja) | 硬質表面洗浄用組成物 | |
JP4230153B2 (ja) | 硬質表面用防汚洗浄剤 | |
JP5342126B2 (ja) | 漂白剤組成物 | |
CN112625809A (zh) | 洗碗机机体洗涤剂液体组合物及制备方法 | |
JPH0873890A (ja) | 液体硬表面洗浄剤組成物 | |
EP0286075A2 (en) | Detergent composition | |
JPH0229498A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP4008364B2 (ja) | 硬質表面用防汚洗浄剤 | |
JPS62144000A (ja) | 冷水中の改良された皿手洗い用の液体皿洗い洗剤組成物 | |
JPS5923756B2 (ja) | 皮膜型洗浄剤組成物 | |
JPS5927799B2 (ja) | 皮膜型洗浄剤組成物 | |
WO2005023971A1 (en) | Cleaning composition | |
JP3782221B2 (ja) | 洗浄剤組成物及び洗浄方法 | |
JPH0587560B2 (ja) | ||
JPH11279589A (ja) | 住宅用抗菌洗浄剤 | |
JPS62257992A (ja) | アルカリ性洗浄剤組成物 | |
JP2008156520A (ja) | 食器洗浄機用仕上げ剤組成物 | |
JPS63309594A (ja) | 家庭用クリ−ナ−組成物 |