JPS5920334Y2 - 連続「ろ」過装置 - Google Patents
連続「ろ」過装置Info
- Publication number
- JPS5920334Y2 JPS5920334Y2 JP16865279U JP16865279U JPS5920334Y2 JP S5920334 Y2 JPS5920334 Y2 JP S5920334Y2 JP 16865279 U JP16865279 U JP 16865279U JP 16865279 U JP16865279 U JP 16865279U JP S5920334 Y2 JPS5920334 Y2 JP S5920334Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter medium
- layer
- filtrate
- furnace material
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は炉材を循環させなから沢過処理とpHの洗浄と
を併せて行う連続濾過装置に関する。
を併せて行う連続濾過装置に関する。
従来一般の濾過装置においては、処理液体の濾過とpH
の洗浄とはそれぞれ別個の運転操作として取扱われてい
た。
の洗浄とはそれぞれ別個の運転操作として取扱われてい
た。
このため、炉材の洗浄に際しては、濾過液を使用するこ
とができず、予備の装置の運転などにより洗浄時間中の
濾過液の不足を補っていた。
とができず、予備の装置の運転などにより洗浄時間中の
濾過液の不足を補っていた。
この問題点を解消し連続的運転を行うことができる装置
として、特開昭52−111062号および特開昭53
−92369号公報記載の装置が提案されている。
として、特開昭52−111062号および特開昭53
−92369号公報記載の装置が提案されている。
まずこの装置の概要をその作用とともに第1図に沿って
説明すると、沢過槽1内には砂等からなる炉材2による
炉材層が構成されている。
説明すると、沢過槽1内には砂等からなる炉材2による
炉材層が構成されている。
この炉材層には上向きの複数本の流入管3,3・・・・
・・が設けられ、その流入管3上方には横断面山形の環
状原液分布量4が配設されている。
・・が設けられ、その流入管3上方には横断面山形の環
状原液分布量4が配設されている。
被濾過原液Aは流入管3から分布量4により均一に分散
されながら沢材層に流入する。
されながら沢材層に流入する。
この際、原液の種類、性状、前処理の程度に応じて、必
要により凝集剤が添加される。
要により凝集剤が添加される。
また炉材2としては通常0.6mm〜2゜0mm程度の
砂が用いられる。
砂が用いられる。
そして分布量4を通った原液の懸濁物質は炉材層を通過
する際除去され、清浄濾過液となり、炉材層の上部に一
時的に貯えられ、その溢流水が濾過水Bとして集水樋5
を介して集水される。
する際除去され、清浄濾過液となり、炉材層の上部に一
時的に貯えられ、その溢流水が濾過水Bとして集水樋5
を介して集水される。
この沢過作用が行なわれている間、後述の作用によって
明らがとなるように、pH2は逐次下方に移動し、炉材
移動傘6と濾過槽1の底部傾斜面との間隙、を通って濾
過槽1の中央底部に達する。
明らがとなるように、pH2は逐次下方に移動し、炉材
移動傘6と濾過槽1の底部傾斜面との間隙、を通って濾
過槽1の中央底部に達する。
一方、濾過槽1の中央部にはその底部から上方に向って
竪向きの洗浄管7が配設されている。
竪向きの洗浄管7が配設されている。
この洗浄管7の底部(あるいは必要により中央部にも)
には空気送入管8が接続され、そこから圧搾空気Aiが
吹込まれる。
には空気送入管8が接続され、そこから圧搾空気Aiが
吹込まれる。
その結果、中央底部に達した炉材2は空気とともにエア
リフトされ、洗浄管7内を上昇する。
リフトされ、洗浄管7内を上昇する。
その際、炉材は空気と水とによる激しい攪拌作用を受け
、炉材2に捕捉されている懸濁物質を炉材2より分離す
る。
、炉材2に捕捉されている懸濁物質を炉材2より分離す
る。
そして懸濁物質は洗浄水とともに洗浄管7頂部より溢流
し、排水樋9を通って洗浄排水Cとして装置外へ排出さ
れる。
し、排水樋9を通って洗浄排水Cとして装置外へ排出さ
れる。
これに対して、清浄化された炉材は、洗浄管7の上部外
周に設けられた洗浄外管10と洗浄管7との間隙を自重
により落下し、その後枦材層の上方であって、洗浄管7
に固定された末広がりの炉材分散量11に沿って炉材層
上へ戻される。
周に設けられた洗浄外管10と洗浄管7との間隙を自重
により落下し、その後枦材層の上方であって、洗浄管7
に固定された末広がりの炉材分散量11に沿って炉材層
上へ戻される。
ここで、炉材が洗浄外管10を通過する間、渕過水Bの
溢流水位と洗浄排水樋9への排水位との水位差により、
枦液(洗浄液)が矢印Xで示すように、洗浄外管10と
洗浄管7との間隙を炉材の下降に逆いつつ上昇し、側材
と接触してその洗浄を行うものである。
溢流水位と洗浄排水樋9への排水位との水位差により、
枦液(洗浄液)が矢印Xで示すように、洗浄外管10と
洗浄管7との間隙を炉材の下降に逆いつつ上昇し、側材
と接触してその洗浄を行うものである。
かくして、上記装置は濾過を中断して炉材の洗浄を行う
ことなく連続的に濾過を行うことができる点できわめて
優れている。
ことなく連続的に濾過を行うことができる点できわめて
優れている。
しかし、実際に下水処理場の処理水の沢過の場合などに
おいては、主として次の二つの難点があることが判明し
た。
おいては、主として次の二つの難点があることが判明し
た。
まず第1点として、炉材分散量11によって濾過面積が
十分でないことである。
十分でないことである。
同図矢印Yで示すように、涙液の流れは分散量11を避
けるようにして槽1の壁部近くを上昇し、その結果ゾー
ンZがデッドスペースとなり、実際に有効な炉材は充填
炉材の約%程度である。
けるようにして槽1の壁部近くを上昇し、その結果ゾー
ンZがデッドスペースとなり、実際に有効な炉材は充填
炉材の約%程度である。
したがって、実際の沢過速度が設計速度のほぼ2倍とな
り、それだけ沢過液の品質が設計のものより低下する。
り、それだけ沢過液の品質が設計のものより低下する。
第2の難点として、この種の砂濾過装置では、側材の篩
作用により原液中の懸濁物質の大半が除去されるのであ
るが、この篩目を通過してP液中に残存する懸濁物質F
があり、これまた涙液晶質の低下を招く点である。
作用により原液中の懸濁物質の大半が除去されるのであ
るが、この篩目を通過してP液中に残存する懸濁物質F
があり、これまた涙液晶質の低下を招く点である。
本考案は上記難点に対処するために提案されたもので、
その目的は濾過面積の有効利用と懸濁物質の確実な捕捉
を図ることにある。
その目的は濾過面積の有効利用と懸濁物質の確実な捕捉
を図ることにある。
以下本考案を第2図に示す実施例によって説明する。
符号は同一個所には第1図と同じ符号を附しである。
本考案は炉材分散量として炉材2が透過可能な、すなわ
ち炉材2が上述のような砂であれば、望ましくは1〜1
0 mmφ、さらに好ましくは1〜2mmφの透孔(篩
目)を全体に有する網状分散量110としたものである
。
ち炉材2が上述のような砂であれば、望ましくは1〜1
0 mmφ、さらに好ましくは1〜2mmφの透孔(篩
目)を全体に有する網状分散量110としたものである
。
透孔の大きさが1mmφに満たない場合には、下方から
の濾液の通過が必らずしも円滑ではなく、また上方がら
の濾材2の透過も困難となる。
の濾液の通過が必らずしも円滑ではなく、また上方がら
の濾材2の透過も困難となる。
その結果、分散量110下のデッドスペースの解消が十
分でなく、また、濾材2の分布が濾材層の周辺部に偏よ
ることとなる。
分でなく、また、濾材2の分布が濾材層の周辺部に偏よ
ることとなる。
一方、透孔の大きさが10 mmφを超える場合には、
濾材層上への濾材2の供給が中心部において局部的に行
なわれることとなり、均一な分布が妨げられる。
濾材層上への濾材2の供給が中心部において局部的に行
なわれることとなり、均一な分布が妨げられる。
また、後述するような透孔部への濾液中の懸濁物質の捕
捉も困難となるため、濾液中への懸濁物質の残存を許し
、濾液晶質を低下させることとなる。
捉も困難となるため、濾液中への懸濁物質の残存を許し
、濾液晶質を低下させることとなる。
その結果、涙液は分散量110の透孔をも通り、従来の
ようにテ゛ツドスペースを生ずることもなく、炉材の全
濾過面積を有効に利用できる。
ようにテ゛ツドスペースを生ずることもなく、炉材の全
濾過面積を有効に利用できる。
また炉材2を通過して上方に流出した懸濁物質Fは分散
量110の透孔部に捕捉され、磨過水Bに混入すること
がなく、懸濁物質の流出量が大巾に減少し濾過水品質が
向上する。
量110の透孔部に捕捉され、磨過水Bに混入すること
がなく、懸濁物質の流出量が大巾に減少し濾過水品質が
向上する。
なお、懸濁物質が透孔部に滞留するも、P液の流れを阻
害することはきわめて少いものである。
害することはきわめて少いものである。
一方、分散量110として上記例では網状体を使用した
が、パンチングメタル等によるもので゛よいことは勿論
である。
が、パンチングメタル等によるもので゛よいことは勿論
である。
また透孔自体の形状、配置は適宜選択される。
なお、第1図において分散量11に透孔が図示されてい
るが、これは18〜20 mmφ程度のもので、専ら枦
村落下用のもので、本考案の透孔とは機能が全く異なる
。
るが、これは18〜20 mmφ程度のもので、専ら枦
村落下用のもので、本考案の透孔とは機能が全く異なる
。
さらに、炉材として砂以外に、砂利、活性炭、石炭ある
いはプラスチック粒状物等も用いることができる。
いはプラスチック粒状物等も用いることができる。
以上の通り、本考案によれば、濾過面積の有効利用およ
び懸濁物質の確実な捕捉を遠戚できる。
び懸濁物質の確実な捕捉を遠戚できる。
第1図は従来装置を示す概要断面図、第2図は本考案装
置の実施例を示す概要断面図である。 1・・・・・・濾過槽、2・・・・・・炉材、3・・・
・・・流入管、7・・・・・・洗浄管、10・・・・・
・洗浄外管、110・・・・・・炉材分散量。
置の実施例を示す概要断面図である。 1・・・・・・濾過槽、2・・・・・・炉材、3・・・
・・・流入管、7・・・・・・洗浄管、10・・・・・
・洗浄外管、110・・・・・・炉材分散量。
Claims (1)
- 被処理液中の懸濁物質を捕捉するための、0゜6〜2.
0mmφの粒状濾材から構成される濾材層と、濾材層上
方に形成され濾材層通過後の濾液を容れる濾液貯留部と
を有する濾過槽と、濾材層内に上向きに開口し、被処理
液を濾材層内に流入させる流入手段と;濾過槽の中央部
において濾材層の底部から竪方向に延在して上方の外気
と連通ずる構成を有し、エアリフトにより被洗浄濾材を
底部がら取り込み、エアリフトによる上昇時の攪拌によ
り濾材に捕捉される懸濁物質を分離させ、分離後の濾材
を濾液と向流接触させながら洗浄する濾材洗浄装置と;
濾材層と濾液貯留部との間に配設され、洗浄後の濾材を
濾材層上に分配しながら戻す末広がりの分散傘とを備え
、該分散傘の全面に亘って1〜10 mmφの透孔を形
成し、分散傘下の濾材層上に洗浄濾材を供給するととも
に、分散傘下がら濾液貯留部への濾液流れ路を形成した
ことを特徴とする連続濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16865279U JPS5920334Y2 (ja) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | 連続「ろ」過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16865279U JPS5920334Y2 (ja) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | 連続「ろ」過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5687107U JPS5687107U (ja) | 1981-07-13 |
JPS5920334Y2 true JPS5920334Y2 (ja) | 1984-06-13 |
Family
ID=29679482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16865279U Expired JPS5920334Y2 (ja) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | 連続「ろ」過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920334Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-07 JP JP16865279U patent/JPS5920334Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5687107U (ja) | 1981-07-13 |
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