JPS5917644B2 - Lvlの製造方法 - Google Patents
Lvlの製造方法Info
- Publication number
- JPS5917644B2 JPS5917644B2 JP11370576A JP11370576A JPS5917644B2 JP S5917644 B2 JPS5917644 B2 JP S5917644B2 JP 11370576 A JP11370576 A JP 11370576A JP 11370576 A JP11370576 A JP 11370576A JP S5917644 B2 JPS5917644 B2 JP S5917644B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lvl
- press
- veneer
- adhesive
- materials
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、接着剤を塗布した単板を複数枚、厚み方向及
び同一繊維方向に積層接着してLVLを製造する方法に
関するもので、省エネルギー、省資源、省工数に有効な
製造法を提供するものである。
び同一繊維方向に積層接着してLVLを製造する方法に
関するもので、省エネルギー、省資源、省工数に有効な
製造法を提供するものである。
一般にLVL(Laminated VeneerL
umber=単板積層材)と番ま単板を複数枚、繊維方
向を連続的にかつ多層に接着した厚板を意味し、これは
更に角材や厚板にカットするための素材として利用され
るものであるが、丸太材を鋸で角材や板に製材するより
、丸太材をロータリーレースで剥板した単板を積層接着
するLVL方式の方が原木歩留りが高く、短い丸太から
連続的に長尺の材が得られる、欠点の分散により材質の
バラツキが少くなる、丸太の材質の低い芯の部分を用い
ないこと、乾燥製品が容易に得られること、防腐、防虫
、防火などの薬剤処理が容易なことなどよりカナダ、米
国等で製造方法の開発が行われつつあり、我国でも各方
面で多くの関心を引いている。
umber=単板積層材)と番ま単板を複数枚、繊維方
向を連続的にかつ多層に接着した厚板を意味し、これは
更に角材や厚板にカットするための素材として利用され
るものであるが、丸太材を鋸で角材や板に製材するより
、丸太材をロータリーレースで剥板した単板を積層接着
するLVL方式の方が原木歩留りが高く、短い丸太から
連続的に長尺の材が得られる、欠点の分散により材質の
バラツキが少くなる、丸太の材質の低い芯の部分を用い
ないこと、乾燥製品が容易に得られること、防腐、防虫
、防火などの薬剤処理が容易なことなどよりカナダ、米
国等で製造方法の開発が行われつつあり、我国でも各方
面で多くの関心を引いている。
現在すでに次の4方式が提案されている(木材工業、V
ol−28−9、p396−397)が、それぞれ問題
があり未だ実用段階に至っていない。
ol−28−9、p396−397)が、それぞれ問題
があり未だ実用段階に至っていない。
(1) 半連続FPL方式
%式%
)
これは40℃程度のヒーティングバス中で温められた丸
太をロータリーレースで比較的厚い単板に剥き、次いで
クリッパーで裁断し、多段ホットプレスドライヤーに挿
入する。
太をロータリーレースで比較的厚い単板に剥き、次いで
クリッパーで裁断し、多段ホットプレスドライヤーに挿
入する。
乾燥した単板は、一旦保温ボックスに蓄えられ100℃
近くの温度に保つ。
近くの温度に保つ。
この予熱単板は、次にグルーエクステンダーを通り、接
着剤を片面に塗布されアセンブラ−に入り、ラミナのバ
ットジヨイントを適当にばらまくように連続的に重ね合
わされ、連続プレスラミネーターに送られて冷圧されて
LVLとなる。
着剤を片面に塗布されアセンブラ−に入り、ラミナのバ
ットジヨイントを適当にばらまくように連続的に重ね合
わされ、連続プレスラミネーターに送られて冷圧されて
LVLとなる。
但し、この方式は強大な連続プレスラミネーターを開発
しなければならない問題点があり、実用化は未だされて
いない。
しなければならない問題点があり、実用化は未だされて
いない。
(2)連続FPL方式
%式%
)
これは(1)の工程に於いて、多段プレスドライヤの代
りに連続式のプレスドライヤーを、ベニヤアラセンブラ
ーの代りに連続式のアラセンブラーを配置したもので、
(1)の方式に較べて保温ボックスが不要で、工程が迅
速に流れるから接着剤の前硬化がなく、より高温単板が
用い得るので、安価なフェノール系接着剤が利用出来、
プレス時間も短縮出来る。
りに連続式のプレスドライヤーを、ベニヤアラセンブラ
ーの代りに連続式のアラセンブラーを配置したもので、
(1)の方式に較べて保温ボックスが不要で、工程が迅
速に流れるから接着剤の前硬化がなく、より高温単板が
用い得るので、安価なフェノール系接着剤が利用出来、
プレス時間も短縮出来る。
但し、このような連続プレスドライヤや連続アラセンブ
ラーの開発が遅れており、実用化は(1)より更にむづ
かしいと考えられる。
ラーの開発が遅れており、実用化は(1)より更にむづ
かしいと考えられる。
(3)連続LVL方式
%式%)
単板温度が高くない場合、多層のLVLを一挙にホット
プレスで熱圧すれば長時間を要するが、まず中心の単板
2枚を熱圧し、次いでその両側に1枚づつという丁合に
順次追加すれは、第2回以後は内部が熱されているから
多少速く硬化するので全体的にかなりプレス時間を短縮
出来る。
プレスで熱圧すれば長時間を要するが、まず中心の単板
2枚を熱圧し、次いでその両側に1枚づつという丁合に
順次追加すれは、第2回以後は内部が熱されているから
多少速く硬化するので全体的にかなりプレス時間を短縮
出来る。
この原理に従いエンドレスプレスに単板を夫々の木口部
を次々につき合せ状に繊維方向に送りながら、かつL
V i、、の厚み方向に単板を両側に追加する毎に更に
一基づつエンドレスベルトプレスを配し、接着剤は各エ
ンドレスベルトプレスの寸前で塗布される。
を次々につき合せ状に繊維方向に送りながら、かつL
V i、、の厚み方向に単板を両側に追加する毎に更に
一基づつエンドレスベルトプレスを配し、接着剤は各エ
ンドレスベルトプレスの寸前で塗布される。
この方式も高価なエンドレスベルトプレスを第1、第2
、第3・・・・・・と配置しなけれはならず、例えこの
ような高性能の高圧エンドレスベルトプレスが開発され
ても設備コスト上大きな問題となる。
、第3・・・・・・と配置しなけれはならず、例えこの
ような高性能の高圧エンドレスベルトプレスが開発され
ても設備コスト上大きな問題となる。
(4)断続LVL方式
%式%)
現実に合った形にしたもので、未だ開発されていない高
圧エンドレスプレスの代りに一段式断続プレスを用いる
方式であるが、これも一段プレスを第1、第2、第3と
並べる必要があり、設備費の割に能率の悪い問題がある
。
圧エンドレスプレスの代りに一段式断続プレスを用いる
方式であるが、これも一段プレスを第1、第2、第3と
並べる必要があり、設備費の割に能率の悪い問題がある
。
発明者等はすでに提案されているこれらのProces
sについて夫々述べた如く実用性に問題があるため、種
々検討した結果、接着剤塗布単板を順次一定距離づつず
らしながら積層し、第1図に示した如く、一方を逆階段
状に、他方を階段状になし、単板の積層形状に合致する
夫々逆階段状及び逆階段状のあて型(3及び4)の付属
するプレスで圧締することにより、由来口部が夫々逆階
段状及び階段状の多数のLVL素材(5a・・・・・・
X)を得、次の工程で該素材を次々と正階段部と逆階段
部を改めて接合することによりL V Lが得られると
の知見を得、本発明をなした。
sについて夫々述べた如く実用性に問題があるため、種
々検討した結果、接着剤塗布単板を順次一定距離づつず
らしながら積層し、第1図に示した如く、一方を逆階段
状に、他方を階段状になし、単板の積層形状に合致する
夫々逆階段状及び逆階段状のあて型(3及び4)の付属
するプレスで圧締することにより、由来口部が夫々逆階
段状及び階段状の多数のLVL素材(5a・・・・・・
X)を得、次の工程で該素材を次々と正階段部と逆階段
部を改めて接合することによりL V Lが得られると
の知見を得、本発明をなした。
即ち、本発明は、水平状の圧締板、曲面状の圧締部等の
上下圧締部の間に正逆の階段状当て型を対向的に装着し
たプレスを用いて、接着剤を塗布した複数枚の単板を積
層圧締して、両端が正逆の階段状のLVL素材を得た後
、複数個の該LVL素材の階段mjに接着剤を塗布し、
該LVL素材の端部同志を順次圧締、接合することを特
徴とするL V Lの製造方法、を要旨とするものであ
る。
上下圧締部の間に正逆の階段状当て型を対向的に装着し
たプレスを用いて、接着剤を塗布した複数枚の単板を積
層圧締して、両端が正逆の階段状のLVL素材を得た後
、複数個の該LVL素材の階段mjに接着剤を塗布し、
該LVL素材の端部同志を順次圧締、接合することを特
徴とするL V Lの製造方法、を要旨とするものであ
る。
なお、現在合板業界で生産されている平行合板は、単に
合板を構成する単板の繊維方向を平行に積層接着したも
ので、単板の繊維方向長さと同じ長さの製品しか得られ
ない。
合板を構成する単板の繊維方向を平行に積層接着したも
ので、単板の繊維方向長さと同じ長さの製品しか得られ
ない。
本発明の方法は、単板を厚み方向に積層接着するだけで
なく、繊維方向にも木[−]側端部を突き合せ状に連続
化させ、単板長さ、プレス長さより長尺の又は連続長さ
の製品を得る方法であり、従来の平行合板と、ここでい
うLVLとは異なるものである。
なく、繊維方向にも木[−]側端部を突き合せ状に連続
化させ、単板長さ、プレス長さより長尺の又は連続長さ
の製品を得る方法であり、従来の平行合板と、ここでい
うLVLとは異なるものである。
次に本発明を更に詳しく説明する。
本発明に用いる単板は主としてロータリーレースで原木
を剥板して得られる単板であり、厚さは1.5朋から2
0mmのものである。
を剥板して得られる単板であり、厚さは1.5朋から2
0mmのものである。
厚さが薄いと単板の裏割れが減少し表面の平滑なものが
得られるが、積層枚数が多くなりコスト高になるので、
剥板技術と使用目的、コスト等を考慮して選定する必要
がある。
得られるが、積層枚数が多くなりコスト高になるので、
剥板技術と使用目的、コスト等を考慮して選定する必要
がある。
又単板は剥板時30%〜100%程度の含水率を有して
おり、このままでは高価なエポキシ系又はウレタン系の
湿潤木材用接着剤を用いないと接合出来ず、又製品の乾
燥収縮等の問題があるので、ドライヤーで乾燥させて使
用されることが多いが、目的に応じて最適含水率を選定
すればよい。
おり、このままでは高価なエポキシ系又はウレタン系の
湿潤木材用接着剤を用いないと接合出来ず、又製品の乾
燥収縮等の問題があるので、ドライヤーで乾燥させて使
用されることが多いが、目的に応じて最適含水率を選定
すればよい。
単板温度は高い程、接着剤の硬化が速くなり、生産性が
向上するので有利になるが、一般に接着剤の硬化速度は
60〜80℃を越えると大巾に速くなるので、60℃以
上で使用することが好ましく、80℃以上がより好まし
く、100℃以上が特に好ましいが、接着剤塗布から圧
締までの時間を極力短縮する必要があり、機械化による
高速化が望ましい。
向上するので有利になるが、一般に接着剤の硬化速度は
60〜80℃を越えると大巾に速くなるので、60℃以
上で使用することが好ましく、80℃以上がより好まし
く、100℃以上が特に好ましいが、接着剤塗布から圧
締までの時間を極力短縮する必要があり、機械化による
高速化が望ましい。
なお単板の長さく繊維方向長さ)はロータリーレースで
剥板する原木の長さに規定されるが、プレスの圧締板よ
り長くする必要はなく、プレスの下部圧締板長さくLl
)より当て型3の長さくL2)を差し引いた長さくLI
L2)でよい。
剥板する原木の長さに規定されるが、プレスの圧締板よ
り長くする必要はなく、プレスの下部圧締板長さくLl
)より当て型3の長さくL2)を差し引いた長さくLI
L2)でよい。
又は更に長尺プレスを利用する場合は(LI L2)
÷n(n−2,3,4等の整数で単板を水平につき合せ
て並べ得る枚数を示す)の長さのものを利用出来る。
÷n(n−2,3,4等の整数で単板を水平につき合せ
て並べ得る枚数を示す)の長さのものを利用出来る。
又、従来廃材と見なされていた安価な短尺原木、端尺原
木を接合して所定長さとして剥板してもよく、単板木口
部をスカーフ又はジグザグ等の噛み合せ形状に成型し、
充分強度の得られる方法で縦接合したものを使用するこ
とも好ましい方法である。
木を接合して所定長さとして剥板してもよく、単板木口
部をスカーフ又はジグザグ等の噛み合せ形状に成型し、
充分強度の得られる方法で縦接合したものを使用するこ
とも好ましい方法である。
更に単板木口部をジグザグ状、又はスカーフ状にするこ
とにより単なるバットジヨイントより優れた接合状態と
なるのでLVLの強度も向上し好ましい。
とにより単なるバットジヨイントより優れた接合状態と
なるのでLVLの強度も向上し好ましい。
プレスとは一般に材料に力を加えて圧締、圧縮、曲げ、
切断、絞り等の加工をする機械を総称するが、本発明で
は、接着剤を塗布した被圧締物を平板状又は曲面状に圧
締し、接着剤を硬化させ、被圧締物を1体化させる目的
に使用するものであり、水平LVL素材を得るには平板
プレスを、曲面LVL素材を得るには曲面プレスを用い
る。
切断、絞り等の加工をする機械を総称するが、本発明で
は、接着剤を塗布した被圧締物を平板状又は曲面状に圧
締し、接着剤を硬化させ、被圧締物を1体化させる目的
に使用するものであり、水平LVL素材を得るには平板
プレスを、曲面LVL素材を得るには曲面プレスを用い
る。
なおLVL素材を効率よく製造するには、高温単板を一
段プレスを用いて極く短時間に圧締する方法と、常温〜
中温(50℃以下)単板を冷圧プレス及び/又は多段ホ
ットプレスを用いて一度に多数のLVL素材を得る方法
がある。
段プレスを用いて極く短時間に圧締する方法と、常温〜
中温(50℃以下)単板を冷圧プレス及び/又は多段ホ
ットプレスを用いて一度に多数のLVL素材を得る方法
がある。
前者は高温単板を用いるので、接着剤塗布〜圧締までを
スムーズに運ばないと接着剤の前硬化が起り、接着不良
になるので作業のスピード化、機械化が必要であるが、
製品厚みが厚いものはこの方が有利となる。
スムーズに運ばないと接着剤の前硬化が起り、接着不良
になるので作業のスピード化、機械化が必要であるが、
製品厚みが厚いものはこの方が有利となる。
後者は単板温度が高くないため、接着剤塗布〜圧締まで
に余裕があるので、素材1構成毎に当て型を用いながら
、多数素材分を積み上げ、冷圧プレスで圧締し仮接着さ
せた後、素材1構成毎に当て型を用いて多段プレスでホ
ットプレスしてもよい。
に余裕があるので、素材1構成毎に当て型を用いながら
、多数素材分を積み上げ、冷圧プレスで圧締し仮接着さ
せた後、素材1構成毎に当て型を用いて多段プレスでホ
ットプレスしてもよい。
接着の立ち上りの速い接着剤、例えばクラタック(クラ
レ株式会社商品名)系・・・・・・((主剤)αオレフ
ィンと無水マレイン酸共重合体のアルカリ水溶液、(硬
化剤)水溶性エポキシ)、水性ビニルウレタン系接着剤
、−液ウレタン系接着剤等を用いる場合はホットプレス
を省略することも出来る。
レ株式会社商品名)系・・・・・・((主剤)αオレフ
ィンと無水マレイン酸共重合体のアルカリ水溶液、(硬
化剤)水溶性エポキシ)、水性ビニルウレタン系接着剤
、−液ウレタン系接着剤等を用いる場合はホットプレス
を省略することも出来る。
なお機械化が進めば冷圧−仮接着工程なしで接着剤塗布
単板を直接多段プレスの両光て型の間に積み込み、一挙
に素材を得ることも出来る。
単板を直接多段プレスの両光て型の間に積み込み、一挙
に素材を得ることも出来る。
平板プレスは第1図、第3図に示す如く、上下の圧締板
(1及び2)の圧締面が平板状をなしているプレスで、
一般に合板類、パーチクルボード類、バードボード類、
メラミン化粧板類、フェノール積層板類等の平板物をプ
レス製造する時使用するプレスを使用出来る。
(1及び2)の圧締面が平板状をなしているプレスで、
一般に合板類、パーチクルボード類、バードボード類、
メラミン化粧板類、フェノール積層板類等の平板物をプ
レス製造する時使用するプレスを使用出来る。
曲面プレスは第4図に示した如く、平板プレスの上下圧
締板1,2に夫々曲面圧締用当て型8゜9を取りつけた
もの、或いは圧締板そのものが曲面圧締相当て型をかね
る形状をなしたものでもよい。
締板1,2に夫々曲面圧締用当て型8゜9を取りつけた
もの、或いは圧締板そのものが曲面圧締相当て型をかね
る形状をなしたものでもよい。
又階段状当て型3,4を曲面状に作成して用いることも
出来る。
出来る。
なお、プレスの付帯設備として被圧締物を迅速に移動さ
せるためのエンドレスベルトを下部圧締板上に設けるこ
と、及び接着剤塗付済み単板を迅速にプレス圧締板上に
積層するベルトコンベア又は高速アセンブラ−等を設備
することが好ましい。
せるためのエンドレスベルトを下部圧締板上に設けるこ
と、及び接着剤塗付済み単板を迅速にプレス圧締板上に
積層するベルトコンベア又は高速アセンブラ−等を設備
することが好ましい。
正階段状の当て型3及び逆階段状の当て型4は圧締板間
の単板の雨水口部を圧締賦型するものであるから正逆一
対をなし、上下圧締板間に相対向した位置に装着し使用
される。
の単板の雨水口部を圧締賦型するものであるから正逆一
対をなし、上下圧締板間に相対向した位置に装着し使用
される。
材質としては金属、木材、プラスチック、ゴム、或いは
これらを組み合せたもので、各階段の段の高さは対応す
る単板の厚さに合わせ、段の長さは単板積層時の一層毎
のずらし距離に一致させる。
これらを組み合せたもので、各階段の段の高さは対応す
る単板の厚さに合わせ、段の長さは単板積層時の一層毎
のずらし距離に一致させる。
又必要に応じて当て型と圧締板の間、当て型の各段の間
にクッション材を用いることも出来る。
にクッション材を用いることも出来る。
又当で型の段数は単板積層段数と同じか、1段少い段数
又は2段少い段数のものが使用し得るが、2段少い段数
の当て型使用の場合は、最下段の単板のずらし部分だけ
に圧力がかからないので、この単板部分が圧締板から離
反する形に変形し易いため、又同一段数のものは一段の
長さだけプレス圧締板の利用長さが短くなるため、スカ
ーフの場合以外は実用上は1段歩い段数の当て型を用い
るのが最も好ましい。
又は2段少い段数のものが使用し得るが、2段少い段数
の当て型使用の場合は、最下段の単板のずらし部分だけ
に圧力がかからないので、この単板部分が圧締板から離
反する形に変形し易いため、又同一段数のものは一段の
長さだけプレス圧締板の利用長さが短くなるため、スカ
ーフの場合以外は実用上は1段歩い段数の当て型を用い
るのが最も好ましい。
階段状当て型は金属等で一一体成型されたものを圧締板
に固定したものでもよいが、単板の繊維方向に前後進出
来るものが好ましく、更に単板の繊維方向長さのバラツ
キ等でずらし距離が一定しないことがあるので、単板厚
みと同一の板材を重ね合わせた構造にし、各構成板材を
独立に単板の繊維方向にずらし得る機構にしてもよい。
に固定したものでもよいが、単板の繊維方向に前後進出
来るものが好ましく、更に単板の繊維方向長さのバラツ
キ等でずらし距離が一定しないことがあるので、単板厚
みと同一の板材を重ね合わせた構造にし、各構成板材を
独立に単板の繊維方向にずらし得る機構にしてもよい。
水平型LVL素材を製造する場合は、単板の繊維方向長
さを同一にしておけは、当て型の各段の前後進機構及び
操作時間は不要となり、かつ製品の強度を低下せしめる
単板木口部同志の突き合せ位置が一定化し、製品L V
Lの品質が均一化するので実用上より好ましい。
さを同一にしておけは、当て型の各段の前後進機構及び
操作時間は不要となり、かつ製品の強度を低下せしめる
単板木口部同志の突き合せ位置が一定化し、製品L V
Lの品質が均一化するので実用上より好ましい。
曲面型LVL素材を製造する場合は、単板の繊維方向長
さは曲面の中心から遠い単板稈長くとり端部の正逆階段
部分のずらし距離を一定に保つようにし、当て型との適
合及び他のLVI、素材との適合を考慮しておくことが
好ましい。
さは曲面の中心から遠い単板稈長くとり端部の正逆階段
部分のずらし距離を一定に保つようにし、当て型との適
合及び他のLVI、素材との適合を考慮しておくことが
好ましい。
本発明で用い得る接着剤としては、エポキシ系、ウレタ
ン系、レゾルシノール系、フェノール系、メラミン系、
ユリア系、ビニルウレタン系、αオレフイン系、ジルコ
ニウム系変性ビニルエマルジョン等の熱硬化性樹脂接着
剤、又はこれらの1種又は2種以上を含有する接着剤が
使用出来るが、製品LVLの使用目的が屋外用途、又は
これに近い条件であれは、エポキシ系、ウレタン系、レ
ゾルシノール系、フェノール系等の接着剤を用いること
が好ましく、屋内用途又はこれに近い条件であれば、メ
ラミン系、ユリア系、ビニルウレタン系、αオレフイン
系、ジルコニウム系変性ビニルエマルジョン等の接着剤
を用いることが好ましい。
ン系、レゾルシノール系、フェノール系、メラミン系、
ユリア系、ビニルウレタン系、αオレフイン系、ジルコ
ニウム系変性ビニルエマルジョン等の熱硬化性樹脂接着
剤、又はこれらの1種又は2種以上を含有する接着剤が
使用出来るが、製品LVLの使用目的が屋外用途、又は
これに近い条件であれは、エポキシ系、ウレタン系、レ
ゾルシノール系、フェノール系等の接着剤を用いること
が好ましく、屋内用途又はこれに近い条件であれば、メ
ラミン系、ユリア系、ビニルウレタン系、αオレフイン
系、ジルコニウム系変性ビニルエマルジョン等の接着剤
を用いることが好ましい。
又生産性の面からすればレゾルシノール系、フェノール
系、メラミン系、ユリア系、ビニルウレタン系、αオレ
フイン系、ジルコニウム変性ビニル系等の接着剤は単板
温度を上昇させることにより比較的速硬化させ易いので
有利である。
系、メラミン系、ユリア系、ビニルウレタン系、αオレ
フイン系、ジルコニウム変性ビニル系等の接着剤は単板
温度を上昇させることにより比較的速硬化させ易いので
有利である。
特にメラミン系、ユリア系接着剤は硬化剤を選ぶことに
より速硬化させることが可能であり、又主剤と硬化剤を
予め混合しないで別々に単板表面に塗布し、単板表面で
混合させる方法(分離塗布法)をとれば、硬化が速すぎ
て予め配合出来ないような速硬化性硬化剤を使用出来る
。
より速硬化させることが可能であり、又主剤と硬化剤を
予め混合しないで別々に単板表面に塗布し、単板表面で
混合させる方法(分離塗布法)をとれば、硬化が速すぎ
て予め配合出来ないような速硬化性硬化剤を使用出来る
。
これらの方法を併用することにより急速硬化が可能なの
で、高能率の自動積層設備が開発されれば有効に活用出
来る。
で、高能率の自動積層設備が開発されれば有効に活用出
来る。
コスト的にはエポキシ系、・フレタン系接着剤は、現在
は高価であるが、100%以上の含水率の単板でも特定
処方のものは接着可能であり、未乾燥単板を用いてL
V Lを製造出来るので、ドライヤー設備が不要となり
、乾燥コストがかからないから、これら接着剤の価格が
低下して来れば実用性が出て来る。
は高価であるが、100%以上の含水率の単板でも特定
処方のものは接着可能であり、未乾燥単板を用いてL
V Lを製造出来るので、ドライヤー設備が不要となり
、乾燥コストがかからないから、これら接着剤の価格が
低下して来れば実用性が出て来る。
なお本発明の方法では、プレスから高温のまま取り出す
場合は、接着剤は熱硬化性でなければならないが、取り
出し時に冷却出来るプレスを用いるならば、プレス外に
取り出す場合LVL素材が冷却されているので、熱可塑
性接着剤を利用出来るが、LvLの厚みが増大するにつ
れて内部までの冷却は長時間を要するようになり実用性
が低下して来る。
場合は、接着剤は熱硬化性でなければならないが、取り
出し時に冷却出来るプレスを用いるならば、プレス外に
取り出す場合LVL素材が冷却されているので、熱可塑
性接着剤を利用出来るが、LvLの厚みが増大するにつ
れて内部までの冷却は長時間を要するようになり実用性
が低下して来る。
接着剤の塗布はロールコータ−、スプレー、フローコー
ター又はこれらと同等に使用出来る設備を用いて実施す
るが、スプレー、フローコーター等は前述の分離塗布法
には有効である。
ター又はこれらと同等に使用出来る設備を用いて実施す
るが、スプレー、フローコーター等は前述の分離塗布法
には有効である。
LVL素材の階段部分の上面は、すでにプレス時車て型
で圧締され、次いでLVL素材同志を接合する際、新た
に接着剤を塗布するので、当て型で圧締される単板部分
は接着剤を塗布しないで置く方が好ましい。
で圧締され、次いでLVL素材同志を接合する際、新た
に接着剤を塗布するので、当て型で圧締される単板部分
は接着剤を塗布しないで置く方が好ましい。
特に接着剤によっては単板の木質表面には強力に接着し
得るものでも、すでに硬化した接着剤表面との接着のよ
くないものがあるので注意を要する。
得るものでも、すでに硬化した接着剤表面との接着のよ
くないものがあるので注意を要する。
勿論接着剤コストが安く、接着剤硬化表面への接着が問
題ないタイプの接着剤の場合は特にこのような配慮は不
安である。
題ないタイプの接着剤の場合は特にこのような配慮は不
安である。
LVLの最外層単板の外面に相当する表単板の外面及び
/又は裏単板の外面にも接着剤を塗布し、LVLの接着
と同時に表面樹脂加工を行うことにより、単板の板目面
よりの吸水率の低下、防腐、防虫、外観、美観の向上、
表面強度の向上などの効果を挙げることが出来る。
/又は裏単板の外面にも接着剤を塗布し、LVLの接着
と同時に表面樹脂加工を行うことにより、単板の板目面
よりの吸水率の低下、防腐、防虫、外観、美観の向上、
表面強度の向上などの効果を挙げることが出来る。
この場合は、プレス圧締板(上及び/又は−ド)と被圧
締物の間にエンドレスコール板を使用することが好まし
い。
締物の間にエンドレスコール板を使用することが好まし
い。
接着剤塗布単板の積層方法は、プレス外で予め所定の形
状に堆積積層し、これをプレス下部圧締板2の上に架設
されたエンドレスコール板又は工ンドレスベルトの回動
によりプレス内に運び込んでもよいが、正階段状の当て
型に適合するように下部圧締板上に直接積層する方法が
工程、時間が短縮されるので好ましい。
状に堆積積層し、これをプレス下部圧締板2の上に架設
されたエンドレスコール板又は工ンドレスベルトの回動
によりプレス内に運び込んでもよいが、正階段状の当て
型に適合するように下部圧締板上に直接積層する方法が
工程、時間が短縮されるので好ましい。
階段状部分の形成については、単板の木口部のずらし距
離は単板厚みの5〜30倍、好ましくは10〜30倍、
特に好ましくは20〜30倍とればよい。
離は単板厚みの5〜30倍、好ましくは10〜30倍、
特に好ましくは20〜30倍とればよい。
但し単板木口部をスカーフ、ジグザグ加工して接合強度
を向上させている場合は、ずらし距離は短縮出来るので
プレス能力の向上が計れる。
を向上させている場合は、ずらし距離は短縮出来るので
プレス能力の向上が計れる。
本発明の圧締圧力はラワン、シナ等の低比重材は8〜1
0ky/(7,カバ、ナラ、アビトン等の高比重材は1
0〜12kg/iが好ましいが、単板が厚く、かつ彎曲
、おどりが大きい場合は更に圧力を10〜30%高くす
ることが好ましい。
0ky/(7,カバ、ナラ、アビトン等の高比重材は1
0〜12kg/iが好ましいが、単板が厚く、かつ彎曲
、おどりが大きい場合は更に圧力を10〜30%高くす
ることが好ましい。
圧締時間は単板温度、LVL素材温度、積層厚み、接着
剤種類、配合、塗布量等により硬化時間が異るため簡単
に規定出来ないが、予め実験的に安全かつ生産性の高い
範囲で決められるべきものである。
剤種類、配合、塗布量等により硬化時間が異るため簡単
に規定出来ないが、予め実験的に安全かつ生産性の高い
範囲で決められるべきものである。
プレス圧締板、当て型の温度は電気、蒸気、熱水、熱油
等で一定に維持することが好ましく、更にプレス内で温
度上昇を計りたい場合は高周波電気エネルギーの印加も
効果がある。
等で一定に維持することが好ましく、更にプレス内で温
度上昇を計りたい場合は高周波電気エネルギーの印加も
効果がある。
次にLVL素材同志を次々に接合して行く場合は、第3
図に示した加熱当て型4を取りつけた平板プレスを用い
て、次回接合すべき階段面を加熱しておくことが生産性
向上に適している。
図に示した加熱当て型4を取りつけた平板プレスを用い
て、次回接合すべき階段面を加熱しておくことが生産性
向上に適している。
又長尺プレスを用いてLVL素材を数個一度に2次接着
してもよく逆に階段部分だけを圧締出来るだけのサイズ
のプレスでもよく、更に簡単に鳥居とジヤツキ又は■ビ
ームとターンバックル等、或いは現場施工に際しては正
逆の階段部分を突き合せ状にしてこれらを相互に貫通す
る孔をあけ、エポキシ、レゾルシノール、ウレタン各基
の如くギャップフィリング性に優れた接着剤を階段面に
塗布し、ボルトナツトで締めつけてもよい。
してもよく逆に階段部分だけを圧締出来るだけのサイズ
のプレスでもよく、更に簡単に鳥居とジヤツキ又は■ビ
ームとターンバックル等、或いは現場施工に際しては正
逆の階段部分を突き合せ状にしてこれらを相互に貫通す
る孔をあけ、エポキシ、レゾルシノール、ウレタン各基
の如くギャップフィリング性に優れた接着剤を階段面に
塗布し、ボルトナツトで締めつけてもよい。
曲面LVL素材を2次接合する場合は第4図の曲面プレ
スの3を取り除き、4を加熱して使用することが出来る
。
スの3を取り除き、4を加熱して使用することが出来る
。
又場合によっては素材を繊維を軸に90度回転させ接着
層を垂直にして2次接合した方が便利な場合もある。
層を垂直にして2次接合した方が便利な場合もある。
LVL素材同志を2次接合する場合、素材温度が高い方
が接着剤の硬化が早いので生産性が高い。
が接着剤の硬化が早いので生産性が高い。
従って実用上は出来るだけ温度の高い単板を用いて短時
間にLVL素材を製造し、放冷されないうちに出来るだ
け速やかに、これらを2次接合することが好ましい。
間にLVL素材を製造し、放冷されないうちに出来るだ
け速やかに、これらを2次接合することが好ましい。
次に本発明の効果を述べる。
まずSem1batch Press −Lam Pr
ocess及びContinuous Press−L
amProcessGこ於ける連続プレスラミネータ、
Con t 1nuousLVL Processに於
ける多数のエンドレスベルトプレス等は未だ開発されて
おらず、これから開発されなければ利用出来ないし、い
ずれも大型の設備となり、開発コストの外に設備コスト
、ランニングコストが嵩む問題がある。
ocess及びContinuous Press−L
amProcessGこ於ける連続プレスラミネータ、
Con t 1nuousLVL Processに於
ける多数のエンドレスベルトプレス等は未だ開発されて
おらず、これから開発されなければ利用出来ないし、い
ずれも大型の設備となり、開発コストの外に設備コスト
、ランニングコストが嵩む問題がある。
IntermittentLVL Processでは
、特に新規なプレスを用いないが、一段プレスを多数使
用しなければならず設備コストが高くなる。
、特に新規なプレスを用いないが、一段プレスを多数使
用しなければならず設備コストが高くなる。
本発明の方法では、簡単な当て型を用いることにより、
すでにどこでも使用されている平面又は曲面プレスでL
VL素材が得られ、次いでこれらを常法で2次接着する
ことでLVLが生産出来るので開発コスト、設備コスト
の点で著しく有利である。
すでにどこでも使用されている平面又は曲面プレスでL
VL素材が得られ、次いでこれらを常法で2次接着する
ことでLVLが生産出来るので開発コスト、設備コスト
の点で著しく有利である。
又従来法では曲面LVLは生産出来ないが、本発明はL
VL素材を2次接合するため、自由に出来る利点がある
。
VL素材を2次接合するため、自由に出来る利点がある
。
以下実施例につき述べる。
実施例 1(第2図)
厚さ5mm1巾1000關、長さ500.400.30
0.200.100mmの鉄板5枚を各層間にクッショ
ン紙1枚づつ挿入し、ずらし距離100mmで積層固定
し正逆階段状当て型3及び4(内部に電熱線を通し加熱
出来るようにしたもの)を作製し、タテ×ヨコー220
0關X1200mmの上下圧締板(1及び2)を有する
1段プレスの上部圧締板1に4を下部圧締板2に3をと
りつけ、1゜2及び3,4の温度を135℃に調節した
。
0.200.100mmの鉄板5枚を各層間にクッショ
ン紙1枚づつ挿入し、ずらし距離100mmで積層固定
し正逆階段状当て型3及び4(内部に電熱線を通し加熱
出来るようにしたもの)を作製し、タテ×ヨコー220
0關X1200mmの上下圧締板(1及び2)を有する
1段プレスの上部圧締板1に4を下部圧締板2に3をと
りつけ、1゜2及び3,4の温度を135℃に調節した
。
長さ1450〜1460mmのラワン原木をロータリー
レースを用いて罫切き距離1400mmで切削し、厚さ
5.2m1X巾9007n7ILの単板を得、これをク
リッパーでタテ(繊維方向長さ)1400miXヨコ9
00龍に切断し多数枚の未乾燥定尺単板を得た。
レースを用いて罫切き距離1400mmで切削し、厚さ
5.2m1X巾9007n7ILの単板を得、これをク
リッパーでタテ(繊維方向長さ)1400miXヨコ9
00龍に切断し多数枚の未乾燥定尺単板を得た。
該単板を130℃の多段式ホットプレスで圧締し、厚さ
×タテ×ヨコー5X1400X900mmの多数の乾燥
ホット単板(5、〜n)を得た。
×タテ×ヨコー5X1400X900mmの多数の乾燥
ホット単板(5、〜n)を得た。
単板(5、〜n)は必要に応じてホットプレスより取り
出し使用した。
出し使用した。
アルカリフェノールホルムアルデヒド樹脂(住友デュレ
ズ■製スミライトレジンPR−9300)100重量部
にクルミ粉10重量部を混合した配合物を90℃に温度
調節した上塗り型スプレッダ−ロールに供給した。
ズ■製スミライトレジンPR−9300)100重量部
にクルミ粉10重量部を混合した配合物を90℃に温度
調節した上塗り型スプレッダ−ロールに供給した。
次に51をスプレッダ−ロールに通し、その上面に接着
剤を塗布し、次にその木口側端部が3の最下段の端部に
位置するように2の上に置き、次いで52の上面に上記
スプレッダ−ロールを用いて接着剤を塗布し、第1図の
如<51 より100mmのずらし距離で5□ と同一
繊維方向に積層し、次々に各々100mmのずらし距離
で56 まで、積層しく但し、56 は接着剤を塗布
しないで)、直ちに10kg/cfflの圧力で6分圧
締した後開締しLVL素材5aを得た。
剤を塗布し、次にその木口側端部が3の最下段の端部に
位置するように2の上に置き、次いで52の上面に上記
スプレッダ−ロールを用いて接着剤を塗布し、第1図の
如<51 より100mmのずらし距離で5□ と同一
繊維方向に積層し、次々に各々100mmのずらし距離
で56 まで、積層しく但し、56 は接着剤を塗布
しないで)、直ちに10kg/cfflの圧力で6分圧
締した後開締しLVL素材5aを得た。
このようにして得た複数個のIL V L素材5a・・
・・・・Xは放冷しないように130°Cの保温室に入
れておき、2次接合に際して両端の階段面に同じ接着剤
を塗布し、別のプレスで階段面を突き合せ状に圧締接合
してLVLを得た(第2図)。
・・・・Xは放冷しないように130°Cの保温室に入
れておき、2次接合に際して両端の階段面に同じ接着剤
を塗布し、別のプレスで階段面を突き合せ状に圧締接合
してLVLを得た(第2図)。
なおLVLの頭部の正又は逆階段部は切りとり尾部の逆
又は正階段部に接合すれば製品LVLとなる。
又は正階段部に接合すれば製品LVLとなる。
本実施例で得たLVLより各接着層をそれぞれ1層づつ
含む試験片を多数切り出し接着力試験を行った処、階段
部分より切り出した試験片は常態モ均78 kg/i
(打破率79%)、72時間煮沸後平均72 kg/c
rit (打破率97%)、階段部分以外の部分は常態
平均70kg/crA(打破率90%)、72時間煮沸
後平均64 kg/crit (打破率100%)であ
り、実用上(Ij、lら支障のない良好なものであった
。
含む試験片を多数切り出し接着力試験を行った処、階段
部分より切り出した試験片は常態モ均78 kg/i
(打破率79%)、72時間煮沸後平均72 kg/c
rit (打破率97%)、階段部分以外の部分は常態
平均70kg/crA(打破率90%)、72時間煮沸
後平均64 kg/crit (打破率100%)であ
り、実用上(Ij、lら支障のない良好なものであった
。
なお製品r、、 v r、の曲げ強さは、階段部分を含
まない部分の強度に対し、階段部分の強度は、接着1※
を水平に保って測定した場合57%、接着層を鉛直に保
って測定した場合90%の値を示した。
まない部分の強度に対し、階段部分の強度は、接着1※
を水平に保って測定した場合57%、接着層を鉛直に保
って測定した場合90%の値を示した。
実施例 2
実施例1に於いて、
■ 乾燥ホット単板のサイズが厚さ×タテ×ヨコ=5X
700X900であり、 @ 単板温度が110℃であり、 O接着剤の配合物がメラミンホルムアルデヒド樹脂接着
剤(住友ベークライト■製キゲタライ。
700X900であり、 @ 単板温度が110℃であり、 O接着剤の配合物がメラミンホルムアルデヒド樹脂接着
剤(住友ベークライト■製キゲタライ。
ム、MA−204)100重量部に小麦粉10重量部、
塩化アンモ71重量部の混合物であり、■ スプレッダ
−ロール温度が25℃であり、■ 単板の積層方法が単
板繊維方向に14007n7ILの単板を1枚並べる毎
に本実施例では700mmの単板を2枚繊維方向につき
合せ状に並べる方法で実施した処、常態接着力及び常態
曲げ強さは実施例1と同様の好結果を得た。
塩化アンモ71重量部の混合物であり、■ スプレッダ
−ロール温度が25℃であり、■ 単板の積層方法が単
板繊維方向に14007n7ILの単板を1枚並べる毎
に本実施例では700mmの単板を2枚繊維方向につき
合せ状に並べる方法で実施した処、常態接着力及び常態
曲げ強さは実施例1と同様の好結果を得た。
実施例 3
実施例1に於いて、プレス■(実施例1で単板積層用に
用いたもの)から取り出したLVL素材5aは、直ちに
第3図に示す如く、上部圧締板に135℃の逆階段状当
て型4を装着したプレス■(上下圧締板の温度は冷却水
を通して低温に保つ方がL V Lのそり彎曲の防止上
好ましい)で圧締し、階段面の放冷を直重しておき、次
にプレス■より取り出したLVL素材5bの逆階段向に
速やかに接着剤を塗布し、プレス■を開締し5aをプレ
ス■の他端の方へ単板長さだけ移動させ、5bを接着剤
塗布面が5aの階段面と突き合ぜ状となし、直ちにプレ
ス■を圧締状態にする(第3図)。
用いたもの)から取り出したLVL素材5aは、直ちに
第3図に示す如く、上部圧締板に135℃の逆階段状当
て型4を装着したプレス■(上下圧締板の温度は冷却水
を通して低温に保つ方がL V Lのそり彎曲の防止上
好ましい)で圧締し、階段面の放冷を直重しておき、次
にプレス■より取り出したLVL素材5bの逆階段向に
速やかに接着剤を塗布し、プレス■を開締し5aをプレ
ス■の他端の方へ単板長さだけ移動させ、5bを接着剤
塗布面が5aの階段面と突き合ぜ状となし、直ちにプレ
ス■を圧締状態にする(第3図)。
以後この操作を繰り返しL V Lを製造した。
本実施例で得たL V Lの諸強度は実施例1で得たも
のと殆んど差異のないものであった。
のと殆んど差異のないものであった。
実施例 4
第4図に示した如くプレスの上下用締板1,2にメス、
オス曲面相当て型8,9を取りつけ、更に実施例1と同
じ<1層逆階段状当て型4,3を取りつけたプレスに厚
さ5m7rLの乾燥単板6枚をはさみ、予め単板各層か
3,4及び8,9に正確に適合するように寸法取りを行
い切断した。
オス曲面相当て型8,9を取りつけ、更に実施例1と同
じ<1層逆階段状当て型4,3を取りつけたプレスに厚
さ5m7rLの乾燥単板6枚をはさみ、予め単板各層か
3,4及び8,9に正確に適合するように寸法取りを行
い切断した。
3,4゜8.9をそれぞれ135°゛Cに力[)熱して
おき、上記6枚の単板に実施例1と回−配合の接着剤を
塗布し、10kg/criiの圧力にて60分Jモ締し
、曲面LVL素材を得た。
おき、上記6枚の単板に実施例1と回−配合の接着剤を
塗布し、10kg/criiの圧力にて60分Jモ締し
、曲面LVL素材を得た。
該曲面■−7VL素材同志2次接合したものは全体的に
彎曲したL V Lとなり、実施例1で得た水平1、、
V L素材を本彎曲し〜′L素材の前後に接合したも
のは「<」字状に曲ったLVLとなった。
彎曲したL V Lとなり、実施例1で得た水平1、、
V L素材を本彎曲し〜′L素材の前後に接合したも
のは「<」字状に曲ったLVLとなった。
本実施例で得たi、 V Lの諸強度は実施例1で得た
ものと殆んど差がないものであった。
ものと殆んど差がないものであった。
なおL V Lの用途は現在の製材品や集成材の用途と
殆んど同じと考えられているが、長尺の厚板、2×4パ
ネル枠材、プレハブパネル枠材、柱、等が有望視されて
いる。
殆んど同じと考えられているが、長尺の厚板、2×4パ
ネル枠材、プレハブパネル枠材、柱、等が有望視されて
いる。
更に本発明を実施することにより容易に得られる彎曲L
VLは集成材のアーチ材と異なり、ラミナに相当する単
板は薄いので、集成材より曲率半径の小さい彎曲材を得
ることも出来る。
VLは集成材のアーチ材と異なり、ラミナに相当する単
板は薄いので、集成材より曲率半径の小さい彎曲材を得
ることも出来る。
例えば30儂程度の曲率半径で90度に折れ曲ったLV
Lは柱と梁、或いは1階耐力壁中の間柱と2階床根太な
どを繊維の通った1貫部材として使用出来る。
Lは柱と梁、或いは1階耐力壁中の間柱と2階床根太な
どを繊維の通った1貫部材として使用出来る。
又例えば屋根勾配程度に曲げれば2階耐力壁中の間柱と
屋根タルキ材をつなぎ目のない1本材として使用出来る
など建築施工の手間の省略と信頼性の向上に貢献出来る
。
屋根タルキ材をつなぎ目のない1本材として使用出来る
など建築施工の手間の省略と信頼性の向上に貢献出来る
。
実施例 5
厚さ10mm、巾1000mm、長さ1500mmの多
数の常温単板に実施例1の接着剤配合物を塗布し、第5
図に示した如く、LVL素材1構成(単板ずらし距離各
100mm、4枚1構成)毎に単板雨水口部に当て型を
配し、敷き板10を介して全部で30構成分を冷圧プレ
スを用いて、10kg/dの圧力で60分圧締した。
数の常温単板に実施例1の接着剤配合物を塗布し、第5
図に示した如く、LVL素材1構成(単板ずらし距離各
100mm、4枚1構成)毎に単板雨水口部に当て型を
配し、敷き板10を介して全部で30構成分を冷圧プレ
スを用いて、10kg/dの圧力で60分圧締した。
このようにして得たものは接着剤の粘着力で一体的に仮
接着状態となっており、通常のハンドリングで型くずれ
することはない。
接着状態となっており、通常のハンドリングで型くずれ
することはない。
次いで全段に第1図に示した如く当て型3,4を取りつ
けた30段ホットプレスを用いて135℃、10ky/
iにて60分ホットプレスした。
けた30段ホットプレスを用いて135℃、10ky/
iにて60分ホットプレスした。
得られた各LVL素材は順次第3図の1段プレスを用い
て2次接合し、LVLを製造した。
て2次接合し、LVLを製造した。
製品LVLの接着力、曲げ強さは実施例1と同等の好結
果を得た。
果を得た。
第1図はLVL素材を作成する圧締状態の1例を示した
もの。 第2図はLVL素材を両端の階段面同志接合して得た長
尺LVLの1部を示したもの。 第3図は実施例3に於けるプレス■による圧締状態を示
したものである。 第4図は実施例4に於けるプレスに曲面用光て型及び階
段状当て型を取りつけたものである。 第5図は実施例5に於ける多段冷圧プレスによる圧締状
態を示したもの。 図中、1.2は上下圧締板、3.4は階段状、逆階段状
当て型、5はLVL素材、5□〜12は単板、5a、5
b、5cはLVL素材、6は圧締、開綿用ラム、7は当
て型移動用シリンダー、8.9はメス、オス型曲面用当
て型、10は敷板を示す。
もの。 第2図はLVL素材を両端の階段面同志接合して得た長
尺LVLの1部を示したもの。 第3図は実施例3に於けるプレス■による圧締状態を示
したものである。 第4図は実施例4に於けるプレスに曲面用光て型及び階
段状当て型を取りつけたものである。 第5図は実施例5に於ける多段冷圧プレスによる圧締状
態を示したもの。 図中、1.2は上下圧締板、3.4は階段状、逆階段状
当て型、5はLVL素材、5□〜12は単板、5a、5
b、5cはLVL素材、6は圧締、開綿用ラム、7は当
て型移動用シリンダー、8.9はメス、オス型曲面用当
て型、10は敷板を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上下圧締部の間に正逆の階段状当て型を対向的に装
着したプレスを用いて、接着剤を塗布した複数枚の単板
を積層圧締して、両端が正逆の階段状のLVL素材を得
た後、複数個の該LVL素材の階段面に接着剤を塗布し
、該LVL素材の端部同志を順次圧締、接合することを
特徴とするLVLの製造方法。 2 前記上下圧締部が水平状である平板プレスを用い、
かつ得られるLVL素材が水平材であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のLVLの製造力も 3 前記上下圧締部が曲面状である曲面プレスを用い、
かつ得られるLVL素材が曲面材であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のLVLの製造方法。 4 複数個のLVL素材が水平材及び/又は曲面材であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のLVL
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11370576A JPS5917644B2 (ja) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | Lvlの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11370576A JPS5917644B2 (ja) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | Lvlの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5341408A JPS5341408A (en) | 1978-04-14 |
JPS5917644B2 true JPS5917644B2 (ja) | 1984-04-23 |
Family
ID=14619070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11370576A Expired JPS5917644B2 (ja) | 1976-09-24 | 1976-09-24 | Lvlの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917644B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55135640U (ja) * | 1979-03-20 | 1980-09-26 | ||
JPS5988589A (ja) * | 1982-11-11 | 1984-05-22 | 株式会社住建産業 | L.v.lドア− |
NZ521370A (en) * | 2002-09-13 | 2004-02-27 | Meinan Machinery Works | Method of manufacturing glued laminated wood by pressing sheets sequentially against stepped staircase formation |
CN1304184C (zh) * | 2002-10-24 | 2007-03-14 | 株式会社名南制作所 | 制造层压胶合木的方法 |
TWI266681B (en) | 2003-09-12 | 2006-11-21 | Meinan Machinery Works | Method and apparatus of pressing in manufacturing glued laminated wood |
US7160414B2 (en) | 2004-08-04 | 2007-01-09 | Meinan Machinery Works, Inc. | Method and apparatus of manufacturing glued laminated wood |
-
1976
- 1976-09-24 JP JP11370576A patent/JPS5917644B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5341408A (en) | 1978-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4743484A (en) | Laminated veneer lumber (LVL) | |
US8245741B2 (en) | Method and system for glulam beams | |
US4844763A (en) | Laminated veneer lumber (LVL) | |
JP2011110768A (ja) | 木質積層材とその製造法 | |
JPH0585324B2 (ja) | ||
US20050136276A1 (en) | Synthetic crossband | |
JPS5917644B2 (ja) | Lvlの製造方法 | |
JPS5847966B2 (ja) | 連続lvlの製造方法 | |
CN101811313A (zh) | 金属增强木材复合板及其加工方法 | |
CN101306549A (zh) | 一种复合地板连续层压技术 | |
JP2857734B2 (ja) | 割裂片積層材とその製造方法および装置 | |
FI91501C (fi) | Menetelmä puutuotteiden valmistamiseksi | |
JPH0716964A (ja) | 積層材及びその製造方法 | |
JPS595401B2 (ja) | 連続合板の製造方法 | |
CN102773887A (zh) | 一种重组竹材与定向刨花板复合结构板及其制造方法 | |
CN201456129U (zh) | 原竹对剖联丝展开重组层积材 | |
JPS6251721B2 (ja) | ||
US11413784B1 (en) | Method for manufacturing wood products formed from natural veneer sheets and veneer strands | |
JP4803106B2 (ja) | 化粧パネルの製造方法 | |
RU2080247C1 (ru) | Способ изготовления фанеры | |
JP6654083B2 (ja) | 化粧貼内装材の製造方法 | |
JPS6115802B2 (ja) | ||
JP3497046B2 (ja) | 化粧板用複合基材及びそれを用いた化粧板の製造方法 | |
CN110614681A (zh) | 一种采用竹集成材与规格材制备复合交错层积材的方法 | |
JP3715977B2 (ja) | 大型木質積層板及びその製造方法 |