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JPS59167525A - 1,3−ブタジエンの製造方法 - Google Patents

1,3−ブタジエンの製造方法

Info

Publication number
JPS59167525A
JPS59167525A JP58040572A JP4057283A JPS59167525A JP S59167525 A JPS59167525 A JP S59167525A JP 58040572 A JP58040572 A JP 58040572A JP 4057283 A JP4057283 A JP 4057283A JP S59167525 A JPS59167525 A JP S59167525A
Authority
JP
Japan
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butadiene
fraction
column
stage
conduit
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Application number
JP58040572A
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English (en)
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JPH0254808B2 (ja
Inventor
Masatoshi Arakawa
荒川 昌敏
Masao Yoshioka
吉岡 征夫
Kazumi Nakazawa
和美 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd, Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP58040572A priority Critical patent/JPS59167525A/ja
Priority to US06/588,085 priority patent/US4504692A/en
Publication of JPS59167525A publication Critical patent/JPS59167525A/ja
Publication of JPH0254808B2 publication Critical patent/JPH0254808B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C11/00Aliphatic unsaturated hydrocarbons
    • C07C11/12Alkadienes
    • C07C11/16Alkadienes with four carbon atoms
    • C07C11/1671, 3-Butadiene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C5/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
    • C07C5/42Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by dehydrogenation with a hydrogen acceptor
    • C07C5/48Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by dehydrogenation with a hydrogen acceptor with oxygen as an acceptor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/005Processes comprising at least two steps in series
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
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    • C07C7/05Purification; Separation; Use of additives by distillation with the aid of auxiliary compounds
    • C07C7/08Purification; Separation; Use of additives by distillation with the aid of auxiliary compounds by extractive distillation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1,3−ブタジェン(以下、ブタジェンと略称
する)の製造方法に関し、さらに詳しくは炭素数4 (
C4)の炭化水素留分からブタジェンを製造する方法に
関する。
従来、1−ブテンおよび/または2−ブテン(以下、ル
ープテン類と称することがある)tl−選択的触媒の存
在下に脱水素または酸化脱水素してブタジェンを製造す
ることは良く知られており、また工業旧規模でも実施さ
れている。この方法において原料となるループテン類は
、ルーブタンの脱水素、重質油の流動接触分解(FCC
)設備からの副生、ナフサ、灯油、軽油等のスチームク
ラッキング設備からの副生などの方法によシ広く製造さ
れている。
これらC4留分のうち、ナフサ等のスチームクラッキン
グ設備から副生ずるものは、ブタジェンを多量に(例え
ば25〜50重量%)含んでいるので、ブタジェンを抽
出分離した残シの留分(スペン) C4留分)をループ
テン類の供給源として用いている。
前記FCC設備から副生するC4留分および前記スチー
ムクラッキング設備から得られるスペントC4留分はル
ープテン類の他に2−ブタン、t−ブテン、ルーブタン
等を含んだ混合物であるが、脱水素または酸化脱水素反
応によシブタジエンを製造するための原料はC4留分中
のルーブテンの濃度が高いだけでなく、t−ブテンを実
質的に含んでいないことが好ましい。例えはUOP、1
978、Technology Conferen、c
g  H11にはブタジェン製造用の原料としてのルー
プテン類の濃度は約90%以上でよいが、t−ブテン濃
度は約0.3%以下にすることが必要であることが記載
されている。
C4貿分中の特定の成分を分離、取得することは、第1
表に示す如く沸点が近接していることから、通常の蒸留
では事実上不可能であシ種々の方法が研究開発されてい
る。
以下余白 第   1   表 第   2   表 註=(1)分離法 A:蒸留法 B:抽出蒸留法 C:硫酸吸収法(50〜65重量%硫酸にt−ブテンを
吸収させ分離) E:気相吸着法(OLEFIN  SIU*法−000
社)F:液相吸着法(C40LEX本法−UOP社)G
:   #   (SORBUTENE*法−UOP社
)H:2量化蒸留法(t−ブテンを2量化させ、分離)
*登録商標を示す (2)2−ブテンとの分離状況 ◎はとんど同伴 ○かなシ同伴 ×はとんど分離また第
2表はC4炭化水素の主要な分離法におけるC4バック
イン類およびオレフィン類の分離状況を概念的に示した
ものであるが、木表からも明らかな如く、工業的に供給
可能な前記各種C4留分から脱水素または酸化脱水素に
よるブタジェン製造用の原料としてのi−ブチ/を実質
的に含まず、しかもC4ハラフィン類が大半除かれたル
ーブテン類を高収率で分離取得できる方法は単独には存
在せず2つ以上の方法の組合せが必要である1例えば石
油化学工業ハンドブック(朝食書店、1962年刊)、
178頁、図7.6@には、C4留分をまず硫酸吸収装
置で処理してt−ブテンを除いた後、抽出蒸留装置にか
けてルーブテン類を得る工程図が示されている。またO
il & Gap Journal、55 (48)、
87頁には、原料Q留分を硫酸吸収装置と抽出蒸留装置
から構成される原料調製工程に送ってi−ブチ/、i−
ブタン、ルーブタンを除いたループテン留分を得、この
留分を次に脱水素装置および生成ガス処理装置から構成
されるブタジェン合成工程に送って粗ブタジェ/留分を
得、との留分をさらにブタジェン精製工程に送ってブタ
ジェンを得るとともに、ルーブテン類を主成分とする未
反応C4留分をブタジェンN製工程で分離回収し、ブタ
ジェン合成工程および/または原料調製工程ヘリサイク
ルする方法が記載されている。
さらにU OP  1978)Tgchnology 
ConferenceH−23には、原料C4留分をま
ず硫酸吸収装置にかけてL−ブテンを除いた残留分をC
40LEX装置にかけてブタン類を除きルーブテン類を
得る工程が記載されている。
■ 以上例示した諸方法において、龜−ブテンの除去にはい
ずれも硫酸吸収法が用いられているが、第2表から明ら
かな如く、エーテル化法、気相吸着法、2量化法を硫酸
吸収法にかえて用いうることは容易に類推出来るところ
である。
これらのループテン類製造工程(原料調製工程)を、脱
水素または酸化脱水素法によるブタジェン合成工程およ
び為純度ブタジェンを得るためのブタジェン精製工程と
組合せた全工程を示せば、前記Oil & GaJ?J
ournal、55 (48)、87頁に示されている
ように第1図のように表わされる。すなわち、C4パラ
フィン類およびオレフィン類を含むC4留分原料はまず
原料調製工程に送らgで実質的に全部のL−ブテンおよ
び大部分(または実質的に全部)の04パラフイン類が
除かれる。かくして得られたルーブテン類留分はブタジ
ェン合成工程に送られ、一部のルーブテン類はブタジェ
ンに変換され、粗プクジエン留分としてブタジェン精製
工程に送られる。ブタジェン精製工程では未反応C4留
分がブタジェンと分離され、前者の留分はブタジェン合
成工程に主にリサイクルされるが、原料調製工程でC4
パラフィン類の分離が不十分な場合には、C4パラフィ
ン類は、通常の2−ブテン類の脱水素または酸化脱水素
反応に用いられる触媒下での反応では不活性であυ、そ
のまま系中に存在して次第に蓄積し、運転に重大な支障
を来すことになる。このため、ブタジェン精製工程から
の該リサイクル流の一部または全部を原料調製工程ヘリ
サイクルしている。
しかしながら、これら既存の技術の組合せによシ、ルー
ブテン類を得ることは、単に工程が複雑になり、設備費
が過大になるというだけでなく、運転経費も過大となシ
、該ルーブテン類から製造されるブタジェンを、ナフサ
等のスチームクランキング設備から副生ずるC4留分中
のブタジェンとの競合を考慮した場合、経済性に大きな
問題を生じ、改善を求められているのが実情であった。
本発明者らは、これら既存の技術の問題点を解決すべく
検討の結果、脱水素または酸化脱水素によシブタジエン
を製造するだめの原料調製工程は、そこだけで独立して
捕えるのではなく、C4留分中の各成分の分離という点
で共通の要素を持っているブタジェン精製工程と合せて
考えることによシ、よシ合理的なプロセスを鋭意検討し
たところ、原料調製工程でイソブチンと同時にルーブテ
ン類から分離することが困難なルーブタンはブタジェン
精製工程で広く用いられている抽出蒸留法によれは容易
にルーブテン類から分離しうること、ちらに、ブタジェ
ン合成工程に供給されるルーブテン類中にはある程度の
ブタン類の混入が許容されることを利用し、t−ブテン
が実質的に除かれだC4留分(C4以外の重質分および
/または重質分が含まれている場合には必要に応じ予め
蒸留等によシ1     除いたもの)を、ブタジェン
合成工程を通した後、または該工程を通さずに直接抽出
蒸留塔の中段に供給し、C4パラフィン類を生成分とす
る留分を塔頂から留出させ、ブタジェン合成工程からの
ブタジェンを含んだC4留分の供給段の上側で、かつ塔
頂付近に供給される迅択溶剤供給段の下側の[…の段か
ら蒸気流として側流を抜き出すと、該留分中には減じら
れた濃度のC4バラクイン類とブタジェンを含む、ルー
ブテン類に富んだ留分が得られ、一方、該塔の塔底から
は少量の2−ブテン類を含んだブタジェンを主成分とす
る炭化水素と選択溶剤から成る留分が得られることを見
い出し、本発明に到達した。
丁なわち、本発明は、実質的にイソブチン、1t3−ブ
タジェンおよびC4アセチレン類を含んでいない炭素数
4 (C4)のパラフィン類およびオレフィン類を主成
分とした留分を脱水素まだは酸化脱水素工程(人工程)
に供給してルーブテン類を1.3−ブタジェンに変化せ
しめ、かくして得られた1、3−ブタジェンを含有する
炭化水素留分(C留分)を抽出蒸留塔(B塔)に供給し
、選択溶剤の雰囲気下で蒸留を行い、塔頂からは炭化水
素成分としてC4パラフィン類を主成分とした留分を得
、前記C留分供給段の上側で、かつ選択溶剤供給段の下
側の間の段からルーブテン類を主成分とした留分を側流
として抜き出し、前記人工程にリサイクルし、一方該塔
の塔底からは炭化水素成分として1.3−ブタジェンを
主成分とし、さらに選択溶剤成分を含んだ留分を抜き出
し、該留分がら1,3−ブタジェンを分離するが(特許
請求の範囲第1項の方法、以下、方法人という)、マだ
は実質的にイソブチンを含んでいない炭素数4(C4)
のパラフィン類およびオレフィン類を主成分とした留分
(D留分)を抽出蒸留塔(B塔)に供給し、選択溶剤の
雰囲気下で蒸留を行い、塔頂からは炭化水素成分として
C4パラフィンを主成分とした留分を得、脱水素まだは
酸化脱水素工程(人工程)から得られる1、3−ブタジ
ェンを含有するC4炭化水素留分を供給する段の上側で
かつ選択溶剤を供給する段よシ下側の段からルーブテン
類を主成分とした留分を側流として抜き出し、これを人
工程に供給してルーブテン類を1.3−ブタジェ/に変
化せしめ、かくして得られた1、3−ブタジェンを含有
するC4炭化水素留分を単独又は前記り留分と合せて前
記B塔に供給し、蒸留を行ない、該塔の塔底からは炭化
水素成分として1,3−ブタジェンを主成分とし、さら
に選択溶剤を含んだ留分B塔の塔頂留分としてルーブテ
ン類がさらに濃縮された炭化水素留分を得て、人工程に
リサイクルすると同時に、E塔の塔底留分をB塔の前記
側流を抜き出しだ段の近傍段に戻すこと(特許請求の範
囲第3項の方法、以下、方法Bという)を特徴とするも
のである。
以下、本発明を図面によシさらに詳細に説明する。
第2図および第3図は、上記本発明の方法人およびBの
ブタジェノ製造方法の主要工程を示したものである。
本発明の特徴は、原料C4炭化水素および/またはブタ
ジェン合成工程から得られたC4炭化水素留分中のC4
ハラフィン類の分離除去−04オレフイン類の回収−ブ
タジェンの濃縮分離を1つの抽出蒸留塔で行っているこ
とである。すなわち、従来技術では、例えば第1図に示
した如く、ブタン類の分離とルーブテン類の回収−ブタ
ジェンの濃縮分離は別々の抽出蒸留塔で行っているが、
本発明方法では、第2図および第3図に示すように、こ
れらを1つの抽出蒸留塔で行っている点が根本的に異っ
ている。すなわち、第1図における抽出蒸留塔以降の工
程には、例えば前出のEncyclopediaof 
Chemical Processing and D
eJlign 、 Vow、 5 (Marcet D
ahker Inc、 1977 )第144〜154
頁に記載されているような種々の抽出蒸留法が適用され
、一方、原料除去工程におけるブタン除去プロセスとし
ても)例えばChemical Enginetrin
g、39(Fgb、1957)第146−148頁に記
載されているように抽出蒸留法が適用されるか、本発明
では、第2図または第3図に示すように、2つの抽出蒸
留工程が1つにまとめられている。このため、本発明で
はプロセスが大幅に簡略化され、単に設備費が軽減され
るだけでなく、運転経費も大幅に軽減されることになる
次に本発明の方法AXBは、原料調製工程でルーブテン
類を分離せずにインブテンのみを主として除去し、ルー
ブテン類およびブタン類はそのまま、原料中に含有させ
てブタジェン合成工程または抽出蒸留塔に送り、得られ
たルーブテン類をブタジェン合成工程に循環させる点は
同じであるが、方法B(第3図)は、インブチ/を除去
したC4炭化水素留分をブタジェン合成工程を経由せず
に直接、抽出蒸留塔の適宜段に送り、ブタジェン合成工
程からのブタジェンを含むC4留分を例えばブタジェン
含量に応じて前記抽出蒸留塔に循環させる点が異なる。
しかし本発明においては、方法人とBの併用、すなわち
原料C4炭化水素の一部を第2図の工程によってブタジ
ェン合成工程へ供給し、残シを第3図の工程によって抽
出蒸留塔へ供給することも可能であシ、原料の組成によ
ってはこの方法が好ましい場合もある。
不発明方法人のプロセスに用いられる原料C4炭化水素
はt−ブテンを実質的に含んでいないことが必要である
が、直接ブタジェン合成工程に供給されることから他の
成分についても一定の範囲内にあることが好ましい。
すなわち、ブタン類はブタジェン合成工程においては実
質的に不活性であ勺、単に希釈剤と見なすこともできる
が、あま多量が多いと、ブタジェン合成工程での各装置
の効率を悪化させるだけです<、運転経費の増大をまね
くので、一般には50重量−以下、特に30重量−以下
であることが好ましい。ブタジェンは、ブタジェン合成
工程に供給されると一部が反応して失われてしまうので
多量に混入することは好ましくなく、一般には10重量
−以下、特に5重量%以下が好ましい。アセチレン類は
ブタジェン合成工程に供給される大部分が反応して失わ
れてしまうが、多過ぎると反応の安定性を阻害するので
、一般には5重量%以下、特に2重量%以下が好ましい
これに対し方法Bのプロセスに用いられる原料C4炭化
水素は、2〜ブテンを実質的に含まないことを必要とす
る以外には特に制約がなく、高濃度のブタン類、ブタジ
ェン等を含んだ原料でも処理することが可能である。
M3図の方法Bにおいて、原料の組成によって抽出蒸留
塔へ供給する段の位置はブタジェン合成工程からのもの
と同一の段にすることもできるし、また適当にかえるこ
とにより、よシ効率的な運転を行うこともできる。例え
ば、原料中にブタジェンが実質的に含まれていないとき
には、抽出蒸留塔の側流が抜き出される段と選択溶剤が
供給される段の間の段に供給することが蒸留効率上好ま
しく、また原料炭化水素中のブタジェン濃度が高くなる
につれてよシ下方の段に供給することが望ましい。
本発明において、抽出蒸留塔の塔底から得られるブタジ
ェンを主成分とする炭化水素と選択溶剤から成る留分は
〜例えばEncyclopedia of Chtmi
−caL Processing and Desig
n Vol、 5 (MarctL DtkktrIn
c、L 977 )第144〜154頁に記載されてい
る種々の1段ないし2段抽出蒸留法によシ高純度のブタ
ジェンに精製することができる。
次に第4図は、本発明に基づいたブタジェン製造法の一
実施例を示す70−シートであり、ブタジェンの精製工
程としては一段抽出蒸留法の例を示したものである。図
において、t−ブテンを実質的に含んでいない原料のC
4炭化水素留分は導管1、さらに導管2および/または
3を経て系内に供給される。方法人のプロセスでは導管
3は使用されず、原料は導管2を経てブタジェン合成装
置5に供給され、一方、方法Bのプロセスでは導管2は
使用されず、原料は導管3を柱で抽出蒸留塔13へ供給
される。なお、方法Bでは、原料の一部を導管2を社で
ブタジェン合成装置5へ、および残シを導管3を経て抽
出蒸留塔13へ供給することもできる。ここではまず方
法Aのプロセスについて説明する。
ブタジェン合成装置5では脱水素反応まだは酸化脱水素
反応が行われるが、反応収率を高めつる酸化脱水素法を
用いることが好ましい。ここでは酸化脱水素法を例にと
シ説明する。ブタジェン合成装置5へは、炭化水素留分
として導管2からの流れの他に後述するブテン回収塔2
1の塔頂留分として導管27を経て得られるループテン
類を主成分とした流れと、所望にょpブタジェン精製塔
31の塔底から導管38を経て抜き出される2−ブテン
を主成分とする流れを合流したものが導管39を経て供
給され、さらに導管4を経て酸化剤としての酸素および
稀釈剤としてのスチーム、窒素1炭酸ガス等の不活性ガ
ス(通常は空気、スチーム)が供給される。なお、希釈
剤としては、反応生成ガスから炭化水素留分を回収した
非凝縮性ガスを用いることも可能である。酸化脱水素法
を用いたブタジェン合成装置5およびガス処理装置8に
ついては1例えばIndustrial and En
yqintgringChemistry、Vol 6
2 、Nn5.第42〜47頁(1970年)、The
 Oil arbd Gay Jou、rnal第60
〜61頁(1971年8月2日) 、Hydrocar
bon Processing。
第133〜135頁(1974年6月)、同誌、第13
1〜136頁(1978年11月)等が参照される。
ブタジェン合成装置5において、ループテン類から酸化
脱水素反応によりブタジェンを生成する反応は約30日
1モルの発熱反応であシ、さらに一部のループテン類は
Co 1Cotまで酸化されるが、これによる発熱も無
視することができず、しだがって反応を円滑に行わせ得
るだめには温度制御がきわめて重要である。反応器に供
給する炭化水素をスチーム等で大量に稀釈して反応ガス
の単位発熱量を減じ、断熱型反応器を用いることもでき
るが、この場合、反応器出口ガスの温度は入口温度よシ
はるかに高いものとなるので、固定床多管式反応器また
は流動床型反応器を用いることが触媒性能の維持の面だ
けでなく、反応器へ供給するガス中のルーブテン類濃度
を高め、壕だ反応生成ガスの処理が容易になるという点
からも好ましい。
ループテン類の酸化脱水素触媒としては、フェライト系
、P−8n系、Sn、 −Ss系、MoB1系等の公知
のものが用いられるが、特にNo  Bi系の触媒がき
わめて優れた性能を示す。酸化脱水素反応は通常250
〜600℃、1〜5 atmα、空間速度500〜30
00 hr ’の条件で一般に行われるが、触媒によシ
最適反応条件が異なるのは当然である。
ブタジェン合成装置5を出た反応生成ガスは、例えば廃
熱ボイラーで熱回収された後、導管6ケ経てガス処理装
置8に供給される。
ガス処理装置8は、ブタジェン合成装置5で生成した窒
素、酸素、Co1co2等の非凝縮性ガス、水蒸気、ブ
タジェンを含むC4を主体とした各種炭化水素少量の含
酸素有機化合物等からなる流れから、炭化水素留分を回
収するものであり、例えはIntLtcztrial 
 and  Erbgintarinl  Cんemi
ztry 、V(11/、62、座5、第42〜47頁
(1970年5月)、TAg Oil and Gas
 Jotbrnal第60〜61頁(1971年8月2
日)に示されるような流れ図のものを採用することがで
きる。上記ガス処理装置8には導管7から水が導入され
、反応生成ガス中に少量台まれる含酸素有機化合物を水
洗除去される。
この水は導管4から供給されたスチームおよび反応で生
成したスチームが凝縮したものと合せられ、廃水として
導管10を介して系外圧排出される。
反応生成ガスからスチームを凝縮させて除去した流れに
ついては、例えば芳香族系の吸収油により非凝縮性ガス
と炭化水素留分とを分離した後、非凝縮性ガスは導管9
から系外に排出される。一方、炭化水素留分は、吸収油
と分離された後、必要に応じてブタジェン合成装置5ま
だはガス処理装置8で生じた重質分を分離し、これを導
’911を経て系外に排出した後、導管12を経て抽出
蒸留塔13の中段に供給される。
抽出蒸留塔13の塔頂付近には選択溶剤が導管14から
供給される。込択溶剤としては、ブタン類/ブテン却/
ブタジェンの分離に使用し得るものであればよく、例え
ばアセトン、アセトニトリル、ジメチルフォルムアミド
、N−メチルピロリドン、フルフラール等の単独もしく
Fi2種以上または水との混合溶剤が好適に用いられる
抽出蒸留塔13の塔頂からは蒸気流が導管15を経て排
出され、凝縮器16で凝縮された後、還流槽17に入り
、一部は還流として導管18を介して塔頂部へ戻され、
残りは塔頂留分として導管19を経て系外に排出される
。この塔頂留分は炭化水素成分としてC4パラフィン類
を主成分とするもので、04オレフイン類のロスを低く
抑えるように運転条件が選択される。また用いられる選
択溶剤の種類によっては、これが一部塔頂留分中に同伴
してくることがあるため、必要に応じて水洗等の操作に
より溶剤を回収するとともに、炭化水素留分の精製が行
われる。
抽出蒸留塔13に導管12を経て供給される段と選択溶
剤供給段との間の段から側流として蒸気流が導管20を
経て抜き出され、ブテン回収塔21の塔底部に供給され
る。一方、ブチ/回収塔21の塔底部からは導管22を
経て液流が抜き出され、抽出蒸留塔13から前述の側流
が蒸気流として抜き出された近傍段、特に好ましくは同
一段に供給される。
一方、抽出蒸留塔工3の塔底からは、ブタジェンを主成
分とする炭化水素成分と選択溶剤との混合物が導管28
を経て得られ、放散塔29の中段に供給される。この塔
底留分中の炭化水素成分中には運転条件を適当に選ぶこ
とにより、04オレフイン類を実質的に含んでいないよ
うにすることも可能であるが、通常、少量の2−ブチ/
が混入してくるほか、導管12から供給される原料中に
04アセチレン類が含まれている場合には、これらは全
量この塔底留分中に混入してくる。
ブテン回収塔21は、例えば5〜20段の棚段塔で選択
溶剤と炭化水素成分の分離を行うだめのものである・塔
頂から蒸気流が導管23を経て抜き出され、一部は凝縮
器24で凝縮された後、還流槽25に入シ、全量還流と
して導管26を介してブテン回収塔21の塔頂へ戻され
、残シは凝縮されることなく、塔頂留分として導管27
、さらに導管39を経て前記ブタジェン合成装置5に供
給される。なお、この塔頂留分は、用いられる選゛パ択
溶剤の種類によう−Cは、同伴する溶剤を一部含んでい
ることがあるが、このような場合には水洗等の操作によ
シ溶剤を除去した後、ブタジェン合成装置5に供給され
る。
導管27を経て得られるブテン回収塔21の塔頂留分中
の炭化水素成分は、ルーブテン類を主成分とし、少量の
C4パラフィン類を含んだものであるが、ブタジェンの
濃度はできるだけ低く保たれるように条件設定される。
導管27を経て得られる流れの中のC4パラフィン類の
量は、導管12を経て供給される流れの04パラフイン
類の量の50チ以下、好ましくは30%以下に設定され
る。この量が50%よシ多いとブタジェン合成工程に供
給される全炭化水素中の04パラフイン類の濃度が高く
なシすぎることがある。
一方、導管27を経て抜き出される流れの中のブタジェ
ンの量は、導管3および導管12を経て供給されるもの
のlOチ以下、好ましくは5チ以下に設定される。この
量が10%をこえると、ブタジェン合成工程で反応等に
より失われる量が過大となるだけでなく、リサイクル量
の増大によシ処理コストも嵩む。なお、ブテン回収塔2
1の運転に必要な熱量は導管20からの蒸気流によシ全
量供給されるので、塔底部の再沸器は通常不要である。
放散塔29は、塔13または21と同様に塔頂部に凝縮
器、還流槽を設け、独立した塔としてもよいが、例えば
特開昭56−128724号公報に記載されているよう
に、ブタジェン精製塔31と熱的に結合することが省エ
ネルギーの観点から好ましい、この際、放散塔29の塔
頂から蒸気流が導管30によシ抜き出され、ブタジェン
精製塔31の中段にそのまま供給され、一方、ブタジェ
ン精製塔31からは導管3oの供給段の近傍段、好まし
くは同一段から液流が側流として抜き出され、導管32
を経て放散塔29への還流として塔頂部へ供給される。
放散塔29の塔底部からは実質的に選択溶剤からなる流
れが抜き出され、図示されていない熱回収のための熱交
換器および冷却器を経て適当な温9度まで冷却された後
、導管14により抽出蒸留塔13へ再循環される。なお
、選択溶剤は循環使用中に重質分が徐々に蓄積してきて
、そのまま運転に支障を来すので循環流の一部を抜き出
し、図示されていない溶剤精製工程で精製した後、循環
系に戻すことが好ましい。
、     ブタジェン精製塔31の塔頂からは蒸気流
が導管33を経て抜き出され、凝縮器34で凝縮された
後、還流槽35に入シ、一部は還流として導管36によ
りブタジェンn製塔31の塔頂部に戻され、残シは塔頂
留分として導管37を経て系外に排出される。この留分
は実質的にブタジェンからなるもので、通常、そのまま
製品ブタジェンとすることができるが、との留分がアセ
チレン類を多量に含んでいる場合には、さらに抽出蒸留
等によp脱アセチレンされた後、製品ブタジェンとされ
る。一方、ブタジェン精製塔31の塔底部からは少量の
ブタジェンを含む、主に2−ブテンからなる留分が導管
38を経て得られ、通常ブタジェン合成装置5に再循環
されるが、2−ブテンの濃度が低く、重質分が多い場合
には、導管38′によシ系外に排出することもできる。
なお、第4図において塔13.29および31には図示
を省略しだが、塔の運転に必要な熱を供給するための再
沸器等が設けられている。また各配管系に設ける弁など
は図示を省略されている。
次に本発明方法Bの実施例を同様に第4図によシ説明す
る。t−ブテンを実質的に含んでいない原料の04炭化
水素留分は、導管1、さらに導管3を経て抽出蒸留塔1
3の中段に供給される。供給される段tま、ガス処理装
置8から導管12を経て供給される段と同一(導管3C
)でもよいが、導管3の流れの組成により供給段を3α
、3b13c、3dの如く選ぶことが好ましい、すなわ
ち、導管3を経て供給される原料C4炭化水素中にブタ
ジェンが実質的に含まれていないときは導管20を経て
側流が抜き出される段と選択溶剤が供給される間の段(
導管3α経由)に供給することが好捷しく、該原料C4
炭化水素中のブタジェン鎚度が高くなるにつれ、導管3
b、3cさらに3dと、抽出蒸留塔13へ供給する段を
下げていくことが好ましい。方法2のその他の箇所の説
明については、導管2が用いられず、ブタジェン合成装
置5へ供給される原料C4炭化水素がブテン回収工程か
らの導管39を経るものである以外は方法人と全く同一
である。
なお、前述のように2−ブテンを実質的に含んでいない
原料C4炭化水素の一部を導管2を経てブタジェン合成
装置5へ、残シを導管3を経て抽出蒸留塔13へ供給す
る、方法A、Bの組み合せた場合についても、導管“2
および導管3の両方から原料C4炭化水素が供給される
以外は方法Aおよび方法Bの説明と全く同一である。
次に具体的実施例によシ本発明をさらに詳細に説明する
実施例1 第4図の流れにしたがって本発明の方法Aを実施した。
導管1、さらに導管2を社て(導管3は使用せず)、第
3表に示しだ組成を有するQ炭化水素留分9586 k
f /Hrを、導管39を経て供給−されるリサイクル
流1533ゆ/srとともに、ブタジェン合成装置5に
供給した。ブタジェン合成装置5には同時に導管4よシ
空気24807 k!9/Ht−オヨびスチーム409
1 kg /Hrを供給した。ブタジェン合成装置5を
構成している酸化脱水素反応器は内径28mmの管から
構成された多管式反応器であシ、管内には、特公118
53−41648に翔示すれ−(いるjうK、Mo  
Bz  Fa  C。−8b(3価)−8j(5価)の
複合酸化物を粒径4闘のα−アルミナ担体に担持させて
粒径約5鞄とした球状触媒が充填され、管外には溶融塩
が循環され(入口温度340℃)、反応温度がコントロ
ールされた。
反応器入口の圧力を1.7気圧、温度を340’Cの条
件で反応させた結果、反応器に供給されたルー−ブテン
類の85%が反応し、そのうち88チがブタジェンに変
換された。ブタジェン合成装置5を出た反応生成ガスは
導管6を経てガス処理装置8に供給された。
ガス処理工程8は、さらに反応生成ガスの急冷工程、ガ
ス圧縮工程、反応で副生じた含酸素化合物の水洗除去工
程、吸収油を用いて、大量の非凝縮ガスから炭化水素留
分をガス吸収法で回収する工程に細分されるが、含酸素
化合物を水洗除去するための洗浄水32.242 kl
i Hyが導管7がら系に供給される一方、含酸素化合
物を含んだ廃水39、827 ky/ Hyカ導管1o
から、重質分148搬/ Hrが導管11から、および
非凝縮ガスから主に構成される流れ22,628ゆ/ 
Hrが導管9から系外に排出され、かくして、導管12
から第3表に示す組成を有する炭化水素留分9456に
9/arが得られ、この流れは次いで抽出蒸留塔13の
中段に供給された。
抽出蒸留塔13の頂部付近に92重景チのアセトニトリ
ルと8重量−の水から構成された溶剤5L 235 k
li / Byを53℃の温度で導管14を介して供給
した。抽出蒸留塔13の原料供給部と溶剤供給部の中間
部から側流を導管20から蒸気流として5551kli
Hr抜き出し、ブテン回収塔21の塔底部に供給し、一
方、ブテン回収塔21の塔底留分40 s 6 kli
 Hrを導管22を通して側流を抜き出した同一段に供
給した。
抽出蒸留塔13は塔頂圧4.5気圧、塔頂温度47℃、
塔底温度109℃で運転され、かくして塔頂留分として
、第3表に示した組成のノルマルブタンから主に構成さ
れる留分1.633 kg / Hrが導管19を経て
得られ、塔底からは主にブタジェンから構成される炭化
水素成分と溶剤からなる流れ57674kli+/町が
導管28を経て抜き出され、放散塔29の中段に供給さ
れた。なお、図には示していないが、還流槽17では、
水に富んだ相が少量分離してくるのでこれを層分離し、
89kliHrの流量で系外に抜き出した。この流れは
アセトニトリル7重量%を含んだ水溶液であった。また
、導管19から抜き出された流れはアセトニトリルをか
なシ含んでいるので、図に示していない水洗塔でアセト
ニトリルを水洗除去した後、系外に排出した。
ブテン回収塔21は塔頂圧4.5気圧、塔頂温度48℃
、塔底温度59℃で運転され、かくして、塔頂留分とし
て第3表に示した組成の、ルーブチ/類とノルマルブタ
ンから主に構成される留分1466 kli Hrが導
管27によシ蒸気流として抜き出された。この流れは、
アセトニトリルをかなり含んでいるので、図には示して
いない水洗塔でアセトニトリルを水洗除去した後、ブタ
ジェン合成装置5にリサイクルされた。また図には示し
ていないが還流槽25には水に富んだ相が少量分離して
くるので、これを層分離し、29klinrの流量で系
外に排出した。この流れはアセトニトリル4重量%を含
んだ水溶液であった。
放散塔29は、塔頂圧5.2気圧、塔頂温度47℃、塔
底温度134℃で運転され、桁頂からは蒸気流23,2
23ki?/班が導管3oを介して抜き出され、ブタジ
ェンfill製塔31の中段に供給される一方、ブタジ
ェン精製塔31へ導管30が接続している同一段からは
液流が導管32によ、jl)16,525 kli /
 By抜き出されて放散塔29の塔頂部に還流として供
給された。かくして放散塔29の塔底部からは実質的に
炭化水素を含まない溶剤50,975kg!/町が抜き
出され、導管14を経て抽出蒸留塔13に循環された。
この循環溶剤流は使用中に重質油等が蓄積してきて、そ
のままでは円滑な運転の支障になるので、510ゆ/H
Y(循環流の1チに和尚する)が抜き出されて、図示し
ていない溶剤精製部で処理された後、溶剤循環流に戻さ
れた。また導管19,27の流れを水洗して回収したア
セトニトリル水溶液、および還流槽17.25の炭化水
素相から分離した水相は一括処理してアセトニトリルを
濃縮回収して溶剤循環系に戻した。
ブタジェン精製塔31は、塔頂圧4.4気圧、塔頂温度
41℃塔底温度54℃で運転され、かくして塔頂および
塔底留分として第3表に示した組成を有する留分が、導
管37および導管38を通してそれぞれ6525に9/
瓜および83に9/n、得られた。前者の流れは、必要
に応じてさらに精製されるが、本実施例で示した酸化脱
水素の触媒系を用いた場合、C4アセチレン類の生成が
きわめてわずかであるので、これ以上の精製を要するこ
となく、高純度の製品ブタジェンとすることができた。
一方、後者の流れはブタジェン合成装置5に循環された
以下余白 実施例2 第4図の流れにしたがい、本発明の方法Bを実施した。
導管1、さらに導管3を経て(導管2は使用せず)第4
表に示した組成を有するC4炭化水素留分185661
g /Hrを抽出蒸留塔13の中段(供給には導管3α
を使用)に供給した。
抽出蒸留塔13の塔頂部付近に92重量%のアセトニト
リルと8重量%の水から構成された溶剤108、271
 kg/Hrを53℃の温度で導管14によシ供給した
。後述するガス処翫装置8から抽出蒸留塔13へ導管□
12によシ供給される段と溶剤が供給される段の間の段
から側流を蒸気流として導管20によF) 35615
kl?/Hr抜き出してブチ/回収塔21の塔底部に供
給し、一方、該ブテン回収塔21の塔底粕分26024
kg/Hrを導管22によシ側流を抜き出した同一段に
供給した。
抽出蒸留塔13は塔頂圧4.5気圧、塔頂温度47℃、
塔底温度111 ’Cで運転され、かくして塔頂留分と
して第4表に示した組成の04パラフイン類から主に構
成された留分11205 kg /Hrが導管19を経
て得られた、塔底からは、主にブタジェンから構成され
る炭化水素成分と、溶剤から成る流れ113.627 
kg/Hrが導管28を経て抜き出され、放散塔29の
中段に供給された。なお、図には示していないが、還流
槽17では水に富んだ相が少量分離してくるので、これ
を分層し、622ky/ayの流量で系外に抜き出しだ
。この流れはアセトニトリル7重量%を含んだ水溶液で
あった。また導管19から抜き出された流れはアセトニ
トリルをかなシ含んでいるので図に示していない水洗塔
でアセトニトリルを水洗除去した後系外に排出した。
ブテン回収塔21は塔頂圧4.5気圧、塔頂温度48℃
、塔底温度59℃で運転され、かくして塔頂留分として
第4表に示した組成のループテン類とルーブタンから主
に構成される留分9406kp/Hrを導管27によシ
蒸気流として抜き出した。
この流れけアセトニトリルをかなシ含んでいるので、図
には示していない水洗塔でアセトニトリルを水洗除去し
た後、ブタジェン合成装置に導管39を経由して供給し
た。また図には示していないが還流槽25には水に富ん
だ相が少量分離してくるので、これを分層し、185に
9/Hrの流量で系外に排出した。この流れはアセトニ
トリル4重’34 %を含んだ水溶液であった。
放散塔29は、塔頂圧5.2気圧、塔頂温度47℃、塔
底温度134℃で運転され、塔頂からは蒸気流が導管3
0より22.820 kg /Hrfjlき出されてブ
タジェン精製塔31の中段に供給される一力、ブタジェ
ン精製塔31へ導管30が接続している同一段からは液
流が導管32によシ16.238 kg/Hr抜き出さ
れて放散塔29の塔頂部に還流とし、て供給された。か
くして放散塔29の塔底部からは実質的に炭化水素を含
まない溶剤107.045kg /Hrが抜き出され導
管14を神て抽出蒸留塔13に循環された。この循環溶
剤流は使用中に重質油等が蓄積してきて、そのままでは
円滑な運転に支障を来すことになるので循環流の1チに
相当する1、 070 J /Hrが系から抜き出され
て、図示していない溶剤精製部で処理された後、溶剤循
環流に戻された。また導管19.27の流れを水洗して
回収したアセトニトリル水浴液および還流槽17.25
の炭化水素相から分層した水相は一括処理してアセトニ
トリルを濃縮回収して□溶剤循環系に戻した。
ブタジェン精製塔31は塔頂圧4.4気圧、塔頂温度4
1℃、塔底温度54℃で運転され、かくして塔頂および
塔底留分として第4表に示した組成を有する留分が導管
37および導管38を通してそれぞれ6,413kg/
Hr、 82kg/Hriられだ。
後者の流れは、さらに導管39を経てブタジェン合成装
置5に供給された。
ブタジェン合成装置5には炭化水素留分が導管39を経
て9382に9/Hγ供給される一方、導管4によシ空
気23,575kg/Hy、 スチーム3887に&A
rが供給された。酸化反応器の形状、使用した触媒は実
施例1と同じであシ、330℃の溶融塩を反応管の外側
に循環させて、反応温度をコントロールした。反応器入
口の圧力を1.7気圧、温度325℃の条件で反応させ
た結果、反応器に供給されたループテン類の85%が反
応し、そのうち90チがブタジェンに変換された。
ブタジェン合成装置5を出た反応生成ガスは導管6を経
てガス処理装置8に供給された。
ガス処理装に8は、各導管の流れが下記第5表の如く異
る他は実施例1と同じ条件で運転され、かくして導管1
.12から得られた、第4表に示す組成のブタジェンを
含んだC4留分が抽出蒸留塔13の中段に供給された。
第5表 不実施例においてi%’37がら得られた流れは実質的
にブタジェンから成るもので、必要に応じて式らに精製
されるが、本実施例で示しだ酸化脱水素の触媒系を用い
た場合、c4アセチレン類の生成がきわめてわずかであ
るので、これ以上の精製を要することなく高純度の製品
ブタジェンとすることができた。
実施例3 原料C4炭化水素として、ブタジェンを約55重量係含
んだ、第7表に示す組成の原料を用い、抽出蒸留塔13
へ供給する段を導管36に代えて30とした以外は、実
施例2と同様にして本発明を実施した。主な導管の中の
流量を第5表に、および組成を第7表に示した。
本実施例で用いた原料C4炭化水素留分は、ナフサの熱
分解によシ得られたC4貿分中のインブチレンを除いた
後、さらにアセチレン類を選択に添して除いたものであ
るが、導管37よシ得られる流れは、これ以上の精製を
要することなく、製品ブタジェンとすることができだ。
以上、本発明によれば、C4炭化水素原料から2−プテ
ンのみを除去し、パラフィン類はそのまま原料中に含有
応せてブタジェン合成工程の前または後に抽出蒸留工程
に送シ、該抽出蒸留工程でルーブテン類の回収、パラフ
ィン類の分離除去およびブタジェンの濃縮を同時に行う
ようにしたので、従来、ブタジェン合成工程の前に行わ
れたパラフィン類の除去工程等が不要になり、プロセス
の簡略化、設備費、運転費の軽減等が達成され、さらに
t−ブテンを除去した原料を直接抽出蒸留工程に送る場
合には、t−ブテンを実質的に含まない以外は原料の制
約が彦<彦シ、例えば高濃度のブタン類、ブタジェン等
を含む原料でも使用可能になシ、プロセスの汎用性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の1,3−ブタジェンの製造工程を示す
流れ図、第2図および第3図は、それぞれ本発明の方法
人およびBの主要工程を示す流れ図、第4図は、本発明
方法の一実施例を示す具体的製造工程の流れ図である。 5・・・ブタジェン合成装置、8・・・ガス処理工程、
13・・・抽出蒸留塔、21・・・番−ブテン回収塔、
29・・・放散塔、31・・・ブタジェン精製、塔。 代理人 弁理士  川 北 武 長 手続補正書 昭和58年 5月10日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特 許 願第 40572号2、発明の名
称 1.3−ブタジェンの製造方法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区築地二丁目11番24号ニホンゴ
ウtイ 名 称 (417)日本合成ゴム株式会社ヨン Sツ 
 ピプシ 代表者 吉 光  久 4、代理人〒103 住 所 東京都中央区日本橋茅場町−丁目11番8号(
紅萌ヒルディング)電話03. (639)!5592
番氏 名(7658,)弁理士 川  北  武  長
5、補正命令の日付 自発 6、補正により増加する発明の数 0 8、補正の内容 (1)明細書第7頁第4行目の[○L E F I N
5IU才法jを[○LEFIN  SIV′″′法Jに
改める。 (2)明細書第11頁第3行目の「より合理的なプロセ
スを鋭意検討したところ、」を「より合理的なプロセス
を構成しうるのではないかということに思い到り、この
着想を生かすべくさらに鋭意検討の結果、」に改める。 (3)明細書第13頁下から2行目〜第14頁第3行目
のUE塔の塔頂留分としてn−ブテン類がさらに濃縮さ
れた炭化水素留分を得て、A工程にリサイクルすると同
時に、E塔の塔底留分をB塔の前記側流を抜き出した段
の近傍段に戻すこと」をrを抜き出し、該留分から1.
3−ブタジェンを分離すること」に改める。 (4)明細書第15頁第6行目の「原料除去工程」をr
原料調製工程」に改める。 (5)明細書第16頁第3行目の「抽出蒸留塔の適宜段
に送り」を「抽出蒸留塔に送り」に改める。 (6)明細書第16頁第5行目の「前記抽出蒸留塔に循
環させる」を「前記抽出蒸留塔の適宜段Gこ循環させる
1に改める。 (7)明細書第29頁第8行目の「方法2」をr方法B
」に改める。 (8)明細書第43頁第10行目の「アセチレン類を選
択に添し」をrアセチレン類を選択約6こ水添し−に改
める。 (°9)明細書第43頁第6行目の「第5表」を「第6
表」に改める。 (10)明細書第46頁第2行目の「i−ブテン」を「
ブテンJに改める。 以  」ニ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)実質的にイソブチン、1,3−ブタジエ/および
    C4アセチレン類を含んでいない炭素数4(C4)のパ
    ラフィン類およびオレフィン類を主成分とした留分を脱
    水素または酸化脱水素工程(人工程)に供給してループ
    テン類を1,3−ブタジェンに変化せしめ、かくして得
    られた1、3−ブタジェンを含有する炭化水素留分(C
    留分)を抽出蒸留塔(B塔)に供給し、選択溶剤の雰囲
    気下で蒸留を行い、塔頂からは炭化水素成分としてC4
    パラフィン類を主成分とした留分を得、前記C留分供給
    段の上側で、かつ選択溶剤供給段の下側の間の段からル
    ープテン類を主成分とした留分を側流として抜き出し、
    前記人工程にリサイクルし、一方該塔の塔底からは炭化
    水素成分として1.3−ブタジェンを主成分とし、さら
    に選択溶剤成分を含んだ留分を抜き出し、該留分から1
    .3−ブタジェンを分離することを特徴とする1、3−
    ブタジェンの製造方法。 (2、特許請求の範囲第1項において、ループテン類を
    主成分とした留分な側流として抜き出し、人工程にリサ
    イクルするにあだシ、抜き出した側流を別の蒸留塔(E
    塔)の塔底部に供給し、E塔の塔頂留分としてループテ
    ン類がさらに濃縮された炭化水素留分を得て、人工程に
    リサイクルすると同時に、E塔の塔底留分をB塔の前記
    側流を抜き出しだ段の近傍段に戻すことを特徴とする1
    、3−ブタジェンの製造方法。 (3)実質的にイソブチンを含んでいない炭素数4(C
    4)のパラフィン類およびオレフィン類を主成分とした
    留分(D留分)を抽出蒸留塔(B塔)に供給し、選択溶
    剤の雰囲気下で蒸留を行い、塔頂からは炭化水素成分と
    してC4パラフィンを主成分とした留分を得、脱水素ま
    だは酸化脱水素工程(人工程)から得られる1、3−ブ
    タジェンを含有するC4炭化水素留分を供給する段の上
    側でかつ選択溶剤を供給する段より下側の間の段からル
    ーブチ/類を主成分とした留分を側流として抜き出し、
    これを人工程に供給してn、−ブテン類を1,3−ブタ
    ジェンに変化せしめ、かくして得られた1、3−ブタジ
    ェンを含翁するC4炭化水素留分を単独又は前記り留分
    と合せて前記B塔に供給し、蒸留を行ない、鉄塔の塔底
    からは炭化水素成分として1,3−ブタジェンを主成分
    とし、さらに選択溶剤を含んだ留分を抜き出し、該留分
    から1,3−ブタジェンを分離することを特徴とする1
    、3−ブタジェンの製造方法。 (4)特許請求の範囲第3項において、ルーブテン翅を
    主成分とした留分を側流として抜き出し、人工程にリサ
    イクルするにあたシ、抜き出した側流を別の蒸留塔(E
    塔)の塔底部に供給し、E塔の塔頂留分としてループテ
    ン類がさらに濃縮された炭化水素留分を得て、人工程に
    リサイクルすると同時に、E塔の塔底留分をB塔の前記
    側流を抜き出しだ段の近傍段に戻すことを特徴とする1
    、3−ブタジェンの製造方法。
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Cited By (10)

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