JPS59155910A - リアクトル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は空心形や鉄心形のりアクドルに係り、特にその
巻線構成に関する。

〔従来技術〕

空心形リアクトルやギヤツブ付鉄心形リアクトルなどに
おいては、その巻線として１個の巻線を用いるのが普通
である。また、同心状に配置されかつ互に直列に接続さ
れた内側巻線及び外側巻線からなる多層構造の巻線も知
られている。

ところで、このようなりアクドルでは、一定の回路電圧
で必要な容量が決定すれば、必然的にインダクタンスも
決まるので、このインダクタンスを持つリアクトルを製
作、設置することになる。

したがって、設置後、必要な容量が増大すれば、新たに
別のりアクドルを製作して並置し、既設のりアクドルと
並列又は直列に接続して使用していた。また、必要な容
量が減少する場合にも、新たに別のりアクドルを製作、
設置する必要がある。

しかし、最近における変電所の用地難や、発電所設置に
おける計画実行の変更などを考えると、予め前記のよう
に他のりアクト化の追加設置を見込んで用地を確保した
り、リアクトルを製作、設置することは、初期投資の負
担を増大させるという問題がある。一方、必要な容量が
変わるたびに、それに見合う新たなりア〉トルを製作、
設置することは、極めて不経済である。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前記した従来技術の欠点をなりシ、必
要な容量の変更に対応でき、しかも据付面積が少なくて
済み、かつ安価に製作し得るリアクトルを提供すること
にある。

〔発明の概要〕

この目的を達成するため、本発明は、同心状に配置され
た複数個の巻線を備えたりアクドルにおいて、複数個の
巻線からそれぞれ端子を引き出し、これらの巻線を各別
に選択し又は直列に接続可能に構成することにょシ、１
台のりアクドルで必要とする容Ｍ−に応じた各７′１Ｈ
のインダクタンスが得られるよりにしたことを特徴とす
る。

〔発明の実施例〕

以ド、本発明を図示の各実施例について説明する。

第１図及び第２図は本発明を磁気、／−ルビ付空心形リ
アクトルに適用した実施例を示す単相分の平面図及び断
面図である。

内側巻線ｌと外側巻線２は同心状に配置され、かつ臣に
直列に接続されている。ま。た、内側巻線１の上下端か
らは端子３，４が、外側巻線２の下端、つまり内側巻線
１との接続端（上端）とは反対側の端部からは端子５が
それぞれ引き出され、かつ内側巻線ｌ及び外側巻線２の
周囲ＶＣは磁気シールド６が設けられている。

リアクトルのインダクタンスＬは、 ただし、Ｎ：巻線の巻回数 Ｓ：磁束の有効断面積 ｔ：空隙部用８Ｗ で表わされる。したがって、複数種類のインダクタンス
を得るためには、（１）式のＮ、８．ｔの組合せが複数
種類できるようにすればよい。

すなわち、前記した構成のりアクドルにおいて、端子３
，４を選択することにょシ、１番目のインダクタンスＬ
１として、 ただし、Ｎ１　：巻線１０巻回数 Ｓｌ　二巻線１の平均径Ｄ＋の断面積 が得られる。

また、このインダクタンスＬ１より大きな２番目のイン
ダクタンスＬ２を得るには、端子３．５を選択すればよ
い。このようにすると、１２ Ｌ２″（’Ｎ＋　十Ｎ２　）　２ｘ□　　・・・・・・
・・・（３）ただし、Ｎ２　：巻線２０巻回数 Ｓ１２：巻線１及び巻線２を合成した ものの平均径ＤＩ２の断面積 となり、インダクタンスＬＩ　より大きなインダクタン
スＬ２が得られる。

さらに、端子４，５を選択すれば、前記インダクタンス
Ｌｌ、　Ｌｉ　　とは異なる次の（４）式で表わされる
３番目のインダクタンスＬ３が得られる。

２ Ｌ３”Ｎイ×−・・・・・・・・・（４）ただし、Ｎ２
：巻線２の平均径Ｄ２の断面積このように、各端子３，
４．５を適宜選択するこトニより、１つのりアクドルで
、３種類のインダレタンスＬｌ　、Ｌ２　、Ｌｓを容易
に得る７ことができる。したがって、据付面積を節減し
、安価に製作できる。

前記実施例では、２個の巻線を同心状に配置しているが
、２個に限らず、３個以上で−も、各巻線から端子を引
き出し、これらを適宜選択することにより、同様に多種
類のインダクタンスを得ることができる。

また、前記実施例では、単相分のみで説明したが、多相
の場合には、各相について前記のような構成にすれば、
同様な作用効果が得られる。

第３図及び第４図は本発明をギヤツブ付鉄心形リアクト
ルに適用した実施例を示す単相分の平面図及び断面図で
ある。これら図中、第１図及び第２図と同一符号は同−
物又は相当物を示し、また７はヨーク、８はブロックコ
ア、９はギャップである。

このギヤツブ付鉄心形リアクトルの場合、前記（１）式
における有効断面積Ｓは、はとんどプロックコア８の断
面積で決り、はぼ一定となるため、巻線の巻回数Ｎの変
化のみで複数種類のインダクタンスを得ることになる。

このことは、同心状に配置する巻線を３個以上にした場
合でも、同様である。咬だ、（１）式における空隙部距
離りは各ギャップ９の長さΔｔＩをギャップの員数倍し
た長さとなる。

また、第５図は本発明を第１図及び第２図の実施例と同
様に磁気シールド付空心形リアクトルに適用した他の実
施例を示す単相分の断面図である。

この実施例では、内側巻線１及び外側巻線２０巻方向を
互に逆にし、第２図において下部にあった端子５を上部
に位置させている。この場合にも、図から明らかなよう
に、心気的には第２図の場合と全く同じになる。

なお、前記各実施例において、印加電圧を一定とすれば
、インダクタンスが最も小さくなる、端子３，４を選択
した場合には、通電電流■１は巻線１のみに流れ、最大
となる。また、インダクタンスが最も大きくなる、端子
３，５を選択した場合には、通電電流■２は巻線１と巻
線２の直列接続体に流れ、最小となる。したがって、導
体の断面積Ｓ、を最大の通電電流１１に見合うように大
キくシた巻線１と同じ導体で巻線２を構成しても、巻線
２には最小の通電電流Ｉ２　Ｌか流れないので、必要以
上の協調のとれない不経済なものとなってし捷う。そこ
で、巻線２の導体の断面積Ｓｂは、で得られる値にでき
るだけ近い値にするのが、経済的に望ましい。

〔発明の効果〕

以上説明′したように、本発明によれば、１台のりアク
ドルで必要とする容量に応じた各種のインダクタンスが
得られるので、必要な容量の変更に容易に対応でき、し
かもその据付面積が少なくて済み、かつ安価に製作でき
て経済的となる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例に係るリアクトル
の平面図及び断面図、第３図及び第４図は本発明の池の
実施例に係るリアクトルの平面図及び断面図、第５図は
本発明のさらに他の実施例に係るリアクトルの断面図で
ある。 策１図 第２図 マ 第３図 １ 第グ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、同心状に配置された複数個の巻線を備えたりアクド
   ルにおいて、前記複数個の巻線からそれぞれ端子を引き
   出し、前記複数個の巻線を各別に選択し又は臣に直列に
   接続可能に構成したことを特徴とするりアクドル。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記複数個の巻線
   を構成する各導体の断面積を互に異ならせ、各巻線に流
   れる最大電流に対する電流密度がほぼ等しくなるように
   構成したことを特徴とするりアクドル。