JPS5913343Y2 - 車両用内燃機関 - Google Patents
車両用内燃機関Info
- Publication number
- JPS5913343Y2 JPS5913343Y2 JP1978047555U JP4755578U JPS5913343Y2 JP S5913343 Y2 JPS5913343 Y2 JP S5913343Y2 JP 1978047555 U JP1978047555 U JP 1978047555U JP 4755578 U JP4755578 U JP 4755578U JP S5913343 Y2 JPS5913343 Y2 JP S5913343Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative pressure
- valve
- passage
- pressure signal
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、排気中の有害成分を効率よく低減し、同時に
機関の安定を図るために排気還流装置と配電器及び混合
気濃化装置の作動を同時に調整できるようにした車両用
内燃機関に関するものである。
機関の安定を図るために排気還流装置と配電器及び混合
気濃化装置の作動を同時に調整できるようにした車両用
内燃機関に関するものである。
車両用内燃機関の排気中に含有されるNoxtC分の濃
度を低減させるには、排気の一部を吸気中に還流させる
排気還流装置を設けることが有効であることは知られて
いる。
度を低減させるには、排気の一部を吸気中に還流させる
排気還流装置を設けることが有効であることは知られて
いる。
ところが、上記のように排気還流を行うと機関の出力が
低下するから、高出力が要求される高速度下での走行特
性を維持するためには、排気対策よりもむしろ、機関性
能即ち安定走行を重視する必要から排気還流を減少また
は停止させ、燃焼効率を向上させ燃費を稼ぐのが有効で
ある。
低下するから、高出力が要求される高速度下での走行特
性を維持するためには、排気対策よりもむしろ、機関性
能即ち安定走行を重視する必要から排気還流を減少また
は停止させ、燃焼効率を向上させ燃費を稼ぐのが有効で
ある。
一方、点火時期の進角度合を排気還流している時に合せ
た場合においては、排気還流の減少または停止にともな
って高速度走行ではノッキングゾーンが移動してノッキ
ングが発生し易く、出力が極度に低下し運転性が悪くな
る他、エミッションが悪化して触媒コンバータ等が過熱
状態となり耐久性が低下する欠点がある。
た場合においては、排気還流の減少または停止にともな
って高速度走行ではノッキングゾーンが移動してノッキ
ングが発生し易く、出力が極度に低下し運転性が悪くな
る他、エミッションが悪化して触媒コンバータ等が過熱
状態となり耐久性が低下する欠点がある。
従って排気還流減少又は停止と同時に点火時期を遅らせ
るのが望ましい。
るのが望ましい。
また排気還流を行う場合には、混合気の空燃比を理論空
燃比より濃側に設定し、排気還流を行うことによる着火
性の悪化、出力低下、始動性不良等の障害を排除するの
が望ましい。
燃比より濃側に設定し、排気還流を行うことによる着火
性の悪化、出力低下、始動性不良等の障害を排除するの
が望ましい。
かかる観点によって従来装置例えば特開昭53−178
03号をみると、このものでは低車速領域でかつ吸気通
路に設けた絞弁小開度領域では排気還流を行わないにも
かかわらず点火進角を進ませるから、出力が低下し燃費
が悪化するという不都合があるものであった。
03号をみると、このものでは低車速領域でかつ吸気通
路に設けた絞弁小開度領域では排気還流を行わないにも
かかわらず点火進角を進ませるから、出力が低下し燃費
が悪化するという不都合があるものであった。
本考案はかかる実情に鑑み、車速が高速度領域にある時
には排気還流を減少または停止して燃焼効率を高くし、
しかもこの排気還流の減少または停止に同期して点火時
期の進角を最適状態に遅らせてノッキングを防止し、出
力あるいは熱負荷の犠牲のない状態で排気の有害成分を
効率よく低減すると共に上記以外の低車速領域では混合
気を濃化して着火性、出力、始動性を改善する極めて簡
単な構成の排気対策装置を提供することを目的とする。
には排気還流を減少または停止して燃焼効率を高くし、
しかもこの排気還流の減少または停止に同期して点火時
期の進角を最適状態に遅らせてノッキングを防止し、出
力あるいは熱負荷の犠牲のない状態で排気の有害成分を
効率よく低減すると共に上記以外の低車速領域では混合
気を濃化して着火性、出力、始動性を改善する極めて簡
単な構成の排気対策装置を提供することを目的とする。
以下、添付図面に示された一実施例に基づいて本考案を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
図において、車両に搭載した内燃機関の気化器絞弁6下
流の吸気通路1には図示しない機関の、排気通路から分
岐させた排気還流通路2を接続している。
流の吸気通路1には図示しない機関の、排気通路から分
岐させた排気還流通路2を接続している。
排気還流通路2に設けた弁体3は、負圧応動型排気還流
制御弁4のダイアフラム5に連結されており、ダイアフ
ラム5によって画成された負圧作動室7と絞弁6全閉状
態において絞弁6よりもやや上流側であって弁開度増大
につれて絞弁6より下流側に位置する吸気通路1に開[
1する第1の負圧取出ポー)8aとを第1の負圧信号通
路8を介して接続する。
制御弁4のダイアフラム5に連結されており、ダイアフ
ラム5によって画成された負圧作動室7と絞弁6全閉状
態において絞弁6よりもやや上流側であって弁開度増大
につれて絞弁6より下流側に位置する吸気通路1に開[
1する第1の負圧取出ポー)8aとを第1の負圧信号通
路8を介して接続する。
この第1の負圧信号通路8は負圧調整弁9の弁体9aに
よってその負圧信号が大気で稀釈調整される。
よってその負圧信号が大気で稀釈調整される。
即ち負圧調整弁9は気化器吸気通路1のベンチュリ部か
ら取り出したベンチュリ負圧信号通路10を負圧作動室
11に接続し、前記排気還流通路2の排気還流制御弁4
の上流部分から分岐させた機関の排気圧力信号通路13
を圧力作動室14に接続しており、これら作動室11.
14を画成するダイアフラム12及び15はロッド16
を介して相互に連結されている。
ら取り出したベンチュリ負圧信号通路10を負圧作動室
11に接続し、前記排気還流通路2の排気還流制御弁4
の上流部分から分岐させた機関の排気圧力信号通路13
を圧力作動室14に接続しており、これら作動室11.
14を画成するダイアフラム12及び15はロッド16
を介して相互に連結されている。
そして吸気通路1のベンチュリ負圧(吸入空気量の関数
)と排気還流通路2の圧力(吸入空気量、負荷等の関数
)とにもとづいてダイヤフラム12.15を上下動する
ことにより弁体9aを移動させ、第1の負圧信号通路8
の大気開放口8bを開閉作動させ、ベンチュリ負圧から
換算する吸入空気量が増大するにともなって、また、機
関の排気圧力から換算する吸入空気量および負荷が増大
するにともなって吸入負圧信号通路8の大気開放割合(
吸入負圧の大気稀釈割合)を小さくし、排気還流制御弁
3の開度を大きくして排気還流量を増加させるようにし
である。
)と排気還流通路2の圧力(吸入空気量、負荷等の関数
)とにもとづいてダイヤフラム12.15を上下動する
ことにより弁体9aを移動させ、第1の負圧信号通路8
の大気開放口8bを開閉作動させ、ベンチュリ負圧から
換算する吸入空気量が増大するにともなって、また、機
関の排気圧力から換算する吸入空気量および負荷が増大
するにともなって吸入負圧信号通路8の大気開放割合(
吸入負圧の大気稀釈割合)を小さくし、排気還流制御弁
3の開度を大きくして排気還流量を増加させるようにし
である。
他方全閉時の絞弁6の近傍上流でかつ弁開度増大につれ
て絞弁の下流側となる第2の負圧取出ポート19及び絞
弁6の常時下流にある負圧導入口20に第2の負圧信号
通路21を接続しかつ該通路21を従来公知の負圧進角
装置22の負圧作動室22 aに接続する。
て絞弁の下流側となる第2の負圧取出ポート19及び絞
弁6の常時下流にある負圧導入口20に第2の負圧信号
通路21を接続しかつ該通路21を従来公知の負圧進角
装置22の負圧作動室22 aに接続する。
これによって前記第2の負圧取出ポート19及び負圧導
入口20から導いた合成負圧即も機関の負荷上昇にとも
なって点火時期の進角を次第に進めるようにしである。
入口20から導いた合成負圧即も機関の負荷上昇にとも
なって点火時期の進角を次第に進めるようにしである。
23はディストリビュータである。
同図では、第1及び゛第2の負圧取出ポート8 a、
19が吸気の上下流方向にずれた配置となっているが、
これは図示の便宜上で実際には゛絞弁6の同一開度で同
期して開閉される位置に開口されているものである。
19が吸気の上下流方向にずれた配置となっているが、
これは図示の便宜上で実際には゛絞弁6の同一開度で同
期して開閉される位置に開口されているものである。
また負圧導入口20は第2の負圧取出ポート19との間
に安定した合成負圧を作り出すために設けたものである
が、:れを省いて単一の第2の負圧取出ポートからのみ
負圧を取り出すようにしても何ら問題がないことは、従
来からこの種負圧取出手段として知られていることであ
る。
に安定した合成負圧を作り出すために設けたものである
が、:れを省いて単一の第2の負圧取出ポートからのみ
負圧を取り出すようにしても何ら問題がないことは、従
来からこの種負圧取出手段として知られていることであ
る。
かかる第2の負圧信号通路21は常閉の第1の電磁開閉
弁24を介して大気に開放される。
弁24を介して大気に開放される。
又、上記第2の負圧信号通路21と第1の負圧信号通路
8とを、第2の負圧信号通路21から第1の負圧信号通
路8に向ってのみ大気の流動を許容する逆止弁25を介
して連通形成する。
8とを、第2の負圧信号通路21から第1の負圧信号通
路8に向ってのみ大気の流動を許容する逆止弁25を介
して連通形成する。
従って逆止弁25連通時は第1の負圧信号通路8をも第
2の負圧信号通路21および電磁開閉弁24を介して大
気に開放させることになる。
2の負圧信号通路21および電磁開閉弁24を介して大
気に開放させることになる。
逆止弁25は具体的にはA、 B両室の隔壁25 aの
連通孔25 bを、第1の負圧信号通路8に通じるB室
側からスプリング25 Cのばね力により弁体25 d
が着座して、閉塞する構成としている。
連通孔25 bを、第1の負圧信号通路8に通じるB室
側からスプリング25 Cのばね力により弁体25 d
が着座して、閉塞する構成としている。
弁体25 dはこのためA、 B両室の圧力差が生じB
室側圧力が低くなった時のみ弁体25 dが開きA室か
らB室べと空気流が生じ逆には閉じる逆止作用を行う。
室側圧力が低くなった時のみ弁体25 dが開きA室か
らB室べと空気流が生じ逆には閉じる逆止作用を行う。
電磁開閉弁24を開閉制御するソレノイド26と電源2
7との間には、車両が所定値以上の高速度状態(例えば
55km/h以上)で走行していることを検出し、この
検出時に接点を閉成させるスイッチ28を接続する。
7との間には、車両が所定値以上の高速度状態(例えば
55km/h以上)で走行していることを検出し、この
検出時に接点を閉成させるスイッチ28を接続する。
そして車速が所定値以上であることを検出すればスイッ
チ28が閉成しソレノイド26を励磁させて電磁開閉弁
24を開き、第2の負圧信号通路21を大気に開放して
負圧進角装置22に供給される信号負圧を大気で稀釈す
る。
チ28が閉成しソレノイド26を励磁させて電磁開閉弁
24を開き、第2の負圧信号通路21を大気に開放して
負圧進角装置22に供給される信号負圧を大気で稀釈す
る。
このとき逆止弁25においてA室が大気圧となり負圧の
大きいB室との間に差圧が発生し弁体25 dを開く。
大きいB室との間に差圧が発生し弁体25 dを開く。
その結果第2の負圧信号通路21がら逆止弁25を介し
て大気が流入し、第1の負圧信号通路8の信号負圧をも
大気で稀釈すべくしである。
て大気が流入し、第1の負圧信号通路8の信号負圧をも
大気で稀釈すべくしである。
なお、上記スイッチ28は、車速が所定値以上の高車速
を検出して作動するものであれば任意であり車速に直接
応動する車速スイッチ、機関の回転速度がら車速を割り
出す回転速度スイッチ、あるいは、車両の変速機の変速
状態がら車速を計測する変速機スイッチなど、あらゆる
車速検出手段を採用することができる。
を検出して作動するものであれば任意であり車速に直接
応動する車速スイッチ、機関の回転速度がら車速を割り
出す回転速度スイッチ、あるいは、車両の変速機の変速
状態がら車速を計測する変速機スイッチなど、あらゆる
車速検出手段を採用することができる。
かかる構成の排気対策装置において、車両が所定値(5
5km/ h )未満の低速度で走行している状態では
、スイッチ28の接点が開成されているのでソレノイド
26は消磁状態を保持し、電磁開閉弁24を閉鎖保持さ
せる。
5km/ h )未満の低速度で走行している状態では
、スイッチ28の接点が開成されているのでソレノイド
26は消磁状態を保持し、電磁開閉弁24を閉鎖保持さ
せる。
したがって、第2の負圧信号通路21には大気が導入さ
れず、第1の負圧取出ポート19及び負圧導入口20か
ら取出した負圧がそのままの状態で負圧進角装置22の
風圧作動室22 aに供給されディストリビュータ23
の図示しないベースプレートを回動して真空進角分を進
角させる一方ベンチュリ部から導出したベンチュリ負圧
および排気還流通路2から取出した排気圧力に応答して
第1の負圧信号通路8の大気開放口を開閉する負圧調整
弁9を開閉制御しこれにより、吸入空気量及び負荷に応
じて大気で稀釈された信号負圧を排気還流制御弁4に供
給し、弁体3の開度を調整して所定量(率)の排気を吸
気中に還流させる。
れず、第1の負圧取出ポート19及び負圧導入口20か
ら取出した負圧がそのままの状態で負圧進角装置22の
風圧作動室22 aに供給されディストリビュータ23
の図示しないベースプレートを回動して真空進角分を進
角させる一方ベンチュリ部から導出したベンチュリ負圧
および排気還流通路2から取出した排気圧力に応答して
第1の負圧信号通路8の大気開放口を開閉する負圧調整
弁9を開閉制御しこれにより、吸入空気量及び負荷に応
じて大気で稀釈された信号負圧を排気還流制御弁4に供
給し、弁体3の開度を調整して所定量(率)の排気を吸
気中に還流させる。
このとき、第1の負圧信号通路8の信号負圧は、上記の
ように吸気量等に応答して大気で稀釈されるため第2負
圧信号通路21の信号負圧より弱くなり逆止弁25にお
けるA室内の負圧がB室内の負圧より大きい(絶対値)
ので弁体25 dが連通孔25 bを閉じ両通路8,2
1を実質的に独立させることができる。
ように吸気量等に応答して大気で稀釈されるため第2負
圧信号通路21の信号負圧より弱くなり逆止弁25にお
けるA室内の負圧がB室内の負圧より大きい(絶対値)
ので弁体25 dが連通孔25 bを閉じ両通路8,2
1を実質的に独立させることができる。
その結果、排気還流通路2に設けた弁体3および負圧進
角装置22は相互に独立して制御される。
角装置22は相互に独立して制御される。
このようにして所定速度以下の車速領域では排気還流を
行ないNOxを低減すると共に、点火進角を進ませて良
好な燃費を得る。
行ないNOxを低減すると共に、点火進角を進ませて良
好な燃費を得る。
但し絞弁6の全閉付近の領域では負圧取出ポー)−8a
における圧力は大気圧となるから排気還流がなされない
。
における圧力は大気圧となるから排気還流がなされない
。
また、これまでの点火進角ではノッキングゾーンの移動
によりノッキングし易くなる所定車速以上の高車速運転
状態になると、スイッチ28の接点が閉成されソレノイ
ド26が励磁されて電磁開閉弁24が開く。
によりノッキングし易くなる所定車速以上の高車速運転
状態になると、スイッチ28の接点が閉成されソレノイ
ド26が励磁されて電磁開閉弁24が開く。
このために、第2の負圧信号通路21に大気が流入し負
圧進角装置22の負圧作動室22a内に大気が導入され
て点火進角を遅らせノッキングの発生を避ける。
圧進角装置22の負圧作動室22a内に大気が導入され
て点火進角を遅らせノッキングの発生を避ける。
同時に逆止弁25のA室に導かれた大気が既述のように
弁体25 dを開いて連通孔25 bを開き第1の負圧
信号通路8に流入する。
弁体25 dを開いて連通孔25 bを開き第1の負圧
信号通路8に流入する。
したがって、第1の負圧信号通路8および第2の負圧信
号通路21内の信号負圧は大気で稀釈される。
号通路21内の信号負圧は大気で稀釈される。
このため排気還流制御弁4の開度が小さくなりあるいは
これを閉じるため排気還流が減少または停止する。
これを閉じるため排気還流が減少または停止する。
即ち上記した点火進角の遅れによる機関の不安定を排気
還流の減少または停止によって防止する。
還流の減少または停止によって防止する。
一方、上記のように逆止弁25がら大気が流入して第1
の負圧信号通路8の信号負圧がさらに大気で稀釈された
時点では、第2の負圧信号通路21の信号負圧も大気で
稀釈されているため負圧進角装置22による点火時期の
進角が遅れており、早期着火によるノッキングを防止し
て出力を高くすると共に燃焼温度の急上昇を防止して有
害排気成分の生成、各部品の過熱を予防するのである。
の負圧信号通路8の信号負圧がさらに大気で稀釈された
時点では、第2の負圧信号通路21の信号負圧も大気で
稀釈されているため負圧進角装置22による点火時期の
進角が遅れており、早期着火によるノッキングを防止し
て出力を高くすると共に燃焼温度の急上昇を防止して有
害排気成分の生成、各部品の過熱を予防するのである。
また、排気還流を行う場合には、混合気の空燃比を理論
空燃比より濃側に設定し、排気還流にともなう燃焼抑制
作用の各種障害(着火性の悪化、出力低下等)を防止す
る一方、排気還流の減少、停止に同期して吸入空気量を
増量させ、あるいは燃料供給を減量して空燃比の濃側設
定を解除することが好ましい。
空燃比より濃側に設定し、排気還流にともなう燃焼抑制
作用の各種障害(着火性の悪化、出力低下等)を防止す
る一方、排気還流の減少、停止に同期して吸入空気量を
増量させ、あるいは燃料供給を減量して空燃比の濃側設
定を解除することが好ましい。
図示の実施例では気化器のパワーバルブ31作動用の吸
入負圧導入通路32を第2の電磁開閉弁33で低速の5
5 km/ h未満では大気開放しパワーパルプ31を
作動して空燃比を濃側設定する。
入負圧導入通路32を第2の電磁開閉弁33で低速の5
5 km/ h未満では大気開放しパワーパルプ31を
作動して空燃比を濃側設定する。
なおこのとき、上記の如く、絞弁6の全閉付近では排気
還流が減少又は停止されているが、この領域では空燃比
濃側設定を解除せず、機関始動性を向上させアイドリン
グ回転を安定させる。
還流が減少又は停止されているが、この領域では空燃比
濃側設定を解除せず、機関始動性を向上させアイドリン
グ回転を安定させる。
また前記速度以上では大気を遮断して吸入負圧のみにす
ることによりパワーバルブ31を非作動制御して空燃比
の上記濃側設定を解除する。
ることによりパワーバルブ31を非作動制御して空燃比
の上記濃側設定を解除する。
以上、説明したように、本考案によれば、車速が所定の
高速走行領域に達するまでは、排気還流と、この排気還
流に見合った点火時期の進角制御及び混合気の濃側設定
とで機関の有害排気成分の生成を防止し、同時に排気還
流による着火性の悪化、出力低下を防止し、かつ絞弁全
閉付近の排気還流を減少又は停止すると共に前記混合気
濃側設定により始動性の向上、機関アイドル回転の安定
化を図る。
高速走行領域に達するまでは、排気還流と、この排気還
流に見合った点火時期の進角制御及び混合気の濃側設定
とで機関の有害排気成分の生成を防止し、同時に排気還
流による着火性の悪化、出力低下を防止し、かつ絞弁全
閉付近の排気還流を減少又は停止すると共に前記混合気
濃側設定により始動性の向上、機関アイドル回転の安定
化を図る。
また、車速が所定の高速走行領域に達した以後では排気
還流の減少又は停止と、これに見合った点火時期の進角
制御とを行っていわゆる高速度走行に必要な高出力を確
保すると同時に、ノッキング防止して機関の安定燃焼を
図ることができる。
還流の減少又は停止と、これに見合った点火時期の進角
制御とを行っていわゆる高速度走行に必要な高出力を確
保すると同時に、ノッキング防止して機関の安定燃焼を
図ることができる。
従って排気系各部品特に排気後処理装置等の過熱を予防
できる。
できる。
さらに、上記のような排気還流の制御と点火時期の進角
制御とを、同一の電磁開閉弁によって同期して行われる
のでその制御機構を簡略化でき経済的である上、同期精
度を高くできるため、車両の走行特性が一時的に悪化す
ることもない。
制御とを、同一の電磁開閉弁によって同期して行われる
のでその制御機構を簡略化でき経済的である上、同期精
度を高くできるため、車両の走行特性が一時的に悪化す
ることもない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す要部の断面図である。
1・・・吸気通路、2・・・排気還流通路、4・・・排
気還流制御弁、7・・・負圧作動室、8・・・第1の負
圧信号通路、8a・・・第1の負圧取出ポート、9・・
・負圧調整弁、19・・・第2の負圧取出ポート、21
・・・第2の負圧信号通路、22・・・負圧進角装置、
24・・・第1の電磁開閉弁、25・・・逆止弁、28
・・・スイッチ(車速検出手段)、31・・・パワーバ
ルブ、32・・・吸入負圧導入通路、33・・・第2の
電磁開閉弁。
気還流制御弁、7・・・負圧作動室、8・・・第1の負
圧信号通路、8a・・・第1の負圧取出ポート、9・・
・負圧調整弁、19・・・第2の負圧取出ポート、21
・・・第2の負圧信号通路、22・・・負圧進角装置、
24・・・第1の電磁開閉弁、25・・・逆止弁、28
・・・スイッチ(車速検出手段)、31・・・パワーバ
ルブ、32・・・吸入負圧導入通路、33・・・第2の
電磁開閉弁。
Claims (1)
- 排気還流通路に設けた負圧応動型排気還流制御弁と機関
吸気通路の絞弁全閉状態よりも上流側で開度増大につれ
て絞弁の下流側に位置する第1の負圧取出ポートとを第
1の負圧信号通路を介して接続し、気化器のベンチュリ
部のベンチュリ負圧と機関の排気圧力に応動する負圧調
整弁で前記第1の負圧信号通路の大気希釈割合を変動さ
せるようにした排気還流装置と、点火時期を進角制御す
る負圧進角装置の負圧作動室と前記絞弁により前記第1
の負圧取出ポートに略同期して開閉される機関吸気通路
位置に開口した第2の負圧取出ポートを第2の負圧信号
通路を介して接続した負圧進角装置と、前記絞弁下流位
置の吸入負圧に応動し該吸入負圧信号減少時に混合気を
濃化する混合気濃化装置と、車速検出手段により所定値
以上の高車速領域を検出した時に開弁作動し前記第2の
負圧信号通路を大気に開放させる常閉の第1の開閉弁と
、該第2の負圧信号通路と前記第1の負圧信号通路とを
第1の負圧信号通路側に向ってのみ大気の流動を許容す
べく連通する逆止弁と、車速検出手段により前記高車速
領域以外の領域を検出したときに前記混合気濃化装置へ
の吸入負圧信号を大気希釈する第2の開閉弁と、を設け
たことを特徴とする車両用内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978047555U JPS5913343Y2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 車両用内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978047555U JPS5913343Y2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 車両用内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54150719U JPS54150719U (ja) | 1979-10-19 |
JPS5913343Y2 true JPS5913343Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=28929625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978047555U Expired JPS5913343Y2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 車両用内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913343Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944128A (ja) * | 1972-08-31 | 1974-04-25 | ||
JPS52151418A (en) * | 1976-06-11 | 1977-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | Control system |
JPS5317803A (en) * | 1976-08-02 | 1978-02-18 | Toyota Motor Corp | Exhaust gas purifying system |
-
1978
- 1978-04-13 JP JP1978047555U patent/JPS5913343Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944128A (ja) * | 1972-08-31 | 1974-04-25 | ||
JPS52151418A (en) * | 1976-06-11 | 1977-12-15 | Nissan Motor Co Ltd | Control system |
JPS5317803A (en) * | 1976-08-02 | 1978-02-18 | Toyota Motor Corp | Exhaust gas purifying system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54150719U (ja) | 1979-10-19 |
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