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JPS59104339A - 2,15−ヘキサデカンジオンの製造方法 - Google Patents

2,15−ヘキサデカンジオンの製造方法

Info

Publication number
JPS59104339A
JPS59104339A JP21214582A JP21214582A JPS59104339A JP S59104339 A JPS59104339 A JP S59104339A JP 21214582 A JP21214582 A JP 21214582A JP 21214582 A JP21214582 A JP 21214582A JP S59104339 A JPS59104339 A JP S59104339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chloride
tetradecanedioyl
chlorinating agent
formula
hexadecanedione
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21214582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6240347B2 (ja
Inventor
Mamoru Yamane
山根 守
Yasukazu Sato
佐藤 保和
Hiroshi Okino
沖野 広
Keita Matsushita
景太 松下
Hiromi Ozaki
尾崎 博己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP21214582A priority Critical patent/JPS59104339A/ja
Publication of JPS59104339A publication Critical patent/JPS59104339A/ja
Publication of JPS6240347B2 publication Critical patent/JPS6240347B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ムスコンの製造のための中間体である2、1
5−ヘキサデカンジオンの製造方法に関する。
ムスコンは、雄のじゃ香鹿の生殖腺から採取される天然
じゃ爵の香気成分であり、高級な香料として従来からよ
く知られCいる。、しかし、じゃ香鹿を殺して天然じゃ
香を採取することは動′(〃1保護の点からQイましく
なく、天然ムスコンの入手が非常に困難になってきてい
る。ムスコンの合成に関して従来からいくつかの方法が
研究されてきたが、2.15−ヘキサデカンジオンから
ムスコンを高収率(約65%)で合成し得る技術が開発
されたことにより(特開昭55−85536号)2.1
5−ヘキサデカンジオンはムスコン合成上の中間体とし
て注目されるようになった。
従来、2.15−ヘキサデカンジオンの合成法としては
、(1)8−ケトノナン酸塩をコルベ電解により縮合さ
せる方法(特公昭37−16708号) 、(2+ブタ
ジ工ン2量体をワラカー法により酸化後、縮合する方法
〔辻等、Bull、 Chem、 Sue、 Japa
n 。
■+21 、547 (1978) ) 、(31ポリ
チオニルから誘専する方法CH,Wynberg+ e
taJL J−A、 C,S−+ 82+1447 (
1960) ’] 及び(4)レブリン酸エステルの2
−ケタール化物と1.6−9スルホンから合成する方法
(%開昭57−42648号)等が提案されている。
しかしながら、上記filの方法は、コルベ電解で高価
な白金電極を用いなければならず、しかも原料であるケ
トノナン酸を得るためにも、レブリン酸とアジ1ン酸と
のコルベ電解を必要とし、収率の低いコルベ電解′f:
2段に用いるため全体として収率が著しく低くなる等の
欠点を有する。
又(2)の方法は、縮合にコルベ電解を経る方法を用い
ても5工程を、グリニヤール反応により縮合する場合は
9工程をも、反応工程を経なければならず、しかも収率
が想い等の欠点がある。
さらににつ)及び(4)の方法は、原料であるポリチ剃
ニル或いり、レブリン酸の入手が困難であること、反応
工程が多いこと及び収率が低いこと等の欠点を有してい
る。
すなわち、これらの公知の方法は、いずれも製造工程が
比較的複雑であるとか、出発原料の入手が容易でないと
か又は、収率が低い等の工業的に実施するうえでの問題
点がみられる。
上述したような状況に鑑み、本発明者は、近年テトラデ
カンニ酸のような長鎖ジカルボン酸が発酵法により対応
する炭化水素(例えばn−テトラデカン)から容易に製
造できるようになったことに着目し、上記テトラデカン
ニ酸を出発物質として用いることにより、2.15−ヘ
キサデカンジオンが入手容易な出発物質から簡易に製造
し得るとの知見を得て、本発明をなすに至った。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、テトラデカンニ酸を塩素化剤によりテトラデ
カンジオイルクロリドとした後、次にこれをハロゲン化
メチル亜鉛又はプソイドハロゲン化メチル亜鉛と反応さ
せることを特徴とする。
本発明で出発物質として用いるテトラデカンニ酸はn−
テトラデカン(この炭化水素は石油からモノキュラシー
ゾを用いて採取し得る)ヲ、炭化水素から対応する長鎖
ジカルボン@を生産し得る能力を有する微生物を利用し
て発酵させることにより得られる(例えば特公昭57−
29994号公報参照)。このテトラデカンニ酸を塩素
化剤と反応させることによりテトラデカンジオイルクロ
リドが容易に削製し得る。テトラデカンニ酸からテトラ
デカンジオイルクロリドを調製するのに用いる塩素化剤
としては、五塩化リン、三塩化リン、塩化スルホリル、
塩化チオニル等を例−示できるが、本発明においては、
反応終了後の塩素化剤の分n1tが容易な塩化チオニル
の使用がもつとも好ましい。
この反応は、テトラデカンニ酸を、それと同モル又はそ
れ以上の塩素化剤と、20〜50℃の温度で3〜4時間
攪拌することにより比較的容易に進行スル。又、ヘンタ
ン、トルエン、キシレン等の塩素化剤に対し不活性な有
機溶媒中で行なってもよいが、必ずしも溶媒は必−要と
しない。
このようにして得られた反応生成物から、例えば減圧が
留操作へ7を用いて塩素化剤を除去することにより、テ
トラデカンジオイルクロリ(こる。
次に、本発明においてこのテトラデカンジオイルクロリ
ドと反応させるのに用いる)・ロゲン化メチル亜鉛並び
にプソイドハロゲン化メチル亜鉛は下記式(I)で示さ
れる組成を有する。
ハロゲン化メチル亜鉛: <Ck13)’1ZnX2−y     (I)(式中
yはg < x≦2 で表わされる実数であり、Xは1
゛、c、g、Br又はC2を示す)プソイドハロゲン化
メチル亜鉛: (式中yはQ (x≦2で表わされる実数であり、x4
は−CN、 −NC,−0eN、−NCOl−8CN、
 −NC8゜−CNO,−N、などの〕−ロゲノイドを
示す)これらのハロゲン化メチル亜鉛並びにプソイドノ
・ロゲン化メチル亜鉛はB沼aise試薬の調製法とし
て知られる方法に準じて製造できる。例えば、ヨウ化メ
チル、臭化メチルのようなノ10ゲン化メチルを、表面
に銅を付加した亜鉛粉末あるいは亜鉛と銅の合金と石媒
中で反応させることにより生成し得る。その際、極性溶
媒中で反応させるとハロゲン化メチル亜鉛は単体として
得られるが、非極性溶媒中では会合化合物の形体で生成
する。又、ジメチル亜鉛とハロゲン化亜鉛を反応させる
が、もL<はハロゲン化メチルマグネシウムとハロゲン
化亜鉛を反応させることによってもハロゲン化メチル亜
鉛が得られる。シソイドハロゲン化メチル亜鉛も上記と
同様にして容易にE4製することができる。
本発明でのテトラデカンジオイルクロリドとハ0/7’
ン化メチル炬鉛もしくはプソイドハロゲン化メチル唾鉛
との反応は、有機溶媒、例えばヘキサン、ベンゼン、ト
ルエンのような炭化水素;エチルエーテル、デトラヒド
ロフラン、:)メキサンのようなエーテル乃;アセトン
、メチルエチルケトン、アニソールのよりなケトン類;
酢酸エチルのようなエステル;もしくは四塩化炭素、ク
ロロポルム、クロルベンゼンのようなハロゲン化炭化水
素或はこれらの混合物中で行なう。この反応に際しての
テトラデカンジオイルクロリドの濃度は50重量%以下
が好ましく、この濃度が高すぎると副反応が起るおそれ
がある。
反応温度は一80’C乃至ioo℃であって、特に=3
0℃乃至30℃が好ましい。反応温度が低すぎると反応
速度が遅くなり、−カ高すぎると副反応が生ずる。
上記反応に用いるハ0/F′ン化メチル亜鉛もしくはシ
ソイドハロゲン化メチル亜鉛の針はテトラデカンジオイ
ルクロリドに対して2乃至10モル倍であることが好ま
しく、上記量が2モル倍より少ないと未反応のテトラデ
カンジオイルクロリドもE−<はその反応半生酸物であ
る14−オキソペンタデカノイルクロリドが残存するよ
うになって反応効率が低Tし、一方10モル倍より多く
なると副反応が生ずるようになる。
反応終了後、反応液を酸およびアルカリで洗浄して溶媒
を除去後間られる固形分をメタノールを用いて再結晶さ
せると純粋な2.15−ヘキサデカンジオンが白色結晶
として得られる。
因みに、2.15−ヘキサデカンジオンからムスコンの
合成は、公知の方法により2,15−ヘキサデカンジオ
ンを分子内アルドール縮合させて猿化し、次いで環化生
成物ヲノ?ラジウム触媒の存在下で水素化することによ
って行ない得る。例えは、2.15−ヘキサデカンジオ
ンを、ヘキサン、ベンゼン、テトラヒドロフランのよう
な不活性溶剤の存在下にノイソブナルアルミニウムフエ
ノキシ1゛の↓9な櫓機アルミニウム化合物およびビリ
ソンのような第3級アミンを用いて分子内項化させて3
−メチル−2−ンクOペンタデセンー1−オンを得、こ
れを水添することに↓リムスコンを調製し得る(%開昭
55−85536号参照)。
斜上のように、本発明は、容易に入手し得るテトラデカ
ンジオイルクロリドを出発物質として用イテ、ムスコン
の中間物質である2、15−ヘキサデカンジオンを簡易
な方法で収率よく製造し得るので、ムスコンの合成上柱
するところが大きいと言える。
以下に実施例を示して本発明f:更に具体的に説明する
実施例 1 発酵法により調製しt(テトラデヵンニ酸の結晶300
 f 、!:塩化f 、t = # 600 ynl 
(約9805’)を2.8容フラスコに採り、オイルパ
ス中で、緩徐に加温(35℃程度)しながら、マグネチ
ックスクーラーにより攪拌して3〜4時間反応させて、
均一透明な酸クロリドの塩化チオニル溶液を得た。上記
フラスコを室温下にアスピレータ−で減圧となしてフラ
スコ内の溶液中の塩化チオニルを留去し、更に真空ポン
プを用いて恒量になるまで脱気して塩化チオニルを完全
に除去してテトラデカンジオイルクロリド3372を得
た。
硫酸銅2.51Fを溶かした水溶液に亜鉛粉末10fを
浸漬して表面に金属銅を析出させ、よく乾熱させて得ら
れた亜鉛・銅粉末、ジオキサン50ゴ、およびヨウ化メ
チル30m/を還流冷却器をつけたフラスコにとり、こ
の混合物を温度80℃で2時間攪拌して、ヨウ化メチル
亜鉛を生成させた。次いでデカンテーションにより、ヨ
ウ化メチル亜鉛を含む溶液をフラスコに回収し、これに
0℃の温度で上記により調製したテトラデカンジオイル
クD リド41を加え、この混合物を2時間攪拌下に反
応させて、2,15−ヘキサデカンシメンを合成した。
得られ7と反応液を3多塩酸20m1.3チ水酸化すト
リウム水浴液20−および純水29m1で洗浄して溶媒
除去した後、生成物をメタノールで再結晶し7たとこる
純粋な2,15−ヘキサデカンジオンが、282得られ
た。
実施例 2 亜鉛90重量部と銅10重量部を融解して作った合金f
:100メツシュ以下に粉砕した合金粉末10?と、ト
ルエン59m1.酢酸エチル10Mおよびアセトニトリ
ル20m1f還流冷却器をつけたフラスコにとり、この
混合物を還流温度で、2時間攪拌してシアン化メチル亜
鉛を生成させた。次いでデカンテーションにより、シア
ン化メチル亜鉛を含む溶液をフラスコに回収し、これに
、20°Cの温度で攪拌しつつ実施例IKより調製した
テトラデカンジオイルクロリF4yを約1時間で滴下し
て添加し、さらに1時間攪拌を続けて反応させて2、工
5−ヘキザデカンジオンを合成した。得られた反応液を
よく水洗し、有機溶液層を濃縮して分離した後、生成物
をメタノールで再結晶させて純粋な2,15−ヘキサデ
カンジオンを2.41得た。
実施例 3 臭化メチルマグネシウム159を含ムエチルエーテル1
00M溶液に0℃の温度下に臭化亜鉛30r’l加え攪
拌しながら反応させて臭化メチル亜鉛を生成させた。こ
のエーテル層をフラスコにとり、これに−10℃の温度
に保って、実施例1により調製したテトラデカンジオイ
ルクロリド62を加えて3時間攪拌下に反応させた。得
られる反応生成液f:3%塩酸2ON、3チ水酸化す]
・リウム水溶液20m1.および純水20m1で洗浄(
2て溶媒除去した後、生成物をメタノールで再結晶させ
たところ、純粋な2,15−ヘキサデカンジオンが38
2得られた。
代理人  川   目   義  雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. fil  テトラデカンニ酸を塩素化剤と反応させ、次
    いで得られるテトラデカンジオイルクロリドをハロゲン
    化メチル加鉛又はプソイドハロゲン化メチル卯鉛と反応
    させることを特徴とする2、15−ヘキサデカンジオン
    の製造方法。
JP21214582A 1982-12-03 1982-12-03 2,15−ヘキサデカンジオンの製造方法 Granted JPS59104339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21214582A JPS59104339A (ja) 1982-12-03 1982-12-03 2,15−ヘキサデカンジオンの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS59104339A true JPS59104339A (ja) 1984-06-16
JPS6240347B2 JPS6240347B2 (ja) 1987-08-27

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ID=16617631

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JP21214582A Granted JPS59104339A (ja) 1982-12-03 1982-12-03 2,15−ヘキサデカンジオンの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107827723A (zh) * 2017-11-24 2018-03-23 万华化学集团股份有限公司 一种长链二酮合成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107827723A (zh) * 2017-11-24 2018-03-23 万华化学集团股份有限公司 一种长链二酮合成方法

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JPS6240347B2 (ja) 1987-08-27

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