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JPS5899498A - フラボノ−ル配糖体 - Google Patents

フラボノ−ル配糖体

Info

Publication number
JPS5899498A
JPS5899498A JP19521681A JP19521681A JPS5899498A JP S5899498 A JPS5899498 A JP S5899498A JP 19521681 A JP19521681 A JP 19521681A JP 19521681 A JP19521681 A JP 19521681A JP S5899498 A JPS5899498 A JP S5899498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methanol
water
compound
sophorosyl
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19521681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6365075B2 (ja
Inventor
Shizuo Kadoya
門矢 静夫
Takatoshi Yoshida
孝利 吉田
Takashi Saito
崇 斉藤
Masahiro Iwamoto
岩本 政博
Masao Tsubokawa
坪川 政雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP19521681A priority Critical patent/JPS5899498A/ja
Publication of JPS5899498A publication Critical patent/JPS5899498A/ja
Publication of JPS6365075B2 publication Critical patent/JPS6365075B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 で表わされる7ラボン誘導体に関するもので、ある。た
だし、RIはソホロシル基、グルコシル基または水素を
意味し、−および狗は一方が水素を、他方が7エルロイ
ル基を意味する。
さらに詳しくは9本発明は0−78ルロイルグルコシル
ケン7エロールおよびその8−0−グルコシルもしくは
ソホロシル誘導体に関するものである。
これらの化合物はニラの抽出物から得られ。
あるいはこれを原料として加熱、酵素処理、酸処理等の
処理手段により得ることができ、線溶誘導活性および/
または抗アレルギー作用を有し医薬として期待される。
ニラ(AAlllu tuberosum Rottl
 )は、広く食用に供されているが、その薬理作用につ
いては殆んど知られていない。漢方ではその種子が白色
帯下、頻尿らに用いられることもあるが、その葉茎部は
全く用いられていない。またニラの成分研究も少なく、
含硫黄揮発性物質が数種知られているが、その他の成分
に関してはこれまでに殆んど報告が見られない。
本発明者らは、ニラの葉茎部の抽出エキスから線溶誘導
作用および/または抗アレルギー作用をもつ新規7ラボ
ノイドを単離し、7ラボノイドムと命名した。7ラボノ
イドAの構造は。
ケンフェロール(kaesipharol )骨格を有
し、その8位にソホロース(sophoroge ) 
、また7位に2−7エルロイルグルコース(2−fer
uloyl glu−cosa )の結合したものであ
る。
7ラボノイドム水溶液を加熱することによりフェルロイ
ル基が2位から6位に転位した7ラボノイドBが得られ
、またこの7ラボノイドBを希酸で加水分解すると8位
ソホロースの脱離した7ラボノイドCが得られた。また
、7ラボノイドムを希酸で加水分解すれば、8位ソホロ
ースの血離した7ラボノイドDが得られ、さらに、7ラ
ボノイドAをヘスペリジナーゼで酵素分解することによ
り、8位ソホロースから1個のグルコースの脱離した7
ラボノイド!が得られた。これらの化合物は、いづれも
薬理活性を有し、かつ新規物質である。
7ラボノイドAを得るには、ニラの葉茎部を新鮮のま\
あるいは乾燥したのち、水または含ま 水有機溶媒で抽出する。葉茎部はそのま^抽出してもよ
いが、抽出効率を高めるために切断または粉砕して用い
る方が望ましい。抽出溶媒は水のみよりも、それに適量
の有機溶媒2例えばメタノール、エタノール、プロパツ
ールなどのアルコ−“ル、ア七トン、ジオキサンなどを
添加した混合溶媒の方が抽出効率が良い。またベンゼン
、ヘキサンなどでクリロフィルなどの色素を除去したの
ち、水で抽出する方法でも良い。
ただし、いづれの溶媒を用いる場合でも、7ラボノイド
Aが熱に対して不安定であるため、抽出温度は室温以下
であることが望ましい。例えば、新鮮二う葉茎部を3乃
至5倍量の80−メタノールと室温8〜6日冷浸したの
ち、濾過して抽出液を得る。
抽出液から7ラボノイドムを分離精製するには一般の天
然物の単一に用いられる公知の手段を適宜組合せて行う
ことができる。すなわち。
非極性多孔性ポリマー、デキストランゲル類。
活性炭、lリアミド類やシリカゲル類を用いた吸着クロ
マトグラフィーや分配クロマトグラフィーが適用できる
。また、これらのクロマトグラフィーを高速液体クロマ
トグラフィー装置ヲ用いて行うこともできる。さらに必
要によりブタノールなど適当な笹媒を用いて再結晶する
こともできる。
7ラボノイドムは新規物質であり1次の理化学的性質を
有する。
イ)性状:S−ブタノール−エタノールから再結晶した
とき、一点ZOO〜Sll”Cの淡黄褐色粉末品を与え
る。
→元素分析 計算値(c43H4・024・H2O)0 6B、1%
、  H51B1% 実測値 0 6B、2?%、H4,98% ハ)呈色反応 塩酸マグネシウム反応、塩化第二鉄反応に陽性、ニンヒ
ドリン反応、ドラーゲンドルフ反応に陰性。
副索外部吸収スペクトル λR−Hd(logg ) : 2BB (4,86L
 246III龜X (4J? )t 269 (4,81)、 88B (
4,42)λ”H−AIC” am (log g )
 = 284 (4,85) 。
墓1Lx 878(4,86)、80!(44B)、889(4,
813,899(4,08) 2””−””IC′511(log i ) : 24
 B (4,58) 。
ax !68 (4,50>t 888 (4,60)λ””
−”0A0slI(1og g ) ! iB 8 B
 (4,86) 。
―亀X 247 (4J6 L  268 (4,Z9 L  
8BB(4,41) ホ)赤外線吸収スペクトル へ)マススペクトル FD−Maw/z:118B、  1119. 987
  (M”+K)、971(M”+Na)、95?、8
09゜795.668,647,688,487.47
1゜ト)溶解性 水に易溶、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサ
イドに可溶、エタノール、メタノール、クロロホルム、
アセトン、ベンゼン。
エーテル、酢酸エチルに難溶。
チ)核磁気共鳴xペク)ルー(SOOMHz、DM80
−<ls −Dzo )δppm (JHz ) ”8
.80 (8H,s)     4.66(1M、 e
i、 J−Fl)4.9 ? (IH,t、 J−8)
  5.46(IH,d、 J−8)5−69 (l 
H1brei−J−8)  6−41 (l Hs ’
! )6.50(IH,1,J−16)  6.80(
IH,!l)6.88 (1)1. d、 J−8) 
 6J 5(tlH,(1,J−8)?、16(IH,
a、J−8)  7.81(IH,8)7.64 (L
H,(1,J−16)  8.11 (2H,d、 J
−8)す)酸分解物 IN−塩酸中、100°C,5時間加水分解したとき、
ケンフェロールおよびグルコースを生成する。
ヌ)アルカリ分解物 1%力セイカリ水溶液中、室温、15時間加水分解した
とき、7!ルラ酸を生成する。
ル)糖のメチル化分析 アルジトールアセテート法により、 8,4.6−トリ
メチルグルコース1.00モルに対シ。
2、8.4.6−チトラメチルグルコースを1.97モ
ル検出した。
上記の理化学的性質から、7ラボノイドムの構造式は、
下記のごとく推定された。すなわち7ラポノイドAは8
−0−β−D−ソホロシルー7−0−β−D−(2’−
0−)、ルロイル)グルコシルケンフ!p−ルである。
ド真水溶液を加熱すればよい。水溶液のpHは中性附近
もしくはアルカリ性であることが必要で、酸性側のpH
では転位反応が起り難い。ただし、アルカリ側のpHで
は、7エルロイル基の脱離などの副反応を助長するので
好ましくない。また反応温度は室温乃至ioo℃の間の
いづれを選んでもよいが、低温では9反応の進行が遅い
ため、80乃至100℃の範囲が望ましい。7ラボノイ
ドBの生成は1反応時間に比例して増加するが、10時
間以上の長時間では副反応が起るので、好ましくは2乃
至5時間の反応時間が適当である。反応液から7ラボノ
イドBを得るには反応液を氷冷し、生ずる沈でんを集メ
、 含水アルコールなどの溶媒から再結晶すればよい。
7ラボノイードBは以下の理化学的性質を有することか
ら、7ラボノイド真のiL位7エルロイル基が6位に転
位した構造であると推定された。
イ)性状=50襲メタノールから再結晶したとき融点z
14〜217℃の微黄色針状晶を与える。
口)元素分析 計算値(Cn5HasO244H20)0 1a、44
%、  H5,81%  −実測値 0 62.88%、  )1 6.09%ハ)溶解性 アルカリ性水溶液、ジメチルホルムアミドお−よびジメ
チルスルホキサイドに易溶、エタノールに可溶、水およ
びベンゼン、酢酸エチル。
エーテル、メタノールなどに難溶。
二)紫外線吸収スペクトル KtOH λ  w(logg) :28B(4,81)t 24
7IIaX (4,21)、 268 (4,2幻、88B(4,8
8)λ″″toH+A10”sm(logg)  : 
 Z  8 5  (4,8OLaX !79(4,28L 80B(4,16)、888(4
,80)、 896 (8J4 )λItO)))−N
aOAc mix    sa(logg) : 2 B 4 (
449) 。
248(4,1?)、168(4,19)、8B4(4
,81) ホ) 赤外i吸収スペクトル y””cwl−”: 8400.1655.1600.
1080ax へ)マススペクトル FD−M8 11/!W : 987 (M”+K L
 9? 1(M”+Na)、8(DI、795,668
,681ト)核磁気共鳴スペクトル(200MHK、 
DM80−<1s−DzO)δppm (JHz ) 
:8.80 (8H,g )     4.21 (I
H,da、 J−12,8)4.5、J(IH,J−I
J)   4.66(IH,d、J−8)6.18(I
H,a、−J−8)  5.70(1)1.b惰J−8
)6.47(IH,!、J−16)  6.55(IH
,s)6.81(LH,+1.J−8)  6.85(
LH,1m)6.98(81(、d、 J−8)  7
.08(IH,d、 J−83?J?(IH,8)  
    7.59(IH,d、J−16)8.1 B 
(2H,(1,J−8) 7ラボノイドCは、7ラボノイドBの部分加水分解によ
って得られる。7ラポノイドのグルコサイドは結合位置
により酸加水分解に対する抵抗性が興なることは公知(
例えば、 J、B。
Harborne、 Phytochem+1stry
 it 107 (1’965年))であり、7位グル
コサイドを残し、8位グルコサイドのみを選択的に加水
分解することができる。この方法を適用して、7ラボノ
イドBから得た7ラボノイドCの理化学的性質は表1に
示した。
7ラボノイドDは、同様にして、7ラボノイドムの8位
グルコサイドを部分加水分解して得られ、その理化学的
性質は表1に示し、た。
7ラボノイドXは、7ラボノイドAの8位ソホp−スの
非還元末端のグルコースのみを選択的に加水分解する方
法1例えばヘスペリジナ−ゼを用いる酵素分解で得るこ
とができる。7ラボノイド!の理化学的性質は表1に示
した。
表17ラボノイドO,Dおよび2の理化学的性質 7ラボノイドム、B、O,Dおよび2の線溶誘導活性お
よび抗アレルギー活性を試験した結果を表2に示した。
表27ラボノイドム、 B、 O,Dおよび冨の薬理活
性 注1)ラットに検体を静脈内投与し、10分後援血した
血液のニーグロブリン溶解時間を測定し、投与前のそれ
と比較して、投与前/投与後×100(4)士標準誤差
で示した。一群8匹。
注2)う、)POA反応(抗卵白アルブミンラ。
ト血清を感作後48時間惹起)の抑制率で示した。抑制
率は各群の色素漏出面積から次式により求めた。一群5
匹。
抑制率(4)−(対照群−投薬群)/対照群±標準誤差 注8)5119/119投与 注43g119/J投与 注5)ジナトリウムクロモグリケート 実施例1 ニラの集綿(湿重量S、0I9)を粉砕し、80襲メタ
ノールt、htで室温にて6日間抽出した。
濾過後、濾液からメタノールを留去し、得られた水溶液
を多孔性樹脂(三菱化成製ダイヤイオンHP−20)1
.01f)カラムに通過させ、水81で洗浄した。つぎ
に80%メタノール11で溶離する部分を集め、濃縮乾
固して、濃褐色粉末が14.Oj得た。
この粉末9.0gをlθ%メタノールllに溶かし、1
0%メタノールで充填した=HP−20(1,Oj)カ
ラムにかけた。カラムをlogメタノール11,50%
メタノール11で洗浄後80%メタノール21で溶離す
る部分を集め。
濃縮乾固すれば、茶褐色粉末がL489得られた。
つぎにこの粉末1.609を60%メタノール80−に
溶かし、逆相系シリカゲル(東洋曹達製78に−GKL
LS−4100DSi9IL)(IXl1インチ)カラ
ムを用いて高速液体クロマト装置による分取を行った。
溶媒は60%メタノール、流速は14gLt/分、サン
プルの注入量は毎回8−とじ、紫外部2645m  に
よって検出した。活性画分として保持時間6ないし8分
の部分を分取し、濃縮乾固して0.509の茶褐色粉末
を得た。
さらに、精製するために再びLS−410カラムにかけ
た。すなわち、この粉末846■を459&メタノール
17.8−に溶かし、LS−410カラム(IXIIイ
ンチ)を接属した高速液体クロマト装置により分画した
。46弾メタノールを流速14@t/mllで流し、1
8ないし21分の保持時間で溶出する活性画分を集めt
濃縮乾固すれば淡褐色粉末が44m9得られた。
この粉末を襲−ブタノール−エタノールの混合溶媒から
再結晶し、7ラボノイドAを淡黄褐色粉末品として得た
実施例2 7ラボノイドムl(1”9をpH7,0のリン酸緩衡液
1O69−に溶解し、沸騰水浴上で8時間加熱した。−
晩冷蔵庫内に放置し、生じた沈殿を遠心分離した。沈殿
は水5sa/で洗浄後、50%メタノールで再結晶し、
微黄色針状晶の7ラボノイドBを55■得た。
実施例8 7ラボメイド840■を2.5s硫酸の50%エタノー
ル溶液l〇−中で100分間加熱還流した。反応液を酢
酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を水洗、乾燥後、濃縮
乾固した。得られた黄色粉末をエタノールから再結晶す
れば、黄色針状晶の7ラボノイドclBN9が得られた
実施例会 7ラボノイドA30119を5%硫a!8−に溶解し、
沸騰水浴上で100分間加熱した。冷却後生じた黄色沈
殿をエタノールから再結晶して。
黄色粉末品のフラボノイドD10169を得た。
実施例5 7ラボノイドA100wkgをpH4のクエン酸−リン
酸緩衝液z5−中で可溶性へスペリジナーゼ(田辺)2
00■を用い87℃で40時間酵素分解した。冷却後生
じた沈殿を十分に水洗し、黄色粉末品の7ラポノイドに
61”9を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中R1はソホロシル基、グルコシル基または水素を
    、&および&は一方が水素を、他方が7エルロイル基を
    あられす。)であられされる7ラボン誘導体。 (g)s−o−β−D−ソホロシルー7−0−β−D−
    (!’−0−フェルロイル)−グルコシルケン7!ロー
    ルである特許請求の範囲第一項記載の化合物。 (8) 8−0−β−O−ソホロシルー7−〇−β−D
    −(6’−0−7エルロイル)−グルコシルケン7!ロ
    ールである特許請求の範囲第一項記載の化合物0
JP19521681A 1981-12-04 1981-12-04 フラボノ−ル配糖体 Granted JPS5899498A (ja)

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JPS6365075B2 JPS6365075B2 (ja) 1988-12-14

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4859488A (en) * 1987-09-15 1989-08-22 Kabushiki Kaisha Yakult Honsha Liquid food for curing constipation: polydextrose and oligosaccharide
WO1997001343A2 (fr) * 1995-06-28 1997-01-16 Institut Français Du Petrole Utilisation comme substances therapeutiquement actives ou produits cosmetiques des sophorolipides, en particulier pour le traitement de la peau
US5627157A (en) * 1989-06-03 1997-05-06 Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo α-glycosyl hesperidin and its uses

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WO1997001343A3 (fr) * 1995-06-28 1997-03-13 Inst Francais Du Petrole Utilisation comme substances therapeutiquement actives ou produits cosmetiques des sophorolipides, en particulier pour le traitement de la peau

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