JPS5870292A - 車両用音声認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、予め登録した操作者の登録音声データに基づ
いた音声命令の認識により音声命令に対応した負荷の作
動を指令する装置において、雑音が大きくなる車両の使
用状態を検出したときには音響データに混入する雑音成
分の割合を低減するようにしてｆｙ４４命令の認識を確
実に行なえるよう圧した車両用音声ｇ鍼装置に関する。

従来、この独の音声認識装置としては、例えば第１図に
示すようなものがある。

第１図において、１は運転席の近傍に設けられたマイク
ロホンであり、音声認識装置の使用に際しては、まず登
録スイッチ２の操作により操作者の音声による所定の音
声命令の登録を行なっておく。すなわち、登録スイッチ
２をオン操作すると、スイッチ入力検出回路４がスイッ
チ操作を検出して信号９４ｍに出力を生じ、制御部５に
より各回路部に対し登録モードの処理指令が与えられる
。

このような登録モードにおいて、所定の音声命令、例え
ばカーラジオの電源オンについて定められている音声命
令「ラジオ」をマイクロホン１に向けて発すると、音声
命令はマイクロホン１で電気信号に変換されて音声入力
回路６で増幅さへこの音声信号は音声検出回路７に入力
して時系列イキ号となる音声信号の開始時点が信号レベ
ルの立上り変化に基づいて検出され、制御部５に対し登
録処理の開始を指令する。

そのため、マイクロホン１よりの音声信号は帯域フィル
タ群８で所定の周波数に分割され、パラメータ抽出部９
において各周波舷帯域での折戸パワースペクトラムを得
るために、２乗又は整流され、音声パワー情報となる時
系列音声データにデジタル＆換され、メモリ１ｏに記憶
される。このとき登録スイッチ２の操作により登録モー
ドとなっているので、メモリ１０の音声データは登録デ
ータ記憶部ｌｌに転送され、音声認識処理を行なうため
の基準データとして登録される。

次に、音声命令の登録が終了した後に、車載負性、例え
ばラジオを聞きたい場合には、指令開始スｆ　’）ｆ３
　’）、オン操作してマイクロホン１に向って所定の音
声命令「ラジオ」を与えるようにする。

この指令開始スィッチ３０オン操作に対しては、スイッ
チ入力検出回路４が信号線４ｂに出方を生じ、制御部５
によって各回路部に対し認識モードの制御指令が与えら
れ、このときマイクロホン１より入力する祈声命令を、
登録時と同様に音声データに変換してメモＩＪ　１０に
誓込むようになる。

このメモリ１０に記憶された音声データは、登録データ
記憶部１１より順次読出される複数の登録データとの間
で、類似度比較処理部１２において類似度の演算を行な
う。この類似度の演算としては、音声データと登録デー
タとについて時間軸の正規化やレベルの正規化を行なっ
た後に、チェビシェフ距離やその他の距離についての演
算を実行して類似度を求めるようになる。

類似度比較処理部１２で演算された類似度の値は、認識
飴処理判断部１３で類−低度の値が予め定められた閾値
の範囲内に−あるか否かが判別され、範囲内にあるとき
には、この類似度を屯つ音声データに対応した指令を駆
動部１４に出力し、カーラジオの電源を投入するように
なる。

ところで、車両用の音声認識装置の使用環境は、一般の
音声認識装置に比べ同曲のＭｆレベルが高く、特にエン
ジンを始動した車−の使用状態では単室の騒音レベルが
上昇し、しかも雑音の混入はランダムに生ずるため、負
性の作動を音声命令により指令したときの音声信号に含
まれる雑音成分の割合が高く、比較的大きな雑音が混入
し九場合にけ、音声命令を認識できなかったり、更には
誤認識に−より誤った負荷の作動を指令する恐れがあっ
た。

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、登録スイッチのオン操作により人力した肋だの
音声命令を認識基準データとして登録し、この登録後に
指令開始スイッチのオン操作により入力された音声命令
を上記登録データに基づいて認識して音声命令に対応し
た負荷の作動を指令する装置に於いて、雑音に影響され
ることなく音ｐｈ葡令の認識を確実に行なうため、車両
の使用状態を検出したときには、音声命令信号に含まれ
る雑音成分の割合を低減するデータ登録又は音声認識を
行なうことにより、上記の間組点を解決することを目的
としている。

以下、本発明を回向に基づいて説明する。

第２図は本発明の一実施例を示したブロック図である。

先ず構成を説明すると、操作者の発する音声命令を電気
毎号に変換するマイクロホン１、音声命令の登録時にオ
ン操作する登録スイッチ２、音響命令による負荷の作動
を行う際にオン操作する指令開始スイッチ３、登録スイ
ッチ２に父は指令開始スイッチ３のオン操作による出力
を検出して信号［４ｍ、４ｂに出力を生ずるスイッチ入
力検出回路４、登録モード又Ｆｉ認識モードにおける各
回路への制御信号を出力する制御部５については第１図
の従来装置と同じであるが、マイクロホン１よりの音声
信号を増幅して出力する音声入力回路６には、異なった
増幅利得Ｇ、　、　Ｇ、を有する増幅器６１．６２が設
けられ、増幅利得０１はＧ。

より大きく設定されている。増幅器６１．６２の出力は
アナログスイッチ６３に人力されていずれか一方が切り
換え出力される。このアナログスイッチ６３Ｆｉ後の説
明で明らかにする様に、車両の停止状態を検出している
時には図示の様に壇−器６１の出力に切換わっており、
車内の使用状態を検出すると増−器６２１ｊｌ！に切り
換わる。従って車両の停止状態においては音″Ｐｔａ号
の増幅率が大きく、車＾の使用状態になると音声信号の
増幅率は低下する様に切り侠見られる。

一方アナログスイッチ６３を切り換える為の車両の状態
を検出する為イグニッションスイッチのオン操作により
閉じるリレー接点を有するイブニラシランリレ−１６の
出力と、オルタネータ−の出力とを取り入れた車両状態
検出回路１５が設けられ、車両状態検出回路１５はイグ
ニッションリレー１６がオンで且つオルタネータの出力
が得られている時に車両の使用状態を検出して制御部５
に出力し、この時、制御部５＃ｉアナログスイツチ６３
を増幅器６２＠に切夛換える。一方イグニッションリレ
ー１６がオフでオルタネータ出力が得られていない時に
は、車両状態検出回路１５は車両の停止状態を検出して
制御部５に出力し、この時、制御部５Ｆｉアナｐグスイ
ツチ６３を図示の様に増幅器６１側へ切り換えている０
表お、車両状態検出回路１５にオルターネータ出力を取
シ入れているのは、イグニッションスイッチのスタータ
位置への切り換えによジエンジンが始動し走時にオルタ
ネータの出力が得られるので、このオルタネータの出力
はエンジン回転の有無を検出していることに相当する。

又、音声入力回路６の後段に設けられる音声認識及び登
録用の回ｌ８Ｆｉ第１図の従来装置と同じになることか
らその説明を省略している。

次に第２図の実施例の作用を説明する。

先ず車両を停止している状態で登録スイッチ２又は指令
開始スイッチ３をオン操作して登録又は認識の為の音声
命令をマイクロホンｌに向けて発したとすると、この時
車両状態検出回路１５は車両の停止を検出しているの−
で制御部５によりアナログスイッチ６３け増幅器６１側
に切り換わっており、マイクロホンｌよシの音声信号は
増幅器６１における増幅利得Ｇ１をもって増幅され、ア
ナログスイッチ６３を介して登録もしくは音声認識が行
かわれる様になる。

一方、エンジンを始動した車両の使用状態にあっては、
車両状態検出回路１５が車両の使用を検出して出力して
いるので、制御部５はアナログスイッチ６３を増幅器６
２側に切シ換えてお）、この時登録又はｇＩＩ川の音声
命令に対応した信号がマイクロホンｌより入力されると
増幅器６２に設定した停止状態での増幅利得Ｇ、より小
さい岸幅利１％　Ｇｘをもって増幅され、アナログスイ
ッチ６３を介して登録又は音声認識の処理部へ与えられ
る。、この為車両の使用状態における音声信号の増幅利
得は小さいので、登録又は音声認識に必要な所定レベル
を超える音声信号を得る為にはマイクロホン１に向かっ
て車両の停止状態に比べて太き々声で音声命令を与える
必要があり、この様に太きに声で音声命令を与えなけれ
げなら表いことからエンジンの始動等により車室の騒音
レベルが上昇していたとしても音声命令の大きさが雑音
レベルの上昇に対し充分大きくカリ、その結果音声信号
に含まれる雑音成分の割合が低減され、登録データーに
含まれる雑音成分及び音声認識データーに含まれる雑音
成分の割り合いが圧縮され、音声命令の認識率を高める
ことが出来る。

第３図は第２図の音声入力回路６の他の実施例を示した
もので、増幅器６０の帰還抵抗Ｒ，，Ｒ，を制御部５の
出力によシ切り換えられるアナログスインチ６３によ）
選択する様にしたことを特徴とする。即ち、車両の停止
状態を検出している時にはアナログスイッチ６３を図示
の様に抵抗Ｒ１側に切り換え抵抗Ｒ１と入力抵抗Ｒ１で
定まる増幅率Ｇ１を設定し、車両の使用状態を検出した
時にけアナ、ログスイッチ６３′を破線で示す様に抵抗
Ｒ３側に切り換え、帰還抵抗Ｒ１と入力抵抗Ｒ１て定ま
る増幅率Ｇ。

（Ｇ、≦Ｇ、）となる増幅率を設定する様にした４ので
ある。この様な帰還抵抗の切り換えによる増幅率の変更
によ）、第２図の実施例と同様に車両の使用状態におけ
る音声信号に含まれる雑音成分の割り合いを低減するこ
とが出来る。

第４図は本発明の他の実施例を示したブロック図である
。この実施例は時系列信号として入力する音声信号の開
始時点と終了時点とを検出する信号検出レベルを車両の
停止時と使用時に分けて切り換える様にしたことを特徴
とする。

先ず構成を説明するとマイクロホン１．登録スイッチ２
．指令開始スイッチ３．スイッチ入力検出回路４．制御
部５．音声入力Ｈ略６のそれぞれは従来装電と同じであ
り、制御部５に対しては第２図の実施例と同様に、車両
の停止と使用状態のそれぞれを検出して出力する車両状
態検出回路１５の出力が与えられている。音声入力回路
６よシの音声信号の開始時点と終了時点とを検出して出
力する音声検出回路７は、音声信号を２乗もしくは整流
して電力信号に変換して検出する信号電力検出回路７０
と、信号電力検出回路７０の出力信号をｌＯ〜２０ミリ
秒の時定数をもって平滑することにより音声信号の電力
成分に対応した直流電圧を出力する音声平滑回路７１と
、同じく信号電力検出回路７０の出力信号を１〜２秒程
度の時迦数によシ平滑して音声信号に含まれる雑音電力
成分に対応した大きさをもつ直流電圧を出力する雑音平
滑回路７２と、雑音平滑回路７２の出力信号を倍率Ｋｓ
　、Ｋｔ　（Ｋ＋＜　Ｋｔ）をもって逓倍する逓倍器７
３ｍ　、７３ｂと、逓倍器７３ｍ、７３ｂの出力を車両
状態検出回路１５の検出出力に基づいて選択するアナロ
グスイッチ７４と、アナログスイッチ７４を介して得ら
れる逓倍器７３ｍ又は７３ｂＯ出力を音声信号を検出し
ている間ホールドするホールド回路７５と、音声平滑回
路７１よシの音声信号に対応し九直流信号とホールド回
路７５を介して与えられる雑音成分に対応した直流電圧
となる基準信号ｅ、とを比較し、音声平滑回路７１の出
力が基準信号ｅ、を上Ｕつだ時に出力する比較器７６と
、比較器７６のＨレベル出力が例えば１５０ミリ秒以上
継続した時に制御部５に対して音声登録又は認識の開始
信号Ｃ１を出力し、比較器７６の出力がＬレベルに立下
ってから２５０ミリ秒程度Ｌレベル状態を継続したとき
に音声信号が無くなったものとして制御部５に対して終
了信号ｅ、を出力するレベル検出回路７７とを有する。

この音声検出回路７に於いて、アナログスイッチ７４は
車両状態検出回路１５が停止状態を検出している時に逓
倍器７３婁側に切り換わってお）、車両の使用状態を検
出すると破線で示す様に逓倍器７３ｂｌｌＫ切り換わる
。又ホールド回路７５ｔｊ最初アナログスイツチ７４を
介して与えられる逓倍器７３ｍ又は７３ｂの出力をその
まま基準信号ｅｒとして比較器７６に与えており、レベ
ル検出回路７７が開始信号ｅ１を出力するとその時の入
力をホールドし終了信号Ｃ８が出力される迄ホールド状
態を保つ。

次に第４図の実施例の作中を説明する。

今仮りに車両を停止している状態で登録スイッチ２又は
指令開始スイッチ３をオン操作して登録又Ｆｉ認識用の
音声命令をマイクロホン１に向けて発し喪とする。４こ
の時、車両状態検出回路１５Ｈ車両の停止を検出し、制
御部５によりアナログスイッチ７４１を逓倍器７３ａ側
に切シ換わっている。

マイクロホン１で電気信号に変換され友音声命令は、音
声入力回路６で増幅された後に音声検出回路７の信号電
力検出回路７０で電力信号に変換され、音声平滑回路７
１け音声信号の電力成分に対応した直流電圧を出力し、
一方、雑音平滑回路７２け音声信号に含まれる暗雑音の
電力レベルに比例した直流電圧を逓倍器７３３１　＄　
７３　ｂ　Ｋ与える。

この時アナログスイッチ７４は逓倍器７３ａｌｌに閉じ
ているので、逓倍器７３ａでに１倍された雑音平滑回路
７２の出力が取り出され、アナログスイツチ７４及びホ
ールド回路７５を介して基準信号ｅ１として比較器７６
に与えられる。比較器７６Ｆｉ音声平滑回路７１の出力
が基準信号ｅｒを上回った時にＴＩレベル出力を生じ、
このＨレベル出力が例えば１５０ミリ秒程度継続すると
制御部５に対して音声Ｉｉ！！識又は登録の開始信号ｅ
、を出力し、音声入力回路６の出力より分岐された音声
信号は帯域フィルタ群へ入力し、従来装置に於けると同
様な回路部をもって音声命令の登録又Ｆｉ認識処理が行
なわれる。又レベル検出回路７７が開始信号ｅ１を出力
するとホールド回路７５における逓倍器７３ａの出力の
ホールドが行にわれ、比較器７６に対応する基準信号ｅ
ｒｔｊ固定される。次いで音声命令の入力が終了すると
比較器７６の出力はＬレベルに戻り、このＬレベル状態
が例えば２５０　ミＩＪ秒程度継続すると、レベル横用
回路７７＃ｉ終了信号ｅ！を制御部５に出力し、制御部
５＃−ｉ音声命令の入力が完了したことを判断し音声命
令の登録又は認識の処理を開始する制御を行う様になる
。

一方、車両のエンジンを始動した状態において上記と同
様な音声命令の入力を行なったとすると、この時車両状
態検出囲路１５Ｆｉ車両の使用状態を検出しており、そ
の為アナログスィッチ７４１１逓倍器７３ｂｉ４１１に
切り換わっている。このため、雑音平滑回路７２より与
えられる音声信号に含まれる暗雑音の電力レベルに対応
した直流信号は車両の停止Ｅ時よりは大きい倍率Ｋｔを
もって逓倍され、比較器７６の基準信号ｅｒとして設定
される。この為、比較器７６における基準信号ｅｒのレ
ベルが停止状態の時に比べ商いレベルに変更され、この
基準信号ｅｒのレベルを上回る様な音声命令、即ち比較
的大きな声を発することにょる音声命令が入力されない
限り比較器７６はＨレベル出力を生じない。また、大き
な声は、音声パラメータの特徴がはっきりする。従って
車両の使用状態、即ちエンジンが同転している様な単室
騒音の高い状態で鴫マイクロホン１に同って比較的大き
な声で音声命令を行なわなければ認識又は登録が行なわ
れず、エネルギーの大きな音声命令が人力されることで
周囲の雑音レベルが高かったとしても音声信号に対する
雑音成分の割り合いは充分に低減され、音声命令の登録
データ又はｇｗｋ用の音声データに含まれる雑音成分の
割り合いが圧縮され音声命令の認識を確実に行うことが
出来るようＫなる。　□第５図は本発明の他の実施例を
示したブロック図でありこの実施例は予め登録されてい
る複数の登録データと負りＩを作動する為に入力した音
声命令のデータとの類似度の演算を行い、演算された泡
数の類似度の中から最小となる類似度の値を取り出し、
この最小類似度が予め定められた閾値以下の時に最小類
似度に対応した負荷の作動を指令する様な音声認識処理
に於いて、最小類似度を判別する閾値の値を車両の停止
と走行の状態に応じて切り換える様にしたことを特徴と
する。

先ず構成を説明すると、指令開始スイッチ３゜登録スイ
ッチ２．スイッチ入力検出回路４．匍ノ卿部５．マイク
ロホンで電気信号に変換された音声信号を複数段、例え
ば４段の帯域フィルタ群８により周波数分割して入力し
各剃波数帝斌に於ける電力スペクトラムをもって音声信
号の特徴抽出を行なった時系列音声データを出力するパ
ラメータ抽出回路９綬びパラメータ抽出回路９より出力
される音声データを記憶するメモリ刊に４ついては第１
図に示した従来装置と同じであり、更に制御部５に対し
て車両の状態を検出して出力する車両状態検出ＩＰｊ路
１５が第２，４図の実施例と同様に設けられる。

一方、メモＵ　１０に格納にされた音声データを認識す
る為の回路部として、登録データ記憶部１１にはメモ’
）　１１　ａ　、　１　ｌ　ｂのそれぞれが設けられ、
このメモＩＪ　１１　ａ　、’　１　ｌ　ｂのそれぞれ
には登録スイッチ２のオンの操作により入力された所定
の音声命令Ｆ（ｘ、１）及びＦ’（１’、２）のそれぞ
れが記憶されている。このメモ！Ｊｌｌａ、ｌｌｂに記
憶されている登録データは例えば次表−１の様になる。

表−１ 尚、表−１で示される登録データの意味する所は、例え
ばラジオの登録データＦ（ａ、１）を例にとると、 但し　１ｉｌ＝１〜４　　フィルタ段数ｊ＝１〜３２　
　時系列データ数 となる時系列データをもって示される。尚、第５図の実
施例では登録データとして類似度の高い二つの登録デー
タＦ（、ｒ、１）及びＦ（ｘ、２　）の二つの登録デー
タを記憶している場合を例にとっているが、登録データ
は一種類であっても良い。

メモリ１０に続いて設けられた類似度比較処理部１２Ｆ
ｉ類佑度演算器１２０と類似度の最小値を判別する最小
値判別器１２１を有し、類似度演算器１２０に於ける演
算としては、 ／、（１＝ｌＦ（ｘ、１）−Ｆ（ｘ）１＝ｋ　ｙｉ　、
４’（ｔ、Ｄ−１ｘ（ｉ＋ｊ）Ｉ・−・・・（１）−１
ｊ−ｌ １ｔ（：ｘ）　＝　Ｉ　Ｆ　（、ｒ、２）−Ｆ（り　１
となるチェビシェフ距離の演算にょシ類低度＾（ｘ）、
４（ｘ）のそれぞれが演算される。尚、！＝ａ　、　ｂ
・・・・・・ｆとなって前記表−１に示す各負荷の種類
に対応するものである。

この様に前記ｆｌ）　、　（２）式をもって得られた複
数の類似度は最小値判別器１２１で類似度１１（ｘ）　
　及びｔ＊＜ｘ＞の最小値のそれぞれが取り出される様
になる。

類似度の最小値が与えられる認識語判断処理部１３は、
比較器１３０と、アナログスイッチ１３１と、所定の閾
値す、　、　ｈｔ　（ｂ＋＞　ｈｔ　）を記憶した閾値
メモリ１３２ａ、１３２ｂとを備え、アナログスイッチ
１３１ｔ；ｊ車内状態検出回路１５が車両の停止状態を
検出している時には閾値メモ！Ｊ１３２ａ側に切り換わ
って閾値ｈ１を比較器１３０に設定しており、一方、車
両状態検出回路１５が車両の使用状態を検出すると閾値
メモ１ｊ１３２ｂ＠に変わって閾値り、を比較器１３０
に設定する様になる。

又表示器１８は音声命令の入力に対して［１処理が行な
われなかった時に改めて音声命令の入力を要求する表示
を行う為に設けている。

次に第５図の実施例の作用を説明する。今仮りに車両を
停止した状態で指令開始スイッチ３をオン操作して所定
の音声命令を発したとする。この時、車両状態検出回路
１５は車両の停止状態を検出しているので、指令開始ス
イッチ３のオン操作に対応したスイッチ入力検出回路４
の出力で作動した制御部５は、Ｍ識飴判断処理部１３に
於けるアナログスイッチ１３１を閾値メモリ１３２ｍ＠
に切り換え、比較器１３０に対し閾値り、を設定する１
、この間値設定状態で入力された音声命令は、パラメー
タ抽出回路９において絢波数分割された各帯域ごとに電
力スペクトラムによる％像抽出を行い且つ時間軸での正
規化、レベルの正規化等を行って音声データＦ（−ｆ）
に変換され、メモ１月０に記憶される。次いでアナログ
スイッチ１５を介して登録データ記憶部１１のメモ！Ｊ
ｌ１ｍより登録データＦ（Ｊ、１）が類似−比較処理部
１２に与えられ、類似度演算器１２０に於いてメモＩＪ
　１０の１１声データＦ（Ｅ）との間で前記第ｆｌ）式
による類似度４（”）の演算が行われ、次いで最小値判
別器１２１で最小となる類似度石＜ｘ＞が取り出され、
認識飴判断処理部１３に与えられる。次いで登録データ
記憶部１１の□メモリｌｌｂに於ける登録データＦ　（
ｘ、２）とメモリ１０の音声データＦ　（：ｔ）との間
の演算が同様にして行なわれ、閣識飴判断処理部１３の
比較器１３Ｇに与えられる。この時比較器１３０にはア
ナログスイッチ１３１を介して閾値メモＩＪ　１３２　
ｍの閾値ｈ１が与えられているので、閾値り、を最小類
似度が下回った時に制御部５に対して最小類似度に対応
した負荷の作動を指令する様になる。一方、比較器１３
０において最小類似度が閾値り、を上回っている場合に
は、制御部５に対して表示器１８に音声命令の再入力を
行わせる表示動作を指令する。

次に車両のエンジンを始動した状態で上述と同様に所定
の負荷を作動する為の音声命令を入力したとすると、こ
の時、車両状態検出回路１５は車両の使用状態を検出し
、制御部５によってアナログスイッチ１３１は閾値メモ
リ１３２ｂ１１１１に切り換わっており、比較器１３０
に対する閾値は車両の停止状態における閾値り、より小
さい閾値り、となている。従って、類似度比較処理部１
２より与えられる最小類似度は閾値り、以下とならなけ
れば音声命令の認識が行なわれず、この様に車両の使用
状態においては類似度を判別する為の閾値ｂｔを小さく
して類似度の判断を厳しくしており、例えば雑音成分の
混入により閾値ｈ１以下で且つ閾値り１以上となる様な
範囲の類似度の最小値が得られた場合にも、この類似度
の最小値は雑音成分の混入によるものであることから閾
値り、の設定により音声ＭＡＲ出力を生じないようにし
、周囲の雑音レベルが高い時の音声命令の誤認識を確実
に防止する様にしている。

尚、第５図の実施例は音声命令の綾織時に類似度を判別
する閾値ｈ１　＋　ｋｌｌを車両の状態に応じて切り換
える様にしているが、登録データ記憶部１１のメモリｌ
ｌ＆、ｌｌｂに登録データを記憶する登録時においても
登録データの判別に用いる閾値１１１　＊　）Ｉｔの切
り換え設定を同様に車両状態検出回路１５の検出出力に
基づいて行なうようにしても良い。

以上説明してきた様に、本発明によれは、登録スイッチ
のオン操作により入力した所定の音声命令を認識基準デ
ータとして登録し、この登録後に指令開始スイッチのオ
ン操作に続いて入力される音声命令を上記登録データに
基づいてｇａｌして該音声命令に対応した負荷の作動を
指令する装置において、車両の使用状、態を検出した時
には音声信号に含まれる雑音成分の割り合いを低減する
データ登録又は音声認識の処理を行う様にした為、エン
ジンの回転音もしくは周囲の走行雑音等により車室内の
騒音レベルが高く、この騒音レベルが高い状態で音声命
令を発し九としても、音声信号に含まれる雑音成分の割
り合いを低減する信号処理もしくは認識又は登録の処理
が行なわれる様になり、雑音レベルが高い状態であって
も確実に音声命令による負荷の作動を行うことが出来る
という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の一例を示したブロック図、第２図は
車両状態に応じて音声命令信号の増−利得を切換えるよ
うにした本発明の一実施例を示したブロック図、第３図
は第２図の利得切替の他の実施例を示した回路図、第４
図は音声命令信号の開始と終ｒの各時点を検出するレベ
ルを車両状態に応じて切替えるようにした本発明の他の
実施例を示したブロック図、第５図は類似度の最小値を
判ぞ１する閾値のイーを車両の状態に応じて切替えるよ
うにした本発明の他の実施例を示したブロック図である
。 ｌ・・・マイクロホン　　　２・・・登録スイッチ３・
・・指令開始スイッチ　４・・・スイッチ入力検出回路 ５・・・制御部　　　　　　６・・・音声入力回路７・
・・音声検出回路　　　８・・・帯域フィルタ群９・・
・パラメータ抽出回路 １０　、１１　ａ　、　１　ｌ　ｂ−メモリ１１・・・
登録データ記憶部　１２・・・類似度比較処理部 １３・・・昭１１１！＃＃判断処理部　１４・・・駆動
部１５・・・車両状態検出回路　１６・・・イグニッシ
ョンリレー１８・・・表示器　　　　　６０，６１．６
２・・・増幅器６３，７４，１３１・・−アナログスイ
ッチ７０・・・信号電力検出回路　７１・・・音声平滑
回路７２・・・雑音平滑回路　　７３ｍ、７３ｂ・・・
逓倍器７５・・・ホールド回路　　７６．１３０・・・
比較器７７・・・レベル検出回路　１２０・・−類似度
演算器１２１・・・最小値判別器　１３２ａ、１３２ｂ
・・・閾値メモリ ％針山願人　日産自動車株式会社 代理人　弁理士　　土　橋　　　　皓

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　登録スイッチのオン操作により人力した所定
   の音声命令を認識基準データとして登録し、この登録佐
   に指命開始スイッチのオン操作に続いて入力する音声命
   令を上記登録データに基づいて認識し、該音声命令に対
   応した負荷の作動を指令する装置に於いて、車両を使用
   している状態を検出して出力する検出手段と、該検出手
   段が出力しているときには、音声命令の登録時又は認識
   時に入力する音声信号に含まれる雑音成分の割合を低減
   したデータ登録又は音声認識の処理を行なうデータ処理
   手段とを有することを特徴とする車内用音響認識装置。
2. （２）前記データ処理手段は、前記検出手段が出力した
   ときに、マイクロホンよりの音声信号の増幅利得を所定
   値に低下する利得低下手段でなる特許請求の範囲第１項
   記載の車両用音声認識装置。
3. （３）　　前記データ処理手段は、前記検出手段が出力
   したときに、音声信号の開始と終了の各時点を検出する
   検出レベルを、所定レベルに上昇する検出レベル上昇手
   段でなる特許請求の範囲第１項記載の車両用音声認識装
   置。
4. （４）前記データ処理手段は、前記検出手段が出力した
   ときに、音声データと登録データとに基づい九類偏度の
   演算値が所定の閾値以下のとき認識出力を生ずる認識部
   の上記閾値の値を変更する変更手段でなる特許請求の範
   囲第１項記載の車両用ｉ声認緘装置。