JPS5854020A - ポリエステル繊維 - Google Patents
ポリエステル繊維Info
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- JPS5854020A JPS5854020A JP14620081A JP14620081A JPS5854020A JP S5854020 A JPS5854020 A JP S5854020A JP 14620081 A JP14620081 A JP 14620081A JP 14620081 A JP14620081 A JP 14620081A JP S5854020 A JPS5854020 A JP S5854020A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- spinning
- speed
- polyester
- optical birefringence
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は均斉性の改良されたポリエステル繊維に関する
ものである。ポリエステル繊維、殊にポリエヂレンテレ
フタレート繊維はすぐわた物理的性質を有するため衣料
用、インテリア用。
ものである。ポリエステル繊維、殊にポリエヂレンテレ
フタレート繊維はすぐわた物理的性質を有するため衣料
用、インテリア用。
産業資材用など種々の用途に広く利用されている。特に
近年高速捲取機の開発に伴い、延伸同時捲縮加工用原糸
として紡糸速度2800〜4000m/分で紡糸した所
謂poyを製造する技術が急速に発展し工業化されてい
るが、史に最近6000rn/分級の超高速捲取機が市
販されるに到った。かかる超高速捲取機を用いて超高速
でポリエステルの溶融紡糸・捲取りを行うと得られたポ
リエステル繊維は、例えは繊細学会誌33.5.T −
2’08 (197’7 )に1己軟の如く、繊維の配
向の上昇、結晶化の進展のために力学的にも熱的にも安
定な繊維となり、伺ら延伸することなく溶融紡糸のみで
直接織編物など衣料用繊維として実用化出来る可能性が
出て<4.。
近年高速捲取機の開発に伴い、延伸同時捲縮加工用原糸
として紡糸速度2800〜4000m/分で紡糸した所
謂poyを製造する技術が急速に発展し工業化されてい
るが、史に最近6000rn/分級の超高速捲取機が市
販されるに到った。かかる超高速捲取機を用いて超高速
でポリエステルの溶融紡糸・捲取りを行うと得られたポ
リエステル繊維は、例えは繊細学会誌33.5.T −
2’08 (197’7 )に1己軟の如く、繊維の配
向の上昇、結晶化の進展のために力学的にも熱的にも安
定な繊維となり、伺ら延伸することなく溶融紡糸のみで
直接織編物など衣料用繊維として実用化出来る可能性が
出て<4.。
従って高速紡糸工程のみで直接織編物に使用できる繊維
が得られるならば、従来の低速紡糸−延伸タイプの製造
法と比較して工程の簡略化が可能となり、工業的に数段
有利な製糸手段となるのである。しかしながら、このよ
うに超高速で紡糸し、捲取らねたポリエステル繊維を直
接製織若しくは製綿を行い、次いで精練工程で熱砂4理
を行うと、該織編物にその中の一部の糸条が張力差によ
って曲り構造が異なってくることに起因する光沢斑、即
ちヒゲ状の斑が発現するという欠点があることが判った
。本発明者らはかかる欠点を解消すべく鋭意研究を重ね
た結果、特殊な微細構造のポリエステル繊維とすること
によってヒケ状の斑のない均斉性良好な織編物が得られ
ることを知った。
が得られるならば、従来の低速紡糸−延伸タイプの製造
法と比較して工程の簡略化が可能となり、工業的に数段
有利な製糸手段となるのである。しかしながら、このよ
うに超高速で紡糸し、捲取らねたポリエステル繊維を直
接製織若しくは製綿を行い、次いで精練工程で熱砂4理
を行うと、該織編物にその中の一部の糸条が張力差によ
って曲り構造が異なってくることに起因する光沢斑、即
ちヒゲ状の斑が発現するという欠点があることが判った
。本発明者らはかかる欠点を解消すべく鋭意研究を重ね
た結果、特殊な微細構造のポリエステル繊維とすること
によってヒケ状の斑のない均斉性良好な織編物が得られ
ることを知った。
即ち、本発明は、エチレンテレフタレートを主たる繰返
し単位とするポリエステルから成る繊維であって、その
結晶サイズ(LX)、繊維全体の複屈折率(へn)およ
び非晶領域の複屈折率(△na )が下記式を満足する
が如き物性をもつことを特徴とするポリエステル繊維に
関するものである。
し単位とするポリエステルから成る繊維であって、その
結晶サイズ(LX)、繊維全体の複屈折率(へn)およ
び非晶領域の複屈折率(△na )が下記式を満足する
が如き物性をもつことを特徴とするポリエステル繊維に
関するものである。
009≦△n≦0.12 −(l1
05 ≦Δna/ムn ≦ 0.7 s −f213
00≦L/Δn≦700−(a) 本発明でいう[エチレンテレフタレートを主たる繰返し
単位とするポリエステル1とは、ポリエチレンテレフタ
レート単独重合体を主たる対象とするが、ポリエチレン
テレフタレートの性袈を本負的に変更しない範囲で第3
成分を共重合したポリエステル共夏合体であっても差支
えない。かかる第3成分としては例えばイソフタル酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸。
00≦L/Δn≦700−(a) 本発明でいう[エチレンテレフタレートを主たる繰返し
単位とするポリエステル1とは、ポリエチレンテレフタ
レート単独重合体を主たる対象とするが、ポリエチレン
テレフタレートの性袈を本負的に変更しない範囲で第3
成分を共重合したポリエステル共夏合体であっても差支
えない。かかる第3成分としては例えばイソフタル酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸。
2.6−ナフタリンジカルボン酸、アジピン酸。
シュウ酸、トリメリン)・酸、ピロメリット酸。
p−オキシ安息香酸、ジエチし・ングリコール。
プロピレングリコール、ブチレングリコール。
ポリオキシエチレンクリコール、シクロヘキサンジメタ
ツールあるいはこれらの機能的銹導体等があげられる。
ツールあるいはこれらの機能的銹導体等があげられる。
本発明において特に重要な府は繊維の微細構造に、1)
す、本発明者らは繊維の微細構造とヒケ状斑との関連に
ついて鋭意研51′1の結果本発明に到達したものであ
る。
す、本発明者らは繊維の微細構造とヒケ状斑との関連に
ついて鋭意研51′1の結果本発明に到達したものであ
る。
以下、更に詳L <本発明について駁1明する。
第1図はポリエステルの溶融紡糸における紡糸速度に対
するIJ1!紐の複屈折率(−n)を示したものである
が、第1図から分かるように紡糸速度を一トける程繊維
全体の配向即ち複屈折率(Δn)は高くなり、例えば紡
糸速L1が4 s o On/分以上では・nが約O,
OS以上となり繊維の力学的特性が向上してくる。第2
図は紡糸速度に対する非晶部の複屈折率(”na )を
示したもので、非晶部の配向即ち複屈折率(ムna )
は紡糸速度4500rrL/分までは増大傾向を示すが
4500m/分をこえると飽和しはじめsooom/分
〜6ooom/分で最大値をとる。第3図は紡糸速度に
対する繊維の結晶化度を、また第4図は紡糸速度に対す
る繊維中に形成された結晶のサイズを壓したものであり
、紡糸速度の上昇に伴い繊維の結晶化度が急激に上列し
、かつサイズの極めて大きい結晶が形成されることが分
かる。すなわちポリエステル繊維の高速紡糸においては
配向が急激に上昇し、その高度の配向により誘起される
結晶化現象、いわゆる配向結晶化のために繊維内部に十
分発達した結晶が形成され、力学的にも熱的にもそのま
ま衣料用途に使用し得る安定な繊維構造をとるのではあ
るが、 5− 一方前述の急激な配向結晶化のために形成された結晶は
極めて大きくなり、そのために繊維の配向の成長が7印
制されるという現象が生じる。
するIJ1!紐の複屈折率(−n)を示したものである
が、第1図から分かるように紡糸速度を一トける程繊維
全体の配向即ち複屈折率(Δn)は高くなり、例えば紡
糸速L1が4 s o On/分以上では・nが約O,
OS以上となり繊維の力学的特性が向上してくる。第2
図は紡糸速度に対する非晶部の複屈折率(”na )を
示したもので、非晶部の配向即ち複屈折率(ムna )
は紡糸速度4500rrL/分までは増大傾向を示すが
4500m/分をこえると飽和しはじめsooom/分
〜6ooom/分で最大値をとる。第3図は紡糸速度に
対する繊維の結晶化度を、また第4図は紡糸速度に対す
る繊維中に形成された結晶のサイズを壓したものであり
、紡糸速度の上昇に伴い繊維の結晶化度が急激に上列し
、かつサイズの極めて大きい結晶が形成されることが分
かる。すなわちポリエステル繊維の高速紡糸においては
配向が急激に上昇し、その高度の配向により誘起される
結晶化現象、いわゆる配向結晶化のために繊維内部に十
分発達した結晶が形成され、力学的にも熱的にもそのま
ま衣料用途に使用し得る安定な繊維構造をとるのではあ
るが、 5− 一方前述の急激な配向結晶化のために形成された結晶は
極めて大きくなり、そのために繊維の配向の成長が7印
制されるという現象が生じる。
即ち高速で紡糸されたポリエステル#雄は、通常の方法
で紡糸−熱延伸されたポリニスデル繊維に比較すると、
繊維中の結晶のサイズが極めて大きく、かつ繊維の配向
、特に非晶部の配向が極めて小さいことが%徴となって
いる。本発明者らはこのような特異な僧細構造が、織編
物のヒケ斑に関連が有るという新知艶な見出し本発明に
示っだものである。即ち高速捲ηvにおいて糸条は捲増
機により適度”な接圧を受けつつトラバースガイドによ
りチーズ形状に捲取られるが、非晶部の配向(・xna
)が低いと、糸条かトラバースガイドにより往復運動を
受ける際、そのバック゛−ジの端面部通過時の高い張力
により冷延伸され易(なり、そのため該端面部分の糸は
熱収縮率が高(なり緑2編物として熱処理された際に熱
収縮斑が生じヒケとして欠点になるものである。更に、
結晶サイズが槓めて太きいと 6− パッケージが捲取時に受ける接圧による摩擦熱のために
繊維中の結晶・非晶の相分離が進行し微細構造のばらつ
きが増大しヒケ斑の欠点になるものである。
で紡糸−熱延伸されたポリニスデル繊維に比較すると、
繊維中の結晶のサイズが極めて大きく、かつ繊維の配向
、特に非晶部の配向が極めて小さいことが%徴となって
いる。本発明者らはこのような特異な僧細構造が、織編
物のヒケ斑に関連が有るという新知艶な見出し本発明に
示っだものである。即ち高速捲ηvにおいて糸条は捲増
機により適度”な接圧を受けつつトラバースガイドによ
りチーズ形状に捲取られるが、非晶部の配向(・xna
)が低いと、糸条かトラバースガイドにより往復運動を
受ける際、そのバック゛−ジの端面部通過時の高い張力
により冷延伸され易(なり、そのため該端面部分の糸は
熱収縮率が高(なり緑2編物として熱処理された際に熱
収縮斑が生じヒケとして欠点になるものである。更に、
結晶サイズが槓めて太きいと 6− パッケージが捲取時に受ける接圧による摩擦熱のために
繊維中の結晶・非晶の相分離が進行し微細構造のばらつ
きが増大しヒケ斑の欠点になるものである。
本発明は以上のような新知見に基づくものであり、まず
繊維全体の複屈折率Δnは009〜0.12であること
が必要で、Δnが0.09に満たない場合繊維としての
力学的特性が不安定となり、衣料としていわゆる「ひざ
抜け」などの欠点を生じやすい。一方ポリエステルの高
速紡糸においては第1図に示した如くΔnは0.12ま
では上昇するが更に紡糸速度を上げてもボイド発生のた
め逆に△nは低下する現象が見られ、これ以上の△nを
得るには伺らかの加熱手段が必要となり高価な設備を要
するため好ましくない。従って高速紡糸工程のみで廉価
な繊維を提供せんとする本発明においては△nの最大値
は012となる。
繊維全体の複屈折率Δnは009〜0.12であること
が必要で、Δnが0.09に満たない場合繊維としての
力学的特性が不安定となり、衣料としていわゆる「ひざ
抜け」などの欠点を生じやすい。一方ポリエステルの高
速紡糸においては第1図に示した如くΔnは0.12ま
では上昇するが更に紡糸速度を上げてもボイド発生のた
め逆に△nは低下する現象が見られ、これ以上の△nを
得るには伺らかの加熱手段が必要となり高価な設備を要
するため好ましくない。従って高速紡糸工程のみで廉価
な繊維を提供せんとする本発明においては△nの最大値
は012となる。
次に非晶部の複屈折率(Δna”)と繊維全体の複屈折
率(Δn)との比Δna/Δnは05〜075と十分大
きいことが必要である。Δha、/Δnが05に満たな
い場合、ヤング率も低くなり、糸条がトラバースガイド
等により往復運動を受は捲上げられる際、そのパッケー
ジの端面部通過時の高い張力により冷延伸され易(なり
、該端面部分の糸は中央部分の糸に比べ熱収縮率が高く
なり、WL細物として熱処理された際に熱収縮斑が生じ
ヒケとして欠点となる。逆にΔna、/Δnが075を
越える場合は、非配向分子鎖の配向凝集性が高くなりす
ぎるため、染色した際、染料の繊維内部への拡散が容易
でなく均染性が低下し染斑が出やすいという欠点が生じ
る。
率(Δn)との比Δna/Δnは05〜075と十分大
きいことが必要である。Δha、/Δnが05に満たな
い場合、ヤング率も低くなり、糸条がトラバースガイド
等により往復運動を受は捲上げられる際、そのパッケー
ジの端面部通過時の高い張力により冷延伸され易(なり
、該端面部分の糸は中央部分の糸に比べ熱収縮率が高く
なり、WL細物として熱処理された際に熱収縮斑が生じ
ヒケとして欠点となる。逆にΔna、/Δnが075を
越える場合は、非配向分子鎖の配向凝集性が高くなりす
ぎるため、染色した際、染料の繊維内部への拡散が容易
でなく均染性が低下し染斑が出やすいという欠点が生じ
る。
次に結晶サイズ(L)と繊維全体の複屈折率(Δn )
との比L/Δnは、3oo〜7ooで)、ることが重要
である。L/Δnが700を越える場合は、繊維の配向
の程度に比べ結晶のサイズが極めて大きく捲取時の接圧
による摩擦熱のために結晶・非晶の相分離が進行し微細
構造のばらつきが進行しヒゲ斑の欠点になる。逆にL/
Δnが300未満の場合は、繊維は熱的に不安定になり
直接紗編物とし、て使用に耐えなくなる。
との比L/Δnは、3oo〜7ooで)、ることが重要
である。L/Δnが700を越える場合は、繊維の配向
の程度に比べ結晶のサイズが極めて大きく捲取時の接圧
による摩擦熱のために結晶・非晶の相分離が進行し微細
構造のばらつきが進行しヒゲ斑の欠点になる。逆にL/
Δnが300未満の場合は、繊維は熱的に不安定になり
直接紗編物とし、て使用に耐えなくなる。
このように45001n/分以上の高速で溶融紡糸され
たポリエステル繊維において繊維全体の*屈折率Δnが
0.09〜o】2.非晶部の複屈折率(Δna )とΔ
nの比Δna/Δnが05〜o75゜かつ結晶サイズ(
L)とΔnの比L/Δnが300〜700であるときの
みヒケや染斑がなく、かつ力学的、熱的に安定した良好
な繊維が得られるのである。
たポリエステル繊維において繊維全体の*屈折率Δnが
0.09〜o】2.非晶部の複屈折率(Δna )とΔ
nの比Δna/Δnが05〜o75゜かつ結晶サイズ(
L)とΔnの比L/Δnが300〜700であるときの
みヒケや染斑がなく、かつ力学的、熱的に安定した良好
な繊維が得られるのである。
なお、本発明における結晶サイズ(L)、繊維の複屈折
率(Δn)及び非晶領域の複屈折率(へna)は次の如
くして測定される。
率(Δn)及び非晶領域の複屈折率(へna)は次の如
くして測定される。
結晶サイズ(L)
これは結晶のb軸方向の大きさを表わす尺If、テアリ
、X線回折で赤道方向に現われるポリエステルフィラメ
ントの(016)面の回折強度プロフィール及び子午線
方向にて測定される非晶ハル−プロフィルより、Itと
Iamを評価しく rt+Iam )/2なる強度での
(o+o )面反射ピークのピーク幅B(ラジアンで表
わす)を求め、これによりシェラ−の式 される(前式におりてb=0.00204 ラジアン、
に=0.94. λ= t s 42 Xである)。
、X線回折で赤道方向に現われるポリエステルフィラメ
ントの(016)面の回折強度プロフィール及び子午線
方向にて測定される非晶ハル−プロフィルより、Itと
Iamを評価しく rt+Iam )/2なる強度での
(o+o )面反射ピークのピーク幅B(ラジアンで表
わす)を求め、これによりシェラ−の式 される(前式におりてb=0.00204 ラジアン、
に=0.94. λ= t s 42 Xである)。
なお、X線回折は理学電機社ロータフレックスRU−2
00を用い、測定条件は60 KVX200mA、Ni
−フィルター使用、ダイバージェンススリット1 fl
itφ、スキャッタリングスリツト]/2 、 Vシー
ビングスリット0.3 、。
00を用い、測定条件は60 KVX200mA、Ni
−フィルター使用、ダイバージェンススリット1 fl
itφ、スキャッタリングスリツト]/2 、 Vシー
ビングスリット0.3 、。
とJる。
繊維全体の複屈折率(Δn)
繊維軸に対して直角に偏光している光に対する屈折率(
ni)と繊維軸に対して平行に偏光している光に対する
屈折率(nll)との差、即ちΔn−ntr n4で
表わされる。ベレックコンペンセーターを装着した偏光
顕微鏡を用い、浸液としてα−プpムナフタリンを使用
して常法により測定する。
ni)と繊維軸に対して平行に偏光している光に対する
屈折率(nll)との差、即ちΔn−ntr n4で
表わされる。ベレックコンペンセーターを装着した偏光
顕微鏡を用い、浸液としてα−プpムナフタリンを使用
して常法により測定する。
非晶領域の複屈折率(′−na)
非晶領域の分子鎖の配向性を示すバラメー 10−
ターであり、結晶化度Xρ、複屈折率Δn、結晶配向係
数fc(特開昭50−59526号公報記載)を用いて
次式により算出する。
数fc(特開昭50−59526号公報記載)を用いて
次式により算出する。
25°CK設定された恒温水槽中にてn−へブタン、四
塩化炭素系よりなる密度勾配管を用いて繊維の比重ρを
常法により測定し、次式により結晶化度(Xρ)を求め
る。
塩化炭素系よりなる密度勾配管を用いて繊維の比重ρを
常法により測定し、次式により結晶化度(Xρ)を求め
る。
Xρ−(0,7491−−)10.06178ρ
上記の如きポリエステル繊維を得るには4so、om、
7分以上の速度で紡糸するに際し、分子配向時の結晶化
を抑制することが重要である。例えば特開昭56−96
913号公報に記載されている、冷却結晶化ピークにお
いて生成する結晶の径が10μm未満になるポリエステ
ルを使用し、かつ紡糸時の溶融ポリマ一温度を290°
C以上の高温とし更に紡糸口金下に加熱筒を設はアニル
リングすることにより製造するのが工業的に有利である
。なお本発明では、最終的に得られるポリエステル繊維
の微細構造が上述の条件を満足するものであれば他の方
法を採用することは勿論可能である。
7分以上の速度で紡糸するに際し、分子配向時の結晶化
を抑制することが重要である。例えば特開昭56−96
913号公報に記載されている、冷却結晶化ピークにお
いて生成する結晶の径が10μm未満になるポリエステ
ルを使用し、かつ紡糸時の溶融ポリマ一温度を290°
C以上の高温とし更に紡糸口金下に加熱筒を設はアニル
リングすることにより製造するのが工業的に有利である
。なお本発明では、最終的に得られるポリエステル繊維
の微細構造が上述の条件を満足するものであれば他の方
法を採用することは勿論可能である。
次に本発明の実施例を詳述する。但し、本発明はこれに
より伺ら限定されるものではない。
より伺ら限定されるものではない。
実施例
オルンクpルフェノール溶媒中30℃で測定したwi限
粘度〔η〕が064で、特開昭56−96913号公報
にて定義された平均球晶径が5μのポリエチレンテレフ
タレートポリマー(A)ヲ吐出t40#/分で吐出し、
温度26℃、相対湿度70%の冷却風を15m/分の線
速亀で吹きつけて冷却し捲取速度5000rn/分の超
高速で捲取って、75デニール/24フイラメントの糸
条を得た。1この際、紡糸ポリマ一温度は次表に示した
如く変更を行い、また口金治下に長さ200句酬、・の
加熱筒を設は糸条群の中心部の温度を次表に示した如く
変更して、紡糸を行った。また特開昭56−96913
号公報で定義された平均球晶径が30μのポリエチレン
テレフタレートポリマー(B)を全く上記と同様にして
紡糸・捲堆りを行いその結果を比較例としてあわせて次
表に示した。
粘度〔η〕が064で、特開昭56−96913号公報
にて定義された平均球晶径が5μのポリエチレンテレフ
タレートポリマー(A)ヲ吐出t40#/分で吐出し、
温度26℃、相対湿度70%の冷却風を15m/分の線
速亀で吹きつけて冷却し捲取速度5000rn/分の超
高速で捲取って、75デニール/24フイラメントの糸
条を得た。1この際、紡糸ポリマ一温度は次表に示した
如く変更を行い、また口金治下に長さ200句酬、・の
加熱筒を設は糸条群の中心部の温度を次表に示した如く
変更して、紡糸を行った。また特開昭56−96913
号公報で定義された平均球晶径が30μのポリエチレン
テレフタレートポリマー(B)を全く上記と同様にして
紡糸・捲堆りを行いその結果を比較例としてあわせて次
表に示した。
次に各捲取糸を8産ウォータージェットルームLW−5
1型機にてヨコ糸として打込み織物とした後ヒケ諾、染
斑等につき評価した結果は次表の通りで)、つた。試料
s 1?−’Itはいずれも本発明の装作を全て満たす
ものであり、紗1物の均A性、熱安定付は良好であり、
ヒケ斑の発生もなく、良好であった。
1型機にてヨコ糸として打込み織物とした後ヒケ諾、染
斑等につき評価した結果は次表の通りで)、つた。試料
s 1?−’Itはいずれも本発明の装作を全て満たす
ものであり、紗1物の均A性、熱安定付は良好であり、
ヒケ斑の発生もなく、良好であった。
本発明の要件の全てを満たしていない試料屋9〜16は
、織物の均斉性、熱安定性に劣っており実用に耐えない
ものであった。
、織物の均斉性、熱安定性に劣っており実用に耐えない
ものであった。
13−
第1図はポリエステル繊維の浩融紡糸における紡糸速度
とt−nの関係を示すグラフ。 第2図は紡糸速度と△naの関係を示すグラフ。 第3図は紡糸速度と結晶化度の関係を示すグラフ。 第4図は紡糸速度と結晶サイズの関係を示すグラフであ
る。 15− ?、方輩V(支
とt−nの関係を示すグラフ。 第2図は紡糸速度と△naの関係を示すグラフ。 第3図は紡糸速度と結晶化度の関係を示すグラフ。 第4図は紡糸速度と結晶サイズの関係を示すグラフであ
る。 15− ?、方輩V(支
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ヱチレンテレフタレートを主たる縁返し単位とするポリ
エステル繊維において、その結晶サイズr、(X)、繊
維全体の複屈折率(Δn)および非晶領域の複屈折率(
Δna )が下記式を満足することを特徴とするポリエ
ステル繊維。 0.09≦Δn≦0.12 05≦Δna/Δn≦0.75 300≦L / Δn≦700
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14620081A JPS5854020A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14620081A JPS5854020A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ポリエステル繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5854020A true JPS5854020A (ja) | 1983-03-30 |
Family
ID=15402384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14620081A Pending JPS5854020A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ポリエステル繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854020A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62206018A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-09-10 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維の製造方法 |
EP0456494A2 (en) * | 1990-05-11 | 1991-11-13 | Hoechst Celanese Corporation | An as-spun polyester yarn having small crystals and high orientation |
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