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JPS5835120A - 血液循環改善剤 - Google Patents

血液循環改善剤

Info

Publication number
JPS5835120A
JPS5835120A JP56134985A JP13498581A JPS5835120A JP S5835120 A JPS5835120 A JP S5835120A JP 56134985 A JP56134985 A JP 56134985A JP 13498581 A JP13498581 A JP 13498581A JP S5835120 A JPS5835120 A JP S5835120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
collagen
solubilized collagen
injection
circulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP56134985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS619288B2 (ja
Inventor
Hiroshi Maeda
浩 前田
Katsuhide Nishi
西 勝英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP56134985A priority Critical patent/JPS5835120A/ja
Publication of JPS5835120A publication Critical patent/JPS5835120A/ja
Publication of JPS619288B2 publication Critical patent/JPS619288B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は末梢血液循環不全を賦活改善したり。
血球細胞を安定化するなど血管内の循環不全をなりシ、
あるいは体外循環装置における血液。
血球の流動障害をなりシ、これ等を改善する薬剤に関す
るものである。
一般に、生理的に正常なヒトあるいは動物の血液には1
本来主として血球よりなる不溶性の固型成分が50%以
上も含まれている。しかも血液中の−これ等の成分は、
細血管あるいは毛細血管のような内径5μ程度の微小空
隙を高速度で通過するが、この時赤血球、白血球等の血
球の直径はしばしば、血管の内径より大きく5〜10μ
である。従って、このような場合に血流がとどこおりな
く血管内を通過するためには、これら血管が伸展する−
か、あるいは血球自体が変形しなければならない。一方
本発明者等は血球細胞と血管の間に生ずる摩擦が微小循
環に於ける血流に重要な役割を演じていることを見い出
しており、細胞潤滑作用の低下によって次の諸疾患が誘
発九逸されると考えられる。即ち、末梢動脈血栓症、静
脈血栓症、脳血栓症、虚血性心疾患、凝固系機能先進に
よる血栓症、その他の微小循環障害、さらにはまた癌患
者、あるいは抗癌剤使用患者における血小板等の血球の
凝集症あるいは溶血に起因する出血症等である。
更に9本来進展性の乏しい体外循環装置に於いては、短
時間の使用によっても、しばしば目づまり現象を呈し、
血流に障害を生ずると共に溶血をも伴ってくる。
本発明者らは、これらの疾病の治療および予防を目的と
して、血球等が血管を通過する際の血球細胞膜損傷を防
止し、微小血管空隙の血球通過を容易ならしめる方法に
ついて、長期にわたり研究を続けており、既に安定な蛋
白質溶液の製造法(特開昭53−37187 ) 、糖
蛋白質を用いた末梢循環改善剤(特開昭56−1521
3)およびゼラチンを用いた末梢循環改善剤(特願昭5
5−132336 )について特許出願を行ってきた。
今回可溶化コラーゲンが、赤血球、白血球、血小板、骨
髄細胞、その他の血球細胞等の血液固型成分の凝固、凝
集、溶血を阻止し、これによっても毛細血管、微小血管
1人工膜(例えばニトロセルロース膜、酢酸セルロース
膜、テフロン膜等)1人工細管9体外循環装置2人工心
肺装置における通過性あるいは透過性を容易ならしめる
と同時に、微細間隙における停滞を防止あるいは軽減し
、更に血球細胞膜を安定化し、血球成分の微小循環の賦
活化を行う作用を見出し。
本発明を完成した。
本発明は可溶化コラーゲ/を有効成分とすることを特徴
とする血液循環改善剤に関するものである。
本発明の有効成分であるコラーゲンは、たとえば+ H
aurowitz著+ The Chemistry 
and Function ofProteins、 
212〜217 (1963) + その他に既に公知
の物質であり、容易に動物の皮膚組織、骨等より可溶化
し製造可能であり、又、市販のコラーゲンで十分精製さ
れたものであれば使用することができる。また非溶解性
コラーゲンに対してマレイル化、サクシニール化、シト
ラコニル化。
フォルミル化等化学修飾反応をおこさせることによって
、あるいはオートクレーブ処理、塩酸処理、液体アンモ
ニア処理、ブロムシア/処理。
コラゲナーゼ処理、エラスターゼ処理等の部分加水分解
を行うことによって溶解度を高め、可溶化したものを用
いることが可能である。
本発明の血液循環改善剤は一般に、注射剤として提供さ
れるが、この注射剤は生理食塩水。
栄養剤2点滴剤、血液剤等(・かなる注射剤とも組合せ
ることができる。これ等の場合可溶化コラーゲ/の濃度
は001〜10%程度で十分である。更に別の使用態様
として赤血球等の血球細胞浮遊液、血清、血しょう1人
工栄養補液、紀胞苛濁液ある(・は血液に1μg/rn
l〜200■/mtを添加して使用することもできる。
更に又9体外循環装置に対しても上記に準じて使用する
ことができる。本発明の血液循環改善剤は体外循環装置
等の前処理剤、保全剤又は血球膜保護剤として、あるい
は注射剤として体外循環装置内に。
または静脈内、動脈内に投与することが好ましい。投与
量は体重60kg換算で、01〜10gを1日1〜3回
投与するのが好ましいが、大量投与でも安全である。ま
た脳内等の局所細動脈内に投与する場合には、疾患の種
類および程度に応じて0.01〜1.0 gを1日1〜
10回投与するのが好ましい。
次に本発明の実験例及び実施例を示す。
実験例1.可溶化コラーゲンの製法 方法IS(コラーゲンのサクシニル化)不溶性コラーゲ
ン(メルク社製)IgK水または7%重炭酸ソーダ水溶
液10mtを加え。
120tZ’で05〜2時間オートクレーブで処理する
。つ℃・で室温に冷却後、 pHをpHスタ、トで8.
0 (pH7,5〜pH9,5の任意のpHでも反応は
同様に進行する。)に調整し。
細かく砕℃・た無水コ・・り酸1gを少量ずつ時間をか
けて加え、2〜3時間以上反応させる。反応後遠心分離
(2,00Orpm )して上清を蒸留水にて透析する
。それを凍結乾燥して、サクンニル化コラーゲノの標品
■約500 tllgを得た。収量約50%(w/w 
’)。
方法■;(コラーゲンの部分加水分解及びサクシニル化
)不溶性コラーゲ72gに6規定塩酸20+nZを加え
、2〜3時間室温で処理する。次に氷冷して50%−N
aOH水@液を加え、pHを中性となす。さらに遠心分
離(2,00Orpm )の後、上清を水にて透析する
。透析中に°沈澱を生ずるが、上清を凍結乾燥して標品
■約330 figを得た。透析中の沈澱物は、方法I
に準じて調製後。
サクシニル化して標品■約440fQgとなした。
なお6規定塩酸の代りに濃塩酸または硫酸を使用しても
、より短時間で同様の結果が得られる。
実験例2.赤血球の微細間隙通過性におよぼす作用 ヒツジ血液を0.01モ杵tリン酸で緩衝した0、15
モJy/−+l生理食塩水(pH7,2)で適宜希釈し
、2%(v/v )浮遊液とする。
メンブレンフィルターは3μの平均ポアサイズを有する
直径13mmのものを珀いる。
生理食塩水に、無添加、可溶化コラーゲン標品■、■及
び■(0,05%)、ゼラチン(0,05%)。
アルブミン(0,05%)、デキストラン(0,05%
)を個別に溶解した溶液1容を上記2%浮遊液1容と混
和し、37Cで緩やかに30分間振とうした。
次にこの混合物を1 mlとり、 80 mmHg/C
lの加圧下でメンプレ/フィルターによりろ過した。ろ
液を0.5 mZ採取し、軽く遠心分離しく 1.50
Orpm、 2分間)、得られた上清の吸光度を420
 nmにて測定し溶血分を算出した。また沈査に脱イオ
ン水511Zを加えて低張下に溶血させ、その吸光度を
測定し9通過分を算出した。その結果は図1゜2に示し
た如くである。これにより明らかな通り、生理食塩水の
みの無添加の対照と比較して可溶化コラーゲン(0,0
5%)添加によって赤血球の通過率は顕著に増加した。
゛また。ろ過操作時(細隙通過時)の溶血率をみると。
3μのメンプレンフィルター上での80 mmHg/c
wl加圧によるヒツジ赤血球の溶血率は、無添加の場合
約24%溶血を生ずるが、可溶化コラーゲンを添加する
ことにより溶血は約Kに低下した。
このことは9本薬剤が加圧下に微小間隙を通過する場合
、血球細胞膜の安定化に貢献し。
溶血を防止することを示している。
実験例3゜ 可溶化コラーゲンの濃度(0〜1.0011 )以外そ
の結果は第3図に示されるが、赤血球の、透過率は可溶
化コラーゲン0.5■/mlでほぼ上限に達することが
分る。
実験例4゜ 可溶化コラーゲンの毒性について実験した結果が第1表
に示されるが、毒性は極めて微弱であり、従りて循環改
善の目的、あるいは体外循環装置の潤滑保全剤として極
めて安全であることを示している。
第1表 マウス   ) 1,000     腹腔内、皮下ラ
ット   >1.000     腹腔内、皮下ウサギ
   )1,000     腹腔内、皮下実施例 1
゜ 可溶化コラーゲン10■を5%マルトース入り生理食塩
水10m7にとかし、動脈内投与注射剤とする。
実施例2゜ 可溶化コラーゲン100■を5%ブドウ糖入り0.19
重炭酸ナトリウム50mAにとかし、静脈内投与用注射
剤とする。
実施例 3゜ 可溶化コラーゲン1.0gを5%マルトースリンゲル5
00 mlにとかし1点滴用静脈内投与用注射剤とする
実施例4゜ 可溶化コラーゲン0.1gを全血液輸血量200 ml
にとかし、輸血剤とする。
実施例 5゜ 可溶化コラーゲノ術gを濃厚赤血球輸液100m14に
とかし、輸血剤とする。
実施例 6 可溶化コラーゲ75〜20g/Zを含むり/ゲル液を調
製し2体外循環装置作動開始前の前処理剤とする。
実施例 7 10%可溶化コラーゲノ溶液を調製し9体外循環装置作
動時に側管より注入して使用する潤滑保全剤及び血球膜
保護剤とする。
【図面の簡単な説明】
加対照群について、赤血球の微小間隙(メツプレンフィ
ルター、平均間隙3μ)の通過性の光道を比較したもの
である。 第2図は上記対照群について、赤血球の溶血に対する保
護安定化作用を比較したものである。 第3図は可溶化コラーゲンの各濃度における赤血球の微
小間隙透過率と溶血率の関係を示したものである。 特許出願人 山之内製薬株式会社 代理人  佐々木 晃 − 第1図 第2図 ;tm呼(%) 第3図 シー 弓;聯化コラー与゛パ;l崖0V社)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11  可溶化コラーゲンを有効成分とすることを特
    徴とする血液循環改善剤。 (2)  注射剤としてなる特許請求の範囲第14記載
    の血液循環改善剤。     − (3)体外循環装置に於ける前処理剤、保全剤または血
    球膜保護剤としてなる特許請求の範囲第1項記載の血液
    循環改善剤。
JP56134985A 1981-08-28 1981-08-28 血液循環改善剤 Granted JPS5835120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56134985A JPS5835120A (ja) 1981-08-28 1981-08-28 血液循環改善剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56134985A JPS5835120A (ja) 1981-08-28 1981-08-28 血液循環改善剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5835120A true JPS5835120A (ja) 1983-03-01
JPS619288B2 JPS619288B2 (ja) 1986-03-22

Family

ID=15141223

Family Applications (1)

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JP56134985A Granted JPS5835120A (ja) 1981-08-28 1981-08-28 血液循環改善剤

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JP (1) JPS5835120A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6480496A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Aqua Renaissance Gijutsu Solubilization of suspended organic matter
KR20000055096A (ko) * 1999-02-03 2000-09-05 권호철 생우피를 유효 성분으로 하는 심장병치료제의 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6480496A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Aqua Renaissance Gijutsu Solubilization of suspended organic matter
KR20000055096A (ko) * 1999-02-03 2000-09-05 권호철 생우피를 유효 성분으로 하는 심장병치료제의 제조방법

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JPS619288B2 (ja) 1986-03-22

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