JPS582835B2 - サ−マルヘツドへのカス付着を防止した感熱紙 - Google Patents
サ−マルヘツドへのカス付着を防止した感熱紙Info
- Publication number
- JPS582835B2 JPS582835B2 JP52019333A JP1933377A JPS582835B2 JP S582835 B2 JPS582835 B2 JP S582835B2 JP 52019333 A JP52019333 A JP 52019333A JP 1933377 A JP1933377 A JP 1933377A JP S582835 B2 JPS582835 B2 JP S582835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal
- color
- fatty acid
- thermal paper
- calcium carbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は感熱ファクシミリ、感熱プリンター等における
、サーマルヘッドに堆積するカス付着物を少くするため
に、通常無色又は淡色を帯びた発色性ラクトン化合物と
、この発色性ラクトン化合物を熱時発色させるフェノー
ル性物質と水溶性高分子接着剤より成る感熱紙において
、高級脂肪酸アマイド類と、平均粒子径が0.2〜5ミ
クロンの軽質炭酸カルシウムを、ともに含有させたこと
を特徴とする高感度感熱紙に関するものである。
、サーマルヘッドに堆積するカス付着物を少くするため
に、通常無色又は淡色を帯びた発色性ラクトン化合物と
、この発色性ラクトン化合物を熱時発色させるフェノー
ル性物質と水溶性高分子接着剤より成る感熱紙において
、高級脂肪酸アマイド類と、平均粒子径が0.2〜5ミ
クロンの軽質炭酸カルシウムを、ともに含有させたこと
を特徴とする高感度感熱紙に関するものである。
クリスタルバイオレットラクトンのような発色性ラクト
ン化合物とフェノール類が反応して色を生じることは古
くから知られており、又この反応の感熱紙への応用は例
えば特公昭45−14039号に記載されており公知で
ある。
ン化合物とフェノール類が反応して色を生じることは古
くから知られており、又この反応の感熱紙への応用は例
えば特公昭45−14039号に記載されており公知で
ある。
本発明の高感度感熱紙においては実際に感熱紙を使用す
る、感熱ファクシミリ、感熱プリンター等においてその
消費電力を少《し、又印字スピードを上げるためにでき
るだけ発色感度を高くする必要があり、また、ひつかき
ゃすれによる発色を防ぐ目的で高級脂肪酸アマイド類が
不可欠な成分として添加されている。
る、感熱ファクシミリ、感熱プリンター等においてその
消費電力を少《し、又印字スピードを上げるためにでき
るだけ発色感度を高くする必要があり、また、ひつかき
ゃすれによる発色を防ぐ目的で高級脂肪酸アマイド類が
不可欠な成分として添加されている。
ところが、高級脂肪酸アマイド類のような融点の低いも
のを用いると、用いないものに比べて感熱ファクシミリ
や感熱プリンターで印字した時、特に長時間印字の場合
そのサーマルヘッドに溶融物がカスとなって付着し感熱
紙の印字品質を非常に悪くするのでその改良が強く望ま
れているが、上記のような性能上の理由から高級脂肪酸
アマイド類は添加しないわけには行かない。
のを用いると、用いないものに比べて感熱ファクシミリ
や感熱プリンターで印字した時、特に長時間印字の場合
そのサーマルヘッドに溶融物がカスとなって付着し感熱
紙の印字品質を非常に悪くするのでその改良が強く望ま
れているが、上記のような性能上の理由から高級脂肪酸
アマイド類は添加しないわけには行かない。
本発明者等は、種々検討の結果平均粒子径が0. 2〜
5μの軽質炭酸カルシウムを感熱塗層に脂肪酸アマイド
類に対して50〜500重量%入れることによりはじめ
てサーマルヘッドへのカス付着を驚くほど防止できるこ
とを見出した。
5μの軽質炭酸カルシウムを感熱塗層に脂肪酸アマイド
類に対して50〜500重量%入れることによりはじめ
てサーマルヘッドへのカス付着を驚くほど防止できるこ
とを見出した。
一般に発熱体に溶融物が粘着することを防止するために
、タルク、クレー、デンプン等の充填剤を加えることは
知られているが、タルク、クレー,デンプン等は、無色
又はやや淡色を帯びた発色性ラクトン化合物と、この発
色性ラクトン化合物を熱時発色させるフェノール物質と
水溶性高分子接着剤及び高級脂肪酸アマイドよりなる系
においては入れないよりは良いが、その効果はまことに
不十分である。
、タルク、クレー、デンプン等の充填剤を加えることは
知られているが、タルク、クレー,デンプン等は、無色
又はやや淡色を帯びた発色性ラクトン化合物と、この発
色性ラクトン化合物を熱時発色させるフェノール物質と
水溶性高分子接着剤及び高級脂肪酸アマイドよりなる系
においては入れないよりは良いが、その効果はまことに
不十分である。
又、本発明者等の中の1人が特開昭49−90142号
において熱安定性向上のために炭酸カルシウム又は炭酸
マグネシウムを含有させることを提案したが、本発明と
は目的が全然異なり、かつ本発明において特異的に顕著
な効果を発揮するのは平均粒子径0.2〜5μの軽質炭
酸カルシウムに限られるのであり炭酸マグネシウムや重
質炭酸カルシウムや粒子径0.2μ未満の軽質炭酸カル
シウムではその効果は甚だ不十分である。
において熱安定性向上のために炭酸カルシウム又は炭酸
マグネシウムを含有させることを提案したが、本発明と
は目的が全然異なり、かつ本発明において特異的に顕著
な効果を発揮するのは平均粒子径0.2〜5μの軽質炭
酸カルシウムに限られるのであり炭酸マグネシウムや重
質炭酸カルシウムや粒子径0.2μ未満の軽質炭酸カル
シウムではその効果は甚だ不十分である。
一方5μより大きい軽質炭酸カルシウムを使用すると塗
布面がざらつき発色感度が悪《なったりして商品価値が
な《なり一般に紙コーティング用には使用しないし、本
発明においても不適である。
布面がざらつき発色感度が悪《なったりして商品価値が
な《なり一般に紙コーティング用には使用しないし、本
発明においても不適である。
又、本発明で顕著な効果のあるのは無色の発色性ラクト
ン化合物とこの発色性ラクトン化合物を熱時発色させる
フェノール性物質と水溶性高分子接着剤及び高級脂肪酸
アマイト゛類よりなる高感度感熱紙の系であり、高級脂
肪酸アマイド類のない系ではその効果は顕著でない。
ン化合物とこの発色性ラクトン化合物を熱時発色させる
フェノール性物質と水溶性高分子接着剤及び高級脂肪酸
アマイト゛類よりなる高感度感熱紙の系であり、高級脂
肪酸アマイド類のない系ではその効果は顕著でない。
本発明に使用される無色又は淡色を帯びた発色性ラクト
ン化合物の代表例をあげると次のとおりであるがこれら
に限定されるものではない。
ン化合物の代表例をあげると次のとおりであるがこれら
に限定されるものではない。
クリスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリーン
ラクトン、3・3−ビス(パラジメチルアミノフエニル
)−4・5・6・7・テトラクロルフタリド。
ラクトン、3・3−ビス(パラジメチルアミノフエニル
)−4・5・6・7・テトラクロルフタリド。
3−エチルアミノー6−クロルフルオラン。
3−シクロ 3−ペンジルアミノ−6−クロルフルオラ
ン。
ン。
ヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン。
3−モルホリノー5・6−ペンゾフルオラン。
3−ジエチルアミンー6−メチル−7−クロルフルオラ
ン。
ン。
3−ジエチルアミンー7−クロルフルオラン。
3−ジエチルアミノー6・7一ジメチルアミノフルオラ
ン。
ン。
3−ジエチルアミンー7・8−ペンゾフルオラン。
3−ジエチルアミノー7−メトキシフルオラン。
3−ジエチルアミンー7−ジベンジルアミノフルオラン
。
。
3−ジエチルアミンー7−アニリノフルオラン。
3−ジエチルアミノー5・b−ベンゾー7−ペンジルア
ミノフルオラン。
ミノフルオラン。
3−ジエルルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン。
ラン。
3−ジエチルアミノー7−ジベンジルアミノ−3′・4
′・5′・6′−テトラクロルフルオラン。
′・5′・6′−テトラクロルフルオラン。
3−エチルトリルアミノー6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン。
ルオラン。
3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
。
。
3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
。
。
3−ジエチルアミノー7−(N−メチル−N−(3’−
}リフルオロメチルフエニル)アミノ}フルオラン。
}リフルオロメチルフエニル)アミノ}フルオラン。
3−ジエチルアミンー7−(N−3’−}リフルオロメ
チルフエニル)アミノフルオラン。
チルフエニル)アミノフルオラン。
又本発明に用いられるフェノール性化合物は70℃以上
で液化又は気化して前記発色性ラクトン化合物と反応し
てこれを発色させる性質のもので、4・4′−インプロ
ピリデンジフェノール。
で液化又は気化して前記発色性ラクトン化合物と反応し
てこれを発色させる性質のもので、4・4′−インプロ
ピリデンジフェノール。
4・4′−イソプロピリテンビス(2−クロルフェノー
ル)。
ル)。
4・4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリープ
チルフェノール)。
チルフェノール)。
4・4′ーsec−プチリデンジフェノール。
4・4′−シクロヘキシリデンジフェノール。
ビスフェノールスルホン。4・4′−チオビス(4−タ
ーシャリーブチル−3−メチルフェノール)。
ーシャリーブチル−3−メチルフェノール)。
2・2′−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)一n−へ
ブタン。
ブタン。
ノボラツク型フェノール樹脂。
ハロゲン化ノボラツク型フェノール樹脂等の1分子中に
2個以上の水酸基を有するフェノール性物質が好適な例
として挙げられる。
2個以上の水酸基を有するフェノール性物質が好適な例
として挙げられる。
不可欠な添加剤としての高級脂肪酸アマイド類としては
ベヘニン酸アマイド、オキシステアリン酸アマイド、パ
ルミチン酸アマイド、オレイン酸アマイド、ステアリン
酸アマイド、メチロール化脂肪酸アマイド、エチレンビ
ス脂肪酸アマイド、メチレンビス脂肪酸アマイド、高級
脂肪酸とエタノールアミンとの反応物等があり、これら
を単独又は2種以上併用して用いる。
ベヘニン酸アマイド、オキシステアリン酸アマイド、パ
ルミチン酸アマイド、オレイン酸アマイド、ステアリン
酸アマイド、メチロール化脂肪酸アマイド、エチレンビ
ス脂肪酸アマイド、メチレンビス脂肪酸アマイド、高級
脂肪酸とエタノールアミンとの反応物等があり、これら
を単独又は2種以上併用して用いる。
本発明では通常無色又は淡色の発色性ラクトン化合物と
フェノール性物質及び高級脂肪酸アマイド類は水溶性高
分子接着剤や界面活性剤を用いてボールミル等の粉砕機
によってできるだけ小さな粒子に具体的には5μ以下の
粒子になるまで粉砕するのが好ましい。
フェノール性物質及び高級脂肪酸アマイド類は水溶性高
分子接着剤や界面活性剤を用いてボールミル等の粉砕機
によってできるだけ小さな粒子に具体的には5μ以下の
粒子になるまで粉砕するのが好ましい。
又平均粒子径0.2〜5μの軽質炭酸カルシウムは分散
剤を用いて十分に分散するのが好ましい。
剤を用いて十分に分散するのが好ましい。
粒子があらいと感熱紙の塗布面がざらつき発色性が低下
したり、高品価値を低下させたりする。
したり、高品価値を低下させたりする。
その他増白剤や充填剤として、メルク、クレーデンプン
等を加えることもできる。
等を加えることもできる。
そして引っかき、摩擦、圧力により生じる発色汚れを大
巾に減少、防止するために、パラフィン、ポリエチレン
等のワックス類を塗液中に加えることも可能である。
巾に減少、防止するために、パラフィン、ポリエチレン
等のワックス類を塗液中に加えることも可能である。
接着剤としては、熱可融性のものは発熱体に粘着するお
それがあり一般に使用できず、デンプンポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルロース、メチルビニルエ
ーテル−マレイン酸共重合体、スチレンーマレイン酸共
重合体、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラ
チン、アラビアゴム等の水溶性高分子接着剤が使用され
る。
それがあり一般に使用できず、デンプンポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルロース、メチルビニルエ
ーテル−マレイン酸共重合体、スチレンーマレイン酸共
重合体、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラ
チン、アラビアゴム等の水溶性高分子接着剤が使用され
る。
本発明に使用される支持体としては紙が一般的であるが
合成樹脂フィルムや織布シ一ト等も使用できる。
合成樹脂フィルムや織布シ一ト等も使用できる。
塗エする場合にはエアーナイフ、ゴムドクトル、スチー
ルブレート、ロール、エクストルジョン等のコーターヘ
ット女用いて行い比較的低温にて乾燥する。
ルブレート、ロール、エクストルジョン等のコーターヘ
ット女用いて行い比較的低温にて乾燥する。
そして塗工しただけでは表面状態が一般に良くないので
、カレンダー等で表面処理し、塗布面平滑性を向上させ
ることが普通である。
、カレンダー等で表面処理し、塗布面平滑性を向上させ
ることが普通である。
次に本発明をさらに具体的に説明するために実施例を述
べる。
べる。
実施例中、部とは重量部を示す。実施例1
を攪拌機で十分攪拌分散する。
A:B:C:D=1:5:3:5の比となるように混合
し感熱塗液を作成した。
し感熱塗液を作成した。
この感熱塗液をエアーナイフコーターで45g/m2の
坪量を有する原紙に乾燥后塗布量が約5g/m2になる
ように塗布し60℃以上にならないようにして乾燥した
。
坪量を有する原紙に乾燥后塗布量が約5g/m2になる
ように塗布し60℃以上にならないようにして乾燥した
。
スーパーカレンダーでベツク平滑200〜300秒にな
るように仕上げ、さらにスリツターで180mm巾にス
リットし長さ100m巻きの巻取りを作成した。
るように仕上げ、さらにスリツターで180mm巾にス
リットし長さ100m巻きの巻取りを作成した。
その巻取りを東芝感熱FAXKB−500で画像電子学
会の標準チャート屋2を用いて主走査速度5001pm
、記録電圧20Vで100m印字后サーマルヘッドを観
察するとカスの付着は0.5〜lmm幅程度で非常に少
なかった。
会の標準チャート屋2を用いて主走査速度5001pm
、記録電圧20Vで100m印字后サーマルヘッドを観
察するとカスの付着は0.5〜lmm幅程度で非常に少
なかった。
実施例2
実施例1のクリスタルバイオレットラクトンヲ3−ピペ
リジノ−6−メチル−7−アニリノフルオランに変えた
以外同様に試験を行った結果、ヘッドのカス付着は非常
に少なかった。
リジノ−6−メチル−7−アニリノフルオランに変えた
以外同様に試験を行った結果、ヘッドのカス付着は非常
に少なかった。
実施例3
実施例2で白艶華PCの代りに各種の有機・無機粉体を
使用した結果を表一1に示す。
使用した結果を表一1に示す。
表−1からも明らかなように、平均粒子径0.2〜5μ
の軽質炭酸カルシウムに限ってヘッドへのカス付着防止
に顕著な効果があることが判る。
の軽質炭酸カルシウムに限ってヘッドへのカス付着防止
に顕著な効果があることが判る。
表−1中“カス付着“の欄はサーマルヘッドへのカス付
着状態の眼視判定の結果であり、○はカス付着がほとん
ど無く実用上良好、×はカス付着多大で実用上不可であ
ることを示す。
着状態の眼視判定の結果であり、○はカス付着がほとん
ど無く実用上良好、×はカス付着多大で実用上不可であ
ることを示す。
実施例4
実施例1において、
白艶華PCの代りに表−2の炭酸カルシウムを用いた実
施例及び比較例の感熱紙を作成した。
施例及び比較例の感熱紙を作成した。
この感熱紙は高感度感熱紙である。
又、別に、実施例1において、
C液を添加しない系、即ち脂肪酸アマイドSを使用しな
いで、かつ、白艶華PCの代りに表−2の炭酸カルシウ
ムを用いた比較例の感熱紙を作成した。
いで、かつ、白艶華PCの代りに表−2の炭酸カルシウ
ムを用いた比較例の感熱紙を作成した。
この感熱紙は、高感度感熱紙でない。表−2における印
字濃度は、カス付着量の測定と同様に印字後、マクベス
濃度計で測定した。
字濃度は、カス付着量の測定と同様に印字後、マクベス
濃度計で測定した。
表面平滑性は、目視で判定した。
表−2において、軽質とは、軽質炭酸カルシウムを、C
液有無とは、実施例1におけるC液の添加の有無、即ち
、脂肪酸アマイドSの添加の有無を、従って有は、脂肪
酸アマイドSを添加したこと、無は、脂肪酸アマイドS
を添加しないことを、重質とは、重質炭酸カルシウムを
、高感度系とは高感度感熱紙を、非高感度系とは、高感
度感熱紙でないことを示す。
液有無とは、実施例1におけるC液の添加の有無、即ち
、脂肪酸アマイドSの添加の有無を、従って有は、脂肪
酸アマイドSを添加したこと、無は、脂肪酸アマイドS
を添加しないことを、重質とは、重質炭酸カルシウムを
、高感度系とは高感度感熱紙を、非高感度系とは、高感
度感熱紙でないことを示す。
表−2から、高級脂肪酸アマイド類を使用した高感度感
熱紙は、それを使用しない感熱紙と比較し、印字濃度即
ち発色感度が向上し、特に高速度印字用感熱紙において
その使用は不可欠であるが、その使用に伴いカス付着量
が著し《増加し、その問題を解決すべき技術的課題が存
在することは明らかである。
熱紙は、それを使用しない感熱紙と比較し、印字濃度即
ち発色感度が向上し、特に高速度印字用感熱紙において
その使用は不可欠であるが、その使用に伴いカス付着量
が著し《増加し、その問題を解決すべき技術的課題が存
在することは明らかである。
しかるに、高級脂肪酸アマイ[を使用しない感熱紙にお
いては、そのような技術的課題が存在しない。
いては、そのような技術的課題が存在しない。
更に、高級脂肪酸アマイド類を使用した高感度感熱紙に
おいては、軽質炭酸カルシウムを併用する系において(
カス付着量の減少の目的で)、軽質炭酸カルシウムの平
均粒子径が0.2μ未満ではその効果が全く期待できず
、5μより大きいと、表面平滑性が悪く、塗布面がざら
つき発色感度が悪くなり(実施例が1.0であるが、0
.8と悪くなる。
おいては、軽質炭酸カルシウムを併用する系において(
カス付着量の減少の目的で)、軽質炭酸カルシウムの平
均粒子径が0.2μ未満ではその効果が全く期待できず
、5μより大きいと、表面平滑性が悪く、塗布面がざら
つき発色感度が悪くなり(実施例が1.0であるが、0
.8と悪くなる。
)、商品価値がなくなることも明らかである。又、軽質
炭酸カルシウムの代りに、重質炭酸カルシウムを使用し
た場合にも、カス付着量の減少効果がないことも明白で
ある。
炭酸カルシウムの代りに、重質炭酸カルシウムを使用し
た場合にも、カス付着量の減少効果がないことも明白で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無色又はやや淡色を帯びた発色性ラクトン化合物、
発色性ラクトン化合物を熱時発色させるフェノール性物
質及び水溶性高分子接着剤より成る感熱紙において 高級脂肪酸アマイド類と、平均粒子径が0.2〜5ミク
ロンの軽質炭酸カルシウムを、ともに含有させたことを
特徴とする、サーマルヘッドへのカス付着を防止した高
感度感熱紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52019333A JPS582835B2 (ja) | 1977-02-25 | 1977-02-25 | サ−マルヘツドへのカス付着を防止した感熱紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52019333A JPS582835B2 (ja) | 1977-02-25 | 1977-02-25 | サ−マルヘツドへのカス付着を防止した感熱紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53105239A JPS53105239A (en) | 1978-09-13 |
JPS582835B2 true JPS582835B2 (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=11996471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52019333A Expired JPS582835B2 (ja) | 1977-02-25 | 1977-02-25 | サ−マルヘツドへのカス付着を防止した感熱紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582835B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55156086A (en) * | 1979-05-23 | 1980-12-04 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | Thermosensitive recording means |
JPS5927719B2 (ja) * | 1979-09-08 | 1984-07-07 | 株式会社リコー | 感熱記録シ−ト |
JPH02192987A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-30 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4876548A (ja) * | 1971-11-29 | 1973-10-15 | ||
JPS4990142A (ja) * | 1972-12-26 | 1974-08-28 | ||
JPS503640A (ja) * | 1973-05-11 | 1975-01-16 | ||
JPS5014351A (ja) * | 1973-06-06 | 1975-02-14 | ||
JPS5068143A (ja) * | 1973-10-18 | 1975-06-07 |
-
1977
- 1977-02-25 JP JP52019333A patent/JPS582835B2/ja not_active Expired
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4876548A (ja) * | 1971-11-29 | 1973-10-15 | ||
JPS4990142A (ja) * | 1972-12-26 | 1974-08-28 | ||
JPS503640A (ja) * | 1973-05-11 | 1975-01-16 | ||
JPS5014351A (ja) * | 1973-06-06 | 1975-02-14 | ||
JPS5068143A (ja) * | 1973-10-18 | 1975-06-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53105239A (en) | 1978-09-13 |
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