JPS5826009B2 - 瞬間結像フイルムを使用するマイクロフイルムカメラ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 要約 瞬間結像フィルムを使用するマイクロフィルムカメラが
開示される。

瞬間現像ステーションおよびそれに関連する読取光学装
置がカメラを通って移動するフィルム路に配置される。

フィルムが現像された後、その像は光学装置を介してデ
ィスプレイ スクリーン上に投影される。

かくして、操作者はフィルム上に形成された直後の像を
見ることができ、像に欠陥がある場合にはただちに再複
写することができる。

この発明は、マイクロフィルム カメラに関し、さらに
詳述すれば、現像するフィルム像をディスプレイする検
査ステーションを備えた、瞬間結像フィルムを利用する
マイクロフィルム カメラに係るものである。

多孔状（ｖｅｓｉｃｕｌａｒ）フィルムは周知の瞬間結
像フィルムであり、活性光の存在において像を形成する
。

その原理は、フィルムが紫外線に露出されたときにガス
が発生することである。

写真複写をすべきドキュメントはフィルム上に反射され
る紫外線によって照明される。

複写ドキュメントの像に依存してフィルムのある部分は
多くの光を受け、他の部分はほとんどまたは全く光を受
けない。

像は紫外線がフィルムを投射する所におけるガスの発生
によって形成される。

得られた像はついでフィルムが赤外線その他の熱エネル
ギーにさらされるときに現像される。

短時間内にセットされないと、ガスは単に逃出し、像は
次第に消失する。

かくして、このタイプのフィルムは瞬間現像を与え、そ
れにより露出直後に見られる像が得られる。

マイクロフィルム カメラもまた周知の装置であり、投
影空間要件を最少限度まで低減しうるものである。

マイクロフィルム カメラは、特にドキュメントの像を
写真再生しかつ保存する。

もちろん、原ドキュメントは、露出かつ現像されたマイ
クロフィルムが検査され、満足であることがわかるまで
保存されるべきである。

従来、マイクロフィルム カメラの操作における品質管
理を保証するために望ましい時間より長い時間が要求さ
れた。

たとえば、一連のドキュメントが通常のマイクロフィル
ムに撮影された。

ついで、マイクロフィルムは別個の、時間のかかるプロ
セスで現像された。

ついで、現像フィルムが検査された。

欠陥のある像が発見された場合には、原ドキュメントを
さがし出し、ついで再撮影することが必要であった。

これも時間のかかる作業である。

原ドキュメントをさがし出しかつ再撮影するのに要する
時間のほかに、便宜上の問題がある。

というのは、欠陥のある複写は原マイクロフィルム リ
ール上にあって、そこで発見されなければならず、欠陥
のない再撮影複写は別のリール上にあって、そこでは発
見が困難であるからである。

したがって、時間のかかる再複写プロセスでさえも、従
来のマイクロフィルム システムと関連する工程を使用
する厄介で困難な問題を回避することができなかった。

自己現像フィルムを組込んだマイクロフィルムシステム
を使用する提案がなされた。

しかしながら、これらのシステムも問題を適切に解決し
なかった。

というのは、それまでと同様に、現像フィルムを後の時
点で検査しかつフィルムの別のリール上に再撮影するこ
とがやはり必要であったからである。

したがって、この発明の一目的は新規な改良マイクロフ
ィルム システムを提供することである。

ここで、一目的は自己現像フィルムを品質管理の目的で
即座に視るようにするマイクロフィルムシステムを提供
することである。

特に、一目的は現像複写を検査ステーションを通して連
続的に送給する自動マイクロフィルムカメラを提供する
ことである。

この発明のさらに別の目的は新規ですぐれたマイクロフ
ィルム プロセスを提供することである。

ここで、一目的は瞬間像ディスプレイの使用により品質
管理を向上することである。

これに関連して、一目的は写真複写および検索をより容
易にする新規ですぐれたマイクロフィルム システムを
提供することである。

この発明にしたがって、瞬間現像ステーションを組込ん
だ、多孔状フィルムまたは他の瞬間結像フィルムを使用
するマイクロフィルム カメラが開示される。

さらに、現像ステーションは、カメラ内を移動するフィ
ルムの通路に配置された関連読取光学装置を含む。

フィルムが現像された直後、その像は後続ステーション
の光学装置を介してディスプレイ スクリーン上に投影
される。

かくして、操作者はフィルム上に形成された直後の像を
監視することができる。

像に欠陥がある場合には、機械を停止し、即座に像を再
複写することが簡単にできる。

この発明は添付図面に関連する好適実施態様の以下の記
載からさらに明らかになる。

この発明のカメラの主要部分は、ドキュメント送給区域
２０、像光路２１、供給リール２２、巻取リール２３、
読取りと関連する現像ステーション２４、二次光路２５
、および検査ステーションまたはビュー スクリーン２
６である。

ドキュメント送給区域２０は、レター、ブループリント
、書類、写真または他の類似資料（ここではこれらを“
ドキュメント“と総称する）を受けるための平らなベッ
ド３０からなる。

紫外線源３１は内部輪郭および高度に反射性の表面を有
する反射器３２内に配置され、反射表面はドキュメント
送給区域を通って移動するドキュメントの上に光を集中
する。

かくして、ドキュメント送給区域２０で光を受けた儂は
、反射器３２のスリット３３を通して反射され、鏡３４
と集光レンズ３５を含む像光路２１を通る。

かくして、光路内の像は多孔状フィルムまたは他の瞬間
結像フィルム３６上に集光される。

フィルム３６は供給リール２２からフォーマット区域３
７を介して巻取ＩＪ−ル２３に送給される。

区域２０のドキュメントはフィルム３６と同期に複写器
を通して送給される。

したがって、移動するフィルム３６上に複写される像は
スリット３３の下を移動するドキュメントの忠実な再生
である。

物理的パラメータはこの発明にとってあまり重要でない
。

しかしながら、典型的な装置は、たとえば、２または４
秒毎に１つの典型的なドキュメントの像を複写する。

ドキュメントは毎秒３〜４インチの速度でスリット３３
の下を移動しうる。

スリット３３は１／２〜３／４インチの程度の幅を持ち
うる。

他のパラメーターはこれらの数値から容易に決定するこ
とができる。

光源３１は主として活性光または紫外線の源であり、多
孔状フィルムが使用される場合には、活性光は露出フィ
ルム中にガスを発生する。

したがって、ドキュメント（たとえばプリント）の黒色
区域は光をほとんど反射せず、これらの黒色区域の像を
受けるフォーマット区域３７内のフィルムの部分にガス
がほとんど発生されない。

反対に、ドキュメント（たとえば白色ペーパー）の白色
区域は最大量の紫外線を反射し、フォーマット区域３７
内のフィルムの対応部分から最大量のガスが発生される
。

白・黒部弁の中間の灰色部分はある量のガスを放出し、
フィルムに種々の感光効果を与える。

いったんガスが発生されれば、フィルムのプラスチック
を軟化し、それにより気泡または気孔をフィルム内に形
成して多孔状フィルムに像を生成するようにすることが
必要である。

フィルムが冷却すると像はセットする。

紫外線に露出後難時間内にフィルムが加熱されない場合
には、発生ガスは単に逃出し、像が次第に消え、フィル
ムは結像する能力を失なう。

これらの理由により、多孔状フィルムが使用されるとき
には、熱を発生するセット ステーション４０がフォー
マット区域３７の直後のフィルム路に沿って配置される
。

かくして熱が３７で形成された像をセットする。

この点において、紫外線に露出された区域はセットまた
は中性化され、したがって紫外線による影響をもはや受
けない。

しかしながら、紫外紫を受けなかった区域に残存するコ
ンパウンドはなお感光性である。

したがって、フィルムが紫外線に再び露出されかつ加熱
される場合には、像および写真複写が劣化しまたは失し
なわれる。

したがって、次の定着または現像ステーション４２はフ
ィルム中に残存するコンパウンドの感光性を低減する二
次装置を含み、それによりフィルムの中性化を完了する
。

この装置は第２図に最もよく見られる。

すなわち、活性光または紫外線の二次源４４があり、そ
の光は鏡４５上で反射され、二次光路内のフィルム３６
、レンズ４７および２個の付加鏡４８．１９を通ってビ
ュー スクリーン２６に達する。

レンズ４７は像をスクリーン２６上に集光する。

光源４４からの光は活性であるが、純紫外線ではない。

したがって、スクリーン４６上に集光された像を人の目
が見るのに十分な可視範囲内の光がある。

光源４４からの光は、フィルム３６全体を投射し、ステ
ーション４０において熱で先にセットされた発生ガスの
像に影響を与え得ない。

しかしながら、この光はフォーマット区域３７において
ガスが先に発生されなかった像区域を活性化し、ガスを
発生することができる。

区域４６の後にはフィルム路に隣接する加熱ステーショ
ンがないから、新たに発生したガスは単にフィルムから
次第に逃出し、フィルムに永久的効果を及ぼさない。

この時点後、フィルムは安定であり、像はフィルムの寿
命の間定着される。

操作者は検査スクリーン２６を監視し、スクリーン上の
像の品質を見る。

したがって、写真複写に欠陥がある場合には、操作者は
それをただちに知り、カメラを通してドキュメントを再
び送給することができる。

かくして、欠陥のない複写がフィルム上に出現すること
になる。

当業者はこの発明の範囲および精神から離脱することな
く種々の改変がなされうろことを容易に認識するであろ
う。

したがって、特許請求の範囲はすべての同等構成を包含
するものと解釈されるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のマイクロフィルムの側面図である。 第２図は第１図の２〜２線断面図である。２０・・・・
・・ドキュメント送給区域、２１・・・・・・像光路、
２２・・・・・・供給リール、２３・・・・・・巻取リ
ール、２４・・・・・・現像ステーション、２５・・・
・・・二次光路、２６・・・・・・ディスプレイ スク
リーン、３０・・・・・・平らなベッド、３１・・・・
・・紫外線源、３２・・・・・・反射器、３３・・・・
・・スリット、３４・・・・・・鏡、３５・・・・・・
集光レンズ、３６・・・・・・フィルム、３７・・・・
・・フォーマット区域、４０・・・・・・セット ステ
ーション、４２・・・・・・定着ステーション、４４・
・・・・・二次光源、４５・・・・・・鏡、４７・・・
・・・レンズ、４８・・・・・・鏡、４９・・・・・・
鏡。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 瞬間結像フィルムを使用するマイクロフィルム カ
   メラにおいて、巻取装置と、前記フィルムに隣接して配
   置された少なくとも１つの瞬間現像ステーションと、前
   記現像ステーションからカメラ内を前記巻取装置まで移
   動するフィルムの通路に配置された読取光学装置および
   フィルム上の偉を光学装置を介してディスプレイ スク
   リーン上に投影する装置からなる手段と、を具備し、そ
   れにより操作者がフィルム上に形成された像を監視し、
   欠陥像が発見されたときただちに欠陥像を再複写しうる
   ようにした、ことを特徴とする前記マイクロフィルム
   カメラ。 ２ 前記現像ステーションが、前記フィルムを活性光で
   照明された像に露出する第一の手段と、ついで像を前記
   フィルムにセットする定着手段とからなる特許請求の範
   囲第１項に記載のマイクロフィルム カメラ。 ３ 前記活性光が実質的に紫外線である特許請求の範囲
   第２項記載のマイクロフィルム カメラ。 ４ 定着手段が熱エネルギーである特許請求の範囲第２
   項記載のマイクロフィルム カメラ。 ５ 前記フィルムを活性光に露出することにより像を定
   着する第二の手段と、前記第二手段から前記巻取装置ま
   で前記フィルムをその上の像をセットするに十分な熱に
   露出することなく移送する装置と、を含む特許請求の範
   囲第１〜４項のいずれかに記載のマイクロフィルムカメ
   ラ。 ６ 第二手段が、前記第一手段から光を受けなかった像
   区域からガスを発生する紫外線である特許請求の範囲第
   ５項記載のマイクロフィルム カメラ０ ７ 現像ステーションが、前記像を前記ディスプレイ
   スクリーン上に投影する可視光を含む特許請求の範囲第
   １〜６項のいずれかに記載のマイクロフィルム カメラ
   。 ８ 前記現像ステーションが、ドキュメント送給区域を
   通って可動な平らなベッドと、活性光源を含みかつ前記
   送給区域上方に配置された光透過スリットを有する反射
   装置と、前記フィルムを前記ベッドの移動と同期に移動
   させる装置と、前記ドキュメントから前記フィルム上に
   発出する光を集光する装置とを含む特許請求の範囲第１
   〜７項のいずれかに記載のマイクロフィルム カメラ。