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JPS58201711A - ユビデカレノン含有リポソ−ム被覆体 - Google Patents

ユビデカレノン含有リポソ−ム被覆体

Info

Publication number
JPS58201711A
JPS58201711A JP57082993A JP8299382A JPS58201711A JP S58201711 A JPS58201711 A JP S58201711A JP 57082993 A JP57082993 A JP 57082993A JP 8299382 A JP8299382 A JP 8299382A JP S58201711 A JPS58201711 A JP S58201711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ubidecarenone
liposome
fatty acid
polysaccharide
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57082993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Takada
高田 正博
「ゆ」 輝昭
Teruaki Yuzuriha
Koichi Katayama
片山 幸一
Junzo Sunamoto
砂本 順三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP57082993A priority Critical patent/JPS58201711A/ja
Priority to CA000428447A priority patent/CA1214392A/en
Priority to ES522512A priority patent/ES8407095A1/es
Priority to EP83104967A priority patent/EP0094692B1/en
Priority to AT83104967T priority patent/ATE21625T1/de
Priority to KR1019830002210A priority patent/KR840004512A/ko
Priority to DE8383104967T priority patent/DE3365604D1/de
Priority to US06/497,255 priority patent/US4636381A/en
Publication of JPS58201711A publication Critical patent/JPS58201711A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/12Ketones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はユビデカレノン含有リポソームおよび当該リポ
ソームの膜表面を被覆する多糖質相肪酸エステルよりな
る5ピデ力レノン含有リポソーム被覆体に関する。
ユビデカレノン、別名コエンザイムQ +oは心機能の
改善に有効な医薬品として近年臨床上広く利用されるに
至ったものである。
しかしながら、この物質を静脈内投与あるいは経口投与
した場合における血液中から目標臓器への移行速度につ
いてはまだ改善されるべき余地が残され□ている。すな
わち2例えば当該物質を従来技術に基づいて製剤化して
投与した場合、血液中からの消失速度はかなり小さく、
目標臓器への移行速度および移行量も小さい。
そもそも当該物質は、48〜52℃の融点を有する常温
で固体状の脂溶性物質であるから、静脈内投与に便なら
しめるために界面活性剤2例えばHCO(ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油)を使用するごとき従来技術によっ
て当該物質を可溶化しなければならない。しか′しなが
う、かくのごとく可溶化して投与した場合には、後記実
験例において示されるごとくユピデカレノ/の血液中か
らの消失速度は小さく、またユビデカレノンの目標臓器
である心臓、牌臓、肝臓、特に心臓への初期移行速度も
小さい、 かかる事情にかんがみ、先に本発明者は血液中から所定
の目標臓器への移行を上昇せしめる上で有効なユビデカ
レノン含有組成物について種々検討しその結果ユビデカ
レノンをリポソーム中に含有せしめることによって所期
の解決手段力上提供されることを知り、当該知見に基づ
〈発明を特願昭56−105689に係るものとして特
許出願した。
すなわち、投与後における血液中からの消失速度および
所定時間内における臓器移行積な求めると、ユビデカレ
ノン含有リポソームを投与した場合には、従来技術に係
る可溶化液の投与の場合に比較して、血液中からの消失
速度がいちぢるしく大ぎく、また肺、腎を除く諸臓器に
おいて高い移行量を示すのである。
的を達成するための一つの手段としてリポソームを利用
する技術が重要視されるに至っていることは周知のとお
りである。すなわち、リポソームは臓器毎にそれぞれ固
有のリポソームとして存在しているという点に着目し、
所定の薬物を所定のリポソームに含有せしめて投与する
ことにより、薬物を目標臓器に選択的かつ集中的に連撮
せしめようと意図する技術が開発されつつあるのである
かかる発明として例えば特開昭52−143218゜特
開昭52−151718.特開昭53−133616.
特公昭55−=8488における発明を挙げることがで
きる。
いずれもリポソームを担体として、これに特定の生体成
分あるいは医薬成分を保持させる技術に関する神明であ
り、いずれこれらの技術は医学薬学における他の生体成
分、医薬成分にまで応用されるものと予想される。
特願昭56−105689に係る発明はリポソームを臓
器指向の目的で使用するものであり、そのこと自体はす
でに公知であるが、リポソーム技術を9にユビデカレノ
ンに応用し、新規なユビデカレノン含有リポソームを収
得し、それによってユビデカレノンにおける前記の基本
的問題を解決し。
ユビデカレノンの利用価値ないちぢるしく高めることに
成功した。
さて8本発明者はリポソーム自体の理化学性状により臓
器指向が異なることに着目し、引続き。
ユビデカレノンを特に肺、腎に対して選択的に臓器指向
させるための方法について検討をおこなった。その結果
、ユビデカレノン含有リポソームを多糖質脂肪酸エステ
ルによって被覆せしめ、ユビデカレノン含有リポソーム
被覆体とすることによって所期の目的が達成されること
を知り2本発明を完成した。すなわち本発明の目的は血
液中から肺、w等の目標臓器へのユビデカレノンの移行
を速やかならしめるためのユビデカレノン含有リポソー
ム被覆体を提供することである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に係るリポソームにおいてユビデカレノンは、リ
ポソームを構成する膜の中に含まれる。
リポソーム膜を構成する基本物質は主としてリン脂質お
よびステロールであり、ユビデカレノンはこれらと共存
して、膜の中に均一に分散している。
本発明において使用されるリン脂質としては2例えばホ
ス7アチヂルコリン、ホスファチデルエタノールアミン
、ホスファチデルセリン、スフインゴミエリン、ジセチ
ルリン酸、ステアリルアミン。
ホスファチデルグリセロール、ホス7アチヂン酸。
ホスファチデルイノシトール、およびこれらの混合物を
あげることができるが、特にこれらに限定されない、1
ステロールとしてはコレステロールがもっとも好ましい
ユビデカレノン、リン脂質、ステロールの組成比につい
ては、ユビデカレノン1モル比に対してリン脂質は10
モル比以上、ステロールは1モル比以上あれば十分であ
り2例えばユビデカレノン1モル比に対して、リン脂質
として卵黄ホスファチデルコリンを使用する場合には1
0〜30モル比またステロールとしてコレステロールを
使用する場合には1〜10モル比が好ましい使用範囲で
ある。
ユビデカレノン1モル比に対するリン脂質とコレステロ
ールの好ましいモル組成比の例を示せば以下1〜7のご
とくである。
PC:ホスファチデルセリン DCP : ジセチルリン酸 PS 、ホスファチデルセリン SA :ステアリルアミン 本発明に係るリポソームは、電子顕微鏡的には0.1〜
5.0μ程度の粒経をもつ球体である。凍結乾燥物は凝
集して外観上はブロック状を呈しているが、水または塩
類溶液に投入するとよく分散し。
均質な溶液を与える。。
次に本発明に係るリポソームは、リポソームの製造に関
する従来技術を準用して製造することができる。
例えば、リポソームの膜構成成分とユビデカレノンをナ
スフラスコにとり、クロロホルムを加工て一旦溶解し2
次に溶媒溜去し、生成膜をガラスピーズおよび適当な緩
衝液−を加えて剥離し、超音波処理後セファデックスあ
るいはセファローズカラムに通して、リボンーム分側を
集め溶媒除去すればよい。溶媒除去には例えば凍結乾燥
処理を適用することができる。
凍結乾燥処理は2.0Torr以下で3時間以上おこな
えば、所定の目的が達成され、リポソームを粉末状にと
り出すことができるが2本発明はこの条件に限定される
ものではない。望ましい条件としては、後記実施例に示
されるごとく2例えば0.3Torrで5時間凍結乾燥
処理する方法が選ばれる。
次に本発明に係る多糖質脂肪酸エステルにおいて多糖質
とは分子量が4万以上のポリサッカライドを言い、具体
的にはデキストラン、アミロペクチン、プルラン、が好
ましく、その他にデキストラン硫酸、キト酸、プルラン
硫酸等がある。本発明において多糖質は分子量の異なる
二種類以上のものの組合わせあるいはアミロペクチンと
デキストランの組合わせのごとく複数の多糖質を合わせ
て使用してもよい。
また本発明に係る多糖質脂肪酸エステルにおける脂肪酸
はラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸であり、特に好ましいのはパルミチン酸である。本
発明に係る多糖質脂肪酸エステルをもってリポソームを
被覆した場合に、脂肪酸のアルキル鎖はリポソームの脂
質層に楔形に配向することが推定される。従って上記脂
肪酸が特に好ましいとされるのは、そのアルキル鎖の長
さがリボンーム脂質層への楔形配向にとって適当なもの
であるためであると考えられる。
次に多糖質脂肪酸エステルの製造は、概略以下のごとく
おこなうことができる。まず、多糖質を無水ジメチルホ
ルムアミドに60〜70℃で加温溶解スる。無水ピリジ
ンと無水ジメチルホルムアミドに脂肪酸塩化物をあらか
じめ溶解したものを加え、60〜70℃で数時間、続い
て室温で24時間攪拌する。反応終了後2反応混合物に
エタノールを加えると白色沈殿が析出するので、これを
P取し、エタノールで洗浄し、さらにエーテルに分散し
て再びf取する。減圧乾燥し、所定のエステルを得る。
ここに得られるエステルは、IRスペクトル(KBr法
)、H’−NMRスペクトル(溶媒d6−DM80.内
部標準TM8 )によって特定することがてきるが、さ
らに脂肪酸置換度を求めることができる。
脂肪酸置換度とは糖単位100個に対する脂肪酸の導入
個数を言い、これは以下のようにul−NMRによって
測定される。例えばバルミトイル基が導入されている場
合、その導入量はH’ −NMRスペクトルにおいて0
.9 ppmおよび1.28ppmに現われるバルミト
イル基のプロトンのピーク面積と3.5〜5.2ppm
に現われる糖中のプロトンのピーク面積との比によって
与えられる。すなわち糖単位100個中に1個のバルミ
トイル基が置換されている場合には、糖のプロトン数は
9 x+10(100・−X)であり、またバルミトイ
ル基のプロトン数は31xである。従ってH’ −N 
M Rスペクトルの積分曲線から求められる糖のプロト
ン数をy、またバルミトイル基のプロトン数を2とする
と。
1.000 z である。かくのごとくして求められる置換度を本発明に
おいて使用されるエステルについて測定してみると、置
換度は低い方が好ましい結果を与えることが判明し1例
えば0.5〜5程度で十分である。
また2本発明に係るエステルをリポソームに被覆させる
Kは、リポソームが形成している水溶液にエステル含有
水溶液を加えて攪拌すればよい。
被覆に当たっては単一のエステルを被覆すればよいが、
2種以上の本発明に係るエステルを組合わせ、いわゆる
複合エステルとして被覆してもよい。
本発明ユビデカレノン倉有リポソーム被覆体の効果を以
下に記載する実験例をもって説明する。
実験例1 試料 実施例1乃至実施例3記載においてCoQtaの代わり
に”CCoQtnを使用した点を除いて実施例1乃至実
施例3と同様の方法によって下記a −dの検体試料を
用意した。
a、  1℃−COQIO含有リポソーすb、  ”C
COQ+a含有リボンーす被覆体、ただし被覆エステル
はO−パルミトイルアミルペクチン(分子量112,0
00.脂肪酸置換度49)C,”CCoQm含有リボン
すム被覆体、ただし被覆エステルは0−バルミトイルプ
ルラン(分子量s o、o o o、脂肪酸置換度3.
4)d、  ′4C−CoQ16含有リポソーム被覆体
、ただし被覆エステルは0−バルミトイルプルラン(分
子量230,000.脂肪酸置換度1.0)またg ”
CCoQmK 4倍量のHCO−60を加えて超音波処
理して可溶化し、生理食塩液を加えて0.6111/d
lに調整したものを試料eとして用意し対照試料とした
。なお、 14C−CoQmは下記式によって示される
放射ラベル化ユビデカレノンである1゜また、この比放
射能は48μC1/9であり、放射化学的には2種類の
展開溶媒(クロロホルム/ベンゼン= 1/1.酢酸/
ベンゼン= 1/9 )を用いた薄層クロマトグラフィ
ーで単一であった。
方法 動物実験 雄性モルモット(体重300〜350#)の左大腿部静
脈に検体試料0.6#”C−CoQto/kl?を注入
し縫合した。また同じ投与量の対照試料を、同様の方法
で投与した。その後は1モルモットを飼育ケージに放置
し、所定時間経過ごとに、耳静脈から採血した。採取し
た血液中の14C(: o Qt。濃度を以下に記載す
る方法で測定した。
血液中放射能の測定 耳静脈より20μlまたは50μlの血液を採取し0.
75mlの8o1uene350/イソプロピルアルコ
ール(1/1 )で可溶化し、数滴の過酸化水素水を加
え脱色後、  instagello、5NH(J(9
/1)5繊加え。
液体シンチレーショ/・カウンターを用い放射能を測定
した。
結果 検体試料または対照試料を投与した場合の+4C−(o
Q+。の血雇中放射濃度の経時推移を示すグラフを図1
に示す。
はそれぞれ試料a、試料す、試料e、試料d、および試
料・、を投与した場合の推移(2例の平均値)を示す。
図1に示されるように、リポソーム中に含有されること
によってユビデカレノンが血中から速やかに消失して臓
器移行する事実は特願昭56−105689に係る発明
においてすでに知られた現象であるが、この現象は、リ
ポソームの膜表面を多糖質脂肪酸エステルによって被覆
した場合においても失なわれることはなく、むしろある
場合には被覆によって血中消失速度がかえって促進され
ることが認められる。
実験例2 試料 実験例1試料の項の記載と同じ検体試料および対照試料
を用いた。
方法 動物実験 雄性モルモット(体1重300g〜350.9)7)左
大腿部静脈に、前記試料をそれぞれ0.61V′kg注
入し縫合した。その後は、飼育ケージに放置し、投与後
24時間経過後に断頓と殺し、各臓器を摘出し?=なお
、脳および心臓への血液の汚染を除去する目的で、生理
食塩水を左心室から頚静脈にかけて環流し、脱血後、脳
および心臓を摘出した。
組織内放射能の測定 臓器的1001n940.5+FL/の5oluene
 350に加え。
50℃2時間のインキ−ベートで組織を溶解後□6dの
inatagello、5N HCI (9/1 )を
加え、液体シンチレーション・カウンターを用い放射能
を測定した。
結果 検体試料中の’C−CoQ、(1および対照試料中の”
C−CoQ、oをそれぞれ静脈内に注入後24時間にお
ける主要臓器中の放射能濃度なCOQ+o換算量で表わ
し両者の臓器移行性を比較したのが図2乃至図4である
図2乃至図4の説明 ロー+・[l・−・および口・の 各カラムは試料a、試料す、試料C0試料d、および試
料e、をそれぞれ投与した場合の臓器移行量を示す。
図2乃至図4より示されるように、リポソーム中に含有
されることによってユビデカレノンが脳、心。
肝、ps、副腎へ速やかにかつ高濃度に分布する事実は
特願昭56−105689 に係る発明においてすでに
知られた現象であるが、リポソームの膜表面をさらに多
糖質脂肪酸エステルによって被覆した場合においては、
肺、牌、腎の各臓器に高濃度に分布するようになること
が認められる。すなわち、肺。
牌、腎への移行について比較してみると、試料社に対し
て試料Cではそれぞれ1.8倍、4.7倍、1.6倍と
高濃度に分布しており、また試料dでは同じ<3.8倍
、5.4倍、1.4倍と高濃度に分布しており。
さらに試料すでは62.5倍、8.8倍、1.4倍とい
ちぢるしく高濃度に分布しているのが判明する。これに
反し、その他の臓器への移行について比較してみると、
試料す、c、dは試料aと同等もしくは減少しているの
が判明する。従って本発明被覆体は肺。
牌、腎へより選択的にユビデカレノンを移行せしめるこ
とを可能にするものであることが知られる。
以下に記載する実施例をもって本発明を具体的に説明す
る。
実施例1 卵黄ホスファチデルコリン36■(4,5X 10−’
mol)コレステロール5.85■(1,5X 10 
mol)およびユビデカレノンすなわちCoQ、。2.
151n9(2,5X 10−’mol)を2ratの
クロロホルムに溶解し、ロータリー・エバポレーターを
用い減圧下でクロロホルムを除去した。
得られた薄膜を減圧デシケータ−で−夜乾燥し。
クロロホルムを完全に除去した。底に残った薄膜に3.
0IIlJずつ2回計6.0mlの緩衝液Aおよびグラ
スビーズ1個を加えて、膜が完全にはがれるまでポルテ
ックス・ミキサーで振った。
次に、この溶液を枝付き試験管に移し、アルゴン気流下
水浴中でプローブ型ンニケーターを用い。
30秒ごと断続的に53分間、42Wで超音波処理を行
うと、半透明なうす黄色の溶液が得られた。
この溶液を5epharoae 4 Bカラム(1,6
X45crIL)に移し、緩衝液Aで溶出し、1.8−
ずつ60本の試験管に分取し試料を採取した。このカラ
ムの排除体積付近より少し遅れて溶出して来たものを0
03μmのボア・サイズを有するポリカーボネート製メ
ンブレンを用いて最終体積2.3m/ (C0QIQと
して1.371111iJ含有)まで濃縮した。得られ
たリポソームの直径は電顕観察により25〜30nmで
あった。なお、緩衝液Aとは、  0.IM NaCJ
?を含む0,01Mリン酸緩衝液(pH7,4)である
次に0−バルミトイルアミロペクチン(分子量112.
000.脂肪酸置換度4.9 ) 30■を緩衝液A1
.0d中に分散した溶液0.2mlと前記のごとくにし
て得られたリボンーム濃縮液0.7−とを混合し。
室温で30分間攪拌し、ユビデカレノン含有リポソーム
被覆体(C0QI。とじて0.42119)を得た。
実施例2 実施例1記載において、0−バルミトイルアミロペクチ
ン(分子量112,000.脂肪酸置換度49)の代わ
りにO−バルミトイルプルラン(分子量50.000 
、  脂肪酸置換度3.4)を使用した点を除いて実施
例1と同様におこない、ユビデカレノン含有リポソーム
被覆体(CoQ+oとして0.42M9)を得た。
実施例3 実施例1記載において、O−バルミトイルアミロペクチ
ン(分子量112,000 、脂肪酸置換度4,9)の
代わりに0−バルミトイルプルラン(分子量230.0
00 、脂肪酸置換度1.0)を使用した点を除いて実
施例1と同様におこない、ユビデカレノン含有リポソー
ム被覆体(C0QI。とじて0.42 ■)を得tム実
施例4 卵黄ホスファチデルコリン60.0■(3モル比)。
コレステロール9.8ダ(1モル比)、ユビデカレノン
6.59(0,3モル比)を200dのナス型フラスコ
にとり、クロロホルム4IIl/を加えて溶解し、溶媒
を減圧溜去する。生理食塩水41とグラスビーズな加え
、ポルテックスミキサーを用いて拡散させる。得られる
多重層膜を桟付試験管に移し、窒素ガス雰囲気下、水浴
中で超音波処理(25’kw、15分)を行う。次にセ
ファデックスG−50カラムに負荷し、生理食塩水を溶
出液として溶出せしめ、リポソーム公開を集め、30d
に希釈する。これを凍結乾燥処理(0,3Torr、 
5時間)、するとリポソームが得られる。
ここに得られるリポソームを、0−バルミトイルアミロ
ペクチン(分子量112,000.脂肪酸置換度4,9
)の水分散液10IILlに加え、室温で30分間攪拌
し、再び凍結乾燥してユビデカレノン含有リポソーム被
覆体を得る。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1.結果の項に記載の図1に相当する図面
であり、ユビデカレノンの血液中消失速度を示す。 図2乃至図4は実施例2.結果の項に記載の図2乃至図
4に相当する図面であり、ユビデカレノンの各臓器への
移行分布を示す。 特許出願人 工−ザイ株式会社 図   2 − 珊 図   3 唾 雪 置 図   4 7 試料    試料 試料 74−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  ユビデカレノン含有リポソームおよび当該リ
    ポソームの膜表面を被覆する多糖質相肪酸エステルより
    なるユビデカレノン含有リポソーム被覆体 (2)  リポソームの膜がリン脂質およびステロール
    より構成される膜である特許請求の範囲第1項記載のユ
    ビデカレノン含有リポソーム被覆体(3)  リン脂質
    がホスファチデルコリン、ホスファチデルエタノールア
    ミン、ホスフナチヂルセリン、スフィンゴミエリン、ジ
    セチルリン酸、ステアリルアミン、ホス7アチヂルグリ
    セロール、ホスファチヂン酸、ホスファチデルイノシト
    ール。 およびこれらの混合物である特許請求の範囲第2項記載
    のユビデカレノン含有リポソーム被覆体(4)  ステ
    ロールがコレステロールテアル% 許請求の範囲第2項
    または第3項記載のユビデカレノン含有リポソーム被覆
    体 (5)  ユビデカレノン1モル比に対してリン脂質が
    10モル比以上、ステロールが1モル比以上である特許
    請求の範囲第2項乃至第4項記載のユビデカレノン含有
    リポソーム被覆体 (6)多糖質相肪酸エステルが、アミロペクチン。 プルラン、デキストランのいづれかの多糖質とパルきチ
    ン酸とのエステルである特許請求の範囲第1項乃至第5
    項記載のユビデカレノン含有リポソーム被覆体
JP57082993A 1982-05-19 1982-05-19 ユビデカレノン含有リポソ−ム被覆体 Pending JPS58201711A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57082993A JPS58201711A (ja) 1982-05-19 1982-05-19 ユビデカレノン含有リポソ−ム被覆体
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