JPS58209597A - 平版印刷版用支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、平版印刷版用支持体特に粗面化された平版印
刷１服用アルミニウム合金支持体に関する・史に本発明
は上記支持体を用いた感光性平版印刷版に関する。

一般にアルミニウム板を印１６１１版用支持体として使
用する時に感光膜とアルミニウムの密着を良好にし、か
つ非画像部の保水性を改＠するため傾、その表面な粗面
化することが通常行なわれる。この粗面化処理はいわゆ
るグレイニングと称され、ボールダレインサンドブラス
ト、ブラシダレイン等の機械的グレイニングと電解研暦
とも呼ばれる電気化学的グレイニングそれにケミカルダ
レインと呼ばれる化学エツチングが知られている。こＪ
ｌら今までのグレイニング方法には、そＪ］ぞｉｔ　Ｌ
所もあれば短所もあった。一般には機械的グレイニング
法においては、スリキズ、汚れ、研麿剤の残留等が問題
である。電気化学的グレイニング法は電気ｍＫよって砂
目の深さ形状をある程度麦作させることができるが、一
般に印刷版用に適した砂目を作るには、入電気掛が必要
で価格が高くなり、時間もかかるという欠点を持ってい
る。

これに対し、ケミカルダレイニングは酸又はアルカリの
エッチャントを用い化学的エツチング反応によってアル
ミニウムおよびアルミニウム合金ヲクレイニングするの
でプルセスが単純で１．連続的にストリップ状に処理を
行なうのに適しており、特に両面処理された版を作ろう
えで工業的に有利である。しかしながら市販のアルミニ
ウムあるいは、その合金を用いて高品質の印刷版を製造
するととけ往来困難とされてきた。それは、印刷版に安
来される光分な耐刷力と耐よごわ性を満た丁ために必敦
とされる表面粗さと均−ｔ［ビットパターン（エツチン
グビットの径が揃っており山と谷の８ささが揃っている
。）を兼ね（ｌｉｆｔえた表面を調整することが従来の
化学エツチング方法では、困Ａｌｎだったからである。

本発明は、これらの欠点を改蕾する新しい平版印刷版支
持ｆ４：Ｖｃ関するもので、その賛旨は化学的エツチン
グ処ｊ１４！　［刻して優れた溶解速度を示し、かつ均
一なビット形成を促進させるような金ＰＩ４間化合物を
含むアルミニウム合金板を用い一般に広（用いられる醪
又はアルカＩＪ　Ｋよりエツチング処理を行ｔ「い均一
密集状に分布する平均粗さ０．３〜１．２μｍ　（）（
ａ表示）あるいは平均深さ１〜１０μｍのビット状の粗
面を該合金板の少なくとも一方の面に形成させた後に史
に平均深さ１μｍ以下あるいは、平均開口径５μｍ以ト
の第２次ピットを酸性電解液中で電気化学的エツチング
処理により、重畳させた複合砂目が形成されていること
を輪？＋（＋とする。

不発りｊに基づく合金組成をつぎに示１′。

アルミニウムの溶解速度を上げるために１第１に局部カ
ソード面積をできるだけ大きくし、つぎに局部アノード
をできるだけ卑にすることか畢止れる。この目的のため
には、不純物を多く缶入１−るのがよく、Ｆ’ｅ　を０
．２０〜１．０％、Ｃｕを０，１〜２％添加すると効果
的であった。　Ｉｉ’ｅ、　Ｃｕｔこれ以」二多くする
と、アノード面積か小さくｔ、ｃるＩＪめ、エツチング
ビットパターンか不均一に１、【る。

また、不純物上には、アルマイト皮膜が生１ｊｋ　Ｌ　
ｋｒくいため、皮膜欠Ｖ＋〆Ｃが多くなり、その結果印
刷時に、地汚Ｊ１を発４１：する。ＦｅＣｕ　を添加し
た台車は、酢にもアルカリにも＃解速度が大きいので、
所望のエツチングｆｉｔ、パターンにより適宜、溶酸を
選定１−ることかできる。

Ｓｎ、Ｉ　ＩＩ、　Ｇａ、　Ｚｌｌなどの元素のｒ之ミ
加は、マ、トリックスをＷｉ気化学的に卑ｔ（するため
、溶解速度６′太き（１°ることかでき、たとえば、相
公昭４９−９９３０号公報に開示されている凸版印刷版
のエツチングに用いられている。凸版の場合にはｌｉｌ
ｒａｍの深さパターンが要求されるが平版においては制
々数ミクロンである一つまりピットパターンが微細でな
ければならない。

Ｆｅ、Ｃｕ　合金に上記のようなＳｎ、　工ｎ、　Ｇａ
、　Ｚｎ系元素を微量添加すると驚いたことに溶解退・
度はあまり変化しな（・ものの、ピットパターンが極め
て微細となることがわかった。ここで添加Ｍは、０．０
０５〜０．１％であり、０．１％より多いと、とくにｓ
ｎ％Ｉｎ、Ｇａ　では固溶限をはるかに超えるため局部
溶解がはげしくなり均一なビット、纜ターンが得られに
くくなる。

不発１’Ｊ、Ｉ　Ｋ基づく印刷版用支持体の製造方法は
、次の通りである０酸又１まアルカリによる化学エツチ
ングには酸としては塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、フッ酸
などの１種又は２〜３種の混合溶液を用いることができ
る。アルカリとして（１、水酸化ナトリウム、炭酸ナト
リウム、リン酸三ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなどが
用いられる。潤度、温度は時間とともに必要とする表面
粗さに応じ′（決定されるが、通常減度は１〜５０％、
温度は常温〜９０ｔｌ？で、処理時間（言１０秒〜４分
程度である、圧延油等の汚染がある場合は化学エツチン
グｅこ先立って脱脂処理が行なわれる。エツチングσ）
あど表面に残留゛する汚れ（スマット）を除去すみため
に酸洗いが行なわれる。用いられる酸は硝酸、徊１酸で
メ応を促進するためＫは、過酸化水素の添加が行なわれ
る。

以上のようにして処理されたアルミニウム板の表面は、
平均深さ１〜１０μｍの均−密集状のピットより形成さ
れることが必要であり、これは、平均粗さ０．３〜１．
２７１ｍ（Ｈａ光表示Ｋ対応スル。

ここでピットの平均深さは、印刷版ｔζ委求さＪ：る耐
刷力と耐よごれ性を満たすために心数な表面アラサと均
一なピットパターンを決定するＭ　要１．〔パラメータ
ーである。ピット深さが１μｍ以下の場合、表面粗さは
高々０．２μｍ　（Ｈａ　）　　ＲｉＪ！ｆ　ｋＣ制約
され印刷版として（′よ、高耐刷力が期待できず又、保
水ｆＬも充分でない。ピット深さが１０１ｍ１１以１で
は表面粗さは、１．２μｍ（Ｒａ）　　を超え、耐汚れ
性が劣る傾向にある。加えてエツチングピットの径が揃
い又山と谷の深さの撮った均−ｔ（ピットパターンを作
ることが実質的に困難であり、又、エツチングするアル
ミＭも多くなってエツチングコストが高くなり実用性に
欠ける。

０３〜１．２μｍ（Ｒａ）の平均粗さを有する基板は、
ψに陽＠Ｉ酸化皮膜を設げ”Ｃ表面の耐食性耐摩耗Ｙ１
を強化して、それ自身でも平版印刷版として実用ＢＴ　
１であるが、苛酷な印刷条件やカラー印刷のような高品
質の印刷を行なうためＫは、なお耐刷力、内１よごれ性
、それに調子再現性の観点から、改良が必扱であること
がわかった。

本究明者等は鋭窮研健の結果、上ｈピの表面を、塩酸又
＋、１そσ）塩、硝酸又はその地６（Ｆの１釉又は２稗
以上の混合液を電解液として用い直流又は交流を用いて
１ビ気化学的にエツチング処理を行なうことにより耐刷
力を向上させかつよごれにくさ、調子再現性を改良した
平版印刷版用支持体を製造できることを見ｔｌｌ　した
。このようにして得られた支持体表面を走査型電子顕微
鎖（ＳＥＭ）　　を）［１いて観察した結果、平均開口
径５μｍ以下の２次ピットが均−Ｋｉ＆畳して分布し、
ていることがわがつｌ：′。

又、史にミクロトームを用いて支持体のセクションなＦ
、ｌＪＪ製し、このプロフィールを走査型電子顧依鋭を
用いて観察したところそのピット深さを１、平均１μｍ
以下であった。電解浴の種類と用いる電源の種類および
電解条件を′ｆＡ斃することＫより該ピットの口径、深
さを広範に変えたサンプルを作ることができる。

不発ψＪ渚等の綿密な研究の結果、第１次ビットの深さ
１〜１０μｍとした表面Ｊ：Ｋｇ２次ピットの開口径５
μｍ以下あるいはピット深さｌμＣ１以下とした場合に
耐刷力、よごれ、調子再現等のｔ１能が最もバランス良
く発揮されることがわかった１、開口径５μｍ以上ある
いはピット深さが１μｍ（！・超えるような場合には、
第１次ビットの形状が破壊され、実質的ｔ【ピット深さ
が減少して耐刷ツバ惺水性に悪影響を及ぼすことがわか
った。電気化学的エツチングにより第２次ピットを形成
するためには、１酩・、硝酸いずれの電解浴でも使Ｌ（
（できる。ピット径を均一に制御するためにをま、特開
昭５３−６７５Ｑ７号及び特開昭５２−５８６０号公報
ｒ（記載されている特殊交番波形、特開昭４７−３８３
　（１１号公報に示さねているアミン等の化合物又は、
特開昭４９−５７９０２号公報に示されている硫酸、特
開昭５１−４１６５３号公報に示されているホウ酸、西
独特許公開第２２５０２７５号公＠に示されている燐＃
に僧を添加しても良い。

電気化学的エツチングのｐＫ表血圧残留する汚第１は、
％開昭５３−１２７３９牲公報に記載されるような５０
〜９０［、’σＩ温川の用５〜６５止閂％のｆｊ酸と接
触させる方法及び特公昭４８−２８１２３刊公報に記さ
れているアルカリエッチする方法で除去できる・ 以上のようにして処理されたアルミニウム＆は丈に陽極
酸化処理を施すことができるＯ陽捧酸化の処理条件は使
用される電解液によって種々変化するので一概には決定
され刹１ないか、一般的にけ電解液のｈ度カー１〜８０
重か％、液温５〜７０ｒ、電流密度０．５〜６０アンは
ア／ｄｍ２、電圧１〜１００■、電解時間１０〜ｌ　（
ｌ　Ｑ秒の範囲が適肖である。これらの陽ＭｋＬ酸化皮
膜処理の内でも、特に英１ｉ１特許第１４１２７６８号
明ｈ＋＋　′ｔＳｌに記載さハている発明で使用さね、
ている＠値酵中で篩１１　Ｅ’ｌｆ、　￥１’；度で陽
極酸化する方法及び米国特許第３５１１６６１号す１細
書に記載されている燐酸を電解浴として陽極酸化する方
法が好ましい。

陽極酸化されたアルミニウム板は、更に米国相的第２７
１４０６６号及び同第３１８１４６］号の各８Ｊｌｉｌ
ｌ書に記＋１ヴされている様にアルカリ金わｉノリケー
ト、例えば珪酸ナトリウムの水溶液で浸漬などの方法に
より処理したり、米国性が［脂＋、　３ｓ６ｏ４；６号
明細観に記゛載されているようシ（、水溶性金屑」品（
例えば酢酸亜鉛など）を宮む新水性セルロース（（例え
ば、カルボキシメチルセルロースなど）の下塗り層を設
けることもできる。

本発明による平版印刷版用支持体の上ＫＴ＋’よ２８版
のＪへ光層として、従来から知られている感光１！イな
設けて、感光性平版印刷版を得ることができ、これを製
版処理して得た平版印刷版はすぐれた性峠な有している
。

上記の感光層の組成物としては、次のようｔｃものが含
まれる。

■　ジアゾ樹脂とバインダーとからなる感光層米国特許
第２，０６３．６３１号及び同第２，６６７゜４１５号
明細貞、特公昭４９−４８００１号公報、同４９−４５
３２２号公報、同４９−４５３２３号公報、英国特許第
１，３１２，９２５号及び同第１０２３．５８９号明細
書に記載されているジアゾ樹脂が好ましく、ノくインダ
ーは、英国特許第１．３５０，５２１号、同第１．４６
０，９７８号各明細誉及び米国特許第４，１２３，２７
６号、同第３，７５１゜２５７号、同第３．６６０，０
９７号明細書、特開昭５４−９８６１４号公報に記載さ
れているバインダーが好ましい。

■　０−キノンジアジド化合物からなる感光層％に好ま
しいＯ−キノンジアジド化合物は、〇−ナツトキノンジ
アジド化合物であり、例えば米国％ｌＦ第２，７６６．
１１８号、同第２，７６７，０９２号、同第２，７７２
．９７２号、同第２，８５９，１１２鴫、同第２，９０
７，６６５号、同第３．０４６．１１０吋、同ｉ３，０
４６．１１１号、回ｍ　３．０４６．１１５　ｊ４、同
第３，０４６．１１８号、同第３，０４６．１１９号、
同第３，０４６，１２０号、同第３，０４６．１２１箒
、同第３．０４６．１２２号、同第３，０４６．１２３
吟。

同第３，０６１，４３０号、同第３．１０２，８０９号
、同第３．１０６．４６５号、同第３，６３５，７０９
号、同第３，６４７，４４３号の％明細書をはじめ多数
の刊行物に記されており、これらは好適に使用すること
ができる。

■　アジド化合物とバインダー（高分子化合物からなる
感光層） 例えば、英国特許第１，２３５，２８１号、同第１．４
９５，８６１号の各明細書及び特開昭５１−３２３３１
号公報、同５１−３６１２８号公報などに記されている
アジド化合物と水浴性または゛ｆルカリ可溶性高分子化
合物からｔ（るＪｊ−１ｂν物の他、特開昭５０−５１
０２号、同５　（＋　−８４３０２月、同５０−８４３
　（１３号、同５３−１２９８４号σ）各公報ｔ〔どに
記されているアジ１″基を含む７１″ＩＪマーとバイン
ダーとしての高分子化合物からなる組成物が含まれる。

■　その他の感光性樹脂層 例えば、特開昭５２−９６６９６＋３公報に開示されて
いるポリエステル化合物、英１１＋ｌ’Ｎ’＋許第１，
１１２゜２７７号、同第１，３１３，３９０号、同第１
．３４１゜００４号、同第６．３７７，７４７吟等の名
明細書に記載のポリビニルシンナメート系樹脂、米国特
許第４，０７２，５２８号及び同第４．（１７２，５２
７号の各明細書などに記されている光重合〕４リフォト
ポリマー組成物が含まれる。

支持体上に設けられる感光層のｋＮは約０．１〜約７ｇ
／ｍ、好ましくは、０．５〜４　ｇ　／ｌｎ　　（７）
範囲である。

２８版は、画像露光されたのち、常法により現像を含む
処１１よって樹脂画像が形成される。例えばジアゾ樹１
指とバインダーとからなる前■１３感九感光を有する２
８版の場合には、画像露光後、未露光部分の感光層が現
像により除去されて、平版印刷版が得られる。

以下、実施例に基づいて更に詳１１１Ｉ＆Ｕ説明−ｆ−
る。

実施例１ 下記８釉のアルミニウム合金板を製造し１０％のＮａＯ
Ｈｌ１１（５０Ｃで１分間化学エツチング処理な行ｊ「
い１表面粗さおよび走査型電子顕微鏡（８１！：Ｍ）に
よりピットパターンを観麩し、開口径を求めた。

表１　合金組成 表２　化学エツチング処理性能 表２から明らかなよう罠Ｓｎ、Ｉｎ、Ｃａ、Ｚｎが添加
されていｔ、ｃい比較例１では、粗大ピットが発生する
。ＦＯ責の少ない　　　　　比較例２Ｉ手表面粗さが低
い。

衣２σ）サンプルを％開開５３−６７５０７号分相に記
載されている特殊交番波形を用いて７１Ａの蛸酸水溶液
中で１００クーロン／ｄｍの電気被で電気化学的にエツ
チング処理をＭｅｔ　Ｌだ。ひきつづいて３０％のＨ２
ＳＯ４水溶液中に浸漬し５５Ｃで１分間デスマット処理
したのち、２０％値酸な生成分とする電解液中で浴１２
１＋！３０Ｃで３１／　／　ｍ　２の量化皮膜を設し卜
た。次いでＪＩＳ　３号珪酸ンーダ２５％水溶液に浸漬
して６００．１分の処理をｈｆ、Ｃｃ・充分水洗したの
ち乾燥した。

このようにして得られた支持体ｅ（ついて表面粗さおよ
び走査型電子顕微鏡（ＳＥＭ）Ｋよりピットパターンを
観察し開口径を集め、ミ７レトーｌＰＳ月１いて作製し
た切片をＳＥＭにより観察しピット深さも・測定した。

その結果を表３に示した。

表３　電気化学エツチング処理性能 実歴１例２ 実施例１、表２腐６を実施例１に和ｉ載の方法で陽極酸
化処理、新水化処理を行なって支持体サンプルＡを作成
し１ζ。同じ〈実施例１表３、ｌ６１２及び比較例４を
サンプルＢ、Ｃと−ぐる。このようにしてａ４られγこ
支持４，１．Ａ、Ｂ、Ｇに下記の感光１ψを、乾燥時の
塗布シが２．０ｙ／ｎｕ　　とｔ「るように設けた。

２−ヒドロキシエチルメタクリレート共か合体　　０．
７１（英国時＃′ｅｂ＜　１，５０５，７３９号明細書
実施例１の製法で合成したもの） ｐ−ジアゾフェニルアミンとパラオルムアルデヒ１−４
の縮合唆ノの２−メトキシ−４−ヒドロオキシ−５−ベ
ンゾイルベンゼンスルホンｉ塩０．１１Ｊ２−メトギシ
エタノール　　　　　　　　　　　　　６ｇメタノール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６ｙエチレ
ンジクロライド　　　　　　　　　　　　　　６ｙかく
して得られた感光性平版印刷版を３ＫＷ　σ）メタルハ
ライドランプで１ｎ＋（’）距１ｌｊｌｌ　ｂ・ら７０
秒１’ｔｉｌ　ｉｎｋ丸し、次に示す現像液にて室温で
１分間浸漬後、脱脂綿で表面を軽くこすり未露光部を除
去し、それぞれ平版印刷版（Ａ＋　（１３１［０１を得
た。

現像液組成 亜化「酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　３ジベン
ジルアルコール　　　　　　　　　　３０ｙトリエタノ
ールアミン　　　　　　　　　２０９モノエタノールア
ミン　　　　　　　　　　５ｙ花王アトラス（ａ）製） 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
０００＃Ｉ１次いで常法の手Ｊ１ｍに従って印刷を行ｔ
、ｃつだところ表４に示したような結果が得られた０ 表４ １、−　二４．ｊ 代理人　弁理士（８１０７）佐々木　漬　隆ＳＨ７’ｙ
、＝、、ｙ（ほか３名） 第１頁の続き ０発　明　者　林美克 名古屋市港区千年三丁目１番１２ 号住友軽金属工業株式会社技術 研究所内 ■出　願　人　住友軽金属工業株式会社東京都港区新橋
５丁目１１番３号

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｉｌｌ　　Ｆｅ０．２０〜１．０％とＳｎ、　Ｉｎ、　
   Ｇａ、及びＺ［１）一種又は二種以上を０．００５〜０
   ．１％含有するアルミニウム合金材よりなり、少なくと
   もその表面が化学的エツチング処理し、更に該表面を酸
   性電解液中で電気化学的エツチング処理することにより
   形成された均一かつ密集状の砂目構造を有することを％
   徴とする平版印刷版用支持体。 （２）　　アルミニウム合金材が史ＫＣｕを０，１〜２
   ％含有する特許請求の範囲第（１１項に記載の平版印刷
   版用支持体。 （３）アルミニウム合金材表面が化学的エツチング処理
   により平均粗さ０．３〜１．２μｍ（Ｒａ表示）又は平
   均深さ１〜ｌ　Ｏｊｌｍの第１次ピットを有°ｆる粗面
   より形成されている特許請求の範囲第（１）項に記載の
   平版印刷版用支持体。 （４）　　アルミニウム合金材表面が電気化学的エツチ
   ング処理により平均深さ１μｍ以下、及び平均開口径５
   μｍ以下の第２次ピットから形成される粗面を有する特
   許請求の範囲第（１１項に記載の平版印刷版用支持体。 （５１Ｆ　ｅ　Ｏ，２０〜１．０％と、Ｓｎ、　Ｉｎ、
   　Ｇａ、及びＺｌｌ（７）−１４又は二綽以りを０．０
   ０５〜０．１％含有するアルミニウム合金材よりなり、
   少くともその一表面が化学的エツチング処理し、更に該
   表面を酸性電解液中で電気化学的エツチング処理するこ
   と罠より形成された均一かつ密集状の砂目＃ｆ造を有す
   る支持体と、該表面上に設けられた感光層とよりなるこ
   とを特徴とする感光性平版印刷版。