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JPS58109415A - 光不安定性薬物を包容するための軟カプセルの製造方法 - Google Patents

光不安定性薬物を包容するための軟カプセルの製造方法

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Publication number
JPS58109415A
JPS58109415A JP20812181A JP20812181A JPS58109415A JP S58109415 A JPS58109415 A JP S58109415A JP 20812181 A JP20812181 A JP 20812181A JP 20812181 A JP20812181 A JP 20812181A JP S58109415 A JPS58109415 A JP S58109415A
Authority
JP
Japan
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soft capsule
dyed
dye
capsule
soft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20812181A
Other languages
English (en)
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JPS6059205B2 (ja
Inventor
Masayuki Okimoto
沖元 正幸
Toshifumi Murakami
村上 敏史
Michisuke Oe
大江 通介
Nobuhiro Ito
伊藤 述弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teysan Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Teysan Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teysan Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical Teysan Pharmaceuticals Co Ltd
Priority to JP20812181A priority Critical patent/JPS6059205B2/ja
Publication of JPS58109415A publication Critical patent/JPS58109415A/ja
Publication of JPS6059205B2 publication Critical patent/JPS6059205B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光不安定性薬物を包容するだめの軟カプセル
に関するものである。
軟カプセルとは、ゼラチンにグリセリンやンルビトール
等の可塑剤を配合して得られる軟化したゼラチンから形
成されるカプセルである。
かかる軟カプセルは、例えは、2枚の軟化したゼラチン
シートの間に薬物をはさみ込み、適当な形に加圧成型す
るという方法によって軟カプセル製剤を製造するために
用いられている。軟カプセル′は、薬物を一定量、密閉
した状態で包容しうるため、液状の薬物を包容すること
も可能であり、携帯に便利であるはかりでなく、樋口的
に投与することによって包容されている薬物の桑埋効釆
を迅速に発揮させるという%徴を有する。従って、かか
る軟カプセルを用いた軟カプセル#刑は、心夜患治僚剤
、特に虚血性心疾患(狭心症)治療剤として適している
ところで抗狭心症薬として用いられている薬物の中には
光に不安定なものが多く、通常の軟カプセルに包容した
だけでは比較的短期間に薬物が分解するという問題があ
る。
条理作用の迅速な発現と確実な薬効が絶対に必要である
狭心症治療剤としては、これは重大な欠点である。
かかる欠点を解決するために、ゼラチンを生体とする軟
カプセル皮膜中に光を吸収する染料、例えば、食用黄色
5号を均一に分散させる方法(特開昭55−22645
号)や、ゼラチンを主体とする軟カプセル皮膜中に特定
の染料と二酸化チタン等の不透明化剤を均一に分散させ
る方法(%公昭54−34048号)等が提案されてい
る。
しかしながら、ゼラチン皮膜中に染料等を均一に分散さ
せるという方法では、軟カプセル皮膜の厚さに不均一が
ろる場合に、皮膜の薄い部分での遮光が十分ではないと
いう欠点がある。例えは、軟カプセル製剤の一般的な製
造法でおる、2枚の軟化したゼラチンシートの間に薬物
をはさみ込み、適当な形に加圧成型するという方法で軟
カプセル製剤を製造した場合には、軟カプセルにおける
2枚のゼラチンシートの溶接部分は他の部分よりも薄く
なり易く、従って溶接部分での遮光が不十分となるので
ある。
本発明場らは、従来技術の有する前記の如き欠点を解消
するために、軟カプセルの皮膜の外表面部分を均一に染
色する方法に着目し、鋭意研究を行った結果、染液とし
てアルコールと水との混合溶媒に染料を溶かしたものを
用い、かつ乾燥に先立って染色されたカプセルを脱水処
理すれは、皮膜の外表面部分が均一に染色された軟カプ
セルが得られることを知見し、本発明に到達した。
即ち、本発明はゼラチンを主体とする軟カプセルであっ
て、その皮膜の外表面部分が染色されていることを%徴
°とする、光不安定性薬物を包容するだめの軟カプセル
である。
本発明における染色前の軟カプセルは、ゼラチンを主体
とするもので必れば公知のいかなるものでも良く、その
製造法も特に限定されない。
一般的に採用される方法は、ゼラチンにグリセリンやソ
ルビトール等の可塑剤を配合し、ゼラチンシートをつく
り、2枚のゼラチンシートの間に薬物をはさみ込み、適
当な型を用いて、球体、楕円体又は円筒状等に加圧成型
する方法である。ゼラチンシート中には、二酸化チタン
酸化鉄、炭酸カルシウム等の不透明化剤や、p−アミノ
安息香酸、p−オキシ安息″4i酸エステル、ンルピン
酸、ベンジルアルコール等の防腐 5− 剤が均一に添加混合されていてもよい。
本発明においては、前記の如く公知の方法で製造された
軟カプセルは、アルコールと水との混合溶媒に染料を溶
かして得られた染液で染色される。染料としては、軟カ
プセル中に包容される光不安定性薬物を分解させうる波
長の光を吸収しうる様なものが用いられる。例えば、元
手安定性薬物がニフェジピンの場合には、250〜46
0nmの波長の光を吸収する染料 (食用黄色416る
いは5号)が適当である。その他、元手安定性薬物の橋
類に応じて、薬事法で定められている適当なタール色−
素を用いることができる。
アルコールとしては、常温で液体で染料を溶解すること
ができ、かつ水とめる程度の混和性があるものであれば
、本発明において使用できるが、好ましいのは、炭素数
4以下の一価又は多価てルコールである。具体的には、
好ましい(Dは、エチルアルコール、エチルアルコール
プロピルアルコール、イソプロピルアルコール 6− フチルアルコール、インブチルアルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリ
コールやグリセリン等であり、特に好ましいのはエチル
アルコールである。
アルコールと水との混合割合(容積化)は、40:60
〜95:5の範囲が適当である。混合溶媒中の染料濃度
は01〜5%(菫童ンの範囲が適当である。染色に際し
ての浴比(カプセルと染液の重重比)は、l:05〜1
:10の範囲が適当でおり、染色温度は10〜40℃、
時間は10〜60分で十分である。染色方法としては、
例えば、カプセルを染液中に浸漬し攪拌する方法、カフ
セルを回転チェンバーに入れ、これを回転させながら染
液をスプレーする方法、あるいはカプセルを連続的に染
液中をくぐらせる連続染色法がある。
以上の叩き方法で染色された軟カプセルは、その皮膜の
外表面部分が染色される。本発明において皮膜の外表面
部分とは、皮膜の外表面から高々100μ程度の深さく
厚さ)までの範囲をいう。そして、本発明においては、
皮膜の外表面全体ができるだけ均一に染色されているの
が好ましく、皮膜の厚み方向には染料の濃度差があって
もかまわない。染色された外表面部分の厚みや染色製置
は特に限定されるものではなく、軟カプセル中に包容さ
れる光不女定性業物の光による分層が、実用上許容でき
る程度に抑制される様な範囲で任意に設定することがで
きる。
本発明においては、皮膜の内部や内表面部分には実質的
に染料が存在せず、外表面部分に集中して存在している
ので、少量の染料で効率良く連光することができる。
本発明においては、染色された軟カプセルは次いで実質
的に無水の有機溶媒で脱水処理される。実質的に無水と
は、故意に水を添加混合したものではないという意味で
ろり、本発明の脱水処理には、特別に無水化したもので
なくても市販の有機溶媒がそのまま便用できる。かかる
有機溶媒としては、ゼラチン皮膜を着しく損傷するもの
でなく、かつ水とめる程度の混和性があるものであれば
本発明において使用できるが、好ましいのは、炭素数4
以下の一価又は多価アルコール、あるいは常温で液状の
ポリアルキレングリコールである。特に好ましいのは、
ポリエチレングリコールである。
脱水処理に際しての浴比は1:0.5〜l:10  の
範囲が適当であり、温JfU10〜40℃、時間は約1
0分以上が適当である。かかる操作によって、ゼラチン
皮膜に含有又は付層している水分が相当蓋除去され、そ
の後の乾燥工程で、軟カプセルが相互に融着するといっ
たトラブルが発生しない。
脱水処理された軟カプセルはそのまま、あるいは、難揮
発性の有機溶媒を使用して脱水処理した場合にはこれを
揮発性の有機溶媒で洗滌除去した後、公知の方法に従っ
て乾燥される。乾燥温度は30〜80℃、時間は5〜6
0分が適当である。
本発明の軟カプセル表面には、美感、防湿性等を目的と
して、ステアリン酸やシリコン樹脂 9− 勢を更にコーティングして屯よい。
本発明の軟カプセルに包容される元年安定性薬物として
は、ビタミンE及びその類縁体、ビタミンl)3及びそ
の類縁体や心疾患治療薬等があるが、待に好ましく用い
られるのは抗狭心症薬でめり、これらの例としては、ニ
フェジピン(1,4−ジヒドロ−2,6−シメチルー4
− (2’−二トロフェニル)−亀S−ジヵルボメトキ
シビリジンン、ユビデカレノン、塩酸ブフェトロール、
塩酸オクスフレノロール、塩酸インデノロール勢が挙け
られる。
軟カプセル中に包容される光年安定性薬物の形態として
4%に限定されるものではなく、公知のいかなる形態の
ものでも使用できる。例えば、ニフェジピンの場合には
、ニフェジピンとポリアルキレングリコールとグリセリ
ンからなる液状組成物(%公陥54−34048号)−
ニフェジピンとポリエチレングリコールとポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエートがらす、6411成’
1121(%開昭55−22631号)、ニフェジピン
とボ lO− リオキシエテレン誘導体とグリセリン及び/又はプロピ
レングリコールからなる組成物(%開昭54−9572
1号)がめり、ビタミンD3及びその類縁体の場合には
、ビタミンD3又はその類縁体の油性溶液(%開昭54
−84023号)がある。
これら組成@尋中には、公知の芳香剤や甘味剤等の鉤合
補助剤を配合してもよい。場合によつ。
ては、ゼラチン皮膜の染色に用いたのと同種の染料を配
合し、よ多安定化効果を高めることもできる。
本発明の軟カプセルを用いれば、包容されている元年安
定性薬物の分解・変質を防止することができ、携帯に便
利で、経口的に投与することによって包容されている薬
物の薬理効果を迅速に発揮させうる軟カプセル製剤を提
供することができるものである。
以下、実施例により本発明を詳述する。なお、実施例中
の部はすべて重量部である。
〔軟カプセル剤の製造〕
ゼラチン7a5部、*グリセリン23.2部、パラオキ
シ安息香酸エチル10部及びパラオキシ安息香酸プロピ
ル03部を用いて、常法により軟カプセル皮膜用の均一
な組成物をp4製した。
これとは別に、ニフェジピン345部、マクロゴール(
400) 7,800部、グリセリy450s、?ツカ
リンナトリウム12部及びハツカ油12部を混合し、約
1時間中分に攪拌して業物を含む均一な溶液を1114
製した。
上記軟カプセル皮膜用組成物と業物溶液とから、自動充
填溶閉機を用いて常法(打ち打き法)Kjり軟カプセル
剤を製造した。カプセルの皮膜の厚さは約0.8 Mで
、1カフ°セル中に約300岬の薬物溶液にニフェジピ
ンは約1olIv)が充填されていた。
軟カプセル剤の染色〕 エタノールと水との混合溶媒(重量比as:as)に食
用黄色5号を075部濃度に溶解した染液7.5tに、
前述の如くして得られた軟カプセル剤(約5ooo個、
26−)を浸漬し、時々攪拌しながら20℃で15分間
染色した。
その後、染色された軟カプセル剤を2tのポリエチレン
グリコール400中に浸漬し、室温で一&脱水処理した
。次いで、軟カプセル剤の表面をエタノールで洗滌し、
回転チェンバー中で(ロ)転させながら、50℃の熱風
を15分間吹込み乾燥した。その結果、表面がオレンジ
色に均一に染色された美趣な軟カプセル剤が得られた。
〔染色された軟カプセル剤の光安定性試験」前記の如く
染色された軟カプセル剤を、建物内の北側窓から約1m
の場所に直射日光を避けて1〜8週間保存した。
一定期間毎に軟カプセル剤中のニフェジピンの残存率を
求めたところ、結果は第1表に示した通りでめった。
なお、比較例1として、染色していない軟カプセル剤の
光安定性も第1表に示した。
13− 実施例2 軟カプセル皮膜用の組成物の中に、酸化チタンを1.8
部添加混合した以外は、実施例1と全く同様にしてオレ
ンジ色の軟カプセル剤を4た。
これの光安定性の結果も第1表に示した。
なお、比較例2として、染色していない軟カプセル剤(
cR化チタンを含む)の光安定性も第1表に示した。
第1表 第1表から、本発明の実施例1と2のものは8週間保存
後もニフェジピンの分解が十分に抑制されていることが
わかる。
一方、外衣面部分に染料を含まないものは−埠一 (比較例1と2)、保存期間が長くなるにつれてニアニ
ジビンが急漱に分解していることがわかる。
なお、ニフェジピンの定量法は以下の如き方法で行なっ
た。
軟カプセル(5個)を切断し内容物をとりだし、エーテ
ルで軟カプセルの内壁を洗い、これを内容物に貧する。
この液からエーテルt−除去後軟カプセル2個分に相当
する内容物をとり、メタノールを加えて正確に100−
とする。
次にこの溶液20tItを正確にとり、メタノールを加
えて正確に100mとして試料溶液とする。
試料溶液につきメタノールを対照として波長350nm
の吸光度Aを測定する。軟カプセル中に含まれるニフエ
ジピ/の童は下記式によって求められる。
l軟カプセル中のニフェジピンの一* (f)実施例3 染液用の混合溶媒としてイソプロピルアルコールと水(
1量比80:20)’i用い、脱水用の有機溶媒として
グリセリンを用い、それ以外は実施例1と全く同様にし
て実験を行なったところ、実施例1の場合と同様な、表
面がオレンジ色に均一に染色された軟カプセル剤が得ら
れた。
このものも実施例1のものと同@度の光安定性を示した

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ゼラチンを主体とする軟カプセルであって、その
    皮膜の外表面部分が染色されていることを特徴とする、
    光不安定性薬物を包容するための軟カプセル。 λ 皮膜中に不透明化剤が均一に分散せしめられている
    、特許請求の範囲第1項記載の光不安定性薬物を包容す
    るための軟カプセル。 & 染料が食用黄色4号又は5号である、特許請求の範
    囲第1項記載の光不安定性薬物を包容するための軟カプ
    セル。 4、 ゼラチンを主体とする軟カプセルを、アルコール
    と水との混合溶媒に染料を溶かして得られた染液で染色
    し、次いで染色された軟カプセルを実質的に無水の有機
    溶媒で脱水処理し、その後乾燥することを特徴とする、
    光不安定性薬物を包容するための軟カプセルの製造方法
    。 5 アルコールが炭素数4以下の一価又は多価アルコー
    ルでめる、特許請求の範囲第4項記載の光不安定性薬物
    を包容するだめの軟カプセルの製造方法。 6 脱水用のM愼浴媒が、炭素数4以下の一画又は多価
    アルコールあるいは常温で液状のポリアルキレングリコ
    ールである、特許請求の範囲第4項記載の光不安定性薬
    物を包容するだめの軟カプセルの製造方法。
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