JPH1196607A - プローブ、および情報処理装置 - Google Patents
プローブ、および情報処理装置Info
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- JPH1196607A JPH1196607A JP27823497A JP27823497A JPH1196607A JP H1196607 A JPH1196607 A JP H1196607A JP 27823497 A JP27823497 A JP 27823497A JP 27823497 A JP27823497 A JP 27823497A JP H1196607 A JPH1196607 A JP H1196607A
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- Japan
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- cantilever
- tip
- voltage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、高い周波数でウォブリングを行なう
ことができ、また、コンパクトで複数の探針を有するS
PMメモリに適し、消費エネルギーの少ないプローブを
提供すること、および該プローブを備え、高速で情報の
読み出しを行なうことができる情報処理装置を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】本発明のプローブは、一端が支持されたカ
ンチレバーの自由端に探針を備えたプローブにおいて、
前記カンチレバーをその長手方向の軸まわりに微小回転
させ、該微小回転によって該カンチレバーの回転軸から
離れた位置にある前記探針の先端を、水平移動させる駆
動手段を有することを特徴とするものであり、また、本
発明の情報処理装置は、上記した本発明のプローブによ
って、高速で情報の読み出しを行なうことができる情報
処理装置を構成したことを特徴とするものである。
ことができ、また、コンパクトで複数の探針を有するS
PMメモリに適し、消費エネルギーの少ないプローブを
提供すること、および該プローブを備え、高速で情報の
読み出しを行なうことができる情報処理装置を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】本発明のプローブは、一端が支持されたカ
ンチレバーの自由端に探針を備えたプローブにおいて、
前記カンチレバーをその長手方向の軸まわりに微小回転
させ、該微小回転によって該カンチレバーの回転軸から
離れた位置にある前記探針の先端を、水平移動させる駆
動手段を有することを特徴とするものであり、また、本
発明の情報処理装置は、上記した本発明のプローブによ
って、高速で情報の読み出しを行なうことができる情報
処理装置を構成したことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプローブ、および情
報処理装置に関し、特に、走査型トンネル顕微鏡(以
下、STMと略す)や原子間力顕微鏡(以下、AFMと
略す)等の走査型プローブ顕微鏡(以下、SPMと略
す)の原理を用いた高密度・大容量メモリ装置の技術分
野におけるプローブ、および情報処理装置に関するもの
である。
報処理装置に関し、特に、走査型トンネル顕微鏡(以
下、STMと略す)や原子間力顕微鏡(以下、AFMと
略す)等の走査型プローブ顕微鏡(以下、SPMと略
す)の原理を用いた高密度・大容量メモリ装置の技術分
野におけるプローブ、および情報処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体の表面原子の電子構造を直接観測
できる走査トンネル顕微鏡(STM)がジー・ビーニッ
ヒらにより開発(フェルベティカフィジカアクタ.5
5、726(1982))されて以来、先端の尖った探
針を走査することにより様々な情報を得る走査プローブ
顕微鏡(SPM)や、さらに基板に電気的、化学的ある
いは物理的作用を及ぼす事を目的としたSPMを応用し
た微細加工技術の研究開発が行われている。さらに、こ
のようなSPM技術はメモリ技術にも応用されつつあ
る。例えば、特開昭63−161552号公報、特開昭
63−161553号公報等には、記録層として電圧電
流のスイッチング特性に対してメモリ効果を持つ材料、
例えばπ電子系有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜
層を記録媒体として、記録・再生をSTMで行う方法が
開示されている。この方法によれば、STMの探針にあ
るしきい値以上の電圧を印加することにより、探針直下
の記録媒体に微小な領域で特性変化を生じさせて記録を
行い、探針と記録媒体間に流れるトンネル電流が記録部
と非記録部により変化することを利用して再生を行うこ
とができる。この方法を用いて、記録のビットサイズを
直径10nmとすれば、1012ビット/cm2の記録密
度を持つ情報処理装置が実現できる。また、記録媒体と
してあるしきい値以上の電圧を印加すると表面が局所的
に溶融または蒸発して表面形状が凹または凸に変化する
材料、例えば、Au、Ptなどの金属薄膜を用いること
により同様に記録再生を行なうことができる。
できる走査トンネル顕微鏡(STM)がジー・ビーニッ
ヒらにより開発(フェルベティカフィジカアクタ.5
5、726(1982))されて以来、先端の尖った探
針を走査することにより様々な情報を得る走査プローブ
顕微鏡(SPM)や、さらに基板に電気的、化学的ある
いは物理的作用を及ぼす事を目的としたSPMを応用し
た微細加工技術の研究開発が行われている。さらに、こ
のようなSPM技術はメモリ技術にも応用されつつあ
る。例えば、特開昭63−161552号公報、特開昭
63−161553号公報等には、記録層として電圧電
流のスイッチング特性に対してメモリ効果を持つ材料、
例えばπ電子系有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜
層を記録媒体として、記録・再生をSTMで行う方法が
開示されている。この方法によれば、STMの探針にあ
るしきい値以上の電圧を印加することにより、探針直下
の記録媒体に微小な領域で特性変化を生じさせて記録を
行い、探針と記録媒体間に流れるトンネル電流が記録部
と非記録部により変化することを利用して再生を行うこ
とができる。この方法を用いて、記録のビットサイズを
直径10nmとすれば、1012ビット/cm2の記録密
度を持つ情報処理装置が実現できる。また、記録媒体と
してあるしきい値以上の電圧を印加すると表面が局所的
に溶融または蒸発して表面形状が凹または凸に変化する
材料、例えば、Au、Ptなどの金属薄膜を用いること
により同様に記録再生を行なうことができる。
【0003】ところで、上記のような記録再生方式を用
いて、大量の情報を読み出すためには、探針のXY方向
(記録媒体面内方向)の位置検出および補正制御(トラ
ッキング)が必要となる。SPMメモリ装置のトラッキ
ング法としては、まず、媒体上に物理的なトラックを形
成し、そのトラックにプローブを沿わせる方法が知られ
ている。特開平1−107341号公報には記録媒体表
面にトラックとしてV字型の溝を形成し、プローブ電極
が常にこの溝の中央に位置するように制御する方法が開
示されている。また特開平1−133239号公報には
記録媒体の下にトラックを導電帯層で形成して、トラッ
クにトラッキング信号を印加し、プローブから検出され
るトラッキング信号に基づいてフィードバック制御を行
う方法が開示されている。しかし、SPM技術の利点を
発揮するための、トラック幅10nm程度の物理トラッ
クを作成することは、従来のフォトリソグラフィ技術等
では容易ではない。そこで、特別なトラックを媒体上に
形成することなく情報列を、トラッキングする方法とし
て、特開平4−212737号に、プローブをビット列
に対し垂直方向に微小な振幅で振動させながら記録ビッ
トの位置を検出し、位置ずれをなくすように制御するト
ラッキング方法(ウォブリング方式)が開示されてい
る。
いて、大量の情報を読み出すためには、探針のXY方向
(記録媒体面内方向)の位置検出および補正制御(トラ
ッキング)が必要となる。SPMメモリ装置のトラッキ
ング法としては、まず、媒体上に物理的なトラックを形
成し、そのトラックにプローブを沿わせる方法が知られ
ている。特開平1−107341号公報には記録媒体表
面にトラックとしてV字型の溝を形成し、プローブ電極
が常にこの溝の中央に位置するように制御する方法が開
示されている。また特開平1−133239号公報には
記録媒体の下にトラックを導電帯層で形成して、トラッ
クにトラッキング信号を印加し、プローブから検出され
るトラッキング信号に基づいてフィードバック制御を行
う方法が開示されている。しかし、SPM技術の利点を
発揮するための、トラック幅10nm程度の物理トラッ
クを作成することは、従来のフォトリソグラフィ技術等
では容易ではない。そこで、特別なトラックを媒体上に
形成することなく情報列を、トラッキングする方法とし
て、特開平4−212737号に、プローブをビット列
に対し垂直方向に微小な振幅で振動させながら記録ビッ
トの位置を検出し、位置ずれをなくすように制御するト
ラッキング方法(ウォブリング方式)が開示されてい
る。
【0004】以下、このウォブリング方式について説明
する。まず、ウォブリング方式においては、記録情報ビ
ット列を探針で走査して再生信号を取り出す際、探針を
ビット列の幅より小さい振幅で、ビット列と直交する方
向に、ウォブリング周波数fで定常的に振動させてお
く。ここで、ウォブリング周波数fはビット列の再生信
号の周波数に比べ十分小さい値に設定する。そして、ビ
ット列の上を探針で走査して信号を再生する。このと
き、再生信号の強度は、図5に示すように、探針とビッ
ト列との位置関係に応じて変化する。すなわち、再生信
号の振幅強度は図5に示したグラフのように、探針がビ
ット列の真上のときに最大となり、ビット列から外れる
と小さくなる。このとき、探針が図6のaのように、振
動数fで微小振動しているので、ビット列の再生信号は
図5に対応する符号で示した矢印の位置により、図6の
信号b、c、dのようにエンベロープが変化する。
する。まず、ウォブリング方式においては、記録情報ビ
ット列を探針で走査して再生信号を取り出す際、探針を
ビット列の幅より小さい振幅で、ビット列と直交する方
向に、ウォブリング周波数fで定常的に振動させてお
く。ここで、ウォブリング周波数fはビット列の再生信
号の周波数に比べ十分小さい値に設定する。そして、ビ
ット列の上を探針で走査して信号を再生する。このと
き、再生信号の強度は、図5に示すように、探針とビッ
ト列との位置関係に応じて変化する。すなわち、再生信
号の振幅強度は図5に示したグラフのように、探針がビ
ット列の真上のときに最大となり、ビット列から外れる
と小さくなる。このとき、探針が図6のaのように、振
動数fで微小振動しているので、ビット列の再生信号は
図5に対応する符号で示した矢印の位置により、図6の
信号b、c、dのようにエンベロープが変化する。
【0005】ここで、再生信号のエンベロープの変化信
号を取り出すと同図の信号b’、c’、d’のようにな
る。まず、探針の振動波形aに対してエンベロープ変化
信号は、探針が矢印cのようにビット列の真上にあると
きは信号c’のように小さくなり、かつウォブリング周
波数fの2倍の周波数2fが現れる。このため、探針の
振動数fの基準信号を参照信号として同期検波を行うと
ゼロになり、エラー電圧はゼロになる。同期検波は、例
えば乗算器とフィルターにより行なわれる。また、矢印
bのように上にずれた場合は、探針の振動波形aに対し
て180度位相がずれて振幅が大きくなり、矢印dのよ
うに下にずれたときには探針の振動波形aに対して同位
相となり、振幅も大きくなる。それゆえ、探針の振動数
fの基準信号を参照信号として同期検波を行うと、探針
が上にずれると負、下にずれると正になるような、ビッ
ト列からのずれ量に比例したトラッキング信号が得られ
る。その信号を用いて探針をビット列上に保つようなフ
ィードバック制御が可能となる。さて、トラッキングを
安定して行うためには、ウォブリングの振動数fは必要
とされるトラッキング周波数より2桁ぐらい高いことが
必要である。また、一般に必要なトラッキング周波数は
探針走査速度に比例する。
号を取り出すと同図の信号b’、c’、d’のようにな
る。まず、探針の振動波形aに対してエンベロープ変化
信号は、探針が矢印cのようにビット列の真上にあると
きは信号c’のように小さくなり、かつウォブリング周
波数fの2倍の周波数2fが現れる。このため、探針の
振動数fの基準信号を参照信号として同期検波を行うと
ゼロになり、エラー電圧はゼロになる。同期検波は、例
えば乗算器とフィルターにより行なわれる。また、矢印
bのように上にずれた場合は、探針の振動波形aに対し
て180度位相がずれて振幅が大きくなり、矢印dのよ
うに下にずれたときには探針の振動波形aに対して同位
相となり、振幅も大きくなる。それゆえ、探針の振動数
fの基準信号を参照信号として同期検波を行うと、探針
が上にずれると負、下にずれると正になるような、ビッ
ト列からのずれ量に比例したトラッキング信号が得られ
る。その信号を用いて探針をビット列上に保つようなフ
ィードバック制御が可能となる。さて、トラッキングを
安定して行うためには、ウォブリングの振動数fは必要
とされるトラッキング周波数より2桁ぐらい高いことが
必要である。また、一般に必要なトラッキング周波数は
探針走査速度に比例する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来はウォ
ブリングを行なうために、アクチュエータを用いて探針
もしくは記録媒体を水平方向に駆動していた。そのた
め、駆動する質量が大きくなり、ウォブリングの振動数
fを十分に高くすることができなかった。そして、それ
がメモリ装置のデータ転送速度を制限する要因になって
いた。また、水平方向に駆動するためのアクチュエータ
装置が大掛かりになるため、探針を複数設けたSPMメ
モリの場合、それぞれの探針で個別にウォブリングを行
なうことができなかった。また、ウォブリングのための
消費エネルギーが大きくなるため、メモリ装置の低消費
電力化の妨げになっていた。
ブリングを行なうために、アクチュエータを用いて探針
もしくは記録媒体を水平方向に駆動していた。そのた
め、駆動する質量が大きくなり、ウォブリングの振動数
fを十分に高くすることができなかった。そして、それ
がメモリ装置のデータ転送速度を制限する要因になって
いた。また、水平方向に駆動するためのアクチュエータ
装置が大掛かりになるため、探針を複数設けたSPMメ
モリの場合、それぞれの探針で個別にウォブリングを行
なうことができなかった。また、ウォブリングのための
消費エネルギーが大きくなるため、メモリ装置の低消費
電力化の妨げになっていた。
【0007】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決し、高い周波数でウォブリングを行なうこ
とができ、また、コンパクトで複数の探針を有するSP
Mメモリに適し、消費エネルギーの少ないプローブを提
供すること、および該プローブを備え、高速で情報の読
み出しを行なうことができる情報処理装置を提供するこ
とを目的としている。
る課題を解決し、高い周波数でウォブリングを行なうこ
とができ、また、コンパクトで複数の探針を有するSP
Mメモリに適し、消費エネルギーの少ないプローブを提
供すること、および該プローブを備え、高速で情報の読
み出しを行なうことができる情報処理装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、プローブ、および情報処理装置をつぎのよう
に構成したことを特徴とするものである。すなわち、本
発明のプローブは、一端が支持されたカンチレバーの自
由端に探針を備えたプローブにおいて、前記カンチレバ
ーをその長手方向の軸まわりに微小回転させ、該微小回
転によって該カンチレバーの回転軸から離れた位置にあ
る前記探針の先端を、水平移動させる駆動手段を有する
ことを特徴としている。また、本発明のプローブの前記
駆動手段は、該駆動手段の駆動周波数を前記カンチレバ
ーの振動モードのうち、カンチレバーがねじれるように
振動するモードの周波数と一致させて駆動するように構
成されていることを特徴としている。また、本発明のプ
ローブは、前記駆動手段が、圧電アクチュエータである
ことを特徴としている。また、本発明のプローブは、前
記圧電アクチュエータが、前記カンチレバーの左右にお
いて該カンチレバーの支持部と連結された連結部材に配
され、電圧の印加によって該左右における連結部材を湾
曲させるように分極処理された圧電性部材によって構成
されていることを特徴としている。また、本発明のプロ
ーブは、前記駆動手段が、静電アクチュエータであるこ
とを特徴としている。また、本発明のプローブは、前記
静電アクチュエータが、前記カンチレバーの左右に配さ
れた可動電極と、該可動電極に対抗する固定電極とから
なり、電圧の印加によって該左右の電極間に静電引力を
働かせるように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の情報処理装置は、走査型プローブ顕微鏡
の原理を適用した情報処理装置において、上記した本発
明のいずれかのプローブを備え、カンチレバーの微小回
転による探針先端の水平移動によってウォブリングを行
い、記録された情報を再生することを特徴としている。
本発明は、プローブ、および情報処理装置をつぎのよう
に構成したことを特徴とするものである。すなわち、本
発明のプローブは、一端が支持されたカンチレバーの自
由端に探針を備えたプローブにおいて、前記カンチレバ
ーをその長手方向の軸まわりに微小回転させ、該微小回
転によって該カンチレバーの回転軸から離れた位置にあ
る前記探針の先端を、水平移動させる駆動手段を有する
ことを特徴としている。また、本発明のプローブの前記
駆動手段は、該駆動手段の駆動周波数を前記カンチレバ
ーの振動モードのうち、カンチレバーがねじれるように
振動するモードの周波数と一致させて駆動するように構
成されていることを特徴としている。また、本発明のプ
ローブは、前記駆動手段が、圧電アクチュエータである
ことを特徴としている。また、本発明のプローブは、前
記圧電アクチュエータが、前記カンチレバーの左右にお
いて該カンチレバーの支持部と連結された連結部材に配
され、電圧の印加によって該左右における連結部材を湾
曲させるように分極処理された圧電性部材によって構成
されていることを特徴としている。また、本発明のプロ
ーブは、前記駆動手段が、静電アクチュエータであるこ
とを特徴としている。また、本発明のプローブは、前記
静電アクチュエータが、前記カンチレバーの左右に配さ
れた可動電極と、該可動電極に対抗する固定電極とから
なり、電圧の印加によって該左右の電極間に静電引力を
働かせるように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の情報処理装置は、走査型プローブ顕微鏡
の原理を適用した情報処理装置において、上記した本発
明のいずれかのプローブを備え、カンチレバーの微小回
転による探針先端の水平移動によってウォブリングを行
い、記録された情報を再生することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、上記構成により、高い
周波数でウォブリングを行なうことができ、また、コン
パクトで複数の探針を有するSPMメモリに適し、消費
エネルギーの少ないプローブを実現することができる。
また、該プローブを備えた情報処理装置を構成すること
により、高速で情報の読み出しを行なうことができる情
報処理装置を提供することができる。
周波数でウォブリングを行なうことができ、また、コン
パクトで複数の探針を有するSPMメモリに適し、消費
エネルギーの少ないプローブを実現することができる。
また、該プローブを備えた情報処理装置を構成すること
により、高速で情報の読み出しを行なうことができる情
報処理装置を提供することができる。
【0010】つぎに、上記構成を有するプローブの動作
について説明する。図3は先端に探針を有するカンチレ
バーの斜視図、図4は図3のAの方向から見た図であ
る。各図中で901は探針、902はカンチレバー、9
03は支持部である。図3で、L、w、tはそれぞれカ
ンチレバーの長さ、幅、厚さを示している。図4におい
て、hは探針先端とカンチレバーの回転の中心との距
離、θはカンチレバーの回転角を示している。本発明の
プローブを長手方向の軸に沿って見た概略図である。図
4に示すように、カンチレバー先端が角度θ回転したと
する。このとき、角度θが微小であるとすると、探針先
端は図中でhθ水平に移動する。すなわち、カンチレバ
ー先端を−θ〜+θの範囲で回転駆動すると、探針先端
を2hθの幅でウォブリングすることができる。ここ
で、駆動のしやすさの目安となる実効質量meについて
考える。ここで、実効質量meとは、探針先端に力Fを
加えたときに、探針先端に加速度 が生じたとすると、 で定義される。meは小さいほど少ない力で加速できる
ことを示す。簡単のために、探針の質量を無視し、カン
チレバーが図3に示すような単純な矩形形状(長さL、
幅w、厚さt)で、密度がρであるとする。まず、カン
チレバー全体を平行に駆動する際の実効質量me1は、カ
ンチレバー全体の質量に等しいため、 である。
について説明する。図3は先端に探針を有するカンチレ
バーの斜視図、図4は図3のAの方向から見た図であ
る。各図中で901は探針、902はカンチレバー、9
03は支持部である。図3で、L、w、tはそれぞれカ
ンチレバーの長さ、幅、厚さを示している。図4におい
て、hは探針先端とカンチレバーの回転の中心との距
離、θはカンチレバーの回転角を示している。本発明の
プローブを長手方向の軸に沿って見た概略図である。図
4に示すように、カンチレバー先端が角度θ回転したと
する。このとき、角度θが微小であるとすると、探針先
端は図中でhθ水平に移動する。すなわち、カンチレバ
ー先端を−θ〜+θの範囲で回転駆動すると、探針先端
を2hθの幅でウォブリングすることができる。ここ
で、駆動のしやすさの目安となる実効質量meについて
考える。ここで、実効質量meとは、探針先端に力Fを
加えたときに、探針先端に加速度 が生じたとすると、 で定義される。meは小さいほど少ない力で加速できる
ことを示す。簡単のために、探針の質量を無視し、カン
チレバーが図3に示すような単純な矩形形状(長さL、
幅w、厚さt)で、密度がρであるとする。まず、カン
チレバー全体を平行に駆動する際の実効質量me1は、カ
ンチレバー全体の質量に等しいため、 である。
【0011】次に、カンチレバーを微小回転駆動する際
の探針先端から見た実効質量me2を考える。図4に示す
ように、探針先端がhθ変位した時に、探針先端に力F
が作用しているとする。カンチレバーが回転軸の周りに
回転する時の慣性モーメントIは、 である。一般に、角加速度と慣性モーメントの積はトル
クに等しいので、 となり、探針先端から見た微小実効質量me2は、 すなわち、 となるようにhを決めてやれば、本発明のウォブリング
法は平行移動に比べて実効質量が小さくなることがわか
る。例えば、典型的な値として、t=1μm、w=20
μmの時には、h>5.8μmとすることで、カンチレ
バーを平行移動する時よりも実効質量を小さくすること
ができる。
の探針先端から見た実効質量me2を考える。図4に示す
ように、探針先端がhθ変位した時に、探針先端に力F
が作用しているとする。カンチレバーが回転軸の周りに
回転する時の慣性モーメントIは、 である。一般に、角加速度と慣性モーメントの積はトル
クに等しいので、 となり、探針先端から見た微小実効質量me2は、 すなわち、 となるようにhを決めてやれば、本発明のウォブリング
法は平行移動に比べて実効質量が小さくなることがわか
る。例えば、典型的な値として、t=1μm、w=20
μmの時には、h>5.8μmとすることで、カンチレ
バーを平行移動する時よりも実効質量を小さくすること
ができる。
【0012】さらに、カンチレバーを平行移動する方法
では、支持部も同時に駆動する必要があるので実効質量
に支持部の質量を加える必要があるのに対し、本発明に
おいては支持部は動かす必要がないので、実効質量を小
さくする上で、さらに有利である。すなわち、本発明に
よれば、カンチレバーを回転駆動することで、従来のプ
ローブ全体を左右に平行駆動する方法に比べて、容易に
高速なウォブリングが可能なプローブを提供することが
できる。
では、支持部も同時に駆動する必要があるので実効質量
に支持部の質量を加える必要があるのに対し、本発明に
おいては支持部は動かす必要がないので、実効質量を小
さくする上で、さらに有利である。すなわち、本発明に
よれば、カンチレバーを回転駆動することで、従来のプ
ローブ全体を左右に平行駆動する方法に比べて、容易に
高速なウォブリングが可能なプローブを提供することが
できる。
【0013】また、前記駆動手段の駆動周波数を、前記
カンチレバーの振動モードのうち、カンチレバーがねじ
れるように振動するモードの周波数と一致させるように
駆動することで、ウォブリングに要する消費エネルギー
を小さくすることができる。また、前記駆動手段を圧電
アクチュエータとすることで、コンパクトで複数のプロ
ーブを有するSPMメモリ装置に適したプローブを提供
することができる。また、前記駆動手段を静電アクチュ
エータとしても、コンパクトで複数のプローブを有する
SPMメモリ装置に適したプローブを提供することがで
きる。また、本発明のプローブを、走査プローブ顕微鏡
の原理を適用した情報処理装置に適用することで、高速
に情報の読み出しを行なうことができる情報処理装置を
提供することができる。
カンチレバーの振動モードのうち、カンチレバーがねじ
れるように振動するモードの周波数と一致させるように
駆動することで、ウォブリングに要する消費エネルギー
を小さくすることができる。また、前記駆動手段を圧電
アクチュエータとすることで、コンパクトで複数のプロ
ーブを有するSPMメモリ装置に適したプローブを提供
することができる。また、前記駆動手段を静電アクチュ
エータとしても、コンパクトで複数のプローブを有する
SPMメモリ装置に適したプローブを提供することがで
きる。また、本発明のプローブを、走査プローブ顕微鏡
の原理を適用した情報処理装置に適用することで、高速
に情報の読み出しを行なうことができる情報処理装置を
提供することができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1は、本発明の実施例1のプローブの斜
視図である。カンチレバー102は、先端部に探針10
1が配置され、他端は支持部103に固定されている。
探針101は導電性で、プローブ引き出し電極110と
電気的に接続されている。また、カンチレバー102の
固定端の近傍が、L字状部材104a、bにて、支持部
103と連結されている。そして、L字状部材104
a、bの上には、下側電極105a、b、圧電性部材1
06a、b、上側電極107a、b、が積層されてい
る。下側電極105a、bと上側電極107a、bはそ
れぞれ、上側電極引き出し電極108a、bと下側電極
引き出し電極109a、bと電気的に接続されている。
そして、圧電性部材106a、bは、上電極107a、
bに、下電極a、bに対して正の電圧を印加すると、長
手方向に伸び、負の電圧を印加すると長手方向に縮むよ
うに分極処理が施されている。
視図である。カンチレバー102は、先端部に探針10
1が配置され、他端は支持部103に固定されている。
探針101は導電性で、プローブ引き出し電極110と
電気的に接続されている。また、カンチレバー102の
固定端の近傍が、L字状部材104a、bにて、支持部
103と連結されている。そして、L字状部材104
a、bの上には、下側電極105a、b、圧電性部材1
06a、b、上側電極107a、b、が積層されてい
る。下側電極105a、bと上側電極107a、bはそ
れぞれ、上側電極引き出し電極108a、bと下側電極
引き出し電極109a、bと電気的に接続されている。
そして、圧電性部材106a、bは、上電極107a、
bに、下電極a、bに対して正の電圧を印加すると、長
手方向に伸び、負の電圧を印加すると長手方向に縮むよ
うに分極処理が施されている。
【0015】次に、本プローブの動作について説明す
る。図2は、本発明のプローブをカンチレバー102の
長さ方向から見た図であり、本プローブの動作を説明し
ている。図2(a)、(b)、(c)は、探針が、それ
ぞれ、中立位置、右側、左側にある様子を示している。
図2(a)の状態では、各電極には電圧は印加されてい
ない。図2(b)では、上側電極107bには下側電極
105bに対して正の電圧を、上側電極107aには下
側電極105aに対して負の電圧を印加されている。こ
のとき、圧電部材106aは縮み、圧電部材106bは
伸びる。このとき、L字状部材104a、bは長さが変
わらないので、104b〜107bの各部材は図中で上
向きに凸に変形し、104a〜107aの各部材は図中
で下向きに凸に変形する。これらの動きにより、カンチ
レバー102には図中で右向きに回転させるモーメント
が働き、探針101の先端は図中で右方向に移動する。
それとは逆に、図2(c)では、電極に印加される電圧
が逆向きになっているので、(b)とは反対に探針は左
側ヘ移動する。このようにして、本実施例のプローブも
実施例1と同様に、上側電極107a、bと下側電極1
05a、bに印加する電圧を制御することで、探針先端
を左右にウォブリングできることがわかる。
る。図2は、本発明のプローブをカンチレバー102の
長さ方向から見た図であり、本プローブの動作を説明し
ている。図2(a)、(b)、(c)は、探針が、それ
ぞれ、中立位置、右側、左側にある様子を示している。
図2(a)の状態では、各電極には電圧は印加されてい
ない。図2(b)では、上側電極107bには下側電極
105bに対して正の電圧を、上側電極107aには下
側電極105aに対して負の電圧を印加されている。こ
のとき、圧電部材106aは縮み、圧電部材106bは
伸びる。このとき、L字状部材104a、bは長さが変
わらないので、104b〜107bの各部材は図中で上
向きに凸に変形し、104a〜107aの各部材は図中
で下向きに凸に変形する。これらの動きにより、カンチ
レバー102には図中で右向きに回転させるモーメント
が働き、探針101の先端は図中で右方向に移動する。
それとは逆に、図2(c)では、電極に印加される電圧
が逆向きになっているので、(b)とは反対に探針は左
側ヘ移動する。このようにして、本実施例のプローブも
実施例1と同様に、上側電極107a、bと下側電極1
05a、bに印加する電圧を制御することで、探針先端
を左右にウォブリングできることがわかる。
【0016】[実施例2]図8は、本発明の実施例2の
プローブの斜視図である。カンチレバー302は、先端
部に探針301が配置され、他端は支持部303に固定
されている。探針301は導電性で、プローブ引き出し
電極310と電気的に接続されている。また、カンチレ
バー302の固定端の近傍に、棒状部材304a、bが
配置されている。そして、棒状部材304a、bの上に
は、可動電極305a、bが配置され、可動電極305
a、bは、可動電極引き出し電極309a、bと電気的
に接続されている。そして、可動電極305a、bは、
それぞれ、空隙306a、bを介して、固定電極307
a、bと対抗している。固定電極307a、bは、支持
部303に一端を固定され、固定電極引き出し電極30
8a、bと電気的に接続されている。
プローブの斜視図である。カンチレバー302は、先端
部に探針301が配置され、他端は支持部303に固定
されている。探針301は導電性で、プローブ引き出し
電極310と電気的に接続されている。また、カンチレ
バー302の固定端の近傍に、棒状部材304a、bが
配置されている。そして、棒状部材304a、bの上に
は、可動電極305a、bが配置され、可動電極305
a、bは、可動電極引き出し電極309a、bと電気的
に接続されている。そして、可動電極305a、bは、
それぞれ、空隙306a、bを介して、固定電極307
a、bと対抗している。固定電極307a、bは、支持
部303に一端を固定され、固定電極引き出し電極30
8a、bと電気的に接続されている。
【0017】次に、本プローブの動作について説明す
る。まず、可動電極引き出し電極308aと固定電極3
07aの間に電圧を印加すると、可動電極305aと固
定電極307aの間に静電引力が働く。すると、棒状部
材304aに図中で上向きに力が働き、カンチレバー3
02を左向きにねじるモーメントが作用する。すると、
探針301の先端は図中左側に移動する。同様に、可動
電極引き出し電極308bと固定電極307bの間に電
圧を印加することで、探針301の先端を図中右側に移
動することができる。以上のように、駆動電圧を与える
ことで、実施例1のプローブと全く同様の使い方ができ
る。また、本実施例のプローブは、実施例1と異なり、
圧電素子を必要としないので、作成プロセスが容易であ
るという利点がある。
る。まず、可動電極引き出し電極308aと固定電極3
07aの間に電圧を印加すると、可動電極305aと固
定電極307aの間に静電引力が働く。すると、棒状部
材304aに図中で上向きに力が働き、カンチレバー3
02を左向きにねじるモーメントが作用する。すると、
探針301の先端は図中左側に移動する。同様に、可動
電極引き出し電極308bと固定電極307bの間に電
圧を印加することで、探針301の先端を図中右側に移
動することができる。以上のように、駆動電圧を与える
ことで、実施例1のプローブと全く同様の使い方ができ
る。また、本実施例のプローブは、実施例1と異なり、
圧電素子を必要としないので、作成プロセスが容易であ
るという利点がある。
【0018】[実施例3]図7を用いて、実施例3の記
録再生装置の概要を説明する。本実施例では、導電性を
有する基板201上の記録層202からなる記録媒体2
03に対し、先端に設けられている探針204が接触す
るように、プローブ207が配置されている。プローブ
207は、実施例1、2で説明したものと同様のもので
ある。プローブ207において、探針204は、たわむ
様に弾性変形を生じるカンチレバー205により支持さ
れており、カンチレバー205の固定端近傍には微小角
回転アクチュエータ206が配置されている。ここで、
探針204の先端から見たカンチレバー205の弾性変
形の弾性定数が約0.1[N/m]、弾性変形量が約1
[μm]であるとすると、記録媒体に対する探針の接触
力は約10-7[N]程度となる。制御コンピュータ23
4により制御された位置制御回路233からの位置制御
信号を受け、xyz駆動機構208により、記録媒体2
03を取り付けられたxyzステージ209が駆動さ
れ、プローブ207と記録媒体203とは相対的に3次
元方向に移動する。記録再生にあたっては、記録媒体2
03に対し、プローブ207のxy方向及びz方向位置
を調節し、探針204先端が記録媒体203上の所望の
位置で、かつ所望の接触力で接触させた状態になるよう
プローブ206が位置合せされる。
録再生装置の概要を説明する。本実施例では、導電性を
有する基板201上の記録層202からなる記録媒体2
03に対し、先端に設けられている探針204が接触す
るように、プローブ207が配置されている。プローブ
207は、実施例1、2で説明したものと同様のもので
ある。プローブ207において、探針204は、たわむ
様に弾性変形を生じるカンチレバー205により支持さ
れており、カンチレバー205の固定端近傍には微小角
回転アクチュエータ206が配置されている。ここで、
探針204の先端から見たカンチレバー205の弾性変
形の弾性定数が約0.1[N/m]、弾性変形量が約1
[μm]であるとすると、記録媒体に対する探針の接触
力は約10-7[N]程度となる。制御コンピュータ23
4により制御された位置制御回路233からの位置制御
信号を受け、xyz駆動機構208により、記録媒体2
03を取り付けられたxyzステージ209が駆動さ
れ、プローブ207と記録媒体203とは相対的に3次
元方向に移動する。記録再生にあたっては、記録媒体2
03に対し、プローブ207のxy方向及びz方向位置
を調節し、探針204先端が記録媒体203上の所望の
位置で、かつ所望の接触力で接触させた状態になるよう
プローブ206が位置合せされる。
【0019】上記の記録再生装置において記録媒体20
3に対しプローブ207を走査する際、プローブ207
上の探針204先端は記録媒体203に対し、常に接触
した状態を保つ。このような接触走査方式は、探針20
4先端を記録媒体203に対し接触させたまま走査する
場合に、記録媒体203の表面に凹凸があっても、カン
チレバー205の弾性変形によりこれを吸収するため、
探針204先端と記録媒体203表面の接触力はほぼ一
定に保たれ、探針204先端や記録媒体203表面が破
壊することを避けられる。この方式はプローブをz方向
に制御する手段が不必要であるため、構成が複雑になら
ず、特に複数のプローブを有する装置に適している。ま
た、記録媒体203に対する個々のプローブ207のz
方向位置のフィードバック制御が不必要であるため、記
録媒体203に対するプローブ206の高速走査が可能
となる。
3に対しプローブ207を走査する際、プローブ207
上の探針204先端は記録媒体203に対し、常に接触
した状態を保つ。このような接触走査方式は、探針20
4先端を記録媒体203に対し接触させたまま走査する
場合に、記録媒体203の表面に凹凸があっても、カン
チレバー205の弾性変形によりこれを吸収するため、
探針204先端と記録媒体203表面の接触力はほぼ一
定に保たれ、探針204先端や記録媒体203表面が破
壊することを避けられる。この方式はプローブをz方向
に制御する手段が不必要であるため、構成が複雑になら
ず、特に複数のプローブを有する装置に適している。ま
た、記録媒体203に対する個々のプローブ207のz
方向位置のフィードバック制御が不必要であるため、記
録媒体203に対するプローブ206の高速走査が可能
となる。
【0020】情報記録時においては、探針204先端が
記録媒体203に対し、接触した状態を保った状態で、
走査を行ないながら、制御コンピュータ234により制
御された記録制御回路223から発生された記録信号
が、記録系に切り替えられた切り替えスイッチ221を
通し、探針204から記録媒体203に印加される。こ
のようにして、記録層202の探針204先端が接触す
る部分に局所的に記録が行われる。上述の装置における
記録層201としては、電圧印加により流れる電流値が
変化するような材料を用いる。具体例としては、第1
に、特開昭63−161552号公報、特開昭63−1
61553号公報に開示されているようなポリイミドや
SOAZ(ビス−n−オクチルスクアリリウムアズレ
ン)等電気メモリー効果を有するLB膜(=Langm
uir‐Blodgette法により作成された有機単
分子の膜の累積膜)が挙げられる。この材料は、探針−
LB膜−基板間にしきい値以上の電圧(5〜10[V]
程度)を印加すると間のLB膜の導電性が変化(OFF
状態→ON状態)し、再生用のバイアス電圧(0.01
〜2[V]程度を印加した際に流れる電流が増大するも
のである。
記録媒体203に対し、接触した状態を保った状態で、
走査を行ないながら、制御コンピュータ234により制
御された記録制御回路223から発生された記録信号
が、記録系に切り替えられた切り替えスイッチ221を
通し、探針204から記録媒体203に印加される。こ
のようにして、記録層202の探針204先端が接触す
る部分に局所的に記録が行われる。上述の装置における
記録層201としては、電圧印加により流れる電流値が
変化するような材料を用いる。具体例としては、第1
に、特開昭63−161552号公報、特開昭63−1
61553号公報に開示されているようなポリイミドや
SOAZ(ビス−n−オクチルスクアリリウムアズレ
ン)等電気メモリー効果を有するLB膜(=Langm
uir‐Blodgette法により作成された有機単
分子の膜の累積膜)が挙げられる。この材料は、探針−
LB膜−基板間にしきい値以上の電圧(5〜10[V]
程度)を印加すると間のLB膜の導電性が変化(OFF
状態→ON状態)し、再生用のバイアス電圧(0.01
〜2[V]程度を印加した際に流れる電流が増大するも
のである。
【0021】第2の具体例として、GeTe,GaS
b,SnTe等の非晶質薄膜材料が挙げられる。この材
料は、探針−非晶質薄膜材料−基板間に電圧を印加し、
流れる電流により発生する熱で非晶質→晶質への相転移
を起こさせるものである。これにより材料の導電性が変
化し、再生用のバイアス電圧を印加した際に流れる電流
が増大するものである。第3の具体例として、Znや
W、Si、GaAs等の酸化性金属・半導体材料が挙げ
られる。この材料は、探針−酸化性金属・半導体材料間
に電圧を印加すると、流れる電流により、材料表面に吸
着している水や大気中の酸素と反応し、表面に酸化膜が
形成される。このため材料表面の接触抵抗が変化し、バ
イアス電圧を印加した際に流れる電流が減少する。
b,SnTe等の非晶質薄膜材料が挙げられる。この材
料は、探針−非晶質薄膜材料−基板間に電圧を印加し、
流れる電流により発生する熱で非晶質→晶質への相転移
を起こさせるものである。これにより材料の導電性が変
化し、再生用のバイアス電圧を印加した際に流れる電流
が増大するものである。第3の具体例として、Znや
W、Si、GaAs等の酸化性金属・半導体材料が挙げ
られる。この材料は、探針−酸化性金属・半導体材料間
に電圧を印加すると、流れる電流により、材料表面に吸
着している水や大気中の酸素と反応し、表面に酸化膜が
形成される。このため材料表面の接触抵抗が変化し、バ
イアス電圧を印加した際に流れる電流が減少する。
【0022】さて、上述のように記録が行われた情報の
再生は次のように行う。まず、プローブ207において
は、基準信号発振器230により制御されるウォブリン
グ駆動回路231により、微小回転角アクチュエータ2
06が駆動され、探針204の先端がビット幅より十分
狭い幅でウォブリングされている。切り替えスイッチ2
21により、プローブ207からの信号配線を再生系に
切り替えた後、バイアス電圧印加手段222により、探
針204と基板201との間にバイアス電圧を印加し、
間に流れる電流を電流電圧変換回路225において電圧
に変換する。記録媒体203上の記録ビットの部分は記
録がなされていない部分に比べ電流が多く(または、少
なく)流れるため、ビットの有無が電圧信号に変換され
る。そして、その再生信号はバンドパスフィルタ227
と復調回路226を通して、バイナリデータとして制御
コンピュータ234に出力される。
再生は次のように行う。まず、プローブ207において
は、基準信号発振器230により制御されるウォブリン
グ駆動回路231により、微小回転角アクチュエータ2
06が駆動され、探針204の先端がビット幅より十分
狭い幅でウォブリングされている。切り替えスイッチ2
21により、プローブ207からの信号配線を再生系に
切り替えた後、バイアス電圧印加手段222により、探
針204と基板201との間にバイアス電圧を印加し、
間に流れる電流を電流電圧変換回路225において電圧
に変換する。記録媒体203上の記録ビットの部分は記
録がなされていない部分に比べ電流が多く(または、少
なく)流れるため、ビットの有無が電圧信号に変換され
る。そして、その再生信号はバンドパスフィルタ227
と復調回路226を通して、バイナリデータとして制御
コンピュータ234に出力される。
【0023】一方、バンドパスフィルタ227の出力
は、同期検波回路228にも入力される。同期検波回路
228では、バンドパスフィルタ227の出力を、基準
信号発振器230の出力を波形整形回路229を通した
信号を基準に、同期検波を行ないエラー信号を生成す
る。このエラー信号は、探針204とビット列とのずれ
に比例する信号である。そして、このエラー信号はロー
パスフィルタ232を通して、位置制御回路233に入
力され、位置制御回路233は、制御コンピュータ23
4からの制御出力とあわせて、トラッキングエラーを少
なくするように位置制御を行なう。このようにして、記
録媒体203に記録された情報の再生を行なうことがで
きる。
は、同期検波回路228にも入力される。同期検波回路
228では、バンドパスフィルタ227の出力を、基準
信号発振器230の出力を波形整形回路229を通した
信号を基準に、同期検波を行ないエラー信号を生成す
る。このエラー信号は、探針204とビット列とのずれ
に比例する信号である。そして、このエラー信号はロー
パスフィルタ232を通して、位置制御回路233に入
力され、位置制御回路233は、制御コンピュータ23
4からの制御出力とあわせて、トラッキングエラーを少
なくするように位置制御を行なう。このようにして、記
録媒体203に記録された情報の再生を行なうことがで
きる。
【0024】次に、本実施例のウォブリング周波数につ
いて、説明を行なう。上述したSPMメモリ装置のトラ
ッキングエラーは、1ビットの大きさが10nmとする
と、1nm程度に押さえる必要がある。本実施例のSP
Mメモリのスペックは、走査方式:ラスター走査、水平
走査幅:100μm、1ビット長:20nm、転送レー
ト:1Mbps、である。本実施例のようにラスター走
査を行なうSPMメモリのトラッキングエラーの原因と
して考えられるのは、温度ドリフトおよび、ビット列と
駆動方向との非平行度である。ここで、温度ドリフトは
DC的なトラッキングエラーを生じさせるので、ビット
列と駆動方向との非平行度に起因するトラッキングエラ
ーについてのみ考える。本実施例においては、1ビット
長が20nmであるから、1Mbpsの転送レートを実
現するためには、探針の走査速度は20mm/sであ
る。
いて、説明を行なう。上述したSPMメモリ装置のトラ
ッキングエラーは、1ビットの大きさが10nmとする
と、1nm程度に押さえる必要がある。本実施例のSP
Mメモリのスペックは、走査方式:ラスター走査、水平
走査幅:100μm、1ビット長:20nm、転送レー
ト:1Mbps、である。本実施例のようにラスター走
査を行なうSPMメモリのトラッキングエラーの原因と
して考えられるのは、温度ドリフトおよび、ビット列と
駆動方向との非平行度である。ここで、温度ドリフトは
DC的なトラッキングエラーを生じさせるので、ビット
列と駆動方向との非平行度に起因するトラッキングエラ
ーについてのみ考える。本実施例においては、1ビット
長が20nmであるから、1Mbpsの転送レートを実
現するためには、探針の走査速度は20mm/sであ
る。
【0025】ここで、水平走査幅100μmのラスター
走査を行なうとすると、水平走査周波数は20mm/s
/200μm=100Hzとなる。ビット列の配列に起
因するトラッキングエラーはこの基本周波数の倍数成分
である。このようなトラッキングエラーは一般的に1/
f2に比例して減少していくことが知られている。トラ
ックずれの振幅が最大1μmだとすると、トラッキング
エラーを1nm以内に押さえるためには制御利得は60
dB必要である。また、100Hz時のトラッキングエ
ラーの振幅が最大1μmだとすると、周波数が√100
0倍になれば、トラッキングエラーが1nm以下になる
ので、サーボは100×√1000≒3kHz程度まで
追従すれば十分である。
走査を行なうとすると、水平走査周波数は20mm/s
/200μm=100Hzとなる。ビット列の配列に起
因するトラッキングエラーはこの基本周波数の倍数成分
である。このようなトラッキングエラーは一般的に1/
f2に比例して減少していくことが知られている。トラ
ックずれの振幅が最大1μmだとすると、トラッキング
エラーを1nm以内に押さえるためには制御利得は60
dB必要である。また、100Hz時のトラッキングエ
ラーの振幅が最大1μmだとすると、周波数が√100
0倍になれば、トラッキングエラーが1nm以下になる
ので、サーボは100×√1000≒3kHz程度まで
追従すれば十分である。
【0026】これから、要求されるウォブリング周波数
fは、3kHz<f<1MHzの範囲内であればよいこ
とがわかるので、本実施例ではf=100kHzとし
た。そして、カンチレバー102のねじれの振動モード
の周波数を100kHzとすることで、少ない消費電力
でウォブリングを行なうことができた。以上のように、
SPM記録再生装置において本発明のプローブを適用し
たことにより、従来よりも速い速度でウォブリングをす
ることができるようになり、それにより高速なデータ読
み出しが可能となった。
fは、3kHz<f<1MHzの範囲内であればよいこ
とがわかるので、本実施例ではf=100kHzとし
た。そして、カンチレバー102のねじれの振動モード
の周波数を100kHzとすることで、少ない消費電力
でウォブリングを行なうことができた。以上のように、
SPM記録再生装置において本発明のプローブを適用し
たことにより、従来よりも速い速度でウォブリングをす
ることができるようになり、それにより高速なデータ読
み出しが可能となった。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように、カンチレバー
をその長手方向の軸まわりに微小回転させて、該カンチ
レバーにおける探針の先端を水平移動させることによっ
て、プローブ全体を左右に水平移動させるものに比し
て、プローブを容易に高速にウォブリングすることが可
能となる。また、本発明においては、上記カンチレバー
を微小回転駆動させるための駆動手段の駆動周波数を、
前記カンチレバーの振動モードのうち、カンチレバーが
ねじれるように振動するモードの周波数と一致させて駆
動するようにすることにより、ウォブリングに要する消
費エネルギーをきわめて小さくすることが可能となる。
また、本発明においては、上記駆動手段を圧電アクチュ
エータ、または静電アクチュエータによって構成するこ
とにより、コンパクトで複数のプローブを有するSPM
メモリ装置に適したプローブを実現することができる。
また、本発明においては、上記した本発明のプローブに
よって、情報処理装置を構成することにより、高速に情
報の読み出しを行なうことができる情報処理装置を提供
することができる。
をその長手方向の軸まわりに微小回転させて、該カンチ
レバーにおける探針の先端を水平移動させることによっ
て、プローブ全体を左右に水平移動させるものに比し
て、プローブを容易に高速にウォブリングすることが可
能となる。また、本発明においては、上記カンチレバー
を微小回転駆動させるための駆動手段の駆動周波数を、
前記カンチレバーの振動モードのうち、カンチレバーが
ねじれるように振動するモードの周波数と一致させて駆
動するようにすることにより、ウォブリングに要する消
費エネルギーをきわめて小さくすることが可能となる。
また、本発明においては、上記駆動手段を圧電アクチュ
エータ、または静電アクチュエータによって構成するこ
とにより、コンパクトで複数のプローブを有するSPM
メモリ装置に適したプローブを実現することができる。
また、本発明においては、上記した本発明のプローブに
よって、情報処理装置を構成することにより、高速に情
報の読み出しを行なうことができる情報処理装置を提供
することができる。
【図1】本発明の実施例1のプローブの斜視図である。
【図2】本発明の実施例1のプローブの動作を説明する
図である。
図である。
【図3】本発明のプローブの概略図である。
【図4】図3のプローブを正面から見た図である。
【図5】ウォブリングトラッキング法の、走査の様子を
説明する図である。
説明する図である。
【図6】ウォブリングトラッキング法の、再生信号の様
子を説明する図である。
子を説明する図である。
【図7】本発明の実施例3の情報処理装置のブロック図
である。
である。
【図8】本発明の実施例2のプローブの斜視図である。
101、301、901:探針 102、302、902:カンチレバー 103、303:支持部 104a、b:L字状部材 105a、b:下側電極 106a、b:圧電性部材 107a、b:上側電極 108a、b:上側電極引き出し電極 109a、b:下側電極引き出し電極 110、310:プローブ引き出し電極 309a、b:可動電極引き出し電極 304a、b:棒状部材 305a、b:可動電極 306a、b:空隙 307a、b:固定電極 308a、b:固定電極引き出し電極 201:基板 202:記録層 203:記録媒体 204:探針 205:カンチレバー 206:微小角回転アクチュエータ 207:プローブ 208:xyz駆動機構 209:xyzステージ 221:切り替えスイッチ 222:バイアス印加手段 223:記録制御回路 224:再生制御回路 225:電流電圧変換回路 226:復調回路 227:バンドパスフィルタ 228:同期検波回路 229:波形整形回路 230:基準信号発振器 231:ウォブリング駆動回路 232:ローパスフィルタ 233:位置制御回路 234:制御コンピュータ
Claims (7)
- 【請求項1】一端が支持されたカンチレバーの自由端に
探針を備えたプローブにおいて、 前記カンチレバーをその長手方向の軸まわりに微小回転
させ、該微小回転によって該カンチレバーの回転軸から
離れた位置にある前記探針の先端を、水平移動させる駆
動手段を有することを特徴とするプローブ。 - 【請求項2】前記駆動手段は、該駆動手段の駆動周波数
を前記カンチレバーの振動モードのうち、カンチレバー
がねじれるように振動するモードの周波数と一致させて
駆動するように構成されていることを特徴とする請求項
1に記載のプローブ。 - 【請求項3】前記駆動手段が、圧電アクチュエータであ
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプ
ローブ。 - 【請求項4】前記圧電アクチュエータは、前記カンチレ
バーの左右において該カンチレバーの支持部と連結され
た連結部材に配され、電圧の印加によって該左右におけ
る連結部材を湾曲させるように分極処理された圧電性部
材によって構成されていることを特徴とする請求項3に
記載のプローブ。 - 【請求項5】前記駆動手段が、静電アクチュエータであ
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプ
ローブ。 - 【請求項6】前記静電アクチュエータが、前記カンチレ
バーの左右に配された可動電極と、該可動電極に対抗す
る固定電極とからなり、電圧の印加によって該左右の電
極間に静電引力を働かせるように構成されていることを
特徴とする請求項5に記載のプローブ。 - 【請求項7】走査型プローブ顕微鏡の原理を適用した情
報処理装置において、請求項1〜請求項6のいずれか1
項に記載のプローブを備え、カンチレバーの微小回転に
よる探針先端の水平移動によってウォブリングを行い、
記録された情報を再生することを特徴とする情報処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27823497A JPH1196607A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | プローブ、および情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27823497A JPH1196607A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | プローブ、および情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1196607A true JPH1196607A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17594495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27823497A Pending JPH1196607A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | プローブ、および情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1196607A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500555A (ja) * | 2004-05-21 | 2008-01-10 | ビーコ インストルメンツ インコーポレイテッド | ねじれ共振モードにおいて電気的な特性を測定するための方法及び装置 |
US7502305B2 (en) | 2003-11-24 | 2009-03-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Data storage device and method of tracking data stored in the same |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP27823497A patent/JPH1196607A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008500555A (ja) * | 2004-05-21 | 2008-01-10 | ビーコ インストルメンツ インコーポレイテッド | ねじれ共振モードにおいて電気的な特性を測定するための方法及び装置 |
KR101382000B1 (ko) * | 2004-05-21 | 2014-04-04 | 비코 인스트루먼츠 인코포레이티드 | 비틀림 공진 모드에서 전기적 성질을 측정하기 위한 방법 및 장치 |
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