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JPH1188390A - 通信ネットワーク及びそこで用いるノード装置及びそこで用いる伝送制御方法 - Google Patents

通信ネットワーク及びそこで用いるノード装置及びそこで用いる伝送制御方法

Info

Publication number
JPH1188390A
JPH1188390A JP10155908A JP15590898A JPH1188390A JP H1188390 A JPH1188390 A JP H1188390A JP 10155908 A JP10155908 A JP 10155908A JP 15590898 A JP15590898 A JP 15590898A JP H1188390 A JPH1188390 A JP H1188390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
node device
packet
input
communication network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10155908A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Yamamoto
貴久 山本
Toru Nakada
透 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10155908A priority Critical patent/JPH1188390A/ja
Publication of JPH1188390A publication Critical patent/JPH1188390A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネルを乗り換える構成のネットワークに
おいて、通信帯域を確保する。 【解決手段】 1回スイッチを経由し、そのスイッチに
おいてチャネルを指定すれば宛先に到達できる信号であ
っても、チャネルを指定して出力せずに、該スイッチか
らは任意のチャネルで出力する。その後リングを一周し
てきた信号をチャネルを指定して出力する。最後に経由
するスイッチ手段には、任意のチャネルで前記信号は入
力されるので、通信帯域を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信ネットワーク及
びその伝送方法に関し、詳しくは、複数の端末装置を接
続可能なノード装置と、そのノード装置を複数個接続す
る為の並列多重伝送路を有するネットワークシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大に伴い、端末装置を
接続するネットワークの高速大容量化に対応すべくノー
ド装置を並列多重伝送路で接続したネットワークが検討
されている。例えば、特開平8-172394号、特開平8-2373
06号にその構成例が示されている。
【0003】これら特開平8-172394号、特開平8-237306
号に記載されているノード装置は、8本の並列多重伝送
路(8本のチャネル)の夫々に1つの端末装置を接続
し、ある端末装置から送信されたパケットはノード装置
においてその端末装置が接続するチャネルに出力されノ
ード装置の交換スイッチに入力される。
【0004】そして、そのパケットは交換スイッチにお
いて他のチャネルに乗り換えられて隣接するノード装置
に出力される。
【0005】これは、ノード装置で使われる交換スイッ
チが8本の入力端と8本の出力端を有し、入力端と出力
端を、各入力端が同じ時間に同じ出力端に接続しないよ
うな特定のパターンに従って順次接続することにより各
チャネル間の交換を行うようにしているからである(詳
しくは、特開平8-172394号公報、特開平8-237306号公報
を参照)。
【0006】また、このようなノード装置間で通信を行
う場合には、各端末装置はある1つのチャネルに接続さ
れているので、パケットの宛先端末装置が接続されてい
るノード装置の1つ上流側のノード装置において宛先端
末装置が接続されているチャネルにパケットを送信する
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では、端末装置から送信されたパケットの宛先端
末装置が、そのパケットの送信端末装置が接続するノー
ド装置の下流に隣接するノード装置に接続する場合に
は、他のノード装置に接続する端末装置にパケットを送
信する場合に比べて通信帯域が狭くなってしまってい
た。
【0008】つまり、送信端末装置が接続するノード装
置の下流側に隣接するノード装置に接続する端末装置以
外にパケットを送信する場合には、送信端末装置が接続
するノード装置は任意の複数のチャネルを用いてパケッ
トを送信することができるが、下流側に隣接するノード
装置に接続する端末装置にパケットを送信する場合に
は、宛先端末装置が接続するチャネルだけを用いてパケ
ットを送信しなければならなかった。
【0009】従って、上述の従来例でも、宛先端末装置
が接続するノード装置が、送信端末装置が接続するノー
ド装置の下流に隣接していても通信を行うことができる
が、宛先端末装置が接続するノード装置が、送信端末装
置が接続するノード装置の下流に隣接しない場合に比べ
て通信帯域が狭くなってしまっていた。
【0010】更に詳しく従来例を説明するために、特開
平8−237306号の構成の一部を援用した参考例を
以下に示す。
【0011】図5は参考例のネットワークにおけるノー
ド装置の構成図であり、ノード装置500にサブ伝送路
を介して端末551〜558を接続している例を示して
いる。符号501〜508は、分離挿入手段であるとこ
ろの分離挿入部であり、並列多重伝送路から入力される
パケットのアドレスを検出し、サブ伝送路を介して端末
へ伝送させるパケットとバッファへ入力させるパケット
に分離すると共に、端末から伝送されてくるパケット
を、並列多重伝送路から入力されるパケット流に挿入す
る機能を有している。符号511〜518は、バッファ
手段であるところのバッファであり、分離挿入部から出
力されるパケットをスイッチ541の出力端に対応した
記憶領域に一時記憶する機能を有している。符号521
〜528、531〜538はノード間を接続するための
複数のチャネルを並列に設けた並列多重伝送路であり、
例えば空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路であ
ったり、あるいは1本の光ファイバ上に波長分割されて
多重化された波長多重伝送路であったりする。符号54
1はスイッチであり、スイッチ制御部542に制御され
て、入力端IN1〜IN8に入力したパケットを任意の
出力端OUT1〜OUT8へ接続するものである。スイ
ッチ541は、並列多重伝送路に複数の光ファイバ伝送
路を用いるときには、空間スイッチ等を用いて交換を行
う。また、波長多重伝送路を用いる場合には、図とは若
干構成が異なるが、複数の可変波長レーザダイオードと
合波器からなる送信部を波長多重伝送路へ接続し、波長
多重伝送路の受信部で分波器により各波長を分離するこ
とでノード間でスイッチを構成し、可変波長レーザダイ
オードの送信波長を波長λ1〜λ8の任意の波長に設定
することで交換を行う。符号542はスイッチ制御部で
あり、例えば図4の制御パターンに従ってスイッチを制
御する。符号543はバッファ制御部であり、各バッフ
ァに接続されたスイッチの入力端が所望の出力端に接続
されたときに、バッファから記憶されているパケットを
読み出す様に制御するものである。
【0012】図8は分離挿入部501〜508の内部構
成を示す図であり、801はパケットのヘッダから宛先
アドレスを検出するヘッダ検出部、802、803は入
力信号を出力または遮断するためのゲート、804は2
つの入力信号のどちらか一方を出力するセレクタ、80
5はパケットを一時記憶するためのFIFO(Firs
t In First Out)である。分離挿入部5
01〜508において、並列多重伝送路より入力したパ
ケットはヘッダ検出部801においてヘッダが検出さ
れ、ヘッダの内容によりゲート802と803の開閉の
処理を行う。ヘッダ検出部801にはあらかじめその分
離挿入部に接続されている端末のアドレスが記憶されて
おり、検出した宛先アドレスが記憶しているアドレスと
一致したときには、ゲート803を開き且つゲート80
2を閉じて端末方向のみにそのパケットを出力する。ま
た、検出した宛先アドレスが記憶しているアドレスと一
致しない場合は、ゲート802を開き且つゲート803
を閉じて、セレクタ804のみにそのパケットを出力し
てセレクタ804を通ってバッファへ送られる。一方端
末から伝送されてきたパケットはFIFO805に一時
記憶し、ゲート802からセレクタ804に入力したパ
ケット流にすき間があるときにFIFO805から読み
出され、セレクタ804を通ってバッファへ送られる様
に動作する。
【0013】図3はバッファ511〜518の内部構成
であり、301はスイッチ541の出力端に対応した記
憶領域1〜記憶領域8からなるバッファメモリ、302
はパケットのヘッダから宛先アドレスを検出するヘッダ
検出部、303はバッファメモリ301に書き込みアド
レスを供給するためのアドレスカウンタである。バッフ
ァ511〜518において、分離挿入部より入力したパ
ケットはヘッダ検出部302においてヘッダが検出さ
れ、ヘッダの内容によりそのパケットを記憶する記憶領
域が決定される。ヘッダ検出部302にはあらかじめ隣
接する下流ノードに接続される端末のアドレスが記憶さ
れており、検出した宛先が記憶しているアドレスと一致
したときには、その端末が接続されている伝送路つまり
スイッチ541の出力端に対応した記憶領域を指定し、
アドレスカウンタ303より書き込みアドレスを発生さ
せてバッファメモリ301に記憶させる。また、検出し
た宛先アドレスが記憶しているアドレスと一致しないと
きには、任意の記憶領域にそのパケットを記憶させるご
とく制御する。
【0014】図4はスイッチ541の入出力の接続関係
を示す制御パターンであり、制御アドレスA1〜A8に
よりスイッチの入出力接続関係が変更される。入力端I
N1〜IN8はバッファ511〜518(入力チャネル
521〜528)に対応しており、出力端OUT1〜O
UT8(または送信波長λ1〜λ8)はチャネル531
〜538に対応している。
【0015】スイッチ541とバッファ1〜8は同期し
て制御され、例えばバッファ1がチャネル531に接続
されている時はバッファ1からはチャネル531に対応
する記憶領域1に記憶されたパケットが読み出される。
バッファ1がチャネル532に接続されている時はバッ
ファ1からはチャネル532に対応する記憶領域に記憶
されたパケットが読み出される。
【0016】図6は、図5に示したノード装置を用いた
ネットワークシステムの構成例であり、4つのノード装
置601〜604を並列多重伝送路605〜608によ
ってリング型に接続し、各ノード装置にはそれぞれ8本
のサブ伝送路を介して8台の端末が接続されている。端
末611〜618は端末551〜558に対応し、同様
に621〜628、631〜638、541〜648も
端末551〜558に対応している。
【0017】図7はこのネットワークの通信原理を説明
するための図であり、701〜704はノード装置、7
05〜708はスイッチ541に対応した交換スイッ
チ、709〜712はバッファ511〜518に対応し
たバッファ、721〜736は端末、A,B,C,Dは
リングを成す並列伝送路である。
【0018】まず、図7を用いてこのネットワークの通
信原理について説明する。このネットワークは複数のリ
ングA,B,C,Dを有し、各リング間は交換スイッチ
705〜708によって相互に接続されている。各端末
は並列伝送路A,B,C,Dの中の1つのリング伝送路
に接続されており、他のリングに接続された端末と通信
を行う場合は、少なくとも1回、任意の交換スイッチで
他のリングに交換されることで通信が行われる。交換が
行われる位置は特定されないが、宛先ノードの1つ手前
のノードで宛先の伝送路へ乗り換えて、他のノードでは
任意の伝送路へ乗り換えるようにすると通信制御が容易
になる。このネットワークはノード装置を簡略化するた
め、交換スイッチ705〜708は入力信号とは無関係
に入出力の接続関係を所定のパターンにしたがってかつ
そのパターンをくりかえして変更し、バッファ709〜
712で入力信号を一時蓄積して、交換スイッチの入出
力接続関係が所望の関係になったときにバッファからパ
ケットを読み出すようにして交換が行われる。
【0019】例えば、端末722から端末732へ通信
する場合は、端末722から出力されたパケットはノー
ド701のバッファ709に蓄積され、スイッチ705
の入力端IN2が例えば出力端OUT2に接続されたと
きにバッファから読み出されて伝送路Bに出力され、ノ
ード702のバッファ710へ入力してスイッチ706
のIN2とOUT4が接続されたときにバッファから読
み出されることにより、伝送路Dへ出力されて端末73
2へパケットが送られる。
【0020】このように、それぞれのノード装置で任意
のリング伝送路に乗り換えることにより通信が行われ
る。
【0021】次に、図5、6を用いて詳細を説明する。
説明においては並列多重伝送路は空間的に分離された複
数の光ファイバ伝送路、スイッチは空間スイッチとして
説明するが、波長多重伝送路を用いる場合も上記原理に
基づいており、ほぼ同様の動作が行われる。仮に、端末
612から端末635へ通信する場合の動作例について
説明する。
【0022】端末612からの送信データは固定長のパ
ケットに分割され、各パケットのヘッダに宛先アドレス
が記載されて出力される。出力されたパケットはサブ伝
送路を通ってノード装置601へ入力し、分離挿入部5
02のFIFO805に一時記憶される。記憶されたパ
ケットは、ゲート802からセレクタ804に入力した
パケット流にすき間があるときにFIFO805から読
み出され、セレクタ804を通ってバッファ512へ送
られる。
【0023】バッファ512のヘッダ検出部302は、
入力したパケットのヘッダを検出すると検出した宛先ア
ドレスが記憶しているアドレスと一致しないので、チャ
ネルを指定しないパケットであることがわかり、任意の
記憶領域を指定する。書き込みアドレスカウンタ303
はその情報を受けて書き込みアドレスを発生させ、その
パケットをバッファメモリ301の記憶領域に書き込ま
せる。ここでは仮に記憶領域1に記憶されるとする。
【0024】バッファ制御部543はスイッチ541の
入力端IN2が出力端OUT1に接続されるまでそのパ
ケットの読み出しを待機させ、接続された時にパケット
を読み出す。
【0025】スイッチ制御部542は、図4に示すテー
ブルのように制御アドレスをA1,A2,A3,A4,
A5,A6,A7,A8と順次供給してスイッチ541
の接続関係を変更させ、かつ制御アドレスを例えば1パ
ケット長周期に供給することで、8パケット周期で同じ
パターンを繰り返すように制御している。その情報をバ
ッファ制御部543へ通知することでバッファからの読
み出しタイミングが制御される。ここではスイッチ54
1の入力端IN2が出力端OUT1に接続されたときに
バッファ512の記憶領域1からパケットが読み出され
ることにより、そのパケットはスイッチ541を通って
伝送路531へ出力される。
【0026】伝送路531を伝送されたパケットは、ノ
ード装置602の分離挿入部501に入力し、ヘッダ検
出部802においてパケットのヘッダが検出される。検
出した宛先アドレスは記憶しているアドレスと一致しな
いので、ゲート802を開きゲート803を閉じてセレ
クタ804へそのパケットを出力する。分離挿入部50
1のセレクタ804へ出力されたパケットは、セレクタ
804を通りバッファ511へ入力する。
【0027】ヘッダ検出部302はヘッダを検出すると
検出した宛先アドレスが記憶しているアドレスと一致し
ているので、このパケットは指定されたチャネルで出力
するパケットであることがわかり、宛先アドレスの端末
が接続される伝送路に対応する記憶領域を指定する。こ
こでは宛先の端末が伝送路535に接続されているので
記憶領域5に記憶させる。
【0028】ノード装置602のバッファ制御部543
はスイッチ541のIN1がOUT5に接続されたとき
にバッファ511の記憶領域5からパケットを読み出す
ことで、パケットはスイッチ541を通って伝送路53
5へ出力される。伝送路535を通ってノード装置60
3の分離挿入部505に入力したパケットは、ヘッダ検
出部802でヘッダが検出され、検出した宛先アドレス
が記憶しているアドレスと一致したので、ゲート803
を開き且つゲート802を閉じて端末方向のみにそのパ
ケットを出力する。分離挿入部505から端末方向へ出
力されたパケットは、サブ伝送路を通って端末635へ
送られ受信される。
【0029】このようにして通信が行われる。
【0030】また、上記ネットワークにおいて隣接する
下流のノード装置に繋がる端末へ通信を行う場合は、隣
接する下流のノード装置以外のノード装置に繋がる端末
への通信に比べて通信帯域が狭くなるという問題があっ
た。その問題について以下に詳述する。
【0031】まず図5、6を用いて隣接する下流のノー
ドに接続する端末にパケットを送信する手順を説明す
る。説明においては参考例での説明と同様、並列多重伝
送路は空間的に分離された複数の光ファイバ伝送路、ス
イッチは空間スイッチとして説明する。ただし、波長多
重伝送路を用いる場合も上記原理に基づいており、ほぼ
同様の動作が行われ、同様の問題が生じる。仮に、端末
612から端末625へ通信する場合の動作例について
説明する。
【0032】端末612からの送信データは固定長のパ
ケットに分割され、各パケットのヘッダに宛先アドレス
が記載されて出力される。出力されたパケットはサブ伝
送路を通ってノード装置601へ入力し、分離挿入部5
02のFIFO805に一時記憶される。記憶されたパ
ケットは、ゲート802からセレクタ804に入力した
パケット流にすき間があるときにFIFO805から読
み出され、セレクタ804を通ってバッファへ送られ
る。
【0033】バッファ512のヘッダ検出部302はヘ
ッダを検出すると検出した宛先アドレスが記憶している
アドレスと一致しているので、宛先アドレスの端末が接
続される伝送路に対応する記憶領域を指定する。ここで
は宛先の端末が伝送路535に接続されているので記憶
領域5に記憶させる。
【0034】スイッチ制御部542は、図4に示すテー
ブルのように制御アドレスをA1,A2,A3,A4,
A5,A6,A7,A8と順次供給してスイッチ541
の接続関係を変更させ、かつ制御アドレスを例えば1パ
ケット長周期に供給することで、8パケット周期で同じ
パターンを繰り返すように制御している。その情報をバ
ッファ制御部543へ通知することでバッファからの読
み出しタイミングが制御される。
【0035】バッファ制御部543はスイッチ541の
IN2がOUT5に接続されたときにバッファ512の
記憶領域5からパケットを読み出すことで、パケットは
スイッチ541を通って伝送路535へ出力される。伝
送路を通ってノード装置602の分離挿入部505に入
力したパケットは、ヘッダ検出部802でヘッダが検出
され、検出した宛先アドレスが記憶しているアドレスと
一致したので、ゲート803を開き且つゲート802を
閉じて端末方向のみにそのパケットを出力する。分離挿
入部505から端末方向へ出力されたパケットは、サブ
伝送路を通って端末635へ送られ受信される。
【0036】このようにして端末612から端末625
への通信が行われる。
【0037】しかしながら、この手順では以下に説明す
るように通信帯域が隣接しないノード装置間の通信に比
べて狭くなるという問題がある。
【0038】まず隣接しないノード装置間の通信帯域を
計算してみる。伝送路1本あたりの伝送帯域をTbp
s、端末とノード装置間のサブ伝送路の伝送帯域も同じ
くTbpsとする。参考例で説明したように端末612
から端末635への通信で計算してみると、 1.端末612からノード装置601の間の通信速度は
Tbps。 2.分離挿入部502からバッファ512の間の通信速
度はTbps。 3.バッファ512ではパケットは任意の記憶領域に書
き込まれ、記憶領域1〜8はバッファ制御部543によ
り順次読み出されているため、バッファ512からスイ
ッチ541の間の通信速度はTbps、従ってスイッチ
541からの出力もTbps(ただし伝送路8本の合計
として)。 4.ノード装置601からノード装置602の間の通信
速度はTbps(ただし伝送路8本の合計として)。 5.ノード装置602の分離挿入部501〜508とバ
ッファ511〜518の間の通信速度はTbps(ただ
し伝送路8本の合計として)。 6.バッファ511〜518ではパケットはそれぞれの
記憶領域5に書き込まれ、それぞれの記憶領域5はバッ
ファ制御部543により順次別々のタイミングで読み出
されているため、バッファ511〜518からスイッチ
541の間の通信速度はTbps。 7.スイッチ541には、IN1〜IN8から別々のタ
イミングでパケットが読み出され、OUT5にスイッチ
されるので、通信速度はTbps、従ってスイッチ54
1からの出力もTbps(ただし伝送路は535の
み)。 8.ノード装置602からノード装置603の間の通信
速度はTbps(伝送路1本)。 9.ノード装置603の分離挿入部505から端末63
5の間の通信速度はTbps。
【0039】従って全通信経路で通信速度がTbpsな
ので、端末612から端末635への通信の通信帯域は
Tbpsとなる。
【0040】それに対して、端末612から端末625
への通信で計算してみると、 1.端末612からノード装置601の間の通信速度は
Tbps。 2.分離挿入部502からバッファ512の間の通信速
度はTbps。 3.バッファ512ではパケットは記憶領域5に書き込
まれ、バッファ512の記憶領域5はバッファ制御部5
43により8パケット周期に1回のタイミングで読み出
されているため、バッファ512からスイッチ541の
間の通信速度はT/8bps。従ってスイッチ514か
らの出力もT/8bps。 4.ノード装置601からノード装置602の間の通信
速度はTbps(伝送路1本)。 5.ノード装置602の分離挿入部505から端末62
5の間の通信速度はTbps。
【0041】従って3.がボトルネック(T/8bp
s)となり、端末612から端末635への通信の通信
帯域はT/8bpsになる。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明の通信ネットワー
クは以下の通りである。
【0043】並列な複数のチャネルと、該複数のチャネ
ルに接続され、各チャネルで入力された信号を前記複数
のチャネルのうちのいずれかのチャネルで出力できるス
イッチ手段と、前記複数のチャネルに接続される端末と
を有しており、前記複数のチャネルは前記スイッチ手段
を介してリング型に構成されている通信ネットワークで
あって、該通信ネットワークに入力され、前記チャネル
を伝送されて宛先の端末に到達する信号が、該通信ネッ
トワークに入力された後、前記スイッチ手段を2回以上
経由して宛先の端末に到達するように構成されているこ
とを特徴とする通信ネットワーク。
【0044】本発明では、通信ネットワークのどこから
入力され、どこの端末に伝送される信号であっても必ず
2回以上スイッチ手段を経由するように構成される。そ
れにより、1回しかスイッチ手段を経由しないことによ
る帯域の低減を改善することができる。ここでスイッチ
手段は複数あってもよく、その場合2回以上スイッチ手
段を経由するとは、それぞれのスイッチ手段を2回以上
経由しなければならないことを指すのではなく、複数の
スイッチ手段それぞれを経由するごとに1回スイッチ手
段を経由したとし、のべ2つ以上のスイッチ手段を経由
すればよいのである。
【0045】スイッチ手段を2回以上経由して宛先に到
達するようにする為に、前記信号に、スイッチ手段を経
由した回数が2回以上であるか否かを判別できる情報を
与える手段を有する様にしてもよい。
【0046】また前記スイッチ手段は、この通信ネット
ワークに入力された後、該スイッチ手段を1回経由して
宛先の端末に到達できる信号であっても、前記複数のチ
ャネルのうちのいずれか任意のチャネルで出力するもの
であればよい。
【0047】また前記スイッチ手段は、1回以上他のス
イッチ手段もしくは自スイッチ手段を経由し、あと1回
自スイッチ手段を経由すると宛先の端末に到達できる信
号を、前記複数のチャネルのうち、該宛先の端末が接続
されるチャネルで出力するものであればよい。
【0048】また前記端末は前記チャネルに分離手段を
介して接続されており、該分離手段は、自分離手段が接
続されるチャネルで伝送されてきた信号のうち、端末に
出力すべき信号を分離して端末に出力するものであって
もよい。
【0049】また前記端末は前記チャネルに分離手段を
介して接続されており、該分離手段は、前記情報を判別
する手段を有しており、自分離手段が接続されるチャネ
ルで伝送されてきた信号のうち、スイッチ手段を2回以
上経由した信号であり、かつ端末に出力すべき信号を分
離して端末に出力するものであってもよい。
【0050】また前記端末は前記チャネルに分離手段を
介して接続されており、該分離手段は、前記信号にスイ
ッチ手段を経由した回数が2回以上であるか否かを判別
できる情報を与える手段を有しており、自分離手段が接
続されるチャネルで伝送されてきた信号のうち、端末に
出力すべき信号を分離して端末に出力するものであって
もよい。
【0051】ここで分離手段を介してチャネルに端末を
接続している時には、前記情報は、入力された信号を分
離してもいいか、分離してはいけないかを示す情報とな
る。あるスイッチ手段から信号が分離手段に入力されて
きた時、その信号に分離を禁止する情報が与えられてい
る時は分離手段は信号を分離せずに出力する。そのとき
その信号はスイッチ手段を経由して入力されたものであ
るので、該信号に分離を許容する情報(例えば分離を禁
止する情報を無効にする情報)を与えればよいのであ
る。その後スイッチ手段を経由して信号が入力される他
の分離手段もしくは自分離手段に該信号が入力された時
は、既に分離を禁止された信号ではないので、後はアド
レスが一致すれば分離すればよいのである。例えば分離
手段には、ネットワークに入力された後、1回はスイッ
チ手段を経由した信号が入力されるように構成されてお
り、かつ該分離手段で分離しなかった信号を該分離手段
から出力した後、該信号が他の分離手段に入力する前
に、該信号がスイッチ手段を経由するように構成されて
いる時、分離手段は以下のように動作すればよい。
【0052】1.信号の宛先アドレス(ノード番号)が自
分離手段のアドレス(自分離手段が設けられているノー
ド番号)と一致し、かつ、前記情報が2回以上スイッチ
手段を経由していないことを示す(分離してはいけない
ことを示す)場合、前記スイッチ手段を更に経由するよ
うに該信号を分離せずにチャネル上に出力する。そのと
き、信号の前記情報を、スイッチ手段を2回以上経由し
たことが判別できるように書き換える。これは、この分
離手段に入力される前と、この分離手段から出力された
後とで、少なくとも2回はスイッチ手段を経由するから
である。
【0053】2.信号の宛先アドレス(ノード番号)が自
分離手段のアドレス(自分離手段が設けられているノー
ド番号)と一致し、かつ、前記情報が2回以上スイッチ
手段を経由したことを示す(分離してもいいことを示す)
場合、該信号を分離して端末側に出力する。
【0054】3.上記いずれでもない時は、前記情報に
関しては、何らの操作をせずに、また端末側に分離もせ
ずに出力する。
【0055】また前記スイッチ手段は、前記複数のチャ
ネルから入力される信号をそれぞれ記憶して入力された
チャネル毎に別個に出力するバッファと、該バッファの
前記入力されたチャネル毎の出力と、前記スイッチ手段
が信号を出力する前記複数のチャネルとの接続を切り換
えるスイッチとを有していでもよい。このスイッチとし
ては、クロスバースイッチなどを用いることができる。
また、例えば複数のチャネルが波長で識別できる時に
は、入力されたチャネル毎の出力それぞれに対応して波
長可変送信部を設け、該波長可変送信部の出力波長を切
り換えることにより、入力されたチャネル毎の出力と、
出力チャネルの接続を切り換えることができる。この構
成におけるチャネルとしては波長に限るものではない。
すなわち、以下の通りである。
【0056】前記スイッチは、前記入力されたチャネル
毎の出力それぞれに対応して設けられた出力チャネル可
変送信部を有しており、該出力チャネル可変送信部を制
御して、出力するチャネルを切り換えることにより、前
記入力されたチャネル毎の出力と、出力するチャネルと
の接続を切り換えるものである。
【0057】また上記したスイッチにおいて、前記入力
されたチャネル毎の出力と、出力チャネルの切り換え
は、所定のパターンに従い、かつ前記入力されたチャネ
ル毎の出力の複数が同時に同じ出力チャネルに接続され
ないように行うことにより、スイッチにおいて入出力間
のアービトレーションを行う必要がなくなり、制御負荷
は大幅に低減する。
【0058】また、ネットワークへの信号の入力は、前
記チャネルに信号を挿入する挿入手段を設け、該挿入部
から信号をチャネルに挿入する様にしてもよい。
【0059】前記スイッチ手段と分離手段を内部に設け
たノード装置を用いたり、スイッチ手段と分離手段と挿
入手段を内部に設けたノード装置を用いてもよい。
【0060】又本発明の通信ネットワークは以下のよう
にも示すことができる。
【0061】複数の端末を接続する為の複数のノード装
置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続した通信
ネットワークであって、前記並列なチャネル間でのパケ
ットの乗り換えを行うスイッチ手段を少なくとも2箇所
に設けており、隣接する下流のノード装置に接続された
受信端末と通信する場合に、送信端末から送信された送
信パケットが、前記リング状に接続された通信ネットワ
ークを少なくとも1周以上周回してから受信端末に伝送
されるように構成したことを特徴とする通信ネットワー
ク。
【0062】又本発明の通信ネットワークは以下のよう
に示すこともできる。
【0063】複数の端末を接続する為の複数のノード装
置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続した通信
ネットワークであって、前記ノード装置は、前記複数の
チャネルを伝送されてくるパケットから、接続される端
末に出力すべきパケットを分離する分離手段と、前記複
数のチャネルで入力されるパケットをスイッチングし
て、前記複数のチャネルのうちのいずれかで出力するス
イッチ手段と、前記分離手段が、入力されるパケットが
自ノード装置もしくは他のノード装置の前記スイッチ手
段を経由した回数が2回以上であるか否かを判別できる
情報を、パケットに与える手段とを有していることを特
徴とする通信ネットワーク。
【0064】また本願では、上述してきた通信ネットワ
ークで用いるノード装置も示している。
【0065】また本願に関わる伝送制御方法は以下の通
りである。
【0066】並列な複数のチャネルと、該複数のチャネ
ルに接続され、各チャネルで入力された信号を前記複数
のチャネルのうちのいずれかのチャネルで出力できるス
イッチ手段と、前記複数のチャネルに接続される端末と
を有しており、前記複数のチャネルは前記スイッチ手段
を介してリング型に構成されている通信ネットワークに
おける信号の伝送制御方法であって、該通信ネットワー
クに入力され、前記チャネルを伝送されて宛先の端末に
到達する信号が、該通信ネットワークに入力された後、
前記スイッチ手段を2回以上経由して宛先の端末に到達
するように制御することを特徴とする伝送制御方法。
【0067】また本願に関わる伝送制御方法は以下の通
りである。
【0068】複数の端末を接続する為の複数のノード装
置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続し、前記
並列な複数のチャネル間でのパケットの乗り換えを行う
スイッチ手段を少なくとも2箇所に設けた通信ネットワ
ークにおけるパケットの伝送制御方法であって、隣接す
る下流のノード装置に接続された受信端末と通信する場
合に、送信端末から送信された送信パケットが、前記リ
ング状に接続された通信ネットワークを少なくとも1周
以上周回してから受信端末に伝送されるように制御する
ことを特徴とする伝送制御方法。
【0069】また、本発明のノード装置は以下の通りで
ある。
【0070】複数の端末装置を接続する為の複数のノー
ド装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状に接
続した通信ネットワークにおいて用いるノード装置にお
いて、前記複数のチャネルを伝送されてくるパケットを
受信する受信手段と、前記複数のチャネルで入力される
パケットをスイッチングして、前記複数のチャネルのう
ちのいずれかに出力するスイッチ手段と、前記受信手段
により受信されたパケットが自ノード装置もしくは他の
ノード装置の前記スイッチ手段を経由した回数が2回以
上であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段に
よる判別に応じて、前記ノード装置に接続される端末装
置あるいは他のノード装置に前記パケットを送信する送
信手段を有することを特徴とするノード装置。
【0071】また、本発明のノード装置は以下の通りで
ある。
【0072】複数の端末装置を接続する為の複数のノー
ド装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状に接
続した通信ネットワークにおいて用いる第1のノード装
置において、前記第1のノード装置に接続されている端
末装置から伝送されてくるパケットを受信する受信手段
と、前記受信手段により受信されたパケットの宛先が、
前記第1のノード装置の下流に隣接する第2のノード装
置に接続されている端末装置か否かを判別する判別手段
と、前記判別手段による判別に応じて、前記パケットを
前記リング状の通信ネットワークを少なくとも一周させ
るようにして前記パケットを前記第2のノード装置に送
信する送信手段を有することを特徴とするノード装置。
【0073】また、本発明のノード装置の制御方法は以
下の通りである。
【0074】複数の端末装置を接続する為の複数のノー
ド装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状に接
続した通信ネットワークにおいて用いられ、前記複数の
チャネルで入力されるパケットをスイッチングして、前
記複数のチャネルのうちのいずれかに出力するスイッチ
手段を有するノード装置の制御方法において、前記複数
のチャネルを伝送されてくるパケットを受信させる受信
工程と、前記受信工程において受信されたパケットが自
ノード装置もしくは他のノード装置の前記スイッチ手段
を経由した回数が2回以上であるか否かを判別する判別
工程と、前記判別工程における判別に応じて、前記ノー
ド装置に接続される端末装置あるいは他のノード装置に
前記パケットを送信させる送信工程を有することを特徴
とするノード装置の制御方法。
【0075】また、本発明のノード装置の制御方法は以
下の通りである。
【0076】複数の端末装置を接続する為の複数のノー
ド装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状に接
続した通信ネットワークにおいて用いる第1のノード装
置の制御方法において、前記第1のノード装置に接続さ
れている端末装置から伝送されてくるパケットを受信さ
せる受信工程と、前記受信工程において受信されたパケ
ットの宛先が、前記第1のノード装置の下流に隣接する
第2のノード装置に接続されている端末装置か否かを判
別する判別工程と、前記判別工程における判別に応じ
て、前記パケットを前記リング状の通信ネットワークを
少なくとも一周させるようにして前記パケットを前記第
2のノード装置に送信させる送信工程を有することを特
徴とするノード装置の制御方法。
【0077】前記送信工程は、前記判別工程において前
記パケットの宛先が前記第2のノード装置でないと判別
された場合には、前記パケットを前記リング状の通信ネ
ットワークを一周しないようにして送信させることを特
徴とする請求項44に記載のノード装置の制御方法。
【0078】また本願に関わる伝送制御方法は以下の通
りである。
【0079】複数の端末を接続する為の複数のノード装
置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続した通信
ネットワークにおけるパケットの伝送制御方法であっ
て、送信端末から送信された送信パケットが入力される
第1のノード装置において、隣接する下流の第2のノー
ド装置に接続された受信端末に該パケットを伝送する場
合に、該パケットを前記複数のチャネルのうちの任意の
チャネルで出力し、該出力したパケットが前記第1のノ
ード装置に入力された後、該第1のノード装置から前記
複数のチャネルのうちの前記第2のノード装置において
前記受信端末が接続されるチャネルで出力することを特
徴とする伝送制御方法。
【0080】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本発明の第1の実施例について説明す
る。
【0081】本発明の通信ネットワークでは、参考例の
ネットワークにおいて課題となった、「隣接する下流の
ノード装置に接続された端末への通信の場合、隣接する
下流のノード装置以外のノード装置に接続された端末へ
の通信に比較して通信帯域が減少するという問題」を解
決するように、参考例のネットワークとはパケットのヘ
ッダ構成と分離挿入部及びバッファの構成を変更してい
る。
【0082】図1は本実施例のネットワークに用いるパ
ケットの構成を示す図である。Aは非分離ビットを示
す。非分離ビットは1ビットであり、以下に示す受信端
末が繋がっているノード装置の分離挿入部IIでパケッ
トを分離しない場合は1、受信端末が繋がっているノー
ド装置の分離挿入部IIでパケットを分離する場合は
0、で表わされる。Nはノード番号であり、仮にノード
装置が32台接続できるならばノード番号1〜32を示
す5ビットで構成される。Tは伝送チャネル番号であ
り、仮に並列多重伝送路の伝送チャネル数(多重数)が
8個ならば1〜8を示す3ビットで構成される。その他
は必要に応じて同期信号や誤り訂正符号などが挿入され
る。
【0083】本実施形態においてはネットワーク内の各
端末は分離挿入部IIと1対1で接続されており、分離
挿入部IIは各ノード内で各チャネル毎に1つ設けられ
ている。分離挿入部IIを識別するには、どのチャネル
のどこに(何番目に)接続されているのかが判ればよ
い。よって本実施形態においては、各端末はノード番号
と伝送チャネル番号により識別される。
【0084】図2は分離挿入部II901〜908の内
部構成である。伝送路より入力したパケットはヘッダ検
出部201においてヘッダ(A,N)が検出され、ヘッ
ダの内容によりゲート202と203と206の開閉の
処理を行う。ヘッダ書き換え部207ではヘッダの非分
離ビットを1から0に書き換える処理を行う。
【0085】ヘッダ検出部201には、あらかじめ自ノ
ードのノード番号(自ノード番号と呼ぶ)が記憶されて
いる。
【0086】ヘッダ検出部201は、 1.検出したノード番号(N)が記憶している自ノード
番号と一致し、且つ非分離ビット(A)を検出したとき
には、ゲート206を開き且つゲート202と203を
閉じて、ヘッダ書き換え部207でヘッダA部分が書き
換えられたパケットを以下に示すバッファII方向のみ
に出力する。
【0087】2.検出したノード番号(N)が記憶して
いる自ノード番号と一致し、且つ非分離ビット(A)が
検出されなかったときには、ゲート203を開き且つゲ
ート202と206を閉じて、端末方向のみに出力す
る。
【0088】3.上記1.2.以外の場合は、ゲート2
02を開き且つゲート203と206を閉じてバッファ
II方向のみにパケットを出力する。ように、パケット
の経路を制御する。
【0089】図10は、バッファII911〜918の
内部構成であり、1001は各チャネルの出力端に対応
した記憶領域1〜記憶領域8からならバッファメモリ、
1002はパケットのヘッダからAN,Tビットを検出
するヘッダ検出部、1003はバッファメモリ1001
に書き込みアドレスを供給するためのアドレスカウンタ
である。
【0090】バッファII911〜918において、分
離挿入部IIより入力したパケットはヘッダ検出部10
02においてヘッダが検出され、ヘッダの内容によりそ
のパケットを記憶する記憶領域が決定される。
【0091】ヘッダ検出部1002にはあらかじめ隣接
する下流のノードのノード番号(下流ノード番号と呼
ぶ)、及び各バッファIIが分離挿入部IIを介して接
続する並列多重伝送路の伝送チャネル番号が記憶されて
いる。
【0092】ヘッダ検出部1002は、 1.検出したノード番号(N)が記憶している下流ノー
ド番号と一致し、且つ非分離ビット(A)が検出されな
かったときには、検出した伝送チャネル番号(T)に対
応する記憶領域を指定し、アドレスカウンタ1003よ
り書き込みアドレスを発生させてバッファメモリ100
1に記憶させる。
【0093】2.上記1.以外のときには、任意の記憶
領域を指定し、アドレスカウンタ1003より書き込み
アドレスを発生させてバッファメモリ1001に記憶さ
せる。ように、パケットを制御する。
【0094】本実施例におけるノード装置の構成は、分
離挿入部II、及びバッファIIの内部構成以外は図5
に示す参考例のノード装置と同じである。図9に分離挿
入部II、バッファIIを用いてノード装置を示す。ま
た、ネットワーク構成は、図6と同じなので以下、図
9、図6を用いて説明する。上記ノード装置を用いたネ
ットワークにおいて、まず隣接する下流のノード装置以
外のノード装置に繋がる端末との通信の動作について述
べる。仮に端末612(自ノード番号:1、伝送チャネ
ル番号:2)から端末635(自ノード番号:3、伝送
チャネル番号:5)へ信号を伝送する場合について説明
する。
【0095】1.まず端末612ではパケットのヘッダ
に受信端末635の端末番号(例えばN=3、T=5)
とAビットに0を記載して送出し、そのパケットはサブ
伝送路を通ってノード装置601の分離挿入部II90
2へ入力する。
【0096】2.分離挿入部II902のセレクタ20
4では、端末からのパケットを伝送路からのパケット流
のすき間に挿入し、そのパケット流をバッファII10
12へ送出する。
【0097】3.バッファII912のヘッダ検出部1
002は、入力したパケットのヘッダを検出する。検出
したノード番号(N=3)は記憶している隣接ノード番
号(2)と一致しないので、任意の記憶領域を指定す
る。ここでは例えば記憶領域1を指定する。書き込みア
ドレスカウンタ1003はその情報を受けて書き込みア
ドレスを発生させ、そのパケットをバッファメモリ10
01の記憶領域1に書き込ませる。
【0098】4.スイッチ制御部542はこのときスイ
ッチ541の入出力接続関係を図4に従い制御アドレス
A1〜A8を一定周期に巡回させるごとく制御し、その
制御アドレスをバッファ制御部543へ通知している。
バッファ制御部543は、制御アドレスA8のときにバ
ッファII912の記憶領域1から読み出すように制御
すると、そのパケットはスイッチ541のIN2からO
UT1を通って伝送路531へ出力される。
【0099】5.伝送路を伝送されたパケットはノード
装置602の分離挿入部II901に入力し、ヘッダ検
出部202においてパケットのヘッダが検出される。検
出したノード番号(N=3)は記憶している自ノード番
号(2)と一致しないので、ゲート202を開きゲート
203と206を閉じてセレクタ204へそのパケット
を出力する。
【0100】6.分離挿入部II901のセレクタ20
4へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバッ
ファII911へ入力する。ヘッダ検出部1002はヘ
ッダから検出したノード番号(N=3)が記憶している
隣接ノード番号(3)と一致しているので、検出した伝
送チャネル番号(T=5)と同じ番号の記憶領域を指定
する。ここでは伝送チャネル番号は5なので記憶領域5
に記憶させる。
【0101】7.バッファII911の記憶領域5に記
憶されたパケットは今度は制御アドレスA5のときに読
み出され、スイッチ541のIN1からOUT5を通っ
て伝送路535へ出力される。
【0102】8.伝送路を通ってノード装置603の分
離挿入部II905に入力したパケットは、ヘッダ検出
部202でヘッダが検出され、検出したノード番号(N
=3)が記憶している自ノード番号(3)と一致し且つ
Aビットが0なので、ゲート203を開き且つゲート2
02と206を閉じて端末方向のみにそのパケットを出
力する。
【0103】9.分離挿入部II905から端末方向へ
出力されたパケットは、サブ伝送路を通って端末635
へ送られ受信される。
【0104】次に隣接する下流のノード装置に繋がる端
末との通信の動作について述べる。仮に端末612(自
ノード番号:1、伝送チャネル番号:2)から端末62
5(自ノード番号:2、伝送チャネル番号:5)へ信号
を伝送する場合について説明する。
【0105】1.まず端末612ではパケットのヘッダ
に受信端末625の端末番号(例えばN=2、T=5)
とAビットに1を記載して送出し、そのパケットはサブ
伝送路を通ってノード装置601の分離挿入部II90
2へ入力する。
【0106】2.分離挿入部II902のセレクタ20
4では、端末からのパケットを伝送路からのパケット流
のすき間に挿入し、そのパケット流をバッファII91
2へ送出する。
【0107】3.バッファII912のヘッダ検出部1
002は、入力したパケットのヘッダを検出する。非分
離ビット(A)(A=1)が検出されたので、任意の記
憶領域を指定する。ここでは例えば記憶領域1を指定す
る。書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受
けて書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッ
ファメモリ1001の記憶領域1に書き込ませる。
【0108】4.スイッチ制御部542はこのときスイ
ッチ541の入出力接続関係を図4に従い制御アドレス
A1〜A8を一定周期に巡回させるごとく制御し、その
制御アドレスをバッファ制御部543へ通知している。
バッファ制御部543は、制御アドレスA8のときにバ
ッファ512の記憶領域1から読み出すように制御する
と、そのパケットはスイッチ541のIN2からOUT
1を通って伝送路531へ出力される。
【0109】5.伝送路を伝送されたパケットはノード
装置602の分離挿入部II901に入力し、ヘッダ検
出部202においてパケットのヘッダが検出される。検
出したノード番号(N=2)は記憶している自ノード番
号(2)と一致するものの、Aビットが1なので、スイ
ッチを一回しか経由していないことがわかり、ゲート2
06を開きゲート202と203を閉じてヘッダ書き換
え部207でヘッダの非分離ビット(A)を0に書き換
えた後、セレクタ204へそのパケットを出力する。
【0110】6.分離挿入部II901のセレクタ20
4へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバッ
ファII911へ入力する。ヘッダ検出部1002はヘ
ッダから検出したノード番号(N=2)は記憶している
隣接ノード番号(3)と一致しないので、任意の記憶領
域を指定する。ここでは例えば記憶領域2を指定する。
書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受けて
書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッファ
メモリ1001の記憶領域2に書き込ませる。
【0111】7.バッファII911の記憶領域2に記
憶されたパケットは今度は制御アドレスA2のときに読
み出され、スイッチ541のIN1からOUT2を通っ
て伝送路532へ出力される。
【0112】8.伝送路を通ってノード装置603の分
離挿入部II902に入力したパケットは、ヘッダ検出
部202でヘッダが検出され、検出したノード番号(N
=2)が記憶している自ノード番号(3)と一致しない
ので、ゲート202を開き且つゲート203と206を
閉じてバッファII方向のみにそのパケットを出力す
る。
【0113】9.分離挿入部II902のセレクタ20
4へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバッ
ファII912へ入力する。ヘッダ検出部1002はヘ
ッダから検出したノード番号(N=2)は記憶している
隣接ノード番号(4)と一致しないので、任意の記憶領
域を指定する。ここでは例えば記憶領域3を指定する。
書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受けて
書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッファ
メモリ1001の記憶領域3に書き込ませる。
【0114】10.バッファII912の記憶領域3に
記憶されたパケットは今度は制御アドレスA2のときに
読み出され、スイッチ541のIN2からOUT3を通
って伝送路533へ出力される。
【0115】11.伝送路を通ってノード装置604の
分離挿入部II903に入力したパケットは、ヘッダ検
出部202でヘッダが検出され、検出したノード番号
(N=2)が記憶している自ノード番号(4)と一致し
ないので、ゲート202を開き且つゲート203と20
6を閉じてバッファ方向のみにそのパケットを出力す
る。
【0116】12.分離挿入部II903のセレクタ2
04へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバ
ッファII913へ入力する。ヘッダ検出部1002は
ヘッダから検出したノード番号(N=2)は記憶してい
る隣接ノード番号(1)と一致しないので、任意の記憶
領域を指定する。ここでは例えば記憶領域4を指定す
る。書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受
けて書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッ
ファメモリ1001の記憶領域4に書き込ませる。
【0117】13.バッファII913の記憶領域4に
記憶されたパケットは今度は制御アドレスA2のときに
読み出され、スイッチ541のIN3からOUT4を通
って伝送路534へ出力される。
【0118】14.伝送路を通ってノード装置601の
分離挿入部II904に入力したパケットは、ヘッダ検
出部202でヘッダが検出され、検出したノード番号
(N=2)が記憶している自ノード番号(1)と一致し
ないので、ゲート202を開き且つゲート203と20
6を閉じてバッファII方向のみにそのパケットを出力
する。
【0119】15.分離挿入部II904のセレクタ2
04へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバ
ッファII914へ入力する。ヘッダ検出部1002は
ヘッダから検出したノード番号(N=2)が記憶してい
る隣接ノード番号(2)と一致しており、かつAビット
が0なので、ここがあて先に到達するまでの最後に経由
するスイッチ手段であることがわかり、指定チャネルで
スイッチ541から出力される様に検出した伝送チャネ
ル番号(T=5)と同じ番号の記憶領域を指定する。こ
こでは伝送チャネル番号は5なので記憶領域5に記憶さ
せる。
【0120】16.バッファII914の記憶領域5に
記憶されたパケットは今度は制御アドレスA2のときに
読み出され、スイッチ541のIN4からOUT5を通
って伝送路535へ出力される。
【0121】17.伝送路を通ってノード装置602の
分離挿入部II905に入力したパケットは、ヘッダ検
出部202でヘッダが検出され、検出したノード番号
(N=2)が記憶している自ノード番号(1)と一致し
且つAビットが0なので、ゲート203を開き且つゲー
ト202と206を閉じて端末方向のみにそのパケット
を出力する。
【0122】18.分離挿入部II905から端末方向
へ出力されたパケットは、サブ伝送路を通って端末62
5へ送られ受信される。
【0123】この場合の伝送帯域を「発明が解決しよう
としている課題」の項と同じ条件、つまり伝送路1本あ
たりの伝送帯域をTbps、端末とノード装置間のサブ
伝送路の伝送帯域も同じくTbpsとして計算してみる
と、上記1.〜18.の全経路で通信速度がTbpsで
あることがわかる。従って端末612から端末625へ
の通信の通信帯域はTbpsとなる。
【0124】このように、隣接する下流のノード装置に
接続された端末にパケットを送信する場合には、リング
状ネットワークを1周させるようなルートを通るように
するようにしている。そのことにより、送信端末が繋が
るノード装置から並列伝送路の任意の伝送路を通って下
流のノード装置にパケットを送ることが可能になり、従
って通信帯域が狭くなるという問題を解決している。
【0125】そのような周回経路を可能にするために、
隣接する下流のノード装置に接続された端末にパケット
を送信する場合には、そのパケットのヘッダに非分離ビ
ットを設定して、任意の伝送チャネルを通して下流のノ
ード装置に送り出し、そのパケットを受け取った下流の
ノード装置では、宛先端末に分離することをせず非分離
ビットを無効にしてさらに次のノード装置に送り出す。
このような処理により、最初にパケットが到着したとき
には分離せず、リング状ネットワークを1周回った次の
到着時に分離することが可能となる。
【0126】すなわち、ここで重要なのは、1回しかス
イッチ手段を経由せずに宛先に到達してしまうような通
信を禁止する点にある。1回しかスイッチ手段を経由し
ないということは、そのスイッチ手段において、信号が
入力されるチャネルからの信号を信号の宛先が接続され
るチャネルで出力できる帯域によって、該通信の帯域が
制限されてしまうからである。
【0127】1回しかスイッチ手段を経由しなくても宛
先に到達できる信号を、1回しかスイッチ手段を経由せ
ずに宛先に到達してしまう通信を禁止したネットワーク
において実現する為には、該信号が2回以上スイッチ手
段を経由して宛先に到達するように構成すればよいので
ある。
【0128】信号が2回以上スイッチ手段を経由して宛
先に到達するようにする為には、該信号が2回以上スイ
ッチ手段を経由したか否かが判別できる情報を信号に与
える手段を設ければよい。
【0129】この手段の設けかたは様々に考えられる。
例えば、スイッチ手段を経由するごとに経由回数を示す
情報を書き換えていく構成や、最初にスイッチ手段を経
由する時点でスイッチ手段を経由したことを示す情報を
書き込む構成や、予めスイッチ手段で中継する回数を信
号に指定しておき、スイッチ手段においては、その中継
回数を参照するとともに、該中継回数を指定する情報を
減算して残りの中継回数を示すように書き換えたり、中
継したことを示す情報を書き加えて残りの中継回数を判
別できるようにしたりする構成である。上記いずれの構
成においても、1回しかスイッチ手段を経由せずに宛先
に到達できる信号であっても、該スイッチでは、該信号
を宛先が接続されるチャネルで出力されるようには制御
せず、該スイッチでは任意のチャネルで出力されるよう
にすることにより、上記した帯域の制限を低減できるの
である。
【0130】本実施形態では、分離挿入部II(ヘッダ
検出部201、ゲート202、ゲート203、ゲート206、ヘッダ
書き換え部207)には、スイッチ手段であるセレクタを少
なくとも1回経由したパケットが入力されるようになっ
ている。また本実施形態では、スイッチ手段において
は、まだスイッチ手段を経由していないパケットは任意
のチャネルで出力し、既にスイッチ手段を経由したパケ
ットであり、かつ自スイッチ手段が宛先の分離手段に到
達するまでの最後のスイッチ手段である時には、該宛先
の端末(が接続される分離挿入部II)が接続されるチャ
ネルで該パケットを出力するように構成されている。ま
た本実施形態においては、まだ一度もスイッチ手段を経
由していないことを示す情報である非分離ビット1をつ
けられてネットワークに入力されたパケットは、一度ス
イッチ手段を経由した後入力される分離挿入部IIのヘ
ッダ書き換え部を経由することにより、既に一度スイッ
チ手段を経由している、もしくは分離してもよいことを
示す情報である非分離ビット0を与えられる。ここで理
解されたいのは、上述したように、分離挿入部IIには
スイッチ手段から出力されるパケットが入力されるの
で、一度もスイッチ手段を経由していないことを示す情
報である非分離ビット1が与えられたパケットが分離挿
入II部に入力されたということは、該パケットは1回
スイッチ手段を経由したパケットということであり、既
に一度スイッチ手段を経由していることを示す情報であ
る非分離ビット0が与えられたパケットが分離挿入部I
Iに入力されたということは、該パケットは既に2回以
上スイッチ手段を経由したパケットということになる点
である。
【0131】(実施形態2)本発明の第2の実施例につ
いて説明する。図11は本実施例におけるノード装置の
構成図であり、実施例1でスイッチ541に空間分割型
のスイッチを用い、伝送路としてリボンファイバなどの
空間分割並列多重伝送路を用いたのに対し、本実施例で
は波長多重を用いて1本の光ファイバに信号を多重し、
対向する2つのノード装置間で交換を行う例を示す。
【0132】図11において1101〜1108は波長
可変送信部であり、レーザダイオードの注入電流を制御
することにより入力信号を任意の波長の光信号に変換し
て出力する光送信器である。1109は、波長制御部で
あり、波長可変送信部1101〜1108を図4の波長
制御パターンに従ってそれぞれの送信波長を任意の波長
に設定するものである。例えば、制御アドレスA1〜A
8を順次周期的に変更することで、波長可変送信部11
01の入力端IN1に入力した信号を波長λ1の光信号
に変換し、次の周期で波長λ2の光信号に変換し、さら
に波長λ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ8と順次変更
する。波長可変送信部1102も同様に入力端IN2に
入力した信号を波長λ2,λ3,λ4,λ5,λ6,λ
7,λ8,λ1の順番で繰り返し上記波長の光信号に変
換する。他の波長可変送信部1103〜1108も同様
である。波長変更の周期は例えばパケット長の整数倍に
設定される。つまり数パケット単位に送信波長が繰り返
し変更させることになる。また、使用する波長制御パタ
ーンは図4に限ったものではないが、複数の波長可変送
信部が同時に同じ波長で送信しない波長制御パターンを
用いる。1121は合波器であり、各波長可変送信部か
ら出力された光信号を1本の光ファイバに集光し、外部
光ファイバ伝送路へ出力する。1122は分波器であ
り、外部光ファイバ伝送路から送られてきた波長λ1〜
λ8の光信号をそれぞれの波長に分離する。1111〜
1118は光受信部であり、分波器1122で分離され
た波長λ1〜λ8の光信号を電気信号に変換するもので
ある。ノード装置の他の部分は実施例1と同様であり、
同じ部分は同一番号で記してある。
【0133】本実施例におけるノード装置を用いた図6
に示すネットワークにおいて、まず1対1通信の動作に
ついて述べる。仮に端末612(自ノード番号:1、伝
送チャネル番号:2)から端末635(自ノード番号:
3、伝送チャネル番号:5)へ信号を伝送する場合につ
いて説明する。
【0134】1.まず端末612ではパケットのヘッダ
に受信端末635の端末番号(例えばN=3、T=5)
とAビットに0を記載して送出し、そのパケットはサブ
伝送路を通ってノード装置601の分離挿入部II90
2へ入力する。
【0135】2.分離挿入部II902のセレクタ20
4では、端末からのパケットを伝送路からのパケット流
のすき間に挿入し、そのパケット流をバッファII91
2へ送出する。
【0136】3.バッファII912のヘッダ検出部1
002は、入力したパケットのヘッダを検出する。検出
したノード番号(N=3)は記憶している隣接ノード番
号(2)と一致しないので、任意の記憶領域を指定す
る。ここでは例えば記憶領域1を指定する。書き込みア
ドレスカウンタ1003はその情報を受けて書き込みア
ドレスを発生させ、そのパケットをバッファメモリ10
01の記憶領域1に書き込ませる。
【0137】4.波長制御部1109はこのとき図4の
波長制御パターンに従い制御アドレスA1〜A8を一定
周期に巡回させるごとく制御し、その制御アドレスをバ
ッファ制御部543へ通知している。バッファ制御部5
43は、制御アドレスA8のときにバッファII912
の記憶領域1から読み出すように制御すると、そのパケ
ットは波長可変送信部1102の入力端IN2から入力
され波長λ1の光信号に変換されて合波器1121を通
って光ファイバ伝送路605へ出力される。
【0138】5.伝送路を伝送されたパケットはノード
装置602の分波器1122で波長λ1の出力端から出
力され、光受信部1111で電気信号に変換されて分離
挿入部II901へ出力される。分離挿入部II901
では、ヘッダ検出部202においてパケットのヘッダが
検出される。検出したノード番号(N=3)は記憶して
いる自ノード番号(2)と一致しないので、ゲート20
2を開きゲート203と206を閉じてセレクタ204
へそのパケットを出力する。
【0139】6.分離挿入部II901のセレクタ20
4へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバッ
ファII911へ入力する。ヘッダ検出部1002はヘ
ッダから検出したノード番号(N=3)が記憶している
隣接ノード番号(3)と一致しているので、検出した伝
送チャネル番号(T=5)と同じ番号の記憶領域を指定
する。ここでは伝送チャネル番号は5なので記憶領域5
に記憶させる。
【0140】7.バッファII911の記憶領域5に記
憶されたパケットは今度は制御アドレスA5のときに読
み出され、このとき波長可変送信部1101は送信波長
が波長λ5に設定されているので、波長λ5の光信号に
変換されて光ファイバ伝送路606へ出力される。
【0141】8.伝送路を通ってノード装置603に入
力した光信号は分波器1122の波長λ5の出力端から
出力されて光受信部1115で電気信号に変換される。
分離挿入部II901では、ヘッダ検出部202でヘッ
ダが検出され、検出したノード番号(N=3)が記憶し
ている自ノード番号(3)と一致し且つAビットが0な
ので、ゲート203を開き且つゲート202と206を
閉じて端末方向のみにそのパケットを出力する。
【0142】9.分離挿入部II905から端末方向へ
出力されたパケットは、サブ伝送路を通って端末635
へ送られ受信される。
【0143】次に隣接する下流のノード装置に繋がる端
末との通信の動作について述べる。仮に端末612(自
ノード番号:1、伝送チャネル番号:2)から端末62
5(自ノード番号:2、伝送チャネル番号:5)へ信号
を伝送する場合について説明する。
【0144】1.まず端末612ではパケットのヘッダ
に受信端末625の端末番号(例えばN=2、T=5)
とAビットに1を記載して送出し、そのパケットはサブ
伝送路を通ってノード装置601の分離挿入部II90
2へ入力する。
【0145】2.分離挿入部II902のセレクタ20
4では、端末からのパケットを伝送路からのパケット流
のすき間に挿入し、そのパケット流をバッファII91
2へ送出する。
【0146】3.バッファII912のヘッダ検出部1
002は、入力したパケットのヘッダを検出する。非分
離ビット(A)(A=1)が検出されたので、任意の記
憶領域を指定する。ここでは例えば記憶領域1を指定す
る。書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受
けて書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッ
ファメモリ1001の記憶領域1に書き込ませる。
【0147】4.波長制御部1109はこのとき図4の
波長制御パターンに従い制御アドレスA1〜A8を一定
周期に巡回させるごとく制御し、その制御アドレスをバ
ッファ制御部543へ通知している。バッファ制御部5
43は、制御アドレスA8のときにバッファII912
の記憶領域1から読み出すように制御すると、そのパケ
ットは波長可変送信部1102の入力端IN2から入力
され波長λ1の光信号に変換されて合波器1121を通
って光ファイバ伝送路605へ出力される。
【0148】5.伝送路を伝送されたパケットはノード
装置602の分波器1122で波長λ1の出力端から出
力され、光受信部1111で電気信号に変換されて分離
挿入部II901へ出力される。分離挿入部II901
では、ヘッダ検出部202においてパケットのヘッダが
検出される。検出したノード番号(N=2)は記憶して
いる自ノード番号(2)と一致し且つAビットが1なの
で、ゲート206を開きゲート202と203を閉じ
て、ヘッダ書き換え部207でヘッダの非分離ビット
(A)を0に書き換えた後、セレクタ204へそのパケ
ットを出力する。
【0149】6.分離挿入部II901のセレクタ20
4へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバッ
ファII911へ入力する。ヘッダ検出部1002はヘ
ッダから検出したノード番号(N=2)は記憶している
隣接ノード番号(3)と一致しないので、任意の記憶領
域を指定する。ここでは例えば記憶領域2を指定する。
書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受けて
書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッファ
メモリ1001の記憶領域2に書き込ませる。
【0150】7.波長制御部1109はこのとき図4の
波長制御パターンに従い制御アドレスA1〜A8を一定
周期に巡回させるごとく制御し、その制御アドレスをバ
ッファ制御部543へ通知している。バッファ制御部5
43は、制御アドレスA2のときにバッファII912
の記憶領域2から読み出すように制御すると、そのパケ
ットは波長可変送信部1101の入力端IN1から入力
され波長λ2の光信号に変換されて合波器1121を通
って光ファイバ伝送路606へ出力される。
【0151】8.伝送路を伝送されたパケットはノード
装置603の分波器1122で波長λ2の出力端から出
力され、光受信部1112で電気信号に変換されて分離
挿入部II902へ出力される。分離挿入II902で
は、ヘッダ検出部202でヘッダが検出され、検出した
ノード番号(N=2)は記憶している自ノード番号
(3)と一致しないので、ゲート202を開き且つ20
3と206を閉じてバッファII方向のみにそのパケッ
トを出力する。
【0152】9.分離挿入部II902のセレクタ20
4へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバッ
ファII912へ入力する。ヘッダ検出部1002はヘ
ッダから検出したノード番号(N=2)は記憶している
隣接ノード番号(4)と一致しないので、任意の記憶領
域を指定する。ここでは例えば記憶領域3を指定する。
書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受けて
書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッファ
メモリ1001の記憶領域3に書き込ませる。
【0153】10.波長制御部1109はこのとき図4
の波長制御パターンに従い制御アドレスA1〜A8を一
定周期に巡回させるごとく制御し、その制御アドレスを
バッファ制御部543へ通知している。バッファ制御部
543は、制御アドレスA2のときにバッファII91
2の記憶領域3から読み出すように制御すると、そのパ
ケットは波長可変送信部1102の入力端IN2から入
力され波長λ3の光信号に変換されて合波器1121を
通って光ファイバ伝送路607へ出力される。
【0154】11.伝送路を伝送されたパケットはノー
ド装置604の分波器1122で波長λ3の出力端から
出力され、光受信部1113で電気信号に変換されて分
離挿入部II903へ出力される。分離挿入部II90
3では、検出したノード番号(N=2)が記憶している
自ノード番号(4)と一致しないので、ゲート202を
開き且つ203と206を閉じてバッファII方向のみ
にそのパケットを出力する。
【0155】12.分離挿入部II903のセレクタ2
04へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバ
ッファII913へ入力する。ヘッダ検出部1002は
ヘッダから検出したノード番号(N=2)は記憶してい
る隣接ノード番号(1)と一致しないので、任意の記憶
領域を指定する。ここでは例えば記憶領域4を指定す
る。書き込みアドレスカウンタ1003はその情報を受
けて書き込みアドレスを発生させ、そのパケットをバッ
ファメモリ1001の記憶領域4に書き込ませる。
【0156】13.波長制御部1109はこのとき図4
の波長制御パターンに従い制御アドレスA1〜A8を一
定周期に巡回させるごとく制御し、その制御アドレスを
バッファ制御部543へ通知している。バッファ制御部
543は、制御アドレスA2のときにバッファII91
2の記憶領域4から読み出すように制御すると、そのパ
ケットは波長可変送信部1103の入力端IN3から入
力され波長λ4の光信号に変換されて合波器1121を
通って光ファイバ伝送路608へ出力される。
【0157】14.伝送路を伝送されたパケットはノー
ド装置601の分波器1122で波長λ4の出力端から
出力され、光受信部1114で電気信号に変換されて分
離挿入部II904へ出力される。分離挿入部II90
4では、検出したノード番号(N=2)が記憶している
自ノード番号(1)と一致しないので、ゲート202を
開き且つ203と206を閉じてバッファII方向のみ
にそのパケットを出力する。
【0158】15.分離挿入部II903のセレクタ2
04へ出力されたパケットは、セレクタ204を通りバ
ッファII914へ入力する。ヘッダ検出部1002は
ヘッダから検出したノード番号(N=2)が記憶してい
る隣接ノード番号(2)と一致しているので、検出した
伝送チャネル番号(T=5)と同じ番号の記憶領域を指
定する。ここでは伝送チャネル番号は5なので記憶領域
5に記憶させる。
【0159】16.波長制御部1109はこのとき図4
の波長制御パターンに従い制御アドレスA1〜A8を一
定周期に巡回させるごとく制御し、その制御アドレスを
バッファ制御部543へ通知している。バッファ制御部
543は、制御アドレスA2のときにバッファII91
2の記憶領域5から読み出すように制御すると、そのパ
ケットは波長可変送信部1104の入力端IN4から入
力され波長λ5の光信号に変換されて合波器1121を
通って光ファイバ伝送路605へ出力される。
【0160】17.伝送路を伝送されたパケットはノー
ド装置601の分波器1122で波長λ5の出力端から
出力され、光受信部1115で電気信号に変換されて分
離挿入部II905へ出力される。分離挿入部II90
5では、検出したノード番号(N=2)が記憶している
自ノード番号(1)と一致し且つAビットが0なので、
ゲート203を開き且つゲート202とと206を閉じ
て端末方向のみにそのパケットを出力する。
【0161】18.分離挿入部II905から端末方向
へ出力されたパケットは、サブ伝送路を通って端末62
5へ送られ受信される。
【0162】この場合でも伝送帯域を「発明が解決しよ
うとしている課題」の項と同じ条件、つまり伝送路1本
あたりの伝送帯域をTbps、端末とノード装置間のサ
ブ伝送路の伝送帯域も同じくTbpsとして計算してみ
ると、上記1.〜18.の全経路で通信速度がTbps
であることがわかる。従って端末612から端末625
への通信への通信帯域はTbpsとなる。
【0163】(実施形態3)続いて本発明の第3の実施
例について説明する。
【0164】これまでに述べた第1及び第2の実施例で
は、通信を行う各端末が図1に示すヘッダを持つセルを
出力することにより、「隣接する下流のノード装置に接
続された端末への通信の場合、隣接する下流のノード装
置以外のノード装置に接続された端末への通信に比較し
て通信帯域が減少するという問題」を解決する通信を行
うことを可能にしていた。
【0165】しかしながら、図1に示すようなヘッダを
持つセルを端末から出力するということは、端末に装備
するNIC(Network Interface C
ard)に制限を加えることにもなる。つまり、市販さ
れている一般的なNIC(例えばATM用のNIC)な
どが上述の実施例では使えない可能性も出てくる。その
ことを回避するための方法を本実施例に示す。
【0166】本実施例のノードの構成を図12に示す。
図12では図9に対して、各分離挿入部とそれに繋がる
各端末(市販のINCを装備)との間にヘッダ変換手段
1201〜1208を設けた構成になっている。また、
図12に示された番号は図9と同じものを示している。
ヘッダ変換手段1201〜1208では、市販のNIC
から出力できるようなヘッダフォーマットから図1のヘ
ッダフォーマットへの変換、並びにその逆の変換を行
う。そのために必要となる変換用のテーブル(ヘッダ変
換テーブルと呼ぶ)を持つ。
【0167】また、本実施例のネットワーク構成を図1
3に示す。図13ではネットワーク内に少なくとも1つ
の呼受け付け及びヘッダ変換手段制御モジュールを設け
ている。図13に示された番号は図6と同じものを示し
ている。
【0168】呼受け付け及びヘッダ変換手段制御モジュ
ールを設ける場所は、ネットワーク内で特に指定されな
いが、以下に示すように、端末とある決まったプロトコ
ルに従って予備通信を行うので、その予備通信が実行で
きるところであればよい。また、各ノードにあるヘッダ
変換手段に対しても以下に示すような制御を行うので、
その制御が可能なところであればよい。例えば、ある端
末上に呼受け付け及びヘッダ変換手段制御モジュールが
あってよいし、あるいはノード装置上にあってもよい。
【0169】本実施例において、呼受け付け及びヘッダ
変換手段制御モジュールは、予め決められた手順(予備
通信プロトコル)で各端末と情報をやり取りすることが
できる。具体的には以下の手順で情報の交換を行う。 1.端末は通信(実通信)を行う前に、呼受け付け及び
ヘッダ変換手段制御モジュールに対し、その実通信の差
出端末(自端末)情報並びに宛先端末情報を予備通信プ
ロトコルで伝える。 2.呼受け付け及びヘッダ変換手段制御モジュールは、
得られた差出端末情報と宛先端末情報からその実通信に
用いるべきヘッダを算出し、上記端末に伝える。このと
きのヘッダは市販のNICで設定可能なヘッダとする。 3.端末は呼受け付け及びヘッダ変換手段制御モジュー
ルから得たヘッダをパケットに付加して実通信を行う。
【0170】また本実施例において、呼受け付け及びヘ
ッダ変換手段制御モジュールは、上記の差出端末情報並
びに宛先端末情報をもとに、以下のことを行う。 1.差出端末と接続しているヘッダ変換手段1201〜
1208のヘッダ変換テーブルに対して、上記の予備通
信プロトコルで端末に伝えたヘッダフォーマットから図
1のヘッダフォーマットへの変換を行うようにヘッダ変
換テーブルを設定する。 2.宛先端末と接続しているヘッダ変換手段1201〜
1208のヘッダ変換テーブルに対して、図1のヘッダ
フォーマットから市販のNICで受信できるようなヘッ
ダフォーマットへの変換を行うようにヘッダ変換テーブ
ルを設定する。
【0171】このような処理を実通信の前に行うことに
より、市販のNICを装備した端末でも本発明による通
信を行うことが可能となる。この処理の後の実通信の手
順は実施例1に示した手順において、差出端末からノー
ド装置へ送られるパケット(ヘッダは上記予備通信で指
定されたヘッダ)が、その端末と繋がったヘッダ変換手
段において、図1のフォーマットのヘッダにヘッダ変換
される点と、ノード装置から宛先端末へ送られるパケッ
ト(ヘッダは図1のフォーマット)が、その端末と繋が
ったヘッダ変換手段において、市販のNICで受信でき
るようなヘッダにヘッダ変換される点が付加されるだけ
で後は同じなので省略する。
【0172】また、実施例2に示したノード装置(図1
1)に対しても図14のようにヘッダ変換手段1201
〜1208を付加することにより上記と同じことが可能
となる。
【0173】以上のように、本実施例によれば、本発明
における通信を行うノード装置に接続する端末に、本発
明の通信を行うためのヘッダフォーマットを有するパケ
ットを送受する機能を持たせなくても良くなる。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、2回
以上スイッチ手段を経由した上で、宛先に到達するよう
に制御することにより、1回しかスイッチ手段を経由せ
ずに到達できる宛先への帯域が狭くなってしまうという
点を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のネットワークに用いるパケッ
トの構成を示す図である。
【図2】実施形態1のノード装置の分離挿入部IIの内
部構成を示す図である。
【図3】従来のノード装置のバッファの内部構成を示す
図である。
【図4】バッファ及びスイッチの制御法則を示す図であ
る。
【図5】従来のノード装置の構成を示す図である。
【図6】ネットワークの構成を示す図である。
【図7】ネットワークの通信原理を示す図である。
【図8】従来のノード装置の参考例の分離挿入部の内部
構成を示す図である。
【図9】実施形態1のノード装置の構成を示す図であ
る。
【図10】実施形態1のバッファIIの構成を示す図で
ある。
【図11】実施形態2のノード装置の構成を示す図であ
る。
【図12】実施形態3のノード装置の構成を示す図であ
る。
【図13】実施形態3のネットワークの構成を示す図で
ある。
【図14】実施形態3のノード装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
500 ノード装置 521〜528,531〜538 並列多重伝送路 541 スイッチ 542 スイッチ制御部 543 バッファ制御部 551〜558 端末 901〜908 分離挿入部II 911〜918 バッファII1

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列な複数のチャネルと、該複数のチャ
    ネルに接続され、各チャネルで入力された信号を前記複
    数のチャネルのうちのいずれかのチャネルで出力できる
    スイッチ手段と、前記複数のチャネルに接続される端末
    とを有しており、前記複数のチャネルは前記スイッチ手
    段を介してリング型に構成されている通信ネットワーク
    であって、 該通信ネットワークに入力され、前記チャネルを伝送さ
    れて宛先の端末に到達する信号が、該通信ネットワーク
    に入力された後、前記スイッチ手段を2回以上経由して
    宛先の端末に到達するように構成されていることを特徴
    とする通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記信号に、スイッチ手段を経由した回
    数が2回以上であるか否かを判別できる情報を与える手
    段を有する請求項1に記載の通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段は、この通信ネットワ
    ークに入力された後、該スイッチ手段を1回経由して宛
    先の端末に到達できる信号を、前記複数のチャネルのう
    ちのいずれか任意のチャネルで出力するものである請求
    項1もしくは2に記載の通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ手段は、1回以上他のスイ
    ッチ手段もしくは自スイッチ手段を経由し、あと1回自
    スイッチ手段を経由すると宛先の端末に到達できる信号
    を、前記複数のチャネルのうち、該宛先の端末が接続さ
    れるチャネルで出力するものである請求項1乃至3いず
    れかに記載の通信ネットワーク。
  5. 【請求項5】 前記端末は前記チャネルに分離手段を介
    して接続されており、該分離手段は、自分離手段が接続
    されるチャネルで伝送されてきた信号のうち、端末に出
    力すべき信号を分離して端末に出力するものである請求
    項1乃至4いずれかに記載の通信ネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記端末は前記チャネルに分離手段を介
    して接続されており、該分離手段は、前記情報を判別す
    る手段を有しており、自分離手段が接続されるチャネル
    で伝送されてきた信号のうち、スイッチ手段を2回以上
    経由した信号であり、かつ端末に出力すべき信号を分離
    して端末に出力するものである請求項2に記載の通信ネ
    ットワーク。
  7. 【請求項7】 前記端末は前記チャネルに分離手段を介
    して接続されており、該分離手段は、前記信号にスイッ
    チ手段を経由した回数が2回以上であるか否かを判別で
    きる情報を与える手段を有しており、自分離手段が接続
    されるチャネルで伝送されてきた信号のうち、端末に出
    力すべき信号を分離して端末に出力するものである請求
    項5もしくは6に記載の通信ネットワーク。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ手段は、前記複数のチャネ
    ルから入力される信号をそれぞれ記憶して入力されたチ
    ャネル毎に別個に出力するバッファと、該バッファの前
    記入力されたチャネル毎の出力と、前記スイッチ手段が
    信号を出力する前記複数のチャネルとの接続を切り換え
    るスイッチとを有している請求項1乃至7いずれかに記
    載の通信ネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記スイッチは、前記入力されたチャネ
    ル毎の出力それぞれに対応して設けられた出力チャネル
    可変送信部を有しており、該出力チャネル可変送信部を
    制御して、出力するチャネルを切り換えることにより、
    前記入力されたチャネル毎の出力と、出力するチャネル
    との接続を切り換えるものである請求項8に記載の通信
    ネットワーク。
  10. 【請求項10】 前記入力されたチャネル毎の出力と、
    出力チャネルの切り換えは、所定のパターンに従い、か
    つ前記入力されたチャネル毎の出力の複数が同時に同じ
    出力チャネルに接続されないように行う請求項8もしく
    は9に記載の通信ネットワーク。
  11. 【請求項11】 前記チャネルに信号を挿入する挿入手
    段を設けた請求項1乃至10いずれかに記載の通信ネッ
    トワーク。
  12. 【請求項12】 前記スイッチ手段と前記分離手段を内
    部に設けたノード装置を有する請求項5乃至7いずれか
    に記載の通信ネットワーク。
  13. 【請求項13】 前記ノード装置内に、前記チャネルに
    信号を挿入する挿入手段を設けた請求項12に記載の通
    信ネットワーク。
  14. 【請求項14】 前記情報は、前記端末により前記信号
    に与えられるものである請求項2に記載の通信ネットワ
    ーク。
  15. 【請求項15】 前記情報は、前記端末より出力された
    信号を、所定のフォーマットに変換することにより与え
    られるものである請求項2に記載の通信ネットワーク。
  16. 【請求項16】 複数の端末を接続する為の複数のノー
    ド装置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続した
    通信ネットワークであって、 前記並列なチャネル間でのパケットの乗り換えを行うス
    イッチ手段を少なくとも2箇所に設けており、隣接する
    下流のノード装置に接続された受信端末と通信する場合
    に、送信端末から送信された送信パケットが、前記リン
    グ状に接続された通信ネットワークを少なくとも1周以
    上周回してから受信端末に伝送されるように構成したこ
    とを特徴とする通信ネットワーク。
  17. 【請求項17】 複数の端末を接続する為の複数のノー
    ド装置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続した
    通信ネットワークであって、 前記ノード装置は、 前記複数のチャネルを伝送されてくるパケットから、接
    続される端末に出力すべきパケットを分離する分離手段
    と、 前記複数のチャネルで入力されるパケットをスイッチン
    グして、前記複数のチャネルのうちのいずれかで出力す
    るスイッチ手段と、 前記分離手段が、入力されるパケットが自ノード装置も
    しくは他のノード装置の前記スイッチ手段を経由した回
    数が2回以上であるか否かを判別できる情報を、パケッ
    トに与える手段とを有していることを特徴とする通信ネ
    ットワーク。
  18. 【請求項18】 請求項12もしくは13いずれかに記
    載の通信ネットワークにおいて用いるノード装置であっ
    て、前記スイッチ手段と前記分離手段、もしくは前記ス
    イッチ手段と前記分離手段と前記挿入手段を内部に設け
    たことを特徴とするノード装置。
  19. 【請求項19】 並列な複数のチャネルと、該複数のチ
    ャネルに接続され、各チャネルで入力された信号を前記
    複数のチャネルのうちのいずれかのチャネルで出力でき
    るスイッチ手段と、前記複数のチャネルに接続される端
    末とを有しており、前記複数のチャネルは前記スイッチ
    手段を介してリング型に構成されている通信ネットワー
    クにおける信号の伝送制御方法であって、 該通信ネットワークに入力され、前記チャネルを伝送さ
    れて宛先の端末に到達する信号が、該通信ネットワーク
    に入力された後、前記スイッチ手段を2回以上経由して
    宛先の端末に到達するように制御することを特徴とする
    伝送制御方法。
  20. 【請求項20】 前記信号に、スイッチ手段を経由した
    回数が2回以上であるか否かを判別できる情報を与える
    ステップを有する請求項19に記載の伝送制御方法。
  21. 【請求項21】 前記スイッチ手段は、この通信ネット
    ワークに入力された後、該スイッチ手段を1回経由して
    宛先の端末に到達できる信号を、前記複数のチャネルの
    うちのいずれか任意のチャネルで出力する請求項19も
    しくは20に記載の伝送制御方法。
  22. 【請求項22】 前記スイッチ手段は、1回以上他のス
    イッチ手段もしくは自スイッチ手段を経由し、あと1回
    自スイッチ手段を経由すると宛先の端末に到達できる信
    号を、前記複数のチャネルのうち、該宛先の端末が接続
    されるチャネルで出力する請求項19乃至21いずれか
    に記載の伝送制御方法。
  23. 【請求項23】 前記端末は前記チャネルに分離手段を
    介して接続されており、該分離手段は、自分離手段が接
    続されるチャネルで伝送されてきた信号のうち、端末に
    出力すべき信号を分離して端末に出力する請求項19乃
    至22いずれかに記載の伝送制御方法。
  24. 【請求項24】 前記端末は前記チャネルに分離手段を
    介して接続されており、該分離手段は、前記情報を判別
    して、自分離手段が接続されるチャネルで伝送されてき
    た信号のうち、スイッチ手段を2回以上経由した信号で
    あり、かつ端末に出力すべき信号を分離して端末に出力
    する請求項20に記載の伝送制御方法。
  25. 【請求項25】 前記スイッチ手段は、前記複数のチャ
    ネルから入力される信号をそれぞれ記憶して入力された
    チャネル毎に別個に出力するバッファと、該バッファの
    前記入力されたチャネル毎の出力と、前記スイッチ手段
    が信号を出力する前記複数のチャネルとの接続を切り換
    えるスイッチとを有しており、前記入力されたチャネル
    毎の出力と、複数のチャネルとの接続の切り換えを所定
    のパターンに従い、かつ前記入力されたチャネル毎の出
    力の複数が同時に同じ出力チャネルに接続されないよう
    に行う請求項21乃至29いずれかに記載の伝送制御方
    法。
  26. 【請求項26】 前記通信ネットワークへの信号の入力
    は、前記チャネルに設けた挿入部において信号を前記チ
    ャネルに挿入することによって行う請求項19乃至25
    いずれかに記載の伝送制御方法。
  27. 【請求項27】 前記情報は、前記端末により前記信号
    に与えられるものである請求項20に記載の通信ネット
    ワーク。
  28. 【請求項28】 前記信号は、前記端末より出力された
    信号を、所定のフォーマットに変換することにより与え
    られるものである請求項20に記載の通信ネットワー
    ク。
  29. 【請求項29】 複数の端末を接続する為の複数のノー
    ド装置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続し、
    前記並列な複数のチャネル間でのパケットの乗り換えを
    行うスイッチ手段を少なくとも2箇所に設けた通信ネッ
    トワークにおけるパケットの伝送制御方法であって、 隣接する下流のノード装置に接続された受信端末と通信
    する場合に、送信端末から送信された送信パケットが、
    前記リング状に接続された通信ネットワークを少なくと
    も1周以上周回してから受信端末に伝送されるように制
    御することを特徴とする伝送制御方法。
  30. 【請求項30】 複数の端末を接続する為の複数のノー
    ド装置を、並列な複数のチャネルでリング状に接続した
    通信ネットワークにおけるパケットの伝送制御方法であ
    って、 送信端末から送信された送信パケットが入力される第1
    のノード装置において、隣接する下流の第2のノード装
    置に接続された受信端末に該パケットを伝送する場合
    に、該パケットを前記複数のチャネルのうちの任意のチ
    ャネルで出力し、該出力したパケットが前記第1のノー
    ド装置に入力された後、該第1のノード装置から前記複
    数のチャネルのうちの前記第2のノード装置において前
    記受信端末が接続されるチャネルで出力することを特徴
    とする伝送制御方法。
  31. 【請求項31】 複数の端末装置を接続する為の複数の
    ノード装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状
    に接続した通信ネットワークにおいて用いるノード装置
    において、 前記複数のチャネルを伝送されてくるパケットを受信す
    る受信手段と、 前記複数のチャネルで入力されるパケットをスイッチン
    グして、前記複数のチャネルのうちのいずれかに出力す
    るスイッチ手段と、 前記受信手段により受信されたパケットが自ノード装置
    もしくは他のノード装置の前記スイッチ手段を経由した
    回数が2回以上であるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段による判別に応じて、前記ノード装置に接
    続される端末装置あるいは他のノード装置に前記パケッ
    トを送信する送信手段を有することを特徴とするノード
    装置。
  32. 【請求項32】 前記判別手段は、前記受信手段により
    受信されたパケットが自ノード装置に接続される端末装
    置宛てに送信されたパケットか否かも判別することを特
    徴とする請求項31に記載のノード装置。
  33. 【請求項33】 前記ノード装置は、前記パケットに前
    記スイッチ手段を経由した回数が2回以上であるか否か
    を示す情報を付加する情報付加手段を有することを特徴
    とする請求項31に記載のノード装置。
  34. 【請求項34】 前記スイッチ手段は、複数の入力端と
    複数の出力端を有し、 各入力端が同時に同じ出力端に接続しないような所定の
    パターンに従って前記入力端と出力端を接続することを
    特徴とする請求項31に記載のノード装置。
  35. 【請求項35】 前記ノード装置は、前記端末装置が送
    信したパケットを前記判別手段による判別ができるよう
    な所定のフォーマットに変換する変換手段を有すること
    を特徴とする請求項31に記載のノード装置。
  36. 【請求項36】 複数の端末装置を接続する為の複数の
    ノード装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状
    に接続した通信ネットワークにおいて用いる第1のノー
    ド装置において、 前記第1のノード装置に接続されている端末装置から伝
    送されてくるパケットを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたパケットの宛先が、前記
    第1のノード装置の下流に隣接する第2のノード装置に
    接続されている端末装置か否かを判別する判別手段と、 前記判別手段による判別に応じて、前記パケットを前記
    リング状の通信ネットワークを少なくとも一周させるよ
    うにして前記パケットを前記第2のノード装置に送信す
    る送信手段を有することを特徴とするノード装置。
  37. 【請求項37】 前記送信手段は、前記判別手段により
    前記パケットの宛先が前記第2のノード装置でないと判
    別された場合には、前記パケットを前記リング状の通信
    ネットワークを一周しないようにして送信することを特
    徴とする請求項36に記載のノード装置。
  38. 【請求項38】 前記ノード装置は、前記複数のチャネ
    ルに対応した複数の入力端と複数の出力端を有するスイ
    ッチ手段を有し、 前記スイッチ手段は、前記複数の入力端で入力されるパ
    ケットを、前記複数の出力端のうちのいずれかに切替え
    て出力し、各入力端が同時に同じ出力端に接続しないよ
    うな所定のパターンに従って前記入力端と出力端を接続
    することを特徴とする請求項36に記載のノード装置。
  39. 【請求項39】 複数の端末装置を接続する為の複数の
    ノード装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状
    に接続した通信ネットワークにおいて用いられ、前記複
    数のチャネルで入力されるパケットをスイッチングし
    て、前記複数のチャネルのうちのいずれかに出力するス
    イッチ手段を有するノード装置の制御方法において、 前記複数のチャネルを伝送されてくるパケットを受信さ
    せる受信工程と、 前記受信工程において受信されたパケットが自ノード装
    置もしくは他のノード装置の前記スイッチ手段を経由し
    た回数が2回以上であるか否かを判別する判別工程と、 前記判別工程における判別に応じて、前記ノード装置に
    接続される端末装置あるいは他のノード装置に前記パケ
    ットを送信させる送信工程を有することを特徴とするノ
    ード装置の制御方法。
  40. 【請求項40】 前記判別工程は、前記受信工程におい
    て受信されたパケットが自ノード装置に接続される端末
    装置宛てに送信されたパケットか否かも判別することを
    特徴とする請求項39に記載のノード装置の制御方法。
  41. 【請求項41】 前記ノード装置の制御方法は、前記パ
    ケットに前記スイッチ手段を経由した回数が2回以上で
    あるか否かを示す情報を付加する情報付加工程を有する
    ことを特徴とする請求項39に記載のノード装置の制御
    方法。
  42. 【請求項42】 前記スイッチ手段は、複数の入力端と
    複数の出力端を有し、 各入力端が同時に同じ出力端に接続しないような所定の
    パターンに従って前記入力端と出力端を接続することを
    特徴とする請求項39に記載のノード装置の制御方法。
  43. 【請求項43】 前記ノード装置の制御方法は、前記端
    末装置が送信したパケットを前記判別工程による判別が
    できるような所定のフォーマットに変換する変換工程を
    有することを特徴とする請求項39に記載のノード装置
    の制御方法。
  44. 【請求項44】 複数の端末装置を接続する為の複数の
    ノード装置を、並列な複数のチャネルを用いてリング状
    に接続した通信ネットワークにおいて用いる第1のノー
    ド装置の制御方法において、 前記第1のノード装置に接続されている端末装置から伝
    送されてくるパケットを受信させる受信工程と、 前記受信工程において受信されたパケットの宛先が、前
    記第1のノード装置の下流に隣接する第2のノード装置
    に接続されている端末装置か否かを判別する判別工程
    と、 前記判別工程における判別に応じて、前記パケットを前
    記リング状の通信ネットワークを少なくとも一周させる
    ようにして前記パケットを前記第2のノード装置に送信
    させる送信工程を有することを特徴とするノード装置の
    制御方法。
  45. 【請求項45】 前記送信工程は、前記判別工程におい
    て前記パケットの宛先が前記第2のノード装置でないと
    判別された場合には、前記パケットを前記リング状の通
    信ネットワークを一周しないようにして送信させること
    を特徴とする請求項44に記載のノード装置の制御方
    法。
  46. 【請求項46】 前記ノード装置は、前記複数のチャネ
    ルに対応した複数の入力端と複数の出力端を有するスイ
    ッチ手段を有し、 前記スイッチ手段は、前記複数の入力端で入力されるパ
    ケットを、前記複数の出力端のうちのいずれかに切替え
    て出力し、各入力端が同時に同じ出力端に接続しないよ
    うな所定のパターンに従って前記入力端と出力端を接続
    することを特徴とする請求項44に記載のノード装置の
    制御方法。
  47. 【請求項47】 複数の端末装置を接続する為の複数の
    ノード装置を並列な複数のチャネルを用いてリング状に
    接続した通信ネットワークにおいて用いられ、複数の入
    力端と複数の出力端を有し、各入力端が同時に同じ出力
    端に接続しないような所定のパターンに従って前記入力
    端と出力端を接続して前記複数のチャネルで入力される
    パケットを前記複数のチャネルのうちのいずれかに出力
    するスイッチ手段を有するノード装置において、 前記複数のチャネルを伝送されてくる制御情報を含むパ
    ケットを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたパケットの前記制御情報
    に基いて、前記受信手段により受信されたパケットを前
    記ノード装置に接続する端末装置に送信、もしくは、他
    のノード装置に送信するかを判断する判断手段と、 前記ノード装置に接続する端末装置から送信されたパケ
    ットを前記判断手段による判断が行えるように前記制御
    情報を含むパケットに変換する変換手段を有することを
    特徴とするノード装置。
  48. 【請求項48】 請求項47において、 前記変換手段は、前記ノード装置に接続する端末装置か
    ら送信されたパケットの宛先が前記ノード装置の下流に
    隣接するノード装置に接続する端末装置である場合に
    は、前記リング状の通信ネットワークを一周してから前
    記宛先の端末装置に到達するように前記ノード装置に接
    続する端末装置から送信されたパケットを変換すること
    を特徴とするノード装置。
  49. 【請求項49】 請求項47において、 前記変換手段は、前記ノード装置に接続する端末装置か
    ら送信されたパケットの宛先が前記ノード装置の下流に
    隣接するノード装置に接続する端末装置である場合に
    は、自ノード装置もしくは他のノード装置の前記スイッ
    チ手段を2回以上経由してから前記宛先の端末装置に到
    達するように前記ノード装置に接続する端末装置から送
    信されたパケットを変換することを特徴とするノード装
    置。
  50. 【請求項50】 請求項49において、 前記制御情報は、自ノード装置もしくは他のノード装置
    の前記スイッチ手段を経由した回数が2回以上であるか
    否かを示す情報を含むことを特徴とするノード装置。
  51. 【請求項51】 複数の端末装置を接続する為の複数の
    ノード装置を並列な複数のチャネルを用いてリング状に
    接続した通信ネットワークにおいて用いられ、複数の入
    力端と複数の出力端を有し、各入力端が同時に同じ出力
    端に接続しないような所定のパターンに従って前記入力
    端と出力端を接続して前記複数のチャネルで入力される
    パケットを前記複数のチャネルのうちのいずれかに出力
    するスイッチ手段を有するノード装置の制御方法におい
    て、 前記複数のチャネルを伝送されてくる制御情報を含むパ
    ケットを受信させる受信工程と、 前記受信工程において受信されたパケットの前記制御情
    報に基いて、前記受信工程において受信されたパケット
    を前記ノード装置に接続する端末装置に送信、もしく
    は、他のノード装置に送信するかを判断する判断工程
    と、 前記ノード装置に接続する端末装置から送信されたパケ
    ットを前記判断工程における判断が行えるように前記制
    御情報を含むパケットに変換する変換工程ことを特徴と
    するノード装置の制御方法。
  52. 【請求項52】 請求項51において、 前記変換工程は、前記ノード装置に接続する端末装置か
    ら送信されたパケットの宛先が前記ノード装置の下流に
    隣接するノード装置に接続する端末装置である場合に
    は、前記リング状の通信ネットワークを一周してから前
    記宛先の端末装置に到達するように前記ノード装置に接
    続する端末装置から送信されたパケットを変換すること
    を特徴とするノード装置の制御方法。
  53. 【請求項53】 請求項51において、 前記変換工程は、前記ノード装置に接続する端末装置か
    ら送信されたパケットの宛先が前記ノード装置の下流に
    隣接するノード装置に接続する端末装置である場合に
    は、自ノード装置もしくは他のノード装置の前記スイッ
    チ手段を2回以上経由してから前記宛先の端末装置に到
    達するように前記ノード装置に接続する端末装置から送
    信されたパケットを変換することを特徴とするノード装
    置の制御方法。
  54. 【請求項54】 請求項53において、 前記制御情報は、自ノード装置もしくは他のノード装置
    の前記スイッチ手段を経由した回数が2回以上であるか
    否かを示す情報を含むことを特徴とするノード装置の制
    御方法。
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