JPH1188525A - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
- Publication number
- JPH1188525A JPH1188525A JP9259302A JP25930297A JPH1188525A JP H1188525 A JPH1188525 A JP H1188525A JP 9259302 A JP9259302 A JP 9259302A JP 25930297 A JP25930297 A JP 25930297A JP H1188525 A JPH1188525 A JP H1188525A
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- JP
- Japan
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- automatic response
- automatic
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- call
- vehicle
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Navigation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両を運転中にかかってきた電話に対して運
転者の代わりに応答してくれるナビゲーション装置を提
供すること。 【解決手段】 ナビゲーションコントローラ1は、移動
体電話7にかかってきた電話に対して自動応答を行うた
めに、呼出・切断信号検出部52、自動応答制御部5
4、自動応答メモリ56、応答画像描画部58、音声再
生部60を含んで構成される。走行中にかかってきた電
話に対しては、自動応答制御部54が自動応答を行うと
ともに相手の音声を録音して自動応答メモリ56に格納
する。さらに、自動応答制御部54は、呼出信号の制御
データに含まれる発信元電話番号と自動応答メモリ56
に格納されている電話番号簿テーブルに基づいて氏名・
名称を特定し、発信元一覧リストとしてディスプレイ装
置8に表示する。
転者の代わりに応答してくれるナビゲーション装置を提
供すること。 【解決手段】 ナビゲーションコントローラ1は、移動
体電話7にかかってきた電話に対して自動応答を行うた
めに、呼出・切断信号検出部52、自動応答制御部5
4、自動応答メモリ56、応答画像描画部58、音声再
生部60を含んで構成される。走行中にかかってきた電
話に対しては、自動応答制御部54が自動応答を行うと
ともに相手の音声を録音して自動応答メモリ56に格納
する。さらに、自動応答制御部54は、呼出信号の制御
データに含まれる発信元電話番号と自動応答メモリ56
に格納されている電話番号簿テーブルに基づいて氏名・
名称を特定し、発信元一覧リストとしてディスプレイ装
置8に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体電話が接続
された車載用のナビゲーション装置に関する。
された車載用のナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】最近
では、携帯電話やPHS等の移動体電話が急速に普及し
ている。この急速な普及の要因は、容易に情報の送受信
を行うことが可能になるという利便性によるところが大
きい。
では、携帯電話やPHS等の移動体電話が急速に普及し
ている。この急速な普及の要因は、容易に情報の送受信
を行うことが可能になるという利便性によるところが大
きい。
【0003】ところで、車両を運転中に移動体電話に電
話がかかってきた場合、その電話に出るか否かについて
は、特に何らかの制限がされているわけではなく、運転
者の判断に任されているが、運転中にかかってきた電話
に出ると、その操作や会話に気を取られて運転に対する
注意力が低下することもあるため、なるべく出ない方が
望ましい。しかし、運転中にかかってきた電話に一切出
ないとすると、例えば、相手が緊急の連絡をしてきたよ
うな場合に不都合が生じることもある。したがって、運
転中に電話がかかってきたときに、運転者の代わりに応
答してくれる装置があれば便利である。
話がかかってきた場合、その電話に出るか否かについて
は、特に何らかの制限がされているわけではなく、運転
者の判断に任されているが、運転中にかかってきた電話
に出ると、その操作や会話に気を取られて運転に対する
注意力が低下することもあるため、なるべく出ない方が
望ましい。しかし、運転中にかかってきた電話に一切出
ないとすると、例えば、相手が緊急の連絡をしてきたよ
うな場合に不都合が生じることもある。したがって、運
転中に電話がかかってきたときに、運転者の代わりに応
答してくれる装置があれば便利である。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、車両を運転中にかかってき
た電話に対して運転者の代わりに応答してくれるナビゲ
ーション装置を提供することにある。
たものであり、その目的は、車両を運転中にかかってき
た電話に対して運転者の代わりに応答してくれるナビゲ
ーション装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のナビゲーション装置は、自動応答手段
によって、運転中にかかってきた電話に対して自動的に
応答し、自動応答通知手段によって、自動応答中や自動
応答終了後にその旨を運転者等に通知する。このため、
運転者による操作がなくても電話を受けることができ、
また、自動応答した旨が通知がされることによって、運
転者等は、運転中に電話がかかってきたことを把握する
ことができる。
ために、本発明のナビゲーション装置は、自動応答手段
によって、運転中にかかってきた電話に対して自動的に
応答し、自動応答通知手段によって、自動応答中や自動
応答終了後にその旨を運転者等に通知する。このため、
運転者による操作がなくても電話を受けることができ、
また、自動応答した旨が通知がされることによって、運
転者等は、運転中に電話がかかってきたことを把握する
ことができる。
【0006】特に、車両が走行中にかかってきた電話に
対してのみ自動的に応答することによって、運転者の手
が空いている停車時には、運転者が直接電話を受けるこ
とができる。また、必ずしも走行中か停車中かで自動応
答するか否かを分けるのではなく、車両が所定速度以上
で走行中のときに自動応答するようにしてもよい。ある
いは、運転者等によって自動応答動作開始指示がなされ
たときに自動応答するようにしてもよい。このように、
自動応答するタイミングを適宜設定することにより、よ
り実状に即した自動応答が可能となる。
対してのみ自動的に応答することによって、運転者の手
が空いている停車時には、運転者が直接電話を受けるこ
とができる。また、必ずしも走行中か停車中かで自動応
答するか否かを分けるのではなく、車両が所定速度以上
で走行中のときに自動応答するようにしてもよい。ある
いは、運転者等によって自動応答動作開始指示がなされ
たときに自動応答するようにしてもよい。このように、
自動応答するタイミングを適宜設定することにより、よ
り実状に即した自動応答が可能となる。
【0007】また、本発明のナビゲーション装置は、自
動応答通知手段によって、自動応答終了後に相手の電話
番号や氏名・名称等を含む発信元情報を表示しており、
この表示を見た運転者等は、電話をかけてきた相手が誰
であるかを把握することができる。また、この発信元情
報に電話番号が含まれているが、氏名や名称が含まれて
いない場合に、電話番号と氏名・名称とを関連づけた電
話番号簿テーブルを検索することにより、発信元の氏名
・名称を簡単に知ることができ、これを表示することが
できる。このようにして表示された発信元情報を見た運
転者等は、発信元を指定して折り返し電話をかける等の
適切な対応をとることができる。
動応答通知手段によって、自動応答終了後に相手の電話
番号や氏名・名称等を含む発信元情報を表示しており、
この表示を見た運転者等は、電話をかけてきた相手が誰
であるかを把握することができる。また、この発信元情
報に電話番号が含まれているが、氏名や名称が含まれて
いない場合に、電話番号と氏名・名称とを関連づけた電
話番号簿テーブルを検索することにより、発信元の氏名
・名称を簡単に知ることができ、これを表示することが
できる。このようにして表示された発信元情報を見た運
転者等は、発信元を指定して折り返し電話をかける等の
適切な対応をとることができる。
【0008】また、本発明のナビゲーション装置は、自
動応答中に音声録音手段によって相手の音声を録音する
いわゆる留守録機能を有しており、運転者等による再生
指示に応じて録音内容を出力することにより、録音内容
を聞いた運転者等は発信元の用件を電話にでることなく
知ることができる。
動応答中に音声録音手段によって相手の音声を録音する
いわゆる留守録機能を有しており、運転者等による再生
指示に応じて録音内容を出力することにより、録音内容
を聞いた運転者等は発信元の用件を電話にでることなく
知ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態のナ
ビゲーション装置は、車両の走行中に移動体電話に着信
があった場合に自動応答を行い、その旨を運転者等に通
知することに特徴がある。以下、一実施形態のナビゲー
ション装置について、図面を参照しながら説明する。
ビゲーション装置は、車両の走行中に移動体電話に着信
があった場合に自動応答を行い、その旨を運転者等に通
知することに特徴がある。以下、一実施形態のナビゲー
ション装置について、図面を参照しながら説明する。
【0010】(1)ナビゲーション装置の全体構成 図1は、本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビ
ゲーション装置は、全体を制御するナビゲーションコン
トローラ1と、地図表示や経路探索等に必要な各種の地
図データを記録したCD−ROM2と、このCD−RO
M2に記録された地図データを読み出すディスク読取装
置3と、利用者が各種の指示を入力する操作部としての
リモートコントロール(リモコン)ユニット4と、自車
位置と自車方位の検出を行うGPS受信機5および自律
航法センサ6と、自車近傍の地上局アンテナ(図示せ
ず)から送信される電波を受信する移動体電話7と、地
図画像等を表示するディスプレイ装置8と、電話をかけ
てきた相手のメッセージ音声を出力するスピーカ9とを
備えている。
ション装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビ
ゲーション装置は、全体を制御するナビゲーションコン
トローラ1と、地図表示や経路探索等に必要な各種の地
図データを記録したCD−ROM2と、このCD−RO
M2に記録された地図データを読み出すディスク読取装
置3と、利用者が各種の指示を入力する操作部としての
リモートコントロール(リモコン)ユニット4と、自車
位置と自車方位の検出を行うGPS受信機5および自律
航法センサ6と、自車近傍の地上局アンテナ(図示せ
ず)から送信される電波を受信する移動体電話7と、地
図画像等を表示するディスプレイ装置8と、電話をかけ
てきた相手のメッセージ音声を出力するスピーカ9とを
備えている。
【0011】上述したディスク読取装置3は、1枚ある
いは複数枚のCD−ROM2が装填可能であり、ナビゲ
ーションコントローラ1の制御によっていずれかのCD
−ROM2から地図データの読み出しを行う。例えば、
CD−ROM2に記録された地図データは、所定の経度
および緯度で区切られた図葉を単位としており、各図葉
の地図データは図葉番号を指定することにより特定さ
れ、読み出すことが可能となる。また、各図葉の地図デ
ータには、地図表示に必要な各種のデータからなる描画
ユニットと、マップマッチングや経路探索、経路誘導等
の各種の処理に必要な道路レイヤのデータからなる道路
ユニットと、交差点の詳細データからなる交差点ユニッ
トが含まれている。また、上述した描画ユニットには、
建物あるいは河川等を表示するために必要な背景レイヤ
のデータと、市町村名や道路名等を表示するために必要
な文字レイヤのデータが含まれている。
いは複数枚のCD−ROM2が装填可能であり、ナビゲ
ーションコントローラ1の制御によっていずれかのCD
−ROM2から地図データの読み出しを行う。例えば、
CD−ROM2に記録された地図データは、所定の経度
および緯度で区切られた図葉を単位としており、各図葉
の地図データは図葉番号を指定することにより特定さ
れ、読み出すことが可能となる。また、各図葉の地図デ
ータには、地図表示に必要な各種のデータからなる描画
ユニットと、マップマッチングや経路探索、経路誘導等
の各種の処理に必要な道路レイヤのデータからなる道路
ユニットと、交差点の詳細データからなる交差点ユニッ
トが含まれている。また、上述した描画ユニットには、
建物あるいは河川等を表示するために必要な背景レイヤ
のデータと、市町村名や道路名等を表示するために必要
な文字レイヤのデータが含まれている。
【0012】リモコンユニット4は、経路探索指示を与
えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経
路誘導モードキー、目的地入力キー、左右上下のカーソ
ルキー、電話をかけてきた相手に関する情報を表示する
ための発信元表示キー、録音されたメッセージを聞くた
めの再生キー、電話をかけてきた相手に対して電話をか
けるための電話キー等の各種操作キーを備えており、キ
ーの操作状態に応じた赤外線信号がナビゲーションコン
トローラ1に向けて送信される。
えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経
路誘導モードキー、目的地入力キー、左右上下のカーソ
ルキー、電話をかけてきた相手に関する情報を表示する
ための発信元表示キー、録音されたメッセージを聞くた
めの再生キー、電話をかけてきた相手に対して電話をか
けるための電話キー等の各種操作キーを備えており、キ
ーの操作状態に応じた赤外線信号がナビゲーションコン
トローラ1に向けて送信される。
【0013】GPS受信機5は、複数のGPS衛星から
送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは
2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計
算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリ
ング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、こ
れらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法セン
サ6は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジ
ャイロ等の角度センサ(図示せず)と、所定走行距離毎
に1個のパルスを出力する距離センサ(図示せず)とを
備えており、車両の相対位置および方位を検出する。
送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは
2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計
算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリ
ング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、こ
れらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法セン
サ6は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジ
ャイロ等の角度センサ(図示せず)と、所定走行距離毎
に1個のパルスを出力する距離センサ(図示せず)とを
備えており、車両の相対位置および方位を検出する。
【0014】移動体電話7は、電話機本体に設けられて
いる外部データ入出力部を介してナビゲーションコント
ローラ1と接続されており、自車近傍の地上局から受信
した呼出信号や切断信号あるいは相手の音声信号をナビ
ゲーションコントローラ1に向けて出力したり、ナビゲ
ーションコントローラ1から入力される自動応答の音声
信号等を自車近傍の地上局に対して送信したりする。
いる外部データ入出力部を介してナビゲーションコント
ローラ1と接続されており、自車近傍の地上局から受信
した呼出信号や切断信号あるいは相手の音声信号をナビ
ゲーションコントローラ1に向けて出力したり、ナビゲ
ーションコントローラ1から入力される自動応答の音声
信号等を自車近傍の地上局に対して送信したりする。
【0015】ディスプレイ装置8は、ナビゲーションコ
ントローラ1から出力される画像データに基づいて、自
車周辺の地図情報を車両位置マークや出発地マーク、目
的地マーク、誘導経路等とともに表示したり、かかって
きた電話に自動応答した旨を表示したりする。
ントローラ1から出力される画像データに基づいて、自
車周辺の地図情報を車両位置マークや出発地マーク、目
的地マーク、誘導経路等とともに表示したり、かかって
きた電話に自動応答した旨を表示したりする。
【0016】(2)ナビゲーションコントローラの詳細
構成および動作 次に、図1に示したナビゲーションコントローラ1の詳
細な構成について説明する。ナビゲーションコントロー
ラ1は、CD−ROM2から読み出した地図データに基
づいてディスプレイ装置8に所定の地図表示をするため
の地図バッファ12、地図読出制御部14、地図制御部
16、VRAM18、読出制御部20、画像合成部22
と、自車位置の計算やマップマッチング処理、経路探索
処理、経路誘導処理を行うとともにその結果を表示する
ための車両位置計算部32、経路探索処理部34、誘導
経路メモリ36、誘導経路描画部38、マーク画像発生
部40と、利用者に対する各種の操作画面を表示したり
リモコンユニット4からの操作指示を各部に伝えるため
のリモコン制御部42、カーソル位置計算部44、操作
画面発生部46と、移動体電話7に着信があったとき
に、自動応答や着信相手(発信元)の音声の録音を行う
ための呼出・切断信号検出部52、自動応答制御部5
4、自動応答メモリ56、応答画像描画部58、音声再
生部60とを備えている。
構成および動作 次に、図1に示したナビゲーションコントローラ1の詳
細な構成について説明する。ナビゲーションコントロー
ラ1は、CD−ROM2から読み出した地図データに基
づいてディスプレイ装置8に所定の地図表示をするため
の地図バッファ12、地図読出制御部14、地図制御部
16、VRAM18、読出制御部20、画像合成部22
と、自車位置の計算やマップマッチング処理、経路探索
処理、経路誘導処理を行うとともにその結果を表示する
ための車両位置計算部32、経路探索処理部34、誘導
経路メモリ36、誘導経路描画部38、マーク画像発生
部40と、利用者に対する各種の操作画面を表示したり
リモコンユニット4からの操作指示を各部に伝えるため
のリモコン制御部42、カーソル位置計算部44、操作
画面発生部46と、移動体電話7に着信があったとき
に、自動応答や着信相手(発信元)の音声の録音を行う
ための呼出・切断信号検出部52、自動応答制御部5
4、自動応答メモリ56、応答画像描画部58、音声再
生部60とを備えている。
【0017】地図バッファ12は、ディスク読取装置3
によってCD−ROM2から読み出された地図データを
一時的に格納するためのものである。地図読出制御部1
4によって画面中心位置が計算されると、この画面中心
位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示が地図
読出制御部14からディスク読取装置3に送られて、地
図表示に必要な地図データがCD−ROM2から読み出
されて地図バッファ12に格納される。例えば、画面中
心位置を含む所定の範囲内の図葉に対応した地図データ
が読み出されて地図バッファ12に格納される。
によってCD−ROM2から読み出された地図データを
一時的に格納するためのものである。地図読出制御部1
4によって画面中心位置が計算されると、この画面中心
位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示が地図
読出制御部14からディスク読取装置3に送られて、地
図表示に必要な地図データがCD−ROM2から読み出
されて地図バッファ12に格納される。例えば、画面中
心位置を含む所定の範囲内の図葉に対応した地図データ
が読み出されて地図バッファ12に格納される。
【0018】地図描画部16は、地図バッファ12に格
納された図葉の地図データに含まれる描画ユニットに基
づいて、表示に必要な地図画像を作成する。作成された
地図画像データはVRAM18に格納され、読出制御部
20によって1画面分の地図画像データが読み出され
る。画像合成部22は、この読み出された地図画像デー
タに、マーク画像発生部40や操作画面発生部46から
出力される各画像データを重ねて画像合成を行い、合成
された画像がディスプレイ装置8の画面に表示される。
納された図葉の地図データに含まれる描画ユニットに基
づいて、表示に必要な地図画像を作成する。作成された
地図画像データはVRAM18に格納され、読出制御部
20によって1画面分の地図画像データが読み出され
る。画像合成部22は、この読み出された地図画像デー
タに、マーク画像発生部40や操作画面発生部46から
出力される各画像データを重ねて画像合成を行い、合成
された画像がディスプレイ装置8の画面に表示される。
【0019】車両位置計算部32は、GPS受信機5か
ら出力される測位位置(自車位置)データを順次格納
し、また、自律航法センサ6から出力される自車の相対
的な位置および方位から絶対的な自車位置および方位を
計算する。さらに、車両位置計算部32は、これらの自
車位置が地図データの道路上に存在するか否かを判定
し、道路上から外れた場合には計算により求めた自車位
置を修正する処理(マップマッチング処理)を行う。マ
ップマッチングの代表的な手法としては、パターンマッ
チングと投影法が知られている。
ら出力される測位位置(自車位置)データを順次格納
し、また、自律航法センサ6から出力される自車の相対
的な位置および方位から絶対的な自車位置および方位を
計算する。さらに、車両位置計算部32は、これらの自
車位置が地図データの道路上に存在するか否かを判定
し、道路上から外れた場合には計算により求めた自車位
置を修正する処理(マップマッチング処理)を行う。マ
ップマッチングの代表的な手法としては、パターンマッ
チングと投影法が知られている。
【0020】経路探索処理部34は、リモコンユニット
4のカーソルキーの操作によって地図上の特定箇所にカ
ーソルが移動された後目的地入力キーが押下されると、
このときカーソル位置計算部44によって計算されたカ
ーソル位置を経路探索の目的地として設定して誘導経路
メモリ36に格納する。また、経路探索処理部34は、
リモコンユニット4の探索キーが押下されると、車両位
置計算部32のマップマッチング処理によって修正され
た後の自車位置を出発地として設定して誘導経路メモリ
36に格納するとともに、この格納された出発地および
目的地を所定の条件下で結ぶ走行経路を探索する。例え
ば、時間最短、距離最短、一般道路優先等の各種の条件
下でコストが最小となる誘導経路が設定される。経路探
索の代表的な手法としては、ダイクストラ法や横形探索
法が知られている。このようにして経路探索処理部34
によって設定された誘導経路は、誘導経路メモリ36に
記憶される。
4のカーソルキーの操作によって地図上の特定箇所にカ
ーソルが移動された後目的地入力キーが押下されると、
このときカーソル位置計算部44によって計算されたカ
ーソル位置を経路探索の目的地として設定して誘導経路
メモリ36に格納する。また、経路探索処理部34は、
リモコンユニット4の探索キーが押下されると、車両位
置計算部32のマップマッチング処理によって修正され
た後の自車位置を出発地として設定して誘導経路メモリ
36に格納するとともに、この格納された出発地および
目的地を所定の条件下で結ぶ走行経路を探索する。例え
ば、時間最短、距離最短、一般道路優先等の各種の条件
下でコストが最小となる誘導経路が設定される。経路探
索の代表的な手法としては、ダイクストラ法や横形探索
法が知られている。このようにして経路探索処理部34
によって設定された誘導経路は、誘導経路メモリ36に
記憶される。
【0021】誘導経路描画部38は、誘導経路メモリ3
6に記憶された誘導経路データの中から、その時点でV
RAM18に描画された地図エリアに含まれるものを選
び出し、地図画像に重ねて所定色で太く強調した誘導経
路を描画する。マーク画像発生部40は、マップマッチ
ング処理された後の自車位置に車両位置マークを発生さ
せたり、所定形状を有するカーソルマークを発生する。
6に記憶された誘導経路データの中から、その時点でV
RAM18に描画された地図エリアに含まれるものを選
び出し、地図画像に重ねて所定色で太く強調した誘導経
路を描画する。マーク画像発生部40は、マップマッチ
ング処理された後の自車位置に車両位置マークを発生さ
せたり、所定形状を有するカーソルマークを発生する。
【0022】呼出・切断信号検出部52は、移動体電話
7から呼出信号や切断信号が送られてくるか否かの監視
を行い、これらの信号を検出すると、検出したことを示
す信号を自動応答制御部54に向けて出力する。この信
号を受け取った自動応答制御部54は、自車が走行中で
あるか否かの判定を行い、走行中であると判定すると、
自動応答メモリ56に格納された所定のメッセージの音
声データを移動体電話7に出力して自動応答を行った
り、自動応答メモリ56に電話をかけてきた相手の音声
データ(デジタルデータ)を格納して留守録を行ったり
する。また、自動応答制御部54は、応答画像描画部5
8に対して、自動応答中や自動応答の終了後に所定の通
知を運転者等に行うための画像を描画するように指示を
出したり、呼出信号の制御データに含まれる「発信元電
話番号」と自動応答メモリ56に格納された電話番号簿
テーブルとに基づいて発信元の氏名・名称を特定したり
する。
7から呼出信号や切断信号が送られてくるか否かの監視
を行い、これらの信号を検出すると、検出したことを示
す信号を自動応答制御部54に向けて出力する。この信
号を受け取った自動応答制御部54は、自車が走行中で
あるか否かの判定を行い、走行中であると判定すると、
自動応答メモリ56に格納された所定のメッセージの音
声データを移動体電話7に出力して自動応答を行った
り、自動応答メモリ56に電話をかけてきた相手の音声
データ(デジタルデータ)を格納して留守録を行ったり
する。また、自動応答制御部54は、応答画像描画部5
8に対して、自動応答中や自動応答の終了後に所定の通
知を運転者等に行うための画像を描画するように指示を
出したり、呼出信号の制御データに含まれる「発信元電
話番号」と自動応答メモリ56に格納された電話番号簿
テーブルとに基づいて発信元の氏名・名称を特定したり
する。
【0023】応答画像描画部58は、自動応答中である
ことを示す画像や自動応答終了後であることを示す画
像、あるいは、自動応答した発信元の一覧を示す画像の
作成を行う。作成された画像データは、画像合成部22
に送られ、上述した地図画像等と合成されてディスプレ
イ装置8に表示される。また、音声再生部60は、運転
者等からの指示に応じて自動応答メモリ56に格納され
た音声データを読み込んで録音音声を再生する。再生さ
れた音声は、スピーカ9によって出力される。
ことを示す画像や自動応答終了後であることを示す画
像、あるいは、自動応答した発信元の一覧を示す画像の
作成を行う。作成された画像データは、画像合成部22
に送られ、上述した地図画像等と合成されてディスプレ
イ装置8に表示される。また、音声再生部60は、運転
者等からの指示に応じて自動応答メモリ56に格納され
た音声データを読み込んで録音音声を再生する。再生さ
れた音声は、スピーカ9によって出力される。
【0024】上述した呼出・切断信号検出部52、自動
応答制御部54が自動応答手段に、自動応答制御部5
4、自動応答メモリ56、応答画像描画部58が自動応
答通知手段に、自動応答制御部54、自動応答メモリ5
6、音声案内部60が音声録音手段に、自動応答制御部
54が発信手段にそれぞれ対応する。
応答制御部54が自動応答手段に、自動応答制御部5
4、自動応答メモリ56、応答画像描画部58が自動応
答通知手段に、自動応答制御部54、自動応答メモリ5
6、音声案内部60が音声録音手段に、自動応答制御部
54が発信手段にそれぞれ対応する。
【0025】(3)ナビゲーション装置の動作 (3−1)自動応答時の詳細動作 ナビゲーション装置の全体およびナビゲーションコント
ローラ1は上述した構成を有している。次に、走行中に
移動体電話7にかかってきた電話に対して自動応答を行
う場合の詳細動作について説明する。図2は、本実施形
態のナビゲーション装置の自動応答の動作手順を示す流
れ図である。自動応答制御部54は、常時、移動体電話
7に対して呼出信号が送られてきたか否かを監視してい
る(ステップ101)。移動体電話7に対して呼出信号
が送られてくると、呼出・切断信号検出部52から自動
応答制御部54に対して呼出検出信号が送られる。
ローラ1は上述した構成を有している。次に、走行中に
移動体電話7にかかってきた電話に対して自動応答を行
う場合の詳細動作について説明する。図2は、本実施形
態のナビゲーション装置の自動応答の動作手順を示す流
れ図である。自動応答制御部54は、常時、移動体電話
7に対して呼出信号が送られてきたか否かを監視してい
る(ステップ101)。移動体電話7に対して呼出信号
が送られてくると、呼出・切断信号検出部52から自動
応答制御部54に対して呼出検出信号が送られる。
【0026】呼出検出信号が入力されると、次に、自動
応答制御部54は、自車が走行中であるか否かの判定を
行う(ステップ102)。例えば、自動応答制御部54
は、自律航法センサ6内の距離センサから出力される車
速パルスを監視しており、一定時間内に車速パルスが出
力されないときに、自車が停車状態であると判断する。
応答制御部54は、自車が走行中であるか否かの判定を
行う(ステップ102)。例えば、自動応答制御部54
は、自律航法センサ6内の距離センサから出力される車
速パルスを監視しており、一定時間内に車速パルスが出
力されないときに、自車が停車状態であると判断する。
【0027】車両が走行中でない場合(停車中の場合)
には、ステップ101に戻って呼出信号の検出動作が繰
り返される。このように、車両が停車中は、移動体電話
7に呼び出しがあっても、以下に示す自動応答動作によ
る着信動作には移行せずに、その状態が維持されるた
め、この間に、運転者等は、移動体電話7の着信キーを
押下して電話をかけてきた相手に対して手動による着信
動作を行って相手と話をすることができる。
には、ステップ101に戻って呼出信号の検出動作が繰
り返される。このように、車両が停車中は、移動体電話
7に呼び出しがあっても、以下に示す自動応答動作によ
る着信動作には移行せずに、その状態が維持されるた
め、この間に、運転者等は、移動体電話7の着信キーを
押下して電話をかけてきた相手に対して手動による着信
動作を行って相手と話をすることができる。
【0028】車両が走行中の場合には、自動応答制御部
54は、自動応答処理を開始する。まず、自動応答制御
部54は、移動体電話7に対して着信動作の指示を出し
て着信動作を行わせる(ステップ103)とともに、呼
出信号に含まれる制御データを自動応答メモリ56に格
納する(ステップ104)。さらに、自動応答制御部5
4は、応答画像描画部58に向けて自動応答中であるこ
とを示す応答画像データの作成指示を出力する。応答画
像描画部58は、この指示に応じて応答画像データを作
成し、この作成された応答画像データが画像合成部22
に入力されて、ディスプレイ装置8の表示画面内の一部
に自動応答中であることを示す所定のマークが表示され
る(ステップ105)。図3は、自動応答中の画面表示
の一例を示す図である。同図に示すように、自動応答中
は、所定色(例えば赤)の電話機のマークとともに「応
答中」の文字が表示され、運転者等に自動応答中である
旨が通知される。
54は、自動応答処理を開始する。まず、自動応答制御
部54は、移動体電話7に対して着信動作の指示を出し
て着信動作を行わせる(ステップ103)とともに、呼
出信号に含まれる制御データを自動応答メモリ56に格
納する(ステップ104)。さらに、自動応答制御部5
4は、応答画像描画部58に向けて自動応答中であるこ
とを示す応答画像データの作成指示を出力する。応答画
像描画部58は、この指示に応じて応答画像データを作
成し、この作成された応答画像データが画像合成部22
に入力されて、ディスプレイ装置8の表示画面内の一部
に自動応答中であることを示す所定のマークが表示され
る(ステップ105)。図3は、自動応答中の画面表示
の一例を示す図である。同図に示すように、自動応答中
は、所定色(例えば赤)の電話機のマークとともに「応
答中」の文字が表示され、運転者等に自動応答中である
旨が通知される。
【0029】次に、自動応答制御部54は、自動応答メ
モリ56から所定のテキストスピーチ用のデータを読み
込んで、例えば、「ただいま運転中のため、電話に出ら
れません。用件のある方はメッセージを録音してくださ
い。」等のメッセージを発声する音声信号を移動体電話
7を通して通話相手に送出する(ステップ106)。さ
らに、自動応答制御部54は、電話をかけてきた相手の
音声の録音(ステップ107)を開始して、移動体電話
7から送られてくる音声信号(デジタルデータ)を自動
応答メモリ56に格納する。
モリ56から所定のテキストスピーチ用のデータを読み
込んで、例えば、「ただいま運転中のため、電話に出ら
れません。用件のある方はメッセージを録音してくださ
い。」等のメッセージを発声する音声信号を移動体電話
7を通して通話相手に送出する(ステップ106)。さ
らに、自動応答制御部54は、電話をかけてきた相手の
音声の録音(ステップ107)を開始して、移動体電話
7から送られてくる音声信号(デジタルデータ)を自動
応答メモリ56に格納する。
【0030】また、自動応答制御部54は、この音声録
音動作と並行して、移動体電話7を介した回線の切断を
監視しており(ステップ108)、回線が切断されて呼
出・切断信号検出部52から送られてくる切断信号を検
出すると、上述した録音動作を終了して、一連の自動応
答処理を終了する(ステップ109)。
音動作と並行して、移動体電話7を介した回線の切断を
監視しており(ステップ108)、回線が切断されて呼
出・切断信号検出部52から送られてくる切断信号を検
出すると、上述した録音動作を終了して、一連の自動応
答処理を終了する(ステップ109)。
【0031】次に、自動応答制御部54は、応答画像描
画部58に向けて自動応答終了を示す応答終了画像デー
タの作成指示を出力する。応答画像描画部58は、この
指示に応じて応答終了画像データを作成し、この作成さ
れた応答終了画像データが画像合成部22に入力され
て、ディスプレイ装置8の表示画面内の一部に自動応答
が終了したことを示す所定のマークが表示される(ステ
ップ110)。図4は、自動応答終了後の画面表示の一
例を示す図である。同図に示すように、自動応答終了後
に、所定色(例えば青)の電話機のマークとともにこれ
までに自動応答を行った件数を示す文字が表示され、運
転者等に通知される。ここで表示される件数は、例え
ば、運転を開始してから自動応答した件数や後述する音
声の再生を行っていない件数等、様々なものが考えられ
る。
画部58に向けて自動応答終了を示す応答終了画像デー
タの作成指示を出力する。応答画像描画部58は、この
指示に応じて応答終了画像データを作成し、この作成さ
れた応答終了画像データが画像合成部22に入力され
て、ディスプレイ装置8の表示画面内の一部に自動応答
が終了したことを示す所定のマークが表示される(ステ
ップ110)。図4は、自動応答終了後の画面表示の一
例を示す図である。同図に示すように、自動応答終了後
に、所定色(例えば青)の電話機のマークとともにこれ
までに自動応答を行った件数を示す文字が表示され、運
転者等に通知される。ここで表示される件数は、例え
ば、運転を開始してから自動応答した件数や後述する音
声の再生を行っていない件数等、様々なものが考えられ
る。
【0032】次に、自動応答制御部54は、制御データ
格納(ステップ104)時に自動応答メモリ56に格納
された制御データに発信元情報である発信元の電話番号
データが含まれているか否かの判定を行う(ステップ1
11)。発信元の電話番号データが含まれていると判定
した場合には、自動応答制御部54は、予め運転者等に
よって設定されて自動応答メモリ56に格納されている
電話番号簿テーブルを用いて、電話をかけてきた相手の
氏名・名称を特定する(ステップ112)。
格納(ステップ104)時に自動応答メモリ56に格納
された制御データに発信元情報である発信元の電話番号
データが含まれているか否かの判定を行う(ステップ1
11)。発信元の電話番号データが含まれていると判定
した場合には、自動応答制御部54は、予め運転者等に
よって設定されて自動応答メモリ56に格納されている
電話番号簿テーブルを用いて、電話をかけてきた相手の
氏名・名称を特定する(ステップ112)。
【0033】図5は、電話番号簿テーブルの一例を示す
図である。同図に示すように、電話番号簿テーブルは、
発信元電話番号と氏名・名称から構成されており、制御
データに含まれる発信元の電話番号データと一致するも
のを電話番号簿テーブルから検索することによって、電
話をかけてきた相手の氏名・名称を特定することができ
る。なお、電話番号簿テーブルの内容は、運転者等によ
って設定することが可能であり、例えば、リモコンユニ
ット4の操作や、ナビゲーション装置にパソコン等を接
続してパソコン等からデータ送信を行うことにより、発
信元電話番号や氏名・名称を設定することができる。
図である。同図に示すように、電話番号簿テーブルは、
発信元電話番号と氏名・名称から構成されており、制御
データに含まれる発信元の電話番号データと一致するも
のを電話番号簿テーブルから検索することによって、電
話をかけてきた相手の氏名・名称を特定することができ
る。なお、電話番号簿テーブルの内容は、運転者等によ
って設定することが可能であり、例えば、リモコンユニ
ット4の操作や、ナビゲーション装置にパソコン等を接
続してパソコン等からデータ送信を行うことにより、発
信元電話番号や氏名・名称を設定することができる。
【0034】制御データに発信元の電話番号データが含
まれていない場合やあるいは電話番号データに基づく氏
名・名称の特定が終了すると、自動応答制御部54は、
自動応答データを作成し、自動応答メモリ56に格納す
る(ステップ113)。図6は、自動応答データの構成
を示す図である。同図に示すように、自動応答データ
は、「自動応答の日時」、制御データに発信元の電話番
号データが含まれている場合はその「発信元電話番
号」、電話番号簿テーブルの検索によって氏名・名称が
特定された場合はその「氏名・名称」、発信元の音声が
録音されている場合は、その音声データの格納場所(自
動応答メモリ56内)を示す「伝言の格納場所を示すポ
インタ」、伝言が再生済みであるか否かを示す「再生済
みフラグ」から構成されており、この自動応答データ
は、後述する発信元一覧リストの表示の際に用いられ
る。自動応答データの作成が終了すると、ステップ10
1に戻って呼出信号の監視動作以降が繰り返される。
まれていない場合やあるいは電話番号データに基づく氏
名・名称の特定が終了すると、自動応答制御部54は、
自動応答データを作成し、自動応答メモリ56に格納す
る(ステップ113)。図6は、自動応答データの構成
を示す図である。同図に示すように、自動応答データ
は、「自動応答の日時」、制御データに発信元の電話番
号データが含まれている場合はその「発信元電話番
号」、電話番号簿テーブルの検索によって氏名・名称が
特定された場合はその「氏名・名称」、発信元の音声が
録音されている場合は、その音声データの格納場所(自
動応答メモリ56内)を示す「伝言の格納場所を示すポ
インタ」、伝言が再生済みであるか否かを示す「再生済
みフラグ」から構成されており、この自動応答データ
は、後述する発信元一覧リストの表示の際に用いられ
る。自動応答データの作成が終了すると、ステップ10
1に戻って呼出信号の監視動作以降が繰り返される。
【0035】(3−2)発信元情報の表示等を行う場合
の詳細動作 次に、電話をかけてきた相手に関する発信元情報の表
示、録音された音声の再生、相手への電話の発信を行う
場合の詳細動作について説明する。図7は、本実施形態
のナビゲーション装置における発信元情報表示等の動作
手順を示す流れ図である。まず、自動応答制御部54
は、発信元一覧リスト表示の指示がされたか否かの監視
を行う(ステップ201)。運転者等によってリモコン
ユニット4の発信元表示キーが押下されて発信元一覧リ
スト表示が指示されると、次に、自動応答制御部54
は、車両が走行中であるか否かの判定を行う(ステップ
202)。例えば、自動応答制御部54は、自律航法セ
ンサ6内の距離センサから出力される車速パルスを監視
しており、一定時間内に車速パルスが出力されないとき
に、自車が停車状態であると判断する。
の詳細動作 次に、電話をかけてきた相手に関する発信元情報の表
示、録音された音声の再生、相手への電話の発信を行う
場合の詳細動作について説明する。図7は、本実施形態
のナビゲーション装置における発信元情報表示等の動作
手順を示す流れ図である。まず、自動応答制御部54
は、発信元一覧リスト表示の指示がされたか否かの監視
を行う(ステップ201)。運転者等によってリモコン
ユニット4の発信元表示キーが押下されて発信元一覧リ
スト表示が指示されると、次に、自動応答制御部54
は、車両が走行中であるか否かの判定を行う(ステップ
202)。例えば、自動応答制御部54は、自律航法セ
ンサ6内の距離センサから出力される車速パルスを監視
しており、一定時間内に車速パルスが出力されないとき
に、自車が停車状態であると判断する。
【0036】車両が走行中の場合には、自動応答制御部
54は、自動応答メモリ56から所定のテキストスピー
チ用のデータを読み込んで、例えば、「ただいま走行中
のため、発信元一覧は表示できません。」等の音声案内
信号が音声再生部60によって作成され、スピーカ9か
ら出力される(ステップ221)。また、車両が走行中
でない場合には、自動応答制御部54は、応答画像描画
部58に発信元一覧リストの画像データ作成の指示を出
す。応答画像描画部58は、自動応答メモリ56に格納
されている自動応答データを読み出して発信元一覧リス
トの画像データを作成し、この作成された画像データが
画像合成部22に送られて、ディスプレイ装置8の表示
画面に発信元一覧のリストが表示される(ステップ20
3)。
54は、自動応答メモリ56から所定のテキストスピー
チ用のデータを読み込んで、例えば、「ただいま走行中
のため、発信元一覧は表示できません。」等の音声案内
信号が音声再生部60によって作成され、スピーカ9か
ら出力される(ステップ221)。また、車両が走行中
でない場合には、自動応答制御部54は、応答画像描画
部58に発信元一覧リストの画像データ作成の指示を出
す。応答画像描画部58は、自動応答メモリ56に格納
されている自動応答データを読み出して発信元一覧リス
トの画像データを作成し、この作成された画像データが
画像合成部22に送られて、ディスプレイ装置8の表示
画面に発信元一覧のリストが表示される(ステップ20
3)。
【0037】図8は、発信元一覧リストの一例を示す図
である。同図に示すように、発信元一覧リストは、上述
した自動応答データの作成処理(図2のステップ11
3)において作成された自動応答データに基づいて、発
信元の氏名等を自動応答した順番に表示しており、それ
ぞれの発信元ごとに、自動応答した順番を示す番号、発
信元電話番号、氏名・名称、メッセージ(伝言)の有
無、メッセージがある場合はそのメッセージが既に再生
済みであるか否かの項目を有している。ただし、これら
の項目すべてが表示されるわけではなく、例えば、制御
データに発信元の電話番号データが含まれていなかった
場合には、発信元の氏名・名称が特定できないため、図
8の番号またはの発信元情報に示すように、メッセ
ージの有無のみが発信元一覧リストに表示される。ま
た、制御データに発信元電話番号は含まれているが、発
信元の氏名・名称特定(図2のステップ112)におい
て用いられる電話番号簿テーブルに、対応する発信元電
話番号が設定されていない場合には、氏名・名称の特定
ができないため、図8の番号の発信元情報に示すよう
に、氏名・名称の表示はされない。また、音声録音(図
2のステップ107)がされなかった場合には、図8の
番号、の発信元情報に示すように、伝言の項目は
「なし」と表示され、再生の項目は空欄となる。
である。同図に示すように、発信元一覧リストは、上述
した自動応答データの作成処理(図2のステップ11
3)において作成された自動応答データに基づいて、発
信元の氏名等を自動応答した順番に表示しており、それ
ぞれの発信元ごとに、自動応答した順番を示す番号、発
信元電話番号、氏名・名称、メッセージ(伝言)の有
無、メッセージがある場合はそのメッセージが既に再生
済みであるか否かの項目を有している。ただし、これら
の項目すべてが表示されるわけではなく、例えば、制御
データに発信元の電話番号データが含まれていなかった
場合には、発信元の氏名・名称が特定できないため、図
8の番号またはの発信元情報に示すように、メッセ
ージの有無のみが発信元一覧リストに表示される。ま
た、制御データに発信元電話番号は含まれているが、発
信元の氏名・名称特定(図2のステップ112)におい
て用いられる電話番号簿テーブルに、対応する発信元電
話番号が設定されていない場合には、氏名・名称の特定
ができないため、図8の番号の発信元情報に示すよう
に、氏名・名称の表示はされない。また、音声録音(図
2のステップ107)がされなかった場合には、図8の
番号、の発信元情報に示すように、伝言の項目は
「なし」と表示され、再生の項目は空欄となる。
【0038】発信元一覧リストが表示された後、自動応
答制御部54は、運転者等がリモコンユニット4を操作
することにより、表示されているいずれかの発信元が選
択されたか否か(ステップ204)、選択された場合に
はその後再生キーあるいは電話キーが押下されたか否か
を判定する(ステップ205、208)。
答制御部54は、運転者等がリモコンユニット4を操作
することにより、表示されているいずれかの発信元が選
択されたか否か(ステップ204)、選択された場合に
はその後再生キーあるいは電話キーが押下されたか否か
を判定する(ステップ205、208)。
【0039】再生キーが押下されると、自動応答制御部
54は、選択された発信元に対応する自動応答データを
検索して「伝言の格納場所を示すポインタ」が含まれて
いるか否かによって音声データの存在を判定する(ステ
ップ206)。対応する音声データが存在しない場合
は、自動応答制御部54は、自動応答メモリ56から所
定のテキストスピーチ用のデータを読み込んで、例え
ば、「メッセージはありません。」等の音声案内信号が
音声再生部60によって作成され、スピーカ9から出力
される(ステップ222)。また、対応する音声データ
が存在する場合は、自動応答制御部54は、該当する音
声データを音声再生部60に送り、録音されたメッセー
ジ音声をスピーカ9から出力し、自動応答データの「再
生済みフラグ」を立てる(ステップ207)。
54は、選択された発信元に対応する自動応答データを
検索して「伝言の格納場所を示すポインタ」が含まれて
いるか否かによって音声データの存在を判定する(ステ
ップ206)。対応する音声データが存在しない場合
は、自動応答制御部54は、自動応答メモリ56から所
定のテキストスピーチ用のデータを読み込んで、例え
ば、「メッセージはありません。」等の音声案内信号が
音声再生部60によって作成され、スピーカ9から出力
される(ステップ222)。また、対応する音声データ
が存在する場合は、自動応答制御部54は、該当する音
声データを音声再生部60に送り、録音されたメッセー
ジ音声をスピーカ9から出力し、自動応答データの「再
生済みフラグ」を立てる(ステップ207)。
【0040】また、電話キーが押下されると、自動応答
制御部54は、選択された発信元に対応する自動応答デ
ータを検索して発信元の電話番号データが含まれている
か否かを判定する(ステップ209)。発信元の電話番
号データが含まれていない場合は、自動応答制御部54
は、自動応答メモリ56から所定のテキストスピーチ用
のデータを読み込んで、例えば、「電話をかけることが
できません。」等の音声案内信号が音声再生部60によ
って作成され、スピーカ9から出力される(ステップ2
23)。また、発信元の電話番号データが含まれている
場合は、自動応答制御部54は、移動体電話7に対して
発信動作の指示を出して、選択された発信元に電話をか
ける(ステップ210)。
制御部54は、選択された発信元に対応する自動応答デ
ータを検索して発信元の電話番号データが含まれている
か否かを判定する(ステップ209)。発信元の電話番
号データが含まれていない場合は、自動応答制御部54
は、自動応答メモリ56から所定のテキストスピーチ用
のデータを読み込んで、例えば、「電話をかけることが
できません。」等の音声案内信号が音声再生部60によ
って作成され、スピーカ9から出力される(ステップ2
23)。また、発信元の電話番号データが含まれている
場合は、自動応答制御部54は、移動体電話7に対して
発信動作の指示を出して、選択された発信元に電話をか
ける(ステップ210)。
【0041】このように、本実施形態のナビゲーション
装置は、車両が走行中に移動体電話7にかかってきた電
話に対して自動応答を行い、さらに、ディスプレイ装置
8にその旨を示す表示を行うとともに、自動応答終了後
にその旨と自動応答の件数の表示を行う。したがって、
運転者等による操作がなくても、走行中にかかってきた
電話を受けることができ、運転者等は自動応答されたこ
とを容易に認識することができる。また、本実施形態の
ナビゲーション装置は、電話をかけてきた相手のメッセ
ージ音声を録音しており、運転者等は、自動応答後に必
要に応じてこのメッセージ音声を聞くことができるた
め、重要な用件を確実に受け取ることができる。また、
発信元情報として相手の電話番号や氏名・名称が表示さ
れるため、運転者等から電話をかけ直すこともでき、し
かもその操作は電話キーを押下するだけで可能であり、
操作の簡略化が可能となる。
装置は、車両が走行中に移動体電話7にかかってきた電
話に対して自動応答を行い、さらに、ディスプレイ装置
8にその旨を示す表示を行うとともに、自動応答終了後
にその旨と自動応答の件数の表示を行う。したがって、
運転者等による操作がなくても、走行中にかかってきた
電話を受けることができ、運転者等は自動応答されたこ
とを容易に認識することができる。また、本実施形態の
ナビゲーション装置は、電話をかけてきた相手のメッセ
ージ音声を録音しており、運転者等は、自動応答後に必
要に応じてこのメッセージ音声を聞くことができるた
め、重要な用件を確実に受け取ることができる。また、
発信元情報として相手の電話番号や氏名・名称が表示さ
れるため、運転者等から電話をかけ直すこともでき、し
かもその操作は電話キーを押下するだけで可能であり、
操作の簡略化が可能となる。
【0042】(3−3)ナビゲーション装置の動作の変
形例 次に、ナビゲーション装置の動作の変形例について説明
する。上述した実施形態のナビゲーション装置では、車
両が走行中にかかってきた全ての電話に自動応答を行
い、停車中にメッセージ音声を聞いたり発信元に対する
電話のかけ直しを行うようにしたが、車両が走行中か停
車中かで判断するのではなく、車両が所定速度以上で走
行中か否かで判断するようにしてもよい。
形例 次に、ナビゲーション装置の動作の変形例について説明
する。上述した実施形態のナビゲーション装置では、車
両が走行中にかかってきた全ての電話に自動応答を行
い、停車中にメッセージ音声を聞いたり発信元に対する
電話のかけ直しを行うようにしたが、車両が走行中か停
車中かで判断するのではなく、車両が所定速度以上で走
行中か否かで判断するようにしてもよい。
【0043】この場合は、図2のステップ102および
図7のステップ202における車両が走行中であるか否
かの判定動作を、車両が所定速度以上で走行中であるか
否かの判定動作に置き換えればよい。例えば、自動応答
制御部54は、自律航法センサ6内の距離センサから出
力される車速パルスを監視しており、車速パルスが出力
される時間間隔によって自車の速度を算出し、所定速度
で走行中であるか否かを判定する。判定の基準となる所
定速度は、リモコンユニット4の操作によって運転者等
が操作画面を見ながら設定することもできる。
図7のステップ202における車両が走行中であるか否
かの判定動作を、車両が所定速度以上で走行中であるか
否かの判定動作に置き換えればよい。例えば、自動応答
制御部54は、自律航法センサ6内の距離センサから出
力される車速パルスを監視しており、車速パルスが出力
される時間間隔によって自車の速度を算出し、所定速度
で走行中であるか否かを判定する。判定の基準となる所
定速度は、リモコンユニット4の操作によって運転者等
が操作画面を見ながら設定することもできる。
【0044】また、リモコンユニット4に、例えば、自
動・手動切替キーを設けておいて、運転者等によってこ
のキーが押下されたときに、車両が走行中か否かにかか
わらず、直接電話を受けることができるようにしたり、
メッセージを聞くための操作や電話をかけるための操作
を行うことができるようにしてもよい。
動・手動切替キーを設けておいて、運転者等によってこ
のキーが押下されたときに、車両が走行中か否かにかか
わらず、直接電話を受けることができるようにしたり、
メッセージを聞くための操作や電話をかけるための操作
を行うことができるようにしてもよい。
【0045】図9は、運転者等の指示によって自動応答
の開始・終了を行う場合の動作手順を示す流れ図であ
る。自動応答制御部54は、運転者等の指示によって、
自動応答動作開始の指示がされているか否かの判定を行
う(ステップ301)。運転者等がリモコンユニット4
の自動・手動切替キーの操作によって「自動」を選択、
すなわち、自動応答動作開始の指示を行うと、自動応答
制御部54は、移動体電話7に対して呼出信号が送られ
てきたか否かの監視を開始する(ステップ302)。移
動体電話7に対して呼出信号が送られてくると、呼出・
切断信号検出部52から自動応答制御部54に対して呼
出検出信号が送られる。
の開始・終了を行う場合の動作手順を示す流れ図であ
る。自動応答制御部54は、運転者等の指示によって、
自動応答動作開始の指示がされているか否かの判定を行
う(ステップ301)。運転者等がリモコンユニット4
の自動・手動切替キーの操作によって「自動」を選択、
すなわち、自動応答動作開始の指示を行うと、自動応答
制御部54は、移動体電話7に対して呼出信号が送られ
てきたか否かの監視を開始する(ステップ302)。移
動体電話7に対して呼出信号が送られてくると、呼出・
切断信号検出部52から自動応答制御部54に対して呼
出検出信号が送られる。
【0046】呼出検出信号が入力されると、次に、自動
応答制御部54は、運転者等の指示によって、自動応答
終了の指示がされたか否かの判定を行う(ステップ30
3)。自動応答制御部54は、運転者等がリモコンユニ
ット4の自動・手動キーの操作によって「手動」を選
択、すなわち、自動応答終了の指示を行ったと判定した
ときは、ステップ301に戻って呼び出し検出動作が繰
り返される。この場合は、以下に示す自動応答動作によ
る着信動作には移行せずに、その状態が維持されるた
め、この間に、運転者等は、移動体電話7の着信キーを
押下して電話をかけてきた相手に対して手動による着信
動作を行って相手と話をすることができる。また、自動
応答制御部54は、運転者等が自動応答終了の指示を行
っていない、つまり、運転者等が未だに自動・手動切替
キーの「自動」を選択した状態のままであると判定した
ときは、着信処理を行う(ステップ304)。着信処理
(ステップ304)から自動応答データ作成(ステップ
314)までの動作手順は、図2のステップ103〜ス
テップ113の動作手順と同様である。
応答制御部54は、運転者等の指示によって、自動応答
終了の指示がされたか否かの判定を行う(ステップ30
3)。自動応答制御部54は、運転者等がリモコンユニ
ット4の自動・手動キーの操作によって「手動」を選
択、すなわち、自動応答終了の指示を行ったと判定した
ときは、ステップ301に戻って呼び出し検出動作が繰
り返される。この場合は、以下に示す自動応答動作によ
る着信動作には移行せずに、その状態が維持されるた
め、この間に、運転者等は、移動体電話7の着信キーを
押下して電話をかけてきた相手に対して手動による着信
動作を行って相手と話をすることができる。また、自動
応答制御部54は、運転者等が自動応答終了の指示を行
っていない、つまり、運転者等が未だに自動・手動切替
キーの「自動」を選択した状態のままであると判定した
ときは、着信処理を行う(ステップ304)。着信処理
(ステップ304)から自動応答データ作成(ステップ
314)までの動作手順は、図2のステップ103〜ス
テップ113の動作手順と同様である。
【0047】自動応答データ作成(ステップ314)
後、自動応答制御部54は、運転者等によって自動応答
終了の指示がされたか否かの判定を行う(ステップ31
5)。自動応答制御部54は、自動応答終了の指示がさ
れた場合には、再び自動応答開始指示がされたか否かの
判定(ステップ301)以降の処理を行い、また、自動
応答終了の指示がされていない場合には、再び呼出信号
監視動作(ステップ302)以降の処理を行う。
後、自動応答制御部54は、運転者等によって自動応答
終了の指示がされたか否かの判定を行う(ステップ31
5)。自動応答制御部54は、自動応答終了の指示がさ
れた場合には、再び自動応答開始指示がされたか否かの
判定(ステップ301)以降の処理を行い、また、自動
応答終了の指示がされていない場合には、再び呼出信号
監視動作(ステップ302)以降の処理を行う。
【0048】また、運転者等がリモコンユニット4の自
動・手動キーの操作によって「手動」を選択したとき
は、図7のステップ202の車両が走行中であるか否か
の判定にかかわらず、電話をかけてきた相手のメッセー
ジを聞くための操作やこの相手に対して電話をかける操
作等を行うことが可能となる。
動・手動キーの操作によって「手動」を選択したとき
は、図7のステップ202の車両が走行中であるか否か
の判定にかかわらず、電話をかけてきた相手のメッセー
ジを聞くための操作やこの相手に対して電話をかける操
作等を行うことが可能となる。
【0049】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。上述した実施形態では、運転者等が電話
番号簿テーブルの内容を設定したが、例えば、電話帳が
記憶されているCD−ROM2を用い、この内容を検索
することにより、発信元の電話番号データから氏名・名
称を抽出して表示を行うようにしてもよい。
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。上述した実施形態では、運転者等が電話
番号簿テーブルの内容を設定したが、例えば、電話帳が
記憶されているCD−ROM2を用い、この内容を検索
することにより、発信元の電話番号データから氏名・名
称を抽出して表示を行うようにしてもよい。
【0050】また、上述した実施形態では、電話番号簿
テーブルを用いることによって電話番号から氏名・名称
を特定したが、ナビゲーションコントローラ1に音声認
識装置を設けることにより、氏名・名称を特定できるよ
うにしてもよい。この場合は、音声録音の際、電話をか
けてきた相手に氏名・名称を発声してもらうことによ
り、音声認識装置が音声を解析して氏名・名称を特定す
ることが可能となる。
テーブルを用いることによって電話番号から氏名・名称
を特定したが、ナビゲーションコントローラ1に音声認
識装置を設けることにより、氏名・名称を特定できるよ
うにしてもよい。この場合は、音声録音の際、電話をか
けてきた相手に氏名・名称を発声してもらうことによ
り、音声認識装置が音声を解析して氏名・名称を特定す
ることが可能となる。
【0051】また、上述した実施形態では、自動応答中
の通知や自動応答終了後の自動応答の件数の通知は、画
面表示によって行われたが、自動応答制御部54によっ
て、自動応答メモリ56から所定のテキストスピーチ用
のデータを読み込んで、音声再生部60によって、例え
ば「ただいま、自動応答中です。」等の音声案内信号を
作成され、これをスピーカ9から出力することにより、
運転者等に通知してもよい。
の通知や自動応答終了後の自動応答の件数の通知は、画
面表示によって行われたが、自動応答制御部54によっ
て、自動応答メモリ56から所定のテキストスピーチ用
のデータを読み込んで、音声再生部60によって、例え
ば「ただいま、自動応答中です。」等の音声案内信号を
作成され、これをスピーカ9から出力することにより、
運転者等に通知してもよい。
【0052】また、上述した実施形態では、発信元一覧
リストの表示の際、発信元電話番号や氏名・名称ととも
に伝言の有無やその伝言が再生済みであるか否かについ
ても表示したが、発信元電話番号のみあるいは氏名・名
称のみの表示であってもよい。図10は、発信元一覧リ
ストの表示の際、発信電話番号のみを表示した場合の表
示の一例を示す図である。同図に示すように、呼出信号
の制御データに発信元電話番号が含まれていない場合
は、「不明」と表示される。また、図11は、発信元一
覧リストの表示の際、氏名・名称のみを表示した場合の
表示の一例を示す図である。同図に示すように、呼出信
号の制御データに発信元電話番号が含まれていないか、
あるいは、発信電話番号が含まれていても、電話番号簿
テーブルに該当する発信電話番号が設定されていない場
合は、氏名の特定ができないため、「不明」と表示され
る。
リストの表示の際、発信元電話番号や氏名・名称ととも
に伝言の有無やその伝言が再生済みであるか否かについ
ても表示したが、発信元電話番号のみあるいは氏名・名
称のみの表示であってもよい。図10は、発信元一覧リ
ストの表示の際、発信電話番号のみを表示した場合の表
示の一例を示す図である。同図に示すように、呼出信号
の制御データに発信元電話番号が含まれていない場合
は、「不明」と表示される。また、図11は、発信元一
覧リストの表示の際、氏名・名称のみを表示した場合の
表示の一例を示す図である。同図に示すように、呼出信
号の制御データに発信元電話番号が含まれていないか、
あるいは、発信電話番号が含まれていても、電話番号簿
テーブルに該当する発信電話番号が設定されていない場
合は、氏名の特定ができないため、「不明」と表示され
る。
【0053】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、運転
中にかかってきた電話に対して自動的に応答し、自動応
答中や自動応答終了後にその旨が運転者等に通知される
ため、運転者による操作がなくても電話を受けることが
でき、運転中に電話がかかってきたことを把握すること
ができる。特に、車両が走行中にかかってきた電話に対
してのみ自動的に応答することによって、運転者の手が
空いている停車時には、運転者が直接電話を受けること
ができる。また、車両が所定速度以上で走行中のときに
自動応答するようにしてもよい。あるいは、運転者等に
よって自動応答動作開始指示がなされたときに自動応答
するようにして、自動応答するタイミングを適宜設定す
ることにより、より実状に即した自動応答が可能とな
る。
中にかかってきた電話に対して自動的に応答し、自動応
答中や自動応答終了後にその旨が運転者等に通知される
ため、運転者による操作がなくても電話を受けることが
でき、運転中に電話がかかってきたことを把握すること
ができる。特に、車両が走行中にかかってきた電話に対
してのみ自動的に応答することによって、運転者の手が
空いている停車時には、運転者が直接電話を受けること
ができる。また、車両が所定速度以上で走行中のときに
自動応答するようにしてもよい。あるいは、運転者等に
よって自動応答動作開始指示がなされたときに自動応答
するようにして、自動応答するタイミングを適宜設定す
ることにより、より実状に即した自動応答が可能とな
る。
【0054】また、本発明によれば、自動応答終了後に
所定の操作に応じて電話番号や氏名等の電話をかけてき
た相手に関する情報が表示されるため、電話をかけてき
た相手が誰であるかを把握することができ、この表示か
ら電話をかけてきた相手を指定して電話をかける等の適
切な対応をとることが可能となる。
所定の操作に応じて電話番号や氏名等の電話をかけてき
た相手に関する情報が表示されるため、電話をかけてき
た相手が誰であるかを把握することができ、この表示か
ら電話をかけてきた相手を指定して電話をかける等の適
切な対応をとることが可能となる。
【0055】また、本発明によれば、電話をかけてきた
相手の音声を録音することができるため、この録音され
た音声を聞くことで、発信元の用件を電話にでることな
く知ることができる。
相手の音声を録音することができるため、この録音され
た音声を聞くことで、発信元の用件を電話にでることな
く知ることができる。
【図1】本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。
ション装置の全体構成を示す図である。
【図2】走行中にかかってきた電話に対して自動応答を
行う場合の動作手順を示す流れ図である。
行う場合の動作手順を示す流れ図である。
【図3】自動応答中の画面表示の一例を示す図である。
【図4】自動応答終了後の画面表示の一例を示す図であ
る。
る。
【図5】電話番号簿テーブルの一例を示す図である。
【図6】自動応答データの構成を示す図である。
【図7】発信元情報表示等を行う場合の動作手順を示す
流れ図である。
流れ図である。
【図8】発信元一覧リストの一例を示す図である。
【図9】運転者等の指示によって自動応答を開始・終了
する場合の動作手順を示す図である。
する場合の動作手順を示す図である。
【図10】発信元一覧リストの他の例を示す図である。
【図11】発信元一覧リストの他の例を示す図である。
1 ナビゲーションコントローラ 7 移動体電話 8 ディスプレイ装置 9 スピーカ 52 呼出・切断信号検出部 54 自動応答制御部 56 自動応答メモリ 58 応答画像描画部 60 音声再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 109L
Claims (10)
- 【請求項1】 移動体電話が接続されたナビゲーション
装置であって、 運転中に着信した電話に対して自動的に応答する自動応
答手段と、 自動応答中および自動応答終了後にその旨を通知する自
動応答通知手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記自動応答手段による自動応答の際に、電話をかけて
きた相手の音声を録音し、この録音された音声を所定の
再生指示に応じて出力する音声録音手段をさらに備える
ことを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記自動応答通知手段は、自動応答終了後に所定の指示
に応じて、電話をかけてきた相手に関する発信元情報を
表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記発信元情報には、相手の電話番号が含まれることを
特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項5】 請求項3において、 前記発信元情報には、相手の氏名あるいは名称が含まれ
ることを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項6】 請求項4において、 前記自動応答通知手段は、電話をかけてきた相手の電話
番号と氏名あるいは名称とを関連づけた電話番号簿テー
ブルを有しており、相手の電話番号に基づいて前記電話
番号簿テーブルを検索することにより相手の氏名あるい
は名称を特定することを特徴とするナビゲーション装
置。 - 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかにおいて、 前記自動応答通知手段によって発信元情報が表示された
後に、表示されたいずれかの発信元に対する発信が指示
されたときに、この発信元に対して発信動作を行う発信
手段をさらに備えることを特徴とするナビゲーション装
置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記自動応答手段は、車両が走行中に着信した電話に対
して自動的に応答することを特徴とするナビゲーション
装置。 - 【請求項9】 請求項1〜7のいすれかにおいて、 前記自動応答手段は、車両が所定速度以上で走行中に着
信した電話に対して自動的に応答することを特徴とする
ナビゲーション装置。 - 【請求項10】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記自動応答手段は、自動応答動作開始指示がなされた
後に着信した電話に対して自動的に応答することを特徴
とするナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9259302A JPH1188525A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9259302A JPH1188525A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ナビゲーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188525A true JPH1188525A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17332198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9259302A Pending JPH1188525A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1188525A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003032329A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-31 | Equos Research Co Ltd | 車両用通信代行装置 |
KR20030056508A (ko) * | 2001-12-28 | 2003-07-04 | 주식회사 모바인텍 | 텔레매틱스 단말기에서의 음성 통화 장치 및 방법 |
JP2005332056A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Seiko Epson Corp | 近距離無線通信端末装置 |
JP2005348167A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Vodafone Kk | 移動体通信端末 |
JP2007240452A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Hitachi Software Eng Co Ltd | ナビゲーションシステム |
KR101311503B1 (ko) * | 2009-08-26 | 2013-09-25 | 한국전자통신연구원 | 운전자의 단말 제어 장치 및 그 방법 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP9259302A patent/JPH1188525A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003032329A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-31 | Equos Research Co Ltd | 車両用通信代行装置 |
JP4506048B2 (ja) * | 2001-07-16 | 2010-07-21 | 株式会社エクォス・リサーチ | 車両用通信代行装置 |
KR20030056508A (ko) * | 2001-12-28 | 2003-07-04 | 주식회사 모바인텍 | 텔레매틱스 단말기에서의 음성 통화 장치 및 방법 |
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JP2005348167A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Vodafone Kk | 移動体通信端末 |
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KR101311503B1 (ko) * | 2009-08-26 | 2013-09-25 | 한국전자통신연구원 | 운전자의 단말 제어 장치 및 그 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040720 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050104 |