JPH1181919A - 二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法 - Google Patents
二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法Info
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- JPH1181919A JPH1181919A JP24551197A JP24551197A JPH1181919A JP H1181919 A JPH1181919 A JP H1181919A JP 24551197 A JP24551197 A JP 24551197A JP 24551197 A JP24551197 A JP 24551197A JP H1181919 A JPH1181919 A JP H1181919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】白煙の発生を抑制する従来の方法として、排ガ
スの一部をボイラバイパスする方法では、排熱回収部に
脱硝部を設けて排ガス中の窒素酸化物の低減を計ってい
る場合において、上述したように排ガスをバイパスする
と、バイパスした排ガスは脱硝部を通らないため、規制
値以上の窒素酸化物が煙突から排出されてしまう恐れが
ある。 【解決手段】そこで本発明では、第1の方法として排熱
ボイラ2からガスタービン1への蒸気噴射経路14を構
成すると共に、排熱ボイラの上流側の排熱回収部と下流
側の排熱回収部の間に脱硝部9を配置した排気経路4を
有する二流体サイクルガスタービン装置において、下流
側の排熱回収部をバイパスするバイパス経路18を構成
し、脱硝部を経た排ガスの一部をバイパス経路に流して
下流側の排熱回収部をバイパスさせ、下流側の排熱回収
部を経た排ガスと合流させることにより排ガス温度を上
昇させて外気に排出すると共に、蒸気噴射経路を経てガ
スタービンに噴射する蒸気量を低減する排気の白煙防止
方法を提案している。
スの一部をボイラバイパスする方法では、排熱回収部に
脱硝部を設けて排ガス中の窒素酸化物の低減を計ってい
る場合において、上述したように排ガスをバイパスする
と、バイパスした排ガスは脱硝部を通らないため、規制
値以上の窒素酸化物が煙突から排出されてしまう恐れが
ある。 【解決手段】そこで本発明では、第1の方法として排熱
ボイラ2からガスタービン1への蒸気噴射経路14を構
成すると共に、排熱ボイラの上流側の排熱回収部と下流
側の排熱回収部の間に脱硝部9を配置した排気経路4を
有する二流体サイクルガスタービン装置において、下流
側の排熱回収部をバイパスするバイパス経路18を構成
し、脱硝部を経た排ガスの一部をバイパス経路に流して
下流側の排熱回収部をバイパスさせ、下流側の排熱回収
部を経た排ガスと合流させることにより排ガス温度を上
昇させて外気に排出すると共に、蒸気噴射経路を経てガ
スタービンに噴射する蒸気量を低減する排気の白煙防止
方法を提案している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二流体サイクルガ
スタービン装置における排気の白煙防止方法に関するも
のである。
スタービン装置における排気の白煙防止方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えばコージェネレーションシステム等
に用いるガスタービンのシステムの一つとして、ガスタ
ービンの排ガスを煙突に至る排気経路に設置した排熱回
収ボイラにおいて熱回収して蒸気を発生させ、この蒸気
をガスタービンの入口側に戻して噴射して燃焼ガスと蒸
気による二流体とすることにより、ガスタービンの出力
を増加させるようにした、いわゆる二流体サイクルガス
タービンが従来から使用されている。
に用いるガスタービンのシステムの一つとして、ガスタ
ービンの排ガスを煙突に至る排気経路に設置した排熱回
収ボイラにおいて熱回収して蒸気を発生させ、この蒸気
をガスタービンの入口側に戻して噴射して燃焼ガスと蒸
気による二流体とすることにより、ガスタービンの出力
を増加させるようにした、いわゆる二流体サイクルガス
タービンが従来から使用されている。
【0003】このような二流体サイクルガスタービンの
排ガス中の水分量は、蒸気を噴出している分、これを行
わない他のガスタービンの排ガスに比べて多くなる。こ
のため、煙突から排出された場合、外気の条件によって
は排ガスは白煙となる。白煙は、煙突から排出された排
ガスが拡散して大気と混合することにより温度が低下
し、飽和水蒸気圧が下がって、気体でいられなくなった
水分が凝縮して白く見える現象である。例えば、排ガス
と大気との混合状態を表す図3又は図6において、煙突
から排出される排ガスの状態がG1の場合、大気と混合
した状態では過飽和域に入るので白煙が発生する。この
ように白煙は水蒸気に起因するため環境規制の対象とは
なっていないが、視覚的に問題となる可能性がある。
排ガス中の水分量は、蒸気を噴出している分、これを行
わない他のガスタービンの排ガスに比べて多くなる。こ
のため、煙突から排出された場合、外気の条件によって
は排ガスは白煙となる。白煙は、煙突から排出された排
ガスが拡散して大気と混合することにより温度が低下
し、飽和水蒸気圧が下がって、気体でいられなくなった
水分が凝縮して白く見える現象である。例えば、排ガス
と大気との混合状態を表す図3又は図6において、煙突
から排出される排ガスの状態がG1の場合、大気と混合
した状態では過飽和域に入るので白煙が発生する。この
ように白煙は水蒸気に起因するため環境規制の対象とは
なっていないが、視覚的に問題となる可能性がある。
【0004】白煙の発生を抑制するためには、排ガス中
の水分割合、即ち比湿を低下させるか、または、排ガス
温度を上昇させる必要がある。例えば、上記図6におい
て、排ガスの温度を上昇させてG1の状態からG2の状態
に移行して、大気の状態AとG2の状態を結ぶ直線が飽
和比湿線の接線となるようにすると、混合状態でも過飽
和域に入らなくなる。即ち、大気の状態がAである場合
には、排ガスの温度をG2の温度以上とすると白煙は全
く発生しない。
の水分割合、即ち比湿を低下させるか、または、排ガス
温度を上昇させる必要がある。例えば、上記図6におい
て、排ガスの温度を上昇させてG1の状態からG2の状態
に移行して、大気の状態AとG2の状態を結ぶ直線が飽
和比湿線の接線となるようにすると、混合状態でも過飽
和域に入らなくなる。即ち、大気の状態がAである場合
には、排ガスの温度をG2の温度以上とすると白煙は全
く発生しない。
【0005】このような原理に基づき、白煙の発生を抑
制する従来の方法として、(1)排ガスを燃料を用いて
追い焚きする方法、(2)排ガスの一部をボイラバイパ
スする方法等が知られている。例えば「コージェネレー
ション」 Vol.12 No.1 1997年 (15〜19頁)参照。
制する従来の方法として、(1)排ガスを燃料を用いて
追い焚きする方法、(2)排ガスの一部をボイラバイパ
スする方法等が知られている。例えば「コージェネレー
ション」 Vol.12 No.1 1997年 (15〜19頁)参照。
【0006】図5は(2)の方法を適用したガスタービ
ンの排気システムの例を示すものであり、このシステム
では、ガスタービン1から排熱ボイラ2を経て煙突3に
至る排気経路4に、排熱ボイラ2をバイパスするボイラ
バイパス経路5を構成しており、ボイラバイパス経路5
にはダンパ6を設置している。排熱ボイラ2は、蒸発器
7、ボイラドラム8、触媒による脱硝部9(中温脱硝触
媒)、蒸発器10 、エコノマイザー11を上流側から
順次構成している。符号12はエコノマイザー11の給
水系であり、給水タンク13等から供給された水はエコ
ノマイザー11を通り、排ガスと熱交換して予熱された
後、ボイラドラム8に供給される。またボイラドラム8
からガスタービン1の上流側に蒸気噴射用経路14が構
成されており、この蒸気噴射用経路14には流量制御弁
15と流量計16が設置されており、流量計16と流量
制御弁15と調節器17とにより噴射蒸気量制御手段が
構成されている。
ンの排気システムの例を示すものであり、このシステム
では、ガスタービン1から排熱ボイラ2を経て煙突3に
至る排気経路4に、排熱ボイラ2をバイパスするボイラ
バイパス経路5を構成しており、ボイラバイパス経路5
にはダンパ6を設置している。排熱ボイラ2は、蒸発器
7、ボイラドラム8、触媒による脱硝部9(中温脱硝触
媒)、蒸発器10 、エコノマイザー11を上流側から
順次構成している。符号12はエコノマイザー11の給
水系であり、給水タンク13等から供給された水はエコ
ノマイザー11を通り、排ガスと熱交換して予熱された
後、ボイラドラム8に供給される。またボイラドラム8
からガスタービン1の上流側に蒸気噴射用経路14が構
成されており、この蒸気噴射用経路14には流量制御弁
15と流量計16が設置されており、流量計16と流量
制御弁15と調節器17とにより噴射蒸気量制御手段が
構成されている。
【0007】以上のシステムでは、ガスタービン1の排
ガスの一部はボイラバイパス経路5を経て流れて、排熱
ボイラ2を経た排ガスと混合した後に煙突3から排出さ
れるので、煙突から排出される排ガスの温度は、排熱ボ
イラ2を経た排ガスの温度よりも上昇し、従って白煙の
発生を抑制することができる。
ガスの一部はボイラバイパス経路5を経て流れて、排熱
ボイラ2を経た排ガスと混合した後に煙突3から排出さ
れるので、煙突から排出される排ガスの温度は、排熱ボ
イラ2を経た排ガスの温度よりも上昇し、従って白煙の
発生を抑制することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すように排熱ボイラ2に脱硝部9を設けて排ガス中の
窒素酸化物の低減を計っている場合において、上述した
ように排ガスをバイパスすると、バイパスした排ガスは
脱硝部9を通らないため、規制値以上の窒素酸化物が煙
突3から排出されてしまう恐れがある。そこで、本発明
では、このような課題を解決することを目的としてい
る。
示すように排熱ボイラ2に脱硝部9を設けて排ガス中の
窒素酸化物の低減を計っている場合において、上述した
ように排ガスをバイパスすると、バイパスした排ガスは
脱硝部9を通らないため、規制値以上の窒素酸化物が煙
突3から排出されてしまう恐れがある。そこで、本発明
では、このような課題を解決することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、まず、第1の方法として、排熱ボイ
ラからガスタービンへの蒸気噴射経路を構成すると共
に、排熱ボイラの上流側の排熱回収部と下流側の排熱回
収部の間に脱硝部を配置した排気経路を有する二流体サ
イクルガスタービン装置において、下流側の排熱回収部
をバイパスするバイパス経路を構成し、脱硝部を経た排
ガスの一部をバイパス経路に流して下流側の排熱回収部
をバイパスさせ、下流側の排熱回収部を経た排ガスと合
流させることにより排ガス温度を上昇させて外気に排出
すると共に、蒸気噴射経路を経てガスタービンに噴射す
る蒸気量を低減する二流体サイクルガスタービン装置に
おける排気の白煙防止方法を提案する。
ために本発明では、まず、第1の方法として、排熱ボイ
ラからガスタービンへの蒸気噴射経路を構成すると共
に、排熱ボイラの上流側の排熱回収部と下流側の排熱回
収部の間に脱硝部を配置した排気経路を有する二流体サ
イクルガスタービン装置において、下流側の排熱回収部
をバイパスするバイパス経路を構成し、脱硝部を経た排
ガスの一部をバイパス経路に流して下流側の排熱回収部
をバイパスさせ、下流側の排熱回収部を経た排ガスと合
流させることにより排ガス温度を上昇させて外気に排出
すると共に、蒸気噴射経路を経てガスタービンに噴射す
る蒸気量を低減する二流体サイクルガスタービン装置に
おける排気の白煙防止方法を提案する。
【0010】そして本発明では、上記第1の方法におい
て、バイパス経路にダンパを設けてバイパスさせる排ガ
スの量を調節可能に構成すると共に、バイパス経路の合
流個所よりも下流側の排気経路に排ガス温度検出器を設
置し、この排ガス温度検出器により検出した外気に排出
する排ガスの温度を設定値とするように制御装置により
ダンパの開度を制御して、バイパスさせる排ガスの量を
調節することを提案する。
て、バイパス経路にダンパを設けてバイパスさせる排ガ
スの量を調節可能に構成すると共に、バイパス経路の合
流個所よりも下流側の排気経路に排ガス温度検出器を設
置し、この排ガス温度検出器により検出した外気に排出
する排ガスの温度を設定値とするように制御装置により
ダンパの開度を制御して、バイパスさせる排ガスの量を
調節することを提案する。
【0011】また本発明では、第2の方法として、ガス
タービンの排ガスを排熱ボイラにおいて熱回収して蒸気
を発生させ、この蒸気をガスタービンの入口側に戻して
噴射させる二流体サイクルガスタービン装置において、
ガスタービンの排気経路に設けたエコノマイザーの給水
系に、エコノマイザーをバイパスする給水バイパス経路
を構成し、エコノマイザーの給水の一部を給水バイパス
経路に流して排ガス温度を上昇させて外気に排出すると
共に、蒸気噴射経路を経てガスタービンに噴射する蒸気
量を低減する二流体サイクルガスタービン装置における
排気の白煙防止方法を提案する。
タービンの排ガスを排熱ボイラにおいて熱回収して蒸気
を発生させ、この蒸気をガスタービンの入口側に戻して
噴射させる二流体サイクルガスタービン装置において、
ガスタービンの排気経路に設けたエコノマイザーの給水
系に、エコノマイザーをバイパスする給水バイパス経路
を構成し、エコノマイザーの給水の一部を給水バイパス
経路に流して排ガス温度を上昇させて外気に排出すると
共に、蒸気噴射経路を経てガスタービンに噴射する蒸気
量を低減する二流体サイクルガスタービン装置における
排気の白煙防止方法を提案する。
【0012】そして本発明では、上記第2の方法におい
て、給水バイパス経路に流量調節弁を設けると共に、エ
コノマイザーよりも下流側の排気経路に排ガス温度検出
器を設置し、この排ガス温度検出器により検出した外気
に排出する排ガスの温度を設定値とするように流量調節
弁の開度を制御して、エコノマイザーをバイパスする給
水量を調節することを提案する。
て、給水バイパス経路に流量調節弁を設けると共に、エ
コノマイザーよりも下流側の排気経路に排ガス温度検出
器を設置し、この排ガス温度検出器により検出した外気
に排出する排ガスの温度を設定値とするように流量調節
弁の開度を制御して、エコノマイザーをバイパスする給
水量を調節することを提案する。
【0013】そして本発明では、上記第1、第2の方法
において、外気に排出する排ガスの温度の設定値は、外
気温度と、外気相対湿度とに基づいて最低温度として設
定することを提案する。
において、外気に排出する排ガスの温度の設定値は、外
気温度と、外気相対湿度とに基づいて最低温度として設
定することを提案する。
【0014】また本発明では、上記第1、第2の方法に
おいて、蒸気噴射経路における噴射蒸気量制御手段に
は、所望のガスタービン出力に対応して噴射蒸気量を設
定する第1の噴射蒸気量設定手段に加えて、排ガス排出
時における外気と排ガスの条件から白煙発生限界の噴射
蒸気量を導出して設定する第2の噴射蒸気量設定手段を
構成し、これらの噴射蒸気量設定手段の設定値のうち、
低い方の値を選択して噴射蒸気量の目標値とすることを
提案する。
おいて、蒸気噴射経路における噴射蒸気量制御手段に
は、所望のガスタービン出力に対応して噴射蒸気量を設
定する第1の噴射蒸気量設定手段に加えて、排ガス排出
時における外気と排ガスの条件から白煙発生限界の噴射
蒸気量を導出して設定する第2の噴射蒸気量設定手段を
構成し、これらの噴射蒸気量設定手段の設定値のうち、
低い方の値を選択して噴射蒸気量の目標値とすることを
提案する。
【0015】そして本発明では、上記の方法において、
第2の噴射蒸気量設定手段における噴射蒸気量の導出
は、外気温度と、外気相対湿度と、排ガス温度とから白
煙発生限界比湿を求めるステップと、燃料消費量から排
気ガス量を求めるステップと、これらのステップで得ら
れた各値から白煙発生限界の噴射蒸気量を求めるステッ
プとから行うことを提案する。また排気ガス量は、上述
した燃料消費量との対応関係から求める他に、ガスター
ビン吸気空気量又はガスタービン出力との対応関係によ
っても求めることができる。
第2の噴射蒸気量設定手段における噴射蒸気量の導出
は、外気温度と、外気相対湿度と、排ガス温度とから白
煙発生限界比湿を求めるステップと、燃料消費量から排
気ガス量を求めるステップと、これらのステップで得ら
れた各値から白煙発生限界の噴射蒸気量を求めるステッ
プとから行うことを提案する。また排気ガス量は、上述
した燃料消費量との対応関係から求める他に、ガスター
ビン吸気空気量又はガスタービン出力との対応関係によ
っても求めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図1は本発明を適用するガスタービン
装置の排気システムの第1の実施の形態を示す系統図で
あり、図5に示す従来の排気システムの構成と同様な構
成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。図1に示すように、本発明に係る排気システムで
は、排熱ボイラ2の下流側の排熱回収部、即ち、図の構
成では、蒸発器10とエコノマイザー11をバイパス
し、後者の下流側の位置Pで合流するバイパス経路18
を構成しており、バイパス経路18にはダンパ19を設
けている。ダンパ19は駆動機構20を介して制御装置
Aにより開度を制御する構成としており、制御装置Aは
煙突3を経て外気に排出する排ガスの温度を設定値とす
るようにダンパ19の開度を制御する構成としている。
そのためにバイパス経路18の合流個所Pよりも下流側
の排気経路4に排ガス温度検出器21を設置し、制御装
置Aは、それに構成した排ガス温度設定手段に設定され
た目標値に従ってPID制御等のフイードバック制御の
手法でダンパ19の開度制御を行う構成としている。こ
の他、制御装置Aによるダンパ19の開度制御手法は、
フイードフォワード制御その他の周知の適宜の手法を適
用できることは勿論である。尚、制御装置Aの具体的構
成は後述する。
照して説明する。図1は本発明を適用するガスタービン
装置の排気システムの第1の実施の形態を示す系統図で
あり、図5に示す従来の排気システムの構成と同様な構
成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。図1に示すように、本発明に係る排気システムで
は、排熱ボイラ2の下流側の排熱回収部、即ち、図の構
成では、蒸発器10とエコノマイザー11をバイパス
し、後者の下流側の位置Pで合流するバイパス経路18
を構成しており、バイパス経路18にはダンパ19を設
けている。ダンパ19は駆動機構20を介して制御装置
Aにより開度を制御する構成としており、制御装置Aは
煙突3を経て外気に排出する排ガスの温度を設定値とす
るようにダンパ19の開度を制御する構成としている。
そのためにバイパス経路18の合流個所Pよりも下流側
の排気経路4に排ガス温度検出器21を設置し、制御装
置Aは、それに構成した排ガス温度設定手段に設定され
た目標値に従ってPID制御等のフイードバック制御の
手法でダンパ19の開度制御を行う構成としている。こ
の他、制御装置Aによるダンパ19の開度制御手法は、
フイードフォワード制御その他の周知の適宜の手法を適
用できることは勿論である。尚、制御装置Aの具体的構
成は後述する。
【0017】以上の構成において、ガスタービン1から
の排ガスは排熱ボイラ2の蒸発器7を通って放熱して排
熱の回収が行われ、蒸気を発生した後、中温脱硝触媒を
設けた脱硝部9を通って脱硝される。次いで排ガスは蒸
発器10とエコノマイザー11を通って更に排熱の回収
が行われた後、煙突3から外気に排出される。またダン
パ19が開である場合には、脱硝部9を通って脱硝され
た排ガスの一部は蒸発器10とエコノマイザー11をバ
イパスしてバイパス経路12を流れ、エコノマイザー1
1の下流側において、他の排ガスと合流してから外気に
排出される。バイパス経路18を流れた排ガスは、蒸発
器10とエコノマイザー11における放熱がなされない
ので温度が高く、従ってバイパス経路18を流れる排ガ
ス量が多いほど煙突3から排出される排ガスの温度は高
くなる。
の排ガスは排熱ボイラ2の蒸発器7を通って放熱して排
熱の回収が行われ、蒸気を発生した後、中温脱硝触媒を
設けた脱硝部9を通って脱硝される。次いで排ガスは蒸
発器10とエコノマイザー11を通って更に排熱の回収
が行われた後、煙突3から外気に排出される。またダン
パ19が開である場合には、脱硝部9を通って脱硝され
た排ガスの一部は蒸発器10とエコノマイザー11をバ
イパスしてバイパス経路12を流れ、エコノマイザー1
1の下流側において、他の排ガスと合流してから外気に
排出される。バイパス経路18を流れた排ガスは、蒸発
器10とエコノマイザー11における放熱がなされない
ので温度が高く、従ってバイパス経路18を流れる排ガ
ス量が多いほど煙突3から排出される排ガスの温度は高
くなる。
【0018】この際、煙突3から排出される排ガスの温
度は、エコノマイザー11から煙突3に至る排気経路4
の適所において排ガス温度検出器21により測定されて
おり、この測定値と、制御装置Aの温度設定手段による
設定値とが比較されてダンパ19の開度の制御が行われ
る。この際、制御装置Aの排ガス温度設定手段において
は、図示していない適宜の検出器により測定した外気温
度、外気相対湿度に基づいて、随時、例えば所定時間毎
に上述した設定温度の演算そして設定が行われる。そし
て、制御装置Aは、排ガス温度とその設定値を比較し
て、排ガス温度を設定値に維持するように駆動部20を
介してダンパ19の開度を制御する。
度は、エコノマイザー11から煙突3に至る排気経路4
の適所において排ガス温度検出器21により測定されて
おり、この測定値と、制御装置Aの温度設定手段による
設定値とが比較されてダンパ19の開度の制御が行われ
る。この際、制御装置Aの排ガス温度設定手段において
は、図示していない適宜の検出器により測定した外気温
度、外気相対湿度に基づいて、随時、例えば所定時間毎
に上述した設定温度の演算そして設定が行われる。そし
て、制御装置Aは、排ガス温度とその設定値を比較し
て、排ガス温度を設定値に維持するように駆動部20を
介してダンパ19の開度を制御する。
【0019】以上の制御と同時に、噴射蒸気量制御手段
の制御装置Bは、制御装置Aにより設定された排ガスの
温度と、外気の温度及び相対湿度から白煙発生限界比湿
を求め、排ガスが、この白煙発生限界比湿以下となるよ
うに噴射蒸気量制御手段を制御して噴射蒸気量を調節、
即ち低減する。
の制御装置Bは、制御装置Aにより設定された排ガスの
温度と、外気の温度及び相対湿度から白煙発生限界比湿
を求め、排ガスが、この白煙発生限界比湿以下となるよ
うに噴射蒸気量制御手段を制御して噴射蒸気量を調節、
即ち低減する。
【0020】次に、以上の実施の形態の制御装置A、B
の具体的構成例を説明する。まず、制御装置Aは、排熱
ボイラ2の発生蒸気量制御を行うためにバイパス経路1
8のダンパ19の開度を設定する動作を伴う場合の構成
例としている。即ち、この制御装置Aは、外気温度と、
外気相対湿度とから、それらに対応する排ガス温度の制
限値、即ち下限値を設定し、この設定値に対応してダン
パ19の開度を設定する第1の排ガス温度設定手段24
と、排熱ボイラ2の発生蒸気量制御を行うためにバイパ
ス経路18のダンパ19の開度を設定する第2の排ガス
温度設定手段25と、第1,第2の排ガス温度設定手段
24,25の設定値のうちの高い方を選択してダンパ1
9の開度として設定する選択設定手段26とを構成して
いる。第1の排ガス温度設定手段24は、白煙発生防止
温度設定器27と、排ガス温度検出器21の測定値と上
記白煙発生防止温度設定器27の温度設定値とからダン
パ19の開度を設定する調節器28とから構成してい
る。
の具体的構成例を説明する。まず、制御装置Aは、排熱
ボイラ2の発生蒸気量制御を行うためにバイパス経路1
8のダンパ19の開度を設定する動作を伴う場合の構成
例としている。即ち、この制御装置Aは、外気温度と、
外気相対湿度とから、それらに対応する排ガス温度の制
限値、即ち下限値を設定し、この設定値に対応してダン
パ19の開度を設定する第1の排ガス温度設定手段24
と、排熱ボイラ2の発生蒸気量制御を行うためにバイパ
ス経路18のダンパ19の開度を設定する第2の排ガス
温度設定手段25と、第1,第2の排ガス温度設定手段
24,25の設定値のうちの高い方を選択してダンパ1
9の開度として設定する選択設定手段26とを構成して
いる。第1の排ガス温度設定手段24は、白煙発生防止
温度設定器27と、排ガス温度検出器21の測定値と上
記白煙発生防止温度設定器27の温度設定値とからダン
パ19の開度を設定する調節器28とから構成してい
る。
【0021】一方、制御装置Bは、所望のガスタービン
出力に対応して噴射蒸気量を設定するための従来の噴射
蒸気量設定手段と同様な第1の噴射蒸気量設定手段29
と、煙突4からの排ガス排出時における外気と排ガスの
条件から白煙発生限界の噴射蒸気量を導出して設定する
第2の噴射蒸気量設定手段30とから構成している。
出力に対応して噴射蒸気量を設定するための従来の噴射
蒸気量設定手段と同様な第1の噴射蒸気量設定手段29
と、煙突4からの排ガス排出時における外気と排ガスの
条件から白煙発生限界の噴射蒸気量を導出して設定する
第2の噴射蒸気量設定手段30とから構成している。
【0022】図4は、上記第1の排ガス温度設定手段2
4を構成する白煙発生防止温度設定器27と第2の噴射
蒸気量設定手段30の動作の一例を示すものである。ま
ず図4において、ステップS1、S2では、夫々外気温
度(t0[℃])と外気相対湿度(h0゜[%])、燃料消費
量Fu[m3/h]を、夫々に対応して適所に設置した測定器に
より測定される。次いでステップS3では、ステップS
1において測定した外気温度と外気相対湿度から排ガス
温度の制限値(t′min[℃])、即ち下限値を定めるもの
で、例えば図示するように、外気温度と排ガス温度との
対応関係を、外気相対湿度をパラメータとして、関数式
又はデータテーブルの形で記憶させておき、ステップS
1において測定した燃料消費量を入力することにより周
知の手法で排ガス温度の下限値を求めるものである。こ
の排ガス温度の下限値は、予めの測定等により適宜に設
定することができる。ステップS4では、ステップS1
において測定した外気温度と外気相対湿度と、ステップ
S3で求めた排ガス温度とから白煙発生限界比湿(q[kg
/kg…wet gas])を求める。ステップS4を構成する手
段には、例えば図示するように、外気相対湿度をパラメ
ータとして白煙発生限界排ガス温度と比湿との対応関係
を、関数式又はデータテーブルの形で記憶させておい
て、それらを入力して周知の手法で、白煙発生限界排ガ
ス温度を求めたり、又は現状比湿、外気温度、外気相対
湿度を変数として直接的に関数式に入力して求めること
ができる。ステップS5では、ステップS2において測
定した燃料消費量から乾き排気ガス量(Gd[m3/h])を求
める。ステップS5を構成する手段には、例えば図示す
るように燃料消費量と乾き排気ガス温度との対応関係
を、関数式又はデータテーブルの形で記憶させておき、
ステップS2において測定した燃料消費量を入力するこ
とにより周知の手法で乾き排気ガス量を求めることがで
きる。次いでステップS6では、ステップS4において
求めた白煙発生限界比湿とステップS5において求めた
乾き排気ガス量とから、下記式により白煙発生限界蒸気
流量Smax[kg/h]を求める。 Smax=q×Gd/(1-q) そしてステップS7では、ステップS6で求めた白煙発
生限界蒸気流量Smaxを第2の噴射蒸気量設定手段30に
おける蒸気流量の設定値として設定する。この設定値
は、蒸気流量の制御の幅を考慮して、ステップS6で求
めた白煙発生限界蒸気流量Smaxよりも適宜低い値とする
こともできる。一方、ステップS8では、ステップS3
で求めた排ガス温度の下限値を第1の排ガス温度設定手
段24に設定する。以上のことから、ステップS1、S
3、S8は第1の排ガス温度設定手段24を構成する白
煙発生防止温度設定器27の動作に相当し、ステップS
1、S2、S3、S4、S5、S6及びS7が第2の噴
射蒸気量設定手段30の動作に相当する。
4を構成する白煙発生防止温度設定器27と第2の噴射
蒸気量設定手段30の動作の一例を示すものである。ま
ず図4において、ステップS1、S2では、夫々外気温
度(t0[℃])と外気相対湿度(h0゜[%])、燃料消費
量Fu[m3/h]を、夫々に対応して適所に設置した測定器に
より測定される。次いでステップS3では、ステップS
1において測定した外気温度と外気相対湿度から排ガス
温度の制限値(t′min[℃])、即ち下限値を定めるもの
で、例えば図示するように、外気温度と排ガス温度との
対応関係を、外気相対湿度をパラメータとして、関数式
又はデータテーブルの形で記憶させておき、ステップS
1において測定した燃料消費量を入力することにより周
知の手法で排ガス温度の下限値を求めるものである。こ
の排ガス温度の下限値は、予めの測定等により適宜に設
定することができる。ステップS4では、ステップS1
において測定した外気温度と外気相対湿度と、ステップ
S3で求めた排ガス温度とから白煙発生限界比湿(q[kg
/kg…wet gas])を求める。ステップS4を構成する手
段には、例えば図示するように、外気相対湿度をパラメ
ータとして白煙発生限界排ガス温度と比湿との対応関係
を、関数式又はデータテーブルの形で記憶させておい
て、それらを入力して周知の手法で、白煙発生限界排ガ
ス温度を求めたり、又は現状比湿、外気温度、外気相対
湿度を変数として直接的に関数式に入力して求めること
ができる。ステップS5では、ステップS2において測
定した燃料消費量から乾き排気ガス量(Gd[m3/h])を求
める。ステップS5を構成する手段には、例えば図示す
るように燃料消費量と乾き排気ガス温度との対応関係
を、関数式又はデータテーブルの形で記憶させておき、
ステップS2において測定した燃料消費量を入力するこ
とにより周知の手法で乾き排気ガス量を求めることがで
きる。次いでステップS6では、ステップS4において
求めた白煙発生限界比湿とステップS5において求めた
乾き排気ガス量とから、下記式により白煙発生限界蒸気
流量Smax[kg/h]を求める。 Smax=q×Gd/(1-q) そしてステップS7では、ステップS6で求めた白煙発
生限界蒸気流量Smaxを第2の噴射蒸気量設定手段30に
おける蒸気流量の設定値として設定する。この設定値
は、蒸気流量の制御の幅を考慮して、ステップS6で求
めた白煙発生限界蒸気流量Smaxよりも適宜低い値とする
こともできる。一方、ステップS8では、ステップS3
で求めた排ガス温度の下限値を第1の排ガス温度設定手
段24に設定する。以上のことから、ステップS1、S
3、S8は第1の排ガス温度設定手段24を構成する白
煙発生防止温度設定器27の動作に相当し、ステップS
1、S2、S3、S4、S5、S6及びS7が第2の噴
射蒸気量設定手段30の動作に相当する。
【0023】上述したとおり、乾き排気ガス量は、上述
した燃料消費量との対応関係から求める他に、ガスター
ビン吸気空気量又はガスタービン出力との対応関係によ
っても求めることができ、これらの場合には、上記ステ
ップS2では、ガスタービン吸気空気量又はガスタービ
ン出力の測定が行われ、ステップS5において、ガスタ
ービン吸気空気量又はガスタービン出力と乾き排気ガス
量との対応関係により乾き排気ガス量が求められる。
した燃料消費量との対応関係から求める他に、ガスター
ビン吸気空気量又はガスタービン出力との対応関係によ
っても求めることができ、これらの場合には、上記ステ
ップS2では、ガスタービン吸気空気量又はガスタービ
ン出力の測定が行われ、ステップS5において、ガスタ
ービン吸気空気量又はガスタービン出力と乾き排気ガス
量との対応関係により乾き排気ガス量が求められる。
【0024】次いで、選択設定手段26は第1、第2の
排ガス温度設定手段24、25の夫々の排ガス温度の設
定値を比較し、温度の高い方を選択して上述したように
ダンパ19の開度を設定する。この場合、第1の排ガス
温度設定手段24の設定値の方が低い場合には、白煙の
発生を防止し得る排ガス温度において所望の上記発生量
が得られ、逆に第1の排ガス温度設定手段24の設定値
の方が高い場合には、上記発生量は所望の値よりも低く
なるが、必要最小限の低下に抑えられる。一方、選択設
定手段31は、第1、第2の噴射蒸気量設定手段29、
30の夫々の噴射蒸気量の設定値を比較し、噴射蒸気量
の低い方を選択して上述したように流量制御弁15の開
度の目標値を調節器17に設定する。この場合、第1の
噴射蒸気量設定手段29の設定値の方が低い場合には、
白煙の発生が防止された状態においてガスタービン1の
所望の出力が得られ、逆に第2の噴射蒸気量設定手段3
0の設定値の方が低い場合にも、ガスタービン1の出力
は第1の噴射蒸気量設定手段29の設定値に対応する出
力よりも低くなるものの、必要最小限の低下に抑えられ
る。
排ガス温度設定手段24、25の夫々の排ガス温度の設
定値を比較し、温度の高い方を選択して上述したように
ダンパ19の開度を設定する。この場合、第1の排ガス
温度設定手段24の設定値の方が低い場合には、白煙の
発生を防止し得る排ガス温度において所望の上記発生量
が得られ、逆に第1の排ガス温度設定手段24の設定値
の方が高い場合には、上記発生量は所望の値よりも低く
なるが、必要最小限の低下に抑えられる。一方、選択設
定手段31は、第1、第2の噴射蒸気量設定手段29、
30の夫々の噴射蒸気量の設定値を比較し、噴射蒸気量
の低い方を選択して上述したように流量制御弁15の開
度の目標値を調節器17に設定する。この場合、第1の
噴射蒸気量設定手段29の設定値の方が低い場合には、
白煙の発生が防止された状態においてガスタービン1の
所望の出力が得られ、逆に第2の噴射蒸気量設定手段3
0の設定値の方が低い場合にも、ガスタービン1の出力
は第1の噴射蒸気量設定手段29の設定値に対応する出
力よりも低くなるものの、必要最小限の低下に抑えられ
る。
【0025】以上の制御により、煙突3から外気に排出
される排ガスの温度が上昇し、比湿が低下することによ
り、排ガスの状態は、図3のG3の状態となるので、白
煙の発生が防止される。バイパス経路12を流れる排ガ
スは脱硝部9を経ているので、窒素酸化物の環境規制に
対して不利になることはない。
される排ガスの温度が上昇し、比湿が低下することによ
り、排ガスの状態は、図3のG3の状態となるので、白
煙の発生が防止される。バイパス経路12を流れる排ガ
スは脱硝部9を経ているので、窒素酸化物の環境規制に
対して不利になることはない。
【0026】次に、図2は本発明を適用するガスタービ
ン装置の排気システムの第2の実施の形態を示す系統図
であり、図5に示す従来の排気システムと図1に示す本
発明の第1の実施の形態の構成と同様な構成要素には同
一の符号を付して重複する説明は省略する。図2に示す
ように、第2の実施の形態では、エコノマイザー11の
給水系12に、エコノマイザー11をバイパスする給水
バイパス経路22を構成し、この給水バイパス経路22
に流量調節弁23を設けている。流量調節弁23は第1
の実施の形態と同様に、制御装置Aにより開度を制御す
る構成としており、制御装置Aは、煙突3を経て外気に
排出する排ガスの温度を、設定値とするように流量調節
弁23の開度を制御する構成としている。具体的には、
制御装置Aは第1の実施の形態のものと同様に、PID
制御等のフイードバック制御の手法で流量調節弁23の
開度制御を行う構成としている。この他、制御装置Aに
よる流量調節弁23の開度制御手法は、フイードフォワ
ード制御その他の周知の適宜の手法を適用して制御する
ことができることは勿論である。
ン装置の排気システムの第2の実施の形態を示す系統図
であり、図5に示す従来の排気システムと図1に示す本
発明の第1の実施の形態の構成と同様な構成要素には同
一の符号を付して重複する説明は省略する。図2に示す
ように、第2の実施の形態では、エコノマイザー11の
給水系12に、エコノマイザー11をバイパスする給水
バイパス経路22を構成し、この給水バイパス経路22
に流量調節弁23を設けている。流量調節弁23は第1
の実施の形態と同様に、制御装置Aにより開度を制御す
る構成としており、制御装置Aは、煙突3を経て外気に
排出する排ガスの温度を、設定値とするように流量調節
弁23の開度を制御する構成としている。具体的には、
制御装置Aは第1の実施の形態のものと同様に、PID
制御等のフイードバック制御の手法で流量調節弁23の
開度制御を行う構成としている。この他、制御装置Aに
よる流量調節弁23の開度制御手法は、フイードフォワ
ード制御その他の周知の適宜の手法を適用して制御する
ことができることは勿論である。
【0027】以上の構成において、ガスタービン1から
の排ガスは排熱ボイラ2の蒸発器7を通って放熱し、排
熱の回収が行われた後、中温脱硝触媒を設けた脱硝部9
を通って脱硝される。次いで、排ガスは蒸発器10とエ
コノマイザー11を通って更に排熱の回収が行われた
後、煙突3から外気に排出される。また給水系12によ
り給水タンク13等からエコノマイザー11に供給され
た水は、エコノマイザー11において排ガスと熱交換し
て予熱された後、ボイラドラム8に供給される。この
際、流量調節弁23が開の場合には、給水の一部は給水
バイパス経路22にバイパスされ、エコノマイザー11
に供給されずにボイラドラム8に供給される。
の排ガスは排熱ボイラ2の蒸発器7を通って放熱し、排
熱の回収が行われた後、中温脱硝触媒を設けた脱硝部9
を通って脱硝される。次いで、排ガスは蒸発器10とエ
コノマイザー11を通って更に排熱の回収が行われた
後、煙突3から外気に排出される。また給水系12によ
り給水タンク13等からエコノマイザー11に供給され
た水は、エコノマイザー11において排ガスと熱交換し
て予熱された後、ボイラドラム8に供給される。この
際、流量調節弁23が開の場合には、給水の一部は給水
バイパス経路22にバイパスされ、エコノマイザー11
に供給されずにボイラドラム8に供給される。
【0028】この際、煙突3から外気に排出される排ガ
スの温度は、エコノマイザー11における排熱の回収量
により変化し、給水バイパス経路22を流れる給水量が
少なくて、エコノマイザー11への給水量が多いほど温
度は低下する。逆に給水バイパス経路22を流れる給水
量が増加して、エコノマイザー11への給水量が減ると
排ガス温度は上昇する。
スの温度は、エコノマイザー11における排熱の回収量
により変化し、給水バイパス経路22を流れる給水量が
少なくて、エコノマイザー11への給水量が多いほど温
度は低下する。逆に給水バイパス経路22を流れる給水
量が増加して、エコノマイザー11への給水量が減ると
排ガス温度は上昇する。
【0029】以上の動作において、本実施の形態では、
煙突3から排出される排ガスの温度を、エコノマイザー
11から煙突3に至る排気経路4の適所において排ガス
温度検出器21により測定し、この測定値と、制御装置
Aの排ガス温度設定手段の設定値とを比較して、制御装
置Aにより流量調節弁23の開度の制御を行い、煙突3
から外気に排出される排ガスの温度を外気条件等に応じ
た設定温度に維持する。この際の排ガス温度の設定方法
は、第1の実施の形態と同様である。こうして、制御装
置Aは、その時点の排ガス温度と設定値を比較して、排
ガス温度を設定値に維持するように流量調節弁23の開
度を制御する。
煙突3から排出される排ガスの温度を、エコノマイザー
11から煙突3に至る排気経路4の適所において排ガス
温度検出器21により測定し、この測定値と、制御装置
Aの排ガス温度設定手段の設定値とを比較して、制御装
置Aにより流量調節弁23の開度の制御を行い、煙突3
から外気に排出される排ガスの温度を外気条件等に応じ
た設定温度に維持する。この際の排ガス温度の設定方法
は、第1の実施の形態と同様である。こうして、制御装
置Aは、その時点の排ガス温度と設定値を比較して、排
ガス温度を設定値に維持するように流量調節弁23の開
度を制御する。
【0030】以上の制御と同時に、噴射蒸気量制御手段
の制御装置Bは、上述した実施の形態と同様に、制御装
置Aにより設定された排ガスの温度と、外気の温度及び
相対湿度から白煙発生限界比湿を求め、排ガスが、この
白煙発生限界比湿以下となるように噴射蒸気量制御手段
を制御して噴射蒸気量を調節、即ち低減する。
の制御装置Bは、上述した実施の形態と同様に、制御装
置Aにより設定された排ガスの温度と、外気の温度及び
相対湿度から白煙発生限界比湿を求め、排ガスが、この
白煙発生限界比湿以下となるように噴射蒸気量制御手段
を制御して噴射蒸気量を調節、即ち低減する。
【0031】以上の制御により、第1の実施の形態と同
様に、煙突3から外気に排出される排ガスの温度が上昇
し、比湿が低下することにより、排ガスの状態は、図3
のG3の状態となるので、白煙の発生が防止される。
様に、煙突3から外気に排出される排ガスの温度が上昇
し、比湿が低下することにより、排ガスの状態は、図3
のG3の状態となるので、白煙の発生が防止される。
【0032】この実施の形態における制御装置Aの具体
的構成は、開度を設定する対象が異なるだけで、その他
は、上記第1の実施の形態と同様である。また、上記の
実施の形態では、制御装置Aは、排熱ボイラ2の発生蒸
気量制御を行うためにバイパス経路18のダンパ19
(又は給水バイパス経路18の流量制御弁19)の開度
を設定する動作を伴う場合の構成としているが、このよ
うな動作を伴わない場合には、第2の排ガス温度設定手
段25及び選択設定手段26は不要となる。
的構成は、開度を設定する対象が異なるだけで、その他
は、上記第1の実施の形態と同様である。また、上記の
実施の形態では、制御装置Aは、排熱ボイラ2の発生蒸
気量制御を行うためにバイパス経路18のダンパ19
(又は給水バイパス経路18の流量制御弁19)の開度
を設定する動作を伴う場合の構成としているが、このよ
うな動作を伴わない場合には、第2の排ガス温度設定手
段25及び選択設定手段26は不要となる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 a.窒素酸化物の排出量を増加させることなく白煙の発
生を防止することができる。 b.フイードバック等の制御手法を用いることにより、
熱効率も左程低下させない。
ような効果がある。 a.窒素酸化物の排出量を増加させることなく白煙の発
生を防止することができる。 b.フイードバック等の制御手法を用いることにより、
熱効率も左程低下させない。
【図1】 本発明を適用するガスタービン装置の排気シ
ステムの第1の実施の形態を示す系統図である。
ステムの第1の実施の形態を示す系統図である。
【図2】 本発明を適用するガスタービン装置の排気シ
ステムの第2の実施の形態を示す系統図である。
ステムの第2の実施の形態を示す系統図である。
【図3】 白煙発生のメカニズムと、本発明による白煙
発生防止作用を表す排ガスと大気との混合状態説明図で
ある。
発生防止作用を表す排ガスと大気との混合状態説明図で
ある。
【図4】 白煙発生防止温度の設定値を求める方法の一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図5】 白煙発生を防止するための従来の手法を用い
たガスタービンの排気システムを示す系統図である。
たガスタービンの排気システムを示す系統図である。
【図6】 図5の排気システムにおける白煙発生防止作
用を示す説明図である。
用を示す説明図である。
1 ガスタービン 2 排熱回収部 3 煙突 4 排気経路 5 ボイラバイパス経路 6 ダンパ 7 蒸発器 8 排熱ボイラ 9 脱硝部(中温脱硝触媒) 10 蒸発器 11 エコノマイザー 12 給水系 13 給水タンク 14 蒸気噴射用経路 13 ダンパー 15 流量制御弁 16 流量計 17 調節器 18 バイパス経路 19 ダンパー 20 駆動機構 21 排ガス温度検出器 22 給水バイパス経路 23 流量制御弁 24 第1の排ガス温度設定手段 25 第2の排ガス温度設定手段 26 選択設定手段 27 白煙発生防止温度設定器 28 調節器 29 第1の噴射蒸気量設定手段 30 第2の噴射蒸気量設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02C 9/16 F02C 9/16 A
Claims (9)
- 【請求項1】 排熱ボイラからガスタービンへの蒸気噴
射経路を構成すると共に、排熱ボイラの上流側の排熱回
収部と下流側の排熱回収部の間に脱硝部を配置した排気
経路を有する二流体サイクルガスタービン装置におい
て、下流側の排熱回収部をバイパスするバイパス経路を
構成し、脱硝部を経た排ガスの一部をバイパス経路に流
して下流側の排熱回収部をバイパスさせ、下流側の排熱
回収部を経た排ガスと合流させることにより排ガス温度
を上昇させて外気に排出すると共に、蒸気噴射経路を経
てガスタービンに噴射する蒸気量を低減することを特徴
とする二流体サイクルガスタービン装置における排気の
白煙防止方法 - 【請求項2】 バイパス経路にダンパを設けてバイパス
させる排ガスの量を調節可能に構成すると共に、バイパ
ス経路の合流個所よりも下流側の排気経路に排ガス温度
検出器を設置し、この排ガス温度検出器により検出した
外気に排出する排ガスの温度を設定値とするように制御
装置によりダンパの開度を制御して、バイパスさせる排
ガスの量を調節することを特徴とする請求項1記載の二
流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止
方法 - 【請求項3】 ガスタービンの排ガスを排熱ボイラにお
いて熱回収して蒸気を発生させ、この蒸気をガスタービ
ンの入口側に戻して噴射させる二流体サイクルガスター
ビン装置において、ガスタービンの排気経路に設けたエ
コノマイザーの給水系に、エコノマイザーをバイパスす
る給水バイパス経路を構成し、エコノマイザーの給水の
一部を給水バイパス経路に流して排ガス温度を上昇させ
て外気に排出すると共に、蒸気噴射経路を経てガスター
ビンに噴射する蒸気量を低減することを特徴とする二流
体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方
法 - 【請求項4】 給水バイパス経路に流量調節弁を設ける
と共に、エコノマイザーよりも下流側の排気経路に排ガ
ス温度検出器を設置し、この排ガス温度検出器により検
出した外気に排出する排ガスの温度を設定値とするよう
に流量調節弁の開度を制御して、エコノマイザーをバイ
パスする給水量を調節することを特徴とする請求項3記
載の二流体サイクルガスタービン装置における排気の白
煙防止方法 - 【請求項5】 外気に排出する排ガスの温度の設定値
は、外気温度と、外気相対湿度とに基づいて最低温度と
して設定することを特徴とする請求項1〜4までのいず
れか1項に記載の二流体サイクルガスタービン装置にお
ける排気の白煙防止方法 - 【請求項6】 蒸気噴射経路における噴射蒸気量制御手
段には、所望のガスタービン出力に対応して噴射蒸気量
を設定する第1の噴射蒸気量設定手段に加えて、排ガス
排出時における外気と排ガスの条件から白煙発生限界の
噴射蒸気量を導出して設定する第2の噴射蒸気量設定手
段を構成し、これらの噴射蒸気量設定手段の設定値のう
ち、低い方の値を選択して噴射蒸気量の目標値とするこ
とを特徴とする請求項1〜4までのいずれか1項に記載
の二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙
防止方法 - 【請求項7】 第2の噴射蒸気量設定手段における噴射
蒸気量の導出は、外気温度と、外気相対湿度と、排ガス
温度とから白煙発生限界比湿を求めるステップと、燃料
消費量から排気ガス量を求めるステップと、これらのス
テップで得られた各値から白煙発生限界の噴射蒸気量を
求めるステップとから行うことを特徴とする請求項6記
載の二流体サイクルガスタービン装置における排気の白
煙防止方法 - 【請求項8】 第2の噴射蒸気量設定手段における噴射
蒸気量の導出は、外気温度と、外気相対湿度と、排ガス
温度とから白煙発生限界比湿を求めるステップと、ガス
タービン吸気空気量から排気ガス量を求めるステップ
と、これらのステップで得られた各値から白煙発生限界
の噴射蒸気量を求めるステップとから行うことを特徴と
する請求項6記載の二流体サイクルガスタービン装置に
おける排気の白煙防止方法 - 【請求項9】 第2の噴射蒸気量設定手段における噴射
蒸気量の導出は、外気温度と、外気相対湿度と、排ガス
温度とから白煙発生限界比湿を求めるステップと、ガス
タービン出力から排気ガス量を求めるステップと、これ
らのステップで得られた各値から白煙発生限界の噴射蒸
気量を求めるステップとから行うことを特徴とする請求
項6記載の二流体サイクルガスタービン装置における排
気の白煙防止方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24551197A JPH1181919A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24551197A JPH1181919A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1181919A true JPH1181919A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17134776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24551197A Pending JPH1181919A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 二流体サイクルガスタービン装置における排気の白煙防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1181919A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002129984A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置 |
AT515296A4 (de) * | 2014-03-19 | 2015-08-15 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh | Biegehilfe für eine Abkantpresse |
JP2017089570A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | コンバインドサイクルプラント及びその制御装置、運転方法 |
US9903231B2 (en) | 2011-12-14 | 2018-02-27 | General Electric Company | System and method for warming up a steam turbine |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP24551197A patent/JPH1181919A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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