JPH1180587A - 着色金属粉末顔料および塗料組成物 - Google Patents
着色金属粉末顔料および塗料組成物Info
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- JPH1180587A JPH1180587A JP24712997A JP24712997A JPH1180587A JP H1180587 A JPH1180587 A JP H1180587A JP 24712997 A JP24712997 A JP 24712997A JP 24712997 A JP24712997 A JP 24712997A JP H1180587 A JPH1180587 A JP H1180587A
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Abstract
性が高く加工性に優れた金属粉末顔料、及び該顔料を利
用して優れたカラーフロップ性を示し、凝集のない新規
なメタリック塗膜を得る塗料組成物の提供。 【解決手段】 金属アルコレート(例えば、テトラ−n
−ブチルチタネート等)を加水分解し、その生成物で金
属粉末(例えば、アルミペースト等)の表面を被覆した
後、400℃以上、かつ、金属粉末の融点未満の温度で
加熱してなる着色金属粉末顔料、および、それを用い塗
膜にカラーフロップ性を付与しうる塗料組成物。
Description
自転車、玩具、家電製品、建築物、車両、産業機械およ
びその部品等を対象とする塗料、印刷インキ、筆記用イ
ンキ、複写インキ、特殊インキ等の各種インキおよび樹
脂コンパウンド、セラミック製品、化粧品等に用いられ
る顔料の一種である着色金属粉末顔料とその製造方法、
および該顔料を用いた塗料組成物に関するものである。
して、塗料中に顔料成分として金属粉末および有色の有
機および/または無機顔料を併用する方法が知られてい
るが、2種あるいはそれ以上の顔料を添加するため、工
程が繁雑である他、各々の配合割合の微妙な差で色目が
変化してしまう等の問題がある。
て、金属光沢と着色力を併せもつ顔料が考案されてい
る。一つは金属顔料を使用する方法であり、有色の金属
顔料を使用する、あるいは金属顔料自体に所望の着色を
する方法等が考案されており、もう一つは金属光沢自体
とは異なるが、真珠様の光沢をもった顔料を使用する方
法である。
る方法として、小片状の真鍮が顔料として用いられる場
合がある。しかし、材料の真鍮は高価であり、また人体
に有害であることからその適用範囲が狭く、加えて環境
によっては変色および光沢劣化が著しいという問題を抱
えている。一方、安全性が高くかつ安価な金属の表面を
所望の色に着色する方法として、アルミニウム粉末の表
面を呈色性の物質で処理するという方法がある(特公昭
53−4004号公報および特開昭60−50176号
公報、特開昭60−72969号公報、特公平6−92
546号公報、特開平7−228797号公報、特開平
8−85765号公報、特開平1−311176号公
報、特開平8−209024号公報、特開平8−333
602号公報)。
は、アルミニウム粉末を必要に応じてベーマイト処理し
た後、金属塩とキレート能を有する有機化合物含有弱ア
ルカリ溶液へ浸漬処理することにより、アルミニウム粉
末表面にキレートを形成し、着色された金属アルミニウ
ム粉末を得る方法が開示されている。しかし、この方法
ではアルカリ処理時にアルミニウム粉末とアルカリが反
応しゲル化したり水素ガスが発生するといった問題があ
るため、金属光沢を保った塗膜を得ることが難しい。
開昭60−72969号公報においては、アルミニウム
粉末を無水クロム酸、重クロム酸、フッ化物で処理する
ことにより6価あるいは3価のクロムを表面吸着させる
ことによって金色のアルミニウム粉末を得る方法が開示
されているが、クロム化合物を処理剤として使用するた
めに、処理時の安全性、廃液に対する公害対策の必要性
といった環境上および経済上の問題がある。
ック顔料の表面に着色顔料を化学吸着させ、さらにその
表面を樹脂被覆し脱着しやすい着色顔料の保護を行う方
法が開示されているが、この方法では工程が繁雑とな
り、できたメタリック塗膜の色は従来の手法でできるも
のと大差ないという問題がある。特開平7−22879
7号公報、特開平8−85765号公報では、アルミニ
ウム粉を有機チタンで処理した後に顕色剤で処理する方
法が開示されているが、この方法はアルミニウム表面の
化学的安定化を目的としており、干渉色は発現しない。
ミニウム顔料の表面に四塩化チタン蒸気および水蒸気を
用いて酸化チタンを被覆する方法、特開平8−2090
24号公報では、屈折率の異なる被覆層を薄片状の金属
基体上に多層被覆する方法で干渉色を有する顔料を得る
方法が示されている。特に特開平8−209024号公
報では、本発明と同様に、見る角度により色調が異なる
(以下、カラーフロップ性という)顔料を得る方法が示
されている。しかし、これらの方法は工程が繁雑で顔料
同士が凝集し易く、塗料として使いにくいという欠点が
ある。
ーク状のチタン粉体を製造し、その表面を酸化すること
により干渉色を有する着色顔料を得る方法が開示されて
いるが、チタンフレークを容易かつ安価に製造すること
が困難であるという問題がある。さらに、金属光沢とは
異なるが、真珠様の光沢をもった顔料が考案されてい
る。これは高屈折率物質の薄い小片であり、あるいは高
屈折率物質の薄膜を無色透明の無機質基体上に形成した
ものであり、両者とも薄膜の干渉色を利用した有色顔料
である。
のうろこから抽出したグアニンの結晶が有名であるが、
これは天然物で少量しかとれないため高価であるという
問題がある。これに代わるものとして、塩基性炭酸鉛、
酸塩化ビスマスの結晶片が開発されたが毒性をもつこと
から現在ではあまり用いられていない。そこで、例えば
特公昭35−5367号公報では、透明薄片状物質にチ
タニウムアルコレートから生成した二酸化チタンを被覆
することにより真珠光沢を付与する方法を開示してお
り、特公昭39−28885号公報では、透明な雲母質
物質を四塩化チタンより生成した二酸化チタンで被覆す
る製法、特公昭43−25644号公報では、二酸化チ
タン、二酸化ジルコニウム、酸化鉄、酸化クロム等の金
属酸化物を非不透明な雲母片上に形成する方法により各
々、干渉色を与える顔料を得るというものである。
べたごとく、いずれも無色透明の基体上に高屈折率層を
形成することにより干渉色を呈するものであり、必然的
に隠蔽性が低く、塗膜形成時に下地の影響を強く受け
る。従って、下塗り工程を増やす(特開昭59−160
571号公報、特開昭59−215857号公報)と
か、アルミニウム粉末等の隠蔽力の高い顔料と混合して
使用するといった煩雑な工程をとらざるを得ないという
問題がある。また、雲母等の天然物を基板とするため、
基板の粒度分布や形状を所望の条件に整えることが難し
く、これらに起因する種々のデザイン性を任意に調節す
ることが困難である。
−110568号公報に、金属アルコレートを加水分解
した生成物をアルミニウムの表面に設けて、干渉色を発
現する着色顔料を製造する方法が開示されているが、カ
ラーフロップ性を有するものは得られていなかった。
る色調の種類が豊富で、かつ、隠蔽性が高く、加工性に
優れた金属粉末顔料とその製造方法を提供するととも
に、該顔料を利用して、優れたカラーフロップ性を示
し、凝集のない新規なメタリック塗膜を得る塗料組成物
を提供することを目的とする。
を解決すべく鋭意検討した結果、下記一般式(1)で表
される物質を加水分解し、その生成物で表面を被覆した
金属粉末を塗料組成物として使用することにより目的を
達成できることを見いだし、本発明をなすに至った。
の生成物で金属粉末表面を被覆した後、400℃以上、
かつ、金属粉末の融点未満の温度で加熱してなる着色金
属粉末顔料。
nは1〜40の整数を表す。) 2)金属粉末の表面積1m2 当たり、一般式(1)で表
される物質を加水分解してなる生成物(以下、金属アル
コレートの加水分解物ともいう)が、金属として1mg
以上、360mg以下存在する上記1記載の着色金属粉
末顔料。 3)金属原子Mがチタニウムあるいはジルコニウムであ
る上記1または2記載の着色金属粉末顔料。
又は2記載の着色金属粉末顔料。 5)上記1、2、3または4記載の着色金属粉末顔料を
顔料成分の少なくとも一部として含有する塗料組成物。 6)金属酸化物を含む被膜で被覆された干渉色を呈する
着色金属粉末顔料を含有し、塗膜にカラーフロップ性を
付与しうる塗料組成物。
膜。 8)一般式(1)で表される物質を加水分解し、その生
成物で金属粉末表面を被覆した後、400℃以上、か
つ、金属粉末の融点未満の温度で加熱することを特徴と
する上記1〜4のいずれかに記載の着色金属粉末顔料の
製造方法。以下、本発明を更に詳細に説明する。
れる物質は、いわゆる金属アルコレートである。金属原
子Mとしては、チタン、ジルコニウム、シリコン、タン
タル、アルミニウム、カルシウム、ナトリウム、ホウ
素、ランタン、亜鉛等が挙げられるが、高屈折率を有す
るものが望ましいことから、チタン、ジルコニウムが特
に好ましい。
ロピル、ブチル、オクチル、ステアリル等が用いられる
が、エチル基からオクチル基までのものが特に好まし
い。アルキル基の分子量が大きいもの程加水分解が緩や
かになる一方で、分子量が大き過ぎるとワックス状にな
り、均一分散させ得る溶媒が限られてしまうためであ
る。また、特に一量体(上記一般式でn=1)で反応が
急激に起こり、浮游粒子が多く生成する場合には、二量
体(n=2)、三量体(n=3)、四量体(n=4)等
の縮合体を用いることが望ましい。一般にはn=1〜4
0であるが、nの数が大き過ぎると金属アルコレート自
体の粘度が増大し、溶媒に溶解しにくくなるため、n=
4程度までが望ましい。これらの金属アルコレートは単
独で用いても、また2種以上混合して用いても良い。
体例としては、テトラエチルチタネート、テトライソプ
ロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタネート、テ
トラ−sec−ブチルチタネート、テトラ−tert−
ブチルチタネート、テトラ−2エチルヘキシルチタネー
ト、テトラエチルジルコネート、テトライソプロピルジ
ルコネート、テトラ−n−ブチルジルコネート、テトラ
−sec−ブチルジルコネート、テトラ−tert−ブ
チルジルコネート、テトラ−2エチルヘキシルジルコネ
ート等及びこれらの縮合体が挙げられる。
属粉末を懸濁させた状態で金属アルコレート及びそれを
加水分解し得る量以上の水を添加することにより行い、
この加水分解物を金属粉末の粒子表面に析出させる。た
とえば、一般式(1)においてn=1の場合には、 M(OR)4+2H2O→MO2+4ROH なる反応式で表される反応が一般的に起こり、加水分解
により金属酸化物が金属粉末の粒子表面に生成するもの
と考えられる。
括添加方式をとってもよいし少量ずつ多段階に分割する
方式をとってもよい。また、連続添加方式でもよい。各
々の添加順序は、金属アルコレートを先に溶媒中に溶解
あるいは懸濁した所に水を添加しても、あるいは、水を
先に溶媒中に溶解あるいは懸濁した後に金属アルコレー
トを添加してもよく、また、少量ずつ同時に添加して
も、交互に添加しても良い。しかし、一般には反応を穏
やかに行う方が浮游粒子の生成が少なくなる傾向がある
ため、少量ずつ必要に応じ溶媒で濃度を低下させた状態
で添加することが望ましい。
特に限定されないが、アルコール類、ミネラルスピリッ
ト、ソルベントナフサ、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、石油ベンジン等、金属アルコレートを溶解するもの
が望ましい。また、これらは単独でも、2種以上の混合
物としても用いることができる。本発明における金属ア
ルコレートの加水分解工程では、加水分解をするに必要
な量以上の水を添加する。水を後から添加する場合、少
量ずつ添加するか、溶媒で希釈して用いることが望まし
い。また、添加量が少ないと反応に時間がかかり過ぎる
か、金属アルコレートが直鎖状に縮合する傾向があり、
金属粉末表面で三次元的架橋を起こさず、均一な被覆膜
になりにくい。一方、水が多過ぎるとゲル化を起こしや
すく、金属粉末の凝集が起こる他、金属粉末と反応し、
水素ガスを発生する可能性があり、添加量は金属アルコ
レートのモル数の数倍程度とすることが望ましい。ただ
し、アルコールを溶媒とした場合、アルコールが反応の
抑制剤として働き、反応が遅くなるため、水の添加速度
を遅くした状態で溶媒の飽和量程度まで添加し、反応終
了後、すぐに瀘過し、水を取り除けば良い。なお、この
場合も塩化水素等の触媒を用いれば、多量の水を用いる
必要はない。
反応が急激すぎる場合は冷却することが望ましい。ま
た、加水分解速度を緩やかにするため、金属アルコレー
トを溶媒で希釈し、濃度を低くして添加することや、ジ
エタノールアミン等の反応抑制剤を加えても良い。ま
た、金属アルコレートの加水分解反応で、水の添加によ
りアルコールが副生成することからアルコールを重合速
度の調節剤として用いることが可能である。
分解物と金属粉末とは表面に存在する水酸基を介して結
合すると思われるが、結合力が弱く浮游粒子が多く生成
する場合には、アンカーサイトとして、カルボキシル
基、アミノ基等、金属アルコレートの加水分解物及び金
属粉末と、水素結合あるいはイオン結合する基を両端に
もつ化合物(たとえばジカルボン酸等)を添加しても良
い。
り、金属アルコレートの加水分解物が、金属分として1
mg以上、360mg以下であることが望ましい。1m
g未満では呈色が弱くなり、360mgを越えると干渉
色が弱くなると同時に浮游粒子が多くなる傾向がある。
本発明で用いられる金属粉末としては、アルミニウム、
銅、亜鉛、鉄、ニッケル、及び/又はこれらの合金が用
いられ、好ましい例としてアルミニウムを挙げることが
できる。金属粉末の形状は特に限定されないが、平行薄
膜の干渉を利用する点からみて、表面が平滑であり、鱗
片状であることが好ましい。例えば、0.01〜5μm
の範囲の厚さを有し、1〜100μmの範囲の長さまた
は幅を有するものが好ましい。アスペクト比は、10〜
250の範囲にあることが望ましい。ここで、アスペク
ト比とは、金属粉末の長径と金属粉末の厚さとの比較で
ある。
0℃以上、かつ、金属粉末の融点未満で加熱することに
より、強い色を呈する着色金属粉末顔料が得られる。本
発明において、金属粉末表面上に生成せしめた金属アル
コレートの加水分解物は、通常、アモルファス状態であ
るため屈折率が小さく、それ故、光の干渉作用が弱い。
従って、光の干渉作用をより強く起こさせるためには、
加水分解物からなる被覆膜を加熱することによって結晶
化させ、屈折率を高めることが必要となる。本発明で用
いた金属アルコレートを加水分解することによって得ら
れた金属酸化物を、400℃以上の温度で加熱すること
により上記の目的が達せられる。
の、チタンアルコレートを用いた場合の具体例を以下に
示す。加熱温度が400℃未満では、加水分解によって
生成した被覆膜の構造はX線回折による解析の結果、結
晶化度の低いアナターゼ型酸化チタンである。一方、加
熱温度が400℃以上の場合の被覆膜の構造は、結晶度
の比較的高いアナターゼ型酸化チタン、あるいは条件に
よっては、アナターゼ型酸化チタンとルチル型酸化チタ
ンの混合体となる。なお、特開平1−110568号公
報の実施例では加熱温度が高々250℃である。
チル型の方がアナターゼ型より屈折率が高く、また同じ
アナターゼ型なら結晶化度の高いほうが屈折率が高い。
つまり、加熱温度が400℃以上の被覆膜の屈折率が、
加熱温度が350℃以下の場合に比べて高いため、塗膜
化した時に明確なカラーフロップ性を示すことになる。
般的に約700℃以上の温度が必要である。しかし金属
基体のうち、例えば、アルミニウムのように融点が66
0℃であると、通常は、被覆酸化チタンの結晶構造はア
ナターゼ型であるが、酸化チタン組成に酸化スス゛や酸
化クロムを少量混合させたり、加熱焼成する雰囲気ガス
に炭酸ガスを用いることによって、アルミニウムの融点
以下の温度でもルチル相を生成させることができる。
属粉末を被覆することにより、干渉色による色調の種類
が豊富で、かつ、隠蔽性が高く、加工性に優れた着色金
属粉末顔料が得られ、また、それを塗料顔料として利用
することで、カラーフロップ性を示し、顔料の凝集もな
い新規なメタリック感を有する塗膜、印刷物、成形体等
を得ることが可能となった。
視観察で見る角度により色調が変化し、かつ分光測色計
で入射角に対しての受光角度を変えて測定したときに得
られる分光反射率曲線のパターンが変化するものであ
り、単に明度が変化するだけのものは除外される。本発
明の、着色金属粉末顔料を用いた塗料(インキを含む)
組成物は、溶剤型塗料、水性塗料、粉体塗料等として使
用可能であり、これらは主として2つの基本成分、即
ち、(a)塗料用樹脂と(b)着色金属粉末顔料からな
り、溶剤型塗料や水性塗料の場合は更に3つ目の成分と
して(c)稀釈剤を含む。
タリック塗料で用いられている塗料用樹脂の中の任意の
ものを用いることができる。そのような樹脂としては、
例えば、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、オイルフリー
アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、メラ
ミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、セルロ
ース系樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、クマロン樹
脂、クマロン−インデン樹脂、キシレン樹脂、フェノー
ル樹脂、ケトン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられ、これら
は単独で用いてもよいし混合して用いてもよい。また、
特に自動車の上塗り塗料として用いるような場合、近年
問題となっている酸性雨対策用としての樹脂、例えば、
酸基を持つポリマーとエポキシ基を持つポリマーの組み
合わせ等を用いることも可能である。
れるのは、アクリル樹脂/メラミン樹脂の組み合わせで
あり、この場合、メラミン樹脂はアクリル樹脂の架橋剤
的役割を担う。例えばアクリル樹脂としては、アクリル
酸およびその誘導体モノマー(アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル等)、メタクリル酸およびメタクリル酸誘
導体モノマー(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル等)を主成分として、必要に応じてアクリルアミド
類、アクリロニトリル、スチレン−ビニルトルエン、酢
酸ビニル等を共重合して得られるものが用いられる。ま
たメラミン樹脂としては、メチロールメラミン、メチル
化メチロールメラミン、ブチル化メチロールメラミン等
が用いられる。アクリル樹脂と併用して用いられる樹脂
としては、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹
脂等が一般的である。
は、塗料用樹脂100重量部に対して0.1重量部〜1
00重量部である。特に1重量部〜50重量部用いるこ
とが好ましい。この着色金属粉末顔料が0.1重量部未
満であると、着色効果が不十分であり、また、100重
量部を越えて用いると、塗料中の金属粉末顔料の量が多
くなり過ぎて、塗装作業性が悪くなり、かつ、塗膜物性
も劣り実用的でない。また、着色金属粉末顔料は分散を
容易にするために、必要に応じて溶剤型塗料の希釈剤で
ペースト化しておいても良い。
ン、キシレン等の芳香族系化合物、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ミネラルスピリット等の脂肪族系化合
物、エタノール、ブタノール等のアルコール類、酢酸エ
チル、酢酸ブチル等のエステル類、メチルエチルケトン
等のケトン類、トリクロロエチレン等の塩素化合物、エ
チレングリコールモノエチルエーテル等のセロソルブ類
が挙げられ、これらの希釈剤は単独または二種以上混合
して使用される。その組成は塗料用樹脂に対する溶解
性、塗膜形成特性、塗装作業性等を考慮して決定され
る。
レーク状顔料、着色顔料、染料、フォトクロミック物
質、潤滑剤、湿潤剤、分散剤、色分れ防止剤、レベリン
グ剤、スリップ剤、皮張り防止剤、ゲル化防止剤、消泡
剤、硬化触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、表面調整
剤、タレ止め剤、増粘剤、ミクロゲル等の添加剤を加え
ることができる。
体例を挙げると、フレーク状顔料としては、アルミニウ
ムフレーク、板状酸化鉄、フタロシアニンフレーク、グ
ラファイト、二酸化チタン被覆マイカ、着色マイカ等で
あり、着色顔料としてはアゾレーキ顔料、フタロシアニ
ン系顔料、インジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン
系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体
顔料、黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボンブラッ
ク、二酸化チタン等であり、また染料としては、アゾ染
料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、硫化染
料、トリフェニルメタン染料、ピラゾロン染料、スチル
ベン染料、ニトロ染料等であり、またフォトクロミック
物質としては、アゾベンゼン類、スピロピラン類、スピ
ロオキサジン類、フェノチアジン類等が挙げられる。
配向性等が着色性に影響を及ぼすことから、潤滑剤、分
散剤も着色に関連する一つの因子であり、例えば潤滑剤
としては、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、
リノール酸、リノレン酸等の脂肪酸系潤滑剤があげら
れ、また分散剤としては、ポリアクリル酸部分アルキル
エステル、ポリアルキレンポリアミン、ナフタレンスル
ホン酸塩のホルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸
塩、ポリアクリル酸塩、ビニル化合物とカルボン酸系単
量体との共重合物の塩、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルアルコールがあげられる。潤滑剤や分散剤
は、本発明の組成物中の顔料表面に直接設ける方法を講
じても良いし、組成物中に添加しても良い。
れる着色金属粉末顔料と任意の比率で混合して使用した
場合や、任意の塗膜構成(例えば、本金属粉末顔料含有
層の上にパールマイカ層を設ける等)により、金属感を
有する干渉色に加え柔らかい光を反射する干渉色も同時
に観察されるので、色の深みが増し意匠効果が更に高く
なる。特に自動車の上塗り塗膜に使用する場合は、着色
金属粉末顔料の粒径は1〜50μm、好ましくは5〜4
0μm、より好ましくは5〜20μmの範囲に調整し、
パールマイカ顔料の粒径は1〜44μm、好ましくは5
〜40μmの範囲に調整する。各顔料の粒度分布がシャ
ープであるほど彩度が高い。
物は、水性塗料にも使用可能であるが、その場合、金属
と水が反応して水素ガスが発生しないように塗料中の水
分濃度を下げたり、リン酸エステル等の反応禁止剤を加
えて水素ガスを発生させないようにする必要がある。水
性塗料用樹脂としては、水溶性樹脂または水分散性樹
脂、これらの単独または混合物を用いることができる。
その種類は目的、用途により千差万別であり、特に限定
するものではないが、一般にはアクリル樹脂、アミド基
含有アクリル樹脂、アクリル/セルロースアセテートブ
チレート混合樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、ニ
トロセルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ変性アルキッド樹脂
等、さらには前述の酸性雨対策用の樹脂等が挙げられ
る。これらの樹脂は、単独で、あるいはメラミン樹脂、
尿素樹脂、イソシアネート化合物、ブロック化イソシア
ネート化合物等の硬化剤と組み合わせて用いることがで
きる。
は、塗料用樹脂100重量部に対して0.1重量部〜1
00重量部である。特に1重量部〜50重量部用いるこ
とが好ましい。この着色金属粉末顔料が0.1重量部未
満であると、着色効果が不十分であり、また、100重
量部を越えると、塗料中の金属粉末顔料の量が多くなり
過ぎて、塗装作業性が悪くなり、かつ、塗膜物性も低下
し実用的でない。
やその他の有機溶剤、水等、当該分野において通常使用
され得るものであって、本発明に於ける効果を損なわな
いもの及び量であれば、添加しても差し支えない。本発
明における着色金属粉末顔料を用いた塗料組成物は、粉
体塗料にも使用可能であるが、外観等の優れた塗膜を得
るために、シリコン化合物等の絶縁物質を上記着色金属
粉末顔料に付着させるか、あるいはその皮膜を設けた
り、また、あらかじめ上記着色金属粉末顔料を樹脂で被
覆したり、さらには他の着色顔料を前記着色金属粉末顔
料に付着させたのち樹脂で被覆したりすることもでき
る。
リル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、エポキシ樹脂、ニトロセルロース樹脂、フッ素樹脂
等があげられる。着色金属粉末顔料の配合量は、塗料樹
脂粉末100重量部に対して、0.1〜100重量部、
好ましくは1〜50重量部が適当である。配合量が少な
すぎると十分な装飾効果が得られず、また多すぎると粉
体塗装塗膜の物性が低下する傾向がある。
る際の被塗基材は、鉄、アルミニウム、銅もしくはこれ
らの合金を含む金属類をはじめ、ガラス、セメント、コ
ンクリートなどの無機材料、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド、ポリ
アクリル、ポリエステル、エチレン−ポリビニルアルコ
ール共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、
ポリカーボネート、ポリウレタン等の樹脂成形品および
各種FRPなどのプラスチック材料、木材、繊維材料等
が該当する。なお、これら被塗基材に予め適宜なアンダ
ーコートやプレコート処理を施すことは任意である。
スプレー塗装、刷毛塗り塗装、浸漬塗装、ロール塗装、
流し塗装、凸版印刷、平版印刷、凹版印刷、グラビア印
刷、孔版印刷等従来より公知の塗装方法、印刷方法等に
より、塗装や印刷等をすることができる。例えば、自動
車の塗装等においては、通常、表面化成処理後に電着塗
料などによる下塗り塗装および中塗り塗装し、塗膜が硬
化した後に上塗り塗装する。この場合、塗装操作は霧化
式塗装機を用い、エアスプレー塗装、靜電塗装などによ
って行われる。上塗り塗膜は、通常、ベースコートおよ
び、その上のトップコート層からなり、本発明の塗料組
成物は上記のベースコートとして一般に使用される。ベ
ースコートの塗膜は10〜25μmの乾燥膜厚範囲で形
成するのが好ましい。10μm未満の膜厚では下地隠蔽
性が減退して色ムラを生ずる原因となる。ついでベース
コート上に上塗りのクリアー塗料をトップコートとして
塗装する。
スコート塗膜に、クリアーコート層を塗装しても干渉色
は損なわれないので問題なく使用できる。クリアーコー
ト塗料組成は、ベース塗料と通常組み合わされて使用さ
れるものを用いるが、特に限定されない。さらに、意匠
性を出すために、公知の着色顔料や染料を含む塗膜の上
に、本発明の着色金属粉末顔料を用いて作製した塗膜を
設けても良いし、逆に本発明の顔料を用いて作製した塗
膜の上に、公知の着色顔料や染料を含む塗膜を設けても
良い。
塗料組成物は、樹脂に練り込んで新規意匠性を有する成
形物を創出することもできる。樹脂材料は特に制限な
く、射出成形、トランスファー成形等一般的な成形加工
できるものであれば良い。本発明の塗料組成物は、自動
車、自転車、玩具、家電製品、建築物、車両、産業機械
およびその部品等を対象とする塗料、印刷インキ、筆記
用インキ、複写インキ、特殊インキ等の各種インキおよ
び樹脂コンパウンド、セラミック製品、化粧品等に用い
ることができる。
これらに限定されるものではない。なお、メタリック塗
板の作製及び色調の評価は、下記の通りである。 (1)メタリック塗板の作製 着色金属粉末顔料3重量部、シンナー(トルエン/酢エ
チ/ブチルセロソルブ=7/2/1〔重量比〕)72重
量部、アクリディック47−712(大日本インキ化学
(株)製)32重量部、スーパーベッカミンJ−820
(大日本インキ化学(株)製)8重量部の塗料配合で、
ペイントシェーカーにより30分攪拌混合し、本発明の
塗料組成物を調製した。
厚が15μmになるようにアルミ板(1×70×150
mm)に塗装した。30分室温で静置後、その上に下記
に示す配合のトップクリアーをエアースプレー塗装で膜
厚が35μmになるように塗装した。 〔トップクリアー配合(重量部)〕キシレン220重量
部、アクリディック44−179(大日本インキ化学
(株)製)200重量部、スーパーベッカミンJ−82
0(大日本インキ化学(株)製)50重量部 。
分加熱硬化させメタリック塗板を得た。 (2)色調の評価 メタリック塗板の色調、カラーフロップ性は次のように
行った。目視による判定(入射光の正反射角付近のハ
イライト色と、入射光がほとんど反射しない角度のシェ
ード色が変化するか比較)。マルチアングル分光光度
計(マクベス社製、CE−740)による測色(入射光
の正反射角から20度および45度ずれた位置の分光反
射率を測定し、得られた分光反射率曲線を比較)。
法)のアルミペースト(MG−21、旭化成工業(株)
製)を、石油ベンジン・アセトンで洗浄後、吸引濾過
し、50℃、2時間乾燥させたものを50g取り、n−
ブタノール500mlに懸濁後、その状態を保ちつつ、
テトラ−n−ブチルチタネート12.75gを添加し
た。ついで攪拌を続けながら、水6.75gをn−ブタ
ノール120gに希釈した溶液を定量ポンプを用い1.
5g/分の速度で添加した。次に、系中のブタノールの
水飽和量になるように、水100gを同じく定量ポンプ
で1g/分の速度で添加した。このスラリーをブタノー
ル洗浄後、ヌッチェを用いNo.6のろ紙で吸引濾過し
取り出した。
末を400℃、15分間加熱したところ、更に強い黄金
色を呈する着色アルミ粉末が得られた。得られた着色ア
ルミ粉末顔料を用い、前述の方法に従ってメタリック塗
板を作製し、カラーフロップ性を評価したところ、ハイ
ライトが金色でシェードが紫色であった。また、マルチ
アングル分光光度計の測定結果は、図1、図2に示すよ
うに、20度では550〜700nm(黄色〜赤色)付
近の反射率が高いが、45度では420nm(紫色)付
近に反射率の高い部分が移動しており、目視判定結果を
裏付けるものであった。
タネート添加量を31.85gとし、最初にn−ブタノ
ールと混合して徐々に添加する水の量を16.88gと
した以外は、実施例1と同様にして着色アルミ粉末顔料
を得た。次に、実施例1と同様に、粉末を400℃で1
5分間加熱して得た着色アルミ粉末顔料を用いメタリッ
ク塗板を作製し、カラーフロップ性を評価した。
金色となった。また、マルチアングル分光光度計の測定
結果は、図1、図2に示すように20度では400nm
(紫色)と680nm(赤色)付近の反射率が高く50
0nm(青色)は低くなっているが、45度では400
nm(紫色)以外の反射率は全般的に変化が少なくなっ
ているというようにパターンが変化しており、目視判定
結果を裏付けるものであった。
りに600℃で焼成した以外は実施例2と同様にして、
メタリック塗板を作製し、カラーフロップ性を評価し
た。その結果、ハイライトは赤色、シェードは金色と4
00℃と同じ傾向になったが、変化の度合いは600℃
の方が大きくなった。これは図1、2に示すように、6
00℃(実施例3)の方が400℃(実施例1)より4
5度の反射強度が大きくなっていることから裏付けられ
た。
と、パールマイカ(日本光研(株)製、パールグレイズ
90−30R)を1対1の重量比でブレンドしたものを
顔料とし、メタリック塗板を作製した。その結果、金属
感を有する着色アルミ粉末顔料からの干渉色に加え、柔
らかい光を反射するパールマイカ由来の干渉色も同時に
観察され、深みのある色を有するメタリック塗板が得ら
れた。
りに250℃で焼成した以外は実施例1と同様にして、
メタリック塗板を作製し、カラーフロップ性を評価し
た。その結果、250℃焼成品の塗膜は赤みがかった金
色に強く発色しているものの、ハイライトとシェードで
色の変化がなく明度が変化しているだけであった。ま
た、マルチアングル分光光度計の測定結果は、図1、2
に示すように反射強度が弱くなるだけで曲線のパターン
は変化していなかった。
グレイズ90−30R)を単独で顔料として用いメタリ
ック塗膜を作製した。その結果、干渉色、カラーフロッ
プ性は確認されたものの、隠蔽性が不十分で下地のアル
ミ板がはっきり観察された。
カラーF500GL(昭和アルミニウムパウダー(株)
製)を顔料として用いメタリック塗板を作製した。その
結果、緑色のメタリック塗膜は得られたものの、従来の
グリーン顔料とアルミを単にブレンドして得られる色調
となんら大差なかった。また、ハイライトとシェードの
色は明度が変化するだけで緑色のままであった。さらに
図1、2に示すように分光反射率曲線も反射強度が変化
するだけでグラフのパターンおよびピークの位置には変
化がなかった。
(BASF製)を顔料としてメタリック塗板を作製し
た。その結果、顔料の凝集が見られ、きれいなメタリッ
ク塗膜が作製できなかった。得られた塗膜も比較例3と
同様に明度が変化するだけで色の変化は見られなかっ
た。
4.5重量部、アクリル樹脂エマルジョン(分散剤)1
1.5重量部、水48.0重量部、プロピレングリコー
ル16.0重量部、を配合し、ホモミキサーにて5分間
攪拌混合をおこない、水性の金色顔料インキを得た。
色を呈した。このインキを用い、グラビアコーター(K
PRINTING PROOFER、R K Pri
nt−Coat Instruments Ltd.
製)にてグラビア印刷を行った。得られた印刷物は、実
施例1の塗膜と同様にハイライトが金色でシェードが紫
色となり、カラーフロップ性が確認された。
得られた着色アルミ粉末顔料に代えて、ブロンズパウダ
ーBS−607(東洋アルミニウム(株)製)を用いた
以外は、実施例4と同様にして水性金色顔料インキを得
た。その結果、光沢の鈍いやや赤みを帯びた金色を呈し
た。このインキを用い、実施例4と同様にグラビア印刷
を行った結果、パールマイカ由来の干渉色はほとんど見
られず、比較例3、4と同様に色の変化は見られなかっ
た。
重量部、無着色ポリエステル樹脂系塗料粉末(平均粒径
35μm)96重量部を万能混合攪拌機で混合し、粉体
塗料を作製した。この塗料を用い、コロナ帯電方式の静
電粉体塗装機MPSI−C(松尾産業(株)製)によ
り、100Vの印加電圧で塗装し、180℃で20分焼
き付けた。得られた塗膜のハイライトは、干渉色による
鮮やかな金色を呈し、シェードは紫色となった。
得られた着色アルミ粉末顔料に代えて、ブロンズパウダ
ー3L7(福田金属箔粉工業(株)製)を用いた以外
は、実施例5と同様にして粉体塗装塗膜を作製した。得
られた塗膜はくすんだ金色で、色ムラも観察された。
よる色調の種類が豊富で、かつ隠蔽性が高く加工性に優
れた金属粉末顔料であり、これを用いた塗料組成物によ
り、顔料の凝集もない新規なメタリック塗膜を得ること
ができる。
である。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される物質を加水
分解し、その生成物で金属粉末表面を被覆した後、40
0℃以上、かつ、金属粉末の融点未満の温度で加熱して
なる着色金属粉末顔料。 【化1】 (式中、Mは金属原子、Rはアルキル基、nは1〜40
の整数を表す。) - 【請求項2】 金属粉末の表面積1m2 当たり、一般式
(1)で表される物質を加水分解してなる生成物が、金
属として1mg以上、360mg以下存在する請求項1
記載の着色金属粉末顔料。 - 【請求項3】 金属原子Mがチタニウムあるいはジルコ
ニウムである請求項1または2記載の着色金属粉末顔
料。 - 【請求項4】 金属粉末がアルミニウムである請求項1
または2記載の着色金属粉末顔料。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の着色金
属粉末顔料を顔料成分の少なくとも一部として含有する
塗料組成物。 - 【請求項6】 金属酸化物を含む被膜で被覆された干渉
色を呈する着色金属粉末顔料を含有し、塗膜にカラーフ
ロップ性を付与しうる塗料組成物。 - 【請求項7】 請求項6記載の塗料組成物を用いた塗
膜。 - 【請求項8】 一般式(1)で表される物質を加水分解
し、その生成物で金属粉末表面を被覆した後、400℃
以上、かつ、金属粉末の融点未満の温度で加熱すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の着色金属
粉末顔料の製造方法。
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JP24712997A JP3961082B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 着色金属粉末顔料および塗料組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002097402A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-04-02 | Sakura Color Prod Corp | 光輝性水性インキ組成物 |
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JP2003182202A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 潜像表示媒体 |
JP2005519462A (ja) * | 2002-02-28 | 2005-06-30 | モトローラ・インコーポレイテッド | 多様な外観のハウジングを備える携帯通信ハンドセットおよびその方法 |
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-
1997
- 1997-09-11 JP JP24712997A patent/JP3961082B2/ja not_active Expired - Fee Related
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