JPH1158747A - ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド - Google Patents
ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッドInfo
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- JPH1158747A JPH1158747A JP21722297A JP21722297A JPH1158747A JP H1158747 A JPH1158747 A JP H1158747A JP 21722297 A JP21722297 A JP 21722297A JP 21722297 A JP21722297 A JP 21722297A JP H1158747 A JPH1158747 A JP H1158747A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コスト化を図れない。
【解決手段】 SUS基板61にケミカルエッチングで
ノズル孔62を形成した。
ノズル孔62を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノズル形成部材及び
その製造方法並びにインクジェットヘッドに関する。
その製造方法並びにインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の
画像形成装置として用いるインクジェット記録装置にお
いては、インク滴を吐出する複数のノズルと、各ノズル
が連通するインク液室と、各インク液室内のインクを加
圧してノズルからインク滴を吐出させるためのエネルギ
ーを発生する電気機械変換素子或いは電気熱変換素子等
のエネルギー発生手段とを備えたインクジェットヘッド
を用いて、ヘッドのエネルギー発生手段を印字データに
応じて駆動することで所要のノズルからインク滴を吐出
させて画像を記録する。
画像形成装置として用いるインクジェット記録装置にお
いては、インク滴を吐出する複数のノズルと、各ノズル
が連通するインク液室と、各インク液室内のインクを加
圧してノズルからインク滴を吐出させるためのエネルギ
ーを発生する電気機械変換素子或いは電気熱変換素子等
のエネルギー発生手段とを備えたインクジェットヘッド
を用いて、ヘッドのエネルギー発生手段を印字データに
応じて駆動することで所要のノズルからインク滴を吐出
させて画像を記録する。
【0003】このようなインクジェットヘッドは、構造
上、ヘッド構成部材の積層の端面側よりインク滴を吐出
するエッジシュータ方式のものと、ノズル形成部材に略
円形のノズルを形成するサイドシュータ方式のものとに
大別することができる。このサイドシュータ方式のイン
クジェットヘッドとしては、従来、例えば特開平6−2
55099号公報に記載されているように、圧電素子上
に、ダイアフラム部を有する振動板を積層し、この振動
板上に圧電素子でダイアフラム部を介して加圧されるイ
ンク液室及びこの液室にインクを供給するインク供給路
を形成する流路形成部材を積層し、更にこの流路形成部
材上にノズル孔を形成したノズル形成部材を積層したも
のが知られている。
上、ヘッド構成部材の積層の端面側よりインク滴を吐出
するエッジシュータ方式のものと、ノズル形成部材に略
円形のノズルを形成するサイドシュータ方式のものとに
大別することができる。このサイドシュータ方式のイン
クジェットヘッドとしては、従来、例えば特開平6−2
55099号公報に記載されているように、圧電素子上
に、ダイアフラム部を有する振動板を積層し、この振動
板上に圧電素子でダイアフラム部を介して加圧されるイ
ンク液室及びこの液室にインクを供給するインク供給路
を形成する流路形成部材を積層し、更にこの流路形成部
材上にノズル孔を形成したノズル形成部材を積層したも
のが知られている。
【0004】ここで、ノズル形成部材及びその製造方法
としては、特開平1−108056号公報、特開平2−
121842号公報等に記載されているように、有機樹
脂材料からなるプレートにエキシマレーザーによってノ
ズル孔を形成したもの、或いは、特開昭63−3963
号公報、特開平142939号公報等に記載されている
ように、電鋳支持基板上にドライフィルムレジスト等の
感光性樹脂材料を用いてノズル孔径に応じたレジストパ
ターンを形成した後、このレジストパターンを用いてニ
ッケル等の金属材料を電鋳工法で析出してノズルプレー
トを形成するもの、その他プレスによってノズル孔を形
成する方法などがある。
としては、特開平1−108056号公報、特開平2−
121842号公報等に記載されているように、有機樹
脂材料からなるプレートにエキシマレーザーによってノ
ズル孔を形成したもの、或いは、特開昭63−3963
号公報、特開平142939号公報等に記載されている
ように、電鋳支持基板上にドライフィルムレジスト等の
感光性樹脂材料を用いてノズル孔径に応じたレジストパ
ターンを形成した後、このレジストパターンを用いてニ
ッケル等の金属材料を電鋳工法で析出してノズルプレー
トを形成するもの、その他プレスによってノズル孔を形
成する方法などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録装置等の各種記録装置においては、ますます高
解像度が要求されるようになっており、これに伴ってイ
ンクジェットヘッドにおいても、ノズル形成部材のノズ
ル孔の小径化(微細化)、高精度化が要求されている。
ット記録装置等の各種記録装置においては、ますます高
解像度が要求されるようになっており、これに伴ってイ
ンクジェットヘッドにおいても、ノズル形成部材のノズ
ル孔の小径化(微細化)、高精度化が要求されている。
【0006】上述した従来のノズル形成部材として、エ
キシマレーザー(或いは炭酸ガスレーザー)を用いて樹
脂プレートを加工するものにあっては、こうした吐出口
の微細化や高精度化の要求に応えられるものの、1ショ
ットエリアが狭いために連続生産ではノズル孔径のバラ
ツキが発生し、また、入力側と出力側では形状が異な
り、且つ、アブリューションによる再付着物が発生し、
更に樹脂材料からなるノズル形成部材では記録紙との接
触やノズル面のクリーニングによる損傷が発生し易く、
特に撥水性処理を施したとしてもその耐久性や信頼性が
充分でない。
キシマレーザー(或いは炭酸ガスレーザー)を用いて樹
脂プレートを加工するものにあっては、こうした吐出口
の微細化や高精度化の要求に応えられるものの、1ショ
ットエリアが狭いために連続生産ではノズル孔径のバラ
ツキが発生し、また、入力側と出力側では形状が異な
り、且つ、アブリューションによる再付着物が発生し、
更に樹脂材料からなるノズル形成部材では記録紙との接
触やノズル面のクリーニングによる損傷が発生し易く、
特に撥水性処理を施したとしてもその耐久性や信頼性が
充分でない。
【0007】また、フォトリソ工程と電鋳工法とを組合
わせてノズル形成部材を製造する方法にあっては、フォ
トリソプロセスは周知のように多数の各工程から成り立
ち、全体を通しての工程時間が長いために、通常は1枚
の基板上に多数の部品を面付けする多数個取りを行な
い、部品1個単位のコストを下げるようにしているが、
マルチノズルヘッドのように多数チャンネルを一体的に
形成する部品では1個の部品サイズが大きくなって面付
け数が少なくなり、スケール効果が十分に得られずに低
コスト化を図ることができない。更に、電鋳法では、N
i粒子や形状不良、ダスト、電流密度分布、pH及びそ
の変動、添加剤等による結晶性や形状不良の発生など、
条件固定が困難であり、高品質のノズル形成部材を安定
して得ることが難しい。
わせてノズル形成部材を製造する方法にあっては、フォ
トリソプロセスは周知のように多数の各工程から成り立
ち、全体を通しての工程時間が長いために、通常は1枚
の基板上に多数の部品を面付けする多数個取りを行な
い、部品1個単位のコストを下げるようにしているが、
マルチノズルヘッドのように多数チャンネルを一体的に
形成する部品では1個の部品サイズが大きくなって面付
け数が少なくなり、スケール効果が十分に得られずに低
コスト化を図ることができない。更に、電鋳法では、N
i粒子や形状不良、ダスト、電流密度分布、pH及びそ
の変動、添加剤等による結晶性や形状不良の発生など、
条件固定が困難であり、高品質のノズル形成部材を安定
して得ることが難しい。
【0008】さらに、電鋳支持基板上にレジストパター
ンをパターニングした後メッキ膜を成膜するため、フォ
トリソプロセスでの汚れ、例えばレジスト残さ、プロセ
ス中の熱処理による基板露出表面の熱酸化膜などの形成
によって、メッキ膜成長の不均質層、ピンホールなどの
膜欠陥が発生し易く、歩留りが低下し、検査コストが増
加する。このように、フォトリソ工程でのコンタミと熱
酸化膜によるピンホール欠陥の多発という面でも低コス
ト化を図ることが困難である。
ンをパターニングした後メッキ膜を成膜するため、フォ
トリソプロセスでの汚れ、例えばレジスト残さ、プロセ
ス中の熱処理による基板露出表面の熱酸化膜などの形成
によって、メッキ膜成長の不均質層、ピンホールなどの
膜欠陥が発生し易く、歩留りが低下し、検査コストが増
加する。このように、フォトリソ工程でのコンタミと熱
酸化膜によるピンホール欠陥の多発という面でも低コス
ト化を図ることが困難である。
【0009】また、プレスによる場合には、プレスピン
が1〜5本程度で、且つ、耐久性は20〜50ショット
で限界であるためコストが高くなると共に、マルチノズ
ル化を対応することができない。
が1〜5本程度で、且つ、耐久性は20〜50ショット
で限界であるためコストが高くなると共に、マルチノズ
ル化を対応することができない。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、耐インク性が高く、高い部品精度を確保でき、量
産性、低コスト化に優れたノズル形成部材及びその製造
方法並びにインクジェットヘッドを提供することを目的
とする。
あり、耐インク性が高く、高い部品精度を確保でき、量
産性、低コスト化に優れたノズル形成部材及びその製造
方法並びにインクジェットヘッドを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のノズル形成部材は、インク滴を吐出する
ノズル孔を有するノズル形成部材において、前記ノズル
孔をケミカルエッチングで形成している構成とした。
め、請求項1のノズル形成部材は、インク滴を吐出する
ノズル孔を有するノズル形成部材において、前記ノズル
孔をケミカルエッチングで形成している構成とした。
【0012】請求項2のノズル形成部材は、上記請求項
1のノズル形成部材において、前記ノズル孔を異方性エ
ッチングで形成している構成とした。
1のノズル形成部材において、前記ノズル孔を異方性エ
ッチングで形成している構成とした。
【0013】請求項3のノズル形成部材は、上記請求項
1又は2のノズル形成部材において、前記ノズル孔内部
はインク液室側が大径で、インク噴射面側に所定径のノ
ズル開口を有している構成とした。
1又は2のノズル形成部材において、前記ノズル孔内部
はインク液室側が大径で、インク噴射面側に所定径のノ
ズル開口を有している構成とした。
【0014】請求項4のノズル形成部材は、上記請求項
1乃至3のいずれかのノズル形成部材において、前記ノ
ズル孔のインク噴射面側にプレス加工で所定径のノズル
開口を形成している構成とした。
1乃至3のいずれかのノズル形成部材において、前記ノ
ズル孔のインク噴射面側にプレス加工で所定径のノズル
開口を形成している構成とした。
【0015】請求項5のノズル形成部材は、上記請求項
1乃至4のいずれかのノズル形成部材において、インク
噴射面側の表面性をRmax=0.01〜1μmの粗さに
している構成した。
1乃至4のいずれかのノズル形成部材において、インク
噴射面側の表面性をRmax=0.01〜1μmの粗さに
している構成した。
【0016】請求項6のノズル形成部材の製造方法は、
インク滴を吐出するノズル孔を有するノズル形成部材の
製造方法において、ケミカルエッチングと電場を併用し
て基板に異方性エッチングを施して前記ノズル孔を形成
する構成とした。
インク滴を吐出するノズル孔を有するノズル形成部材の
製造方法において、ケミカルエッチングと電場を併用し
て基板に異方性エッチングを施して前記ノズル孔を形成
する構成とした。
【0017】請求項7のインクジェットヘッドは、イン
ク滴を吐出する複数のノズル孔と、各ノズル孔が連通す
るインク液室と、このインク液室内のインクを加圧する
エネルギー発生手段とを備えたインクジェットヘッドに
おいて、前記ノズル孔を形成するノズル形成部材が前記
請求項1乃至5のいずれかのノズル形成部材である構成
とした。
ク滴を吐出する複数のノズル孔と、各ノズル孔が連通す
るインク液室と、このインク液室内のインクを加圧する
エネルギー発生手段とを備えたインクジェットヘッドに
おいて、前記ノズル孔を形成するノズル形成部材が前記
請求項1乃至5のいずれかのノズル形成部材である構成
とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの分解斜視図、図2は同ヘッドのチャ
ンネル方向(ノズル配列方向)と直交する方向の要部拡
大断面図、図3は同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大
断面図である。
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの分解斜視図、図2は同ヘッドのチャ
ンネル方向(ノズル配列方向)と直交する方向の要部拡
大断面図、図3は同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大
断面図である。
【0019】このインクジェットヘッドは、駆動ユニッ
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミックス基板、例えばチ
タン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶
縁性の基板11上に、エネルギー発生素子である複数の
積層型圧電素子12を列状に2列配置して接合し、これ
ら2列の各圧電素子12の周囲を取り囲む樹脂、セラミ
ック等からなるフレーム部材(支持体)13を接着剤1
4によって接合している。
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミックス基板、例えばチ
タン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶
縁性の基板11上に、エネルギー発生素子である複数の
積層型圧電素子12を列状に2列配置して接合し、これ
ら2列の各圧電素子12の周囲を取り囲む樹脂、セラミ
ック等からなるフレーム部材(支持体)13を接着剤1
4によって接合している。
【0020】複数の圧電素子12は、インクを液滴化し
て飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子
(これを「駆動部」という。)17,17…と、駆動部
17,17間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に
液室ユニット2を基板11に固定する液室支柱部材とな
る圧電素子(これを「非駆動部」という。)18,18
…とを交互に構成している。
て飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子
(これを「駆動部」という。)17,17…と、駆動部
17,17間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に
液室ユニット2を基板11に固定する液室支柱部材とな
る圧電素子(これを「非駆動部」という。)18,18
…とを交互に構成している。
【0021】ここで、圧電素子12としては10層以上
の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子
は、例えば図2に示すように、厚さ10〜50μm/1
層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)20と、厚さ数μ
m/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電
極21とを交互に積層したものであるが、圧電素子とし
て用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電
気機械変換素子を用いることもできる。
の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子
は、例えば図2に示すように、厚さ10〜50μm/1
層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)20と、厚さ数μ
m/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電
極21とを交互に積層したものであるが、圧電素子とし
て用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電
気機械変換素子を用いることもできる。
【0022】各圧電素子12の内部電極21は1層おき
にAgPdからなる左右の端面電極22,23(2つの圧
電素子列の対向する面側を端面電極22とし、対向しな
い面側を端面電極23とする。)に接続している。一
方、基板11上には、図1に示すようにNi・Au蒸着、
Auメッキ、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷
等によって共通電極24及び個別電極25の各パターン
を設けている。
にAgPdからなる左右の端面電極22,23(2つの圧
電素子列の対向する面側を端面電極22とし、対向しな
い面側を端面電極23とする。)に接続している。一
方、基板11上には、図1に示すようにNi・Au蒸着、
Auメッキ、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷
等によって共通電極24及び個別電極25の各パターン
を設けている。
【0023】そして、各列の各圧電素子12の対向する
端面電極22を導電性接着剤26を介して共通電極24
に接続し、他方、各列の各圧電素子12の対向しない端
面電極23を同じく導電性接着剤26を介してそれぞれ
個別電極25に接続している。これにより、駆動部17
に駆動電圧を与えることによって、積層方向に電界が発
生して、駆動部17には積層方向の伸びの変位(d33
方向の変位)が生起される。なお、共通電極24は、図
2にも示すように、フレーム部材13に設けた穴13a
内に導電性接着剤26を充填することで各圧電素子に接
続されたパターンの導通を取っている。
端面電極22を導電性接着剤26を介して共通電極24
に接続し、他方、各列の各圧電素子12の対向しない端
面電極23を同じく導電性接着剤26を介してそれぞれ
個別電極25に接続している。これにより、駆動部17
に駆動電圧を与えることによって、積層方向に電界が発
生して、駆動部17には積層方向の伸びの変位(d33
方向の変位)が生起される。なお、共通電極24は、図
2にも示すように、フレーム部材13に設けた穴13a
内に導電性接着剤26を充填することで各圧電素子に接
続されたパターンの導通を取っている。
【0024】一方、液室ユニット2は、金属薄膜の積層
体からなる複層構造の振動板31と、ドライフィルムレ
ジスト(DFR)からなる感光性樹脂層で形成した2層
構造の液室隔壁部材32と、ノズル形成部材であるノズ
ルプレート33とを順次を積層し、熱融着して形成して
いる。これらの各部材によって、1つの圧電素子12
(駆動部17)と、この1つの圧電素子12に対応する
ダイアフラム部34と、各ダイアフラム部34を介して
加圧される加圧液室35と、この加圧液室35の両側に
位置して加圧液室35に供給するインクを導入する共通
液室36,36と、加圧液室35と共通液室36,36
とを連通するインク供給路37,37と、加圧液室35
に連通するノズル38とによって1つのチャンネルを形
成し、このチャンネルを複数個2列設けている。
体からなる複層構造の振動板31と、ドライフィルムレ
ジスト(DFR)からなる感光性樹脂層で形成した2層
構造の液室隔壁部材32と、ノズル形成部材であるノズ
ルプレート33とを順次を積層し、熱融着して形成して
いる。これらの各部材によって、1つの圧電素子12
(駆動部17)と、この1つの圧電素子12に対応する
ダイアフラム部34と、各ダイアフラム部34を介して
加圧される加圧液室35と、この加圧液室35の両側に
位置して加圧液室35に供給するインクを導入する共通
液室36,36と、加圧液室35と共通液室36,36
とを連通するインク供給路37,37と、加圧液室35
に連通するノズル38とによって1つのチャンネルを形
成し、このチャンネルを複数個2列設けている。
【0025】振動板31は、2層構造のニッケルめっき
膜からなり、駆動部17に対応する前記ダイアフラム部
34と、駆動部17と接合するためにこのダイアフラム
部34の中央部に一体的に形成した島状凸部40と、非
駆動部18に接合する梁となると共に各チャンネル(ノ
ズル)を独立させる隔壁部41及びフレーム部材13に
接合する周辺厚肉部42と、共通液室36に対応する圧
力を吸収する弾性体部(以下「ダンパー部」という。)
43を形成している。ここで、ダイアフラム部34及び
ダンパー部43の厚みを第一層(第一層めっき膜)の厚
みとし、島状凸部40、隔壁部41及び周辺厚肉部42
の厚みを第一層と第二層(第二層めっき膜)の厚みを加
えた厚みとしている。
膜からなり、駆動部17に対応する前記ダイアフラム部
34と、駆動部17と接合するためにこのダイアフラム
部34の中央部に一体的に形成した島状凸部40と、非
駆動部18に接合する梁となると共に各チャンネル(ノ
ズル)を独立させる隔壁部41及びフレーム部材13に
接合する周辺厚肉部42と、共通液室36に対応する圧
力を吸収する弾性体部(以下「ダンパー部」という。)
43を形成している。ここで、ダイアフラム部34及び
ダンパー部43の厚みを第一層(第一層めっき膜)の厚
みとし、島状凸部40、隔壁部41及び周辺厚肉部42
の厚みを第一層と第二層(第二層めっき膜)の厚みを加
えた厚みとしている。
【0026】液室隔壁部材32は、振動板31側に予め
ドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用い
て露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第1
感光性樹脂層45と、ノズルプレート33側に予めドラ
イフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露
光し、現像して所定の液室パターンを形成した第2感光
性樹脂層46とを熱圧着で接合してなる。
ドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用い
て露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第1
感光性樹脂層45と、ノズルプレート33側に予めドラ
イフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露
光し、現像して所定の液室パターンを形成した第2感光
性樹脂層46とを熱圧着で接合してなる。
【0027】ノズルプレート33にはインク滴を飛翔さ
せるための微細な吐出口であるノズル孔38を多数を形
成している。このノズル孔38の内部形状(内側形状)
は、ホーン形状に形成している。また、このノズル孔3
8の径はインク滴出口側(インク噴射面)で約10〜5
0μmの範囲で設定している。
せるための微細な吐出口であるノズル孔38を多数を形
成している。このノズル孔38の内部形状(内側形状)
は、ホーン形状に形成している。また、このノズル孔3
8の径はインク滴出口側(インク噴射面)で約10〜5
0μmの範囲で設定している。
【0028】このノズルプレート33のインク噴射面
(ノズル表面側)は、図1に示すように撥水性の表面処
理膜47を形成している。なお、ノズルプレート33の
周縁部は撥水処理膜を形成しない非撥水処理面48とし
ている。
(ノズル表面側)は、図1に示すように撥水性の表面処
理膜47を形成している。なお、ノズルプレート33の
周縁部は撥水処理膜を形成しない非撥水処理面48とし
ている。
【0029】これらの駆動ユニット1と液室ユニット2
とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニ
ット2の振動板31と駆動ユニット1の圧電素子12及
びフレーム部材13とを接着剤49で接合している。
とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニ
ット2の振動板31と駆動ユニット1の圧電素子12及
びフレーム部材13とを接着剤49で接合している。
【0030】そして、基板11をヘッド支持部材である
スペーサ部材(ヘッドホルダ)50上に支持して保持
し、このスペーサ部材50内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12(駆動部17)に接続した各電極24,25とをF
PCケーブル51,51を介して接続している。
スペーサ部材(ヘッドホルダ)50上に支持して保持
し、このスペーサ部材50内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12(駆動部17)に接続した各電極24,25とをF
PCケーブル51,51を介して接続している。
【0031】また、ノズルカバー(ヘッドカバー)3
は、ノズルプレート33の周縁部及びヘッド側面を覆う
箱状に形成したものであり、ノズルプレート33の撥水
処理面47に対応して開口部を形成し、ノズルプレート
33の周縁部に残した非撥水処理面48に接着剤にて接
着接合している。さらに、このインクジェットヘッドに
は、図示しないインクカートリッジからのインクを液室
に供給するため、スペーサ部材50、基板11、フレー
ム部材13及び振動板31にそれぞれインク供給穴52
〜55を設けている。
は、ノズルプレート33の周縁部及びヘッド側面を覆う
箱状に形成したものであり、ノズルプレート33の撥水
処理面47に対応して開口部を形成し、ノズルプレート
33の周縁部に残した非撥水処理面48に接着剤にて接
着接合している。さらに、このインクジェットヘッドに
は、図示しないインクカートリッジからのインクを液室
に供給するため、スペーサ部材50、基板11、フレー
ム部材13及び振動板31にそれぞれインク供給穴52
〜55を設けている。
【0032】このように構成したインクジェットヘッド
においては、記録信号に応じて駆動部17に駆動波形
(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによっ
て、駆動部17に積層方向の変位が生起し、振動板31
のダイアフラム部34を介して加圧液室35が加圧され
て圧力が上昇し、ノズル孔38からインク滴が吐出され
る。このとき、加圧液室35から共通液室36へ通じる
インク供給路37,37方向へもインクの流れが発生す
るが、インク供給路37,37の断面積を狭小にするこ
とで流体抵抗部として機能させて共通液室36,36側
へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防
いでいる。
においては、記録信号に応じて駆動部17に駆動波形
(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによっ
て、駆動部17に積層方向の変位が生起し、振動板31
のダイアフラム部34を介して加圧液室35が加圧され
て圧力が上昇し、ノズル孔38からインク滴が吐出され
る。このとき、加圧液室35から共通液室36へ通じる
インク供給路37,37方向へもインクの流れが発生す
るが、インク供給路37,37の断面積を狭小にするこ
とで流体抵抗部として機能させて共通液室36,36側
へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防
いでいる。
【0033】そして、インク滴吐出の終了に伴い、加圧
液室35内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性
と駆動パルスの放電過程によって加圧液室34内に負圧
が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、イン
クタンクから供給されたインクは共通液室36,36に
流入し、共通液室36,36からインク供給路37,3
7を経て加圧液室35内に充填される。そして、ノズル
孔38の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰
し、表面張力によってノズル孔38の出口付近に戻され
て(リフィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動
作に移行する。
液室35内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性
と駆動パルスの放電過程によって加圧液室34内に負圧
が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、イン
クタンクから供給されたインクは共通液室36,36に
流入し、共通液室36,36からインク供給路37,3
7を経て加圧液室35内に充填される。そして、ノズル
孔38の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰
し、表面張力によってノズル孔38の出口付近に戻され
て(リフィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動
作に移行する。
【0034】次に、ノズル形成部材及びその製造方法に
ついて図4以降をも参照して説明する。図4は本発明に
係るノズル形成部材の第1実施例を示す断面図、図5は
同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明に供する説
明図である。この実施例のノズル形成部材60は、厚さ
80〜100μm程度のSUS304等のSUS基板6
1に等方性エッチングでノズル孔62を形成している。
ついて図4以降をも参照して説明する。図4は本発明に
係るノズル形成部材の第1実施例を示す断面図、図5は
同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明に供する説
明図である。この実施例のノズル形成部材60は、厚さ
80〜100μm程度のSUS304等のSUS基板6
1に等方性エッチングでノズル孔62を形成している。
【0035】このノズル形成部材60は、図5(a)に
示すようにSUS基板61の両面に同じ開口径(例えば
φ20〜60μm)の開口63a,64aを有するレジ
ストパターン63,64を成膜し、同図(b)に示すよ
うにSUS基板61の両面からスプレー若しくはシャワ
ーエッチングなどによるケミカルエッチングを施して貫
通させてノズル孔62を形成した後、同図(c)に示す
ようにレジストパターンを剥離することによってノズル
形成部材60が得られる。なお、エッチャントとして
は、FeCL2などの塩酸酸性液を用いている。
示すようにSUS基板61の両面に同じ開口径(例えば
φ20〜60μm)の開口63a,64aを有するレジ
ストパターン63,64を成膜し、同図(b)に示すよ
うにSUS基板61の両面からスプレー若しくはシャワ
ーエッチングなどによるケミカルエッチングを施して貫
通させてノズル孔62を形成した後、同図(c)に示す
ようにレジストパターンを剥離することによってノズル
形成部材60が得られる。なお、エッチャントとして
は、FeCL2などの塩酸酸性液を用いている。
【0036】このようにノズル孔をケミカルエッチング
で形成することによって、大面積のノズル形成部材を高
い量産性で製造することが可能になり、コストも廉価に
なる。なお、ここでは、SUS基板を用いているが、そ
の他のエッチング可能な金属基板を用いることもでき
る。
で形成することによって、大面積のノズル形成部材を高
い量産性で製造することが可能になり、コストも廉価に
なる。なお、ここでは、SUS基板を用いているが、そ
の他のエッチング可能な金属基板を用いることもでき
る。
【0037】次に、図6は本発明に係るノズル形成部材
の第2実施例を示す断面図、図7は同実施例のノズル形
成部材の製造方法の説明に供する説明図である。この実
施例のノズル形成部材66は、厚さ80〜100μm程
度のSUS304等のSUS基板61に異方性エッチン
グでノズル孔62を形成している。
の第2実施例を示す断面図、図7は同実施例のノズル形
成部材の製造方法の説明に供する説明図である。この実
施例のノズル形成部材66は、厚さ80〜100μm程
度のSUS304等のSUS基板61に異方性エッチン
グでノズル孔62を形成している。
【0038】このノズル形成部材66は、図7(a)に
示すようにSUS基板61の両面に同じ開口径(例えば
φ20〜60μm)の開口63a,64aを有するレジ
ストパターン63,64を成膜し、同図(b)に示すよ
うにSUS基板61の両面からスプレー若しくはシャワ
ーエッチングなどによるケミカルエッチングを施して貫
通させてノズル孔67を形成する。
示すようにSUS基板61の両面に同じ開口径(例えば
φ20〜60μm)の開口63a,64aを有するレジ
ストパターン63,64を成膜し、同図(b)に示すよ
うにSUS基板61の両面からスプレー若しくはシャワ
ーエッチングなどによるケミカルエッチングを施して貫
通させてノズル孔67を形成する。
【0039】ここで、エッチャント内に陰極を接続して
0.5〜1A/dm2程度の通電を行って電場を形成し
た状態で、スプレー若しくはシャワーエッチングなどに
よるケミカルエッチングを施すことによって、通常0.
5〜2μm/minのSUS304のエッチレイトが1
〜5μm/minとなり、異方性エッチングの強いパタ
ーンとなり、ノズル孔67をストレート形状に形成する
ことができる。
0.5〜1A/dm2程度の通電を行って電場を形成し
た状態で、スプレー若しくはシャワーエッチングなどに
よるケミカルエッチングを施すことによって、通常0.
5〜2μm/minのSUS304のエッチレイトが1
〜5μm/minとなり、異方性エッチングの強いパタ
ーンとなり、ノズル孔67をストレート形状に形成する
ことができる。
【0040】その後、同図(c)に示すようにレジスト
パターンを剥離することによってノズル形成部材66が
得られる。
パターンを剥離することによってノズル形成部材66が
得られる。
【0041】このように、等方性エッチングでは図4に
示すように横広がりがあるのでノズル孔をストレート形
状にすることが難しいのに対して、異方性エッチングを
行うことでノズル孔を略ストレート形状にすることがで
きる。
示すように横広がりがあるのでノズル孔をストレート形
状にすることが難しいのに対して、異方性エッチングを
行うことでノズル孔を略ストレート形状にすることがで
きる。
【0042】次に、図8は本発明に係るノズル形成部材
の第3実施例を示す断面図、図9は同実施例のノズル形
成部材の製造方法の説明に供する説明図である。この実
施例のノズル形成部材71は、厚さ80〜100μm程
度のSUS304等のSUS基板61にケミカルエッチ
ングでインク液室側が大径で、インク噴射面側に所定径
の開口72aを有するノズル孔72を形成している。
の第3実施例を示す断面図、図9は同実施例のノズル形
成部材の製造方法の説明に供する説明図である。この実
施例のノズル形成部材71は、厚さ80〜100μm程
度のSUS304等のSUS基板61にケミカルエッチ
ングでインク液室側が大径で、インク噴射面側に所定径
の開口72aを有するノズル孔72を形成している。
【0043】このノズル形成部材71は、図9(a)に
示すようにSUS基板61のインク噴射面側に小径の開
口73aを有するレジストパターン73を成膜し、イン
ク液室面側に大径の開口74aを有するレジストパター
ン74を成膜し、同図(b)に示すようにSUS基板6
1の両面からスプレー若しくはシャワーエッチングなど
によるケミカルエッチング(ここでは、等方性エッチン
グによっている。)を施して貫通させてノズル孔72を
形成した後、同図(c)に示すようにレジストパターン
を剥離することによってノズル形成部材71が得られ
る。
示すようにSUS基板61のインク噴射面側に小径の開
口73aを有するレジストパターン73を成膜し、イン
ク液室面側に大径の開口74aを有するレジストパター
ン74を成膜し、同図(b)に示すようにSUS基板6
1の両面からスプレー若しくはシャワーエッチングなど
によるケミカルエッチング(ここでは、等方性エッチン
グによっている。)を施して貫通させてノズル孔72を
形成した後、同図(c)に示すようにレジストパターン
を剥離することによってノズル形成部材71が得られ
る。
【0044】このノズル形成部材71の図8における
の平面に焦点深度を合わせて写真撮影をしたときには図
10に示すような形状になっていることを、また、図8
におけるの平面に焦点深度を合わせて写真撮影をした
ときには図11に示すような形状になっていることをそ
れぞれ確認した。
の平面に焦点深度を合わせて写真撮影をしたときには図
10に示すような形状になっていることを、また、図8
におけるの平面に焦点深度を合わせて写真撮影をした
ときには図11に示すような形状になっていることをそ
れぞれ確認した。
【0045】このようにインク液室側を大径で、インク
噴射面側に所定径の開口を有するノズル孔を形成するこ
とで、ノズル開口に圧力波を集中させることができて、
エネルギー効率の高いノズル形成部材を得ることができ
る。
噴射面側に所定径の開口を有するノズル孔を形成するこ
とで、ノズル開口に圧力波を集中させることができて、
エネルギー効率の高いノズル形成部材を得ることができ
る。
【0046】なお、ここでは、等方性エッチングによっ
ているが、上述したように電場と併用して異方性エッチ
ングを行うことで、大径の開口(インク液室側)から小
径の開口(インク噴射面側)に向かってストレートなテ
ーパをなすノズル孔を形成することができる。
ているが、上述したように電場と併用して異方性エッチ
ングを行うことで、大径の開口(インク液室側)から小
径の開口(インク噴射面側)に向かってストレートなテ
ーパをなすノズル孔を形成することができる。
【0047】次に、図12は本発明に係るノズル形成部
材の第4実施例を示す断面図、図13は同実施例のノズ
ル形成部材の製造方法の説明に供する説明図である。こ
の実施例のノズル形成部材75は、厚さ80〜100μ
m程度のSUS304等のSUS基板61のインク噴射
面側にプレス加工で所定径の開口76aを形成し、イン
ク液室側に等方性エッチングで大径に開口させたノズル
孔76を形成している。
材の第4実施例を示す断面図、図13は同実施例のノズ
ル形成部材の製造方法の説明に供する説明図である。こ
の実施例のノズル形成部材75は、厚さ80〜100μ
m程度のSUS304等のSUS基板61のインク噴射
面側にプレス加工で所定径の開口76aを形成し、イン
ク液室側に等方性エッチングで大径に開口させたノズル
孔76を形成している。
【0048】このノズル形成部材75は、図12(a)
に示すように例えば100μm厚みのSUS基板61の
インク噴射面側をレジストパターン77で被覆し、イン
ク液室側に大径(例えばφ150μm)の開口78aを
有するレジストパターン78を成膜して、同図(b)に
示すようにインク液室面側から等方性エッチングを行っ
て孔部79を所要の深さ(例えば70〜80μm)まで
形成した後、同図(c)に示すようにインク噴射面側に
所定径の孔を有するダイス80を配設し、インク液室側
からプレスピン(ポンチ)81によって孔部79を介し
てエッチングで貫通していない部分を穿孔してノズル開
口76aを形成する。
に示すように例えば100μm厚みのSUS基板61の
インク噴射面側をレジストパターン77で被覆し、イン
ク液室側に大径(例えばφ150μm)の開口78aを
有するレジストパターン78を成膜して、同図(b)に
示すようにインク液室面側から等方性エッチングを行っ
て孔部79を所要の深さ(例えば70〜80μm)まで
形成した後、同図(c)に示すようにインク噴射面側に
所定径の孔を有するダイス80を配設し、インク液室側
からプレスピン(ポンチ)81によって孔部79を介し
てエッチングで貫通していない部分を穿孔してノズル開
口76aを形成する。
【0049】このようにノズル噴射面側のノズル開口を
プレス加工で形成することによって、高精度のノズル孔
を形成することができる。そして、プレス加工で形成す
る部分はエッチングによって薄くしているので、プレス
ピンの摩耗が低減し、高精度のノズル孔を量産性よく得
ることができる。
プレス加工で形成することによって、高精度のノズル孔
を形成することができる。そして、プレス加工で形成す
る部分はエッチングによって薄くしているので、プレス
ピンの摩耗が低減し、高精度のノズル孔を量産性よく得
ることができる。
【0050】次に、図14は本発明に係るノズル形成部
材の第5実施例を示す断面図、図15は同実施例のノズ
ル形成部材の製造方法の説明に供する説明図である。な
お、前記インクジェットヘッドのノズルプレート33と
しては、この第5実施例に係るノズル形成部材に表面処
理膜を成膜したものを用いている。この実施例のノズル
形成部材85は、厚さ80〜100μm程度のSUS3
04等のSUS基板61のインク噴射面側にプレス加工
で所定径の開口86aを形成し、インク液室側を異方性
エッチングで大径に開口させたノズル孔86を形成して
いる。
材の第5実施例を示す断面図、図15は同実施例のノズ
ル形成部材の製造方法の説明に供する説明図である。な
お、前記インクジェットヘッドのノズルプレート33と
しては、この第5実施例に係るノズル形成部材に表面処
理膜を成膜したものを用いている。この実施例のノズル
形成部材85は、厚さ80〜100μm程度のSUS3
04等のSUS基板61のインク噴射面側にプレス加工
で所定径の開口86aを形成し、インク液室側を異方性
エッチングで大径に開口させたノズル孔86を形成して
いる。
【0051】このノズル形成部材85は、上記第4実施
例と同様に、図15(a)に示すように例えば100μ
m厚みのSUS基板61のインク噴射面側をレジストパ
ターン87で被覆し、インク液室側に大径(例えばφ1
50μm)の開口88aを有するレジストパターン88
を成膜して、同図(b)に示すようにインク液室面側か
ら異方性エッチングを行って孔部89を所要の深さ(例
えば70〜80μm)まで形成した後、同図(c)に示
すようにインク噴射面側に所定径の孔を有するダイス8
0を配設し、インク液室側からプレスピン(ポンチ)8
1によって孔部89を介してエッチングで貫通していな
い部分を穿孔してノズル開口86aを形成する。
例と同様に、図15(a)に示すように例えば100μ
m厚みのSUS基板61のインク噴射面側をレジストパ
ターン87で被覆し、インク液室側に大径(例えばφ1
50μm)の開口88aを有するレジストパターン88
を成膜して、同図(b)に示すようにインク液室面側か
ら異方性エッチングを行って孔部89を所要の深さ(例
えば70〜80μm)まで形成した後、同図(c)に示
すようにインク噴射面側に所定径の孔を有するダイス8
0を配設し、インク液室側からプレスピン(ポンチ)8
1によって孔部89を介してエッチングで貫通していな
い部分を穿孔してノズル開口86aを形成する。
【0052】ここで、上記各実施例におけるノズル形成
部材の表面性について説明すると、SUS基板などの金
属基板を用いてケミカルエッチングでノズル孔を形成す
る場合、ホトリソパターンの形成時に表面平滑性が要求
され、また、ノズル径の変形やバラツキの範囲から考え
ると、表面粗さはRmax=1μm未満、好ましくはRmax
=0.6μm以下である。
部材の表面性について説明すると、SUS基板などの金
属基板を用いてケミカルエッチングでノズル孔を形成す
る場合、ホトリソパターンの形成時に表面平滑性が要求
され、また、ノズル径の変形やバラツキの範囲から考え
ると、表面粗さはRmax=1μm未満、好ましくはRmax
=0.6μm以下である。
【0053】この場合、図16に示すようにSUS基板
の表面性が粗いと、エッチングを行ってノズル孔を形成
したときに、同図に矢印を付して示すようにφ2〜3μ
mの粒子状凸部が複数箇所に発生してノズル孔のエッジ
不良が発生し易くなる。
の表面性が粗いと、エッチングを行ってノズル孔を形成
したときに、同図に矢印を付して示すようにφ2〜3μ
mの粒子状凸部が複数箇所に発生してノズル孔のエッジ
不良が発生し易くなる。
【0054】したがって、SUS基板の表面性はRmax
=0.01〜1μmにすることが好ましい。Rmax=1
μmを越えると、レジストパターンを成膜する際の露光
時の乱反射が大きくなってパターン変形が発生し、ま
た、化学エッチング時には形状依存(エッチレイト、エ
ッチャント液の流れムラ)がありエッチングパターンの
変形が生じ易くなる。上記の表面粗さにすることで、ホ
トリソプロセス、エッチングプロセスで表面のプロセス
条件の変動が低減し、ノズルエッヂ不良が極めて少なく
なり、インク噴射特性が安定した高精度のノズル孔を有
するノズル形成部材を得ることができる。
=0.01〜1μmにすることが好ましい。Rmax=1
μmを越えると、レジストパターンを成膜する際の露光
時の乱反射が大きくなってパターン変形が発生し、ま
た、化学エッチング時には形状依存(エッチレイト、エ
ッチャント液の流れムラ)がありエッチングパターンの
変形が生じ易くなる。上記の表面粗さにすることで、ホ
トリソプロセス、エッチングプロセスで表面のプロセス
条件の変動が低減し、ノズルエッヂ不良が極めて少なく
なり、インク噴射特性が安定した高精度のノズル孔を有
するノズル形成部材を得ることができる。
【0055】なお、上記実施例においては、本発明をエ
ネルギー発生手段として圧電素子を用いるピエゾアクチ
ュエータ方式のインクジェットヘッド及びそのノズル形
成部材に適用した例について説明したが、その他の電気
機械変換素子を用いるインクジェットヘッド及びそのノ
ズル形成部材、発熱抵抗体を用いるいわゆるバブルジェ
ット方式のインクジェットヘッド及びそのノズル形成部
材にも適用することができる。また、ノズルの開口方向
を圧電素子の変位方向と同じにしたサイドシュータ方式
のインクジェットヘッドで説明しているが、ノズルの開
口方向を圧電素子の変位方向と直交する方向にしたエッ
ジシュータ方式のインクジェットヘッド及びそのノズル
形成部材にも適用することができる。
ネルギー発生手段として圧電素子を用いるピエゾアクチ
ュエータ方式のインクジェットヘッド及びそのノズル形
成部材に適用した例について説明したが、その他の電気
機械変換素子を用いるインクジェットヘッド及びそのノ
ズル形成部材、発熱抵抗体を用いるいわゆるバブルジェ
ット方式のインクジェットヘッド及びそのノズル形成部
材にも適用することができる。また、ノズルの開口方向
を圧電素子の変位方向と同じにしたサイドシュータ方式
のインクジェットヘッドで説明しているが、ノズルの開
口方向を圧電素子の変位方向と直交する方向にしたエッ
ジシュータ方式のインクジェットヘッド及びそのノズル
形成部材にも適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のノズル
形成部材によれば、ノズル孔をケミカルエッチングで形
成しているので、耐インク性が高く、高い部品精度を確
保でき、量産性、低コスト化を図れる。
形成部材によれば、ノズル孔をケミカルエッチングで形
成しているので、耐インク性が高く、高い部品精度を確
保でき、量産性、低コスト化を図れる。
【0057】請求項2のノズル形成部材によれば、上記
請求項1のノズル形成部材において、ノズル孔を異方性
エッチングで形成しているので、ストレート形状のノズ
ル孔を形成することができ、インク噴射方向の精度が高
くなる。
請求項1のノズル形成部材において、ノズル孔を異方性
エッチングで形成しているので、ストレート形状のノズ
ル孔を形成することができ、インク噴射方向の精度が高
くなる。
【0058】請求項3のノズル形成部材によれば、上記
請求項1又は2のノズル形成部材において、ノズル孔内
部はインク液室側が大径で、インク噴射面側に所定径の
ノズル開口を有しているので、インク液室に発生する圧
力をノズル開口に向けて集中することができ、エネルギ
ー効率を向上することができる。
請求項1又は2のノズル形成部材において、ノズル孔内
部はインク液室側が大径で、インク噴射面側に所定径の
ノズル開口を有しているので、インク液室に発生する圧
力をノズル開口に向けて集中することができ、エネルギ
ー効率を向上することができる。
【0059】請求項4のノズル形成部材によれば、上記
請求項1乃至3のいずれかのノズル形成部材において、
ノズル孔のインク噴射面側にプレス加工で所定径のノズ
ル開口を形成しているので、高精度の孔径を有するノズ
ル孔を形成することができる。
請求項1乃至3のいずれかのノズル形成部材において、
ノズル孔のインク噴射面側にプレス加工で所定径のノズ
ル開口を形成しているので、高精度の孔径を有するノズ
ル孔を形成することができる。
【0060】請求項5のノズル形成部材によれば、上記
請求項1乃至4のいずれかのノズル形成部材において、
インク噴射面側の表面性をRmax=0.01〜1μmの
粗さにしているので、エッチングプロセスにおける表面
のプロセス条件の変動を抑えることができ、インク噴射
特性の安定したノズル形成部材を得ることができる。
請求項1乃至4のいずれかのノズル形成部材において、
インク噴射面側の表面性をRmax=0.01〜1μmの
粗さにしているので、エッチングプロセスにおける表面
のプロセス条件の変動を抑えることができ、インク噴射
特性の安定したノズル形成部材を得ることができる。
【0061】請求項6のノズル形成部材の製造方法によ
れば、インク滴を吐出するノズル孔を有するノズル形成
部材の製造方法において、ケミカルエッチングと電場を
併用して基板に異方性エッチングを施してノズル孔を形
成する構成としたので、異方性エッチングによるストレ
ート形状のノズル孔を容易に形成することができる。
れば、インク滴を吐出するノズル孔を有するノズル形成
部材の製造方法において、ケミカルエッチングと電場を
併用して基板に異方性エッチングを施してノズル孔を形
成する構成としたので、異方性エッチングによるストレ
ート形状のノズル孔を容易に形成することができる。
【0062】請求項7のインクジェットヘッドによれ
ば、インク滴を吐出する複数のノズル孔と、各ノズル孔
が連通するインク液室と、このインク液室内のインクを
加圧するエネルギー発生手段とを備えたインクジェット
ヘッドにおいて、ノズル孔を形成するノズル形成部材が
上記請求項1乃至5のいずれかのノズル形成部材である
構成としたので、低コストで、高いノズル径精度、耐イ
ンク性を有するインクジェットヘッドを得ることができ
る。
ば、インク滴を吐出する複数のノズル孔と、各ノズル孔
が連通するインク液室と、このインク液室内のインクを
加圧するエネルギー発生手段とを備えたインクジェット
ヘッドにおいて、ノズル孔を形成するノズル形成部材が
上記請求項1乃至5のいずれかのノズル形成部材である
構成としたので、低コストで、高いノズル径精度、耐イ
ンク性を有するインクジェットヘッドを得ることができ
る。
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの分解
斜視図
斜視図
【図2】同ヘッドのチャンネル方向と直交する方向の要
部拡大断面図
部拡大断面図
【図3】同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大断面図
【図4】本発明に係るノズル形成部材の第1実施例を示
す断面図
す断面図
【図5】同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明に
供する説明図
供する説明図
【図6】本発明に係るノズル形成部材の第2実施例を示
す断面図
す断面図
【図7】同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明に
供する説明図
供する説明図
【図8】本発明に係るノズル形成部材の第3実施例を示
す断面図
す断面図
【図9】同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明に
供する説明図
供する説明図
【図10】図8のの平面に焦点深度を合わせて写真撮
影したときの状態を説明する説明図
影したときの状態を説明する説明図
【図11】図8のの平面に焦点深度を合わせて写真撮
影したときの状態を説明する説明図
影したときの状態を説明する説明図
【図12】本発明に係るノズル形成部材の第4実施例を
示す断面図
示す断面図
【図13】同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明
に供する説明図
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【図14】本発明に係るノズル形成部材の第4実施例を
示す断面図
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【図15】同実施例のノズル形成部材の製造方法の説明
に供する説明図
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【図16】基板の表面粗さとエッジだれの関係の説明に
供する説明図
供する説明図
1…駆動ユニット、2…液室ユニット、12…圧電素
子、33…ノズルプレート、38…ノズル孔、38a…
ノズル開口、60,66,71,75,85…ノズル形
成部材、61…SUS基板、62,67,72,76,
86…ノズル孔、72a,76a,86a…ノズル開
口。
子、33…ノズルプレート、38…ノズル孔、38a…
ノズル開口、60,66,71,75,85…ノズル形
成部材、61…SUS基板、62,67,72,76,
86…ノズル孔、72a,76a,86a…ノズル開
口。
Claims (7)
- 【請求項1】 インク滴を吐出するノズル孔を有するノ
ズル形成部材において、前記ノズル孔をケミカルエッチ
ングで形成していることを特徴とするノズル形成部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載のノズル形成部材におい
て、前記ノズル孔を異方性エッチングで形成しているこ
とを特徴とするノズル形成部材。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のノズル形成部材
において、前記ノズル孔内部はインク液室側が大径で、
インク噴射面側に所定径のノズル開口を有していること
を特徴とするノズル形成部材。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のノズ
ル形成部材において、前記ノズル孔のインク噴射面側に
プレス加工で所定径のノズル開口を形成したことを特徴
とするノズル形成部材。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のノズ
ル形成部材において、インク噴射面側の表面性をRmax
=0.01〜1μmの粗さにしたことを特徴とするノズ
ル形成部材。 - 【請求項6】 インク滴を吐出するノズル孔を有するノ
ズル形成部材の製造方法において、ケミカルエッチング
と電場を併用して基板に異方性エッチングを施して前記
ノズル孔を形成することを特徴とするノズル形成部材の
製造方法。 - 【請求項7】 インク滴を吐出する複数のノズル孔と、
各ノズル孔が連通するインク液室と、このインク液室内
のインクを加圧するエネルギー発生手段とを備えたイン
クジェットヘッドにおいて、前記ノズル孔を形成するノ
ズル形成部材が前記請求項1乃至5のいずれかのノズル
形成部材であることを特徴とするインクジェットヘッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21722297A JPH1158747A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21722297A JPH1158747A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158747A true JPH1158747A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16700770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21722297A Pending JPH1158747A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1158747A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005169479A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Canon Inc | 穴開け加工方法、穴開き部材および液体吐出ヘッド |
JP2006123308A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Brother Ind Ltd | 薄板状部品の積層構造及びその製造方法 |
JP2014188872A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッドの製造方法 |
JP2016022609A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 大日本印刷株式会社 | 金属基板 |
KR20170041310A (ko) * | 2015-10-06 | 2017-04-17 | 삼성디스플레이 주식회사 | 증착원 및 그 제조 방법 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP21722297A patent/JPH1158747A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005169479A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Canon Inc | 穴開け加工方法、穴開き部材および液体吐出ヘッド |
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