JPH1156478A - ブラシの製造方法 - Google Patents
ブラシの製造方法Info
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- JPH1156478A JPH1156478A JP9240256A JP24025697A JPH1156478A JP H1156478 A JPH1156478 A JP H1156478A JP 9240256 A JP9240256 A JP 9240256A JP 24025697 A JP24025697 A JP 24025697A JP H1156478 A JPH1156478 A JP H1156478A
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- sweep
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B3/00—Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier
- A46B3/06—Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier by welding together bristles made of metal wires or plastic materials
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46B—BRUSHES
- A46B2200/00—Brushes characterized by their functions, uses or applications
- A46B2200/10—For human or animal care
- A46B2200/1066—Toothbrush for cleaning the teeth or dentures
Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 刷掃性と使用感がともに優れる歯ブラシ等を
製造できるブラシの製造方法を提供する。 【解決手段】 巻回リール等から引き出した複数の刷毛
束1を送り装置10と保持装置20を通し、成形型30
の高さ調整孔内に導入し、刷毛束1に高低差δを設け
る。次いで、各刷毛束1の刷毛Fを送り装置10等で締
着固定し、刷毛が固定された状態でグラインダ50によ
り刷毛先端を研磨して丸め加工を行い、高さの高い刷毛
Fの先端を曲率が大きな半紡錘形状等に、低い刷毛の先
端を曲率が小さな半円球状等に成形する。そして、丸め
加工が施された刷毛束1をカッタ60により切断し、次
いで、これら刷毛束1の切断端を加熱板等を用いて結着
し、これら結着した刷毛束1をハンドルのヘッド部Hに
植設する。
製造できるブラシの製造方法を提供する。 【解決手段】 巻回リール等から引き出した複数の刷毛
束1を送り装置10と保持装置20を通し、成形型30
の高さ調整孔内に導入し、刷毛束1に高低差δを設け
る。次いで、各刷毛束1の刷毛Fを送り装置10等で締
着固定し、刷毛が固定された状態でグラインダ50によ
り刷毛先端を研磨して丸め加工を行い、高さの高い刷毛
Fの先端を曲率が大きな半紡錘形状等に、低い刷毛の先
端を曲率が小さな半円球状等に成形する。そして、丸め
加工が施された刷毛束1をカッタ60により切断し、次
いで、これら刷毛束1の切断端を加熱板等を用いて結着
し、これら結着した刷毛束1をハンドルのヘッド部Hに
植設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブラシの製造方
法、特に、歯ブラシの製造に適した製造方法であって、
詳しくは、刷毛の先端に刷毛束や刷毛束内の刷毛位置等
に応じて異なる形状の丸め加工を施すことができ、刷掃
性に優れたブラシを製造できるブラシの製造方法に関す
る。
法、特に、歯ブラシの製造に適した製造方法であって、
詳しくは、刷毛の先端に刷毛束や刷毛束内の刷毛位置等
に応じて異なる形状の丸め加工を施すことができ、刷掃
性に優れたブラシを製造できるブラシの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯ブラシは、ハンドルのヘッド
部に複数の植毛孔を穿設し、ポリアミドやポリブチレン
テレフタレート(PBT)等の刷毛を断面円形状あるい
は断面矩形状に束ね、この刷毛束を平線と称せられる金
属片を用い植毛孔に植設固定して製造される。ところ
が、刷毛の先端には切断によるエッジ部が形成され、刷
毛の歯肉への当たり心地が良くないため、通常、植毛後
にグラインダー等により刷毛先端部を丸め加工している
が、植毛部の毛切り形状(凹凸等)によっては必ずしも
全部の刷毛先端部が十分丸め加工できないといった問題
点があった。
部に複数の植毛孔を穿設し、ポリアミドやポリブチレン
テレフタレート(PBT)等の刷毛を断面円形状あるい
は断面矩形状に束ね、この刷毛束を平線と称せられる金
属片を用い植毛孔に植設固定して製造される。ところ
が、刷毛の先端には切断によるエッジ部が形成され、刷
毛の歯肉への当たり心地が良くないため、通常、植毛後
にグラインダー等により刷毛先端部を丸め加工している
が、植毛部の毛切り形状(凹凸等)によっては必ずしも
全部の刷毛先端部が十分丸め加工できないといった問題
点があった。
【0003】そこで、特開平2−111305号公報に
は、巻回リール等から引き出された複数の刷毛束を刷毛
毛先が同一平面内に位置するように整列保持して締め付
け固定し、この状態で、刷毛の先端を丸め加工し、この
後、刷毛の締め付けを緩め、刷毛束の各刷毛を軸方向に
相互に移動させて刷毛束の刷毛の先端に高低差による輪
郭付けを行い、刷毛束の刷毛を基端側で融着してヘッド
部に植設する製造方法が記載される。この製造方法は、
平線を用いないため種々の断面形状の刷毛束を形成で
き、また、刷毛束をヘッド部に固定する前にグラインダ
等を用いて刷毛先端に丸め加工を施すため、製造された
歯ブラシは全ての刷毛先端部を丸め加工できるという利
点がある。
は、巻回リール等から引き出された複数の刷毛束を刷毛
毛先が同一平面内に位置するように整列保持して締め付
け固定し、この状態で、刷毛の先端を丸め加工し、この
後、刷毛の締め付けを緩め、刷毛束の各刷毛を軸方向に
相互に移動させて刷毛束の刷毛の先端に高低差による輪
郭付けを行い、刷毛束の刷毛を基端側で融着してヘッド
部に植設する製造方法が記載される。この製造方法は、
平線を用いないため種々の断面形状の刷毛束を形成で
き、また、刷毛束をヘッド部に固定する前にグラインダ
等を用いて刷毛先端に丸め加工を施すため、製造された
歯ブラシは全ての刷毛先端部を丸め加工できるという利
点がある。
【0004】なお、平線を使わない植毛方法として、特
開昭60−241404号公報、特開平2−99002
号公報および特開平61−268208号公報等で熱融
着により刷毛束をヘッド部に固定する方法が、また、特
公平6−16725号公報、特開昭61−268208
号公報および特表平2−503150号公報でインモー
ルドによる方法が提案されている。
開昭60−241404号公報、特開平2−99002
号公報および特開平61−268208号公報等で熱融
着により刷毛束をヘッド部に固定する方法が、また、特
公平6−16725号公報、特開昭61−268208
号公報および特表平2−503150号公報でインモー
ルドによる方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平2−111305号公報に記載の製造方法にあ
っては、刷毛の毛先の丸め度合いが一様になり、刷掃性
と歯肉への当たり心地の改善との両立を図ることが困難
であるという問題があった。すなわち、歯ブラシにおい
ては、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間の隙間等の刷掃性
を改善するには刷毛の先端をある程度先鋭化することが
望ましいが、全ての刷毛を一律に先鋭化すると歯牙表面
の刷掃性が低下し、逆に、刷毛の先端を半球状等に丸め
て歯牙表面の刷掃性の改善を図ると歯と歯ぐきの境目や
歯間の隙間等に対する刷掃性が低下する。この発明は、
上記問題に鑑みてなされたもので、歯と歯ぐきの境目等
の清掃性に優れ、かつ、歯ぐきの当たり心地にも優れる
ブラシの製造方法を提供することを目的とする。
た特開平2−111305号公報に記載の製造方法にあ
っては、刷毛の毛先の丸め度合いが一様になり、刷掃性
と歯肉への当たり心地の改善との両立を図ることが困難
であるという問題があった。すなわち、歯ブラシにおい
ては、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間の隙間等の刷掃性
を改善するには刷毛の先端をある程度先鋭化することが
望ましいが、全ての刷毛を一律に先鋭化すると歯牙表面
の刷掃性が低下し、逆に、刷毛の先端を半球状等に丸め
て歯牙表面の刷掃性の改善を図ると歯と歯ぐきの境目や
歯間の隙間等に対する刷掃性が低下する。この発明は、
上記問題に鑑みてなされたもので、歯と歯ぐきの境目等
の清掃性に優れ、かつ、歯ぐきの当たり心地にも優れる
ブラシの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にかかるブラシの製造方法
は、複数の刷毛束を導入して各刷毛束の先端間に高低差
を付与した後、各刷毛束の刷毛先端に丸め加工を施した
後、ハンドルのヘッド部に植設することを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明にかかるブラシの製造方法
は、複数の刷毛束を導入して各刷毛束の先端間に高低差
を付与した後、各刷毛束の刷毛先端に丸め加工を施した
後、ハンドルのヘッド部に植設することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明にかかるブラ
シの製造方法は、複数の刷毛束を導入して各刷毛束内の
刷毛先端間に高低差を付与した後、各刷毛束内の刷毛先
端に丸め加工を施した後、ハンドルのヘッド部に植設す
ることを特徴とする。
シの製造方法は、複数の刷毛束を導入して各刷毛束内の
刷毛先端間に高低差を付与した後、各刷毛束内の刷毛先
端に丸め加工を施した後、ハンドルのヘッド部に植設す
ることを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明にかかるブ
ラシの製造方法は、複数の刷毛束を導入して各刷毛束の
先端間および刷毛束内の刷毛先端間に高低差を付与した
後、各刷毛束内の刷毛先端に丸め加工を施した後、ハン
ドルのヘッド部に植設することを特徴とする。
ラシの製造方法は、複数の刷毛束を導入して各刷毛束の
先端間および刷毛束内の刷毛先端間に高低差を付与した
後、各刷毛束内の刷毛先端に丸め加工を施した後、ハン
ドルのヘッド部に植設することを特徴とする。
【0009】そして、請求項4に記載の発明にかかるブ
ラシの製造方法は、請求項1、請求項2または請求項3
に記載の発明のブラシの製造方法において、各刷毛束の
刷毛に丸め加工を施した後、各刷毛束の先端間または刷
毛束内の刷毛の先端間の少なくとも一方に前記高低差と
異なる若しくは大きな高低差をさらに付与し、この後
に、ブラシのヘッド部に植設することを特徴とする。
ラシの製造方法は、請求項1、請求項2または請求項3
に記載の発明のブラシの製造方法において、各刷毛束の
刷毛に丸め加工を施した後、各刷毛束の先端間または刷
毛束内の刷毛の先端間の少なくとも一方に前記高低差と
異なる若しくは大きな高低差をさらに付与し、この後
に、ブラシのヘッド部に植設することを特徴とする。
【0010】この発明の製造方法は、種々のブラシの製
造に適用できるが、歯ブラシの製造に特に適する。周知
のように、ブラシ、例えば、歯ブラシは把持可能なハン
ドルのヘッド部に複数の刷毛束を植設して構成される。
通常、ハンドルとヘッド部は、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ABS、PMMA、ポリカーボネート、セルロ
ースプロピオネート、ポリアセタール等の樹脂で一体に
成形されるが、コストと成形性の点からはポリプロピレ
ンが好ましく、また、二色成形によりハンドルの一部に
熱可塑性エラストマを用いて弾力性を大きくして歯ぐき
の当たりの心地を改善することも可能である。刷毛はナ
イロンあるいはポリエステル等のフィラメントを用いる
が、これらのフィラメントを組み合わせることもでき、
また、他の樹脂フィラメントを用いることもできる。
造に適用できるが、歯ブラシの製造に特に適する。周知
のように、ブラシ、例えば、歯ブラシは把持可能なハン
ドルのヘッド部に複数の刷毛束を植設して構成される。
通常、ハンドルとヘッド部は、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ABS、PMMA、ポリカーボネート、セルロ
ースプロピオネート、ポリアセタール等の樹脂で一体に
成形されるが、コストと成形性の点からはポリプロピレ
ンが好ましく、また、二色成形によりハンドルの一部に
熱可塑性エラストマを用いて弾力性を大きくして歯ぐき
の当たりの心地を改善することも可能である。刷毛はナ
イロンあるいはポリエステル等のフィラメントを用いる
が、これらのフィラメントを組み合わせることもでき、
また、他の樹脂フィラメントを用いることもできる。
【0011】刷毛束は、所定の長さに切断されたもの、
あるいは、巻回リール等に巻き取り保持されたものであ
って、上述のナイロン等の熱可塑性樹脂等からなる多数
の刷毛を有する。この刷毛束は、巻回リールに巻き取り
保持されたものを例にとれば、ヘッド部に植設される本
数と同数あるいは倍数(規定数)がそれぞれ巻回リール
等に巻き取り保持されて毛束送り装置等で引き出され
る。毛束送り装置は、通常、規定数の刷毛束を走行可能
かつ挟着可能な一対のチャック部を備え、一方のチャッ
ク部により刷毛束を挟着するとともに他方のチャック部
により刷毛束を挿通可能に保持し、一方のチャック部を
他方のチャック部に対して一方向に移動させて刷毛束を
送り出し、また、少なくとも1つのチャック部により刷
毛束を挟着して刷毛束を固定保持する。
あるいは、巻回リール等に巻き取り保持されたものであ
って、上述のナイロン等の熱可塑性樹脂等からなる多数
の刷毛を有する。この刷毛束は、巻回リールに巻き取り
保持されたものを例にとれば、ヘッド部に植設される本
数と同数あるいは倍数(規定数)がそれぞれ巻回リール
等に巻き取り保持されて毛束送り装置等で引き出され
る。毛束送り装置は、通常、規定数の刷毛束を走行可能
かつ挟着可能な一対のチャック部を備え、一方のチャッ
ク部により刷毛束を挟着するとともに他方のチャック部
により刷毛束を挿通可能に保持し、一方のチャック部を
他方のチャック部に対して一方向に移動させて刷毛束を
送り出し、また、少なくとも1つのチャック部により刷
毛束を挟着して刷毛束を固定保持する。
【0012】丸め加工前および後の高低差の付与には、
上述した規定数の調整孔等がヘッド部に植設する刷毛束
の数と同数を1組として形成された成形型等を用いる。
この成形型は、刷毛束間に高低差を付与する場合は深さ
が異なる調整孔を、また、刷毛束内の刷毛間に高低差を
付与する場合は底面が曲面形状の調整孔を形成する。そ
して、上述の成形型を用いて高低差を付与する場合は、
高低差の付与に際しては、刷毛束の先端を成形型の調整
孔に挿入し、刷毛束の先端を調整孔の底面に突き当て
る。なお、丸め加工前の高低差は、丸め加工により刷毛
先端の形状に差をつけるには刷毛束内あるいは刷毛束間
の刷毛先端の段差(高低差)が0.3mm以上、より好
ましくは、0.5mm以上が必要である。
上述した規定数の調整孔等がヘッド部に植設する刷毛束
の数と同数を1組として形成された成形型等を用いる。
この成形型は、刷毛束間に高低差を付与する場合は深さ
が異なる調整孔を、また、刷毛束内の刷毛間に高低差を
付与する場合は底面が曲面形状の調整孔を形成する。そ
して、上述の成形型を用いて高低差を付与する場合は、
高低差の付与に際しては、刷毛束の先端を成形型の調整
孔に挿入し、刷毛束の先端を調整孔の底面に突き当て
る。なお、丸め加工前の高低差は、丸め加工により刷毛
先端の形状に差をつけるには刷毛束内あるいは刷毛束間
の刷毛先端の段差(高低差)が0.3mm以上、より好
ましくは、0.5mm以上が必要である。
【0013】丸め加工には、研磨板を有するグラインダ
等の研磨装置を用いる。この研磨装置は、一般には、研
磨板を刷毛束と直交する一平面内で移動させつつ回転さ
せ、1組あるいは複数組の刷毛束の刷毛に丸め加工を行
う。この丸め加工を行うことで、刷毛にはその高さ(な
がさ)に応じた丸め形状が先端に形成、例えば、高い刷
毛は先端が比較的先鋭形状に加工され、また、低い刷毛
は先端が緩やかな形状に加工される。
等の研磨装置を用いる。この研磨装置は、一般には、研
磨板を刷毛束と直交する一平面内で移動させつつ回転さ
せ、1組あるいは複数組の刷毛束の刷毛に丸め加工を行
う。この丸め加工を行うことで、刷毛にはその高さ(な
がさ)に応じた丸め形状が先端に形成、例えば、高い刷
毛は先端が比較的先鋭形状に加工され、また、低い刷毛
は先端が緩やかな形状に加工される。
【0014】また、丸め加工は、1つの研磨板で行って
もよいが、目の粗い研磨板と目の細かい研磨板とを組み
合わせた多段階の工程で行ってもよく、さらに、研磨後
にバフやゴムを用いて先端部を琢磨してもよい。
もよいが、目の粗い研磨板と目の細かい研磨板とを組み
合わせた多段階の工程で行ってもよく、さらに、研磨後
にバフやゴムを用いて先端部を琢磨してもよい。
【0015】刷毛束の切断には、周知の切断装置を用
い、複数の刷毛束を一体的(同時に)切断する。そし
て、刷毛束を切断した後は、前述の公報等に周知の方法
でヘッド部に刷毛束を植設する。例えば、切断された各
刷毛束の切断端を加熱板や熱風、あるいは、赤外線等で
結着し、次いで、前述したようなインモールド等の方法
で1組の刷毛束をヘッド部に植設する。
い、複数の刷毛束を一体的(同時に)切断する。そし
て、刷毛束を切断した後は、前述の公報等に周知の方法
でヘッド部に刷毛束を植設する。例えば、切断された各
刷毛束の切断端を加熱板や熱風、あるいは、赤外線等で
結着し、次いで、前述したようなインモールド等の方法
で1組の刷毛束をヘッド部に植設する。
【0016】
【作用】請求項1,2,3に記載の発明にかかるブラシ
の製造方法は、完成状態におけるヘッド部から立ち上が
る刷毛の高さを異ならせた状態で、すなわち、各刷毛束
の高さを異ならせ(請求項1)、刷毛束内の刷毛の高さ
を異ならせ(請求項2)、あるいは、刷毛束間の高さと
刷毛束内の刷毛間の高さの双方を異ならせ(請求項
3)、この後に、ヘッド部に植設する全ての刷毛に対し
一括してグラインダ等により丸め加工を施すため、毛先
の丸め度合いが高さに応じて変化、具体的には、低い
(短い)刷毛は毛先が略半球状等のなだらかな形状に丸
められ、高い(長い)刷毛は半紡錘形状等の先鋭形状に
丸められる。したがって、製造されたブラシは、刷毛の
高さが異なるのみならず、各刷毛の毛先の丸め度合いも
異なり、刷毛の高さと先端形状の組合せに高い自由度が
得られ、優れた刷掃性が得られる。
の製造方法は、完成状態におけるヘッド部から立ち上が
る刷毛の高さを異ならせた状態で、すなわち、各刷毛束
の高さを異ならせ(請求項1)、刷毛束内の刷毛の高さ
を異ならせ(請求項2)、あるいは、刷毛束間の高さと
刷毛束内の刷毛間の高さの双方を異ならせ(請求項
3)、この後に、ヘッド部に植設する全ての刷毛に対し
一括してグラインダ等により丸め加工を施すため、毛先
の丸め度合いが高さに応じて変化、具体的には、低い
(短い)刷毛は毛先が略半球状等のなだらかな形状に丸
められ、高い(長い)刷毛は半紡錘形状等の先鋭形状に
丸められる。したがって、製造されたブラシは、刷毛の
高さが異なるのみならず、各刷毛の毛先の丸め度合いも
異なり、刷毛の高さと先端形状の組合せに高い自由度が
得られ、優れた刷掃性が得られる。
【0017】より詳しく説明すれば、先端部が丸くかつ
テーパーがついた円錐状(半紡錘形状)の刷毛は歯と歯
ぐきの境目の隙間(歯肉溝)の歯垢や歯と歯の間の歯垢
を効果的に除去でき、かつ、歯ぐきへの当たり心地がよ
いという特徴を有し、一方、先端が半球形状の丸みの用
毛は歯ぐきを傷つけずに歯牙表面の歯垢を効果的に除去
できるという特徴を有する。したがって、これら先端が
丸くかつよりテーパーがついた円錐形状の刷毛と、先端
が半球形状の丸みの用毛とを1つの歯ブラシのヘッド部
(植毛部)に同時に存在させることにより、歯と歯ぐき
の境目の隙間の歯垢や歯の間の歯垢を効果的に除去する
ことが可能となるとともに、歯牙表面の歯垢を効果的に
除去可能な歯ブラシを提供することができる。
テーパーがついた円錐状(半紡錘形状)の刷毛は歯と歯
ぐきの境目の隙間(歯肉溝)の歯垢や歯と歯の間の歯垢
を効果的に除去でき、かつ、歯ぐきへの当たり心地がよ
いという特徴を有し、一方、先端が半球形状の丸みの用
毛は歯ぐきを傷つけずに歯牙表面の歯垢を効果的に除去
できるという特徴を有する。したがって、これら先端が
丸くかつよりテーパーがついた円錐形状の刷毛と、先端
が半球形状の丸みの用毛とを1つの歯ブラシのヘッド部
(植毛部)に同時に存在させることにより、歯と歯ぐき
の境目の隙間の歯垢や歯の間の歯垢を効果的に除去する
ことが可能となるとともに、歯牙表面の歯垢を効果的に
除去可能な歯ブラシを提供することができる。
【0018】特に、請求項1に記載の発明のブラシの製
造方法は、巻回リールに巻き取り保持された長尺の刷毛
束を用いて製造する場合、巻回リールに連なる刷毛束内
の一部の刷毛に弛みを生じることが無く、この点におい
て優れる。すなわち、請求項2,3に記載の発明のブラ
シの製造方法は、巻回リールに巻取保持された長尺の刷
毛束を用いて製造する場合、刷毛束内の刷毛の高さを異
ならせることで、巻回リールに連なる刷毛束内の一部の
刷毛に弛みを生じるという不具合があるが、請求項1に
記載の発明のブラシの製造方法は上記不具合を防止で
き、この点で優れる。
造方法は、巻回リールに巻き取り保持された長尺の刷毛
束を用いて製造する場合、巻回リールに連なる刷毛束内
の一部の刷毛に弛みを生じることが無く、この点におい
て優れる。すなわち、請求項2,3に記載の発明のブラ
シの製造方法は、巻回リールに巻取保持された長尺の刷
毛束を用いて製造する場合、刷毛束内の刷毛の高さを異
ならせることで、巻回リールに連なる刷毛束内の一部の
刷毛に弛みを生じるという不具合があるが、請求項1に
記載の発明のブラシの製造方法は上記不具合を防止で
き、この点で優れる。
【0019】また、請求項4に記載のブラシの製造方法
は、丸め加工を施した後に、再び刷毛の高さを調整する
ため、すなわち、刷毛束の高さ、刷毛束内の刷毛の高
さ、あるいは、これらの双方を変えるため、刷毛の先端
の丸め度合いと刷毛の高さをそれぞれ任意に設定でき、
刷掃性により優れたブラシを製造できる。すなわち、請
求項4に記載のブラシの製造方法は、最初に刷毛の毛先
の丸め度合いを決定するために刷毛の高さを調節し、丸
め加工の後に、刷毛の高さを調整するため、刷毛の丸め
度合いと刷毛の高さをそれぞれ別個に設定できる。
は、丸め加工を施した後に、再び刷毛の高さを調整する
ため、すなわち、刷毛束の高さ、刷毛束内の刷毛の高
さ、あるいは、これらの双方を変えるため、刷毛の先端
の丸め度合いと刷毛の高さをそれぞれ任意に設定でき、
刷掃性により優れたブラシを製造できる。すなわち、請
求項4に記載のブラシの製造方法は、最初に刷毛の毛先
の丸め度合いを決定するために刷毛の高さを調節し、丸
め加工の後に、刷毛の高さを調整するため、刷毛の丸め
度合いと刷毛の高さをそれぞれ別個に設定できる。
【0020】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1および図2はこの発明の一の実施
の形態にかかるブラシの製造方法を歯ブラシの製造に適
用して表し、図1a〜eが製造工程の概要をアルファベ
ット順で示す概略図、図2aが製造された歯ブラシの一
部縦断面図、図2b,cが図2aの一部拡大図である。
照して説明する。図1および図2はこの発明の一の実施
の形態にかかるブラシの製造方法を歯ブラシの製造に適
用して表し、図1a〜eが製造工程の概要をアルファベ
ット順で示す概略図、図2aが製造された歯ブラシの一
部縦断面図、図2b,cが図2aの一部拡大図である。
【0021】この実施の形態は、図1aに示すように、
先ず、図外の巻回リールから複数状の刷毛束1を引き出
し、これら刷毛束1を2つの毛束送り装置10と毛束保
持装置20を通し、各刷毛束1の先端を成形型30に導
いて刷毛束1の長さ、すなわち、刷毛束1毎の高低差δ
(図2参照)を付与する。この高低差δは、通常、1m
m程度の値が採用される。なお、図示しないが、刷毛束
1は、熱可塑性樹脂等の多数の刷毛を有し、巻回リール
等に巻回保持されて巻回リールから引き出される。
先ず、図外の巻回リールから複数状の刷毛束1を引き出
し、これら刷毛束1を2つの毛束送り装置10と毛束保
持装置20を通し、各刷毛束1の先端を成形型30に導
いて刷毛束1の長さ、すなわち、刷毛束1毎の高低差δ
(図2参照)を付与する。この高低差δは、通常、1m
m程度の値が採用される。なお、図示しないが、刷毛束
1は、熱可塑性樹脂等の多数の刷毛を有し、巻回リール
等に巻回保持されて巻回リールから引き出される。
【0022】図示を割愛するが、毛束送り装置10と毛
束保持装置20は、1つあるいは複数の歯ブラシのヘッ
ド部に植設する刷毛束と同数(例示は4)の送り通路、
該送り通路内に突没して送り通路内の刷毛束1を締着す
るシャッタ等を有する。これら毛束送り装置10および
毛束保持装置20は、各送り通路にそれぞれ刷毛束1を
走行可能に挿通し、送り通路内の刷毛束1をシャッタに
より締着し、少なくとも一方が図示しないアクチュエー
タにより刷毛束1の送り方向(矢印)に往復駆動されて
刷毛束を成形型30に送り出す。なお、上述した刷毛束
の数(4)および後述する刷毛束の具体的な数は説明の
便宜上の例示であり、実際の歯ブラシの刷毛束の数は任
意に設定できることは述べるまでもない。
束保持装置20は、1つあるいは複数の歯ブラシのヘッ
ド部に植設する刷毛束と同数(例示は4)の送り通路、
該送り通路内に突没して送り通路内の刷毛束1を締着す
るシャッタ等を有する。これら毛束送り装置10および
毛束保持装置20は、各送り通路にそれぞれ刷毛束1を
走行可能に挿通し、送り通路内の刷毛束1をシャッタに
より締着し、少なくとも一方が図示しないアクチュエー
タにより刷毛束1の送り方向(矢印)に往復駆動されて
刷毛束を成形型30に送り出す。なお、上述した刷毛束
の数(4)および後述する刷毛束の具体的な数は説明の
便宜上の例示であり、実際の歯ブラシの刷毛束の数は任
意に設定できることは述べるまでもない。
【0023】成形型30は、複数の調整孔が1つの歯ブ
ラシのヘッド部に植設する刷毛束と同数(4)を組とし
て異なる深さに形成され、これらの調整孔にそれぞれ刷
毛束1の先端が底面に当接するまで挿入される。なお、
この実施の形態では、調整孔の底面は平面であるが、後
述する実施の形態のように曲面とすることも可能であ
る。
ラシのヘッド部に植設する刷毛束と同数(4)を組とし
て異なる深さに形成され、これらの調整孔にそれぞれ刷
毛束1の先端が底面に当接するまで挿入される。なお、
この実施の形態では、調整孔の底面は平面であるが、後
述する実施の形態のように曲面とすることも可能であ
る。
【0024】すなわち、刷毛束1毎の高低差δを付与す
る際には、4本の刷毛束1を一体的に送り装置10と保
持装置20により成形型3に送り出し、4本の刷毛束1
の先端を成形型30の調整孔底面と当接させる(図1a
参照)。そして、図1bに示すように、4本の刷毛束1
を先端に高低差δが付与された状態で装置10,20に
より保持して成形型30から刷毛束1の先端を引き出
す。
る際には、4本の刷毛束1を一体的に送り装置10と保
持装置20により成形型3に送り出し、4本の刷毛束1
の先端を成形型30の調整孔底面と当接させる(図1a
参照)。そして、図1bに示すように、4本の刷毛束1
を先端に高低差δが付与された状態で装置10,20に
より保持して成形型30から刷毛束1の先端を引き出
す。
【0025】次に、図1cに示すように、4本の刷毛束
1を先端に高低差δが付与された状態で装置10,20
により保持し、これら刷毛束1の刷毛にグラインダ50
により丸め加工を施す。グラインダ50は、研磨板等を
有し、この研磨板を回転かつ刷毛束1と直交する平面内
で移動させて刷毛束1の刷毛先端を丸める。ここで、高
さが高い刷毛束1Aの刷毛は図2中の拡大図に示すよう
に先端が略半紡錘形状に丸められ、また、高さが低い刷
毛束1Bは図2中の拡大図に示すように先端が半球状に
丸められる。なお、グラインダ50に付いての詳細な説
明は割愛するが、このグラインダ50は前述した特開平
2−111305号公報等に記載された種々のグライン
ダを用いることができる。
1を先端に高低差δが付与された状態で装置10,20
により保持し、これら刷毛束1の刷毛にグラインダ50
により丸め加工を施す。グラインダ50は、研磨板等を
有し、この研磨板を回転かつ刷毛束1と直交する平面内
で移動させて刷毛束1の刷毛先端を丸める。ここで、高
さが高い刷毛束1Aの刷毛は図2中の拡大図に示すよう
に先端が略半紡錘形状に丸められ、また、高さが低い刷
毛束1Bは図2中の拡大図に示すように先端が半球状に
丸められる。なお、グラインダ50に付いての詳細な説
明は割愛するが、このグラインダ50は前述した特開平
2−111305号公報等に記載された種々のグライン
ダを用いることができる。
【0026】続いて、図1dに示すようにカッタ60を
保持装置20側の送り装置10に沿わせ移動させて各刷
毛束1を切断し、この後に、図1eに示すように刷毛束
1の切断端を加熱板70により加熱溶融させて結着し、
各刷毛束1についてそれぞれ刷毛を溶融固着する。そし
て、これら4本の刷毛束1を前述したインモールド等に
より歯ブラシのヘッド部Hに植設して歯ブラシTが完成
する。
保持装置20側の送り装置10に沿わせ移動させて各刷
毛束1を切断し、この後に、図1eに示すように刷毛束
1の切断端を加熱板70により加熱溶融させて結着し、
各刷毛束1についてそれぞれ刷毛を溶融固着する。そし
て、これら4本の刷毛束1を前述したインモールド等に
より歯ブラシのヘッド部Hに植設して歯ブラシTが完成
する。
【0027】図2に示すように、完成した歯ブラシT
は、ヘッド部Hに高さが前述した高低差δ異なる4本の
刷毛束1、すなわち、高い刷毛束1Aと低い刷毛束1B
を有し、高い刷毛束1Aの刷毛Fの先端が略半紡錘形状
(図2b参照)、低い刷毛束1Bの刷毛Fの先端が半球
形状(図2c参照)を有する。このため、この歯ブラシ
Tは、歯牙表面の歯垢を効果的に除去できるのみなら
ず、歯と歯ぐきの間の隙間等も確実に刷掃でき優れた刷
掃性が得られ、また、歯ぐきに対する当たりも良好で使
用感に優れる。
は、ヘッド部Hに高さが前述した高低差δ異なる4本の
刷毛束1、すなわち、高い刷毛束1Aと低い刷毛束1B
を有し、高い刷毛束1Aの刷毛Fの先端が略半紡錘形状
(図2b参照)、低い刷毛束1Bの刷毛Fの先端が半球
形状(図2c参照)を有する。このため、この歯ブラシ
Tは、歯牙表面の歯垢を効果的に除去できるのみなら
ず、歯と歯ぐきの間の隙間等も確実に刷掃でき優れた刷
掃性が得られ、また、歯ぐきに対する当たりも良好で使
用感に優れる。
【0028】図3および図4はこの発明の他の実施の形
態にかかるブラシの製造方法を説明する図であり、図3
a〜eが製造工程の概要をアルファベット順に示す概略
図、図4aが製造された歯ブラシの一部の縦断面図、図
4b,c,dが図4aの一部拡大図である。なお、この
実施の形態および後述する実施の形態においては、前述
した実施の形態と同一の部分には同一の番号を付して説
明を割愛する。
態にかかるブラシの製造方法を説明する図であり、図3
a〜eが製造工程の概要をアルファベット順に示す概略
図、図4aが製造された歯ブラシの一部の縦断面図、図
4b,c,dが図4aの一部拡大図である。なお、この
実施の形態および後述する実施の形態においては、前述
した実施の形態と同一の部分には同一の番号を付して説
明を割愛する。
【0029】この実施の形態は、成形型30に底面が略
半球状の2つの深い孔と2つの浅い孔を形成した成形型
30を用いる。そして、図3aに示すように、巻回リー
ル等から引き出された刷毛束1の先端を成形型30の孔
に装置10,20により挿入し、刷毛束1間に高低差
を、また、各刷毛束1内の刷毛間に高低(長さ)差を付
与する。すなわち、刷毛束1の先端間に高低差δを、ま
た、各刷毛束1の刷毛に先端が凸の半球面をなすような
高低差(最大の高低差をsで示す)を付与する(図4参
照)。この実施の形態における高低差δは0.5mm程
度、また、高低差sは0.5mm程度の値が採用され
る。
半球状の2つの深い孔と2つの浅い孔を形成した成形型
30を用いる。そして、図3aに示すように、巻回リー
ル等から引き出された刷毛束1の先端を成形型30の孔
に装置10,20により挿入し、刷毛束1間に高低差
を、また、各刷毛束1内の刷毛間に高低(長さ)差を付
与する。すなわち、刷毛束1の先端間に高低差δを、ま
た、各刷毛束1の刷毛に先端が凸の半球面をなすような
高低差(最大の高低差をsで示す)を付与する(図4参
照)。この実施の形態における高低差δは0.5mm程
度、また、高低差sは0.5mm程度の値が採用され
る。
【0030】この後は、前述した実施の形態と同様に、
刷毛束1に高低差δが、刷毛束1内の刷毛に高低差sが
付与された状態で刷毛束1を装置10,20により保持
し(図3b)、各刷毛束1にグラインダ50により丸め
加工を施す(図3c)。ここで、この丸め加工により、
高い刷毛束1は長い刷毛Fの先端が略半紡錘形状に、短
い刷毛Fが略半球形状に丸められ、また、低い刷毛束1
は長い刷毛Fの先端が半球形状に、短い刷毛Fの先端が
面取りを施された平面状に丸められる(図4b,c,d
参照)。そして、この後、刷毛束1を切断し(図3
d)、刷毛束1の切断端を加熱板70により熱融着し
(図3e)、切断された刷毛束1を歯ブラシのヘッド部
に植設して歯ブラシが完成する。
刷毛束1に高低差δが、刷毛束1内の刷毛に高低差sが
付与された状態で刷毛束1を装置10,20により保持
し(図3b)、各刷毛束1にグラインダ50により丸め
加工を施す(図3c)。ここで、この丸め加工により、
高い刷毛束1は長い刷毛Fの先端が略半紡錘形状に、短
い刷毛Fが略半球形状に丸められ、また、低い刷毛束1
は長い刷毛Fの先端が半球形状に、短い刷毛Fの先端が
面取りを施された平面状に丸められる(図4b,c,d
参照)。そして、この後、刷毛束1を切断し(図3
d)、刷毛束1の切断端を加熱板70により熱融着し
(図3e)、切断された刷毛束1を歯ブラシのヘッド部
に植設して歯ブラシが完成する。
【0031】この実施の形態により製造された歯ブラシ
はT、図4aに示すように、ヘッド部Hに2本の高い刷
毛束1と短い2本の刷毛束1を有する。そして、高い刷
毛束1は中央の高い刷毛Fの先端が略半紡錘形状(図4
b参照)を、周縁の短い刷毛Fの先端が略半球形状(図
4c参照)を有し、また、低い刷毛束1は中央の高い刷
毛が略半球形状の先端(図4c参照)を、周縁の短い刷
毛がR面取りを施された平坦状の先端(図4d参照)を
有し、刷毛Fの先端形状が長さに応じて異なる。このた
め、刷掃性に優れ、かつ、当たりの良い歯ブラシが得ら
れる。
はT、図4aに示すように、ヘッド部Hに2本の高い刷
毛束1と短い2本の刷毛束1を有する。そして、高い刷
毛束1は中央の高い刷毛Fの先端が略半紡錘形状(図4
b参照)を、周縁の短い刷毛Fの先端が略半球形状(図
4c参照)を有し、また、低い刷毛束1は中央の高い刷
毛が略半球形状の先端(図4c参照)を、周縁の短い刷
毛がR面取りを施された平坦状の先端(図4d参照)を
有し、刷毛Fの先端形状が長さに応じて異なる。このた
め、刷掃性に優れ、かつ、当たりの良い歯ブラシが得ら
れる。
【0032】なお、上述した図3,4の実施の形態にお
いては成形型30の孔の深さを異ならせて高い刷毛束と
低い刷毛束を得るが、これらの孔の深さを等しくして刷
毛束の高さを揃えることも可能である。また、上述した
実施の形態では、成形型30の孔の底面を凹の半球面と
するが、凸の半球面、また、角柱形状等に形成すること
も可能であり、この形状はブラシの用途等に応じて適宜
選択される。
いては成形型30の孔の深さを異ならせて高い刷毛束と
低い刷毛束を得るが、これらの孔の深さを等しくして刷
毛束の高さを揃えることも可能である。また、上述した
実施の形態では、成形型30の孔の底面を凹の半球面と
するが、凸の半球面、また、角柱形状等に形成すること
も可能であり、この形状はブラシの用途等に応じて適宜
選択される。
【0033】図5および図6はこの発明のまた他の実施
の形態にかかるブラシの製造方法を説明し、図5a〜f
が各製造工程の概要をアルファベット順に示す概略図、
図6aが同方法により製造される歯ブラシの一部の縦断
面図、図6b,cが図6aの一部拡大図である。この実
施の形態は、丸め加工までの工程を前述した図1a〜図
1cと同様に行う(図5a、図5b、図5c)。したが
って、丸め加工された刷毛束1はそれぞれ、刷毛束1に
高低差δが付与され、高い刷毛束1Aの刷毛Fの先端が
紡錘形状に、低い刷毛束1Bの刷毛Fの先端が半球形状
を有する。この実施例における高低差δは0.5mm程
度が望ましい。
の形態にかかるブラシの製造方法を説明し、図5a〜f
が各製造工程の概要をアルファベット順に示す概略図、
図6aが同方法により製造される歯ブラシの一部の縦断
面図、図6b,cが図6aの一部拡大図である。この実
施の形態は、丸め加工までの工程を前述した図1a〜図
1cと同様に行う(図5a、図5b、図5c)。したが
って、丸め加工された刷毛束1はそれぞれ、刷毛束1に
高低差δが付与され、高い刷毛束1Aの刷毛Fの先端が
紡錘形状に、低い刷毛束1Bの刷毛Fの先端が半球形状
を有する。この実施例における高低差δは0.5mm程
度が望ましい。
【0034】次いで、図5dに示すように、各刷毛束1
の基端をカッタ60により切断して長さを揃える。そし
て、この後、図5eに示すように、送り装置10と保持
装置20の刷毛束1の締着を緩め、各刷毛束1内の刷毛
F間にそれぞれ高低差s(図6a参照)を、また、各刷
毛束1間に新たな高低差δ0を第2の成形型90により
付与する。第2の成形型90は4つの孔を有し、これら
孔は深さが互いに異なり、また、孔の深さの差が前述し
た成形型30の孔の深さの差δと異なり、底面が凸の半
球面をなす。そして、高低差δ0,sの付与に際して
は、各刷毛束1を成形型90の孔に先端が底面に当接す
るまで差し込む。したがって、刷毛束1間には新たな高
低差δ0が付与され、また、各刷毛束1にはそれぞれ刷
毛Fの先端が半球状の面をなすように高低差sが付与さ
れる。上記高低差δ0は2mm程度、高低差sは0.3
mm程度の値が採用される。
の基端をカッタ60により切断して長さを揃える。そし
て、この後、図5eに示すように、送り装置10と保持
装置20の刷毛束1の締着を緩め、各刷毛束1内の刷毛
F間にそれぞれ高低差s(図6a参照)を、また、各刷
毛束1間に新たな高低差δ0を第2の成形型90により
付与する。第2の成形型90は4つの孔を有し、これら
孔は深さが互いに異なり、また、孔の深さの差が前述し
た成形型30の孔の深さの差δと異なり、底面が凸の半
球面をなす。そして、高低差δ0,sの付与に際して
は、各刷毛束1を成形型90の孔に先端が底面に当接す
るまで差し込む。したがって、刷毛束1間には新たな高
低差δ0が付与され、また、各刷毛束1にはそれぞれ刷
毛Fの先端が半球状の面をなすように高低差sが付与さ
れる。上記高低差δ0は2mm程度、高低差sは0.3
mm程度の値が採用される。
【0035】この後は、前述した各実施の形態と同様
に、刷毛束1をカッタ60により切断して第2の成形型
90により生じた基端側の刷毛の凹凸を揃え(図5
f)、次いで、刷毛束1の刷毛Fの切断端を加熱板70
により熱融着し(図5g)、この熱融着された4つの刷
毛束1をヘッド部Hに植設して歯ブラシTが完成する。
に、刷毛束1をカッタ60により切断して第2の成形型
90により生じた基端側の刷毛の凹凸を揃え(図5
f)、次いで、刷毛束1の刷毛Fの切断端を加熱板70
により熱融着し(図5g)、この熱融着された4つの刷
毛束1をヘッド部Hに植設して歯ブラシTが完成する。
【0036】この実施の形態の製造方法により製造され
た歯ブラシTは、図6に示すように、高低差がδ0の高
い2本の刷毛束1Aと低い2本の刷毛束1Bをヘッド部
Hに有し、これら刷毛束1A,1Bの先端が山形形状、
すなわち、刷毛束1A,1Bの刷毛Fが高低差sを有す
る。そして、高い刷毛束1Aは刷毛Fの先端が略半紡錘
形状を(図6b)、低い刷毛束1は刷毛Fの先端が略半
球形状(図6c)を有する。このため、この歯ブラシT
は、より優れた刷掃性が得られ、また当たりも柔らか
く、より優れた使用感が得られる。
た歯ブラシTは、図6に示すように、高低差がδ0の高
い2本の刷毛束1Aと低い2本の刷毛束1Bをヘッド部
Hに有し、これら刷毛束1A,1Bの先端が山形形状、
すなわち、刷毛束1A,1Bの刷毛Fが高低差sを有す
る。そして、高い刷毛束1Aは刷毛Fの先端が略半紡錘
形状を(図6b)、低い刷毛束1は刷毛Fの先端が略半
球形状(図6c)を有する。このため、この歯ブラシT
は、より優れた刷掃性が得られ、また当たりも柔らか
く、より優れた使用感が得られる。
【0037】図7はこの発明のさらに他の実施の形態に
かかるブラシの製造方法を示し、製造工程をアルファベ
ット順に示す模式図である。この実施の形態は、雌型3
0aと雄型30bを有する成形型30を用い、刷毛束1
間に高低差を付与する(図7a)。図への符号を省略す
るが、雌型30aは1つの歯ブラシのヘッド部に植設す
る用毛束と同数を組とする挿通孔が貫通形成され、雄型
30bは長さの異なる調整ロッドを挿通孔と同数有し、
図外のシリンダに連結される。
かかるブラシの製造方法を示し、製造工程をアルファベ
ット順に示す模式図である。この実施の形態は、雌型3
0aと雄型30bを有する成形型30を用い、刷毛束1
間に高低差を付与する(図7a)。図への符号を省略す
るが、雌型30aは1つの歯ブラシのヘッド部に植設す
る用毛束と同数を組とする挿通孔が貫通形成され、雄型
30bは長さの異なる調整ロッドを挿通孔と同数有し、
図外のシリンダに連結される。
【0038】そして、高低差の付与に際しては、図7a
に示すように、刷毛束1を雌型30aの挿通孔に通し、
雌型30aの挿通孔に刷毛束1と逆側から雄型30bの
調整ロッドを所定深さまで挿通し、調整ロッドにより刷
毛束1を押し戻す。このため、各刷毛束1には先端部間
に高低差δが付与される。この高低差δは0.7mm程
度の値が採用される。なお、雄型30bの調整ロッドの
先端は平坦であるが、先端が凸の半球形状あるいは凹の
半球形状等の調整ロッドを用い、刷毛束1内の刷毛Fに
も高低差を付与することも可能である。
に示すように、刷毛束1を雌型30aの挿通孔に通し、
雌型30aの挿通孔に刷毛束1と逆側から雄型30bの
調整ロッドを所定深さまで挿通し、調整ロッドにより刷
毛束1を押し戻す。このため、各刷毛束1には先端部間
に高低差δが付与される。この高低差δは0.7mm程
度の値が採用される。なお、雄型30bの調整ロッドの
先端は平坦であるが、先端が凸の半球形状あるいは凹の
半球形状等の調整ロッドを用い、刷毛束1内の刷毛Fに
も高低差を付与することも可能である。
【0039】続いて、前述した実施の形態と同様に、各
刷毛束1を装置10,20により保持して雌型30aか
ら引き出し(図7b)、各刷毛束1の先端をグラインダ
50により研磨する(図7c)。したがって、前述した
実施例と同様に、高い刷毛束1の刷毛Fは先端部が略半
紡錘形状に、低い刷毛束1の刷毛Fは略半球形状に研磨
される。そして、各刷毛束1を送り装置10,10間で
カッタ60により切断する(図7d)。
刷毛束1を装置10,20により保持して雌型30aか
ら引き出し(図7b)、各刷毛束1の先端をグラインダ
50により研磨する(図7c)。したがって、前述した
実施例と同様に、高い刷毛束1の刷毛Fは先端部が略半
紡錘形状に、低い刷毛束1の刷毛Fは略半球形状に研磨
される。そして、各刷毛束1を送り装置10,10間で
カッタ60により切断する(図7d)。
【0040】この後、図7e雌型90aと雄型90bか
らなる第2の成形型90を用い、各刷毛束1間または刷
毛束1内の刷毛F間に新たな高低差を付与する。雌型9
0aはヘッド部に植設する刷毛束の数を組とする複数の
挿通孔を有し、雄型90bは先端が凹の半球面状に成形
された調整ロッドを挿通孔と同数だけ有する。そして、
前述した成形型30による高低差の付与と同様に、刷毛
束1を雌型90aの挿通孔に通し、雌型90aの挿通孔
に反対側から雄型90bの調整ロッドを挿通して刷毛束
1を押し戻し、各刷毛束1に新たな高低差δ0を付与す
る。この高低差δ0は1.5mm程度の値が採用され
る。なお、述べるまでもないが、雄型90bの調整ロッ
ドは先端面の形状を凸の半球面状に形成することも、ま
た、その他の形状に成形することも可能であり、この形
状はブラシの用途等に応じて求められる刷毛束の先端形
状に併せて適宜選択される。
らなる第2の成形型90を用い、各刷毛束1間または刷
毛束1内の刷毛F間に新たな高低差を付与する。雌型9
0aはヘッド部に植設する刷毛束の数を組とする複数の
挿通孔を有し、雄型90bは先端が凹の半球面状に成形
された調整ロッドを挿通孔と同数だけ有する。そして、
前述した成形型30による高低差の付与と同様に、刷毛
束1を雌型90aの挿通孔に通し、雌型90aの挿通孔
に反対側から雄型90bの調整ロッドを挿通して刷毛束
1を押し戻し、各刷毛束1に新たな高低差δ0を付与す
る。この高低差δ0は1.5mm程度の値が採用され
る。なお、述べるまでもないが、雄型90bの調整ロッ
ドは先端面の形状を凸の半球面状に形成することも、ま
た、その他の形状に成形することも可能であり、この形
状はブラシの用途等に応じて求められる刷毛束の先端形
状に併せて適宜選択される。
【0041】この後は、前述した図5の実施の形態と同
様に、刷毛束1をカッタ60により切断して刷毛束1の
基端を整え(図7f)、次いで、刷毛束1の基端を加熱
板70により加熱して結着し(図7g)。そして、これ
ら刷毛束を歯ブラシのヘッド部に植設し、歯ブラシTが
完成する。
様に、刷毛束1をカッタ60により切断して刷毛束1の
基端を整え(図7f)、次いで、刷毛束1の基端を加熱
板70により加熱して結着し(図7g)。そして、これ
ら刷毛束を歯ブラシのヘッド部に植設し、歯ブラシTが
完成する。
【0042】なお、上述した図5,7の実施の形態にか
かる製造方法により製造される歯ブラシは、図6の歯ブ
ラシに限定されるものではなく、図8a、図8bあるい
は図8c等に示すような種々の歯ブラシを製造すること
も可能である。すなわち、図8aの縦断面図に示すよう
に先端が略半球形状の長い刷毛束1Aをヘッド部Hの縦
方向両側に、先端が略半紡錘形状の短い刷毛束1Bを長
い刷毛束1A間に配置すること、また、図8bの縦断面
図に示すようにヘッド部Hの縦方向両端位置に配置した
長い刷毛束1Aの先端を略半紡錘形状に、長い刷毛束1
A間の短い刷毛束1Bの先端を凹の略半球形状に成形す
ること、さらに、図8cの横断面図に示すようにヘッド
部Hの幅方向両側に先端が略半紡錘形状の長い刷毛束1
Aを、これら長い刷毛束1A間に先端が略半球状をなす
短い刷毛束1Bを配置することも可能である。
かる製造方法により製造される歯ブラシは、図6の歯ブ
ラシに限定されるものではなく、図8a、図8bあるい
は図8c等に示すような種々の歯ブラシを製造すること
も可能である。すなわち、図8aの縦断面図に示すよう
に先端が略半球形状の長い刷毛束1Aをヘッド部Hの縦
方向両側に、先端が略半紡錘形状の短い刷毛束1Bを長
い刷毛束1A間に配置すること、また、図8bの縦断面
図に示すようにヘッド部Hの縦方向両端位置に配置した
長い刷毛束1Aの先端を略半紡錘形状に、長い刷毛束1
A間の短い刷毛束1Bの先端を凹の略半球形状に成形す
ること、さらに、図8cの横断面図に示すようにヘッド
部Hの幅方向両側に先端が略半紡錘形状の長い刷毛束1
Aを、これら長い刷毛束1A間に先端が略半球状をなす
短い刷毛束1Bを配置することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,3
に記載の発明にかかるブラシの製造方法によれば、刷毛
束間、刷毛束内の刷毛間あるいは刷毛束間と刷毛束内の
刷毛間の双方に高低差を設け、高低差を設けた状態で刷
毛先端に丸め加工を施し、この後に、ヘッド部に固定す
るため、刷毛の毛先形状を変えることができ、刷掃性に
優れ、かつ、歯肉等への当たりも柔らかい使用感に優れ
た歯ブラシを製造できる。
に記載の発明にかかるブラシの製造方法によれば、刷毛
束間、刷毛束内の刷毛間あるいは刷毛束間と刷毛束内の
刷毛間の双方に高低差を設け、高低差を設けた状態で刷
毛先端に丸め加工を施し、この後に、ヘッド部に固定す
るため、刷毛の毛先形状を変えることができ、刷掃性に
優れ、かつ、歯肉等への当たりも柔らかい使用感に優れ
た歯ブラシを製造できる。
【0044】特に、請求項4に記載の発明にかかるブラ
シの製造方法は、刷毛束間あるいは刷毛束内の刷毛間の
少なくとも一方に高低差を設け、高低差を設けた状態で
刷毛先端に丸め加工を施し、この丸め加工後に、刷毛束
間あるいは刷毛束の刷毛間に高低差をさらに設けるた
め、刷毛の先端形状と刷毛束間あるいは刷毛束内の刷毛
間の高低差をそれぞれ別個独立に設定でき、刷掃性と使
用感により優れた歯ブラシを製造できる。
シの製造方法は、刷毛束間あるいは刷毛束内の刷毛間の
少なくとも一方に高低差を設け、高低差を設けた状態で
刷毛先端に丸め加工を施し、この丸め加工後に、刷毛束
間あるいは刷毛束の刷毛間に高低差をさらに設けるた
め、刷毛の先端形状と刷毛束間あるいは刷毛束内の刷毛
間の高低差をそれぞれ別個独立に設定でき、刷掃性と使
用感により優れた歯ブラシを製造できる。
【図1】この発明の一の実施の形態にかかるブラシの製
造方法による製造工程の概要をアルファベット順に示す
概略図である。
造方法による製造工程の概要をアルファベット順に示す
概略図である。
【図2】同製造方法により製造された歯ブラシを示し、
aがヘッド部の縦断面図、bがaの一部拡大図、cがa
の他の一部の拡大図である。
aがヘッド部の縦断面図、bがaの一部拡大図、cがa
の他の一部の拡大図である。
【図3】この発明の他の実施の形態にかかるブラシの製
造方法による製造工程の概要をアルファベット順に示す
概略図である。
造方法による製造工程の概要をアルファベット順に示す
概略図である。
【図4】同製造方法により製造された歯ブラシを示し、
aがヘッド部の縦断面図、bがaの一部拡大図、cがa
の他の一部の拡大図、dがaのまた他の一部の拡大図で
ある。
aがヘッド部の縦断面図、bがaの一部拡大図、cがa
の他の一部の拡大図、dがaのまた他の一部の拡大図で
ある。
【図5】この発明のまた他の実施の形態にかかるブラシ
の製造方法による製造工程の概要をアルファベット順に
示す概略図である。
の製造方法による製造工程の概要をアルファベット順に
示す概略図である。
【図6】同製造方法により製造された歯ブラシを示し、
aがヘッド部の縦断面図、bがaの一部拡大図、cがa
の他の一部の拡大図である。
aがヘッド部の縦断面図、bがaの一部拡大図、cがa
の他の一部の拡大図である。
【図7】この発明のさらに他の実施の形態にかかるブラ
シの製造方法による製造工程の概要をアルファベット順
に示す概略図である。
シの製造方法による製造工程の概要をアルファベット順
に示す概略図である。
【図8】同製造方法により製造される歯ブラシの他の態
様を示し、aが一の態様にかかる歯ブラシのヘッド部の
縦断面図、bが他の態様にかかる歯ブラシのヘッド部の
縦断面図、cがまた他の態様にかかる歯ブラシのヘッド
部の横断面図である。
様を示し、aが一の態様にかかる歯ブラシのヘッド部の
縦断面図、bが他の態様にかかる歯ブラシのヘッド部の
縦断面図、cがまた他の態様にかかる歯ブラシのヘッド
部の横断面図である。
1 刷毛束 1A 高い刷毛束 1B 低い刷毛束 10 毛束送り装置 20 毛束保持装置 30 成形型 50 グラインダ 60 カッタ 70 加熱板 90 第2の成形型 δ 刷毛束間の高低差 δ0 刷毛束間の高低差 s 刷毛束内の刷毛間の(最大)高低差 F 刷毛 H ブラシハンドルのヘッド部 T 歯ブラシ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の刷毛束を導入して各刷毛束の先端
間に高低差を付与した後、各刷毛束の刷毛先端に丸め加
工を施した後、ハンドルのヘッド部に植設することを特
徴とするブラシの製造方法。 - 【請求項2】 複数の刷毛束を導入して各刷毛束内の刷
毛先端間に高低差を付与した後、各刷毛束の刷毛先端に
丸め加工を施した後、ハンドルのヘッド部に植設するこ
とを特徴とするブラシの製造方法。 - 【請求項3】 複数の刷毛束を導入して各刷毛束内の刷
毛先端間および刷毛束先端間に高低差を付与した後、各
刷毛束の刷毛先端に丸め加工を施した後、ハンドルのヘ
ッド部に植設することを特徴とするブラシの製造方法。 - 【請求項4】 各刷毛束の刷毛に丸め加工を施した後、
各刷毛束の先端間または刷毛束内の刷毛の先端間の少な
くとも一方に前記高低差と異なる若しくは大きな高低差
をさらに付与する請求項1、請求項2または請求項3に
記載のブラシの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240256A JPH1156478A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | ブラシの製造方法 |
CN98119879.1A CN1112880C (zh) | 1997-08-22 | 1998-08-22 | 制造刷子的方法 |
IDP981161A ID20733A (id) | 1997-08-22 | 1998-08-24 | Metode pembuatan sikat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240256A JPH1156478A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | ブラシの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156478A true JPH1156478A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=17056792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9240256A Pending JPH1156478A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | ブラシの製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156478A (ja) |
CN (1) | CN1112880C (ja) |
ID (1) | ID20733A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002537880A (ja) * | 1999-03-04 | 2002-11-12 | コロネット−ベルケ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | ブラシの製造のための方法および装置 |
JP2004081647A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Kao Corp | 歯ブラシ |
JP2008055233A (ja) * | 2007-11-19 | 2008-03-13 | Kao Corp | 歯ブラシ |
JP2009525081A (ja) * | 2006-02-02 | 2009-07-09 | ファーマ ジー.ビー. ボウシェリー,ナームローゼ フェンノートシャップ | ブラシを製造する方法 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6578929B2 (en) * | 2001-05-23 | 2003-06-17 | The Gillette Company | Tufting oral brushes |
USD764177S1 (en) | 2014-07-31 | 2016-08-23 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
USD883677S1 (en) | 2018-12-13 | 2020-05-12 | Colgate-Palmolive Company | Toothbrush |
CN113194785A (zh) | 2018-12-13 | 2021-07-30 | 高露洁-棕榄公司 | 口腔护理器具 |
CN111387690A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-07-10 | 深圳市永宏达科技有限公司 | 一种刷头及其制造方法 |
USD961269S1 (en) | 2020-07-31 | 2022-08-23 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
USD1024571S1 (en) | 2022-06-17 | 2024-04-30 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
USD1024572S1 (en) | 2022-06-24 | 2024-04-30 | Colgate-Palmolive Company | Oral care implement |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP9240256A patent/JPH1156478A/ja active Pending
-
1998
- 1998-08-22 CN CN98119879.1A patent/CN1112880C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-08-24 ID IDP981161A patent/ID20733A/id unknown
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002537880A (ja) * | 1999-03-04 | 2002-11-12 | コロネット−ベルケ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | ブラシの製造のための方法および装置 |
JP2004081647A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Kao Corp | 歯ブラシ |
JP2009525081A (ja) * | 2006-02-02 | 2009-07-09 | ファーマ ジー.ビー. ボウシェリー,ナームローゼ フェンノートシャップ | ブラシを製造する方法 |
JP2008055233A (ja) * | 2007-11-19 | 2008-03-13 | Kao Corp | 歯ブラシ |
JP4619396B2 (ja) * | 2007-11-19 | 2011-01-26 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1112880C (zh) | 2003-07-02 |
CN1214894A (zh) | 1999-04-28 |
ID20733A (id) | 1999-02-25 |
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