JPH11512204A - ディジタル像データに対する指示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本装置は特に１つの個別物品（ＳＫ）の表面の上に位置している英数字のテキスト要素を電子指示装置（ＥＡ）の上に自動的に可視化する役割をする。そのために、表面を走査し、またディジタルの像データ（ＤＢ）を発生する電子式走査装置（ＺＫ、ＡＫ、Ｌ１、Ｌ２）、特にビデオカメラと、電子計算装置（ＰＣ）とを含んでいる。これは、ディジタルの像データ（ＤＢ）でテキスト要素を含んでいる表面の範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）が局所化されるようにする第１の手段と、少なくとも１つの局所化され範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）に少なくとも識別子（Ａ，Ｂ，Ｃ；１…９）が割り当てられるようにする第２の手段と、電子指示装置（ＥＡ）の上に第１の部分可視領域（１）に好ましくは共通にすべての局所化され範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）が割り当てられた識別子（Ａ，Ｂ，Ｃ；１…９）と共に、また第２の部分可視領域（３）に範囲の少なくとも１つ（ＡＯＩ２）またはそれからの特に行状の一部分が割り当てられた識別子（１）と共に指示されるようにする第３の手段とを含んでいる。本発明は、１つの範囲または一部分をその識別子を介して自動的に、またはたとえばキーボードを介して手作業により選択し、また読み易さの改善のために拡大された表示で電子指示装置の上に可視化するという利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ディジタル像データに対する指示装置 対象物、特に個別物品の表面はしばしば印刷または手書きのテキストを記され ることがある。これらはそれぞれの言語の英数字の集まりから成っている。それ らはたとえば形式、製品、日付、時間または宛先の表示である。これらのテキス トは直接に個別物品の相応に形成された面の上に、または個別物品の郵便、小包 または荷箱の形態の包装の表面の上に記されていてもよい。 このようなテキスト情報は特に個別物品または包装物が非常に大量に生ずる場 合には電子的な走査装置により可能なかぎり全自動で検出され、また高速の電子 計算装置により処理されなければならない。このような応用はたとえば郵便物分 配設備または運送業での郵便、小包または荷箱の宛先アドレスを制御する分配の 際に生ずる。しかしたとえば自動車組立工場のような製造技術的設備における物 品の受入およびその分配の際にも、たとえば量、出所、形式表示、用途および使 用に関して場合によっては異種の多数の個別物品が可能なかぎり全自動で検出さ れなければならない。 そのために、個々のテキスト要素またはより大きいテキスト領域を有する個別 物品または包装物の表面が電子走査装置により走査される。その際に生ずるディ ジタル像データは次いでたとえば電子計算装置においていわゆるＯＣＲプログラ ム（光学的文字認識）を用いて機械読取り可能なコードに変換され、また続いて 適当なプログラムにより評価され得る。多くの場合、こうして最初は未知の個別 物品の状態が全自動で検出され、またそれに付設の追従制御ハンドリングが自動 的に開始され得る。 しかし、この全自動のテキスト認識および評価が失敗に終わる場合もある。そ の原因は一般に、たとえば手作業で記載されていたり、汚れていたり、表面の損 傷のために判読不能であったりして、テキストが読取りにくいことにある。この ようなテキストを有する個別物品または包装物はたとえば分配設備により輸送さ れる物品の流れから除外され、また特異な手作業による処理場に供給されなけれ ばならない。その際には一般に、電子計算装置が爾後の評価および追従制御ハン ドリングの開始を再び全自動で継続し得るように、人間が判読不能または判読困 難なテキストを再構成し、かつ手作業で電子計算装置に入力しようと試みなけれ ばならない。 この手作業によるテキスト検出および入力を容易にし、従ってまた迅速にする ため、いわゆる視覚表示装置が使用される。その際に判読困難なテキストが、電 子走査装置により検出されたディジタル像データを用いてモニタ上に指示される 。判読困難なテキストの再構成に従事する作業者は、テキストの評価およびそれ に続いてのたとえば計算機キーボードを介しての手作業による入力を、判読不能 なテキストを付されている対象物自体を手にとる必要なしに、行うことができる 。それどころかさらに、この対象物をたとえばベルトコンベア上または全自動倉 庫内に近接不能にとどめたまま、判読不能のテキスト情報の手作業による入力を 行い、対象物を全自動的に識別し、その全自動的な爾後の輸送または処理を継続 することができる。 本発明の課題は、特に上記の形式の視覚表示装置による作業者に対象物の表面 からの英数字を有するテキスト要素または全テキスト領域を含んでいる像データ を全自動的に、少なくとも、判読不能または判読困難なテキストの認識を容易に し、またこうして特に迅速にするように、前処理して与えることができる装置を 提供することにある。 この課題は請求項１に記載されている装置により解決される。有利な実施態様 は従属請求項に記載されている。 以下、図面に示されている実施例により本発明を一層詳細に説明する。 図１は本発明による装置の構成要素を有するブロック回路図、また 図２は本発明による装置により達成可能な画像ディスプレイ表示の構成の実施 例を示す。 自動可視化のための本発明による装置は、図１のブロック回路図によれば、特 にビデオカメラの形態の電子走査装置ＺＫを含んでいる。これは、図１中に例と して見本個別物品としての役割をする郵便物ＳＫの形態で示されている対象物の 表面を好ましくは行状に走査する。郵便物はこうしてこの例ではカメラＺＫの符 号ＡＫを付されている走査行のもとに導かれる。走査行ＡＫの両側に好ましくは 棒状の照明ユニットＬ１、Ｌ２が配置されていると有利である。 電子走査装置ＺＫから発生されまた郵便物封筒ＡＫの表面の像を特に画素状の 明るさ強度値の形態で表す像を表すディジタル像データＤＢは電子計算装置ＰＣ に爾後の処理のために供給される。データのこの前処理の終了後にこれらはデー タ伝送路ＤＡを経て電子指示装置ＥＡ、特にモニタに伝達される。 指示装置ＥＡ上の像データの本発明による処理および指示は以下に図１中に示 されている郵便物封筒ＳＫに対する本発明により行われる像データ出力に対する 図２中に示されている実施例を例として説明する。しかし本発明による装置はも ちろん、テキストを付されている任意の他の表面を走査するためにも使用可能で ある。 郵便物封筒の表面は図１によれば一般に例として、個々のテキスト要素または 場合によっては多く行のテキスト領域を含んでいる３つの範囲を含んでいる。こ れらの範囲は以下でＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３と呼ばれ、その際にＡＯＩは 英語の専門用語“ａｒｅａ ｏｆ ｉｎｔｅｒｅｓｔ（関心のある範囲）”の短 縮形態である。これらの範囲のなかに、作業者による復号の後に機械によるその つどの対象物の識別および全自動的な爾後処理および爾後送付を可能にする情報 が含まれている。 いま問題となるのは、これらの範囲のなかのすべてのテキストはそのつどの識 別のために必要とされないことにある。それどころか一般に既にテキストの小さ い部分で識別に成功するのに十分であり、テキストの大部分はそのためには無意 味である。たとえば流れ生産に入れられるべき、または自動倉庫に一時的に格納 されるべき構成要素、構成部品、交換補充部品などを識別する場合には、たとえ ば製造または部品番号が計算機による識別のために十分であり、追加的に存在す る文字テキストは必要とされない。他の場合として、たとえば自動郵便物分配装 置において郵便物の宛先を識別する場合には、いわゆる郵便番号がいまの識別課 題にとって十分であり、宛先場所およびそこでのアドレスに関する追加的に存在 する文字テキストは少なくとも目下のところ必要とされない。 すなわち、本発明による装置はテキスト要素またはテキスト領域を含んでいる 範囲をディジタル像データの総和から自動的に、それを電子指示装置の上に指示 した後にまさにそのつどの用途でいまの識別課題に対して必要とされるテキスト 要索の迅速かつ合目的的な再構成が可能になり、従ってその他の現在必要とされ ない過剰情報を含んでいるテキスト要素またはテキスト領域は容易に無視可能で あるように、編集しなければならない。 そのために電子計算装置は、テキスト要素を含んでいる個別物品の表面上の範 囲がディジタルの像データでデータ技術的に局所化されるようにする、好ましく はソフトウェアにより構成された第１の手段を含んでいる。これらの一般に“よ り暗い”範囲はたとえば選ばれた大きさ範囲に位置している明るさ強度値の頻度 に基づいてソフトウェアによる広範囲の画素値比較および評価により検出され、 またこうしていわば記載されていない一般に“より明るい”範囲から区別され、 または隔てられる。好ましくは同じくソフトウェアにより構成された電子計算装 置の第２の手段が、局所化された範囲および／またはそれらの行状の一部分にそ れぞれ少なくとも１つの識別子が割り当てられるように作用し得る。いまこの識 別子を介して、それに付属の範囲または一部分を合目的的にデータ技術的に自動 的にまたはたとえばキーボードを介して手作業により選択し、また一般に読み易 さの改善の目的で拡大された表示で電子指示装置の上に可視化することが可能と なる。 そのために電子計算装置は第３の手段を含んでいる。これは、電子指示装置の 第１の部分可視領域内に好ましくは共通に走査された表面のすべての局所化され 範囲が割り当てられた識別子と共に、また第２の部分可視領域内に少なくとも１ つの選ばれた範囲またはそれからの選ばれた特に行状の一部分が共通にそれぞれ 割り当てられた識別子と共に拡大された表示で指示されるようにする。 このことは、判読困難なテキストの解読のために配置されている作業員に一般 に第１の手段により認識されたすべての範囲が一方では一目瞭然に第１の部分可 視領域に指示され、また他方では範囲または特に行状の一部分が識別子の自動的 な対応付けに基づいて簡単な仕方で選択可能であるという利点を有する。作業員 はこうして、識別のために必要とされる情報が特定の範囲またはその一部分に見 い出される場合に、その識別子をたとえばキーボードまたは操作ユニットを介し て選択することにより合目的的に拡大され、従ってまた読み易くされた形態で第 ２の部分可視領域に表示させることができる。テキストが第１の部分可視領域内 の範囲で特に読みにくい場合には、すべての範囲またはその一部分が、そのつど の対象物の識別のために必要なテキスト情報を見い出すため、順次に第２の部分 可視領域に指示され得る。最後に、自動的に電子計算装置により予設定の形式で 制御されて選択された識別子を有する範囲またはその一部分が第２の部分可視領 域に表示され得る。本発明はこうして全自動的な可視化に基づいて読みにくいテ キスト要素またはテキスト領域を迅速に見い出すことを可能にする。それらが再 構成され、またたとえば作業員により操作キーボードを介して手作業により入力 された後に、あたかも識別がそれ以前に同じく全自動的に行われたかのように、 たとえばいま識別された対象物の全自動的な爾後輸送が同じようにして行われる 。 図２には典型的にディジタル像データのこのような可視化が図１中の走査され る郵便物ＳＫの表面を例として示されている。こうして、本発明による装置によ り自動的に発生される操作可能なプロセス像ＥＡが示されている。それは好まし くは指示装置の上側範囲に置かれている第１の部分可視領域１と、その下に位置 している第２の部分可視領域３とを含んでいる。第１の部分可視領域１には、テ キスト要素またはテキスト領域を含んでいるディジタル像データからの３つの局 所化された範囲ＡＯＩ１、ＡＯＩ２およびＡＯＩ３が、割り当てられた識別子Ａ 、Ｂ、Ｃと一緒に、可視化される。識別子の選択によりそれに付属の範囲が拡大 された表示で第２の部分可視領域に指示される。 図１の例では局所化された範囲ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３内の行状の一部 分にも追加的に識別子が自動的に割り当てられている。すなわち範囲ＡＯＩ２内 の４つのテキスト行には識別子１…４が、範囲ＡＯＩ３内の１つの局所化された テキスト行には識別子５が、また範囲ＡＯＩ１内の同じく４つのテキスト行には 識別子６…９が割り当てられている。図１中のすべての識別子、すなわちＡ、Ｂ 、Ｃおよび１…９はそれに付属の範囲または一部分とならんで正方形の囲いの内 側に表示されている。こうしていま自動的に予設定の過程で、もしくは手作業で の識別子の選択により、特に範囲ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３の１つからの行 状の一部分のうちで、最大の確率でいまの場合に対象物ＳＫの識別のために必要 と される情報を含んでいる行状の一部分が、拡大されて、第２の部分可視領域３に 指示される。 対象物ＳＫは図１および図２の例では郵便物であるから、自動的な郵便物分類 装置の場合にはたとえば宛先アドレスの郵便番号、すなわち数字列２９４１６が 郵便物の識別のために必要とされる。これはいまの場合にはたとえばＯＣＲプロ グラムにより自動的には検出できなかった。なぜならば、範囲ＡＯＩ２内に含ま れている宛先に対して機械的に評価可能でない芸術文字が発信人により使用され たからである。すなわち第２の部分可視領域３内に、範囲Ａからの一部分のうち で、それに付属の識別子１を介して選ばれた、いまの場合には郵便物の識別のた めに必要な宛先郵便番号を含んでいる一部分が拡大されて、指示される。これは いま解読され、また手作業でたとえばキーボードを介して入力される。 この入力の結果は有利なことに、図２の例では像スクリーン可視領域ＥＡの下 縁における１つの脚行の形式で指示される第３の部分可視領域５内に指示され得 る。一般に、本発明の別の実施例により、電子計算装置ＰＣが、第２の部分可視 領域３内に指示される範囲ＡＯＩ２またはそれからの一部分１の現在の状況に関 係する値を含んでいる第３の部分可視領域５が電子指示装置ＥＡの上に指示され るようにする第４の手段を有すると有利である。図１の例では第３の部分可視領 域５はこうして、探索される識別情報、いまの場合には郵便番号“ＰＬＺ：”を 指示する領域と、手作業により入力された値、いまの場合には完全な郵便番号２ ９４１６からの１つの部分“２９ｘｘｘ”を指示する別の領域と、いわゆる状態 報知のための最後の領域とを含んでいる。この最後の領域にはたとえば、その左 の領域の入力された郵便番号が有効であるかどうかが指示される。 他の図示されていない実施例では、たとえば１つの範囲またはそれからの一部 分およびその第２の部分可視領域内の拡大された表示の選択の後に全自動的に第 １の部分可視領域内に予測の形式で後続の対象物の表面の上で局所化される範囲 がテキスト要素またはテキスト領域と共に可視化される。こうして、たとえば郵 便物のように多数の相次ぐ対象物の表面の上の判読困難なテキストの再構成が顕 著に容易化され得る。 本発明の別の実施例により、第３の手段が第１の部分可視領域のなかの局所化 され範囲を、個別物品の表面の縁がフェードダウンされるように指示すると有利 である。その上には一般にテキスト要素またはテキスト領域は含まれていないの で、第３の手段はすべての局所化され範囲をそれに割り当てられている識別子と 共に既にほんの少しだけ拡大された、第１の部分可視領域を完全に埋めるように して指示し得る。図１中の郵便物表面全体の表示と図２中のディジタル像データ の第３の手段により行われる指示とを比較すると、そこに記載されていない縁が 既にフェードダウンされていることがわかる。テキスト要素またはテキスト領域 と共に範囲ＡＯＩ１、ＡＯＩ２およびＡＯＩ３を有する表面の重要な内部範囲は 第１の部分可視領域を完全に埋める。これにより判読困難なテキストの識別が既 に容易化される。 本発明の別の実施例では、第２の手段は、局所化された範囲に、特に個別物品 の表面上のその位置に関係する値を有する識別子を割り当てるように構成されて いる。こうして、特にプログラム制御により、たとえば、走査される表面のほぼ 中心に位置している範囲に、中心よりも縁の近くに位置している範囲に比較して 高い値の識別子を第２の手段により自動的に割り当てることが可能である。これ により、たとえば個別物品の自動的な爾後の搬送または処理のために必要なテキ ストデータを最大の確率をもって含んでいる範囲の一種の予選択が行われ得る。 郵便物の表面の図１および図２中に示されている例では、中央に位置している 範囲は縁に位置している範囲よりも大きい確率で所望の宛先郵便番号を含んでい る。この理由からこの例では第２の手段は、確率的に所望の郵便番号を有する宛 先を含んでいる中央の範囲ＡＯＩ２に最高の値Ａを有する識別子が、また発信人 アドレスおよび郵便スタンプを含んでいるその他の両範囲ＡＯＩ１およびＡＯＩ ３に低いほうの値ＢおよびＣを有する識別子が割り当てられるように設定されて いる。これにより関心のある範囲の合目的的な選択が加速される。他の応用の際 には、たとえば必要とされるテキスト要素または一般に英数字または文字列がよ り大きい確率をもって、走査される表面の縁範囲または短辺または長辺のなかに 位置していると期待されるならば、第２の手段は他の規範に従って識別子に値を 割り当てることもできる。 本発明の別の実施例によれば、第２の手段はさらに、局所化された範囲からの 特に行状の一部分に別の識別子を割り当てるように構成されていてもよい。図２ の例ではこのような実施例が既に示されている。すなわち一例として、範囲ＡＯ Ｉ２内の４つのテキスト行に別の識別子１ないし４が、範囲ＡＯＩ１内の４つの テキスト行に別の識別子６ないし９が、また範囲ＡＯＩ３内のテキスト行に別の 識別子５が対応付けられている。このような識別子をたとえば操作キーボードを 介して選択することにより、いま局所化された範囲からの選択された一部分を第 ２の部分可視領域３に拡大された表示で指示させることが一層容易に可能である 。図２の例では、追加的な識別子１を付されている下側の行が第２の部分可視領 域３に可視化されている。これはいまの例で望まれている情報、すなわち選ばれ た文字形式の理由から機械により解読可能でなく、本発明による装置の使用のも とに手作業により解読されなければならない郵便番号を含んでいる。 この場合第２の手段は同じく、局所化された範囲からの特に行状の一部分に再 び局所化された範囲内のその位置に関係する値を割り当てるように構成されてい てもよい。図２の例にこのような実施例が同じく既に示されている。すなわちた とえば、宛先アドレスを含んでいる中央の範囲ＡＯＩ２の４つのテキスト行に下 から上へ減少する識別子を有する値が対応付けられている。これは図示されてい る郵便物表面の応用例で、探索される郵便番号が最大の確率をもって１つの範囲 の下端に置かれているテキスト領域の１つのなかに含まれているという事実に相 応する。他の応用の際には第２の手段は追加的な識別子を他の規範に従って割り 当てることもできる。 特にプログラムにより制御されて第３の手段が第２の部分可視領域のなかに、 選択された値の識別子を有する範囲またはそれからの一部分を指示し得ると有利 である。たとえば第２の手段は、図面に示されている例では、同じく最高の値を 有する局所化された範囲からの最高の値を有する行状のテキストの一部分が自動 的に指示されるように予設定されている。これは図２の例では、正しく探索され る郵便番号および宛先場所、この例では“２９４１６ ＢＡＡＲＳ”を含んでい る、値Ａを有する中央の範囲ＡＯＩ２からの値１を有する下側の行の指示を結果 として伴う。 追加的に電子計算装置は、第２の部分可視領域に指示される範囲またはそれか らの一部分の現在の状況に関係する値を含んでいる第３の部分可視領域が電子指 示装置の上に指示されるようにする第４の手段を有し得る。図２の例ではこのよ うな状態領域が像スクリーン可視領域ＥＡの下縁の中央に表示され、またＳｔａ ｔｕｓｍｅｌｄｕｎｇと記載されている。そこには、たとえば手作業で入力され 、その左に可視化された郵便番号が許容されるか、すなわちすべての郵便番号の ストックのなかに含まれているかどうかが指示される。 最後に、電子計算装置は、装置全体の現在の状況に関係する値を含んでいる第 ４の部分可視領域が電子指示装置の上に指示されるようにする第４の手段を有し 得る。図２の例ではこのような第４の部分可視領域が電子指示装置の像スクリー ン可視領域ＥＡの右縁範囲に指示される。それはたとえばＳｔｏｆｆｍａｎｇｅ ｌ、Ｓｔｏｅｒｕｎｇ Ａｎｌａｇｅ、Ｓｔｏｅｒｕｎｇ Ｃｏｄｉｅｒｐｌａ ｔｚなどの記載事項を含んでいる。こうして装置の現在の作動状態が可視化され 、または事情によって変更され得る。たとえば、領域Ｓｔｏｆｆｍａｎｇｅｌを 介してたとえば事象により制御される相応の彩色した造形により、現在のところ 自動的にデコード可能でない郵便番号が存在しないことがオペレータに信号され 得る。他方において、オペレータはたとえば領域ＥｉｎｇａｂｅまたはＰａｕｓ ｅの選択により本発明による装置を能動化または遮断し得る。装置の作動準備の できた状態およびそれぞれ存在している作動形式はオペレータに最後に領域ａｎ ｇｅｍｅｌｄｅｔおよび作動形式Ｋｏｍｐｌｅｔｔｅ ＰＬＺを介して信号され 得る。 本発明は、重要な像データが視覚的に最適な評価を可能にする目的で全自動的 に前処理されて指示されるという利点を有する。特にテキストを有する範囲の局 所化と、第１の部分可視領域内のテキスト要素、テキスト領域または行状の一部 分への識別子の対応付けとが本発明により自動的に行われることにより、これら を自動的選択および／または手作業による選択により単独にかつズーミングし２ 第２の部分可視領域に可視化することが顕著に容易化される。本発明は、１つの 範囲または一部分をその識別子を介して自動的に、またはたとえばキーボードを 介して手作業で選択し、また読み易くするために拡大された表示で電子指示装置 の上に可視化できとという利点を有する。 本発明は、限定されずに、すべての文字集合、たとえばアラビア文字集合、ア ジア文字集合などに対しても応用可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シユミツト、ウオルフガング ドイツ連邦共和国 デー−91315 ヘヒシ ユタツト ベヒホーフエナー−ヴエーク 32 (72)発明者 シヨル、フーベルト ドイツ連邦共和国 デー−97475 ツアイ ル バーンホフシユトラーセ ３ 【要約の続き】 の範囲または一部分をその識別子を介して自動的に、ま たはたとえばキーボードを介して手作業により選択し、 また読み易さの改善のために拡大された表示で電子指示 装置の上に可視化するという利点を有する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．特に１つの個別物品（ＳＫ）の表面の上に位置している英数字のテキスト要 素を電子指示装置（ＥＡ）の上に自動的に可視化するための装置において、 ａ）表面を走査し、またディジタルの像データ（ＤＢ）を発生する電子走査装置 （ＺＫ、ＡＫ、Ｌ１、Ｌ２）、特にビデオカメラと、 ｂ）電子計算装置（ＰＣ）であって、 ｂ１）ディジタルの像データ（ＤＢ）でテキスト要素を含んでいる表面の範 囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）が局所化されるようにする第１の手段と、 ｂ２）少なくとも局所化され範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）に少な くとも１つの識別子（Ａ，Ｂ．Ｃ；１…９）が割り当てられるようにする第２の 手段と、 ｂ３）電子指示装置（ＥＡ）の上に ｂ３１）第１の部分可視領域（１）に好ましくは共通にすべての局所 化され範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）が割り当てられた識別子（Ａ，Ｂ ．Ｃ；１…９）と共に、また ｂ３２）第２の部分可視領域（３）に範囲の少なくとも１つ（ＡＯＩ ２）またはそれからの特に行状の一部分が割り当てられた識別子（１）と共に 拡大された表示で指示されるようにする第３の手段と を有する電子計算装置と を含んでいる装置。 ２．第２の手段が局所化され範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯ１３）に特に個別 物品（ＳＫ）の表面上のその位置に関係する値（Ａ…Ｃ；１…９）を有する識別 子を割り当てる請求項１記載の装置。 ３．第２の手段が局所化され範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）からの特に 行状の一部分に別の識別子（１…９）を割り当てる請求項１または２記載の装置 。 ４．第２の手段が局所化された範囲（ＡＯＩ１、ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）からの特 に行状の一部分に局所化され範囲内のその位置に関係する値（１…９）を割り当 てる請求項３記載の装置。 ５．第３の手段が第２の部分可視領域（３）内に、選択された値の識別子を有す る範囲またはそれからの一部分を指示する請求項２、３または４記載の装置。 ６．電子計算装置（ＰＣ）が、第２の部分可視領域（３）に指示される範囲（Ａ ＯＩ２）またはそれからの一部分（１）の現在の状況に関係する値を含んでいる 第３の部分可視領域（５）が電子指示装置（ＥＡ）の上に指示されるようにする 第４の手段を有する請求項１ないし５の１つに記載の装置。 ７．電子計算装置（ＰＣ）が、装置全体の現在の状況に閏係する値を含んでいる 第４の部分可視領域（７）が電子指示装置（ＥＡ）の上に指示されるようにする 第５の手段を有する請求項１ないし６の１つに記載の装置。 ８．第３の手段が第１の部分可視領域（１）内の局所化された範囲（ＡＯＩ１、 ＡＯＩ２、ＡＯＩ３）を、表面の縁がフェードダウンされているように指示する 請求項１ないし７の１つに記載の装置。