JPH11510976A - 無線用途向けメッセージ通信および交換方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 既存の無線通信ネットワーク（４４８）のコントロール・チャネル、アクセス・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネルおよび交換機上で、特定用途向けメッセージをシームレスに送信する方法であって、既存のデータ（４２６）を受け取り、このデータ（４３２）を操作して、操作されたデータ（２２８）を生成する段階を含む方法。８桁〜３２桁のフィールドを有する開始データ・パケットとして現れるように構成された特定用途向けメッセージ・ビットが、セルラ・コントロール・チャネル（４３７）を介して送信される。操作されたデータ（２２８）は次いで、特定用途向けメッセージ（４３８）に変換される（４４２）。特定用途向けメッセージ（４３８）は、特定用途向け装置（２１０）の制御およびこの装置との通信に適用され、これによって、中断、システムの過負荷、または通常のシステム通信活動の制限を生じさせることなく、既存の無線通信ネットワーク上での無線通信が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 無線用途向けメッセージ通信および交換方法 技術分野 本発明は、双方向無線データ・メッセージを送受信するシステムに関する。よ り具体的には本発明は、無線通信システムのコントロール・チャネル、アクセス ・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネルおよび交換機を介したデータ 転送方法に関する。背景技術 音声の送信ではなくデータの送信に基づいた無線通信を可能にするシステムお よび装置が提案されている。実際、規模において、音声ベースのセルラ通信にと いうよりも、パーソナル・コンピューティングに現実的に匹敵する大変革のさな かに私たちはいると言われている。しかし、この大変革がたどる道筋はこれらよ りもはるかに不明瞭である。拡大し続けているデータ通信サービスをビジネス加 入者に提供している実質的に全ての無線通信主要プロバイダの発言に照らすと、 無線データ通信がここ数年の間に急成長するだろうことは事実上間違いない。し かし、無線データ通信の提唱者の非常に多様であることがまさに、この産業が、 断片化していき、最悪の場合には見解の相違による破壊的な競争によって首を絞 めることになることを暗示している。このような見解の相違および断片化の一番 の原因は、マルチシステムおよびシステム間のデータ通信プロトコルが統一およ び標準化に欠けていることである。他の主要な問題は、既存のセルラ移動電話（ Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ；ＣＭＴ）および拡張専 用移動無線（Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｓｐｅｃｉａｌｉｚｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｒａ ｄｉｏ；ＥＳＭＲ）のインフラストラクチャの更新に膨大な費用がかかることで ある。システムの統一が達成されれば、シームレスな世界的データ通信ネットワ ークが形成される。想定されるネットワークは、双方向ページング、自動車車両 管理、自動車盗難防止および盗難車の発見、輸送用コンテナの追跡、鉄道シス テムの管理、社員の追跡および位置把握、在宅拘留、公益事業システムの管理、 高速道路電話ボックスの付加サービス、交通信号の遠隔制御、個人用および商用 建造物のセキュリティ・システムの状態報告、誘拐防止、幼児保護、接近防止、 ポイント・オブ・セールス、クレジット・カードの確認、現金自動受払機、およ びその他の無数用途向けショート・パケット・データ通信サービスなどの特定用 途向けサービスを提供する。さらに、衛星航法システム（ＧＰＳ）受信器および その他の位置検出コンピューティング・システムを特別に設計された通信装置の アーキテクチャに組み込むことによって、これらの特定用途向けシステムを位置 に基づくものにすることもできる。 本発明の動作方式に直接に適用できる装置に他の位置検出システムを組み込ん で利用することができる。このような位置検出装置は、ディジタル・トラフィッ ク・チャネルの動作プロトコルの範囲内で、セルラ基地局およびＰＣＳ基地局を 介して移動通信に送信されるコントロール・チャネル、ディジタル・コントロー ル・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネル、および特定用途向けの非同期 ／同期データ・メッセージから読み出され、測位および位置報告作業を実行する ようにこれに指示されることができる。このような作業は、前記コントロール・ チャネルで送受信される。その他の用途向けサービス用の装置を、設計および動 作において位置検出に基づかないものとし、直接に状態を通信するようにするこ ともできる。位置検出をしない装置に対しては、特定のスター型交換の通信シス テムで使用されるそれぞれのコントロール・チャネルを介して作業の実行を指示 することができる。 本発明のシステムおよび装置は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、パーソナル移動 通信システム（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅ ｍ；ＰＣＳ）および拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）のインフラストラクチャの更 新の問題、およびセルラ・システム間の互換性の問題を、現在の非音声無線デー タ通信産業を非常に制限している技術、ロジスティック、および運用上の問題に 関して解決する類のない単純でエレガントな解決策を提供する。本発明はさらに 、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）、Ｉｎｄｕｓｔｒｙ（ＮＥＸＴＥＬＬ）、モト ローラ統合無線システム（Ｍｏｔｏｒｏｌａ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｒａｄｉ ｏ Ｓｙｓｔｅｍ；ＭＩＲＳ）およびその他の関連システムに前述の特定用途向け サービスを提供する、技術的に有効でかつ経済的な手段を提供する。実際に、本 発明の方法および装置は、無線ネットワーク上で運用されるか、あるいは、集中 制御モデル、または特定加入者の集中認証、登録、システム間制御データ・チャ ネルおよびディジタル信号アーキテクチャに基づく運用に依存する全ての通信規 格に特定用途向けサービスを提供する技術的およびロジスティック上の手段を提 供する。実際に本発明は、データ・メッセージを直接に送受信する目的で、物理 的および論理的コントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネル およびディジタル・アクセス・チャネル通信経路を利用し、音声チャネル使用動 作を必要としないコントロール・チャネル上で、直接に制御され、アクセスされ る前述の特定用途向けサービスを商業的に運用する目的で、セルラ移動電話（Ｃ ＭＴ）または拡張移動無線（ＥＳＭＲ）のネットワーク全体を無線リンクによっ て直接に連絡するシステムおよび装置を初めて提供する。 実際、本発明のシステムおよび装置を使用することによって、音声チャネルの セットアップまたはこれへのアクセスを一切試みることなしに双方向データ伝送 を完全に実施することが可能となる。初期設定およびアイドル・モード中に、単 方向および双方向のメッセージ通信行為の全体を実施すること、ならびに初期化 および完了に数ナノ秒を要するディジタル・トラフィック・チャネルおよびディ ジタル・アクセス・チャネルを介したデータ・バーストの送信を実施することが できる。この方法を、既存のセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張移動無線（ＥＳＭ Ｒ）、および移動通信衛星（Ｍｏｂｉｌｅ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ；ＭＳ）システ ムの無線セットおよびネットワーク全体に追加することができる。コントロール ・チャネル経路および通信プロトコルは現在までのところ、登録、認証、不正防 止、内部システム管理、ローミング・プロセス、音声暗号化およびその他の関連 サービスに制限されており、これらを使って、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、パー ソナル移動通信システム（ＰＣＳ）、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）の通信装置 、または専用モデムなしに直接無線リンクによって特定用途向けメッセージをコ ントロール・チャネルに送信することが可能な通信装置に特定用途向けメッセー ジを直接に送信することは行われていない。このようなコントロール・チャネル ・ データの管理は現在、電源制御を含む通信装置制御、音質制御ならびにコントロ ール・チャネルおよび音声チャネルの交換などの多くのプロセスを含む。チャネ ル交換手順およびその他の関連プロセスが、最も強い使用可能なコントロール・ チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネル、ディジタル・アクセス・チャ ネル、および音声チャネル上で最も強い信号を維持する目的で利用される。 したがって本発明の第１の目的は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張専用 移動無線（ＥＳＭＲ）の加入者通信ユニットに割り当てられた１０桁３２ビット の加入者電話番号である移動体識別番号（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａ ｔｉｏｎ Ｎｕｍｂｅｒ；ＭＩＮ）などのコントロール・チャネル・データ・ビ ットの操作、変換、および暗号化のための完全なシステムおよび装置を提供する ことにある。さらに本発明は、前記ネットワーク・システムのコントロール・チ ャネルに複数ビットの特定用途向けメッセージを付加する。本発明が操作、変換 および暗号化する追加のコントロール・チャネル・データ・ビットは、アナログ 式およびディジタル式のセルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張専用移動無線（Ｅ ＳＭＲ）で、加入者登録、認証および内部システム管理に現在利用されている共 用秘密データ（Ｓｈａｒｅｄ Ｓｅｃｒｅｔ Ｄａｔａ）、Ａキー・データ（Ａ Ｋｅｙ Ｄａｔａ）、ランドＳＳＤデータ（Ｒａｎｄ ＳＳＤ ｄａｔａ）、 電子シリアル番号データ（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｓｅｒｉａｌ Ｎｕｍｂｅｒ Ｄａｔａ）、充填データ（Ｆｉｌｌｅｒ Ｄａｔａ）、可変長ディジタル・デ ータ．バースト（Ｖａｒｉａｂｌｅ Ｌｅｎｇｔｈ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｄａｔａ Ｂｕｒｓｔ）フィールド、穴埋めデータ（Ｐａｄｄｅｄ Ｄａｔａ）、予約フ ォーマット・データ（Ｒｅｓｅｒｖｅｄ Ｆｏｒｍａｔ Ｄａｔａ）、追加デー タ（Ａｄｄｉｔｉｏｎａｌ Ｄａｔａ）、ディジタル・トラフィック・チャネル 、ダイアル番号（Ｄｉａｌｅｄ Ｄｉｇｉｔ）フィールド、ユーザ・データ、お よびその他の無数のコントロール・チャネル・データである。さらに本発明は、 非常に費用のかかるセルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張専用移動無線（ＥＳＭ Ｒ）のインフラストラクチャの更新または、前述のネットワーク全体用の無線構 成装置の付加を必要としない。 本発明のシステムおよび装置は、高価な特定加入者用エンド・ユーザ装置を必 要とせず、専用モデムまたはその他の高価で煩わしいインタフェース装置も必要 としない。本発明は完全にディジタル式であるが、既存のアナログ・セルラ、デ ィジタル・セルラ、ディジタルＰＣＳ、拡張専用無線機器、および衛星システム 装置上で動作する。世界で現在使用されている全てのデータ・コントロール・チ ャネルは本質的にディジタル方式であるので、本発明のこの特徴は重要である。 これらのコントロール・チャネルは普通、順方向アナログ・コントロール・チャ ネル、逆方向コントロール・チャネルまたはディジタル・トラフィック・チャネ ルと呼ばれる。これらは、高速関連コントロール・チャネル（Ｆａｓｔ Ａｓｓ ｏｃｉａｔｅｄ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）、低速関連コントロール・ チャネル（Ｓｌｏｗ Ａｓｓｏｃｉａｔｅｄ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ ）、順方向ディジタル・トラフィック・チャネル、逆方向ディジタル・トラフィ ック・チャネル、第１のページング・チャネル、第２のコントロール・チャネル 、第２のページング・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネル、ＴＤＭＡデ ータ・バースト・フィールド、アクセス・チャネル・カプセルおよび、ＣＤＭＡ アクセス・チャネル・データ・バースト・フィールドを含む。拡張専用移動無線 （ＥＳＭＲ）のコントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャ ネル、モトローラ統合無線システムのコントロール・チャネルおよびディジタル ・セットアップ・チャネル、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）ならびにその他のセ ルラ電話および無線システムなどのその他のセルラ・システムのコントロール・ チャネルは、内部システムの制御および移動局の管理用のコントロール・チャネ ルおよびディジタル・アクセス・チャネルに依存する。 本発明の他の目的は、通常の音声通信を管理する従来のコントロール・チャネ ル・プロセスを妨害しない、またはこれらを中断させないシステムおよび装置を 提供することにある。本発明は、本発明が適用される通信ネットワーク・システ ムの種類に関係なく本質的にトランスペアレントである。 本発明の他の目的は、音声通信プロセスのみをサポートおよび管理するように 初めから設計されている通常のコントロール・チャネル動作を妨害したり、また は中断させたりしないシステムおよび装置を提供することにある。すなわち、セ ルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）、または移動通信用衛 星の音声通信態様を管理するように設計されているコントロール・チャネル機能 は、本発明の動作によって一切影響を受けない。言い換えると、前述のように集 中制御システムに依存する所与のセルラ電話網または無線網に本発明を組み込ん で使用しても、通常の音声ベースの移動加入者局は全て、妨害されることなく動 作する。 さらに、無線通信技術においては、特定用途向けサービスおよび装置を効率的 かつ経済的に導入し、世界的に利用できるようにする低価格のデータ通信システ ムおよび装置が強く求められている。本発明は、従来のメッセージ通信システム の多くの短所を克服する改良型の無線通信向け可能化システムを非常に安価に提 供する。 さらに、移動通信交換局（ＭＳＣ）、基地局またはトランシーバ基地局の更新 、付加、または改訂を一切必要としない無線通信用途向け可能化システムを通信 産業に提供する必要性を満たすために、本発明は、遠隔機能アクセス制御手続き （Ｒｅｍｏｔｅ Ｆｅａｔｕｒｅ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ ｐｒｏｃｅ ｄｕｒｅ）を類例のないエレガントな方法で利用する。この手順は世界中で利用 されており、例えば、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉ ｌｅ）、全ての広帯域ＰＣＳ規格、およびＩＳ‐４１の改訂（ｂ）および改訂（ ｃ）に準拠した米国内および国際的なセルラ・システムで利用されている。本発 明は、完全に新規でエレガントな方法で、この特徴を十分に利用する。本発明に よって確立された類例のない使用法およびプロトコル手順から、例えばＨＬＲ（ ｈｏｍｅ ｌｏｃａｔｉｏｎ ｒｅｇｉｓｔｅｒ）、ＶＬＲ（ｖｉｓｉｔｏｒ ｌｏｃａｔｉｏｎ ｒｅｇｉｓｔｅｒ）を利用するスター型交換システムを介し たシームレスなデータ・パケット・ルーティング・プロトコル、およびＩＳ４１ 、ＡＮＳＩ規格Ｔ１．１１０ないしＴ１．６３１、および欧州電気通信標準化機 構（ＥＴＳ）によって規定された欧州信号規格などの文書に規定されたシームレ スな相互接続プロトコルをさらに容易にする遠隔アクセス用途メッセージ通信（ ｒｅｍｏｔｅ ａｃｃｅｓｓ ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｍｅｓｓａｇｉｎｇ； ＲＡＡＭ）プロトコルが生成される。１つのシナリオでは、パラメータ・テーブ ル内で新しいサービス・クラスを初期化する手段によって、ＲＡＡＭ機能が 交換機のところで活動化される。パラメータ・テーブルは、移動通信交換局（Ｍ ＳＣ）に配置されたマン−マシン・インタフェース（ＭＭＩ）端末による直接制 御によって絶えず更新されており、これによって、本発明の無線通信用途向け可 能化システム（ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ ａｐｐｌｉｃ ａｔｉｏｎ ｓｐｅｃｉｆｉｃ ｅｎａｂｌｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ；ＷＣＡＳＥ Ｓ）の識別番号（ＷＩＮ）などの新しい番号クラスが更新される。このＷＩＮは 、１０桁の通常の移動体識別番号（ＭＩＮ）のように「見える」。ＲＡＡＭコー ドによって活動化されるダイアル番号の解析中に、ＷＩＮは解析される。解析後 、このＷＩＮ番号がローミングによるものかどうかを交換機が判定し、次いで、 ＷＣＡＳＥＳパケット全体がＩＳ−４１−ＳＳ７マップ・プロトコルに変換され 、ＳＳ７ネットワークを介して中央主監視局（Ｍａｓｔｅｒ Ｃｅｎｔｒａｌ Ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇ Ｓｔａｔｉｏｎ；ＭＣＭＳ）に送信される。ＷＩＮ番号 を使用して、陸線電話網との間で音声通話を送受することはできない。ＷＣＡＳ ＥＳコミュニケータは、データを操作し、データを特定用途向けデータに変換す る類のないコミュニケータ／中央主監視局（ＭＣＭＳ）ソフトウェア手段によっ てＲＡＡＭ機能を使用することができる。この場合、移動体−陸線間、および移 動体−移動体間の音声チャネル通話を確立するのに従来から使用されている標準 ダイアル番号は、自動的に操作され、非音声通信をサポートする例のない特定用 途向けデータを生成する。さらに、ＭＣＭＳは、前記操作データを復号し、コン トロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネルおよびディジタル・ アクセス・チャネルを介して送信された従来のダイアル番号のように交換機に「 参照する」ダイアル番号フィールドに含まれた操作データの解析から導き出され た特定用途向け状態データおよび関連する特定用途向けの意味を復号手段から引 き出す。しかし実際は、ダイアル番号フィールドに含まれたデータは、特定用途 向け状態データおよびコマンド応答データである。 本発明の追加の目的および利点は以下の説明の中に記載される。その一部はこ の説明から明らかであり、その他は本発明を実施することによって知ることがで きる。本発明の目的および利点は、添付の請求の範囲に具体的に示された手段お よびその組合せによっては実現することができる。発明の開示 前記目的を達成するため、および、本明細書で実施され広義に記載される本発 明の目的に従って、セルラ無線システムのコントロール・チャネルおよび交換機 を介して、特定用途向けメッセージをシームレスに送信する方法が提供される。 この方法は、一実施態様において、特定用途向けメッセージ・ビットを、コント ロール・チャネル手段およびセルラ交換機遠隔機能制御アクセス要求手段を利用 する特定用途向けシステムに関係するデータを含む８桁〜３２桁のフィールドを 有する開始データ・パケットとして現れるように構成されたデータ・パケットと して送信する段階と、ＡＭＰ、Ｄ−ＡＭＰＳおよびＴＡＣＳ、ＦＳＫ変調した逆 方向コントロール・チャネルＲＥＣＣ１０Ｋｂｐｓ４８ワードＢＣＨハミング符 号化コントロール・チャネル手段を利用して、セルラ・コントロール・チャネル を介してメッセージ・ビットを送信する段階と、メッセージ・ビットを、前記特 定用途向けシステムとの通信、このシステムの識別、監視および位置検出に適用 する段階とを含み、これによって統合化された特定用途向け双方向通信システム を可能とする。 本発明に従ってさらに、既存の無線通信ネットワーク上で無線通信を実施する 方法であって、コントロール・チャネル・データ・ビット、アクセス・チャネル ・データ・ビットおよびディジタル・トラフィック・チャネル・データ・ビット を操作し変換し暗号化する方法が提供される。この方法は、既存のデータを受け 取り、前記既存のデータを操作して、操作されたデータを生成する段階と、前記 操作されたデータを特定用途向けメッセージに変換する段階と、前記特定用途向 けメッセージを、特定用途向け装置の制御および特定用途向け装置との通信に適 用する段階とを含み、これによって、中断、システムの過負荷、または通常のシ ステム通信活動の制限を生じさせることなく、前記既存の無線通信ネットワーク 上での無線通信を提供する。 この無線通信方法は、特定用途向け通信装置および特定用途向け制御／管理装 置の直接制御用の直接通信経路である複数の物理的、論理的コントロール・チャ ネル、ディジタル・トラフィック・チャネルおよびディジタル・アクセス・チャ ネルを介して送信されることが好ましい。 本発明によればさらに、既存の無線通信ネットワーク上で直接無線通信を実施 する装置が提供される。この装置は、既存のデータを受け取り、その既存のデー タを操作して、操作されたデータを生成する回路およびソフトウェア手段と、前 記操作されたデータを特定用途向けメッセージに変換する手段と、前記特定用途 向けメッセージを、特定用途向け装置の制御および特定用途向け装置との通信に 適用する手段とを含み、これによって、中断、システムの過負荷、または通常の システム通信活動の制限を生じさせることなく、前記既存の無線通信ネットワー ク上での無線通信を提供する。 したがって本発明は、特定用途向け無線通信可能化システム（ＷＣＡＳＥＳ） 技術を提供する。この技術は、自動車車両管理、自動車盗難防止および盗難車の 発見、従業員管理、対話型ゲーム・データ管理、ケーブル・テレビジョン・デー タ通信、輸送用コンテナの追跡、鉄道システムの管理、ポイント・オブ・セール ス、無線賭博、従業員の追跡および位置把握、在宅拘留、接近防止、児童保護、 誘拐防止システム、外来患者管理、麻薬およびアルコールの遠隔検査、糖尿病の 監視、血液検査、従業員識別、公益事業システム管理、高速道路電話ボックスの 付加サービス、交通信号の遠隔制御、セキュリティ・システム状態報告、沖合船 追跡、海賊行為防止、ロボット・システム管理、医療警告、農業システム管理、 自動販売機、救急９１１、伝送線状態、道路照明状態、産業および自動車放出報 告、およびその他多くの特定用途向けデータ通信、システムの指令および制御サ ービスなどの用途の無線データ・サービスを実現する経済的で有効な手段を提供 する。特定用途向けという用語は、データ通信に特化した用途に関する。これら は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）、パーソナル移 動通信システム（ＰＣＳ）、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍ ｏｂｉｌｅ）、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）ＰＣＳ、ＤＣＴ−１９００、ＤＣ Ｔ−１８００、ＤＣＴ−９００、ＪＣＴ、コードレス電話ＰＣＳ、ＣＴ２／ＣＴ ２−ｐｌｕｓ、ＤＥＣＴ、パーソナル・ハンディフォン・システム（ＰＨＳ）、 セルラ・ディジタル・トラフィック・チャネルの論理プロトコル構造の範囲で動 作する非同期／同期データ・システム、衛星セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）、 「光り輝く小石システム」と呼ばれる低高度地球軌道（ＬＥＯ）衛星システム、 およびインマルサット衛星システムに関する。これらを、本発明の方法および装 置に統合し、適用することができる。本発明の方法および装置によって、これら の通信システムは、セルラ、ＰＣＳ、衛星および／または既存の単方向同報通信 ページング・ネットワークを介して装置に送られた直接コマンドに応答して動作 する装置にメッセージを送信することができるようになる。本発明の装置は、ペ ージング・ネットワーク、セル同報通信、ディジタル・コントロール・チャネル （ＤＣＣＨ）、同報通信コントロール・チャネル（ＢＣＣＨ）および各種衛星シ ステムからのコマンドに応答して指示された業務を実行する。この装置はさらに 、特定用途向け装置が接続またはインタフェースしたシステムおよびセンサから のさまざまなパラメータ、条件、および応答に関係するデータ・メッセージを送 る。制御および直接通信動作は全て、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、ＰＣＳ、ＧＳ Ｍ、ＣＤＭＡ−ＰＣＳ、拡張移動無線（ＥＳＭＲ）システム、衛星セルラ・ハイ ブリッド（ＳＣＨ）システム、低高度地球軌道（ＬＥＯ）「光り輝く小石」衛星 システムおよび中高度地球軌道（ＭＥＯ）衛星システムに統合された物理的、論 理的コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネルおよびディジタ ル・トラフィック・チャネル上で実施されることが好ましい。これらのシステム は、論理通信プロトコルに関してデータ専用であり、メッセージの内容が無線周 波搬送波および波形に含まれる物理的、論理的コントロール・チャネル、ディジ タル・トラフィック・チャネルおよびディジタル・アクセス・チャネルを利用す る。本発明の手法は、ディジタル・トラフィック・チャネルに含まれる論理チャ ネルおよび音声向け論理フレーム、ならびに音声通信特化論理チャネル経路とし て機能する通信システムの周波数と相互作用しない。 さらに本発明は、米国および世界中のＳＳ７、Ｘ．２５およびＩＳＤＮネット ワーク上のサービス・コントロール・ポイント（ＳＣＰ）である併置および遠隔 のホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）にダイアル番号情報を中継する標 準となっている従来の遠隔機能アクセス制御手続きを完全に利用する。本発明は 、本発明の動作方式をさらに向上させる新規な遠隔アクセス用途メッセージ通信 プロトコル（ＲＡＡＭ）を生み出す。本発明は、それ自体のＨＬＲ型ＳＣＰデー タ 受信／処理メッセージ管理システムを、用途に特化した類のない方法で利用する 。この方法において、本発明は、従来の規格およびプロトコルを保持するホスト ＳＳ７またはその他の公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）から受け取った特定用途向け 意味を含む操作されたデータである従来の方法でフォーマットされたデータを受 け取り、このデータをＨＬＲ−ＳＣＰポイントで復号し、類のない有効な方法で このデータを管理する。復号されたデータは次いで、サービスの世話役または以 降の処理の担い手としても知られる特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）に中 継される。ＷＣＡＳＥＳ−ＲＡＡＭ機能は、機器を追加したり、またはホスト無 線プロバイダに高価なソフトウェアの改訂を要求したりすることなく、無線シス テムに配置される。実際に、このシステム全体を、最小限の時間および労力でス ター型無線ネットワーク内に構成し、コントロール・チャネル・アプリケーショ ン・データ（ＣＣＡＤ）駆動システムを生み出す特定用途向け無線通信可能化シ ステム（ＷＣＡＳＥＳ）を確立することができる。特別なデータ専用のＷＩＮ番 号およびＷＣＡＳＥＳシリアル番号（ＷＳＮ）を利用することによって、交換動 作ソフトウェアを改訂しなくても、ＭＳＣルーティング・テーブルに新しい番号 クラスを追加するだけで新しいサービス・クラスが生成される。ＭＳＣルーティ ング・テーブルの更新は、ソフトウェアの部分変更または改訂を必要としない通 常のルーチンである。図面の簡単な説明 本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の好ま しい実施形態を示すものであり、好ましい実施形態の上記の一般説明および下記 の詳細説明と相まって本発明の原理を説明する役割を果たす。 第１図は、本発明に基づく好ましい無線通信向け可能化方法、ネットワークお よび装置のブロック図である。 第２図は、本発明に基づく好ましい無線通信向け可能化方法、ネットワークお よび装置のブロック図である。 第３図は、本発明に従って、無線通信ネットワークに操作データおよび変換デ ータを送信する動作を示す流れ図である。 第４図は、本発明に従って、操作データおよび変換データを受信する方法、お よびこのようなデータの処理を示す流れ図である。 第５図は、本発明に従って、操作データおよび変換データを復号する方法を示 す流れ図である。 第６図は、本発明に基づく、ディジタル・トラフィック・チャネル上の操作デ ータおよび変換データのデータ空間を示すビットマップの概略図である。 第７図は、本発明に基づく、ディジタル・トラフィック・チャネルを伝わる２ 進データを表すビットマップ流れ図中の復号データを示す図である。 第８図は、本発明に基づく、無線ネットワークから送信された操作データおよ び変換データの比較データ・バス解釈における復号データを示す図である。 第９図は、本発明に基づく、通信装置を含む特定用途向けＩＣおよび無線周波 数回路の論理流れ図である。 第１０図は、本発明に基づく、特定用途向け負荷制御装置の論理流れ図である 。 第１１図は、本発明に基づく、自動車用の特定用途向け位置検出／安全装置の 論理流れ図である。 第１２図は、本発明に基づく、特定用途向けビデオ・ゲーム・ユニットの論理 流れ図である、 第１３図は、本発明に基づく、無線通信システムおよびケーブル・テレビジョ ン・システムを介して循環する特定用途向けビデオ・ゲーム・ユニットの得点デ ータおよび状態データの流れ図である。 第１４図は、本発明が、ルーチン・コントロール・チャネル内で動作サイクル を開始している間の本発明に基づく無線ネットワーク・コントロール・チャネル の活動を示すブロック図である。 第１５図は、本発明が、ルーチン・コントロール・チャネル内で動作サイクル を継続している間の本発明に基づく無線ネットワーク・コントロール・チャネル の活動を示すブロック図である。 第１６図は、本発明が、ルーチン・コントロール・チャネル内で動作サイクル を終了している間の本発明に基づく無線ネットワーク・コントロール・チャネル の活動を示すブロック図である。 第１７図は、順方向コントロール・チャネルおよび順方向ディジタル・トラフ ィック・チャネル上で動作する本発明に基づく特定用途向けコマンドおよび命令 データを示す図である。 第１８図は、通信装置とさまざまな特定用途向け装置との本発明に基づく好ま しい相互作用を示すブロック図である。 第１９図は、さまざまなセルラ・ネットワークおよびＰＣＳネットワークと相 互作用する本発明に基づく中央主監視局を示す図である。 第２０図は、本発明に基づく内蔵ＧＰＳアンテナおよび受信機を有する本発明 の位置検出コミュニケータを示す図である。発明実施の最良の形態 次に、添付図面に示す本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。本発明の 好ましい実施形態およびその用途を説明するにあたっては、明確にするために特 定の用語を使用する。しかし選択された特定の用語は、本発明を限定するための ものではなく、また、特定の要素のそれぞれは、類似の方法で動作して類似の目 的を達成する技術上の等価物の全てを含むものと理解すべきである。 本発明によれば、セルラ無線システムのコントロール・チャネルおよび交換機 を介して特定用途向けメッセージをシームレスに送信する方法が提供される。こ の方法は、一実施形態において、特定用途向けメッセージ通信ビットを、コント ロール・チャネル手段およびセルラ交換機遠隔機能制御アクセス要求手段を利用 する特定用途向けシステムに関係するデータを含む８桁〜３２桁のフィールドを 有する開始データ・パケットとして現れるように構成されたデータ・パケットと して送信する段階と、ＡＭＰ、Ｄ‐ＡＭＰＳおよびＴＡＣＳを利用したセルラ・ コントロール・チャネル、ＦＳＫ変調した逆方向コントロール・チャネルＲＥＣ Ｃ、１０Ｋｂｐｓ４８ワードＢＣＨハミング符号化コントロール・チャネル手段 を介してメッセージ・ビットを送信する段階と、このメッセージ・ビットを、特 定用途向けシステムとの通信、このシステムの識別、監視および位置検出に適用 する段階とを含み、これによって統合化された特定用途向け双方向通信システム の実現を可能とする。 さらに、既存の無線通信ネットワーク上で、コントロール・チャネル、アクセ ス・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネルのデータを操作、変換 、および暗号化する無線通信方法も開示する。この方法は、既存のデータを受け 取り、これを操作して操作データを生成する段階、前記操作データを特定用途向 けメッセージに変換する段階、および前記特定用途向けメッセージを、特定用途 向け装置の制御、およびこの装置との通信に適用する段階を含み、これによって 、中断、システムの過負荷、または通常のシステム通信行為の制限を引き起こす ことのない、前記既存の無線通信および信号ネットワーク上での無線通信が提供 される。 さらに、既存の無線通信ネットワーク上で直接無線通信を実施する装置を記載 する。この装置は、既存のデータを受け取り、これを操作して操作データを生成 する回路およびソフトウェア手段、前記操作データを特定用途向けメッセージに 変換する手段、および前記特定用途向けメッセージを、特定用途向け装置の制御 、およびこの装置との通信に適用する手段を有し、これによって、中断、システ ムの過負荷、または通常のシステム通信活動の制限を引き起こすことのない、前 記既存の無線通信ネットワーク上での無線通信が提供され、これによって、通常 の音声および関連通信、ならびに無線ネットワークの制御手順を干渉したり、ま たは中断したりすることのないデータ伝送が可能となる。 具体的には、本発明の方法、装置および通信フォーマットを、既存のセルラ移 動電話（ＣＭＴ）システムおよび拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システムで直ち に実施することができる。セルラ移動電話（ＣＭＴ）、パーソナル移動通信シス テム（ＰＣＳ）および拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）を規定する一般的な用語は 、広範囲にわたる移動通信システムをカバーする。セルラ移動電話（ＣＭＴ）と いう用語は、通信システム、具体的には、セルラ移動電話（ＣＭＴ）システム、 現在イリジウム・システムと呼ばれている衛星セルラ・ハイブリッド（Ｓａｔｅ ｌｌｉｔｅ Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｈｙｂｒｉｄ；ＳＣＨ）システム、テレデシッ ク・システム、およびセルラ方式および衛星通信に関係すると広くみなされてい るその他の移動通信システムに関する。拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）という用 語は、特に拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）と呼ばれ、ＮＥＸＴＥＬＬ、ＧＳＭ（ Ｇ ｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）、パーソナル移動通信シス テム（ＰＣＳ）、ＣＤＭＡ ＰＣＳ、ＴＤＭＡ ＰＣＳおよびモトローラ統合無 線システム（ＭＩＲＳ）として一般に知られる集中交換／通信方式によって制御 される移動通信システムに関する一般的な用語である。 既存の無線通信ネットワーク上で無線通信を実施する好ましい方法は、既存の データを受け取りこれを操作して、操作データを生成することである。このデー タは、遠隔監視装置で読出すことのできるデータ、すなわち例えば、ゲーム装置 、交通信号制御装置、輸送用コンテナ追跡装置等を監視するデータとすることが できる。操作データは、先に論じた装置のような特定用途向け通信装置または特 定用途向け制御／管理装置が直接制御を実施するための直接通信経路である物理 的および論理的に導き出された複数のコントロール・チャネル、ディジタル・ト ラフィック・チャネルおよびディジタル・アクセス・チャネルを介して送信され ることが好ましい。 本発明は、前述の全てのアナログ式およびディジタル式のセルラ移動電話（Ｃ ＭＴ）システム、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システム、および一般に、集中 制御、登録、認証、不正防止、システム管理、システム間通信、ホーム・ロケー ション・レジスタ（ｈｏｍｅ ｌｏｃａｔｉｏｎ ｒｅｇｉｓｔｅｒ：ＨＬＲ） 、ビジタ・ロケーション・レジスタ（ｖｉｓｉｔｏｒ ｌｏｃａｔｉｏｎ ｒｅ ｇｉｓｔｅｒ：ＶＬＲ）として記述される電子式動作に依存するその他の無線通 信システムに適用可能であり、適応可能であって、動作可能である。これらの電 子式プロセスは、システムの動作効率、柔軟性、システム全体のセキュリティお よび特定ユーザのセキュリティにとって重要である。このような動作方式は従来 から、登録ルーチン、認証ルーチン、システム制御管理、ネットワーク間通信、 加入者向けのシステム間ローミング、不正防止手順および音声暗号化を実行する 電子式プロセスを含む。ただしこれらに限定されるわけではない。前述のシステ ムのその他の特徴には、内部システム保守およびシステム性能の解析、基地局間 ハンドオフおよびハンドオーバ、システムのハンドオフおよびハンドオーバに従 事するホーム・システム、および、電子データ・コントロール・チャネルに関係 するその他の種類の通信が含まれる。 本発明は、さまざまな地理的サービス区域（Ｇｅｏｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｓｅ ｒｖｉｃｅ Ａｒｅａ；ＧＳＡ）をカバーする、単一の都市加入者区域（Ｍｅｔ ｒｏｐｏｌｉｔａｎ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ａｒｅａ；ＭＳＡ）、都市トラン ザクション区域（Ｍｅｔｒｏｐｏｌｉｔａｎ Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ Ａｒｅ ａ；ＭＴＡ）、および地方加入者区域（Ｒｕｒａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ａ ｒｅａ；ＲＳＡ）に対する特定用途向けサービスを実現する。例えば加入者区域 は、特定用途向け中央監視局（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｃ ｅｎｔｒａｌ Ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇ Ｓｔａｔｉｏｎ；ＡＳＣＭＳ）を制御す る中央主監視局（Ｍａｓｔｅｒ Ｃｅｎｔｒａｌ Ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇ Ｓｔ ａｔｉｏｎ；ＭＣＭＳ）によって制御される。ＭＣＭＳとＡＳＣＭＳは、物理的 に互いに近接して配置されるか、または物理的に離れたさまざまな遠隔位置に配 置される。ＭＣＭＳとＡＳＣＭＳを、公衆交換電話網部品を介してディジタル電 子データ信号をさまざまなビット伝送速度で送信する多種多様な通信経路および プロトコルでリンクすることができる。 例えば米国のＭＳＡでは伝統的に、ＡサイドおよびＢサイドと呼ばれる２つの セルラ・サービス・プロバイダがサービスを行う。普通、Λサイドのサービスは 非有線キャリヤ、すなわち、通常の有線電話サービス・プロバイダと提携してい ないサービス・プロバイダによって提供される。Ｂサイドのプロバイダは普通、 有線プロバイダと提携している。多くのサービス区域では、Ｂサイドは、その同 じ地理的区域すなわち地理的加入者区域（ＧＳＡ）で陸線電話サービスを運営し ているベル地方電話会社が所有し、管理している。現在、米連邦通信委員会が、 拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）サービスの設置および運営を認可したＮＥＸＴＥ ＬＬと呼ばれる第３のサービス・プロバイダがある。この第３のＥＳＭＲサービ スは、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）と呼ばれ る欧州のＥＳＭＲに基づいている。このようなＥＳＭＲサービスは、米国全体、 およびその他のＰＣＳ運用プラットホームに沿ったその他の国の国内加入者区域 （Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ａｒｅａ；ＮＳＡ）で導入され、 運営されている。いくつかの都市には、従来のセルラ・ネットワークおよびＥＳ ＭＲネットワークと競合する第４および第５のＰＣＳキャリヤがある。 本発明の好ましい実施形態は、本明細書に記載の方法および装置を使用した国 内サービスの実施態様を提供する。１つの中央主監視局（ＭＣＭＳ）は、特定用 途向けネットワーク（ＡＳＮ）全体の管理、監視、および制御を実施することが できる。異なる特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）は、さまざまな都市加入 者区域および地方加入者区域に配置され、既存のセルラ移動電話（ＣＭＴ）ネッ トワークおよび拡張専用移動無線ネットワーク（ＥＳＭＲ）全体を通じ、さまざ まな特定用途向けサービスを提供することができる。これらのネットワークは現 在、通信経路によってリンクされている。このような経路はまた、基地局（ＢＳ ）を移動通信交換局（ＭＳＣ）にリンクしている。これらの通信リンクはまた、 類似の通信プロトコルで動作するその他のセルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張 専用移動無線（ＥＳＭＲ）システムを物理的に接続している。ＳＳ７、Ｘ．２５ 、ＩＳＤＮ、Ｃ７レッド・アンド・ブルー、ＡＮＳＩ、ＣＣＩＴＴ ＴＣＡＰお よびその他の通信データ管理フォーマットなどのプロトコルは、特定の都市加入 者区域（ＭＳＡ）または地方加入者区域（ＲＳＡ）にサービスを提供し、これら の区域を管理するために地理的サービス区域（ＧＳＡ）の周囲に戦略的に配置さ れ、移動通信交換局（ＭＳＣ）に接続された伝送塔または基地局（ＢＳ）からシ ステム間制御を提供する。 システム間およびシステム内のデータ制御リンク、ならびにシステム管理リン クは、ＳＳ７、Ｘ．２５、（ＰＳＴＮ）、ライン−オブ−サイト・マイクロ波リ ンク、静止軌道衛星によって提供されるリンク、および同様の種類のその他の通 信リンクによって提供することができる。地域間リンクは、さまざまな衛星サー ビス・プロバイダによって提供することができる。本明細書で言う地域とは、国 又は領域を指す。インマルサット、コムサットおよびその他の米国および国際的 な衛星サービス・プロバイダなどの衛星サービス・プロバイダは、欧州全域に配 置された拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システムの一形態であるＧＳＭ（Ｇｌｏ ｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）との通信経路を提供することが できる。欧州のその他のセルラ・システムにもこのようにしてリンクすることが でき、陸線リンク、マイクロ波リンクおよび衛星システム・リンクを組み合わせ ることによって、世界中の中央主監視局（ＭＣＭＳ）および特定用途向け監視局 （ＡＳＭＳ）をリンクすることができる。地域中央主監視局（ＲＭＣＭＳ）は通 信システムの制御ハブの働きをする。これらの通信制御ハブは、中央主監視局（ ＭＣＭＳ）を管理することができ、ＭＣＭＳは、世界中の特定用途向け中央監視 局（ＡＳＣＭＳ）を管理することができる。地域中央主監視局（ＲＭＣＭＳ）お よび中央主監視局（ＭＣＭＳ）は、中央主監視局（ＭＣＭＳ）に関して「ホーム ・スイッチ」の働きをするＷＣＡＳＥＳ ＨＬＲに直接に接続される。ＷＣＡＳ ＥＳ ＨＬＲ／ＳＣＰは、１つの地理的加入者区域（ＧＳＡ）、都市加入者区域 （ＭＳＡ）、地方加入者区域（ＲＳＡ）、または地域内、すなわち国内全体を範 囲とするＷＣＡＳＥＳ互換のその他の全ての移動通信交換局（ＭＳＣ）のホーム ・スイッチ中央処理ポイントの働きをする。ＷＣＡＳＥＳ ＨＬＲ／ＳＣＰは、 電子ディジタルＳＳ７、Ｘ．２５、ＩＳＤＮおよびその他の標準ＰＳＴＮ通信リ ンクを介してその他の移動通信交換局（ＭＳＣ）に物理的に接続される。このよ うな通信リンクは、異なる通信プロトコルによってさまざまな形態の電子データ が伝送される経路の働きをする。地域中央主監視局（ＲＭＣＭＳ）および／また は中央主監視局（ＭＣＭＳ）を、電子データ・ローマー（ｒｏａｍｅｒ）情報へ の物理的アクセスを提供する特定の交換機のローマー・ポート（ＲＰ）またはＳ Ｓ７信号ポート（ＳＰ）に接続することができる。このローマー情報を利用して 、特定用途向け加入者装置（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｓｕ ｂｓｃｒｉｂｅｒ Ａｐｐａｒａｔｕｓ；ＡＳＳＡ）を管理および制御すること ができる。本発明は、このデータの操作、変換、および暗号化を行う。移動体識 別番号（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ｎｕｍｂｅｒ；ＭＩＮ ）、共用秘密データ（Ｓｈａｒｅｄ Ｓｅｃｒｅｔ Ｄａｔａ；ＳＳＤ）、Ａキ ー・データ（Ａ−ｋｅｙ ｄａｔａ）、ユーザ・データ（Ｕｓｅｒ Ｄａｔａ； ＵＤ）およびその他の関連データに含まれたこのようなデータは、本発明の好ま しい実施形態に新規な方法で利用され、したがって、追加の特定加入者向けおよ び特定用途向けのサービスを提供する全く新しく、革新的な手段が、既存のセル ラ移動電話（ＣＭＴ）ネットワーク、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）ネットワー クおよびパーソナル移動通信システム（ＰＣＳ）ネットワークに追加される。 この好ましい方法および装置の適用は、ローマー・パラメータである１０桁の ＭＩＮおよびＷＩＮのテーブルを記述する別の方法であるＨＬＲ／ＳＣＰローマ ー・データ・ベース（ＲＤＢ）データ、および新しいサービス・クラスの利用に 限定されない。地域中央主監視局（ＲＭＣＭＳ）および中央主監視局（ＭＣＭＳ ）を、移動通信交換局（ＭＳＣ）、基地局（ＢＳ）、ならびにローマー・データ ・ベース（ＲＤＢ）、およびその他の種類のセルラ移動通信システム、拡張専用 移動無線（ＥＳＭＲ）システムに接続するその他の信号経路とインタフェースし 、物理的に位置検出されるその他のデータ制御信号インタフェースに接続するこ とができる。特定の都市加入者区域（ＭＳＡ）または地方加入者区域（ＲＳＡ） が前述の特定用途向けサービスにインタフェースするときには、このようなサー ビスは、その特定のホーム・システムに限定され、そのため、Ｔ１／ＤＳＯある いは５６ｋｂｐｓまたは１２８ｋｂｐｓのフレーム・リレー・データを介したロ ーカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）に限定されたローマー・データ・ベー ス（ＲＤＢ）から操作する必要はない。区域内の登録、認証およびシステム管理 の制御データ通信経路を、単一の中央監視局（ＣＭＳ）にインタフェースさせる ことができ、前記サービスを、１つのＷＣＡＳＥＳ ＨＬＲ／ＳＣＰ（ＨＳ）を 用いて前述の方法で、１つの都市サービス区域（ＭＳＡ）または１つの地方加入 者区域（ＲＳＡ）に限定することができる。前記地理的加入者区域（ＧＳＡ）は 、前記地理的加入者区域（ＧＳＡ）の外側で動作するその他の拡張専用移動無線 （ＥＳＭＲ）およびセルラ移動電話（ＣＭＴ）システムに前記特定用途向け情報 を伝達することを必ずしも必要とせずに、セルラ移動電話（ＣＭＴ）システム、 拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システム、パーソナル移動通信システム（ＰＣＳ ）、またはＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）通信 システムを利用することができる。 本発明のこの好ましい実施形態によって、物理的および論理的に決められた音 声トラフィック経路の容量を増大させることができる。本発明は、物理的および 論理的に決められたコントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャ ネル、ディジタル・コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネル およびその他のデータ専用媒体を利用する。現在のセルラ移動電話システム（Ｃ ＭＴ）および拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システムの欠点の１つは、使用可能 なチャネル数に限界があり、これがシステム過負荷の原因となることがしばしば あることである。この負荷の限界は、現在のシステムの技術的な限界であると同 時に政府の現在の規制にも関連する。というのも、米連邦通信委員会が、システ ムが使用する周波数およびチャネル・スロットを非常に多く割り当てているから である。本発明は、コントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャ ネルおよびディジタル・アクセス・チャネルを介して短い高速のデータ・バース トを伝達し、全体のシステム・アーキテクチャ、システム負荷容量、インフラス トラクチャおよび通常の音声ベースの通話処理動作にトラフィック過負荷を生じ させることがない。 国内サービス区域（ＮＳＡ）全体または所与の国内サービス区域（ＮＳＡ）の 特定の区域を管理、制御する地域中央監視局（ＲＣＭＳ）が提供されることが好 ましい。これは、確立されたセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線（Ｅ ＳＭＲ）、パーソナル移動通信システム（ＰＣＳ）、またはＧＳＭ（Ｇｌｏｂａ ｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）を国内サービス区域（ＮＳＡ）とイ ンタフェースさせることによって達成される。このようなシステムは一般に、Ｓ Ｓ７またはＸ．２５ネットワークとインタフェースさせたローマー・データ・ベ ース（ＲＤＢ）に相互接続される。これらの種類のネットワークは、北米セルラ ・ネットワーク（Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｎｅｔｗ ｏｒｋ；ＮＡＣＮ）、モバイルリンク（Ｍｏｂｉｌｅｌｉｎｋ）、ならびにその 他一切の閉鎖系または開放系の相互接続信号システムによって提供される。他の 実施形態では、本発明のオペレーティング・システムを、協動する加入者データ ・ベースおよびローマー・データ・ベース（ＲＤＢ）とリンクさせることができ る。ローマー・データ・ベース（ＲＤＢ）は、ＳＳ７ ＩＳ‐４１制御管理動作 方式の一部であり、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓ ｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）、ＴＤＭＡ ＰＣＳ、ＣＤＭＡ ＰＣＳおよび 拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システムが前述の通信経路およびプロトコルによ ってリンクされる通信システムである。本発明のＭＣＭＳ ＨＬＲ／ＳＣＰは、 国、都市、またはその他の地理的サービス区域（ＧＳＡ）全体に配置された複数 の移動通信交換局（ＭＳＣ）と直接に通信するＷＣＡＳＥＳコミュニケータのユ ーザ用の独立したローマー・データ・ベース（ＲＤＢ）の働きをする。このよう な移動通信交換局（ＭＳＣ）は、特定用途向け加入者装置（ＡＳＳＡ）に直接に サービスを提供する多数の伝送塔基地局（ＢＳ）を制御および管理する。 加入者識別などの加入者情報、移動ユニット電子シリアル番号（ＥＳＮ）、移 動通信識別番号（ＭＩＮ）、共用秘密データ（ＳＳＤ）、Ａキー・データ、ＣＡ ＶＥアルゴリズム、ランド共用秘密データ、ダイヤル番号、個人識別番号（ＰＩ Ｎ）、ユーザ・データ（ＵＤ）、充填データ（ＦＤ）、予約フォーマット（ＲＦ ）、追加データ（ＡＤ）、およびその他の特定加入者移動ユニット装置情報は、 移動通信交換局（ＭＳＣ）に記憶され、管理される。これらの移動通信交換局（ ＭＳＣ）は、ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）およびビジタ・ロケー ション・レジスタ（ＶＬＲ）と本明細書では称するデータ・ベースを含む。ロー マー・データ・ベース（ＲＤＢ）および本発明のＨＬＲサービス制御ポイントは 、前述の通信経路およびプロトコルによって、ホーム・ロケーション・レジスタ （ＨＬＲ）およびビジタ・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）にリンクされる。 ホーム・ロケーション・レジスタ（ＨＬＲ）およびビジタ・ロケーション・レジ スタ（ＶＬＲ）は、特定加入者情報を含む。例えば、一般的なセルラ加入者が、 自分のホーム・サービス・システムとして加入していないサービス区域を訪ねる 、すなわちローミングするときには、システム内通信経路が、特定加入者データ ・ベースを更新する。一般に、本発明のＷＣＡＳＥＳコミュニケータはほとんど の場合、ローマーと呼ばれる交換管理目的のローミング移動／静止コミュニケー タとして構成される。ニューヨークのＰＣＳまたはセルラ移動電話（ＣＭＴ）サ ービス・プロバイダに加入しているユーザが、フロリダ州マイアミのＰＣＳサー ビス・システムを訪ねる、すなわちローミングする場合には、このシステムは、 発信者のホーム・システム・プロバイダの特定加入者データ・ベースにあるロー ミング加入者のサービス記録を、前述のシステム内通信経路を介して電子的に検 査する。これは、システム識別指定（ＳＩＤ）番号と呼ばれる符号を使用して拡 張専用移動無線（ＥＳＭＲ）およびセルラ移動電話（ＣＭＴ）の通信装置に動作 可能な状態でリンクするプログラム手段によって達成することが好ましい。シス テム指定番号（ＳＩＤ）は米連邦通信委員会によって、各都市加入者区域（ＭＳ Ａ） および地方加入者区域（ＲＳＡ）に割り当てられるものであり、各移動通信加入 者ユニットはこのような特定のシステム識別番号（ＳＩＤ）で電子的にプログラ ムされる。加入者が、拡張移動無線（ＥＳＭＲ）または移動電話（ＭＴ）のサー ビス・プロバイダに発呼するか、または特定用途向けデータを送信すると、この プロバイダは、システム識別指定（ＳＩＤ）番号を、訪れている加入者のホーム ・システムを識別する手段として利用する。このようにして、前記ホーム・シス テムのプロバイダの識別を明らかにし、次いで、そのホーム・システムのプロバ イダにアクセスして、特定の加入者がどのシステムに割り当てられているかを適 正に識別する。これが実施された後、セルラ加入者には、一時的なローマー番号 が電子的に割り当てられ、加入者の存在が検出されている間、その特定のサービ ス区域内で呼の送受が許可される。本発明の好ましい実施形態は、これと同様に 動作するが、暗号化されたコントロール・チャネル・データ・パケット、ディジ タル・コントロール・チャネル（ＤＣＣＨ）、同報通信コントロール・チャネル （ＢＣＣＨ）、ディジタル・トラフィック・チャネル上の同期および非同期のシ ョート・メッセージ・パケット、ならびにディジタル・アクセス・チャネル・デ ータ・パケットを使用者が送受する点が異なる。これらは、さまざまなセルラ移 動電話（ＣＭＴ）およびその他の全てのＰＣＳおよび衛星ネットワーク・システ ムとともに実施し、これらと統合することができるトランスペアレントな追加の 通信システムとして機能する。 例えば、セルラ移動電話（ＣＭＴ）および移動無線（ＭＲ）加入者のホーム・ システムを識別する他の手段は、移動体識別番号（ＭＩＮ）の最初の３桁を電子 的に調査することである。この番号は、通常の１０桁加入者電話番号の一部であ る４０８、３１０、４１５などの通常の区域コード番号である。この番号は、番 号計画区域（Ｎｕｍｂｅｒ Ｐｌａｎ Ａｒｅａ；ＮＰＡ）番号とも呼ばれる。 地上の有線電話ネットワークと相互作用する運用中のホーム・セルラ移動電話（ ＣＭＴ）システム、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システム、パーソナル移動通 信システム（ＰＣＳ）、または集中的に制御されたその他の通信システムにはそ れぞれ、３桁のＮＰＡ区域コード番号が割り当てられる。本発明は、陸線問合せ によって開始される音声通話には使用されない１７５などのデータ専用の特別 なＮＰＡを利用する。この番号によって、本発明の遠隔アクセス用途メッセージ （ＲＡＡＭ）のサービス・クラスが、稼働中のＭＳＣによって認識される。本発 明のデータ・パケットに含まれるその他のデータ標識によって、ＲＡＡＭが活動 化され、ＲＡＡＭ手順が完了される。 本発明の方法および装置によって、ポイント・トゥー・プロセスおよびプロセ ス・トゥー・ポイント通信機能が可能となる。すなわち、コマンドまたは操作デ ータを、集中監視制御局から特定用途向けコミュニケータ装置に送信し、これに よって、個々の加入者に個々のコマンドを提供する。特定のコミュニケータ装置 から集中監視制御局へ状態報告を送信することも可能である。さらに本発明では 、特定用途向けコミュニケータ装置のグループに、ディジタル・データ・ディス パッチ・コマンドを送信することもできる。このコマンドは、どの伝送経路が特 定の稼働中のシステムの構成に適当かを判定するコマンド・システム（ＣＳ）に よって個別の特定用途向けコミュニケータ装置（ＡＳＣＡ）のそれぞれに送信さ れた広く分散されるメッセージの形態であることが好ましい。コマンドおよび命 令の伝送経路を、アナログ式またはディジタル式の順方向コントロール・チャネ ル、単方向ページング・ネットワーク、特定の衛星ネットワーク、ＩＳ‐５４Ｂ ／１３６ＴＤＭＡまたはＩＳ‐９５ＣＤＭＡを利用するセルラ・システムのディ ジタル・コントロール・チャネル（ＤＣＣＨ）、あるいは論理的または物理的Ｇ ＳＭ ＴＤＭＡコントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャ ネルを介して送信することができる。これらのダウンリンクまたは順方向メッセ ージ経路は、より大きな特定用途向けサービス・グループの一部であるそれぞれ のコミュニケータ装置に個別のコードを送信することができる。従来のセルラ移 動電話（ＣＭＴ）システムはこの方法で、特定ユーザ向け通信のブラケット・デ ィスパッチ・メッセージを送信することができなかった。このような状態報告に は、衛星航法システム（ＧＰＳ）ベクトリング、三角測量に関する位置検出およ び測位情報、ならびに家庭、ビジネスおよび自動車盗難防止システムのセキュリ ティ状態情報に関する接触終了および開始情報が含まれる。ただし、これらに限 定されるわけではない。本発明によって生成されるこのような暗号化データ・メ ッセージはさらに、速度および方位情報、パワーオン／オフ・コマンドおよび情 報、 ならびに公益事業情報の管理、自動需給計器の読取り、交通信号装置のタイマオ ン／オフ制御、およびその他の特定用途向けプロセスのホストに関する情報を提 供する。この装置には、異なる中央監視局からコマンドを送信して、ターンオン およびターンオフ、リセット、送信、位置検出情報の、次の指定位置への移動、 ならびにその他多くの所望の機能の実行を指示することができる。 本発明の方法および装置を使用すると、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、衛星およ び拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）などの多くの異なる加入者ベースの無線通信シ ステムが利用する異なるコントロール・チャネル・システムを介して膨大な量の データを送受信することができる。パーソナル移動通信システム（ＰＣＳ）のデ ータ制御通信経路は本発明の好ましい方法および装置を利用することができ、そ の結果、真に膨大な数の用途が生まれる。本発明の好ましい方法および装置の有 効性および簡便性は明らかである。最も重要なのは、拡張移動無線（ＥＳＭＲ） およびセルラ移動電話（ＣＭＴ）システムのインフラストラクチャを更新しなく ても、本発明を実施し、運用することができることであり、本発明を実施し、フ ル稼働しても、中断またはシステムの過負荷を引き起こさないことである。 本発明の好ましい方法および装置によって、この特定用途向け通信装置が、特 定用途向け装置の制御およびこれとの通信用の特定用途向けメッセージ、例えば 、特定のサービス装置の位置データおよび非位置データを受け取ることが可能と なる。位置検出および非位置検出用途の通信装置は、データ通信およびデータ制 御動作用に構成し、製造することが好ましい。位置検出に基づく自動車追跡、自 動車盗難防止および発見、輸送用コンテナ追跡、従業員追跡、ならびにその他の 位置検出に基づくデータ通信サービスなどのサービスを、位置検出セルラ移動電 話（ＣＭＴ）、ＧＳＭ、ＰＣＳ、および拡張移動無線（ＥＳＭＲ）の通信装置を 以下に述べる特定の用語および設計パラメータに従って構成し、記載の特定用途 向け通信および制御プロセスを電子的に実施することによって提供することがで きる。 位置検出を行わない静止コミュニケータ装置手段は、公益事業の管理および制 御、道路沿いの電話ボックスの付加サービス、交通信号の遠隔制御、セキュリテ ィ・システムの状態報告、ならびにその他の関連サービスを含み、特定用途向け 通信および特定用途向け制御プロセスを提供するように設計し、実施することが できる。本発明はさらに、位置検出と非位置検出を複合した、レクリエーション ・ゲーム情報の制御／管理方法および装置を提供する。例えば、セガ・ゲーム、 任天堂、および無線カジノ端末などのビデオ・ゲームを、ゲームの得点およびゲ ームに関係するその他のデータなどのデータを前述のコントロール・チャネルお よびディジタル・トラフィック・チャネルを介して中央監視局（ＣＭＳ）に送信 するように構成することができる。このＣＭＳは、特定用途向け中央監視装置（ ＡＳＣＭ）にインタフェースされ、このＡＳＣＭは、ケーブル・テレビジョンの 末端および制御システムにインタフェースされる。このケーブル・テレビジョン の末端は、これらのビデオ・ゲームのプレイヤーのために働く専用のケーブル・ チャネルを介してゲーム情報を送信する。このチャネルは、ビデオ掲示板の働き をし、ゲームの得点およびその他のデータを表示する。これらのチャネルおよび 得点を地域化することができる。すなわち、国内のゲーム・プレーヤー全員が得 点を受け取れること、または近くに住むプレーヤーまたは国内の別の場所にいる プレーヤーを相手に自分の家でビデオ・ゲームをしている１つのグループまたは １人の人が得点を受け取ることができる。ゲーム・プレーヤーのモジュールは、 本発明の特定用途向け回路を含む。この回路は、コントロール・チャネル・デー タおよびディジタル・トラフィック・チャネル・データの操作、変換および暗号 化を行い、このデータを、前述のセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線 （ＥＳＭＲ）、ＧＳＭ、ＰＣＳ、および衛星ハイブリッド（ＳＣＨ）システムに 送信する。このデータは、複数の伝送塔、基地局、移動通信交換局で中継して中 央監視局へ送信し、最終的に、ケーブル・テレビジョン・システムの末端に送ら れることが好ましい。この末端は、ケーブル・システムのゲーム・チャンネルを 見ているゲーム・ユーザに電子掲示板システムを送信する。コントロール・チャ ネルまたはディジタル・トラフィック・チャネルに過負荷が生じないように、ゲ ーム情報は、個別のゲーム・ユーザ・モジュールから前述のネットワークに定期 的に送信されることが好ましい。代替としてこの情報を、２４時間のうちに１度 または２度、夜または早朝にダウンロードすることもできる。本発明の方法およ び装置を利用して実施することができる対話型のゲーム・システムには多くの変 形形態がある。これと同じ方法を、カジノの中のより小さな無線ローカル・エリ ア・ネットワークから利用することもできる。ビデオ・ディスプレイは、テレビ ジョン・セットまたはゲーム端末のビデオ・ディスプレイでよい。ゲーム端末は 屋内で動作することができ、屋内ネットワークの搬送波を検出できないがセルラ ・システムの搬送波を検出できるときには、セルラ・システムに自動的に切り換 わるデュアル・モードのゲーム端末として働く。カジノは、公衆交換電話網を介 して本発明の中央監視局に接続された無線ゲーム用途向け中央監視局を有する。 特定用途向けコミュニケータ装置は、追加データを追加することができ、移動 体識別番号（ＭＩＮ）、ＷＣＡＳＥＳ識別番号、ダイヤル番号、自発的登録パケ ット、新しいクラスのサービス・パケットおよび本発明によって生み出されるそ の他のパケットなどのデータの操作、変換、暗号化、送信および受信を実施する ことができる特別に設計した回路手段を含むことが好ましい。このような回路手 段は、通常の移動体識別番号（Ｎｏｒｍａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉ ｃａｔｉｏｎ Ｎｕｍｂｅｒ；ＮＭＩＮ）を受け取り、ＷＣＡＳＥＳ識別番号な どの変更された移動体識別番号（Ｍｏｄｉｆｉｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｄｅｎｔ ｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ｎｕｍｂｅｒ；ＭＭＩＮ）を生成する。変更された移動体 識別番号（ＭＭＩＮ）を利用して、中央監視システムとの間で暗号化されたメッ セージが送受信される。中央監視システムは、前記変更された移動体識別番号（ ＭＭＩＮ）を取り出し、これを、セルラ移動電話（ＣＭＴ）システム、拡張移動 無線（ＥＳＭＲ）システムおよびパーソナル移動通信システム（ＰＣＳ）を介し てトランスペアレントな形で送信する。本明細書で使用するトランスペアレント という用語は、通常のセルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張移動無線（ＥＳＭＲ ）の音声ベースの通信動作、特に従来からのコントロール・チャネル、ディジタ ル・アクセス、ディジタル・コントロール・チャネル（ＤＣＣＨ）およびディジ タル・トラフィック・チャネル動作に関して、過負荷、中断、または動作上の問 題を引き起こさない本発明の動作条件を指す。本発明はその用途の多くで、ダイ ヤル番号データ・フィールドを効果的に利用して、データ専用の非音声通信パケ ットを送信する。 特定用途向けコミュニケータ装置は、ダイヤル番号などのコントロール・チャ ネル・データの操作、変換、暗号化、送信および受信、ならびに変更された移動 体識別番号（ＭＭＩＮ）の生成を行う特別に設計された回路手段を含むことが好 ましい。共用秘密データ（ＳＳＤ）と呼ばれるこのようなデータおよびプロセス を変更および暗号化することができる。回路手段は、通常の共用秘密データ（Ｎ ＳＳＤ）を受け取り、変更された共用秘密データ（ＭＳＳＤ）を生成する。本発 明の電子的プロセスおよび設計によって通常の移動体識別番号（ＮＭＩＮ）が変 更、操作、変換および暗号化されるのと同じ方法で、変更された共用秘密データ を利用して、暗号化されたデータ・メッセージを中央監視データ端末に送信する 。ユーザ・データ（ＵＤ）、充填データ（ＦＤ）、予約フォーマット（ＲＦ）お よび追加データ（ＡＤ）などのその他のデータも同じ方法で操作することができ る。特定用途向けコミュニケータ装置はさらに、ＧＰＳ座標、セキュリティ状態 、電気負荷制御状態およびその他の特定用途向け状態およびコマンド制御情報を 搬送する追加データ・ビットを関連させ、追加する、特別に設計された回路手段 を含む。この同じ専用回路はさらに、ＧＰＳ情報の操作、変換、暗号化および送 信作業を実行する。中央監視局（ＣＭＳ）は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、ＧＳ Ｍ、ＰＣＳおよび拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）ネットワークの移動通信交換局 （ＭＳＣ）信号処理システムから暗号化されたデータを受け取るデータ管理およ び制御システム手段を含む。このデータは、特定用途向けコミュニケータ装置（ ＡＳＣＡ）で生成されることが好ましい。ＡＳＣＡは、これを処理および評価し 、その受け取ったコマンド・データの意味に従って電子的に行動する。次いで、 中央監視局（ＣＭＳ）のデータ管理およびコマンド・データ端末が、暗号化され たコマンド・データを、中央監視局から前述の伝送媒体を介して送信し、中央監 視局はさらに操作、変換および暗号化されたデータを中継し、特定用途向けコミ ュニケータ装置（ＡＳＣＡ）に送る。ＡＳＣＡは、特定用途向けコマンド・デー タを受け取り、前記コマンド・データの特定用途向け電子的処理および解釈に基 づいて電子的に行動する。特定用途向けコミュニケータ装置との間でデータ・メ ッセージ命令を送受するために、Ａキー・データ、ＣＡＶＥアルゴリズム、ラン ド共用秘密データ、ダイヤル番号、ユーザ・データ、充填データ、予約フォーマ ットおよび個人識別番号（ＰＩＮ）などのその他のコントロール・チャネルおよ びデ ィジタル・アクセス・チャネル向けデータの操作、変換、および暗号化を行うこ とができ、このようなデータを同じ装置から送信することもできる。これらのプ ロセスは全て、システム全体の中断または過負荷を起こすことなく、また、前記 中央監視局データ管理および制御端末との間の前記暗号化されたデータの送受を 支配する動作および信号規格に違反することなく実施される。全ての制御データ が、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、ＰＣＳ、ＧＳＭ、および拡張専用移動無線（Ｅ ＳＭＲ）ネットワークのコントロール・チャネル・データ処理／伝送システムを 介して特定用途向けコミュニケータ装置（ＡＳＣＡ）から中央監視局（ＣＭＳ） に送信され、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）、モト ローラ統合無線システム（ＭＩＲＳ）、パーソナル移動通信システム（ＰＣＳ） 、および衛星セルラ・ハイブリッド・システム（ＳＣＨ）を非限定的に含む技術 的およびロジスティックに関与しているセルラ移動電話（ＣＭＴ）ネットワーク ・システムおよび移動無線（ＭＲ）システムによって、または加入者登録、認証 、内部システム・データ管理、システム保守、不正防止管理プロセス、およびそ の他のシステム内データ管理プロセス／制御通信を含む中央データ管理方式に依 存するその他のセルラ移動電話（ＣＭＴ）または拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ） システムによって、受信され、処理され、中継されて、特定用途向けコミュニケ ータ装置（ＡＳＣＡ）に再び送信されることが好ましい。システムおよびデータ 管理方式全体が、コントロール・チャネル上で送信されることが好ましい。ロー マー・データ・ベースの管理、またはコントロール・チャネル・データ通信、デ ィジタル・コントロール・チャネル通信、ディジタル・アクセス・チャネルおよ びディジタル・トラフィック・チャネル通信と一般に考えられそう呼ばれる登録 、認証、データ管理、呼処理および、その他のプロセスなどの関連遠隔プロセス を含むマルチシステム・データ管理プロトコルの管理などのその他のプロセスを 、本発明の方法および装置とともに利用することもできる。 本発明の他の態様によれば、一群の中央監視、特定用途向け無線通信可能化シ ステム（ＷＣＡＳＥＳ）、データ取出し、データ復号、データ分配、データ記憶 およびコマンド・データ制御の方法および装置が提供される。データ受信／分配 端末（ＤＲＤ）、データ・デコーダ端末（ＤＥＣ）、比較データ・ベース端末 （ＣＤＢ）、コマンド・データ制御端末（ＣＤＣ）、およびその他のインタフェ ース／通信構成要素は、ＷＣＡＳＥＳ中央監視局（ＣＭＳ）の中央構成要素を含 むことが好ましい。さらに、地域データ受信／分配端末（ＲＤＲＤ）、地域デコ ーダ端末（ＲＤ）、地域比較データ・ベース端末（ＲＣＤＢ）、地域コマンド・ データ制御端末（ＲＣＤＣ）、および主データ受信／分配端末（ＭＤＲＤ）、主 デコーダ端末（ＭＤＲＤ）、主コマンド・データ制御端末（ＭＣＤＣ）、および 特定用途向けデータ受信／分配端末（ＡＳＤＲＤ）、特定用途向けデコーダ端末 （ＡＳＤ）および特定用途向けコマンド・データ制御端末（ＡＳＣＤＣ）などの 用語は全て、データ取出し、分配、記憶、および本発明の中央監視システム（Ｃ ＭＳ）を含むコマンド・システムを意味する。 他の実施形態では、本発明は、移動通信交換局（ＭＳＣ）の処理交換機内に電 子的に配置されたセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張移動無線（ＥＳＭＲ）、パー ソナル移動通信システム（ＰＣＳ）の処理交換機パラメータ・テーブル・ソフト ウェアの変更を可能にする。全ての処理交換機の中にソフトウェアが含まれ、登 録、認証、不正防止プロセス、遠隔機能アクセス制御および追加呼出し機能なら びにデータ処理の特定の電子処理の管理が可能であることが好ましい。移動通信 交換局（ＭＳＣ）内に配置されたキー処理交換機は、本発明の方法および装置に 接続され、これらとともに動作する。この交換機を、小さな登録ソフトウェアお よび処理変更またはパッチとともに使用することもできる。これらの処理交換機 ソフトウェアの変更は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、ＧＳＭ、ＰＣＳおよび拡張 専用移動無線（ＥＳＭＲ）の動作の完全性またはシステムの安全性を中断、変更 、または妨害しない。ＣＭＴおよびＥＳＭＲは、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡 張専用移動無線（ＥＳＭＲ）システム、パーソナル移動通信システム（ＰＣＳ） 、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）ネットワーク ・システムまたはその他の通信システムを含むことが好ましい。だだし、これら に限定されるわけではない。この態様は、良好なシステムの運用およびシステム の安全性に決定的に重要である。変更される処理交換機ソフトウェアの機能は、 遠隔機能アクセス制御を取り扱う機能だけであり、登録、認証、および本発明の 動作方式に影響を及ぼすプロセスを取り扱う機能も変更される可能性がある。こ れ は全て、セルラ・キャリヤの選択によって決まる。 この方法は、さまざまな無線通信ネットワーク、信号チャネル、コントロール ・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネル、および、これらのネットワーク 内で動作するディジタル・トラフィック・チャネルを介した読出し、解析、制御 および通信を実施する手段を含む多機能の無線通信用途向け可能化システムを提 供する。利用することのできる好ましいネットワークには、セルラ移動電話（Ｃ ＭＴ）、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）、ＮＥＸＴＥＬＬ、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａ ｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）、パーソナル移動通信システム（Ｐ ＣＳ）および衛星セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）システムなどがある。さらに 、本発明の装置および方法論によって、ユーザ登録、ビリング、内部システム保 守、内部システム・セキュリティ、送信ユーザ情報、呼転送、およびその他の関 連動作を目的とし、データ・コントロール・チャネルおよびディジタル・トラフ ィック・チャネルを介した集中制御に依存する一切の無線通信システムが直ちに 使用可能となる。さらに、前述の動作用に物理的および／または論理的に決めら れた別個のデータ・コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネル およびディジタル・トラフィック・チャネルを利用する一切の無線通信システム を、本発明の特定用途向け通信、動作および特定用途向け通信装置用に利用し、 これらに適合させることができる。 本発明は、自動車、人、またはその他の移動体の位置および方向の遠隔監視お よび計算、ローカル状態イベント等の検出、および複数の重み付け変数に基づい たシステム応答の計算を実施する手段を含む。このような応答計算の結果から、 システムはユーザに、監視している物体または人間のさまざまな状態パラメータ を通知する。ある状況ではこのシステムを使用し、ページング・ネットワーク、 衛星ネットワーク、双方向データ・コントロール・チャネル、ディジタル・アク セス・チャネル、データ・バースト・フィールドＤＣＣＨおよびその他のディジ タル・トラフィック・チャネルを介して特定用途向け中央監視局に通知を行い、 中央監視局が、緊急車両、警察、民間警備要員、医療要員、およびその他の緊急 時対応サービスの呼出しなどのさまざまな状況に適正に対応することができるよ うにすることができる。双方向制御データ・チャネルおよびディジタル・トラフ ィック・チャネル通信システム手段によって、監視または位置検出の対象の自動 車、人、または移動体が発したメッセージを中央監視局が確実に確認することも 可能となる。 既存の無線通信ネットワーク上で直接無線通信を実施する装置の好ましい実施 形態は現在のところ、衛星航法システム（ＧＰＳ）またはその他のベクトリング 、三角測量、およびその他の相対位置コンピューティング・システムから得た自 動車、人間、または移動体などの監視対象の物体または人間の相対位置および状 態を表示する複数のコンピュータ・ディスプレイおよびコンピュータ動作のグラ フィック・マップを含む。位置を確定するその他の方法を、ユーザの入力、また はその他の自動センサ／位置検出システムによって得ることができ、これによっ て、非常に正確なリアルタイム追跡／状態通信可能化システムが提供される。 好ましい直接無線通信装置はさらに、内蔵位置検出システム、データ・コント ロール・チャネルを介した通信ネットワーク、ならびに状態応答システムおよび 中央主監視局（ＭＣＭＳ）および特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）を介し た特定用途向けディスパッチ機能に結合して動作する複数のディジタル・トラフ ィック・チャネル・マッピング・システムを含む。本発明の位置検出態様は、特 に車両管理、車両盗難防止、盗難車の追跡、鉄道車両の追跡、貨物の位置検出そ の他での使用に特に適している。本発明の方法とともに使用すると、この装置を 、特定のユーザの要求に合わせてカスタマイズすることができる。また、本発明 の適合性をもって、ＧＰＳおよびその他の位置指示システムを好ましい実施形態 に組み込んで使用すると、実質的に世界中のどこであってもこの装置を設置し、 使用することができる。 複数の計算／制御部品を所与の位置に固定することが好ましい。このような部 品または装置は、非常に単純な作業または複雑な作業を実行する任意の数のシス テムおよび装置とインタフェースすることができる。このような部品は、電気装 置の電圧負荷の制御／検出、商用および住宅用建造物で使用されるセキュリティ ・システムの状態データの検出／報告、交通信号の制御、または道路沿いの電話 ボックスとのインタフェースが実施でき、道路状態の測定、通過車両の計数、局 地的な温度の測定およびその他多くの関連特定用途向け機能などの操作／通信作 業に、既存データを提供することができることが好ましい。その他の用途には、 ビデオ・ゲームの得点およびその他の対話型データの収集および報告などが含ま れ、これらは単方向ページング・ネットワーク、直接放送衛星およびケーブル・ テレビジョン・ネットワークとともに動作する。このような固定された位置検出 部品または装置はさらに、全ての種類の重み付け変数に基づいてシステム応答を 計算し、前記変数を電子掲示板（ＢＢＳ）に報告する。このような固定された位 置検出部品はさらに、既存データ、操作データ、ならびに特定用途向けメッセー ジおよびコマンドに応答し、前記データ・メッセージおよびコマンドの結果を、 前述の集中制御に依存する前述の無線通信ネットワークによって操作されるデー タ・コントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネルを介し て特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）に報告する。ある状況では所望ならば 、負荷制御装置が電圧を検出するか否かを反映した前述のデータ・コントロール ・チャネル上でデータ情報を送信することによって、特定用途向け固定通信装置 が電気負荷制御装置の状態を報告する。 前述の無線通信ネットワークによって操作されているデータ・コントロール・ チャネルから前記メッセージまたは命令コマンドを直接に受け取ることによって 、電気装置をオンにしたり、またはオフにしたりするよう電気負荷制御装置に指 示することができる。これらのデータ・メッセージまたは命令コマンドは、ＷＣ ＡＳＥＳ ＨＬＲ／ＳＣＰを含む中央主監視局（ＭＣＭＳ）にさまざまな通信手 段によって接続された特定用途向け中央監視局で生成される。移動通信交換局お よび本発明のＣＭＳは、前述の無線通信ネットワークのいずれにおいても、一体 化された相互通信中央オペレーティング／通信制御ポイントである。 本発明の好ましい実施形態は、さまざまな特定用途向け静止／移動位置検出装 置の状態報告を表示するコンピュータ端末ディスプレイを提供する。このような 装置は一般に、ファクシミリ・マシン、消費者レベルのコンピュータ・システム 、および車両管理構成および自動車盗難防止／発見構成用の特定用途向け中央監 視局の働きをすることができるその他の関連装置を含む。固定位置検出部品また は装置は、特定のユーザの要求に合わせてカスタマイズすることができ、また、 好ましい実施形態の完全な適合性および柔軟性のため、実質的に世界中のどこで あ っても設置し、使用することができる。本発明の方法および装置は、無線通信ネ ットワークのインフラストラクチャの更新または大規模な変更を必要とせず、前 述の無線通信システムに直ちに適用でき、これらとともに直ちに使用可能である ことは非常に重要である。 次に、第１図および第２図について説明する。図示の本発明の好ましい実施形 態は、一組の「静止ユニット」１０７Ａ、１０７Ｂおよび一組の「移動ユニット 」１０８Ａ、１０８Ｂを含む。静止ユニットは、電気負荷制御管理装置、ビデオ ・ゲーム管理システム、セキュリティ・システムの状態報告、道路沿いの電話ボ ックス、またはその他の静止通信用途等の動かすことのできない全ての種類の固 定インタフェース用途を代表する。本発明は、前記固定システムの操作および遠 隔制御用の通信インタフェースまたは通信イネーブラの働きをする。移動ユニッ トは、自動車、在宅拘留用途または医療警告用途の通信装置を身につけた人、ま たは本発明の通信可能化技術を搭載した貨物輸送コンテナなどの全ての種類の移 動可能な物体に取り付けることができ、これらとインタフェースすることができ る。このような移動する物体または人間に対して、監視、位置検出、追跡が行わ れる。無線通信伝送塔１０９Ａおよび１０９Ｂ、基地局１０６Ａおよび１０６Ｂ 、移動交換局１０４および１０５、サービス統合ディジタル網（ＩＳＤＮ）１１ ２Ａ〜１１２Ｃ、ページング・ネットワーク４４８および公衆交換電話網（ＰＳ ＴＮ）１１１で表される通信リンクが提供される。これらは、静止ユニット１０ ７Ａ、１０７Ｂ、移動ユニット１０８Ａ、１０８Ｂ、ＭＳＣ１０４、１０５、中 央主監視局（ＭＣＭＳ）１００、特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）１０１ の間で、操作、変換、および暗号化されたデータのコントロール・チャネル情報 である専用データ列を伝達する。 中央監視局および特定用途向け中央監視局には、１人または複数人の訓練され たオペレータ１３５Ａおよび１３５Ｂが配置されることが好ましい。第１図によ れば、中央主監視局（ＭＣＭＳ）１００は処理システムを含む。（ＭＣＭＳ）１ ００の内部には、主データ受信／分配端末（ＭＤＲＤ）１１３、主デコーダ（Ｍ ＤＥＣ）１１４および主比較データ・ベース（ＭＣＤＢ）１１５がある。ＭＤＲ Ｄは、前述の制御信号チャネル、ディジタル・アクセス・チャネルおよびディジ タル・トラフィック・チャネル上を通常流れる全てのデータを受け取り、遮断し 、スキャンする。すなわちＭＤＲＤは、ＷＣＡＳＥＳ向けのデータを識別し、選 択する。ＭＤＲＤは、コントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チ ャネルおよび信号チャネルのデータ列をスキャン、すなわち「見る」。 次に第３図に、送信されたビット・ストリーム４２６を示す。各ＷＣＡＳＥＳ 特定用途向け移動ユニット１０８または静止ユニット１０７は、これら自体に固 有のＷＣＡＳＥＳシリアル番号（ＷＳＮ）４２７Λ、４２７Ｂ、システム識別指 定番号（ＳＩＤ）４２８Ａ、４２８Ｂ、グループ識別番号（ＧＩ）４２９Ａ、４ ２９Ｂ、ＷＣＡＳＥＳ識別番号１（ＷＩＮ１）４３０Ａ、４３０Ｂ、ＷＣＡＳＥ Ｓ識別番号２（ＷＩＮ２）４３１Ａ、４３１Ｂ、および、ある状況では共有秘密 データ（ＳＳＤ）４３２Ａ、４３２Ｂを有することが好ましい。追加の情報文字 を、位置データ、識別データおよび状態データなどの特定用途向け情報を含むコ ントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネルのビット・ス トリームに付加することができる。 通常のコントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネルおよびディ ジタル・トラフィック・チャネルの動作では、データ・ビット・ストリームは、 予約フォーマット、充填メッセージおよびユーザ・データを含む。このようなデ ータは、同期したコントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チ ャネル・メッセージ中に本質的にスペースをとるデータ・ビットである。これら の予約フォーマット、充填メッセージまたはユーザ・データ・ビットを、本発明 の方法および装置で使用して、コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス ・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネル・メッセージング方式に おいて、予約フォーマット、充填データ、ダイヤル番号、登録フィールドおよび ユーザ・データを使用するセルラ移動電話（ＣＭＴ）、ＧＳＭ、ＰＣＳ、拡張専 用移動無線（ＥＳＭＲ）、衛星セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）またはその他の 無線通信システムのコントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネル およびディジタル・トラフィック・チャネル上に、追加の遠隔アクセス用途メッ セージ通信（ＲＡＡＭ）ダイアル番号特定用途向けメッセージ通信データ（ＡＡ ＳＭＤ）４３３Ａ、４３３Ｂを提供することができる。これらの通信システムは 、 前述の動作の集中制御に依存する。移動ユニットおよび静止ユニットは、特定用 途向け状態メッセージおよびコマンドまたは命令メッセージを送受信する。第１ 図および第２図によれば、状態情報またはその他の情報を静止ユニットが送信す るときには、この情報は、最も近い伝送塔１０９Ａまたは１０９Ｂ、および、基 地局１０６Ａまたは１０６Ｂに送られる。この送信データは、移動交換局（ＭＳ Ｃ）１０４または１０５に中継され、さらに中央主監視局（ＭＣＭＳ）１００に 中継される。 第１図および第３図によれば、主データ受信／分配端末（ＭＤＲＤ）１１３は 、第３図に示した固有のＷＣＡＳＥＳ向けデータ情報を認識することによって、 ＷＣＡＳＥＳデータ列を識別する。第３図では、ＷＳＮ４２７Ａ、４２７Ｂ、Ｓ ＩＤ４２８Ａ、４２８Ｂ、およびＧＩ４２９Ａ、４２９Ｂが、移動ユニット１０ ８Ａまたは１０８Ｂ、あるいは静止ユニット１０７Ａまたは１０７Ｂに割り当て られる。 第１図を参照すると、ＭＤＲＤ１１３が、制御データ・ビット・ストリームか らこの情報を取り出し、主デコーダ（ＭＤＥＣ）１１４に配布する。ある用途で は、制御データ・ビット・ストリームおよびディジタル・トラフィック・チャネ ル・ビット・ストリームの構成は、ＨＬＲ／ＶＬＲに基づくローマー・データ・ ベース、Ｔ１およびＴ３キャリヤ、ＳＳ７、Ｘ．２５通信プロトコル、およびそ の他のコントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネル、システ ム間信号経路を含むその他の信号動作と同義である。 第４図について説明する。ＭＤＥＣ１１４は、ＩＳＤＮインタフェース１１２ を介してホーム・システムの移動交換局（ＭＳＣ）１０４に接続されたＭＤＲＤ １１３から受け取った操作および変換されたデータを解読し、どの種類のユニッ トが前記データを送信したか、および、第３図に示した前記移動ユニット１０８ または静止ユニット１０７の特定用途向け構成を判定する。 第５図に、送信されたビット・ストリーム４２６を復号したＭＤＥＣ１１４を 示す。例としてこの用途では、自動車の盗難防止、追跡および発見のために構成 された移動ユニットが示されている。ＷＳＮ４２７Ａ、ＳＩＤ４２８Ａ、グルー プ識別４２９Ａ、ＳＳＤ４３２ａ、ＷＩＮグループ４３０およびダイヤル番号Ｒ ＡＡＭデータ４３３Ａは、セルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張専用移動無線（ ＥＳＭＲ）網の音声およびデータ操作に関して標準的なものである。ＲＡＡＭデ ータ・ダイヤル番号フィールドに含まれる「Ａ」４４７は、交換機番号パラメー タ・テーブルによって検出されてＲＡＡＭ機能を活動化する。検出された「Ａ」 ４４７は、検出された特別なＷＩＮ４２７Ａ「１７５」ＮＰＡに結合されて、本 発明のＲＡＡＭ機能を活動化し、ＳＳ７、Ｘ．２５、またはＩＳＤＮネットワー クを介したＷＣＡＳＥＳ向けデータ・パケットのＣＭＳへの自動中継が開始され る。このデータは、ネットワークに本質的にトランスペアレントな標準的な同期 ビット・ストリームの形態で表されているが、ＷＣＡＳＥＳ送信データに関して は、復号データのブレークダウンが図示されている。特定用途向け意味４３５は 、操作、暗号化、変換のなされた数字をブラケットでくくって示している文字「 ａ」ないし「ｆ」に関する。実際のビット・ストリームでは、これらの文字また は数字は、データ・ビットである。しかし、第３図、第４図、および第５図では 例示の目的からデータは、二進表現から十進表現に変換されている。 第５図では、ブラケット文字４３５は、各ダイヤル番号文字の解釈を指示する 。文字「ａ」は、この用途が位置検出に基づくものであることを示す。その他の 文字「ｂ」ないし「ｇ」は自明であろう。ダイヤル番号フィールドに生成、配置 された文字は、ユーザが手動入力したものでないことは、重要な特徴である。こ れらは、自動ソフトウェアおよび回路手段を介して生成され、配置される。第１ 図について言うと、これらの位置座標は、衛星航法システム衛星１１０Ａおよび １１０Ｂによって供給される。しかし広く入手可能で、本発明の電子回路と容易 にインタフェースすることが可能なその他の電子式無線測位システムでこれらの 座標を提供することもできる。第５図では、４３３Ａは、使用するセルラ・シス テムがダイアル番号として認識するアプリケーション・データを表す多くの文字 を含むが、実際の用途では、状態データ、命令データおよび問合せ応答データに 関係する。図示のこれらのデータ列は、指定の数のデータ・ビットを有する均一 な長さのデータ列に構成される。この動作方式は、コントロール・チャネル、デ ィジタル・アクセス・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネルのデ ータ完全性を維持するのに利用され、送受信チャネル、交換機パラメータ・テー ブ ル・ソフトウェア、および制御され、同期され、組織化されたパラメータを必要 とするその他のシステムの間で発生するデータ転送の容量およびタイミングを含 む。また、同期データ転送は、チャネル容量予測性、データ誤り訂正およびその 他の作業の因子である。第５図では、データ列処理４３５の全体操作、および操 作、変換、暗号化は、前出の完全同期規格に一致しなければならない。操作、変 換、および暗号化がなされた個別の文字およびビット４２６は、物理的および論 理的に生成されたデータ・コントロール、ディジタル・アクセスおよびディジタ ル・トラフィック・チャネル上で型どおりに送受信されるその他の通常の文字お よびビットと同じように「見え」なければならない。 第６図について説明する。同図には、コントロール・チャネル・データ・フォ ーマットおよびプロセスの他の方法、およびこの方法および装置が、この種類の コントロールおよびトラフィック・チャネル・データを利用し、操作し、変換し 、暗号化する方法が示されている。この図の総称ディジタル・トラフィックおよ びディジタル・アクセス・チャネル構造４３６は、米国、欧州およびその他の国 のセルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）ネットワーク のシステム動作規格および性能規格を規定した米電気通信工業会（ＴＩＡ）およ び欧州電話規格（ＥＴＳ）の国内規格および国際規格文書であるＩＳ‐５４Ｂ／ １３６、ＩＳ‐９５、ＩＳ‐４１、ＥＴＳ、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅ ｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）および拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）ＮＥＸＴＥＬ Ｌに含まれる。ディジタル・トラフィック／ディジタル・アクセス・チャネル構 造マップ４３６は、ビットの形態のデータ・マッピング、これらのビットの識別 、およびこれらのビットの意味を示す。本発明の方法および装置は、ＩＳ‐５４ Ｂ／１３６、ＩＳ‐９５、ＩＳ‐４１、ＥＴＳおよびＧＳＭの動作パラメータお よびガイドラインに従って動作するさまざまな特定用途向け移動／静止ユニット 通信装置に命令／コマンド・メッセージまたは特定用途向けメッセージを送信す る目的で、ＤＣＣＨメッセージ・ユーザ・データ４３７、４３８および予約デー タ４３９などのデータを利用する。 次に、第７図について説明する。この図には、ＤＣＣＨユーザ・データ４３７ および４３８の操作、変換、および暗号化を行う好ましい方法および装置の概略 図が示されている。第７図では、あるＤＣＣＨユーザ・データが、ビット表示か ら１０進数字に変換されている。これらは、ディジタル・トラフィック・チャネ ルを利用して移動／静止ユニット通信装置に直接に伝達される特定用途向け状態 メッセージおよび命令コマンドを表す。本発明は、中断を生じたり、または音声 チャネルおよびその他の関連プロセスに関連したシステム全体の容量の問題をあ まり大きくすることなく、ディジタル・トラフィック／アクセス・チャネルを利 用する。論理構造が、ＩＳ‐１３６、ＩＳ‐９５およびＧＳＭ規格を満たす限り 、要点はこれだけである。第７図に、復号した特定用途向けデータの意味４３５ を示す。ユーザ・データ４３７中のブラケットでくくった「ワードＨ」は、復号 した特定用途向けデータの意味４３５の状態応答欄では「Ｈ＝経度」と読める。 この例では経度計算は、標準的な地図座標で表現されている。しかし、三角点か ら計算された座標基準に依存する衛星航法システムおよびその他の位置検出およ び追跡システムが利用する異なる地形格子座標系を含む方法および手段は数多く ある。ＤＣＣＨユーザ・データ４３７および４３８に示されたブラケット付の数 字の下にあるそれぞれの文字は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張移動無線（Ｅ ＳＭＲ）または衛星／セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）システムを介して中央監 視局（ＣＭＳ）がある応答を受け取り、復号した特定用途向けデータの意味４３ ５に概要を示した前記命令コマンドに対する応答として、特定用途向け移動／静 止ユニット装置がある行動を開始し、完了させるもととなるデータに関係する。 第１図では、主比較データ・ベース端末（ＭＣＤＢ）１１５が、主デコーダ端 末（ＭＤＥＣ）１１４から復号されたデータを収集することが好ましい。一方、 第７図では、主比較データ・ベース（ＭＣＤＢ）１１５が復号されたデータを受 け取り、この特定のデータ列が、どの顧客のものであるかを探索する。ＷＣＡＳ ＥＳシリアル番号（ＷＳＮ）４２７Ａは、特定の自動車に取り付けられた移動ユ ニット通信装置または静止ユニット通信装置の種類を識別する番号セットである ことが好ましい。ＷＳＮは顧客を識別し、さらに顧客の住所、車種などのその他 の関連データも識別する。これを、顧客データ４４０と称する。顧客データ４４ ０は、顧客の車両の相対位置、速度および警告状態も指示する。警告状況時また は緊急状況時に、この顧客データ４４０は、指定された特定用途向け中央監視局 またはディスパッチ局に中継される。第１図について言えば、主比較データ・ベ ース１１５は顧客データを、特定用途向け監視局（ＡＳＭＳ）１００に中継する 。同図に示すとおり、この特定用途向け中央監視局は、異なる特定用途向けシス テムおよびサービスを管理する異なる多くの種類の特定用途向け端末を有する。 しかし適用においては、これらのさまざまなシステムおよびサービスは、都市、 地域、国、または世界全体にわたって配置された異なる多くの中央監視局または ディスパッチ局に物理的に配置される。例えば、在宅拘留（ＨＡ）用途向け端末 １２０Ｃを、物理的に別の場所に配置することができる。中央主監視局は、例え ば顧客のデータおよび状態を、ＳＳ７、Ｘ．２５および／またはサービス統合デ ィジタル網インタフェース（ＩＳＤＮ）１１２Ａ、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ） １１１、別のＩＳＤＮインタフェース１１２Ｃを介してこの端末に中継し、また 特定用途向け中央監視局１０１の内部に配置された特定用途向けデータ受信／分 配ルーティング端末１２７およびおよびデータ受信ディジタル・データ経路１３ ２の内部光ファイバまたは導線を介して最終的に在宅拘留（ＨＡ）用途向け端末 １２０Ｃ、ポイント・オブ・セールス（ＰＯＳ）端末１２０Ｄに中継する。 第１図に示すように、多種多様な特定用途向けサービス端末を１つの監視施設 内に配置することができると考えられる。このような特定用途向けサービス端末 は、都市配電網全体、または１戸の住宅や事業所の電圧を検出／制御する公益事 業会社の負荷制御装置、または住宅または集合住宅に設けられたスイミング・プ ールのモータなどの個別のシステム制御装置の電圧を検出／制御する特定の負荷 制御装置を管理する電力管理（ＵＭ）端末１１９Ｃとして機能することが好まし い。 静止ユニットである電気負荷制御装置を第９図および第１０図に示す。これら の図には、好ましい構成および操作方法が示されている。負荷制御装置のオン／ オフを前述の伝送経路を介して指示すること、およびそのオン／オフ状態を報告 させることができる。第１図において、特定用途向け電力管理（ＵＭ）用サービ ス端末１１９Ｃは、ホーム伝送塔１０９Ａまたは「外部」伝送塔１０９Ｂを介し て電気負荷を制御するように構成された静止ユニット１０７Ａまたは１０７Ｂか ら状態報告を受け取る。さらに、この負荷制御装置および通信装置の動作位置に 応じて、特定用途向け状態データが伝送塔から、ホーム・システム基地局１０６ Ａまたは「外部」システム基地局１０６Ｂに中継される。続いて、負荷制御装置 として構成された静止ユニットから送信された特定用途向け状態データが要求に 応じて、基地局１０６Ａまたは１０６Ｂから移動通信交換局１０４または１０５ に送信される。特定用途向け静止ユニット１０７Ａまたは１０７Ｂが、セルラ移 動電話（ＣＭＴ）、ＧＳＭ、ＰＣＳ、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）ネットワー ク、または衛星／セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）ネットワークの動作区域内に 位置するか否かに応じて、そのネットワークが、静止ユニット電気負荷制御装置 が加入した、すなわち登録されたシステムである場合、ホーム・システムまたは 「外部」ネットワーク・システムとなる。この静止ユニット電気負荷制御装置が 、この装置が動作しているシステムに登録されている場合には、この装置は、Ｗ ＣＡＳＥＳシステムおよびその中央主監視局（ＭＣＭＳ）１００のホーム・シス テムである移動通信交換局１０４にその特定用途向け状態データを送信する。ホ ームＭＳＣ１０４は中央主監視局１００に直接に接続される。この静止ユニット は、その所与の地理的サービス区域（ＧＳＡ）のセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡 張移動無線（ＥＳＭＲ）、または衛星／セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）システ ムを制御／管理するＭＣＭＳ１００に直接に接続された移動通信交換局の同じ動 作区域内に位置する特定用途向け監視局１０１によって制御／監視される電気負 荷制御装置として構成することが好ましい。この場合、このような静止ユニット は、ＷＣＡＳＥＳホーム・システム内で動作していることになる。このホーム・ システム方式は閉じた地理的区域で有利である。場合によっては、さまざまな用 途の動作広域ネットワークを必要とせず、中央移動通信交換局（ＭＳＣ）および その併置のＨＬＲに主インタフェース・ポイントの働きをさせることができる。 さらに、ＣＭＳ１００を、ＭＳＣ１０４と併置させることができる。例えば、静 止ユニット電気負荷制御装置が、他のセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張移動無線 （ＥＳＭＲ）、または中央主監視局（ＭＣＭＳ）１００に直接に接続されていな い衛星／セルラ・ハイブリッド（ＳＣＨ）システムの区域内で動作している場合 には、この静止ユニット電気負荷制御装置を「外部」オペレーティング・システ ムは「訪問ローマー」とみなす。この「外部」ネットワーク区域内に位置して動 作し ている場合でも、特定用途向け中央監視局１０１は以下の方法で、中央主監視局 （ＭＣＭＳ）１００から特定用途向け状態報告を受け取ることができる。まず、 この例では電気負荷制御装置として構成されている静止ユニット１０７Ｂが、そ の特定用途向け状態データを最も近い伝送塔１０９Ｂに送信する。伝送塔はこの データを基地局１０６Ｂに中継し、基地局はこのデータを「外部」移動通信交換 局（ＭＳＣ）１０５に送信する。「外部」移動通信交換局（ＭＳＣ）１０５は、 コントロール・チャネル・データ、ならびに「外部」移動通信交換局（ＭＳＣ） １０５内にあるビジタ・ロケーション・レジスタ（ＶＬＲ）１１７から「ローマ ー」登録情報または「ローマー」ユーザ情報として指定されたデータを含むディ ジタル・アクセス・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネル・デー タを中継するか、またはＣＭＳが、ＨＬＲ／ＳＣＰ１１８ＢのＳＳ７／ＩＳＤＮ ネットワーク上のＰＯＰ（ｐｏｉｎｔ−ｏｆ−ｐｒｅｓｅｎｃｅ）として構成さ れているときには、ＳＳ７、ＩＳＤＮネットワークを介して直接にＣＭＳ１００ に中継する。しかし、フィリピンのような小規模の適用では、ＷＣＡＳＥＳロー マー情報データ・パケットは、「ホーム」移動通信交換局（ＭＳＣ）１０４に中 継され、このローマー・データは、交換機１１８Ａに併置されたホーム・ロケー ション・レジスタ（ＨＬＲ）１１８で検査される。このコントロール・チャネル 情報ならびに「ローマー」および「ＲＡＡＭ」データとみなされたユーザ情報の 転送の間に、中央主監視局（ＭＣＭＳ）１００は、サービス中のＭＳＣによって ＳＳ７、ＩＳ−４１またはＥＴＳプロトコルに変換された全てのコントロール・ チャネル・データ列、ディジタル・アクセス・チャネルおよびディジタル・トラ フィック・チャネル・データ列を「読む」。含まれるＤＣＣＨユーザ・データが ＭＣＭＳによって特に読み取られ、どのデータが、特定用途向け移動ユニットお よび静止ユニットに属するかが判定され、このデータが前述の方法で処理される 。 特定用途向け中央監視局がそのコマンド命令を、特定用途向け業務用に構成さ れた静止ユニットまたは移動ユニットに送信するときには、その特定用途向け端 末（この例では、電力管理（ＵＭ）端末１１９Ｃ）が、「状態報告」を要求する コマンドを送信することが好ましい。この特定用途向けコマンド・メッセージは 、特定用途向け監視局１０１の中に位置したデータ送信ディジタル経路１３２で 代 表される光ファイバまたは導線に送信されることが好ましい。データ送信ディジ タル経路１３２は、特定用途向けコマンド／ディスパッチ端末１１６に中継され る「状態報告」コマンド・データの管路の働きをする。端末１１６は、サービス 統合ディジタル網（ＩＳＤＮ）インタフェース１１２Ｃに直接に接続されること が好ましい。この「状態報告」コマンド・データまたはメッセージは、このディ スパッチ端末から公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）１１１に送信される。負荷制御装 置として構成されることが好ましい静止ユニット１０７Ｂが、「外部」の移動セ ルラ電話（ＣＭＴ）または拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）の動作区域内に位置す る場合には、「状態報告」コマンド・データは、ＩＳＤＮインタフェース１１２ Ｃ、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）１１１、およびＩＳＤＮインタフェース１１２ を介して「外部」移動通信交換局（ＭＳＣ）１０５に送信されることが好ましい 。この「状態報告」コマンド・データは、最も近い「外部」伝送塔１０９Ｂおよ び基地局１０６Ｂに送信され、次いで、電気負荷制御装置として構成されること が好ましい静止ユニット１０７Ｂに送信される。静止ユニット１０７Ｂはこの「 状態報告」コマンドまたはメッセージに直ちに応答して、この静止ユニットの「 状態」を、コントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネルおよ びディジタル・アクセス・チャネル・ビットの形態で最も近い伝送塔１０９Ｂに 送信し、このデータは、基地局１０６Ｂに中継される。基地局１０６Ｂはこの「 状態データ」を、正規のコントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャ ネルおよびディジタル・トラフィック・チャネル情報として認識する。このデー タ・メッセージは、通常の音声通話では、移動体識別番号（ＭＩＮ）、共用秘密 データ（ＳＳＤ）、Ａキー・データ、ディジタル・トラフィック・チャネルＤＣ ＣＨユーザ・データ、コントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック ・チャネル充填データ、予約フォーマット・データ等として認識され、不正防止 プロセス、音声暗号化、登録、ビリング、システム間通信、ローミング手順、テ キスト・メッセージおよびその他の関連プロセスなどのある種の内部システム手 順のみを使用可能状態とすることが本来の目的である、操作、暗号化、および変 換が実施されたデータとして認識される。このデータは、信号経路上を基地局１ ０６Ｂから「外部」移動通信交換局（ＭＳＣ）１０５に中継され、さらにＩＳＤ Ｎ インタフェース１１２Ｂを介して公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）１１１およびホー ム・システム移動通信交換局（ＭＳＣ）１０４に送られる。中央主監視局（ＭＣ ＭＳ）１００がこのデータを取り出し、前述の方法で処理して、ＩＳＤＮインタ フェースおよび公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）を介して特定用途向け中央監視局（ ＡＳＣＭＳ）１０１にこのデータを中継する。 信号フォーマットおよびプロトコル、すなわちＳＳ７、Ｘ．２５、ＩＳＤＮ等 は、見通し線マイクロ波静止衛星信号経路またはその等価物であることが好まし い。「状態データ」は、特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）１０１で処理さ れ、特定の静止ユニットの状態に応じた応答がなされる。第２図に、地域間通信 システムを示す。方法および装置は、第１図と本質的に同じであるが、これらの 実施形態にはいくつかの異なる点がある。第２図には、それぞれ異なる動作をす る３つの異なる衛星システムが示されている。地球測位衛星１１０Ａおよび１１ ０Ｂは移動ユニット１０８Ａおよび１０８Ｂに地上の位置座標、および地球測位 受信器を内蔵した通信装置を提供する。静止衛星３４１は、中央主監視局１００ と特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）１０１の間に通信経路を提供する。衛 星３４１は、複数の回路、ソフトウェア、マイクロプロセッサ、ならびに前述の 他のシステムの機能とは独立したセルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線 （ＥＳＭＲ）およびＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌ ｅ）のデータおよび音声信号を送受信する当技術分野では周知のその他の手段を 含む。静止衛星３４１は、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線（ＥＳ ＭＲ）のコントロール・チャネル、ディジタル・トラフィック・チャネル、Ｔ１ およびＴ２搬送波信号、ＳＳ７、Ｘ．２５、ならびにローミング情報およびその 他のユーザ・データ／メッセージを管理／制御するその他の信号プロトコルを送 受信する。一般に低高度地球軌道（ＬＥＯ）衛星と呼ばれる「光り輝く小石（Ｂ ｒｉｌｌｉａｎｔ Ｐｅｂｂｌｅｓ）」衛星３５６Ａ、３５６Ｂ、３５６Ｃおよ び３５６Ｄは、同期したクモの巣状パターンで地球の周囲を回り、セルラ移動電 話（ＣＭＴ）、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）およびパーソナル移動通信システ ム（ＰＣＳ）の音声およびデータ信号を送受信する方法および手段を提供するこ とが好ましい。本発明の方法および装置は、これらの衛星システムを用いた同じ 手法を利用する。すなわち、操作データを生成する能力、コントロール・チャネ ル、ディジタル・アクセス・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チャネ ル・データを操作、変換および暗号化する能力、および、静止ユニット１０７Ａ 、１０７Ｂおよび移動ユニット１０８Ａおよび１０８Ｂとの間で特定用途向けデ ータを送受信する能力であり、これによって、セルラ移動電話（ＣＭＴ）、拡張 専用移動無線（ＥＳＭＲ）、および関連システムについて先に述べたのと同じ方 法でこれらの異なる衛星システムを利用する。 第２図について言うと、衛星地上局３５７Ａおよび３５７Ｂは、これらの衛星 システムから中央主監視局（ＭＣＭＳ）１００に送信される特定用途向けデータ （ＡＳＤ）の通信経路を提供することによって、中央主監視局（ＭＣＭＳ）１０ ０および特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）１０１と直接に通信することが 好ましい。衛星システムは、衛星信号を送受信するように構成された静止ユニッ ト１０７Ａ、１０７Ｂおよび移動ユニット１０８Ａ、１０８Ｂとの間でデータを 直接に送受信することが好ましい。同じこれらの衛星システムは、地上局３５７ Ａおよび３５７Ｂへの通信経路を与え、これらの地上局はこの特定用途向けデー タを、特定用途向け中央監視局（ＡＳＣＭＳ）１０１および中央主監視局（ＭＣ ＭＳ）１００に中継する。これらの衛星システムはさらに、地上のセルラ移動電 話（ＣＭＴ）、ＧＳＭ、ＰＣＳおよび拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）のコントロ ール・チャネル・データ、ローマー・データおよびディジタル・トラフィック・ チャネル・データを、同期Ｔ１、Ｔ２、ＳＳ７、Ｘ．２５搬送周波数、データお よび搬送波管理プロトコルの形態で伝送する。 第９図および第１０図では、通信装置２１０を電気負荷制御装置２１５に接続 して動作させることができる。この装置の主要部分は、複数のマイクロチップお よびＷＣＡＳＥＳマイクロコンピュータ２００を含む特定用途向け集積回路（Ａ ＳＩＣ）２４０である。このマイクロコンピュータは、無線周波数回路２４１の 構成要素であるデータ受信器２０１およびデータ・トランシーバ２０２を制御す る。データは、近くの伝送塔および基地局から静止ユニットに送信され、静止ユ ニット上またはこれの近くに配置された無線周波数回路２４１ユニットのアンテ ナ２１１がまずこれを受信する。データ信号は、このアンテナ、および静止ユニ ットが受信したデータおよび発信するデータの周波数を結合する二重コンバイナ ２０３を通過する。一般的なセルラ移動電話（ＣＭＴ）および拡張専用移動無線 （ＥＳＭＲ）の通信システムでは、通信は全二重モードで実施される。すなわち 、音声およびデータ信号は、コミュニケータから別個のチャネルおよび周波数上 を送信される。コミュニケータが受信する音声およびデータ信号は、別個のチャ ネルおよび周波数上を送られる。全二重送受話モード中ならびに全二重データ送 受信モード中は、これらの動作が同時に実施される。 第９図では、二重コンバイナ２０３によって、全二重同時通信データをデータ 受信器２０１が受信し、データ発信器２０２が送信する。マイクロコンピュータ ２００は、専用ＳＮＡＭ ＥＰＲＯＭ２０６の機能を制御するのに利用される。 ＳＮＡＭは、専用番号割当てモジュール（Ｓｐｅｃｉａｌｉｚｅｄ Ｎｕｍｂｅ ｒ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ Ｍｏｄｕｌｅ）の略語である。ＳＮＡＭは、記憶さ れたＷＣＡＳＥＳ識別番号（ＭＩＮ）、共用秘密データ（ＳＳＤ）、Ａキー・デ ータ、ならびにダイアル番号、ダイアル番号フィールド、予約フォーマット、充 填データ、および通常は非特定用途目的に使用されるその他の関連データ空間に 使用可能なその他の関連コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャ ネルおよびディジタル・トラフィック・チャネル・データを記憶したＥＰＲＯＭ マイクロチップである。ＳＮＡＭはさらに、コントロール・チャネルおよびディ ジタル・トラフィック・チャネル上での特定用途向け通信に使用される追加デー タおよびユーザ・データを含む。ＷＳＮモジュール２０４は、ＷＣＡＳＥＳシリ アル番号（ＷＳＮ）を表す３２ビット７文字の番号を記憶する。ＷＳＮは、先に 説明した方法でこの特定の静止ユニットを一意的に識別する恒久的に記憶される 番号である。 第９図の相関器２２８も、マイクロコンピュータ２００によって制御され、デ ータ収集装置の働きをする。マイクロコンピュータ２００によってデータは、入 力ポート２０８Ａにインタフェースした特定用途向け装置から相関器２２８に送 られる。相関器２２８は、マイクロコンプレッサであることが好ましく、入力ポ ート２０８Ａにインタフェースした特定用途向け装置２１０から直接に取り出さ れたデータの収集装置の働きをする。マイクロコンピュータ２００は、この集め られたデータをＳＮＡＭ ＥＰＲＯＭ２０６に送ることが好ましい。静止ユニッ トが、コントロール・チャネルまたはディジタル・トラフィック・チャネル上に データを送信するときに、マイクロコンピュータ２００が、最も強いチャネルに 固定するようにデータ発信器２０２に指示することが好ましい。マイクロコンピ ュータ２００は、データ・トランシーバ２０２にデータを送るようにＳＮＡＭ ＥＰＲＯＭ２０６に指示し、同時に、収集したデータをＳＮＡＭ ＥＰＲＯＭ２ ０６に送るように相関器２２８に指示する。累積されたデータは次いで、ＳＣＨ ネットワークのＥＳＭＲネットワークの最も近いＣＭＴ、ＰＣＳ、ＧＳＭネット ワークに送信されることが好ましく、そのネットワークは前述の方法でこのデー タをＭＣＭＳに中継する。 第１図に示すようにＡＳＣＭ１０１が、静止ユニット１０７Ａ、１０７Ｂまた は移動ユニット１０８Ａ、１０８Ｂにデータを送信するときには、ＭＣＭＳ１０ ０はこのデータをＭＳＣ１０４に中継し、ＭＳＣは、静止または移動ユニットの システム位置を判定し、次いでこれらの命令をそれぞれのユニットに送信する。 第９図に最もよく示されているように、好ましい方法および装置は、標準化され たＷＣＡＳＥＳシステムである通信装置２１０を利用し、これによって、非常に 多くのさまざまな特定用途向けシステムおよび装置を通信装置２１０にインタフ ェースさせることができる。 第１０図、第１１図および第１２図に、別個の異なった機能を実行する３つの 異なる特定用途向け装置を示す。しかし本発明は、３つの特定用途向け装置のみ にインタフェースさせることだけに限定されない。実際には、多種多様な特定用 途向け装置をインタフェースさせ、電子計測を実施し、この計測から電子ディジ タル・データ状態を生成する多種多様なセンサ型およびシステムからのほとんど 数に制限のない状態データ収集業務を実行することができる。 第９図について言うと、通信装置２１０は、入力ポート２０８Ａおよび出力ポ ート２１４Ａを含む。これらのポートは、ＲＳ２３２装置、ＤＩＮ ＰＩＮ９ピ ン・インタフェース、ＲＳ４２２シリアルおよびパラレル入力、ならびにその他 のフォーマットのインタフェース・プラグを受け入れるように構成することがで きる。 第１０図、第１１図および第１２図では、図示の装置は全て、入力ポート２０ ８Ｂおよび出力ポート２１４Ｂを含む。入力ポート２０８Ｂは、通信装置２１０ の入力ポート２０８Ａとインタフェース可能であり、出力ポート２１４Ｂも、通 信装置２１０の出力ポート２１４Ａとインタフェース可能である。特定用途向け アプリケーションの１例を示す第１０図では、静止ユニット負荷制御装置２１５ は、通信装置２１０、入力ポート２０８Ａにインタフェースされ、出力ポート２ １４Ａは、第１０図の出力ポート２１４Ｂに動作可能な状態で接続される。静止 ユニット負荷制御装置２１０を使用して、例えば、電力会社のスイッチ、電力制 御装置、スイミング・プールのモータ、街灯、空調システムなど、あらゆる種類 のＡＣ１２０ボルト装置およびＡＣ２２０ボルト装置の制御および監視が可能で ある。 本発明の方法および装置の動作および使用の他の例を、第１０図に示す。負荷 制御装置２１５は、定格２０アンペアの１２０ボルトＡＣを供給する負荷ポート Ｂ２２７に接続された電気機器２２３を制御する。１２０ボルト２０アンペアの 継電器２２５が閉じると回路が完成し、機器２２３はオンとなって十分な電力が 供給される。入力ポート導線２３０が、この回路に電力が供給されていることを 示すビット・データを、第９図に示したマイクロコンピュータ２００に送る負荷 制御センサ回路２２９に接続されることが好ましい。マイクロコンピュータ２０ ０は相関器２２８に状態ビットを送る。 第１図では、ＡＳＣＭＳ１０１が、「状態データを送信する」よう静止ユニッ ト１０７Ａに指示するコマンド・データを送るときには、どの種類のシステムで 静止ユニットが動作しているかに基づいて、前述の伝送路を介して実施されるこ とが好ましい。静止ユニットは、セルラ・トランシーバおよびペイジャ受信器と して構成することができる。第１７図に最もよく示されているとおり、コマンド ・データ・ビットマップ２２８は、ＣＭＴ、ＧＳＭ、ＰＣＳ、ＥＳＭＲおよびＳ ＣＨネットワークのコントロール・チャネル、ディジタル衛星、ディジタル・コ ントロール・チャネル、ＤＣＣＨ、およびディジタル・トラフィック・チャネル を介して送信されることが好ましい。ビットマップ４３８は、順方向ディジタル ・トラフィック・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネルまたはＤＣＣＨ上 を、ＳＳ７、ＩＳＤＮ１１２Ａ、１１２Ｂ、１１２ＣおよびＰＳＴＮ１１１ネッ トワークを介して、ＡＳＣＭＳ１０１から、ＭＣＭＳ１００、ＭＳＣ１０４、基 地局１０６Ａおよび伝送塔１０９Ａを経て、静止ユニット１０７Ａおよびその通 信装置に送信されたコマンド・データ・メッセージを示すものである。ビットマ ップ４３８、４４１および４４３は全て、アナログ式およびディジタル式のセル ラ電話システム、ＧＳＭ、ＰＣＳ、ＣＤＭＡ、ＮＥＸＴＥＬＬなどの拡張専用移 動無線システム、およびその他関連システムの順方向アナログおよびディジタル ・コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネルおよび順方向ディ ジタル・トラフィック・チャネル上で動作するビットマップ・フォーマットであ る。ビットマップ４３８は、ディジタル・セルラ電話、ＰＣＳおよび／または拡 張専用移動無線システムの順方向ディジタル・トラフィック・チャネル、ディジ タル・アクセス、ＤＣＣＨを介して送信されるコマンド・データ例を示す。この ようなビットマップは、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂ ｉｌｅ）でも同様に使用することができる。ビットマップ４３８には、文字「Ａ 」ないし「Ｇ」、およびブラケットで囲ったコマンド・ワードの数字セットが示 されている。各文字は、特定用途向け中央監視局から送信されたコマンドまたは 命令を表す。特定用途向けデータの意味４４２は、このビットマップおよび図示 のその他２つのビットマップ上の各文字が表す内容を示す。これらのビットマッ プは、それぞれの通信装置上の異なる種類の静止ユニットおよび移動ユニットに 送信されるさまざまな種類のコマンド・データを示す。実際には、特定のユニッ トに送信されたコマンド・ワードまたはメッセージのみが、その特定の特定用途 向け装置の構成および特定の機能に関係するワードまたはメッセージである。例 えばビットマップ４３８は、通信装置によって制御されている特定用途向け装置 の応答を引き出すさまざまなコマンド・ワードまたはメッセージを表す。特定用 途向けコマンド・データの意味４２２は、ビットマップ４３８上の「ワードＡ」 が、「オフにする」よう電気負荷制御ユニットに指示するものであること、「ワ ードＢ」が、状態を返すようこの同じユニットに指示するものであることなどを 示している。この場合の状態データは、「ワードＢ」に先行するコマンド「ワー ドＡ」に応答して通信装置のとった行動のためにこのユニットがオフになってい ること を示す。 第９図および第１０図では、通信装置２１０が、オフ状態にすることを指示す るコマンド「ワードＡ」を受け取り、データ受信器２０１が、「ワードＡ」を含 むビット・ストリームをアンテナ２１１および二重コンバイナ２０３を通じて受 け取る。次いで、データ受信器２０１がこのコマンド・データをマイクロコンピ ュータ２００に送る。マイクロコンピュータ２００は、このコマンド・データが 「ワードＡ」を含むことを判定し、２０ボルト２０アンペア機器２２３を制御す る１２０ボルト２０アンペア継電器の制御モジュール２２７の入力点Ｎ．Ｏ．に 接続された出力ポート導線２３１にデータ・ビットを送る。これによってこの継 電器が開き、電源が切断される。「ワードＢ」を受け取ると通信装置２１０は直 ちに、特定用途向け電力管理端末に「電源オフ」状態を信号するデータを含むビ ット・ストリームを送信する。第１０図では、負荷Ａ２０５も負荷Ａ継電器２０ ７も使用されていない。しかし別の用途では、負荷Ａおよび負荷Ａ継電器は完全 に機能し、入力導線２３３が入力導線２３０と同様に機能して、負荷Ｂ継電器の 開閉、すなわち電源のオン／オフを検出する。管理する機器またはシステムの電 力要求に応じて、負荷制御装置２１５に電力を供給するＡＣ電源２２４を、１２ ０ボルトＡＣまたは２４０ボルトＡＣのいずれにもすることができる。 次に第１１図を参照する。衛星航法システム受信器、および入出力ポートを介 した通信装置２１０とのインタフェースを示す。このインタフェースによって、 第９図に示した２つの装置間でデータ・ビットを双方向に伝送することが可能と なる。同図および第９図、第１０図に、例えば、自動車の追跡および盗難防止用 途において自動車の位置検出、追跡、および保護を行うように構成された移動ユ ニットを示す。当然ながら、この組合わせの移動ユニットを、トラック、タクシ ー、救急車、警察車両およびその他の公共および民間車両を含む車両の管理など の広範な用途に使用することもできる。例えば、自動車セキュリティ・システム ３１５は、車両のドア、トランクの蓋、またはフードに取り付けることが好まし い開路接点の閉鎖３１６によって表される車両の侵入を検出する。侵入を検出し た自動車セキュリティ・システム３１５は、警告データおよび状態情報を入力ポ ート導線３１７を介して通信装置２１０およびマイクロコンピュータ２００に送 る。マイクロコンピュータはこの集積回路に指示して、操作・変換したデータを 前述の方法で、無線周波数回路２４１および無線ネットワークを介して中央監視 局に送信させる。中央主監視局（ＭＣＭＳ）および特定用途向け中央監視局（Ａ ＳＣＭＳ）は、この操作・変換されたデータを受取り、処理して、その状態に応 じて応答する。 通信装置２１０の他の動作例は、通信装置２１０が、位置状態の送信を指示す るコマンド命令を中央監視局から受け取るものである。無線周波数回路２４１は 、このユニットのアンテナ２１１、二重コンバイナ２０３、データ受信器２０１ を介してコマンド命令を受け取り、このデータを、特定用途向け集積回路（ＡＳ ＩＣ）２４０に中継する。マイクロコンピュータ２００は、出力ポート導線２３ １、２３２を介して位置検出装置２１６およびＧＰＳマイクロコンピュータ３０ ３に命令を送信し、これによって位置座標が前述の方法で、入力ポート導線２３ ０、２３３、相関器２２８、データ発信器２０２、電力増幅器２０９、アンテナ ２１１を経て無線ネットワークに転送される。 第１８図について言うと、ゲーム・ユニット２１７は、入力ポート２０８Ａ、 ２０８Ｂおよび出力ポート２１４Ａ、２１４Ｂを介して第９図に示した通信装置 ２１０に直接にインタフェースされることが好ましい。第９図および第１２図で は、通信装置２１０およびゲーム・ユニット２１７が、１つの統合型ビデオ・ゲ ーム通信ユニット１０３として通信可能に結合される。ゲーム・ユニット２１７ は、家庭、カジノ、またはゲーム・センターの一切のビデオ・ゲーム装置を含む 総称ゲーム・キャディを表す。当然ながら、ビデオ・ゲームをダウンロードし、 ゲーム・ユニット２１７に接続することもできる。 次に第９図および第１２図について言うと、統合型ビデオ・ゲーム通信ユニッ ト（ＩＶＧＣＵ）１０３は、入力ポート２０８Ａ、２０８Ｂ、導線２３０、２３ ３、出力ポート２１４Ａ、２１４Ｂ、および導線２３１、２３２を介して通信装 置２１０と統合されたビデオ・ゲーム・ファームウェア／ソフトウェア・モジュ ール２１８を含むことが好ましい。第９図、第１０図および第１３図に示すよう に、本発明の方法および装置は、ビデオ・ゲームの得点、賭け目、オッズ、ゲー ムの種類、ゲーム・レベル、プレー時間、特定のゲームの識別、およびその他の データを提供する非常に有効で安価な手段および方法を提供する。これらのデー タは、他の特定用途向け装置および通信装置システムに対して記載したの同じ方 法で操作・変換されて、ビデオ・ゲーム・ケーブル・チャネル末端１０２に送信 される。ＩＶＧＵＣ１０３は、前述の方法でゲーム・データを無線ネットワーク に送信することが好ましい。ケーブル末端１０２は、特定用途向けディスパッチ 局の機能を果たし、前記ゲームの得点およびその他のデータをユーザに同報通信 する。この同じ特定用途向けディスパッチ局を、カジノに配置することができる 。テレビジョン・セットまたはモニタ２３６が、ゲームの得点およびプレーヤー の状態２２６を表示する。しかし、ケーブル・テレビジョン・ビデオ・ゲーム・ チャネルが、競馬、キーノ、スポーツ賭博の得点およびプレーヤーの状態、賭け 率を、国内の別の場所にいるビデオ・ゲームおよび賭博の参加者に同時に送信し てもよい。第１３図に最もよく示されているように、ケーブル末端１０２は、特 定用途向けデータを使用可能な状態で受け取り、テレビジョン・モニタ２３６上 で見られるような英数字テキストに再変換して、前述の方法で同報通信する。 第１４図、第１５図および第１６図に、本発明の好ましい実施形態に基づくコ ントロール・データの処理方法を示す流れ図を示す。ステップ４００ないし４４ ５は、本発明の方法を含む無線ネットワークの一般的な動作ルーチンを示す。移 動／静止ユニットが活動化されると、パワーオン４００シーケンスが、ＡＳＩＣ 回路（コンピュータ）を初期化して４０１、登録ルーチンを開始させ４０１、こ れによって、ＷＳＮ／ＷＩＮ／ＲＡＡＭダイアル番号フィールド・データおよび その他のデータが送信される４０２ことが好ましい。ＡＳＩＣ回路は次いで、デ ータ・トランシーバを、最も強いページング、順方向コントロール・チャネル、 順方向ディジタル・アクセス・チャネル、または順方向ディジタル・トラフィッ ク・チャネルに同調させる４０４。同時に、ＡＳＩＣコンピュータは状態ビット を検出し４０５、これらのビットを相関器に送る４０６。相関器４０６はＡＳＩ Ｃコンピュータにビットを送り４０７、ＡＳＩＣコンピュータは、変更したビッ トを全体の同期ビット・ストリームに追加し、これらのビットをＳＮＡＭに送る ４０８。ＳＮＡＭはＡＳＩＣコンピュータにビットを送り４０９、ＡＳＩＣコン ピュータ４０９は、データ・ビット・ストリームをデータ・トランシーバに送る ４１０。続いて、データ・トランシーバは、このビット・ストリームを移動通信 交換局（ＭＳＣ）に送る４１２。ＭＳＣ４１２は、コントロール・チャネル、デ ィジタル・アクセス・チャネルおよびディジタル・データを受け取り、これを処 理し４１４、ＳＳ７ ＩＳ−４１プロトコルに変換してからＭＣＭＳに送る。Ｍ ＣＭＳは、コントロール・チャネル、ディジタル・アクセスおよびディジタル・ トラフィック・チャネルからエア・インタフェース・データから、ＩＳ−４１ ＳＳ７信号プロトコルに変換されたＷＣＡＳＥＳ向けデータ・ビット・ストリー ムを取り出すことが好ましい４１５。ＭＣＭＳは、ＷＣＡＳＥＳ向けデータを復 号し４１６、復号されたデータを、ＡＳＣＭＳあるいは、ビデオ・ゲーム・チャ ネルのケーブル末端（ＧＣＣＨ）、カジノの制御センター、ポイント−オブ−セ ールス、セキュリティ・システム、またはその他の指定の特定用途向け中央監視 局に送る４１７。 ＡＳＣＭＳは、復号されたデータおよび特定用途向けデータを受け取る４１８ 。受信／分配端末（ＡＳＤＲＤ）はこのようなデータを、特定用途向けデータ端 末（ＡＳＤＴ）に分配する。所望ならＡＳＤＴをＧＣＣＨに配置することもでき る４１９。ＡＳＤＴは状態情報データを受け取り４２０、ＡＳＤＴのソフトウェ アが状態データを処理して、状態を判定する４２１。ＡＳＤＴは次いで、コマン ド・データ・ワードをＭＳＣに送信する４２２。ＭＳＣは、ＡＳＭまたは静止ユ ニットで判定するために、順方向コントロール・チャネル、順方向ディジタル・ コントロール・チャネルＤＣＣＨ、順方向衛星チャネル、および従来の単方向ペ ージング・ネットワークＰＮＣＣまたは順方向ディジタル・トラフィック・チャ ネル上でコマンド・データ・ワードを受け取り、送信する４２３。ＭＳＣは次い でコマンド・データを、ＡＳＭまたは静止ユニットに最も近い基地局および伝送 塔に送信する４２５。基地局は次いで、コマンド・ビット・ストリーム・データ をＡＳＭまたは静止ユニットに送信することが好ましい４２６。次いで、ＡＳＭ または静止ユニットがこのコマンド・データに応答する４５５。応答手順中に、 この方法が、第１４図に示すようにもう一度最初から開始される。これは、ＡＳ ＩＣが、図示のパワーアップおよび登録シーケンス中の動作シーケンスと同じ方 法でコマンド・データに応答するためである。パワーオン・シーケンス４００を 繰 り返さないことが好ましいが、ステップ４０１ないし４２１は繰り返される。Ａ ＳＭまたは静止ユニットにコマンド・データを送る必要がない場合は、プロセス はここで停止する。ＡＳＣＭＳがその状態を判定した結果、コマンド・データを 送る必要がある場合には、動作ステップ４０１ないし４５５が実施される。 第１７図に、順方向コントロール・チャネル、ディジタル・アクセス・チャネ ルおよび順方向ディジタル・トラフィック・チャネルのコマンド・データ・ワー ド、およびコマンド・データ・ワードを運ぶデータ・ビット・ストリームを示し たコマンド・データ・ビットマップを示す。ディジタル・トラフィック・チャネ ルのコマンド・データ・ワード４３８は、好ましくはワードＡないしワードＨの 形式で復号される４４２。オーバヘッドまたは順方向コントロール・チャネルの コマンド・データ・ワードは、形式４４１で表されることが好ましい。さらに、 予約フォーマットおよび／またはＲＡＡＭダイアル番号フィールド・データ４３ ３Ａが、操作・変換され、「ワードＨ」を復号することによってその意味が、特 定用途向けコマンド・データの意味ボックス４４２中に示される。ＰＯＣＳＡＧ またはＦＬＥＸページング・プロトコル、衛星、および順方向ディジタル・トラ フィック・チャネルを介して、順方向コントロール・チャネル、順方向ディジタ ル・アクセス・チャネル、ＤＣＣＨ、単方向ページング・ネットワーク上を送信 されるコマンド・データ・ワードのこのような例が、ＡＳＭまたは静止ユニット 、内部通信装置、次いで、制御された特定用途向け装置に対して、先に論じた動 作を引き起こす。 次に第１８図を参照して、通信装置２１０を、数にほとんど限りのない特定用 途向け装置に動作可能な状態で結合する方法を示す。特定用途向け装置としては 例えば、負荷制御装置２１５、ＧＰＳに基づくシステムなどの位置検出装置２１ ６、ゲーム・ユニット２１７、在宅拘留装置３２１、従業員追跡システム３２２ 、家庭用または事業用のセキュリティ・システム装置３２３、放射測定装置３２ ４、ガス井または油井の水頭センサ３２９、需給計器読出し装置３３０、道路沿 いの電話ボックス装置３３１などがある。用途は、非常に多く多様である。既存 のＭＳＣおよび内部処理システムのソフトウェアをいくぶんか変更するだけで、 ネットワークの中断または過負荷を生じることなく、また、インフラストラクチ ャの 更新を必要とすることなく、一様でトランスペアレントな方法で、状態データお よびコマンド・データを既存の無線ネットワーク内で送受信することができる。 第１９図を参照して、ＷＣＡＳＥＳ ＭＣＭＳ１００を、セルラ移動電話ＭＳ Ｃ４４３、拡張専用移動無線（ＥＳＭＲ）ＭＳＣ４４４、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ）ＭＳＣ４４５、およびＩＳ−９５ Ｃ ＤＭＡ ＭＳＣまたはその他のＰＣＳに関係したプラットホームとすることがで きるパーソナル移動通信システム（ＰＣＳ）ＭＳＣ４４６にインタフェースする 方法を示す。図示のＭＳＣは全て、ＭＣＭＳ１００のデータをリアルタイムで送 信することができる。これは、ＭＣＭＳが、真に相互フォーマットされたデータ 処理／管理局だからである。エア・インタフェース変換されたデータは全て、Ｉ ＳＤＮ／ＳＳ７ネットワーク１１２Ａで送られる。アプリケーション・データは 、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）を介してさまざまなプロトコルで、特定用途向け 中央監視局１０１に送られる。使用されるプロトコルには、ダイヤル・イン・ダ イレクト（ＤＩＤ）モデムＶ．３５、１９．２、２８．８、５６Ｋｂｐｓフレー ム・リレー、Ｔ１、ＤＳＯ、ＩＳＤＮ−Ｂ、ＩＳＤＮ−Ａ、Ｔ１−１２８Ａ、イ ーサネット、ＴＣＡＰ、ＴＣＰ／ＩＰ、ＦＴＰ、インターネットＰＯＰ（ｐｏｉ ｎｔ−ｏｆ−ｐｒｅｓｅｎｃｅ）などがある。実際、ネットワーク全体が、イン ターネットおよびワールド・ワイド・ウェッブ（ＷＷＷ）を介して動作すること ができる。 第２０図を参照して、パーソナル・ロケータ移動ユニット１０８Ｃとして構成 されたＷＣＡＳＥＳ位置検出コミュニケータを示す。このコミュニケータは、通 常の音声サービスに関係するセルラ・アナログ／ディジタル・トランシーバ、Ｗ ＣＡＳＥＳデータ・プロトコルをサポートする回路、完全に一体化された通常の 単方向ページング受信器、衛星航法システムＧＰＳ受信器４５４、ＧＰＳアンテ ナ４５３、および電源サポート電子回路４５５およびを含む。フリップアウト・ ハウジング４５２は、前述の電子回路を含むとともに、音声サービス・マイクロ ホン４６３の容器の働きをする。この真に新規な方法によって、ＧＰＳ衛星伝送 Ｃ／Ｐ相関器ビットへのアクセスが容易になる。ＧＰＳ衛星１１０Ａおよび１１ ０Ｂからこれらのビットを受信すると、ＧＰＳ受信器がこれらを処理し、その相 対的な地球境界位置が実際に明らかとなる。フリップアウトＧＰＳハウジングは 、閉位置から開位置４５９に動く。位置検出電話のユーザが新たなＧＰＳ位置を 知りたいときには、フリップアウト・ハウジングを開き、見通し線が確保されて いることを確認しさえすれば、グリーンのＬＥＤライト４６１が点灯して、新し い位置が計算されたことを教えてくれる。これが完了した後は、位置検出コミュ ニケータ１０８Ｃのフリップアウト・ハウジング４５２を閉じて、次に進む。説 明した手順に従って位置を更新すると、この位置情報が、本発明のＷＣＡＳＥＳ ＲＡＡＭ方法を介してＭＣＭＳに自動的に送信される。これは、このようなデ ータを送信する一方法にすぎない。位置検出コミュニケータ１０８Ｃは、衛星、 ＤＣＣＨ、または通常の単方向ページングなどの構成されたいずれかのダウンリ ンク伝送路からメッセージが送信されたときに点灯する赤いＬＥＤ４６０を有す る。例えば、特定用途向け中央監視局から「位置を報告してください」４５１と の命令があると、これが、ユニットのＬＣＤディスプレイ４５０に表示される。 以上の方法でこれが完了した後は、その他の機能を利用することができる。例え ば双方向ページングにおいて、位置検出コミュニケータのユーザがページを受け 取り、これに対して返答したいとする。音声チャネルを使いたくない場合には、 メニュー・キー４５８を使用して、予めプログラムされた「今夜、自宅から電話 する」などの「定番」メッセージ６にスクロールし、セット・ボタン４６４を押 し、次いで送信ボタン４５７を押す。この定番応答および位置検出情報を含んだ メッセージが、具体的には本発明のＲＡＡＭ手順を使用して、サービスを提供し ているセルラ・システム・ネットワークを介して送信され、双方向ページング動 作が完了する。これが実施された後、位置検出ユニットまたは双方向ページング ・ユニット・スピーカ４６２からスタッター・ダイヤル・トーンが発せられる。 セルラまたはＰＣＳのホスト・キャリヤは、順方向音声チャネルに、「メッセー ジを送信しました」などの録音を送信するか、または、順方向コントロール・チ ャネルまたはディジタル・ページング・チャネルに単に完了標識を送るかを選択 することができる。コミュニケータ・ソフトウェアは、メッセージ動作またはト ランザクションの完了を実際に引き起こすオーバヘッド動作を検出する。コミュ ニケータ・バッテリ４５６は、コミュニケータの全ての構成部分に電力を供給す る。Ｌ ＣＤスクリーン４５０は、ＧＰＳ受信器およびページング受信器から受け取った 全ての情報、およびセルラ・トランシーバおよび特異なＷＣＡＳＥＳデータ通信 の動作状態に関してユーザに表示する必要がある状態を表示する。 追加の利点および変更は、当業者なら容易に考えつくであろう。したがって、 幅広い態様を有する本発明は特定の詳細、代表的な方法および装置、および記載 の例に限定されない。用途にはほとんど際限がなく、例えば、ホーム・セキュリ ティ監視、セキュリティ・システムの遠隔制御パネル、児童保護、麻薬やアルコ ールの遠隔監視（無線ネットワークにデータを送信することができるコミュニケ ータ装置にデータを送信する微小なセンサ・チップをユーザに持たせる）、汚染 、降雪、風速などのさまざまな環境パラメータを監視する環境センサ、高齢者ま たは病弱者の保護および監視（この場合、コミュニケータは、コード化されたデ ータをコミュニケータ装置に送信する別個の発信器を含む取り外しのできないリ スト・バンドまたはレッグ・バンドにインタフェースされ、これらのバンドから の信号を検出する）、在宅拘留用途などがあげられ、位置検出、識別および状態 情報を必要とするその他の一切の用途が含まれる。したがって、出願人の一般的 な発明概念の趣旨または範囲から逸脱することなく、本明細書に開示された詳細 を逸脱することができるものである。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年６月１５日 【補正内容】 補正請求の範囲 １．データ・メッセージを伝達する音声チャネル、ならびに音声チャネルへのア クセスおよび音声チャネルの使用を管理する制御メッセージを伝達するコントロ ール・チャネルを含む電気通信ネットワークを介して、コミュニケータと中央監 視局の間でメッセージをやりとりする方法において、 ａ）特定用途向けデータを含んだメッセージをコミュニケータが受け取る段階 と、 ｂ）前記メッセージを、制御メッセージに関連した数字列中に符号化して、符 号化されたメッセージを生成する段階と、 ｃ）遠隔機能制御要求の検出時にローカルの電気通信交換局によって、前記符 号化されたメッセージを含む前記数字列の転送を呼び出すための遠隔機能制御要 求を、前記制御メッセージに関連した前記数字列に符号化する段階と、 ｄ）前記制御メッセージおよび関連した数字列を、音声チャネルを迂回してコ ントロール・チャネルを介してローカルの電気通信交換局に送信する段階と、 ｅ）ローカルの電気通信交換局が前記遠隔機能制御要求を検出する段階と、 ｆ）前記遠隔機能制御要求の検出に応答して、前記遠隔機能制御要求および前 記符号化されたメッセージを通信チャネルを介して中央監視局に転送する段階と 、 ｇ）前記符号化されたメッセージを復号して、特定用途向けデータを取り出す 段階と を含むことを特徴とする方法。 ２．データ・メッセージを伝達する音声チャネル、ならびに音声チャネルへのア クセスおよび音声チャネルの使用を管理する制御メッセージを伝達するコントロ ール・チャネルを含む衛星移動通信ネットワークを介して、コミュニケータと中 央監視局の間でメッセージをやりとりする方法において、 ａ）特定用途向けデータを含んだメッセージをコミュニケータが受け取る段階 と、 ｂ）前記メッセージを、制御メッセージに関連した数字列中に符号化して、符 号化されたメッセージを生成する段階と、 ｃ）遠隔機能制御要求の検出時にローカルの衛星移動通信交換局によって、前 記符号化されたメッセージを含む前記数字列の転送を呼び出すための遠隔機能制 御要求を、前記制御メッセージに関連した前記数字列に符号化する段階と、 ｄ）前記制御メッセージおよび関連した数字列を、音声チャネルを迂回してコ ントロール・チャネルを介してローカルの衛星移動通信交換局に送信する段階と 、 ｅ）ローカルの衛星移動通信交換局が前記遠隔機能制御要求を検出する段階と 、 ｆ）前記遠隔機能制御要求の検出に応答して、前記遠隔機能制御要求および前 記符号化されたメッセージを通信チャネルを介して中央監視局に転送する段階と 、 ｇ）前記符号化されたメッセージを復号して、特定用途向けデータを取り出す 段階と を含むことを特徴とする方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．セルラ無線システムのコントロール・チャネルおよび交換機を介して、特定 用途向けメッセージをシームレスに送信する方法において、 特定用途向けメッセージ・ビットを、コントロール・チャネル手段およびセル ラ交換機遠隔制御アクセス要求手段を利用する特定用途向けシステムに関係する データを含む８桁〜３２桁のフィールドを有する開始データ・パケットとして現 れるように構成されたデータ・パケットとして送信する段階と、 ＡＭＰ、Ｄ−ＡＭＰＳおよびＴＡＣＳ、ＦＳＫ変調した逆方向コントロール・ チャネルＲＥＣＣ１０Ｋｂｐｓ４８ワードＢＣＨハミング符号化コントロール・ チャネル手段を利用して、セルラ・コントロール・チャネルを介して前記メッセ ージ・ビットを送信する段階と、 前記メッセージ・ビットを、前記特定用途向けシステムとの通信、このシステ ムの識別、監視および位置検出に適用する段階と を含み、 これによって統合化された特定用途向け双方向通信システムが可能となること を特徴とする方法。 ２．前記特定用途向けシステムが双方向ページング・システムを含むことを特徴 とする、請求項１に記載の方法。 ３．前記特定用途向けシステムが自動車位置状態システムを含むことを特徴とす る、請求項１に記載の方法。 ４．前記特定用途向けシステムが個人位置状態システムを含むことを特徴とする 、請求項１に記載の方法。 ５．前記特定用途向けシステムが在宅拘留状態システムを含むことを特徴とする 、請求項１に記載の方法。 ６．前記特定用途向けシステムがセキュリティ・システムを含むことを特徴とす る、請求項１に記載の方法。 ７．前記特定用途向けシステムが需給計器読取り状態システムを含むことを特徴 とする、請求項１に記載の方法。 ８．前記セルラ無線システムが、前記ＡＭＰ、Ｄ−ＡＭＰＳおよびＴＡＣＳ、Ｆ ＳＫ変調した逆方向コントロール・チャネルＲＥＣＣ１０Ｋｂｐｓ４８ワードＢ ＣＨハミング符号化コントロール・チャネル手段からの前記特定用途向けメッセ ージをトランシーバ基地局および移動通信交換局でスキャンし、読み、収集し、 処理するように構成されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ９．コントロール・チャネル特定用途向けデータを処理し、これをトランシーバ 基地局および移動通信交換局からコントロール・チャネル・アプリケーション・ データ主中央監視局にモデムを介してルーティングする手段をさらに含むことを 特徴とする、請求項１に記載の方法。 １０．前記モデムが、動作可能な状態でＳＳ７ネットワークにリンクされたＳＳ ７モデムであることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 １１．英数字メッセージを生成し、処理し、前記ＳＳ７ネットワークを介して送 信する段階をさらに含むことするを特徴とする、請求項１に記載の方法。 １２．セルラ無線システムのコントロール・チャネルおよび交換機を介して、特 定用途向けメッセージを送信する方法において、 特定用途向けメッセージ通信ビットを、コントロール・チャネル手段を利用す る特定用途向けシステムに関係するデータを含む８桁〜３２桁のフィールドを有 する開始データ・パケットとして現れるように構成されたデータ・パケットとし て送信する段階と、 ＡＭＰ、Ｄ−ＡＭＰＳおよびＴＡＣＳ、ＦＳＫ変調した逆方向コントロール・ チャネルＲＥＣＣ１０Ｋｂｐｓ４８ワードＢＣＨハミング符号化コントロール・ チャネル手段を利用して前記メッセージ通信ビットをセルラ・コントロール・チ ャネルを介して送信する段階と、 前記メッセージ通信ビットを、前記特定用途向けシステムとの通信、このシス テムの識別、監視および位置検出に適用する段階と を含み、 これによって統合化された特定用途向け双方向通信システムが可能となること を特徴とする方法。 １３．統合化されたページング・ネットワーク受信器およびセルラ・ネットワー ク・コントロール・チャネル特定用途向け発信器として構成されたコントロール ・チャネル特定用途向けコミュニケータ内でデータを変換する方法において、 データ・コマンドおよび命令をページング・ネットワークから受け取る段階と 、 前記データ・コマンドおよび命令を処理する段階と、 特定用途向けデータ状態メッセージを、８桁〜３２桁のフィールドを有する開 始パケットとして現れるように構成されたデータ・パケットとして、ＡＭＰＳ、 Ｄ−ＡＭＰＳおよびＴＡＣＳ、ＦＳＫ変調した逆方向コントロール・チャネルＲ ＥＣＣ４８ビットＢＣＨハミング符号化コントロール・チャネルを介して、互換 性のコントロール・チャネル・プロトコルを利用して自動的に送信し、既存のセ ルラ無線電話ネットワークおよびページング・ネットワークを利用した統合化さ れた特定用途向け双方向通信システムを可能とし、これによって、コントロール ・チャネル・アプリケーション・データ仮想通信システムを生成する段階と を含むことを特徴とする方法。 １４．既存の無線通信ネットワーク上で直接無線通信を実施する装置において、 既存のデータを受け取り、前記既存のデータを操作して、操作されたデータを 生成する回路手段と、 前記操作されたデータを特定用途向けメッセージに変換する手段と、 前記特定用途向けメッセージを、特定用途向け装置の制御および特定用途向け 装置との通信に適用する手段と を含み、 これによって、中断、システムの過負荷、または通常のシステム通信活動の制 限を生じさせることなく、前記既存の無線通信ネットワーク上での無線通信が提 供されることを特徴とする装置。 １５．前記回路手段が、既存のデータを操作・制御して、前記操作されたデータ を生成させる動作可能な状態でリンクされた複数の回路を含むことを特徴とする 、請求項１４に記載の直接無線通信装置。 １６．前記操作されたデータを変換する前記手段が、ソフトウェア手段によって 動作可能な状態で制御される複数の回路を含むことを特徴とする、請求項１４に 記載の直接無線通信装置。 １７．前記操作されたデータを変換する前記手段が、マイクロプロセッサを含む ことを特徴とする、請求項１４に記載の直接無線通信装置。 １８．コントロール・チャネル・データ・ビットを操作、変換および暗号化する ために既存の無線通信ネットワークおよび交換機上で無線通信を実施する方法で あって、 既存のデータを受け取り、前記既存のデータを操作して、操作されたデータを 生成する段階と、 前記操作されたデータを特定用途向けメッセージに変換する段階と、 前記特定用途向けメッセージを、特定用途向け装置の制御および特定用途向け 装置との通信に適用する段階と を含み、 これによって、中断、システムの過負荷、または通常のシステム通信活動の制 限を生じさせることなく、前記既存の無線通信ネットワーク上での無線通信が提 供されることを特徴とする方法。 １９．前記操作されたデータが、特定用途向け通信装置の直接制御用の直接通信 経路である複数のコントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィック・チ ャネルを介して送信されることを特徴とする、請求項１８に記載の無線通信方法 。 ２０．前記操作されたデータが、特定用途向け制御／管理装置の直接制御用の直 接通信経路である複数のコントロール・チャネルおよびディジタル・トラフィッ ク・チャネルを介して送信されることを特徴とする、請求項１８に記載の無線通 信方法。 ２１．前記特定用途向けメッセージが、監視装置との通信および監視装置の制御 に適用されることを特徴とする、請求項１８に記載の無線通信方法。 ２２．前記特定用途向けメッセージが、ゲーム装置との通信およびゲーム装置の 制御に適用されることを特徴とする、請求項１８に記載の無線通信方法。 ２３．前記特定用途向けメッセージが、交通信号制御装置との通信および交通信 号制御装置の制御に適用されることを特徴とする、請求項１８に記載の無線通信 方法。 ２４．前記特定用途向けメッセージが、輸送用コンテナ追跡装置との通信および 輸送用コンテナ追跡装置の制御に適用されることを特徴とする、請求項１８に記 載の無線通信方法。 ２５．前記特定用途向けメッセージが、電話ボックス付加サービスとの通信およ び電話ボックス付加サービスの制御に適用されることを特徴とする、請求項１８ に記載の無線通信方法。 ２６．前記特定用途向けメッセージが、セキュリティ・システムの状態報告装置 との通信およびセキュリティ・システムの状態報告装置の制御に適用されること を特徴とする、請求項１８に記載の無線通信方法。 ２７．前記特定用途向けメッセージが、自動車盗難防止／発見装置との通信およ び自動車盗難防止／発見装置の制御に適用されることを特徴とする、請求項１８ に記載の無線通信方法。 ２８．前記特定用途向けメッセージが、双方向ページング装置との通信および双 方向ページング装置の制御に適用されることを特徴とする、請求項１８に記載の 無線通信方法。 ２９．前記特定用途向けメッセージが、ポイント・オブ・セールス装置との通信 およびポイント・オブ・セールス装置の制御に適用されることを特徴とする、請 求項１８に記載の無線通信方法。 ３０．前記特定用途向けメッセージが、無線賭博装置との通信および無線賭博装 置の制御に適用されることを特徴とする、請求項１８に記載の無線通信方法。