JPH11510187A - 癌の成長を阻害するためのフルコナゾールの使用 - Google Patents
癌の成長を阻害するためのフルコナゾールの使用Info
- Publication number
- JPH11510187A JPH11510187A JP9508494A JP50849497A JPH11510187A JP H11510187 A JPH11510187 A JP H11510187A JP 9508494 A JP9508494 A JP 9508494A JP 50849497 A JP50849497 A JP 50849497A JP H11510187 A JPH11510187 A JP H11510187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pharmaceutical composition
- triazol
- bis
- difluorophenyl
- cancer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/41—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/41—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
- A61K31/4196—1,2,4-Triazoles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Oncology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Virology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
哺乳類における癌または腫瘍の治療用の2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体を含む医薬組成物が開示されている。化学療法剤は、ポテンシエーターと同様に2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体と併用することができる。2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体は、ウイルス感染に単独でも、他のウイルス剤またはポテンシエーターと併用しても用いることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
癌の成長を阻害するためのフルコナゾールの使用
発明の分野
本発明は、特にヒトおよび温血動物における癌および腫瘍の治療に有効な2-(2
,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-
オールおよびその誘導体を含有する医薬組成物である。それは、他の化学療法剤
およびポテンシエーター(potentiator)と併用することができる。同じ組成物
が、ウイルス感染の治療に用いることができる。
発明の背景
白血病も含む癌は、動物およびヒトの主要なる死因である。白血病の正確な原
因は、不明であるが、喫煙や発癌性物質へさらされるような特定の活動と、特定
種類の白血病および腫瘍の発生との関連が多くの研究者によって指摘されている
。
多くのタイプの化学療法剤が、癌、腫瘍および白血病に対して有効であること
が示されているが、全てのタイプの癌および腫瘍細胞がこれらの療法剤に反応す
るわけではない。残念ながら、これらの療法剤の多くは、正常細胞も破壊してし
まう。これら化学療法剤の作用の正確なメカニズムは、必ずしも知られていない
。
癌および白血病の治療の分野における進歩にもかかわらず、現在までの主要な
治療法は、放射線治療および化学療法および骨髄移植である。化学療法的アプロ
ーチは、特に攻撃性の癌に効くといわれている。そのような殺細胞剤または細胞
増殖抑制剤は、大きな成長要因を伴う癌、すなわち細胞が急速に分裂しているも
のに最も良く効く。現在までホルモン、特にエストロゲン、プロゲステロンおよ
びテストステロンと、種々の微生物によって生産されるある種の抗生物質と、ア
ルキル化剤と、代謝拮抗物質は、腫瘍遺伝子学者にとって有効な多くの治療法を
与えている。理想的には、白血病、癌および腫瘍細胞に特異性を示す一方、正常
細胞には影響を及ぼさない細胞毒性療法剤が、きわめて望ましい。残念ながら、
そのようなものは発見されておらず、かわりに、特に急速に分裂している細胞(
病変細胞および正常細胞の両方)を標的とする療法剤が使用されている。
明らかに、癌または白血病細胞にある独特な特異性を示し、それらを標的とす
る物質の開発は、大きな飛躍といえるだろう。代わりに、白血病または癌細胞に
は細胞毒性を示す一方、正常細胞には緩やかな効果を及ぼす物質が望ましい。そ
れゆえ、白血病の治療に効果的で、正常血液細胞には穏やかな影響を及ぼすかま
たは影響を及ぼさない、医薬組成物を提供すること本発明の目的である。
より詳しくは、薬剤学的担体およびここで定義される2-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびそ
の誘導体を含む組成物を、癌、白血病および腫瘍の治療法とともに提供すること
が本発明の目的である。
腫瘍を破壊するのに有効な他の化学療法剤と併用される2-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびそ
の誘導体の使用は、新規の治療法である。2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビ
ス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体は、単
独でも、またはポテンシエーターの存在下でも、ウイルス感染の治療に用いるこ
とができる。
発明の概要
白血病に冒された哺乳類、特に温血動物およびヒトの治療のための医薬組成物
であって、この組成物は、薬剤学的担体、および有効量の2-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(フルコ
ナゾールFluconazole(登録商標))およびその誘導体を含む。2-(2,4-ジフルオ
ロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールは、
下記の構造式を有する。
これら組成物は、有効量を経口、直腸経由、局所的または非経口的、または静
注により投与することよって、ヒトまたは動物における白血病、腫瘍および癌細
胞の成長を阻害するのに用いることができる。これらの組成物は、健康な細胞に
重大な影響を与えない。
ポテンシエーターも化学療法剤と同様に、2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-
ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体と併
用して用いることができる。
これらの組成物は、インフルエンザウイルスに対して特に有効である。
発明の詳細な説明
A. 定義
ここに用いられるように、「〜を含む(comprising)」という用語は、種々の
成分が、本発明の医薬組成物中に共同して用いられることを意味する。従って、
「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」および「〜からなる(c
onsisting of)」という用語は、comprisingという用語に包含される。
ここに用いられるように、「薬剤学的に許容可能な」成分とは、ヒトおよび/
または動物への使用に適したもので、(毒性、刺激、およびアレルギー性反応な
どの)過度な副作用がなく、適度な効果/危険比率に釣り合ったものである。
ここに用いられるように、「安全で有効な量」という用語は、望みの治療効果
を十分に得られる化合物の量であり、本発明法の使用に際し、(毒性、刺激、お
よびアレルギー性反応などの)過度な副作用がなく、適度な効果/危険比率に釣
り合ったものである。特定の「安全で有効な量」とは、明らかに、処置に用いら
れる個々の条件、患者の身体状態、処置を受ける哺乳類の種類、処置の期間、併
用療法(もしあれば)の性質、および、化合物またはその誘導体に用いた特定の
配合および構造のような要因とともに変化する。
ここに用いられるように、「2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4
-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール誘導体」は、それのエステルおよびエ
ーテルおよびそれの薬剤学的に許容可能な塩を含む。
ここに用いられるように、「薬剤学的付加塩」とは、2-(2,4-ジフルオロフェ
ニ
ル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールと有機または
無機酸との塩である。これら好適な酸付加塩は、塩化物、臭化物、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸塩、スルホン酸塩、ギ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、
クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、アスコルビン酸塩、等である。
ここに用いられるように、「薬剤学的担体」とは、動物またはヒトに抗白血病
薬を運ぶ薬剤学的に許容可能な溶剤、懸濁剤または賦形剤をさす。この担体は、
液体または固体であってもよく、計画した投与方法を考慮して選択される。
ここに用いられるように、「癌」または「白血病」は、正常で健康な血液細胞
または、哺乳類にみられる血液細胞を生産する骨髄を攻撃する全てのタイプの癌
または新生物または悪性疾病をさす。
ここに用いられるように、「ウイルス」は、HIV、インフルエンザ、ライノ
ウイルス、ヘルペス等を含む、温血動物に疾病を起こすウイルスを含む。
ここに用いられるように、「2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4
-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体」は、付加塩に加え
て、エステルおよびエーテルを含む。
ここに用いられるように、「ポテンシエーター」とは、2-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびそ
の誘導体と併用される、トリプロリジンおよびそのシス異性体または1H-ベンゾ
イミダゾール-2-プロパン酸のような物質である。ポテンシエーターは、免疫シ
ステムに影響する、または医薬品の有効性を増進することができる。
ここに用いられるように、「化学療法剤」は、DNA相互作用剤(DNA-int
eractive Agent)、代謝拮抗物質、チューブリン相互作用剤(Tubulin-Interact
ive Agent)、ホルモン剤および他(例えばアスパラギナーゼまたはヒドロキシウ
レア)を含む。
B. 2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)
プロパン-2-オールおよびその誘導体
2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロ
パン-2-オールおよびその誘導体は、下記の構造を有する。
これは、Richardsonにより公開された米国特許第4,404,216号(1983)に記載
された方法により調製される。
本誘導体は、プロパノール基の低級カルボン酸エステル、例えば、アセチル、
プロパノイル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルエステルを含む。特に好適なの
は、炭素数が7未満のカルボン酸のエステルであり、そして最も好適なのは、プ
ロピルエステルである。アリールカルボン酸、例えばサリチル酸、安息香酸、お
よび関連酸(related acid)も、プロパノール基をエステル化するのに用いるこ
とができる。炭素数が7未満のアルキルエーテルも有用な誘導体である。
薬剤学的付加塩は、2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリア
ゾール-1-イル)プロパン-2-オールと有機または無機酸との塩である。これらの
好適な酸付加塩は、塩化物、臭化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、スルホン酸塩
、ギ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サ
リチル酸塩、アスコルビン酸塩、等である。
これらの化合物は、殺真菌薬のより包括的な分類の一部であって、下記の構造
を有する、
ここで、R'は任意に置換されたアルキル、シクロアルキル、アリール(2,4-ジ
クロロフェニル)またはアラルキル基であり、かつY1およびY2は、=CH−ま
たは=N−であり、およびそれらの塩または金属錯体およびエーテルまたはエス
テ
ルである。これらの物質は、真菌疾病に対し活性である一方、あるものは催奇形
性を示すことが知られている。それゆえ、この特性を示すそれらの物質は、ここ
では有用ではない。
C. 化学療法剤
化学療法剤は、一般に、DNA相互作用剤、代謝拮抗物質、チューブリン相互
作用剤、ホルモン剤および他(例えばアスパラギナーゼまたはヒドロキシウレア
)として分類される。化学療法剤の各グループは、活性または化合物のタイプに
よりさらに分割される。2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリ
アゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体と併用される化学療法剤
は、これらのグループの全てのメンバーを含む。化学療法剤およびそれらの投与
方法に関する詳細な議論については、参考文献として本明細書で援用するDorrら
による「癌の化学療法ハンドブック」第2版、15〜34頁、Appleton & Lange
(コネチカット、1994)を参照のこと。
DNA相互作用剤は、アルキル化剤、例えばシスプラチン(Cisplatin)、シ
クロホスファミド(Cyclophosphamide)、アルトレタミン(Altretamine);ブ
レオマイシンのようなDNA鎖切断剤(DNA strand-breakage agents);挿入型
トポイソメラーゼII阻害剤(intercalating topoisomerase II inhibitor)、例
えばダクチノマイシン、およびドキソルビシン;非挿入型トポイソメラーゼ II
阻害剤(nonintercalating topoisomerase II inhibitor)、例えばエトポシド
(Etoposide)およびテニポシド(Teniposide);DNA小溝結合剤(マイナーグ
ルーブバインダー)(DNA minor groove binder)のプルカマイジン(Plcamydin
)を含む。
アルキル化剤は、細胞のDNA、RNAおよびタンパク質分子と、および小さ
いアミノ酸、グルタチオンおよび類似の化学物質と共有結合性化学付加物を形成
する。通常、これらアルキル化剤は、細胞成分中の求核原子、例えば、核酸、タ
ンパク質、アミノ酸、またはグルタチオン中のアミノ、カルボキシル、ホスフェ
ート、スルフヒドリル基と反応する。癌療法におけるこれらアルキル化剤のメカ
ニズムおよび役割は、十分には理解されていない。典型的アルキル化剤は、
ナイトロジェンマスタード、例えば、クロラムブシル(Chlorambucil)、シク
ロ
ホスファミド、イソファミド(Isofamide)、メクロレタミン(Mechlorethamine
)、メルファラン(Melphalan)、ウラシルマスタードと、
アジリジン、例えばチオテパ(Thiotepa)と、
メタンスルホネートエステル、例えばブスルファン(Busulfan)と、
ニトロソウレア、例えばカルムスチン(Carmustine)、ロムスチン(Lomustin
e)、ストレプトゾシン(Streptozocin)と、
プラチナ錯体、例えばシスプラチン、カルボプラチン(Carboplatin)と、
バイオ還元アルキル化剤(bioreductive alkylator)、例えば、マイトマイシ
ン、およびプロカルバジン(Procarbazine)、ダカルバジン(Dacarbazine)、
およびアルトレタミンと
を含む。
DNA鎖切断剤は、ブレオマイシンを含む。
DNAトポイソメラーゼII阻害剤は、下記の、
挿入型、例えば、アムサクリン(Amsacrine)、ダクチノマイシン、ダウノ
ルビシン(Daunorubicin)、ドキソルビシン、イダルビシン(Idarubicin)およ
びミトキサントロン(Mitoxantrone)と、
非挿入型、例えば、エトポシドおよびテニポシドと
を含む。
DNA小溝結合剤(マイナーグルーブバインダー)は、プリカマイシン(Plic
amycin)である。
代謝拮抗物質は、1つまたは別の2つの主要なメカニズムによって核酸の生産
を妨げる。ある種の薬物は、DNA合成の直接の前駆物質であるデオキシリボヌ
クレオシド三リン酸の生産を阻害して、DNAの複製を阻害する。ある種の化合
物は、プリンまたはピリミジンに十分に類似し、同化ヌクレオチド回路(anabol
icnucleotide pathways)中のそれらの代替物となることができる。これらアナ
ログ(類似物、analog)は、次いで通常のそれらの対応物(counterpart)のかわ
りにDNAおよびRNA中に置換されることができる。ここでの有用な代謝拮抗
物質は、下記の、
葉酸のアンタゴニスト(拮抗物質)、例えば、メトトレキサートおよびトリメ
トレキサートと、
ピリミジンのアンタゴニスト、例えば、フルオロウラシル、フルオロデオキシ
ウリジン(Fluorodeoxyuridine)、CB3717、アザシチジン(Azacitidine
)、シタラビン(Cytarabine)およびフロクスリジン(Floxuridine)とを含み
、
プリンのアンタゴニストは、メルカプトプリン、6-チオグアニン、フルダラビ
ン(Fludarabine)、ペントスタチン(Pentostatin)を含み、
糖変性アナログは、シクトラビン(Cyctrabine)、フルダラビンを含み、
リボヌクレオチド還元酵素阻害剤は、ヒドロキシウレアを含む。
チューブリン相互作用剤は、チューブリン、すなわち重合して細胞の微小管を
形成するタンパク質上の特定部位に結合することにより作用する。微小管は、重
要な細胞構造ユニットである。相互作用剤がタンパク質上に結合する時、細胞は
微小管を形成することができない。チューブリン相互作用剤は、共にアルカロイ
ドであるビンクリスチン(Vincristine)とビンブラスチン(Vinblastine)およ
びパクリタクセル(Paclitaxel)を含む。
ホルモン剤も癌および腫瘍の治療に有効である。それらはホルモン感受性腫瘍
に用いられ、通常、天然源に由来する。これらは、次の
エストロゲン、共役エストロゲン(conjugated estrogen)およびエチニルエ
ストラジオールおよびジエチルスチルベステロール、クロルトリアニセン
(Chlortrianisen)およびイデネストロール(Idenestrol)と、
プロゲスチン(progestin)、例えば、ヒドロキシプロゲステロンカプロエー
ト、メドロキシプロゲステロン(Medroxyprogesterone)、およびメゲストロー
ル(Megestrol)と、
アンドロゲン、例えば、テストステロン、テストステロンプロピオネート;フ
ルオキシメステロン、メチルテストステロンと
を含む。
副腎皮質ステロイドは、天然の副腎コルチゾールまたはヒドロコルチゾンから
由来する。それらは、有糸分裂を阻害し、DNA合成を停止させる能力とともに
、それらの抗炎症作用のために用いられる。これらの化合物は、プレドニゾン、
デキサメタゾン、メチルプレドニゾロンおよびプレドニゾロンを含む。
Leutinizingホルモン放出ホルモン剤またはゴナドトロピン放出ホルモンアン
タゴニストは、前立腺癌の治療に主に用いられる。これらは、ロイプロリドアセ
テート(Ieuprolide acetate)およびゴセレリンアセテート(goserelin acetat
e)を含む。それらは、精巣におけるステロイドの生合成を妨げる。
抗ホルモン剤は、次の、
抗エストロゲン剤、例えば、タモシフェン(Tamosifen)と、
抗アンドロゲン剤、例えば、フルタミド(Flutamide)と、
抗副腎剤、例えば、ミトタン(Mitotane)およびアミノグルテチミド(Aminog
lutethimide)と
を含む。
ヒドロキシウレアは、リボヌクレオチド還元酵素の阻害を通して主に作用する
ようである。
アスパラギナーゼは、アスパラギンを非機能性(nonfunctional)アスパラギ
ン酸へ変換し、このようにして腫瘍内のタンパク質合成を妨げる酵素である。
タクソール(Taxol)は、好適な化学療法剤である。
D. ポテンシエーター
「ポテンシエーター」は、医薬組成物の効力を改善または増加させる、または
免疫システムに作用するいかなる物質でもよい。そのようなポテンシエーターの
1つは、化学療法剤および2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-ト
リアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体と併用されるトリプロ
リジンおよびそのシス異性体である。トリプロリジンは、米国特許第5,114,951
号(1992)に記述されている。別のポテンシエーターは、プロコダゾール(proc
odazole)、1H-ベンゾイミダゾール-2-プロパン酸、[β-(2-ベンゾイミダゾール
)プロピオン酸、2-(2-カルボキシエチル)ベンゾイミダゾール、プロパゾール]で
ある。プロコダゾールは、ウイルスおよび細菌感染に対する非特定活性免疫保護
剤(non-specificactive immunoprotective agent)である。それは、癌、腫瘍
、白血病およびウイルス感染の治療に2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H
-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体単独で有効で
あり、または化学療法剤と併
用される。
プロピオン酸およびその塩およびエステルは、ここで請求される医薬組成物と
組み合わせて用いられる。
抗酸化ビタミン、例えば、ビタミンA、CおよびEおよびベータカロチンは、
これらの組成物に加えることができる。
E.用量
本発明の方法では、いかなる適切なる用量でも与えることができる。化合物お
よび担体のタイプおよび量は、温血動物またはヒトの種、体重、および治療する
癌または腫瘍またはウイルス感染のタイプによって広く変化する。一般的に、体
重1キログラム(kg)あたり約1ミリグラム(mg)〜体重1kgあたり約1
000mgの間の用量が2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリ
アゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体または化学療法剤のどち
らにも適切である。好ましくは、体重1kgあたり15mgから約800mgが
用いられる。一般的に、ヒトにおける用量は、マウスのような小温血動物用より
も少ない。用量ユニットには、単独の化合物またはそれと他の化合物または他の
癌阻止化合物との混合物を含むことができる。用量ユニットは、希釈剤(賦形剤
)、増量剤、担体、リポソーム等も含むことができる。そのユニットは、丸剤、
錠剤、カプセル等の固体またはゲル状、または、経口、直腸経由、局所的、静注
、または非経口的、または骨髄中にまたは付近に注射するのに適した液状でもよ
い。範囲および2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-
1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体の化学療法剤に対する比率は、治療
する癌または腫瘍および特定の化学療法剤のタイプによる。
F.剤形
化学療法剤、2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-
1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘導体および必要に応じてポテンシエータ
ーは、通常、薬剤学的に許容可能な担体と混合される。担体は、固体または液体
であり、タイプは、用いられる投薬法のタイプに基づいて一般的に選ばれる。活
性剤は、
錠剤またはカプセルの剤形、リポソーム、凝塊形成した粉末(agglomeratedpowde
r)または液剤として共に投薬することができる。適切な固体担体の例は、ラクト
ース、ショ糖、ゼラチンおよびカンテンを含む。カプセルまたは錠剤は、容易に
処方され、飲み込みまたは咀嚼を容易にすることができ、他の固体剤形は、顆粒
およびバルク散剤を含む。錠剤は、適切な結合剤、滑沢剤、賦形剤、崩壊剤、着
色料、着香料、流動化剤(flow-inducing agent)および溶解剤を含むことができ
る適切な液体剤形の例は、水、薬剤学的に許容可能な脂肪およびオイル、アルコ
ールまたは他の有機溶媒(エステルを含む)中に溶解または懸濁した溶液または
懸濁液、エマルジョン、シロップまたはエリキシル、懸濁液、非沸とう顆粒から
再構成された溶液および/または懸濁液、および沸とう顆粒から再構成された沸
とう製剤を含む。そのような液体剤形は、例えば、適当な溶剤、保存剤、乳化剤
、懸濁化剤、希釈液、甘味料、増粘剤、および溶解剤を含むことができる。経口
剤形は、必要に応じて、着香料および着色料を含むことができる。非経口および
静注剤形は、ミネラルおよび他の物質も含み、選ばれた注射またはデリバリーシ
ステムのタイプに適合させることができる。
薬剤学的に許容可能な担体および賦形剤の特定な例で、本発明の経口剤形を処
方するのに用いることのできるものが、Robertにより、1975年9月2日に公
開された米国特許第3,903,297号に開示されている。本発明での剤形を有用なも
のとする技術および配合は、以下に示す参考文献に記述されている:7Modern P harmaceutics,
第9章および10章(Banker & Rhodes,Editors,1979);Lieberman
らによるPharmaceutical Dosage Forms: Tablets(1981);およびAnselによるInt roduction to Pharmaceutical Dosage Forms 2nd Edition
(1976)。
G. 治療方法
治療方法は、治療される特定の癌または腫瘍のタイプの処置において有効な、
いかなる適切な方法でもよい。処置は、経口、直腸経由、局所的、非経口的また
は静注による投与、または腫瘍または癌の内部への注射によることができる。有
効量の適用方法は、扱われる白血病、癌、腫瘍またはウイルスによっても変化す
る。2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プ
ロパン
2-オールおよびその誘導体の静脈内、皮下、または筋肉内注射による非経口処置
は、適当な担体、付加的癌阻止化合物、または適用を促進する化合物または希釈
剤とともに処方され、温血動物に化合物を投与する好適な方法であると考えられ
ている。
化学療法剤およびポテンシエーターの使用に加え、2-(2,4-ジフルオロフェニ
ル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オールおよびその誘
導体は、殺真菌薬、除草剤または他の抗ウイルス薬と併用することができる。好
適な除草剤および殺真菌薬は、カルベンダジム(carbendazim)、フルオコナゾ
ール(fluoconazole)、ベノミル(benomyl)、グリホセート(glyphosate)お
よびプロピコダゾール(propicodazole)を含む。
本医薬組成物がウイルス感染の治療に用いられる場合、それらは、他の抗ウイ
ルス薬と併用することができる。
ヒトインフルエンザウイルスでの抗ウイルス評価
受領時に週齢5から7週の雌CD(Charles River Breeding laboratoriesの
マウス、Portage、MI)が用いられる。試験開始時のマウスは、およそ週齢が6
から9週で、体重が約20から28グラムである。研究に用いられた全てのマウ
スは、齢(age)が10日を超えて変動しないようにする。マウスは、寝わら(bed
ding)つきケージ1つあたり6匹収容する。マウスは、PMI社(St.Luis ミズー
リ州)の齧歯類用えさ5002(rodent diet 5002)を無制限に与えられる。新
鮮な水は、マウスに無制限に与えられる。
ヒトインフルエンザウイルス、AT2/Taiwan/1/64菌株がマウスに負荷試験のた
め(to challenge)用いられる。該生物は、およそ−70℃にて保管される。感
染負荷試験(infectious challenge)に先立ち、冷凍株のバイアルは、解凍され
、緩衝食塩水(buffered saline)中で適切な濃度まで希釈される。マウスは、
ハロセンで麻酔され、ウイルス負荷用量(virus challenge dose)は、容量50
マイクロリットルを経鼻投与する。
試験品目は、下記で提供されるような濃度および容量で投与される。1日から
14日目まで、グループあたり10匹のマウスは、試験品目を口腔洗浄(oral
lavage)により受け取る。食塩水対照群動物(10匹)は、試験品目投与マウス
と比較して匹敵する容量の食塩水を受け取る。試験品目投与は、約24時間間隔
で完了される。試験品目または食塩水の2回目の投与の約4時間後、全てのマウ
スは、経鼻的に、約90%の致死率を起こすよう計算されたウイルスの感染用量
(infective dose)を0日目に感染のため負荷される。動物は、感染負荷後、死
亡率または瀕死率(moribundity)を21日間毎日観察される。
試験管内ヒト腫瘍コロニー形成ユニット試験
患者から摘出された固形(solid)腫瘍は、2から5mmの砕片に切り刻まれ
、そして直ちにMcCoy's培養液5Aプラス10%熱不活性化新生子牛血清(heatina
ctivated newborn calf serum)プラス1%ペニシリン/ストレプトマイシン中
に配置した。4時間以内に、これら固形腫瘍は、はさみで機械的に分離し、10
0番のステンレス鋼メッシュ、25ゲージ針を通して押し込み、次いで、上記で
述べたMcCoy's培養液で洗浄する。腹水、胸水、心嚢貯留液および骨髄は、標準
的技術により得られる。液または髄は、悪性(malignant)液または髄1mlあ
たり保存剤を含まない10単位のヘパリンを含有する滅菌容器に配置される。1
50xgで10分間遠心分離の後、細胞を収集し、McCoy's培養液プラス10%
熱不活性化子牛血清で洗浄する。細胞懸濁液の生存度は、トリパンブルーを用い
た血球計数器で決定される。
クローン化される細胞は、15%熱不活性化ウマ血清、ペニシリン(100単
位/ml)、ストレプトマイシン(2mg/ml)、グルタミン(2mM)、イ
ンスリン(3単位/ml)、アスパラギン(0.6mg/ml)およびHEPE
S緩衝液(2mM)で補充された濃縮CMRL1066中の0.3%カンテン中
に懸濁される。連続暴露試験(continuous exposure test)のため各化合物は、
上記の混合物に添加される。細胞は、35mmのペトリ皿に線維芽細胞の成長を
防ぐためカンテンの下層(underlayer)上のカンテンの上層(top layer)に配
置される。3つのプレートが各データポイント用に準備される。プレートは、3
7℃の恒温器に入れられ、各プレートのコロニー数を数えるために14日目に除
去される。化合物で処理された3つのプレート中に形成されたコロニー数(50
細胞として定義)を3つの対照プレート中で形成されたコロニー数と比較し、そ
して化合物濃度における生存コロニーのパーセントを表にすることができる。3
つの陽性対照プレートは、生存率を決定するのに用いられる。200μg/ml
でオルトソデイウムバナデート(orthosodium vanadate)が陽性対照として用い
られる。未処置対照群と比較して、<30%のコロニーが陽性対照に存在するな
らば、試験は評価される。
0.5および5.0μg/mlの濃度での連続暴露実験または単回用量実験に
おいて、フルコナゾールは、本試験において腫瘍に対して有効ではなかった(各
々0/3および0/13)。50.0μg/mlの濃度での連続暴露実験におい
て、フルコナゾールは、肺、非小細胞(non-small cell)、および卵巣癌に対し
て特に有効であった。全体で4/13が≦50%の生存率を有した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,
CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H
U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,
MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プ ロパン2-オールおよびその誘導体およびそれらの混合物からなる群から選ばれる メンバーを体重1kgあたり約1mgから約800mgと、薬剤学的に許容可能 な担体と、を含むことを特徴とする癌および腫瘍およびウイルス感染を治療する ための医薬組成物。 2.安全で有効な量の化学療法剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載 の医薬組成物。 3.前記化学療法剤は、DNA相互作用剤、代謝拮抗物質、チューブリン相互作 用剤、ホルモン剤、アスパラギナーゼおよびヒドロキシウレアからなる群から選 ばれることを特徴とする請求項1または2に記載の医薬組成物。 4.前記化学療法剤は、アスパラギナーゼ、ヒドロキシウレア、シスプラチン、 シクロホスファミド、アルトレタミン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ド キソルビシン、エトポシド、テニポシドおよびプルカマイジンからなる群から選 ばれることを特徴とする請求項1、2または3に記載の医薬組成物。 5.前記化学療法剤は、タクソール、メトトレキサート、フルオロウラシル、フ ルオロデオキシウリジン、CB3717、アザシチジン、シタラビン、フロクス リジン、メルカプトプリン、6-チオグアニン、フルダラビン、ペントスタチン、 シクトラビンおよびフルダラビンからなる群から選ばれることを特徴とする請求 項1、2または3に記載の医薬組成物。 6.さらにポテンシエーターを含むことを特徴とする請求項1、2、3、4また は5に記載の医薬組成物。 7.安全で有効な量の請求項1、2、3、4、5または6に記載の組成物を投与 することを特徴とする温血哺乳動物における癌または腫瘍の治療法。 8.安全で有効な量の請求項1、2、3、4、5または6に記載の組成物を投与 することを特徴とする温血哺乳動物におけるウイルス感染の治療法。 9.2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,3-ビス(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プ ロパン2-オールまたはその誘導体は、経口または経腸、静注、腹膜経由または腫 瘍内部への注射により投与されることを特徴とすると請求項7または8に記載の 方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US188995P | 1995-08-04 | 1995-08-04 | |
US60/001,889 | 1996-07-16 | ||
US08/674,180 US5908855A (en) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | Compositions for treating viral infections |
US08/674,180 | 1996-07-16 | ||
PCT/US1996/012474 WO1997005873A2 (en) | 1995-08-04 | 1996-07-30 | Use of fluconazole for inhibiting the growth of cancers |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11510187A true JPH11510187A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26669622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9508494A Pending JPH11510187A (ja) | 1995-08-04 | 1996-07-30 | 癌の成長を阻害するためのフルコナゾールの使用 |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0841921A2 (ja) |
JP (1) | JPH11510187A (ja) |
KR (1) | KR19990036138A (ja) |
CN (1) | CN1195288A (ja) |
AR (1) | AR003175A1 (ja) |
AU (1) | AU711966B2 (ja) |
BR (1) | BR9609966A (ja) |
CA (1) | CA2229024A1 (ja) |
CZ (1) | CZ33798A3 (ja) |
HU (1) | HUP9903420A3 (ja) |
IL (1) | IL123095A0 (ja) |
MX (1) | MX9800998A (ja) |
NO (1) | NO980473L (ja) |
NZ (2) | NZ503921A (ja) |
PL (1) | PL324904A1 (ja) |
SK (1) | SK14198A3 (ja) |
TR (2) | TR199800270T1 (ja) |
WO (1) | WO1997005873A2 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6177460B1 (en) | 1995-04-12 | 2001-01-23 | The Procter & Gamble Company | Method of treatment for cancer or viral infections |
US6479526B1 (en) | 1995-04-12 | 2002-11-12 | The Procter & Gamble Company | Pharmaceutical composition for inhibiting the growth of viruses and cancers |
US6262093B1 (en) | 1995-04-12 | 2001-07-17 | The Proctor & Gamble Company | Methods of treating cancer with benzimidazoles |
US5770616A (en) | 1995-06-07 | 1998-06-23 | The Procter & Gamble Company | Pharmaceutical composition for inhibiting the growth of cancers |
US6265427B1 (en) | 1995-06-07 | 2001-07-24 | The Proctor & Gamble Company | Pharmaceutical composition for the method of treating leukemia |
US6686391B2 (en) | 1995-08-04 | 2004-02-03 | University Of Arizona Foundation | N-chlorophenylcarbamate and N-chlorophenylthiocarbamate compositions |
FR2742405B1 (fr) * | 1995-12-13 | 1998-02-27 | Cgea Comp Gen Entre Auto | Unite motrice susceptible d'etre accouplee a une enceinte roulante et vehicule resultant |
US5900429A (en) | 1997-01-28 | 1999-05-04 | The Procter & Gamble Company | Method for inhibiting the growth of cancers |
US6506783B1 (en) | 1997-05-16 | 2003-01-14 | The Procter & Gamble Company | Cancer treatments and pharmaceutical compositions therefor |
PE11499A1 (es) * | 1997-05-16 | 1999-03-01 | Procter & Gamble | Tratamiento del hiv y cancer |
US6245789B1 (en) | 1998-05-19 | 2001-06-12 | The Procter & Gamble Company | HIV and viral treatment |
JP4842435B2 (ja) * | 1998-11-09 | 2011-12-21 | バイオジェン・アイデック・インコーポレイテッド | キメラ抗cd20抗体を用いた、循環腫瘍細胞に関連した血液学的悪性疾患の治療 |
US6423734B1 (en) | 1999-08-13 | 2002-07-23 | The Procter & Gamble Company | Method of preventing cancer |
US6380232B1 (en) | 2000-09-26 | 2002-04-30 | The Procter & Gamble Company | Benzimidazole urea derivatives, and pharmaceutical compositions and unit dosages thereof |
US6407105B1 (en) | 2000-09-26 | 2002-06-18 | The Procter & Gamble Company | Compounds and methods for use thereof in the treatment of cancer or viral infections |
US6608096B1 (en) | 2000-09-26 | 2003-08-19 | University Of Arizona Foundation | Compounds and methods for use thereof in the treatment of cancer or viral infections |
US6462062B1 (en) | 2000-09-26 | 2002-10-08 | The Procter & Gamble Company | Compounds and methods for use thereof in the treatment of cancer or viral infections |
US7004915B2 (en) * | 2001-08-24 | 2006-02-28 | Kci Licensing, Inc. | Negative pressure assisted tissue treatment system |
EP1895012A1 (en) | 2006-08-30 | 2008-03-05 | Universitätsklinikum Freiburg | Method for inducing tumor apoptosis by increasing nitric oxide levels |
WO2008073961A2 (en) * | 2006-12-12 | 2008-06-19 | Emory University | Compounds and methods for modulating the silencing of a polynucleotide of interest |
WO2019185521A1 (en) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | Westfälische Wilhelms-Universität Münster | Ergosterol-biosynthesis inhibitor and influenza virus infection |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0196855A3 (en) * | 1985-03-29 | 1989-04-12 | Pfizer Inc. | Tioconazole and related compounds for prevention of sexually transmitted diseases and control of herpetic infections |
BE1004029A6 (nl) * | 1990-11-22 | 1992-09-08 | Mol Omer De | Farmaceutische samenstelling en farmaceutische set voor het behandelen van kanker. |
US5565478A (en) * | 1994-03-14 | 1996-10-15 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health & Human Services | Combination therapy using signal transduction inhibitors with paclitaxel and other taxane analogs |
US5665751A (en) * | 1995-06-07 | 1997-09-09 | The Procter & Gamble Company | Pharmaceutical composition for inhibiting the growth of cancers |
-
1996
- 1996-07-30 MX MX9800998A patent/MX9800998A/es not_active Application Discontinuation
- 1996-07-30 WO PCT/US1996/012474 patent/WO1997005873A2/en not_active Application Discontinuation
- 1996-07-30 CN CN96196682A patent/CN1195288A/zh active Pending
- 1996-07-30 CA CA002229024A patent/CA2229024A1/en not_active Abandoned
- 1996-07-30 KR KR1019980700806A patent/KR19990036138A/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-07-30 SK SK141-98A patent/SK14198A3/sk unknown
- 1996-07-30 IL IL12309596A patent/IL123095A0/xx unknown
- 1996-07-30 BR BR9609966A patent/BR9609966A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-07-30 AU AU66833/96A patent/AU711966B2/en not_active Ceased
- 1996-07-30 EP EP96926806A patent/EP0841921A2/en not_active Withdrawn
- 1996-07-30 HU HU9903420A patent/HUP9903420A3/hu unknown
- 1996-07-30 CZ CZ98337A patent/CZ33798A3/cs unknown
- 1996-07-30 NZ NZ503921A patent/NZ503921A/en unknown
- 1996-07-30 JP JP9508494A patent/JPH11510187A/ja active Pending
- 1996-07-30 NZ NZ315184A patent/NZ315184A/xx unknown
- 1996-07-30 TR TR1998/00270T patent/TR199800270T1/xx unknown
- 1996-07-30 PL PL96324904A patent/PL324904A1/xx unknown
- 1996-07-30 TR TR1998/01739T patent/TR199801739T2/xx unknown
- 1996-08-02 AR ARP960103860A patent/AR003175A1/es not_active Application Discontinuation
-
1998
- 1998-02-03 NO NO980473A patent/NO980473L/no not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1997005873A2 (en) | 1997-02-20 |
AR003175A1 (es) | 1998-07-08 |
CN1195288A (zh) | 1998-10-07 |
PL324904A1 (en) | 1998-06-22 |
CZ33798A3 (cs) | 1998-06-17 |
BR9609966A (pt) | 1999-02-02 |
HUP9903420A2 (hu) | 2000-03-28 |
NO980473L (no) | 1998-04-03 |
WO1997005873A3 (en) | 1997-03-27 |
NZ315184A (en) | 2000-05-26 |
KR19990036138A (ko) | 1999-05-25 |
SK14198A3 (en) | 1999-03-12 |
NO980473D0 (no) | 1998-02-03 |
AU711966B2 (en) | 1999-10-28 |
CA2229024A1 (en) | 1997-02-20 |
EP0841921A2 (en) | 1998-05-20 |
IL123095A0 (en) | 1998-09-24 |
MX9800998A (es) | 1998-04-30 |
TR199801739T2 (xx) | 1998-12-21 |
HUP9903420A3 (en) | 2001-12-28 |
TR199800270T1 (xx) | 1998-05-21 |
AU6683396A (en) | 1997-03-05 |
NZ503921A (en) | 2002-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11510187A (ja) | 癌の成長を阻害するためのフルコナゾールの使用 | |
EP0956017B1 (en) | Benzimidazole-2-carbamates for the treatment of viral infections and cancer | |
US6090796A (en) | Pharmaceutical composition for inhibiting the growth of cancers | |
CA2217952C (en) | A pharmaceutical composition containing benzimidazole for inhibiting the growth of cancers | |
JPH11511136A (ja) | 癌の成長を阻害するためのグリセオフルビンの使用 | |
US6200992B1 (en) | Pharmaceutical composition for inhibiting the growth of cancers | |
US6251870B1 (en) | Pharmaceutical composition for inhibiting growth of cancers | |
US5908855A (en) | Compositions for treating viral infections | |
MXPA98000998A (en) | Use of fluconazole to inhibit the growth of cance | |
KR20000049064A (ko) | Hiv 및 암 치료제 | |
MXPA97007809A (en) | A pharmaceutical composition containing benzymidazole to inhibit the growth of cance | |
MXPA98000945A (en) | Use of griseofulvine to inhibit cancer growth | |
MXPA98000944A (es) | Uso de derivados de 1h-1,2,4-triazol para inhibirel crecimiento de canceres | |
US20010041678A1 (en) | Compositions and methods for treating cancer | |
MXPA97007808A (en) | A pharmaceutical composition containing n-chlorophenyl carbamates and n-chlorofinyl carbamates to inhibit the growth of viruses and cance | |
AU730920B2 (en) | A pharmaceutical composition containing N-chlorophenylcarbamates and N-chlorophenylthiocarbamates for inhibiting the growth of viruses and cancers |