JPH1148064A - 載置体昇降装置 - Google Patents
載置体昇降装置Info
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- JPH1148064A JPH1148064A JP9227015A JP22701597A JPH1148064A JP H1148064 A JPH1148064 A JP H1148064A JP 9227015 A JP9227015 A JP 9227015A JP 22701597 A JP22701597 A JP 22701597A JP H1148064 A JPH1148064 A JP H1148064A
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- slider
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- track
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- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/26—Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
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- B23Q1/44—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
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- B23Q1/60—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
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- B23Q1/621—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides a single sliding pair followed perpendicularly by a single sliding pair
- B23Q1/626—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides a single sliding pair followed perpendicularly by a single sliding pair followed perpendicularly by a single sliding pair
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- B23Q5/22—Feeding members carrying tools or work
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- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q7/00—Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
- B23Q7/005—Lifting devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、リニアモータによる水平テーブル
の水平移動を昇降テーブルの昇降動作に変換する昇降機
構の各案内ユニットに,直動転がり案内ユニットを用い
て高速,高精度,コンパクトな昇降位置決めテーブルを
提供する。 【解決手段】 水平テーブル4をベッド2に対して第1
軌道レール10に沿って第1スライダ11を介してリニ
アモータの動作によって水平移動させると,傾斜面5a
上の第2軌道レール12に沿って移動する第2スライダ
13を介して昇降テーブル8が昇降する。昇降テーブル
8は,ベッド1に立設された筒体14に取り付けられた
第3軌道レール17に沿って第3スライダ18を介して
昇降案内される。昇降テーブル8は,大きさ及び方向の
異なる負荷荷重が作用しても,ベッド2に対して高速且
つ高精度に上下動する。
の水平移動を昇降テーブルの昇降動作に変換する昇降機
構の各案内ユニットに,直動転がり案内ユニットを用い
て高速,高精度,コンパクトな昇降位置決めテーブルを
提供する。 【解決手段】 水平テーブル4をベッド2に対して第1
軌道レール10に沿って第1スライダ11を介してリニ
アモータの動作によって水平移動させると,傾斜面5a
上の第2軌道レール12に沿って移動する第2スライダ
13を介して昇降テーブル8が昇降する。昇降テーブル
8は,ベッド1に立設された筒体14に取り付けられた
第3軌道レール17に沿って第3スライダ18を介して
昇降案内される。昇降テーブル8は,大きさ及び方向の
異なる負荷荷重が作用しても,ベッド2に対して高速且
つ高精度に上下動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば,工作機
械,各種組立装置,試験装置,又は半導体の製造装置等
に適用可能であって,加工,組立,又は検査等の処理を
行うためワーク等を載置した載置体を昇降させる載置体
昇降装置に関する。
械,各種組立装置,試験装置,又は半導体の製造装置等
に適用可能であって,加工,組立,又は検査等の処理を
行うためワーク等を載置した載置体を昇降させる載置体
昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,メカトロ技術の発展が目覚まし
く,当該技術を支える基礎的且つ汎用的な装置として載
置体昇降装置がある。載置体昇降装置は,現在では,加
工すべき加工物を載置した載置体を所定の位置に昇降さ
せる工作機械の作業テーブルとして用いられる他,搬送
装置,産業用ロボット,計測器,並びに半導体製造装置
の組立装置,検査装置及び露光装置等の各技術分野の装
置に組み込まれて使用されており,技術の発展と共にそ
の用途は更に拡大している。載置体昇降装置は,XY位
置決めテーブルに搭載して,三次元,即ち,XYZの位
置決めテーブルとして利用されることもある。
く,当該技術を支える基礎的且つ汎用的な装置として載
置体昇降装置がある。載置体昇降装置は,現在では,加
工すべき加工物を載置した載置体を所定の位置に昇降さ
せる工作機械の作業テーブルとして用いられる他,搬送
装置,産業用ロボット,計測器,並びに半導体製造装置
の組立装置,検査装置及び露光装置等の各技術分野の装
置に組み込まれて使用されており,技術の発展と共にそ
の用途は更に拡大している。載置体昇降装置は,XY位
置決めテーブルに搭載して,三次元,即ち,XYZの位
置決めテーブルとして利用されることもある。
【0003】また,昇降テーブルとして,実開平6−5
3042号公報に開示されたものがある。この昇降テー
ブルは,傾斜面を利用して垂直方向に移動する移動テー
ブルであって,ベースと,このベース上に水平方向に移
動可能に設けられ且つ上面に傾斜面を有する第1テーブ
ルと,ベース上に設けられ第1テーブルを移動させるね
じ軸のような第1駆動機構と,第1テーブルの傾斜面に
沿って移動可能な第2テーブルと,第1テーブル上に設
けられ第2テーブルを移動させるねじ軸のような第2駆
動機構とから成っている。
3042号公報に開示されたものがある。この昇降テー
ブルは,傾斜面を利用して垂直方向に移動する移動テー
ブルであって,ベースと,このベース上に水平方向に移
動可能に設けられ且つ上面に傾斜面を有する第1テーブ
ルと,ベース上に設けられ第1テーブルを移動させるね
じ軸のような第1駆動機構と,第1テーブルの傾斜面に
沿って移動可能な第2テーブルと,第1テーブル上に設
けられ第2テーブルを移動させるねじ軸のような第2駆
動機構とから成っている。
【0004】また,昇降テーブルとして,特開平4−2
406号公報に開示されたものがある。この昇降テーブ
ルは,ボールねじを垂直に配置し,その先端にテーブル
を固着したリフトテーブルであって,テーブルに固定さ
れたねじ軸の中空穴に,固定ベッドに固定されたスプラ
イン軸を,軸方向には可動であるが回転方向には固定す
るように嵌合させ,固定ベッドに設けた回転駆動源の回
転部分をねじ軸に螺合するナットに直接連結することに
よって,テーブルを昇降させるものである。更に,昇降
テーブルとしては,上記公報に開示された送りねじ方式
以外に,横方向の操作量を垂直方向の変位に変換するレ
バー方式,及びパンタグラフ方式等も提案されている。
406号公報に開示されたものがある。この昇降テーブ
ルは,ボールねじを垂直に配置し,その先端にテーブル
を固着したリフトテーブルであって,テーブルに固定さ
れたねじ軸の中空穴に,固定ベッドに固定されたスプラ
イン軸を,軸方向には可動であるが回転方向には固定す
るように嵌合させ,固定ベッドに設けた回転駆動源の回
転部分をねじ軸に螺合するナットに直接連結することに
よって,テーブルを昇降させるものである。更に,昇降
テーブルとしては,上記公報に開示された送りねじ方式
以外に,横方向の操作量を垂直方向の変位に変換するレ
バー方式,及びパンタグラフ方式等も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記の実開
平6−53042号公報に開示された移動テーブルは,
各テーブルの駆動にねじ軸を用いており,ねじ軸で荷重
を支持しているので,二つの駆動機構が必要であって装
置全体の高さを高くしていると共に,特にねじ軸におい
て必要な剛性を確保することが困難であり,テーブルの
位置及び作動が不安定である。したがって,この移動テ
ーブルを精密な位置決めが求められる工作機械等の作業
テーブルとするには不向きである。
平6−53042号公報に開示された移動テーブルは,
各テーブルの駆動にねじ軸を用いており,ねじ軸で荷重
を支持しているので,二つの駆動機構が必要であって装
置全体の高さを高くしていると共に,特にねじ軸におい
て必要な剛性を確保することが困難であり,テーブルの
位置及び作動が不安定である。したがって,この移動テ
ーブルを精密な位置決めが求められる工作機械等の作業
テーブルとするには不向きである。
【0006】また,上記の特開平4−2406号公報に
開示されたリフトテーブルは,ボールねじを垂直に配置
しているので,装置全体の高さが高くなっており,荷重
をボールねじのボールを介して受けているため,大きな
荷重を受けるためには大径のボールねじとなって装置が
大きくなっている。したがって,加工するワークを載置
した状態で昇降する作業テーブルとするのは不向きであ
る。
開示されたリフトテーブルは,ボールねじを垂直に配置
しているので,装置全体の高さが高くなっており,荷重
をボールねじのボールを介して受けているため,大きな
荷重を受けるためには大径のボールねじとなって装置が
大きくなっている。したがって,加工するワークを載置
した状態で昇降する作業テーブルとするのは不向きであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
課題を解決することであり,移動体の移動を傾斜面を利
用して載置体の昇降に変換させる載置体昇降装置におい
て,移動体のベッドと載置体とに対する相対移動及び載
置体の上下方向の案内に,軌道レールと軌道レールに沿
って摺動可能なスライダを利用することによって,ベッ
ドに対する載置体の上下方向の移動を高精度に制御し且
つ装置全体をコンパクトに構成することを可能にする載
置体昇降装置を提供することである。
課題を解決することであり,移動体の移動を傾斜面を利
用して載置体の昇降に変換させる載置体昇降装置におい
て,移動体のベッドと載置体とに対する相対移動及び載
置体の上下方向の案内に,軌道レールと軌道レールに沿
って摺動可能なスライダを利用することによって,ベッ
ドに対する載置体の上下方向の移動を高精度に制御し且
つ装置全体をコンパクトに構成することを可能にする載
置体昇降装置を提供することである。
【0008】この発明は,上面に第1軌道レールが取り
付けられたベッド,前記第1軌道レールに沿って摺動自
在な第1スライダが下面に取り付けられると共に摺動方
向に傾斜した傾斜面上に傾斜方向に延びる第2軌道レー
ルが取り付けられた移動体,前記第2軌道レールに沿っ
て摺動自在な第2スライダが下面に取り付けられた載置
体,前記ベッドの前記上面に固定されると共に上下方向
に延びる第3軌道レールが取り付けられた支持部材,前
記載置体に取り付けられると共に前記第3軌道レールに
沿って摺動自在な第3スライダ,及び前記移動体を前記
第1軌道レールに沿って移動させる駆動手段から成る載
置体昇降装置に関する。
付けられたベッド,前記第1軌道レールに沿って摺動自
在な第1スライダが下面に取り付けられると共に摺動方
向に傾斜した傾斜面上に傾斜方向に延びる第2軌道レー
ルが取り付けられた移動体,前記第2軌道レールに沿っ
て摺動自在な第2スライダが下面に取り付けられた載置
体,前記ベッドの前記上面に固定されると共に上下方向
に延びる第3軌道レールが取り付けられた支持部材,前
記載置体に取り付けられると共に前記第3軌道レールに
沿って摺動自在な第3スライダ,及び前記移動体を前記
第1軌道レールに沿って移動させる駆動手段から成る載
置体昇降装置に関する。
【0009】この発明による載置体昇降装置は,上記の
ように構成されているので,駆動手段の作動によって移
動体をベッドに対して第1スライダを介して第1軌道レ
ールに沿って移動させると,移動体の傾斜面上に傾斜方
向に沿って取り付けられた第2軌道レールも共に移動す
る。ベッドに固定された支持部材には上下方向に延びる
第3軌道レールが取り付けられており,載置体は,第3
軌道レールに対して,第3スライダを介して摺動自在と
なっている。したがって,載置体は,移動体の傾斜面に
取り付けられた第2軌道レールに対して第2スライダを
介して摺動自在であっても,ベッドに対しては上下方向
の移動のみが許容されている。移動体とベッドとの間,
移動体と載置体との間,及び載置体と支持部材との間の
相対的な摺動は,軌道レールとスライダとによって案内
されるので,載置体の上下移動がきわめて精度良く制御
され,且つ昇降装置全体の構造がコンパクトになる。
ように構成されているので,駆動手段の作動によって移
動体をベッドに対して第1スライダを介して第1軌道レ
ールに沿って移動させると,移動体の傾斜面上に傾斜方
向に沿って取り付けられた第2軌道レールも共に移動す
る。ベッドに固定された支持部材には上下方向に延びる
第3軌道レールが取り付けられており,載置体は,第3
軌道レールに対して,第3スライダを介して摺動自在と
なっている。したがって,載置体は,移動体の傾斜面に
取り付けられた第2軌道レールに対して第2スライダを
介して摺動自在であっても,ベッドに対しては上下方向
の移動のみが許容されている。移動体とベッドとの間,
移動体と載置体との間,及び載置体と支持部材との間の
相対的な摺動は,軌道レールとスライダとによって案内
されるので,載置体の上下移動がきわめて精度良く制御
され,且つ昇降装置全体の構造がコンパクトになる。
【0010】また,この載置体昇降装置において,前記
支持部材は,ベッドに固定された筒体である。即ち,支
持部材は,ベッドの上面に固定され且つ装置の最外側に
設けられる筒体である。筒体は,円筒状であっても角筒
状であってもよい。
支持部材は,ベッドに固定された筒体である。即ち,支
持部材は,ベッドの上面に固定され且つ装置の最外側に
設けられる筒体である。筒体は,円筒状であっても角筒
状であってもよい。
【0011】また,この載置体昇降装置において,前記
駆動手段は,リニアモータとすることができる。リニア
モータには,固定子と可動子との間のギャップに磁石が
直接対向している多極同期形のリニアモータ,上記ギャ
ップに誘導子歯が対向している誘導子形のリニアモー
タ,又は誘導形のリニアモータがある。
駆動手段は,リニアモータとすることができる。リニア
モータには,固定子と可動子との間のギャップに磁石が
直接対向している多極同期形のリニアモータ,上記ギャ
ップに誘導子歯が対向している誘導子形のリニアモー
タ,又は誘導形のリニアモータがある。
【0012】また,この載置体昇降装置において,前記
第3軌道レールは筒体の内面に複数の箇所に取り付けら
れており,第3スライダは第3軌道レールに対応した載
置体の複数の箇所に取り付けられている。載置体の支持
部材に対する案内箇所が複数となるので,載置体の上下
動が安定し,載置体の上下方向の位置等の高精度な制御
が可能となる。載置体の支持部材に対する案内のバラン
ス上,及びコンパクトさの観点から筒体を円筒体とし,
載置体の昇降中心の軸の周りに120°毎の間隔で第3
スライダ及び第3軌道レールを配置するのが好ましい。
第3軌道レールは筒体の内面に複数の箇所に取り付けら
れており,第3スライダは第3軌道レールに対応した載
置体の複数の箇所に取り付けられている。載置体の支持
部材に対する案内箇所が複数となるので,載置体の上下
動が安定し,載置体の上下方向の位置等の高精度な制御
が可能となる。載置体の支持部材に対する案内のバラン
ス上,及びコンパクトさの観点から筒体を円筒体とし,
載置体の昇降中心の軸の周りに120°毎の間隔で第3
スライダ及び第3軌道レールを配置するのが好ましい。
【0013】また,この載置体昇降装置において,前記
第3軌道レールは筒体の内面に3箇所に取り付けられて
おり,いずれか一つの第3軌道レールは,移動体の傾斜
面の延長上において筒体の内面に取り付けられている。
移動体の上面に摺動方向に傾斜した傾斜面上に取り付け
られた摺動方向に延びる第2軌道レールと,第2軌道レ
ールに沿って摺動自在な第2スライダとの間に作用する
傾斜面に垂直な力は,載置体を昇降させる方向に作用す
る上下方向の力と水平方向の力とに分力される。3箇所
に取り付けられた第3軌道レールのうちいずれか一つの
第3軌道レールを移動体の傾斜面の延長上において筒体
に取り付けると,その第3軌道レールは上記の水平方向
に作用する力を正面で受け止めることになるので,他の
第3軌道レールを左右対称にバランス良く配置すること
ができ,載置体の上下動の高精度な制御が可能となる。
第3軌道レールは筒体の内面に3箇所に取り付けられて
おり,いずれか一つの第3軌道レールは,移動体の傾斜
面の延長上において筒体の内面に取り付けられている。
移動体の上面に摺動方向に傾斜した傾斜面上に取り付け
られた摺動方向に延びる第2軌道レールと,第2軌道レ
ールに沿って摺動自在な第2スライダとの間に作用する
傾斜面に垂直な力は,載置体を昇降させる方向に作用す
る上下方向の力と水平方向の力とに分力される。3箇所
に取り付けられた第3軌道レールのうちいずれか一つの
第3軌道レールを移動体の傾斜面の延長上において筒体
に取り付けると,その第3軌道レールは上記の水平方向
に作用する力を正面で受け止めることになるので,他の
第3軌道レールを左右対称にバランス良く配置すること
ができ,載置体の上下動の高精度な制御が可能となる。
【0014】また,この載置体昇降装置において,第1
軌道レール,第2軌道レール及び第3軌道レールは,そ
れぞれ長手方向側面に第1軌道溝を備えており,第1軌
道レール,第2軌道レール及び第3軌道レールとそれぞ
れ組み合わされる第1スライダ,第2スライダ及び第3
スライダは,第1軌道溝に対応する第2軌道溝を備えた
ケーシング,第1軌道溝と第2軌道溝との間を転走する
転動体,ケーシングの両端面にそれぞれ固定されたエン
ドキャップ,及びエンドキャップの端面に取り付けられ
たエンドシールを有している。各軌道レールと各スライ
ダとを組み合わせたものは,軌道溝間を転走する転動体
を備えた直動転がり案内ユニットであるので,軌道レー
ルとスライダとの相対摺動が低抵抗で滑らかになると共
に,載置体の上下方向の位置の高精度な制御が可能とな
る。
軌道レール,第2軌道レール及び第3軌道レールは,そ
れぞれ長手方向側面に第1軌道溝を備えており,第1軌
道レール,第2軌道レール及び第3軌道レールとそれぞ
れ組み合わされる第1スライダ,第2スライダ及び第3
スライダは,第1軌道溝に対応する第2軌道溝を備えた
ケーシング,第1軌道溝と第2軌道溝との間を転走する
転動体,ケーシングの両端面にそれぞれ固定されたエン
ドキャップ,及びエンドキャップの端面に取り付けられ
たエンドシールを有している。各軌道レールと各スライ
ダとを組み合わせたものは,軌道溝間を転走する転動体
を備えた直動転がり案内ユニットであるので,軌道レー
ルとスライダとの相対摺動が低抵抗で滑らかになると共
に,載置体の上下方向の位置の高精度な制御が可能とな
る。
【0015】更に,この載置体昇降装置において,ベッ
ドは,XYテーブルを含んでいる。XYテーブルと組み
合わせると,載置体の位置等をXY(平面)方向にZ方
向を加えた3次元で高精度に制御することが可能とな
る。
ドは,XYテーブルを含んでいる。XYテーブルと組み
合わせると,載置体の位置等をXY(平面)方向にZ方
向を加えた3次元で高精度に制御することが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による載置体昇降装置の実施例を説明する。図1はこの
発明による載置体昇降装置の一実施例を示し且つ図3で
矢視C−Cで見た断面図であり,図2は図1に示した載
置体昇降装置の矢視A−Aで見た断面図,図3は図1に
示した載置体昇降装置の矢視B−Bで見た断面図,図4
は図1に示した載置体昇降装置に用いられるリニアモー
タの概略を示す説明図である。
による載置体昇降装置の実施例を説明する。図1はこの
発明による載置体昇降装置の一実施例を示し且つ図3で
矢視C−Cで見た断面図であり,図2は図1に示した載
置体昇降装置の矢視A−Aで見た断面図,図3は図1に
示した載置体昇降装置の矢視B−Bで見た断面図,図4
は図1に示した載置体昇降装置に用いられるリニアモー
タの概略を示す説明図である。
【0017】この発明による載置体昇降装置1は,バラ
ンスの良い円板形状を有しており,且つ図示しない固着
手段によって固定台又はXYテーブル等の移動台に取り
付けられたベッド2を備えている。載置体昇降装置1
は,概略的には,ベッド2と,ベット2上に取り付けら
れた第1軌道レール10に沿って移動可能な移動体とし
ての矩形板状の水平テーブル4と,水平テーブル4に対
してボルト等で固着するなどして一体的に設けられた傾
斜ベース5の傾斜面5aに取り付けた第2軌道レールに
沿って移動可能な載置体としての昇降テーブル8と,昇
降テーブル8を上下方向に案内する第3軌道レール17
を備えた支持部材14とから構成されている。
ンスの良い円板形状を有しており,且つ図示しない固着
手段によって固定台又はXYテーブル等の移動台に取り
付けられたベッド2を備えている。載置体昇降装置1
は,概略的には,ベッド2と,ベット2上に取り付けら
れた第1軌道レール10に沿って移動可能な移動体とし
ての矩形板状の水平テーブル4と,水平テーブル4に対
してボルト等で固着するなどして一体的に設けられた傾
斜ベース5の傾斜面5aに取り付けた第2軌道レールに
沿って移動可能な載置体としての昇降テーブル8と,昇
降テーブル8を上下方向に案内する第3軌道レール17
を備えた支持部材14とから構成されている。
【0018】XYテーブルは,図示しないが,ベース上
に固定されたX方向に延びるX方向軌道レールと,X方
向軌道レール上をX方向スライダを介して移動可能なX
テーブルと,Xテーブル上に固定されたY方向軌道レー
ル,Y方向軌道レール上をY方向スライダを介して移動
可能なYテーブル,及びXテーブルをX方向にYテーブ
ルをY方向にそれぞれ移動させる駆動手段から成ってい
る。ベッド2をXYテーブルのYテーブル上に適宜の手
段によって固定することにより,載置体昇降装置1をX
Yテーブルと組み合わせると,装置全体はXYZテーブ
ルとなる。
に固定されたX方向に延びるX方向軌道レールと,X方
向軌道レール上をX方向スライダを介して移動可能なX
テーブルと,Xテーブル上に固定されたY方向軌道レー
ル,Y方向軌道レール上をY方向スライダを介して移動
可能なYテーブル,及びXテーブルをX方向にYテーブ
ルをY方向にそれぞれ移動させる駆動手段から成ってい
る。ベッド2をXYテーブルのYテーブル上に適宜の手
段によって固定することにより,載置体昇降装置1をX
Yテーブルと組み合わせると,装置全体はXYZテーブ
ルとなる。
【0019】ベッド2の上において,ベッド2の上面で
ある水平面2a上には互いに隔置してボルト等の固着手
段によって固着された一対の平行な第1軌道レール10
が取り付けられている。各第1軌道レール10のそれぞ
れに対応して水平テーブル4の下面4bの両側部には,
各第1軌道レール10を跨架し且つ各第1軌道レール1
0に沿って摺動自在な第1スライダ11がボルト等の固
着手段によって取り付けられている。一対の第1軌道レ
ール10と,第1スライダとは,移動体としての水平テ
ーブル4をベッド2に対して水平移動可能に案内する水
平案内ユニット3を構成している。第1スライダ11
は,各第1軌道レール10に対して直列に2つ配置され
ている。水平テーブル4の上面4aの中央部には,水平
テーブル4の摺動方向に傾斜している傾斜ベース5がボ
ルト等で固着するなどして一体的に設けられている。
ある水平面2a上には互いに隔置してボルト等の固着手
段によって固着された一対の平行な第1軌道レール10
が取り付けられている。各第1軌道レール10のそれぞ
れに対応して水平テーブル4の下面4bの両側部には,
各第1軌道レール10を跨架し且つ各第1軌道レール1
0に沿って摺動自在な第1スライダ11がボルト等の固
着手段によって取り付けられている。一対の第1軌道レ
ール10と,第1スライダとは,移動体としての水平テ
ーブル4をベッド2に対して水平移動可能に案内する水
平案内ユニット3を構成している。第1スライダ11
は,各第1軌道レール10に対して直列に2つ配置され
ている。水平テーブル4の上面4aの中央部には,水平
テーブル4の摺動方向に傾斜している傾斜ベース5がボ
ルト等で固着するなどして一体的に設けられている。
【0020】傾斜ベース5の傾斜面5aには,前記傾斜
面5aの傾斜方向に延びる第2軌道レール12がボルト
等の固着手段によって取り付けられている。また,載置
体としての昇降テーブル8にボルト等で固着するなどし
て一体的に設けられた傾斜ブラケット7の傾斜した下面
7aには,第2スライダ13がボルト等の固着手段によ
って固着されている。第2スライダ13は,第2軌道レ
ール12を跨架し且つ第2軌道レール12に沿って摺動
自在である。第2軌道レール12と第2スライダ13と
は,水平テーブル4と昇降テーブル8との間で相互を摺
動案内する傾斜案内ユニット6を構成している。傾斜ブ
ラケット7は,昇降テーブル8の中央下部に位置してい
る。傾斜ブラケット7の傾斜ベース5に対向する側に形
成された下面7aは,傾斜ベース5の傾斜面5aの傾斜
角(水平との角度)と同一の傾斜角を有している。
面5aの傾斜方向に延びる第2軌道レール12がボルト
等の固着手段によって取り付けられている。また,載置
体としての昇降テーブル8にボルト等で固着するなどし
て一体的に設けられた傾斜ブラケット7の傾斜した下面
7aには,第2スライダ13がボルト等の固着手段によ
って固着されている。第2スライダ13は,第2軌道レ
ール12を跨架し且つ第2軌道レール12に沿って摺動
自在である。第2軌道レール12と第2スライダ13と
は,水平テーブル4と昇降テーブル8との間で相互を摺
動案内する傾斜案内ユニット6を構成している。傾斜ブ
ラケット7は,昇降テーブル8の中央下部に位置してい
る。傾斜ブラケット7の傾斜ベース5に対向する側に形
成された下面7aは,傾斜ベース5の傾斜面5aの傾斜
角(水平との角度)と同一の傾斜角を有している。
【0021】載置体昇降装置1の最外側に設けられてい
る筒体14は,その下端においてベッド2に固着されて
いる。筒体14は,母線が上下方向に延びている筒体で
あり,好ましくは,ここでは,コンパクトさ及びバラン
スの観点から円筒体とされている。筒体14は,内面1
4aの半径が,昇降テーブル8の外周と同程度の大きさ
である。ベッド2の周囲に立設するように固着された支
持部材としての筒体14の内面14aには,上下方向に
延びる第3軌道レール17が取り付けられている。ま
た,昇降テーブル8の下面8b側に取り付けられたブラ
ケット15の外面15aには,第3軌道レール17に沿
って摺動自在な第3スライダ18が取り付けられてい
る。第3軌道レール17と第3スライダ18とは,載置
体昇降装置1において,昇降テーブル8を中心位置に保
持し且つ昇降テーブル8の昇降案内をするための垂直案
内ユニット16を構成している。
る筒体14は,その下端においてベッド2に固着されて
いる。筒体14は,母線が上下方向に延びている筒体で
あり,好ましくは,ここでは,コンパクトさ及びバラン
スの観点から円筒体とされている。筒体14は,内面1
4aの半径が,昇降テーブル8の外周と同程度の大きさ
である。ベッド2の周囲に立設するように固着された支
持部材としての筒体14の内面14aには,上下方向に
延びる第3軌道レール17が取り付けられている。ま
た,昇降テーブル8の下面8b側に取り付けられたブラ
ケット15の外面15aには,第3軌道レール17に沿
って摺動自在な第3スライダ18が取り付けられてい
る。第3軌道レール17と第3スライダ18とは,載置
体昇降装置1において,昇降テーブル8を中心位置に保
持し且つ昇降テーブル8の昇降案内をするための垂直案
内ユニット16を構成している。
【0022】垂直案内ユニット16の第3軌道レール1
7は,支持部材としての筒体14の内面14aにおい
て,複数箇所(この例の場合,筒体14の内面14aを
3等分した3箇所)で固着されている。なお,この3箇
所のうち1箇所は,傾斜ベース5の傾斜面5aの延長上
に位置しており,他の2箇所は,上記傾斜面5aの延長
上の位置から周方向に測って筒体14の内面14aを均
等に分割した位置にある。傾斜ベース5の傾斜面5aに
対して第3軌道レール17を上記のように配置すること
により,傾斜ベース5の傾斜面5aに作用する力のうち
水平方向の分力F2は,傾斜面5aの延長上,即ち,傾
斜面5aの背面に位置する第3軌道レール17で受け止
められるので,他の第3軌道レール17,17を左右対
称にバランス良く配置することができるので,昇降テー
ブル8の上下動の案内が正確になる。また,ブラケット
15は軽量であるが剛性が高い材料で形成されており,
図2の平面図に示されるように傾斜ベース5を挟むよう
にU字状をなしている。このような構造を有する載置体
昇降装置1においては,傾斜ベース5を含む水平テーブ
ル4が水平移動するに伴って,昇降テーブル8は,垂直
案内ユニット16によって載置体昇降装置1の中心位置
と整合を維持しながら上下方向に案内されつつ,傾斜面
5aに沿って押し上げ又は降下させられる。
7は,支持部材としての筒体14の内面14aにおい
て,複数箇所(この例の場合,筒体14の内面14aを
3等分した3箇所)で固着されている。なお,この3箇
所のうち1箇所は,傾斜ベース5の傾斜面5aの延長上
に位置しており,他の2箇所は,上記傾斜面5aの延長
上の位置から周方向に測って筒体14の内面14aを均
等に分割した位置にある。傾斜ベース5の傾斜面5aに
対して第3軌道レール17を上記のように配置すること
により,傾斜ベース5の傾斜面5aに作用する力のうち
水平方向の分力F2は,傾斜面5aの延長上,即ち,傾
斜面5aの背面に位置する第3軌道レール17で受け止
められるので,他の第3軌道レール17,17を左右対
称にバランス良く配置することができるので,昇降テー
ブル8の上下動の案内が正確になる。また,ブラケット
15は軽量であるが剛性が高い材料で形成されており,
図2の平面図に示されるように傾斜ベース5を挟むよう
にU字状をなしている。このような構造を有する載置体
昇降装置1においては,傾斜ベース5を含む水平テーブ
ル4が水平移動するに伴って,昇降テーブル8は,垂直
案内ユニット16によって載置体昇降装置1の中心位置
と整合を維持しながら上下方向に案内されつつ,傾斜面
5aに沿って押し上げ又は降下させられる。
【0023】筒体14は,載置体昇降装置1の各機構を
取り囲んだケーシングの役目も備えているので,外から
の塵埃の進入を防ぐ防塵と内からの潤滑油等の飛散を防
ぐ防塵の二重の意味において防塵効果を有している。な
お,防塵に関して,昇降テーブル8の上面8aの周縁に
は,筒体14の外面14bの側方に垂下するカバー55
が取り付けられている。カバー55は,昇降テーブル8
の昇降範囲において,昇降テーブル8と筒体14との間
に生じる隙間を覆うことができる。
取り囲んだケーシングの役目も備えているので,外から
の塵埃の進入を防ぐ防塵と内からの潤滑油等の飛散を防
ぐ防塵の二重の意味において防塵効果を有している。な
お,防塵に関して,昇降テーブル8の上面8aの周縁に
は,筒体14の外面14bの側方に垂下するカバー55
が取り付けられている。カバー55は,昇降テーブル8
の昇降範囲において,昇降テーブル8と筒体14との間
に生じる隙間を覆うことができる。
【0024】水平案内ユニット3,傾斜案内ユニット6
及び垂直案内ユニット16において,第1軌道レール1
0と第1スライダ11,第2軌道レール12と第2スラ
イダ13,及び第3軌道レール17と第3スライダ18
のそれぞれの組合せには,図5に示すような直動転がり
案内ユニット20を用いることができる。直動転がり案
内ユニット20は,方向や大きさが変動する負荷や荷重
を摺動部に受けることができ,滑らかな摺動が得られる
という優れた特徴を有する案内ユニットであり,長尺状
の軌道レール22と軌道レール22に摺動自在に跨架し
てなるスライダ21とから成る。長尺状の軌道レール2
2は両側の長手方向側面23,23に第1軌道溝24を
有し,スライダ21は軌道レール22の第1軌道溝24
に対応する第2軌道溝29を有する。複数の転動体27
は,第1及び第2軌道溝24,29間で負荷を受けつつ
転動してスライダ21内で無限循環し,スライダ21
は,第1軌道溝24と第2軌道溝29とで形成される軌
道路を転動する転動体27の介在で自在に摺動する。
及び垂直案内ユニット16において,第1軌道レール1
0と第1スライダ11,第2軌道レール12と第2スラ
イダ13,及び第3軌道レール17と第3スライダ18
のそれぞれの組合せには,図5に示すような直動転がり
案内ユニット20を用いることができる。直動転がり案
内ユニット20は,方向や大きさが変動する負荷や荷重
を摺動部に受けることができ,滑らかな摺動が得られる
という優れた特徴を有する案内ユニットであり,長尺状
の軌道レール22と軌道レール22に摺動自在に跨架し
てなるスライダ21とから成る。長尺状の軌道レール2
2は両側の長手方向側面23,23に第1軌道溝24を
有し,スライダ21は軌道レール22の第1軌道溝24
に対応する第2軌道溝29を有する。複数の転動体27
は,第1及び第2軌道溝24,29間で負荷を受けつつ
転動してスライダ21内で無限循環し,スライダ21
は,第1軌道溝24と第2軌道溝29とで形成される軌
道路を転動する転動体27の介在で自在に摺動する。
【0025】直動転がり案内ユニット20について,図
5を参照して更に説明する。軌道レール22には,長手
方向上面34に隔置して複数個の取付孔33が形成され
ている。スライダ21は,軌道レール22に対して相対
移動可能なケーシング25,及びケーシング25の両端
にそれぞれ取り付けたエンドキャップ26を有してい
る。ケーシング25には,転動体27が循環転走するた
めのリターン通路31が形成されている。ケーシング2
5の上部には,水平テーブル4や傾斜ブラケット7又は
ブラケット15に取り付けるためのねじ穴39が形成さ
れている。ケーシング25及びエンドキャップ26の各
下面には,ケーシング25及びエンドキャップ26とが
軌道レール22に跨がって移動するように凹部30が各
々形成され,軌道レール22の各第1軌道溝24に対向
する位置における凹部30の対向面にそれぞれ第2軌道
溝29が形成されている。第1軌道溝24及び第2軌道
溝29で構成される軌道路にはボールや円筒ころ等の転
動体27が転走するように組み込まれている。また,ケ
ーシング25から転動体27が脱落するのを防止するた
めに,保持バンド38が多数の転動体27を囲むように
ケーシング25に設けられている。軌道レール22とス
ライダ21との間のシールを達成するため,スライダ2
1の下面に下面シール28が設けられている。軌道レー
ル22の長手方向上面34に形成されている取付孔33
には,ボルト(図示せず)が挿通され,ボルトを取付体
に形成されたねじ穴に螺入することによって軌道レール
22をベッド2,傾斜ベース5,又は筒体14に固定す
ることができる。
5を参照して更に説明する。軌道レール22には,長手
方向上面34に隔置して複数個の取付孔33が形成され
ている。スライダ21は,軌道レール22に対して相対
移動可能なケーシング25,及びケーシング25の両端
にそれぞれ取り付けたエンドキャップ26を有してい
る。ケーシング25には,転動体27が循環転走するた
めのリターン通路31が形成されている。ケーシング2
5の上部には,水平テーブル4や傾斜ブラケット7又は
ブラケット15に取り付けるためのねじ穴39が形成さ
れている。ケーシング25及びエンドキャップ26の各
下面には,ケーシング25及びエンドキャップ26とが
軌道レール22に跨がって移動するように凹部30が各
々形成され,軌道レール22の各第1軌道溝24に対向
する位置における凹部30の対向面にそれぞれ第2軌道
溝29が形成されている。第1軌道溝24及び第2軌道
溝29で構成される軌道路にはボールや円筒ころ等の転
動体27が転走するように組み込まれている。また,ケ
ーシング25から転動体27が脱落するのを防止するた
めに,保持バンド38が多数の転動体27を囲むように
ケーシング25に設けられている。軌道レール22とス
ライダ21との間のシールを達成するため,スライダ2
1の下面に下面シール28が設けられている。軌道レー
ル22の長手方向上面34に形成されている取付孔33
には,ボルト(図示せず)が挿通され,ボルトを取付体
に形成されたねじ穴に螺入することによって軌道レール
22をベッド2,傾斜ベース5,又は筒体14に固定す
ることができる。
【0026】エンドキャップ26には,転動体27が軌
道レール22との負荷軌道である第1軌道溝24からす
くわれる爪,及び転動体27の循環のために転動体27
を方向転換させる方向転換路が両側に形成されている。
また,エンドキャップ26には,軌道レール22とスラ
イダ21の長手方向両端部との間のシールを達成するエ
ンドシール37が取り付けられ,軌道レール22の第1
軌道溝24とスライダ21の第2軌道溝29とから構成
される軌道路に潤滑剤を供給するためのグリースニップ
ル40が取り付けられている。エンドキャップ26は,
複数の取付孔に貫通させたねじ42等によりケーシング
25の両端面に取り付けられる。負荷域,即ち,軌道レ
ール22の第1軌道溝24を転走する転動体27は,エ
ンドキャップ26内に形成された方向転換路に導かれ,
次いで,ケーシング25の第2軌道溝29と平行して形
成されたリターン通路31に移動する。このように,転
動体27は,軌道路,方向転換路及びリターン通路31
から成る無限循環路内を転走する。軌道レール22とス
ライダ21とは,第1軌道溝24と第2軌道溝29との
間を転走する転動体27の転動によりスムーズに相対移
動する。
道レール22との負荷軌道である第1軌道溝24からす
くわれる爪,及び転動体27の循環のために転動体27
を方向転換させる方向転換路が両側に形成されている。
また,エンドキャップ26には,軌道レール22とスラ
イダ21の長手方向両端部との間のシールを達成するエ
ンドシール37が取り付けられ,軌道レール22の第1
軌道溝24とスライダ21の第2軌道溝29とから構成
される軌道路に潤滑剤を供給するためのグリースニップ
ル40が取り付けられている。エンドキャップ26は,
複数の取付孔に貫通させたねじ42等によりケーシング
25の両端面に取り付けられる。負荷域,即ち,軌道レ
ール22の第1軌道溝24を転走する転動体27は,エ
ンドキャップ26内に形成された方向転換路に導かれ,
次いで,ケーシング25の第2軌道溝29と平行して形
成されたリターン通路31に移動する。このように,転
動体27は,軌道路,方向転換路及びリターン通路31
から成る無限循環路内を転走する。軌道レール22とス
ライダ21とは,第1軌道溝24と第2軌道溝29との
間を転走する転動体27の転動によりスムーズに相対移
動する。
【0027】水平テーブル4をベッド1に対して移動さ
せる駆動機構は,リニアモータ45から成る。このリニ
アモータ45は,高推力を出力可能な電磁形リニアモー
タである。電磁形リニアモータは,図3に示すように,
水平テーブル4が移動する方向に沿ってベッド1上に固
着された誘導子としての長尺形状の固定子46と,固定
子46にわずかの隙間で対向して水平テーブル4の下面
4bに固着された可動子47とから成る。可動子47
は,外部から給電されて励磁する励磁コイル48を有し
ている。図4に示すように,リニアモータ45は,ギャ
ップ49に誘導子歯が対向している電磁形モータであ
る。なお,誘導子歯をギャップ49に有し,可動子47
の歯内に永久磁石を挿入して2枚の歯を有するHD方式
のモータとすると,鉄心の利用率が高まり推力が向上す
る。
せる駆動機構は,リニアモータ45から成る。このリニ
アモータ45は,高推力を出力可能な電磁形リニアモー
タである。電磁形リニアモータは,図3に示すように,
水平テーブル4が移動する方向に沿ってベッド1上に固
着された誘導子としての長尺形状の固定子46と,固定
子46にわずかの隙間で対向して水平テーブル4の下面
4bに固着された可動子47とから成る。可動子47
は,外部から給電されて励磁する励磁コイル48を有し
ている。図4に示すように,リニアモータ45は,ギャ
ップ49に誘導子歯が対向している電磁形モータであ
る。なお,誘導子歯をギャップ49に有し,可動子47
の歯内に永久磁石を挿入して2枚の歯を有するHD方式
のモータとすると,鉄心の利用率が高まり推力が向上す
る。
【0028】昇降テーブル8の上下方向の位置を高精度
に制御するため,図2に示すように,昇降テーブル8の
上下位置検出のために検出装置であるリニアエンコーダ
50が設けられている。リニアエンコーダ50は,リニ
アスケール51とセンサ52とからなる。リニアスケー
ル51は,ブラケット15に対応した筒体14の内面1
4aに上下(Z軸)方向に伸長して配設されており,リ
ニアスケール51に対応してブラケット15にセンサ5
2が配設されている。
に制御するため,図2に示すように,昇降テーブル8の
上下位置検出のために検出装置であるリニアエンコーダ
50が設けられている。リニアエンコーダ50は,リニ
アスケール51とセンサ52とからなる。リニアスケー
ル51は,ブラケット15に対応した筒体14の内面1
4aに上下(Z軸)方向に伸長して配設されており,リ
ニアスケール51に対応してブラケット15にセンサ5
2が配設されている。
【0029】筒体14の外面14bには,コネクタ53
が設けられており,コネクタ53には,外部装置である
電源装置,制御装置等が接続されている。コネクタ53
とリニアモータ45及びセンサ52との間の検出信号と
モータ制御信号とは,ケーブル54を介して送られる。
センサ52からの検出信号は,コネクタ53を通して制
御装置へ送られ,検出信号に基づいて演算して求められ
た制御信号は,コネクタ53からケーブル54を介して
リニアモータ45に送られる。リニアエンコーダ50へ
の給電も,コネクタ53及びケーブル54を介して行わ
れる。
が設けられており,コネクタ53には,外部装置である
電源装置,制御装置等が接続されている。コネクタ53
とリニアモータ45及びセンサ52との間の検出信号と
モータ制御信号とは,ケーブル54を介して送られる。
センサ52からの検出信号は,コネクタ53を通して制
御装置へ送られ,検出信号に基づいて演算して求められ
た制御信号は,コネクタ53からケーブル54を介して
リニアモータ45に送られる。リニアエンコーダ50へ
の給電も,コネクタ53及びケーブル54を介して行わ
れる。
【0030】次に,この実施例の作用を説明する。図1
において,リニアモータ45を駆動して,移動体として
の水平テーブル4が傾斜ベース5と共に,第1軌道レー
ル10と第1スライダ11とから成る水平案内ユニット
3を介して水平移動(例えば,左方向へ移動)をする
と,傾斜ベース5の傾斜面5aと傾斜ブラケット7のテ
ーパ面7bとの間に介在された第2軌道レール12と第
2スライダ13とから成る傾斜案内ユニット6の案内に
より,昇降テーブル8が傾斜面5aに沿って昇降(上
昇)する。この場合,第2スライダ13は,傾斜面5a
上の第2軌道レール12から第2軌道レール12に対し
て垂直な方向に作用する力Fを受け,昇降テーブル8は
力Fの垂直方向の分力F1により上昇する。分力F1
は,常に昇降テーブル8の中央下部に作用する。昇降テ
ーブル8の昇降動作は,垂直案内ユニット16を介して
上下方向に案内規制される。
において,リニアモータ45を駆動して,移動体として
の水平テーブル4が傾斜ベース5と共に,第1軌道レー
ル10と第1スライダ11とから成る水平案内ユニット
3を介して水平移動(例えば,左方向へ移動)をする
と,傾斜ベース5の傾斜面5aと傾斜ブラケット7のテ
ーパ面7bとの間に介在された第2軌道レール12と第
2スライダ13とから成る傾斜案内ユニット6の案内に
より,昇降テーブル8が傾斜面5aに沿って昇降(上
昇)する。この場合,第2スライダ13は,傾斜面5a
上の第2軌道レール12から第2軌道レール12に対し
て垂直な方向に作用する力Fを受け,昇降テーブル8は
力Fの垂直方向の分力F1により上昇する。分力F1
は,常に昇降テーブル8の中央下部に作用する。昇降テ
ーブル8の昇降動作は,垂直案内ユニット16を介して
上下方向に案内規制される。
【0031】検出装置であるリニアエンコーダ50は,
昇降テーブル8の移動方向と昇降テーブル8の現在位置
とを検知して,その検知信号をケーブル54を経てコネ
クタ53から外部に配置された制御装置(図示せず)に
与え,その検知信号に基づいて算出された制御信号によ
りリニアモータ45の駆動を制御して昇降テーブル8の
移動方向と上下方向位置とを制御する。
昇降テーブル8の移動方向と昇降テーブル8の現在位置
とを検知して,その検知信号をケーブル54を経てコネ
クタ53から外部に配置された制御装置(図示せず)に
与え,その検知信号に基づいて算出された制御信号によ
りリニアモータ45の駆動を制御して昇降テーブル8の
移動方向と上下方向位置とを制御する。
【0032】昇降テーブル8の水平方向の分力F2の支
持は,筒体14全体で行われる。力Fの垂直方向の分力
F1に加え,水平方向の分力F2も同時に作用するの
で,何らの制限もしなければ,昇降テーブル8は水平方
向にも移動する。この水平方向の分力F2は,昇降テー
ブル8と筒体14との間に設けられた垂直案内ユニット
16により,筒体14を介して最終的にはベッド2に支
持される。筒体14は,ベッド2に一端を固着した上下
方向(即ち,垂直方向)に延びており,非分割の一体的
な筒体であって安定して支持されている。したがって,
昇降テーブル8の中心位置は,常に,載置体昇降装置1
の中心位置に保持することができる。
持は,筒体14全体で行われる。力Fの垂直方向の分力
F1に加え,水平方向の分力F2も同時に作用するの
で,何らの制限もしなければ,昇降テーブル8は水平方
向にも移動する。この水平方向の分力F2は,昇降テー
ブル8と筒体14との間に設けられた垂直案内ユニット
16により,筒体14を介して最終的にはベッド2に支
持される。筒体14は,ベッド2に一端を固着した上下
方向(即ち,垂直方向)に延びており,非分割の一体的
な筒体であって安定して支持されている。したがって,
昇降テーブル8の中心位置は,常に,載置体昇降装置1
の中心位置に保持することができる。
【0033】次に,昇降テーブル8の昇降の案内は,筒
体14と昇降テーブル8に一端を固着したブラケット1
5との間に設けられた第3軌道レール17と第3スライ
ダ18から成る垂直案内ユニット16によって得られ
る。垂直案内ユニット16は,図5に示す直動転がり案
内ユニット20に示すように,軌道レール22とスライ
ダ21との間を滑らかに摺動して案内するだけでなく,
摺動部分に隙間(ガタ)も無く,あらゆる方向の力を負
担することができる。
体14と昇降テーブル8に一端を固着したブラケット1
5との間に設けられた第3軌道レール17と第3スライ
ダ18から成る垂直案内ユニット16によって得られ
る。垂直案内ユニット16は,図5に示す直動転がり案
内ユニット20に示すように,軌道レール22とスライ
ダ21との間を滑らかに摺動して案内するだけでなく,
摺動部分に隙間(ガタ)も無く,あらゆる方向の力を負
担することができる。
【0034】水平案内ユニット3及び垂直案内ユニット
16において,第1軌道レール10及び第3軌道レール
17は固定側,即ち,ベッド2又は支持部材である筒体
14に取り付けられており,第1スライダ11及び第3
スライダ18は,移動する側,即ち,移動体としての水
平テーブル4又は載置体としての昇降テーブル8のブラ
ケット15に取り付けられている。第1スライダ11及
び第3スライダ18の移動方向の寸法は短いので,載置
体昇降装置1の全体をコンパクトにすることができる。
傾斜案内ユニット6は,第2軌道レール12を移動する
水平テーブル4の傾斜ベース5に取り付け,第2スライ
ダ13を昇降テーブル8に取り付けている。水平テーブ
ル4がどの位置にあっても,昇降テーブル8はその中心
に設けられた第2スライダ13を介して上下方向の力を
受けるので,昇降テーブル8の上下動が安定する。
16において,第1軌道レール10及び第3軌道レール
17は固定側,即ち,ベッド2又は支持部材である筒体
14に取り付けられており,第1スライダ11及び第3
スライダ18は,移動する側,即ち,移動体としての水
平テーブル4又は載置体としての昇降テーブル8のブラ
ケット15に取り付けられている。第1スライダ11及
び第3スライダ18の移動方向の寸法は短いので,載置
体昇降装置1の全体をコンパクトにすることができる。
傾斜案内ユニット6は,第2軌道レール12を移動する
水平テーブル4の傾斜ベース5に取り付け,第2スライ
ダ13を昇降テーブル8に取り付けている。水平テーブ
ル4がどの位置にあっても,昇降テーブル8はその中心
に設けられた第2スライダ13を介して上下方向の力を
受けるので,昇降テーブル8の上下動が安定する。
【0035】以上,この発明による載置体昇降装置の実
施例を説明したが,この発明による載置体昇降装置は,
かかる実施例に限定されるものではなく,例えは,リニ
アモータは,ニーズに応じた精度を得ることができれ
ば,誘導子形リニアモータに限らず,多極同期形リニア
モータでも誘導形リニアモータでも利用することができ
る。また,筒体14は,実施例では円筒体であるとした
が,四角柱状等の角筒状のもの或いは支柱(ポスト)の
ような形状でもよい。また,スペースに余裕があれば,
移動体として水平テーブル4を用いたが,ベッド2に対
して傾斜移動する移動体を用いてもよい。更に,ブラケ
ット15は,U字状の形状を有するものとして,各垂直
案内ユニット16を個別に支持しているが,使用用途に
応じて,筒体14の様に筒体に形成して,複数の垂直案
内ユニット16を単一の筒体の外周に共通して支持して
もよい。
施例を説明したが,この発明による載置体昇降装置は,
かかる実施例に限定されるものではなく,例えは,リニ
アモータは,ニーズに応じた精度を得ることができれ
ば,誘導子形リニアモータに限らず,多極同期形リニア
モータでも誘導形リニアモータでも利用することができ
る。また,筒体14は,実施例では円筒体であるとした
が,四角柱状等の角筒状のもの或いは支柱(ポスト)の
ような形状でもよい。また,スペースに余裕があれば,
移動体として水平テーブル4を用いたが,ベッド2に対
して傾斜移動する移動体を用いてもよい。更に,ブラケ
ット15は,U字状の形状を有するものとして,各垂直
案内ユニット16を個別に支持しているが,使用用途に
応じて,筒体14の様に筒体に形成して,複数の垂直案
内ユニット16を単一の筒体の外周に共通して支持して
もよい。
【0036】
【発明の効果】この発明による載置体昇降装置は,以上
のように構成されているので,次のような効果を有す
る。即ち,この載置体昇降装置は,移動体の移動を傾斜
面を利用して載置体の昇降に変換させており,且つベッ
ドと移動体との間,移動体と載置体との間,及び載置体
と支持部材との間には,軌道レールと当該軌道レールに
沿って摺動自在なスライダとから成る案内ユニットを用
いたので,摺動部に方向や大きさが変動する負荷や荷重
を受けることができ,滑らかな摺動が得られる。また,
傾斜面上に発生する力の水平分力に対して,支持部材,
特に筒体で対抗したので,載置体の昇降の案内及び支持
が支持部材によって行われ,装置の作動の高速性と高精
度,及び装置の高剛性とコンパクト性を実現することが
できる。更に,この発明によれば,移動体を駆動させる
駆動手段は一つで済む。また,駆動手段としてリニアモ
ータを用いると,移動体の駆動が直接駆動となり,送り
ねじ等の間接的な駆動と比較して,装置の作動が高速且
つ高精度となり,また,間接的な駆動の場合と比較して
部品点数が減少してコストの低下に寄与すると共に装置
全体がコンパクトになる。
のように構成されているので,次のような効果を有す
る。即ち,この載置体昇降装置は,移動体の移動を傾斜
面を利用して載置体の昇降に変換させており,且つベッ
ドと移動体との間,移動体と載置体との間,及び載置体
と支持部材との間には,軌道レールと当該軌道レールに
沿って摺動自在なスライダとから成る案内ユニットを用
いたので,摺動部に方向や大きさが変動する負荷や荷重
を受けることができ,滑らかな摺動が得られる。また,
傾斜面上に発生する力の水平分力に対して,支持部材,
特に筒体で対抗したので,載置体の昇降の案内及び支持
が支持部材によって行われ,装置の作動の高速性と高精
度,及び装置の高剛性とコンパクト性を実現することが
できる。更に,この発明によれば,移動体を駆動させる
駆動手段は一つで済む。また,駆動手段としてリニアモ
ータを用いると,移動体の駆動が直接駆動となり,送り
ねじ等の間接的な駆動と比較して,装置の作動が高速且
つ高精度となり,また,間接的な駆動の場合と比較して
部品点数が減少してコストの低下に寄与すると共に装置
全体がコンパクトになる。
【図1】この発明による載置体昇降装置の一実施例を示
す縦断面図であり,図3における矢視C−Cで見た断面
図である。
す縦断面図であり,図3における矢視C−Cで見た断面
図である。
【図2】図1に示した載置体昇降装置の矢視A−Aで見
た概略横断面図である。
た概略横断面図である。
【図3】図1に示した載置体昇降装置の矢視B−Bでみ
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図4】図1に示した載置体昇降装置に用いられるリニ
アモータの概略を示す説明図である。
アモータの概略を示す説明図である。
【図5】図1に示した載置体昇降装置に適用される直動
転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。
転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。
1 載置体昇降装置 2 ベッド 4 水平テーブル(移動体) 5 傾斜ベース 5a 傾斜面 7 傾斜ブラケット 8 昇降テーブル(載置体) 10 第1軌道レール 11 第1スライダ 12 第2軌道レール 13 第2スライダ 14 筒体(支持部材) 17 第3軌道レール 18 第3スライダ 23 長手方向側面 24 第1軌道溝 25 ケーシング 26 エンドキャップ 27 転動体 29 第2軌道溝 37 エンドシール 45 リニアモータ(駆動手段)
Claims (7)
- 【請求項1】 上面に第1軌道レールが取り付けられた
ベッド,前記第1軌道レールに沿って摺動自在な第1ス
ライダが下面に取り付けられると共に摺動方向に傾斜し
た傾斜面上に傾斜方向に延びる第2軌道レールが取り付
けられた移動体,前記第2軌道レールに沿って摺動自在
な第2スライダが下面に取り付けられた載置体,前記ベ
ッドの前記上面に固定されると共に上下方向に延びる第
3軌道レールが取り付けられた支持部材,前記載置体に
取り付けられると共に前記第3軌道レールに沿って摺動
自在な第3スライダ,及び前記移動体を前記第1軌道レ
ールに沿って移動させる駆動手段から成る載置体昇降装
置。 - 【請求項2】 前記支持部材は,前記ベッドに固定され
た筒体であることから成る請求項1に記載の載置体昇降
装置。 - 【請求項3】 前記駆動手段は,リニアモータであるこ
とから成る請求項1又は2に記載の載置体昇降装置。 - 【請求項4】 前記第3軌道レールは前記筒体の内面に
複数の箇所に取り付けられており,前記第3スライダは
前記第3軌道レールに対応した前記載置体の複数の箇所
に取り付けられていることから成る請求項2又は3に記
載の載置体昇降装置。 - 【請求項5】 前記第3軌道レールは前記筒体の前記内
面に3箇所に取り付けられており,いずれか一つの前記
第3軌道レールは前記移動体の前記傾斜面の延長上にお
いて前記筒体の前記内面に取り付けられていることから
成る請求項4に記載の載置体昇降装置。 - 【請求項6】 前記第1軌道レール,前記第2軌道レー
ル及び前記第3軌道レールは,それぞれ長手方向側面に
第1軌道溝を備えており,前記第1スライダ,前記第2
スライダ及び前記第3スライダは,前記第1軌道溝に対
応する第2軌道溝を備えたケーシング,前記第1軌道溝
と前記第2軌道溝との間を転走する転動体,前記ケーシ
ングの両端面にそれぞれ固定されたエンドキャップ,及
び前記エンドキャップの端面に取り付けられたエンドシ
ールを有することから成る請求項1〜5のいずれか1項
に記載の載置体昇降装置。 - 【請求項7】 前記ベッドは,XYテーブルを含んでい
ることから成る請求項1〜6のいずれか1項に記載の載
置体昇降装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227015A JPH1148064A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 載置体昇降装置 |
US09/132,141 US6042097A (en) | 1997-08-11 | 1998-08-10 | Apparatus for positioning working table |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227015A JPH1148064A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 載置体昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148064A true JPH1148064A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16854188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9227015A Pending JPH1148064A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 載置体昇降装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6042097A (ja) |
JP (1) | JPH1148064A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7234675B2 (en) | 2002-12-20 | 2007-06-26 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Vertical guide unit and stage system with the same unit |
WO2015122222A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | 日本精工株式会社 | テーブル装置、搬送装置、及び半導体製造装置 |
KR101593611B1 (ko) * | 2015-08-13 | 2016-02-12 | 삼승테크(주) | 렌즈모듈 검사장치 액츄에이터 |
JP2016082138A (ja) * | 2014-10-20 | 2016-05-16 | 中央精機株式会社 | ステージ装置 |
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US6328282B1 (en) * | 2000-05-10 | 2001-12-11 | Euv Llc | Motorized support jack |
US7616301B2 (en) * | 2004-03-03 | 2009-11-10 | N&K Technology, Inc. | Disc clamping device for multiple standard discs |
JP5774825B2 (ja) * | 2010-08-19 | 2015-09-09 | ソニー株式会社 | 3次元造形装置及び造形物の製造方法 |
CN102528523A (zh) * | 2011-12-07 | 2012-07-04 | 齐重数控装备股份有限公司 | 立式加工中心的高速刀架 |
CN103862320B (zh) * | 2014-03-31 | 2017-01-18 | 浙江博雷重型机床制造有限公司 | 一种齿条钢坯出料平台 |
WO2015181766A1 (en) * | 2014-05-29 | 2015-12-03 | Ompe S.R.L. | Device and procedure for moving a load and for the control thereof |
CN116237801A (zh) * | 2022-12-30 | 2023-06-09 | 瑞声光电科技(常州)有限公司 | 一种单轴机器人 |
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JPH0753330B2 (ja) * | 1990-04-18 | 1995-06-07 | テイエチケー株式会社 | リフトテーブル |
US5427349A (en) * | 1992-04-13 | 1995-06-27 | Reo Hydraulic Pierce & Form, Inc. | Adjustable base assembly |
JPH0653042A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-02-25 | Nec Kansai Ltd | 空芯コイル及びその実装装置 |
JPH08324981A (ja) * | 1995-05-26 | 1996-12-10 | Matsuo Eng Kk | 多段式楔形ジャッキ装置 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP9227015A patent/JPH1148064A/ja active Pending
-
1998
- 1998-08-10 US US09/132,141 patent/US6042097A/en not_active Expired - Lifetime
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US7234675B2 (en) | 2002-12-20 | 2007-06-26 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Vertical guide unit and stage system with the same unit |
WO2015122222A1 (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-20 | 日本精工株式会社 | テーブル装置、搬送装置、及び半導体製造装置 |
JP2015152487A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | 日本精工株式会社 | テーブル装置、及び搬送装置 |
JP2016082138A (ja) * | 2014-10-20 | 2016-05-16 | 中央精機株式会社 | ステージ装置 |
KR101593611B1 (ko) * | 2015-08-13 | 2016-02-12 | 삼승테크(주) | 렌즈모듈 검사장치 액츄에이터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6042097A (en) | 2000-03-28 |
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