JPH11353774A - 磁気ヘッド - Google Patents
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- JPH11353774A JPH11353774A JP10163897A JP16389798A JPH11353774A JP H11353774 A JPH11353774 A JP H11353774A JP 10163897 A JP10163897 A JP 10163897A JP 16389798 A JP16389798 A JP 16389798A JP H11353774 A JPH11353774 A JP H11353774A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
- G11B21/16—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
- G11B21/20—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
- G11B21/21—Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider
Abstract
空気流の変化により浮上した状態で磁気記録再生処理行
なう磁気ヘッド及びその支持構造に関し、塵埃の付着を
防止することを課題とする。 【解決手段】第1及び第2の磁気ヘッド部12,14 と、中
央溝17が形成されることにより第1及び第2の空気ベア
リング面20,22 とが分離形成されると共に各空気ベアリ
ング面20,22 と磁気ディスク32との間で発生する空気流
により浮上力を発生させるスライダー16A とを設け、第
1の空気ベアリング面20のリーディング側の幅寸法A1に
対してトレーリィング側の幅寸法A2を小さく(A1>A2) 設
定する。更に、第1及び第2の空気ベアリング面20,22
に、媒体移動方向に対して直角方向に延在する浮上力制
御溝34A を形成すると共に、この浮上力制御溝34A の内
側における溝深さW1に対し外側における溝深さW2を大き
く(W2>W1)設定する。
Description
特に回転する媒体(磁気ディスク)との間に生ずる空気
流の変化により媒体に対し浮上した状態で磁気記録再生
処理を行なう磁気ヘッドに関する。
00エルステッド(Oe)以下の可撓性を有した磁気デ
ィスク(以下、通常磁気ディスクという)を用いる通常
の磁気ディスク装置(以下、通常磁気ディスク装置とい
う)は、磁気ディスクの回転速度が低速回転(300r
pm)であるため、磁気ヘッドを直接磁気ディスクに摺
接させて磁気記録再生処理を行なうことが行なわれてい
る。
高密度記録化が進んでおり、これに伴い磁気ディスクの
回転速度を速くし(例えば、3000rpm)、かつ磁
気ディスクの保磁力を1500エルステッド(Oe)以
上とする(以下、この磁気ディスクを高容量磁気ディス
クという)と共に、磁気ヘッドを狭ギャップ化した磁気
ディスク装置(以下、大容量磁気ディスク装置という)
が提供されている。
ク回転速度が速いため、通常磁気ディスク装置のように
磁気ヘッドを通常磁気ディスクに直接摺接させる方法で
は、磁気ディスク及び磁気ヘッドが損傷してしまうおそ
れがある。このため、この種の大容量磁気ディスク装置
では、磁気ヘッドのスライダー表面と磁気ディスクとの
間の相対速度により生じた空気流の変化によって得られ
る浮上力により磁気ヘッドを高容量磁気ディスクに対し
浮上させ、非接触状態を保ちつつ磁気記録又は再生を行
なう方式が採用されている。
ィスク装置に用いられる磁気ヘッドの一例を示してる。
図10及び図11に示されるように、従来の磁気ヘッド
1は、大略するとスライダー2と磁気ヘッド部3とによ
り構成されている。スライダー2は磁気ヘッド部3を保
持すると共に、この磁気ヘッド部3を磁気ディスク6に
対して浮上させる機能を奏するものである。
の間で空気ベアリングを形成するための空気ベアリング
面を形成している。また、スライダー2の上面中央位置
には中央溝2aが形成されており、この中央溝2aによ
り空気ベアリング面は図10における右側に位置する第
1の空気ベアリング面2bと、左側に位置する第2の空
気ベアリング面5に画成されている。
気ヘッド部3と一対の溝(スロット)4とが設けられて
いる。磁気ヘッド部3は、薄板状の磁性体コアをギャッ
プ材を介して突き合わた構成とされており、磁気ディス
ク6に対して記録再生処理を行なう。また、溝4は、磁
気ディスク6の接線方向(図中、矢印X方向)に延在す
るよう形成されており、磁気ディスク6と第1の空気ベ
アリング面2bとの間に形成された空気流を逃がす機能
を奏する。このように、磁気ディスク6と第1の空気ベ
アリング面2bとの間に形成された空気流が逃げること
により、磁気ヘッド1の浮上力は低減する。従って、溝
4を設けることにより、磁気ヘッド1の浮上力を制御す
ることが可能となる。
内、図11における中央溝2aより左側には第2の空気
ベアリング面5が形成されている。この第2の空気ベア
リング面5も、第1の空気ベアリング面2bと同様に磁
気ヘッド1に浮上力を発生させる。図12はディスク進
入方向からみた側断面図である。同図に示されるよう
に、磁気ディスク装置内では、磁気ヘッド1は一対が対
向した状態で支持される。この際、上記の第2の空気ベ
アリング面5により発生する浮上力は、磁気ディスク6
を対向する磁気ヘッド1の第1の空気ベアリング面2b
(即ち、磁気ヘッド部3)に向け押圧する力として作用
する。従って、第2の空気ベアリング面5は、対向配置
された磁気ヘッド1に向け磁気ディスク6を押圧する押
圧パッドとしても機能する。
面2bには溝4が形成されており、よって前記のように
溝4の形成位置では磁気ディスク6と第1の空気ベアリ
ング面2bとの間に形成された空気流が逃げることによ
り、磁気ヘッド1の浮上力は低減する。従って、磁気デ
ィスク6は、回転しながら上下方向に位置する磁気ヘッ
ド1間を通過する際、空気流の変化により溝4で発生す
る負圧と押圧部5で発生する押圧力によりギャップ部3
aに近接するように変形される。これにより、浮上構造
の磁気ヘッド1であっても、磁気ディスク6に対し良好
な磁気記録再生処理を行なうことを担保している。
時における磁気ヘッド1と磁気ディスク6との対向状態
に注目し、図13及び図14を用いて以下説明する。各
図は、夫々磁気記録再生状態にある磁気ヘッド1を、磁
気ディスク6の半径方向(Y方向)からみた状態を示し
ている。
に対して適正状態で進行している状態を示している。同
図に示されるように、第1の磁気ヘッド部3を有する第
1の空気ベアリング面2bには一対の溝4が形成されて
いる。この溝4は、リーディングエッジ7からトレーリ
ングエッジ8(磁気ヘッド1の磁気ディスク6が排出さ
れる側のエッジ)まで、第1の空気ベアリング面2bの
長手方向(図中、矢印X方向)の全体に渡り形成されて
いる。このため、溝4による浮上力の低下は、第1の空
気ベアリング面2bの長手方向全体に渡り発生する。
であっても、磁気ディスク6と磁気ヘッド1の進入側
(リーディング側)に設けられたエッジ7(以下、リー
ディングエッジという)との距離Hは、溝4を設けない
構成と比べて小さくなる。しかるに、磁気ヘッド部3の
形成位置においては、溝4による浮上力の低下により、
磁気ディスク6は磁気ヘッド部3に近接した状態とな
り、よって良好な磁気記録再生特性を得ることができる
状態となっている。
ッド1に対して適正状態よりも低い位置で進行している
状態を示している。前記したように、磁気ディスク6は
可撓性を有しており、また必然的に製造誤差が発生する
ため、場合によっては同図に示されるように磁気ディス
ク6が磁気ヘッド1に対して低い位置で進行することが
ある。
ィスク6の進入高さが標準よりも低い場合は、磁気ディ
スク6と磁気ヘッド1のエッジ7との距離Hは更に小さ
くなる。よって、最悪の場合には磁気ディスク6がリー
ディングエッジ7に接触してしまい、磁気ディスク6或
いはリーディングエッジ7が損傷するおそれがあるとい
う問題点があった。
スに収納されて塵埃が付着しないよう考慮はされている
ものの、塵埃の付着を完全に防ぐことはできず、必然的
に磁気ディスク6の表面には塵埃が付着した状態となっ
ている。このように塵埃が付着した状態の磁気ディスク
6に対し磁気ヘッド1を用いて記録再生処理を行うと、
各空気ベアリング面2b,5の表面に発生している空気
流により磁気ディスク6から離脱し、磁気ヘッド1に付
着する現象が発生する。
幅寸法が小さいため空気流が流れ難く、よってこの溝4
に塵埃は堆積するようになる。そして、この堆積した塵
埃が各空気ベアリング面2b,5より離脱するようにな
ると、高速で回転する磁気ディスク6に塵埃が衝突する
ことにより磁気ディスク6に損傷が発生したり、また塵
埃により空気流が適正に流れなくなり、良好な磁気記録
再生が行えなくなるおそれがあるという問題点があっ
た。
あり、塵埃の付着を防止することにより磁気記録再生特
性を良好な状態に維持しつつ、かつ媒体とスライダーと
の接触を確実に防止しうる磁気ヘッドを提供することを
目的とする。
に本発明では、次の手段を講じたことを特徴とするもの
である。請求項1記載の発明では、可撓性を有する第1
の媒体に対し記録再生を行なう第1の磁気ヘッド部と、
可撓性を有すると共に前記第1の媒体に対し低い保磁力
を有した第2の媒体に対し記録再生を行なう第2の磁気
ヘッド部と、前記第1及び第2の磁気ヘッド部を保持す
る共に、中央溝が形成されることにより前記第1の磁気
ヘッド部が配設された第1の空気ベアリング面と前記第
2の磁気ヘッド部が配設された第2の空気ベアリング面
とが分離形成されており、該第1及び第2の空気ベアリ
ング面と回転する前記媒体との間で発生する空気流によ
り浮上力を発生させるスライダーとを具備し、前記第1
の空気ベアリング面の前記媒体が進入するリーディング
側における媒体移動方向に対して直角方向の幅寸法をA
1とし、かつ、前記第1の空気ベアリング面の前記媒体
が排出されるトレーリング側の媒体移動方向に対し直角
方向の幅寸法A2とした時、前記リーディング側の幅寸
法A1に対して前記トレーリング側幅寸法A2を小さく
(A1≧A2)設定してなる磁気ヘッドであって、少な
くとも前記第1の空気ベアリング面に、媒体移動方向に
対して直角方向に延在する浮上力制御溝を形成すると共
に、該浮上力制御溝の内側における溝深さW1に対し外
側における溝深さW2を大きく(W2>W1)設定して
なることを特徴とするものである。
項1記載の磁気ヘッドにおいて、前記浮上力制御溝の底
面を傾斜面としたことを特徴とするものである。また、
請求項3記載の発明では、前記請求項1記載の磁気ヘッ
ドにおいて、前記浮上力制御溝の底面に段差部を形成し
たことを特徴とするものである。
項1乃至3のいずれかに記載の磁気ヘッドにおいて、前
記中央溝の前記第1の磁気ヘッド部近傍の一部が、前記
スライダーの高さ方向に貫通した構成としたことを特徴
とするものである。また、請求項5記載の発明では、可
撓性を有する第1の媒体に対し記録再生を行なう第1の
磁気ヘッド部と、可撓性を有すると共に前記第1の媒体
に対し低い保磁力を有した第2の媒体に対し記録再生を
行なう第2の磁気ヘッド部と、前記第1及び第2の磁気
ヘッド部を保持する共に、中央溝が形成されることによ
り前記第1の磁気ヘッド部が配設された第1の空気ベア
リング面と前記第2の磁気ヘッド部が配設された第2の
空気ベアリング面とが分離形成されており、該第1及び
第2の空気ベアリング面と回転する前記媒体との間で発
生する空気流により浮上力を発生させるスライダーとを
具備し、前記第1の空気ベアリング面の前記媒体が進入
するリーディング側における媒体移動方向に対して直角
方向の幅寸法をA1とし、かつ、前記第1の空気ベアリ
ング面の前記媒体が排出されるトレーリング側の媒体移
動方向に対し直角方向の幅寸法A2とした時、前記リー
ディング側の幅寸法A1に対して前記トレーリング側幅
寸法A2を小さく(A1≧A2)設定してなる磁気ヘッ
ドであって、少なくとも前記第1の空気ベアリング面
に、媒体移動方向に対して直角方向に延在すると共に、
前記スライダーの高さ方向に貫通した浮上力制御溝を形
成したことを特徴とするものである。
項5記載の磁気ヘッドにおいて、前記中央溝が、前記浮
上力制御溝の形成位置からトレーリング方向に向けて漸
次溝深さが深くなるよう構成したことを特徴とするもの
である。上記の各手段は、次のように作用する。
ベアリング面の媒体が進入するリーディング側における
媒体移動方向に対して直角方向の幅寸法A1に対し、第
1の空気ベアリング面の媒体が排出されるトレーリング
側の媒体移動方向に対し直角方向の幅寸法A2を小さく
(A1≧A2)設定したことにより、スライダーのリー
ディング側エッジと媒体とが接触することを防止でき、
かつ第1の磁気ヘッド部と媒体とを近接させることが可
能となる。
に、媒体移動方向に対して直角方向に延在する浮上力制
御溝を形成したことにより、この浮上力制御溝を形成し
た部位においては、ベアリング面と媒体との間に介在す
る空気流は浮上力制御溝に逃げるため浮上力は低減す
る。また、浮上力制御溝の内側における溝深さW1に対
し外側における溝深さW2を大きく(W2>W1)設定
したことにより、スライダで発生する空気流は、浮上力
制御溝内を内側から外側に向けて流れるようになる。よ
って、各媒体から離脱した塵埃はこの浮上力制御溝内を
流れる空気流により内側から外側へ、即ち磁気ヘッドの
外側に排出されることとなる。このため、磁気ヘッドに
塵埃が付着することを防止でき、媒体に損傷が発生する
ことを防止できると共に、良好な磁気記録再生を維持す
ることができる。
ける溝深さW2の大きさを調整することにより、浮上力
制御溝内を流れる空気流の流速を制御することができ、
容易に浮上力及び塵埃の排出に最も適した流速とするこ
とが可能となる。また、請求項2及び請求項3記載の発
明によれば、浮上力制御溝の底面を傾斜面としたことに
より、また浮上力制御溝の底面に段差部を形成したこと
により、浮上力制御溝内を内側から外側に向けて流れる
空気流の流れを円滑に行うことができ、塵埃の磁気ヘッ
ドへの付着をより有効に防止することができる。
溝の第1の磁気ヘッド部近傍の一部が、スライダーの高
さ方向に貫通した構成としたことにより、空気流はスラ
イダーの側方に加え、スライダーの背面側にも流れるた
め、空気流の流量を増大させることができる。よって、
媒体に対する浮上力の低減及び塵埃の排出をより確実に
行うことが可能となる。
の空気ベアリング面の媒体が進入するリーディング側に
おける媒体移動方向に対して直角方向の幅寸法A1に対
し、第1の空気ベアリング面の媒体が排出されるトレー
リング側の媒体移動方向に対し直角方向の幅寸法A2を
小さく(A1≧A2)設定したことにより、スライダー
のリーディング側エッジと媒体とが接触することを防止
でき、かつ第1の磁気ヘッド部と媒体とを近接させるこ
とが可能となる。
に、媒体移動方向に対して直角方向に延在する浮上力制
御溝を形成したことにより、この浮上力制御溝を形成し
た部位においては、空気ベアリング面と媒体との間に介
在する空気流は浮上力制御溝に逃げるため浮上力は低減
する。よって、各ベアリング面において、浮上力の制御
を行なうことが可能となる。
に、媒体移動方向に対して直角方向に延在すると共に、
スライダーの高さ方向に貫通した浮上力制御溝を形成し
たことにより、この浮上力制御溝を通り空気流はスライ
ダーの背面側及び側方の双方に向け流れるため、空気流
の流量を増大させることができる。よって、媒体に対す
る浮上力の低減及び塵埃の排出をより確実に行うことが
可能となる。
溝が浮上力制御溝の形成位置からトレーリング方向に向
けて漸次溝深さが深くなるよう構成したことにより、中
央溝内において、空気流が浮上力制御溝の形成位置から
トレーリング方向へ流れ易くなる。よって各媒体から離
脱した塵埃はこの中央溝内を流れる空気流により磁気ヘ
ッドからトレーリング方向へ排出されることとなる。こ
のため、磁気ヘッドに塵埃が付着することを防止でき、
媒体に損傷が発生することを防止できると共に、良好な
磁気記録再生を維持することができる。
て図面と共に説明する。図1乃至図5は、本発明の第1
実施例である磁気ヘッド10Aを示している。図1は磁
気ヘッド10Aの斜視図であり、図2は磁気ヘッド10
Aの平面図であり、図3は図2におけるY−Y線に沿う
断面図であり、図4はリーディング側を拡大して示す斜
視図であり、更に図5は図2におけるX−X線に沿う断
面図である。
の磁気ヘッド部12,第2の磁気ヘッド部14,及びス
ライダー16A等により構成されている。第1及び第2
の磁気ヘッド部12,14は、スライダー16Aに形成
された空気ベアリング面20,22に配設されている。
この一対の磁気ヘッド部12,14の内、第1の磁気ヘ
ッド部12は大容量磁気記録再生処理用の磁気ヘッドで
あり、例えば保磁力が1500エルステッド(Oe)以
上の磁気ディスク(媒体)に対応しうる構成とされてい
る。
気記録再生処理を行なうための磁気ヘッドであり、例え
ば保磁力が600〜700(Oe)の磁気ディスクに対
応しうる構成とされている。この第2の磁気ヘッド部1
4は、磁気ヘッドコア30をギャップ材を介して突き合
わせることにより、記録再生ギャップ(R/Wギャッ
プ)とイレーズギャップ(Eギャップ)を形成した構成
とされている。即ち、本実施例に係る磁気ヘッド10A
は、通常の磁気記録再生処理と、大容量の磁気記録再生
処理の双方を実施できる、いわゆるコンパチブルタイプ
の磁気ヘッド構造とされている。
りなるブロック状の部材であり、前記した第1及び第2
の磁気ヘッド部12,14を支持する機能と、この磁気
ヘッド部12,14を磁気ディスク32に対し浮上させ
る機能を奏するものである。このスライダー16Aは、
中央溝18,第1の空気ベアリング面20,第2の空気
ベアリング面22,貫通溝24,傾斜面26,面取り部
28,及び浮上制御溝34A等を有した構成とされてい
る。
幅方向中央位置(図中、矢印Y1,Y2方向に対する中
央位置)において、磁気ディスク32の移動方向(図
中、矢印X1方向)に沿って延在するよう形成されてい
る。この中央溝18を形成することにより、スライダー
16Aの中央溝18を挟んだ両側部には第1及び第2の
空気ベアリング面20,22が形成される。
して良好な状態で浮上するためには、スライダー16A
と磁気ディスク32との間に発生する空気流を滑らかな
流れとする必要がある。このため、この第1及び第2の
空気ベアリング面20,22の上面は、高精度の平滑面
となるよう形成されている。また、スライダー16Aの
リーディング側(図中、矢印X2方向端側で、磁気ディ
スク32が進入する側)の端部には、図4に拡大して示
すように、所定範囲に渡り傾斜面26が形成されてい
る。この傾斜面26は、第1及び第2の空気ベアリング
面20,22の面方向に対し、例えば60分以下の傾斜
角度を有するよう構成されている。このように、磁気デ
ィスク32が進入する位置であるスライダー16Aのリ
ーディング側に傾斜面26を形成することにより、磁気
ディスク32とスライダー16Aが強く衝突することを
防止することができる。
2が排出される側であるスライダー16Aの図中矢印X
1方向側の端部をトレーリング側エッジ17Bといい、
また磁気ディスク32が進入する側であるスライダー1
6Aの図中矢印X2方向側の端部をリーディング側エッ
ジ17Aというものとする。また、上記の第1及び第2
の空気ベアリング面20,22の外周位置には、面取り
部28が形成されている。この面取り部28を形成する
ことによっても、磁気ヘッド10Aの浮上時において、
磁気ディスク32とスライダー16Aとが強く衝突する
ことを防止することができる。
2に対し浮上した際にディスクの振れ等に影響し、両者
16A,32間を流れる空気流の状態により、ローリン
グ,ピッチングの変動が必然的に発生する。この変動が
大きく発生した際、スライダー16Aが最初に磁気ディ
スク32に当接するのは第1及び第2の空気ベアリング
面20,22の外周位置である。よって、この第1及び
第2の空気ベアリング面20,22の外周位置に面取り
部28を形成しておくことにより、磁気ディスク32と
スライダー16Aとが強く衝突することを防止すること
ができる。
溝18の図中矢印X1方向側(即ち、トレーリング側)
には、貫通溝24が形成されている。この貫通溝24
は、スライダー16Aの厚さ方向(図中、矢印Z1,Z
2方向)に貫通した構成とされている。この貫通溝24
は、第1の空気ベアリング面20の幅寸法を制御するた
めに設けられている。
ライダー16Aの各空気ベアリング面20,22と磁気
ディスク32との間の相対速度により生じた空気流の変
化によって得られる浮上力により磁気ディスク32に対
し浮上し、非接触状態を保ちつつ磁気ディスク32に対
し磁気記録再生を行なう構成とされている(図3参
照)。
Aのスライダー16Aに形成された第1の空気ベアリン
グ面20に注目し、以下説明する。前記したように、本
実施例における磁気ヘッド10Aは、スライダー16A
にその厚さ方向に貫通した構成の貫通溝24が形成され
ている。この貫通溝24を形成し、その幅寸法(図中、
矢印Y1,Y2方向)を調整することにより、第1の空
気ベアリング面20のトレーリング側エッジ17Bの幅
寸法A2を制御することができる。
により、第1の空気ベアリング面20のリーディング側
エッジ17Bの幅寸法A1に対し、トレーリング側エッ
ジ17Bの幅寸法A2が小さく(A1>A2)なるよう
設定されている。具体的には、トレーリング側エッジ1
7Bの幅寸法A2が、リーディング側エッジ17Bの幅
寸法A1の2/3以下(A2≦(2・A1/3))とな
るよう設定している。
のリーディング側エッジ17Bの幅寸法A1をトレーリ
ング側エッジ17Bの幅寸法A2より小さく設定するこ
とにより、リーディング側エッジ17Aと磁気ディスク
32との接触を防止できると共に、第1の磁気ヘッド部
12と磁気ディスク32とを近接させることが可能とな
る。
空気ベアリング面20と磁気ディスク32との間に発生
する浮上力は、第1の空気ベアリング面20の面積に相
関する。即ち、浮上力は、第1の空気ベアリング面20
と磁気ディスク32とが対向する部位で発生する空気流
により生じるものであるため、第1の空気ベアリング面
20の面積が大きい程大きな浮上力が発生する。
レーリング側の幅寸法A2をリーディング側の幅寸法A
1に対して小さく(A1≧A2)設定することにより、
第1の空気ベアリング面20のリーディング側に対しト
レーリング側の面積は小さくなる。即ち、第1の空気ベ
アリング面20と磁気ディスク32との間に発生する浮
上力は、リーディング側は大きく、かつトレーリング側
では小さくなる。
ング側において第1の空気ベアリング面20と磁気ディ
スク32とは離間し、かつトレーリング側(各ヘッド部
12,14に近い位置)において第1の空気ベアリング
面20と磁気ディスク32とは近接した状態となる。こ
れにより、リーディング側においては第1の空気ベアリ
ング面20と磁気ディスク32とは大きく離間するた
め、可撓性を有する磁気ディスク32が磁気ヘッド10
Aに低く進入したとしても、リーディング側エッジ17
Aと磁気ディスク32とが接触することを防止でき、磁
気ディスク32に損傷が発生することを防止できる。
が小さくなるため第1の磁気ヘッド部12と磁気ディス
ク32とを近接させることが可能となる。第1の磁気ヘ
ッド部12と磁気ディスク32とが近接することによ
り、記録時には強い磁気記録を行なうことができ、また
再生時においては強い再生信号を得ることができる。一
方、本実施例に係る磁気ヘッド10Aには、第1及び第
2の空気ベアリング面20,22に、磁気ディスク32
の移動方向に対して直角方向(図中、矢印Y1,Y2方
向)に延在する浮上力制御溝34Aが形成されている。
具体的には、浮上力制御溝34Aは、磁気ヘッドコア3
0の側部より第1の空気ベアリング面20に向け延出す
るよう形成されている。
より、この浮上力制御溝34Aが形成された部位におい
ては、各空気ベアリング面20,22と磁気ディスク3
2との間に介在する空気流は、浮上力制御溝34Aに逃
げるため浮上力は低減する。また、本実施例では、浮上
力制御溝34Aの底面を傾斜面とすることにより、その
内側(磁気ヘッドコア30と接する部位)における溝深
さW1に対し外側(スライダー16Aの外周縁)におけ
る溝深さW2を大きく(W2>W1)設定した構成とし
ている。この構成とすることにより、内側から外側に進
むに連れて、空気流が流れる流路面積が広くなるため、
空気ベアリング面20,22と磁気ディスク32との間
に発生した空気流は、浮上力制御溝34A内を内側から
外側に向けて流れるようになる(図5に、空気流を破線
の矢印で示す)。
32はハードケースに収納されることにより塵埃の付着
が防止されているものの、塵埃の付着を完全に防ぐこと
はできず、必然的に磁気ディスク32の表面には塵埃が
付着した状態となっている。また、磁気ディスク32を
長期間使用していると、磁性粉が剥離することも考えら
れる(以下、この剥離した磁性粉を含め、塵埃というも
のとする)。これらの塵埃がスライダー16Aの磁気デ
ィスク32と対向する面に付着し堆積し離脱した場合、
磁気ディスク32に損傷が発生したり、また良好な磁気
記録再生処理が行えなくなるおそれがあることは、先に
述べた通りである。
の溝深さW2が大きい浮上力制御溝34Aを設けること
により、磁気ディスク32から離脱した塵埃は、この浮
上力制御溝34A内を流れる空気流の流れにより内側か
ら外側へ、即ち磁気ヘッド10Aの外側に排出されるこ
ととなる。特に、本実施例では浮上力制御溝34Aの底
面を傾斜面としているため、空気流の流れを円滑に行う
ことができる。
堆積することを防止でき、磁気ディスク32に塵埃に起
因した損傷の発生を防止できると共に、安定した空気流
を確保でき磁気記録再生時において第1の磁気ヘッド部
12と磁気ディスク32との離間距離を安定化できるた
め良好な磁気記録再生を実現することができる。また、
浮上力制御溝34Aを形成(例えば、機械的加工により
形成)する際、内側における溝深さW1と外側における
溝深さW2の大きさを調整することは比較的容易に行う
ことができる。上記のように、浮上力制御溝34A内を
流れる空気流の流速及び流量は浮上力制御溝34Aの溝
形状(即ち、流路面積)により制御することができる。
よって、浮上力制御溝34Aの形成時に、その形状を適
宜調整しておくことにより、浮上力及び塵埃の排出に最
も適した流速,流量を容易に実現することが可能とな
る。
Aの変形例を示す断面図(図5に示したと同一切断位置
の断面図)である。前記した第1実施例に係る磁気ヘッ
ド10Aは、内側の溝深さW1に対して外側の溝深さW
2が大きい構成とするため、浮上力制御溝34Aの底面
を滑らかに連続した傾斜面により構成した。これに対し
本変形例に係る磁気ヘッド10Bは、第2の空気ベアリ
ング面20に中央溝18よりも浅い段部35aを形成す
ると共に、第1の空気ベアリング面20に中央溝18よ
りも深い段部35bを形成し、この段部35a,35b
及び中央溝18により浮上力制御溝34Bを構成したこ
とを特徴とするものである。
34Bは内側の溝深さW1に対して外側の溝深さW2が
大きい構成となり、よって浮上力制御溝34B内を内側
から外側に向けて空気流は円滑に流れる。これにより、
本実施例の磁気ヘッド10Bにおいても、第1実施例に
係る磁気ヘッド10Aと同様の効果を実現することがで
きる。
4A,34Bを磁気ヘッドコア30と接する位置から第
1の空気ベアリング面20に向け延在するよう形成した
が、浮上力制御溝34A,34Bの形成位置はこれに限
定されるものではなく、中央溝18から第1の空気ベア
リング面20に向け延在するよう形成してもよく、また
第1の空気ベアリング面20のみに延在するよう形成し
てもよい。
する。図7乃至図9は、本発明の第2実施例である磁気
ヘッド10Cを示している。図7は磁気ヘッド10Cの
斜視図であり、図8は磁気ヘッド10Cの平面図であ
り、図9は図8におけるY−Y線に沿う断面図である。
尚、図7乃至図9において、先に図1乃至図5に示した
第1実施例に係る磁気ヘッド10Aと同一構成について
は同一符号を付し、その説明を省略する。
実施例に係る磁気ヘッド10と同様に、磁気ディスク3
2の移動方向に対して直角方向(矢印Y1,Y2方向)
に延在する浮上力制御溝34Cを有している。従って、
各ベアリング面20,22と磁気ディスク32との間に
介在する空気流は、この浮上力制御溝34Cに逃げるた
め浮上力は低減し、磁気記録再生時において磁気ディス
ク32を第1の磁気ヘッド部12に近接させることがで
きる。
0Aは、その底面が傾斜面或いは段差状面とされ有底の
構成であったのに対し、本実施例に係る浮上力制御溝3
4Cは、スライダー16Bの高さ方向(矢印Z1,Z2
方向)に貫通した構成としたことを特徴としている。本
実施例のように、浮上力制御溝34Cが矢印Z1,Z2
方向に貫通した構成とすることにより、各ベアリング面
20,22と磁気ディスク32との間で発生した空気流
は、スライダー16Bの背面側及び側方の双方に向け流
れる(逃げる)構成とすることができる。これにより、
空気流の流量を増大させることができ、よって磁気ディ
スク32に対する浮上力の低減、及び磁気ディスク32
から離脱した塵埃の排出をより確実に行うことが可能と
なる。
は、第1実施例で設けられていた貫通溝24に代えて、
傾斜溝部36が形成されている。本実施例では、この傾
斜溝部36は中央溝18と連続的に形成されており、前
記した浮上力制御溝34Cの形成位置からトレーリング
方向に向けて漸次溝深さが深くなるよう構成されてい
る。
ベアリング面20,22と磁気ディスク32との間で発
生し、中央溝18内を流れる空気流は、傾斜溝部36に
案内されて浮上力制御溝34Cの形成位置からトレーリ
ング方向へ流れ易くなる。これにより、磁気ディスク3
2から離脱した塵埃は、傾斜溝部36上を流れる空気流
により磁気ヘッド10Cからトレーリング方向へ排出さ
れることとなる。
積することを防止でき、磁気ディスク32に塵埃に起因
した損傷の発生を防止できると共に、安定した空気流を
確保でき磁気記録再生時において第1の磁気ヘッド部1
2と磁気ディスク32との離間距離を安定化できるため
良好な磁気記録再生を実現することができる。
種々の効果を実現することがてきる。請求項1記載の発
明によれば、スライダで発生する空気流は、浮上力制御
溝内を内側から外側に向けて流れるようになり、よって
各媒体から離脱した塵埃はこの浮上力制御溝内を流れる
空気流により内側から外側へ排出されるため、磁気ヘッ
ドに塵埃が付着することを防止でき、媒体に損傷が発生
することを防止できると共に、良好な磁気記録再生を維
持することができる。
よれば、浮上力制御溝内を内側から外側に向けて流れる
空気流の流れを円滑に行うことができ、塵埃の磁気ヘッ
ドへの付着をより有効に防止することができる。また、
請求項4記載の発明によれば、空気流はスライダーの側
方に加えてスライダーの背面側にも流れるため、空気流
の流量を増大させることができ、よって媒体に対する浮
上力の低減及び塵埃の排出をより確実に行うことが可能
となる。
力制御溝がスライダーの高さ方向に貫通した構成とした
ことにより、この浮上力制御溝を通り空気流はスライダ
ーの背面側及び側方の双方に向け流れるため、空気流の
流量を増大させることができ、よって媒体に対する浮上
力の低減及び塵埃の排出をより確実に行うことが可能と
なる。
溝内において、空気流が浮上力制御溝の形成位置からト
レーリング方向へ流れやすくなくるため、塵埃はこの中
央溝内を流れる空気流により磁気ヘッドからトレーリン
グ方向へ排出されることとなり、よって磁気ヘッドに塵
埃が付着することを防止でき、媒体に損傷が発生するこ
とを防止できると共に、良好な磁気記録再生を維持する
ことが可能となる。
である。
である。
れる傾斜面を拡大して示す図である。
示す断面図である。
である。
である。
ある。
径方向(Y方向)からみた磁気ディスクの進入状態を説
明するための側断面図である。
入高さが標準よりも低い場合の状態を説明するための側
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 可撓性を有する第1の媒体に対し記録再
生を行なう第1の磁気ヘッド部と、 可撓性を有すると共に前記第1の媒体に対し低い保磁力
を有した第2の媒体に対し記録再生を行なう第2の磁気
ヘッド部と、 前記第1及び第2の磁気ヘッド部を保持する共に、中央
溝が形成されることにより前記第1の磁気ヘッド部が配
設された第1の空気ベアリング面と前記第2の磁気ヘッ
ド部が配設された第2の空気ベアリング面とが分離形成
されており、該第1及び第2の空気ベアリング面と回転
する前記媒体との間で発生する空気流により浮上力を発
生させるスライダーとを具備し、 前記第1の空気ベアリング面の前記媒体が進入するリー
ディング側における媒体移動方向に対して直角方向の幅
寸法をA1とし、かつ、前記第1の空気ベアリング面の
前記媒体が排出されるトレーリング側の媒体移動方向に
対し直角方向の幅寸法A2とした時、前記リーディング
側の幅寸法A1に対して前記トレーリング側幅寸法A2
を小さく(A1>A2)設定してなる磁気ヘッドであっ
て、 少なくとも前記第1の空気ベアリング面に、媒体移動方
向に対して直角方向に延在する浮上力制御溝を形成する
と共に、該浮上力制御溝の内側における溝深さW1に対
し外側における溝深さW2を大きく(W2>W1)設定
してなることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、 前記浮上力制御溝の底面を傾斜面としたことを特徴とす
る磁気ヘッド。 - 【請求項3】 請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、 前記浮上力制御溝の底面に段差部を形成したことを特徴
とする磁気ヘッド。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気
ヘッドにおいて、 前記中央溝の前記第1の磁気ヘッド部近傍の一部が、前
記スライダーの高さ方向に貫通した構成としたことを特
徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項5】 可撓性を有する第1の媒体に対し記録再
生を行なう第1の磁気ヘッド部と、 可撓性を有すると共に前記第1の媒体に対し低い保磁力
を有した第2の媒体に対し記録再生を行なう第2の磁気
ヘッド部と、 前記第1及び第2の磁気ヘッド部を保持する共に、中央
溝が形成されることにより前記第1の磁気ヘッド部が配
設された第1の空気ベアリング面と前記第2の磁気ヘッ
ド部が配設された第2の空気ベアリング面とが分離形成
されており、該第1及び第2の空気ベアリング面と回転
する前記媒体との間で発生する空気流により浮上力を発
生させるスライダーとを具備し、 前記第1の空気ベアリング面の前記媒体が進入するリー
ディング側における媒体移動方向に対して直角方向の幅
寸法をA1とし、かつ、前記第1の空気ベアリング面の
前記媒体が排出されるトレーリング側の媒体移動方向に
対し直角方向の幅寸法A2とした時、前記リーディング
側の幅寸法A1に対して前記トレーリング側幅寸法A2
を小さく(A1≧A2)設定してなる磁気ヘッドであっ
て、 少なくとも前記第1の空気ベアリング面に、媒体移動方
向に対して直角方向に延在すると共に、前記スライダー
の高さ方向に貫通した浮上力制御溝を形成したことを特
徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項6】 請求項5記載の磁気ヘッドにおいて、 前記中央溝が、前記浮上力制御溝の形成位置からトレー
リング方向に向けて漸次溝深さが深くなるよう構成した
ことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10163897A JPH11353774A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 磁気ヘッド |
US09/458,127 US6359753B1 (en) | 1998-06-11 | 1999-12-09 | Floating magnetic head for use with flexible disks |
EP99309968A EP1107237A1 (en) | 1998-06-11 | 1999-12-10 | Magnetic head |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10163897A JPH11353774A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 磁気ヘッド |
US09/458,127 US6359753B1 (en) | 1998-06-11 | 1999-12-09 | Floating magnetic head for use with flexible disks |
EP99309968A EP1107237A1 (en) | 1998-06-11 | 1999-12-10 | Magnetic head |
Publications (1)
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JPH11353774A true JPH11353774A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=27240213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10163897A Pending JPH11353774A (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 磁気ヘッド |
Country Status (3)
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EP (1) | EP1107237A1 (ja) |
JP (1) | JPH11353774A (ja) |
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